ビックコミックオリジナルは先号、今号とセシルの女王が休載なので少々残念です。深夜食堂も休載でした。卑弥呼がちょっとわからないストーリーになってきてしまいました。【7月19日】
寄席に行ってきました。実は初めての寄席体験。浅草演芸ホールの昼の部を見て(聞いて)きました。初めて耳にする落語家や手品師、漫才もありました。林家正蔵はさすがに巧かった(面白かった)ですね。林家木久蔵の名前がありましたが、息子の二代目でした。親父の顔にそっくりでした。漫才の米粒写経ってのも面白かったです。寄席は弁当の持ち込みOKなので、手弁当のおばさんグループもいました。それにしても寒いウィークデイでしたが、浅草界隈は外人の多いこと多いこと。飲食店に入るのもためらいました。昼飯は人形焼(餡無し)と歌舞伎揚を持ち込んで食べましたよ。落語三昧で(漫談もいれて)5時間も聴いていました。夜の部までいれば都合8時間浸れますね。お疲れで活字は無しです。【3月31日】
本日はマラソン大会に出場で(月初にフルマラソンでボロボロになりましたが、今日は10kmです)、さらにそのあとは打ち上げ会で昼間から酒飲みで、活字にあらずでした。【3月30日】
広い宇宙に地球人しか見当たらない「75」の理由は500Pもあるので読み応えたっぷりです。ようやく400Pまで辿り着きました。今までは知的生命体はいるという前提でなぜ連絡が取れないのかという話でしたが、さて、そもそも我々人類がこうして存在することがそもそも奇跡ではないかという話もあります。地球型の惑星というのは銀河系に何千億もあろうかとおもわれますが、太陽がM型という(ごく普通の恒星の)種類であること、地球がハビタブルゾーン(水が液体で存在しうる太陽からの距離)に存在していることがまず大きな前提です。さてそこから奇跡の積み重ねがあって今があるという話になります。【3月29日】
まずそもそもの話として地球人以外の知的生命体は存在するのか、どうか。知的というのもネアンデルタール人並みでは知能は動物以上にあっても、知的とはいいませんね。電磁波通信を発明できることができるかということでしょう。200年前の地球では電磁波を使えていませんから、地球人と異星人がコンタクトを取るにはタイミングも必要です。そういう意味で電磁波(光、電波など)を長い間探索していますが(SETI)一向に手がかりはなく、この無限に等しい宇宙のどこかにいるとしても、現実はいないに等しいのではと思うのですね。ひょっとするとこの銀河系には知的生命体は地球人しかいないかも。今日までは「いる」という前提で、ではどこにいるの、という問いに対する答えを40の可能性で探ったところまで読みました。今度は「いない」という前提で探る話です...【3月28日】
一部の科学者の推定によると、銀河系には100万個の文明があってもおかしくないそうです。しかし、その存在手がかりは一向にありません。おそらく電磁波系の通信をするだろうと思われますが(数万年の文明の時間差があるなら別の媒体もあるかも。でもそれは地球人にはわかりません)、望遠鏡で探る限りは地球人しか宇宙には居ないように思えますね。ひたすら知的生命体の存在を信じている人(科学者も含めて)は希望の一端もありません。物理系が同じなので光以上の伝搬速度はないわけで、この銀河の5千光年先に1万年分の地球文明の進化した星があったとしても、5千年前の情報が今地球に届いているわけで、それを受け取りに成功し解読しても5千年後にならないと届かないわけで、その文明はあと5千年持ち堪えることができるでしょうか。そもそもコンタクトの目的...【3月27日】
本棚に広い宇宙に地球人しか見当たらない「50」の理由という本がありまして、そろそろ再読しよかなと思っていた矢先、図書館で広い宇宙に地球人しか見当たらない「75」の理由というのを見つけました。50の「理由が出たのは2002年。それから12年後の2014年に出た本でした(知らなかったなあ)。エンリコ・フェルミという物理学者が「みんなどこにいるんだろうね」と言ったことによるフェルミのパラドクスを多くの人たちが理由づけています。広大な宇宙に知的生命体はいるのか、いるのだとすればどうしてその手がかりを得ることができないのだろう、ということです。この12年間に宇宙論も進化があって、50の理由が15増えて改定された本です。面白い。【3月26日】
冒険家達がその活躍に日本中が沸いていた昭和の時代。6人の冒険家はその志の半ばで命を落としました。植村直己、長谷川恒男、星野道夫、山田昇、河野兵市、小西政継の6人ですが、いずれも素晴らしいことを実現した人たちです。冒険の半ばでの落命ですが、ヤマケイの編集長をした著者がそれぞれのその地を改めて訪れて、その功績を偲びます。山行の往復で読んでいたものの残りを一気に読みました。「未完の巡礼冒険者たちへのオマージュ」神長幹雄ヤマケイ文庫電子版【3月25日】
先週の20日は祝日でついビックコミックオリジナルを買い忘れ。昨日はあわてて近くにあるたった1軒の本屋(といってもスーパーの2階)にいったもののもう置いてなく、念の為コンビニにも行ったのですがもうあるわけもなく、Amazonで取り寄せて今日到着。セブン以外のコンビニでは雑誌の取扱が無くなるそうで、面倒臭いからもうAmazonで買うことにしましょうか。今号から連載開始の柳沢きみお(翔んだカップル)を久しぶりに読みました。闘癌の話です。【3月24日】
今日読んだのは為永春水の春色梅児誉美(しゅんしょくうめごよみ)。春色といってもエロではなく江戸の恋物語です。なよなよな好男子と二人の娘の恋のライバルの話です。吉原を舞台に意外な伏線もあって最後はハッピーエンドとなります。洒落本ですが、それまでの本が吉原を舞台にしても男の遊びの話でしたが、この恋物語は女性にもよく読まれたそうです。原文は三人称で章ごとに作者のコメントが付く作りだそうですが、訳者は一人称を使って現代風にしています。「春色梅児誉美」:為永春水島本理生訳河出書房新社版日本文学全集【3月23日】
大河ドラマべらぼうの主人公蔦屋重三郎が出版した山東京伝の通言総籬(つうげんそうまがき)という洒落本を読みました。男三人組が吉原に遊ぶドキュメントです。会話文で構成されていて、江戸言葉が飛び交うのですが、訳者のいとうせいこうが面白く現代語訳して、注釈もつけています。江戸言葉で「おきゃがれ」というのがあって、ふざけるなとか黙ってろとかいう意味だそうで、また瀬川という遊女は伝統ある松葉屋(作品中では松田屋)のトップ遊女で究極の女性にしかつけなかった名前だそうです。蔦屋重三郎と山東京伝は一緒に幕府にあげられてしまいまう仲です。「通言総籬」山東京伝、いとうせいこう訳、河出書房新社版日本文学全集【3月22日】
今日は雨月物語です。上田秋成の初期読本(歴史物ですね)の代表作で、日本史の教科書にも出てくるので名前は知っていました。井原西鶴が元禄期の代表作家ですが、こちらは文化文政の代表作家です。伝奇作品で中国白話小説を根底に作られています。妖怪や幽霊が登場します。面白いです。宮部みゆきが、古典文学と聞くと尻込みする人が多く、自分もそうで原文は読めないのですが、こういう現代語訳を読むことで古典に触れることができると言っています。今回の日本文学全集はそういう意味で若い人にも古典に触れ合えるような作家に現代語訳をしてもらっています。「雨月物語」上田秋成円城塔訳河出書房新社版日本文学全集【3月21日】
図書館を巡っているとアマゾンだけでは出会えない本に会いますね。日本文学コーナーを歩いていたら、川で書房新社の日本文学全集を見つけました。日本文学全集は大手出版社なら一度は手がけるものですが、この全集は変わっていて、池澤夏樹個人編集なのですね。池澤夏樹が選んだ作品が並んでいるということです。この中で古典の部、特に江戸時代のものは現代作家の現代語訳で収録しています(ちなみに源氏物語は角田光代の現代語訳です)。江戸時代ものは明治時代以前の作品は古文なのでスラスラ読めなくて手を出しづらいのですが、手に取ってみると読みやすかったので借りてきました。そして最初に読んだのは好色一代男。島田雅彦の現代語訳です。シェークスピアとほぼ同年代の井原西鶴が産んだ浮世草子というジャンルの最初の作品です。京の富裕商人の息子に生まれた...【3月20日】
図書館に特設コーナーがあって感染症の本が集められていました。その中から公衆衛生と感染症を歴史的に考えるを選んで借りて読みました。大きく言ってペスト、天然痘、などが人類の敵となってきましたが、そのペストは齧歯類につくノミから伝わるらしく、モンゴルや中国の草原地帯が危ないところのようです。東西交易が進むとそういうところからヨーロッパに伝わったらしいです。コレラは東ベンガルの風土病でしたが、イギリスが世界にばら撒きましたね。ということでパンデミックは人類史上何回かあって、当時の人たちはどう対応してきたかということを探り今の知恵としたいということです。16世紀のヨーロッパの街はとんでもなく汚い街で、糞便が路上に散乱していたということで、婦人のハイヒールもそういう状況が生み出したものだそうです。病気がどう伝わるかは...【3月19日】
火山の本と並行して読んでいたのが地層の本です。これは図鑑で岩石・地層・地形から地球の成り立ちや活動を知るというもので、こちらの本は日本の写真で構成されています。フィールド図鑑なので野外持ち出しという使い方を目指された本だと思いますが、ちょっとカバンに入れるには重いかも。「地租の見方がわかるフィールド図鑑」青木正博、目代邦康、誠文堂新光社【3月18日】
火山の仕組みを読み終えました。著者が実地に当たった火山であるセントへレンズ火山、雲仙・普賢岳、キラウエア火山、有珠山の写真と構造を基本にして、見た目の話からその地下の構造の話、溶岩流、火砕流の話までAtoZが学べます。最近の火山学では例えばカルデラなどは、かつての教科書では富士山のような成層火山がマグマを噴き出して地下が空洞になって落ち込んでできたと書いてありましたが、これは最初の小さな噴火からリング状に連なった噴火になって切り裂いたような形で落ち込んだということなのだそうです。また、火山の分類としてコニーデ、アルピーデとかいうのもありましたが、今はそうは言わないそうです。現地のリーフレットや看板にはまだ書いてあるので間違わないようにと指摘しています。「火山の仕組み」宇井忠英ペレ出版【3月17日】
火山の本を読んでいます。火山の仕組みという本で、写真と画で火山のいろいろな側面を丁寧に解説してあります。【3月16日】
月一山行の日で、今日は小田急線本厚木からバスで40分ほど乗った宮ヶ瀬湖が上り口の低山です。丹沢の東端の山となります。登り下りがちょうど1000mでした。仏果山という山が中央の山で726mほどです。今日は花粉がひどい日で、午前は薬が効いていましたが、午後は切れて丹沢の杉林の花粉をふんだんに浴びてくしゃみと目の痒みで大変でした。往復5時間の電車行では読みかけのヤマケイ文庫未完の巡礼を読んでいました。先日の参考では植村直己を読んでいましたが、今日は長谷川恒男、星野道夫です。長谷川恒男はヨーロッパアルプス三大北壁冬期単独登頂を初めて成し遂げた人で、奥多摩を70kmほど走るトレラン大会ハセツネカップに名を残しています。ヒマラヤで雪崩に巻き込まれて亡くなりました。星野道夫は言わずと知れたアラスカの写真家でヒグマ事故で...【3月14日】
東日本大地震が起きた時、関東でもあちこちで液状化が起きました。液状化が起きたところは地盤が悪いところですが、過去の河道だったり、沼地であったところです。そのため、昔のその場所はどうだったのかということで住んでいるところの過去の地図を見ることが必要という機運が高まりました。過去(明治時代)の地図(迅速測図)はネットで見ることができます。それ以外に、地名から災害の起きる場所を読むことができます。今は〇〇ヶ丘とか〇〇台とかいう名がついているところは、実は盛り土とか湿地だったりしたところが多く、袋、駒、亀、窪、鹿などが付いた地名は水害が起こったところです。東京の自由が丘は実は丘ではなく低地なのです(自由が丘学園という学校名が由来)。新しい名前で上書きされていることころも迅速測図で字名を調べたり、現代でも公民館など...【3月13日】
南海トラフ地震は必ず起こります。しかし、いつ起こるかは現在の地震学では知る(予知する)ことは不可能ということは世界の常識です。かつて東海地震の「予知」をするために1978年に大規模地震対策特別措置法(通称大震法)が(議員立法で)作られました。地震予知の名の下、多額の予算が投入され、地震ムラ(地震学者の集い)は潤い、また防災対策の財源がつき利権化してしまいました。ところが阪神淡路が起きて予知とは何かに疑問符が付き、とどめに東日本大地震が起きてしまったことで、2013年に予知の看板を遅まきながらおろします。しかし、利権化してしまった構造は変えたくなかったので、「予知」は「長期予測」と名を変え、30年以内の発生確率を出すようになりました。南海トラフ地震は30年以内に70%の確率で起こるとしていますが、実は70%...【3月12日】
東日本大震災の日です。もう14年も経ってしまいました。想定外の大地震発生は地震学者に衝撃を与えました。それまでは東海地震が直近起こる大地震とされていて、世界で唯一の地震を対象とした法律までできました。その東海地震は起きる起きるといわれながら起こらず、今では南海トラフ地震と一緒に起きるとされています。日本はまた地震予測をしようと頑張っている国でもあります。世界的には地震発生を予測することはできないとされているのですが、南海トラフの地震は今後30年で起きる確率は70%を超えると国(地震本部)は言っています。さてその確率とは一体何を意味するのでしょうか。そして確率を計算する根拠はどこにあるのでしょうか。2012年当時、東大地震研を中心として高確率な地震予測がされました。「今後4年で70%、30年で98%」という...【3月11日】
絶対に面白い化学入門という世界史は化学でできているは読み物として面白かったです。化学式はほとんどなく、ベンゼン環の説明もまあ納得いく範囲。これで化学が好きになって次のステップに行くというところでしょうか。大人向けの本ですが、中学生にも読んでもらうと科学の勉強が好きになるかも。「世界史は化学でできている」左巻健男ダイアモンド社【3月10日】
世界史は化学でできているの二日目。人類が火を使い始めて料理のレパートリーが増え、モノづくりへと応用されていきます。それは化学の進展も一緒に伴っていきます。化学式はほとんど出てこなくて、世界史の中に特定の話題を入れて化学の話になって面白く読めます。【3月9日】
絶対に面白い化学入門というサブタイトルで世界史は化学でできているという本に取組み中です。以前にも書きましたが、中高と化学は赤点状態で、まともな知識を持ち合わせていませんでした。が、宇宙論とかを読んでいると原子核、電子から元素の話になり化学は延長として出てくるに至り、やはり最低の知識は持っとらんといかん、と思いこの数年化学の啓蒙書を読んでいます。この本はダイヤモンド社というビジネス出版社の発売で、ターゲットはサラリーマンですからわかりやすさはこの上ないという感じです。【3月8日】
量子論というのは活字の解説だけではなかなか理解し難いのですね。月刊Nwetonはビジュアル誌できれいなイラストで科学をわかり易く解説してくれますが、その集大成のような大図鑑シリーズというのがあって、図書館で借りてきました。量子論大図鑑です。でも全てのイラストは動画で見せてくれると嬉しいですね。「量子論大図鑑」Newton大図鑑シリーズ【3月7日】
ビックコミックオリジナルです。熱血(おっさん)野球漫画バックホームブルースが面白いことになっていますね。連載開始当初はあくの強い主人公についていけなかったのですが、このところそれがいい意味で面白くなっています。寝床で読むdマガジンでは車雑誌(月刊自家用車、モーターマガジン、カートップとか)をこのところ読んでいるのですが、最近は受注停止の車が実に多いですね。モデル末期の調整というのもありますが、発売直後の注文殺到というのもあります。1年待ちというのもあったりします。先が見えないのもあります。タイ、インド製造(輸入車になります)なんかはそう簡単に増やすことができませんからね。【3月6日】
日本にも多くの名登山家あるいは名探検家という人たちがいますが、今も健在の人もいますが、登山家の中には登山中の事故で亡くなった人も多いです。明治大正の有名な登山家はのぞいて、昭和後期の登山家の中からこれはという人を選んで、その足跡を辿った本、未完の巡礼冒険者たちへのオマージュを読み始めました。第一話は日本人で初めてエベレストに登頂し、五大陸の最高峰をも世界で初単独登頂した植村直己の話です。日本が世界に誇る探検家です。1984年に北米デナリ(今ではマッキンリーとトランプ大統領が名を戻しましたが)の冬季単独登頂を成し遂げた直後消息を絶ちました。植村直己は垂直から水平に冒険を変えて、北極圏3000km単独犬ぞり走破なども行いました。没後植村直己冒険賞が故郷豊岡市により制定され、毎年選ばれています(去年までで24回...【3月5日】
日本に乳文化が伝わったのは大和朝廷の頃らしいです。貴族を中心に薬理効果あるとされ(栄養豊富なので)けっこう飲まれていたらしい。でも鎌倉時代の国乱で絶えてしまい、徳川吉宗が房州に牧場を作ったのが復活の始まりでした。そもそも世界での発祥は7500年位昔のシリアあたりの西アジアの放牧民でのことだそうです。牛ではなくヤギと羊でした。ヨーグルトと保存のため塩で固めたチーズ(非熟成で我々が食べても美味しくないそう)、バターオイルなどが作られてタンパク質とカルシウム源としていました。これがインド(南アジア)に渡り、モンゴル(北アジア)に渡りでそれぞれ乳文化が花開きます。欧州では比較的冷涼な気候のおかげでチーズの熟成化が進みます。そんなことを初めて教えてくれた本を読みました。「ジュニア」新書とは思えない内容です。「人とミ...【3月4日】
宇宙からいかにヒトは生まれたかを読了。宇宙開闢から人類の未来までが一冊に書かれています。新書でこのテーマで書くととても足りないと思うのですが、選書だからできたことでしょう。宇宙は(原子は)いかに出来上がったか、太陽系はどうか、地球はどうか、生命はどうかと追って書かれています。偶然と必然の138億年史というサブタイトルのままの内容となっています。数式はなく、図版は選書にしては豊富なので面白く読めました。宇宙・地球の通史をこの一冊で済ませることができます。「宇宙からいかにヒトは生まれたか」更科功新潮選書【3月3日】
東京マラソンであります。前回の出場は2011年だったので14年振りの参加です。14年間ですっかり変わったのは、コースもさることながら(東京観光になっています)海外からの参加が非常に多かったことです。欧米、南米、台湾、韓国など走っている人は多彩でいっぱいいました。沿道の応援も各国語で華やかでした。SixStarsというマラソンがあって、NY、シカゴ、パリ、ロンドン、ベルリンとこの東京で6大大会というものです(東京は最後に仲間に入れてもらいました)。これを走る海外の人は優先出場があったのではないですかね。背中にそういうのを張っていました。さて自分のタイムですが、14年前よりも45分も遅いタイムでした・・・涙。【3月2日】
宇宙からいかにヒトは生まれたか偶然と必然の138億年史を読んでいます。人間を含めた地球の生物環境はあまりにもよく出来過ぎているという話があります。特に人間がここまで文明を開くことができたことは、宇宙が人間のためにあるとでもいえそうです。宇宙史と地球史を眺めると、色々な偶然が重なっていて、奇跡としか言えないのですね。しかし、冷静に眺めると環境に対応してきた事実があり、これは必然ともいえるわけです。ブルーバックスとか新書とかいろいろな本がこの手の話を解説していますが、この本は選書という形で解説してる珍しい本です。【3月1日】
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ビックコミックオリジナルは先号、今号とセシルの女王が休載なので少々残念です。深夜食堂も休載でした。卑弥呼がちょっとわからないストーリーになってきてしまいました。【7月19日】
鎌倉幕府誕生と中世の真相は書いている人は歴史家ですが、史学の本ではないので事実が羅列されているだけではなく、歴史の行間を読むみたいなところがあるので、面白いです。清盛がどうやって覇権を取ったかは、先日の大河でもありましたね。清盛自身は中国(宋)との貿易を通して大きな利益を得て、それを後白河法王や公卿への賄賂に使ったりしました。でも戦いはそんなに得意ではなかったそうです。保元、平治の乱を通して平家が伸びる過程が今日の読みどころでした。【7月18日】
昨日と同じくデカメロンを数話、鎌倉幕府誕生と中世の真相を読みました。面白かったの藤原摂関政治どうやって院政になって武家政治に変わっていくのかということです。保元の乱を通じて藤原忠道はもう摂関政治には戻れないと覚悟して、近衛家、九条家を作る方向に持っていき、そして鷹司家、二条家、一条家の五摂関家を作り、五家で摂関を回す仕組みにして藤原家の存続を図ったという流れがよくわかりました。【7月17日】
デカメロンを5日分読みました。そのあとはこの頃日本史中世づいているので鎌倉幕府誕生と中世の真相というのを図書館で借りてきて読み始めました。真相なんて言葉は学術本にはありませんで、発行が日経BP社ということで平易な本となってます。【7月16日】
小澤征爾の名前は日本人に永遠に残っていくと思いますが、山本直純の名前はどうでしょう。真に天才の音楽家でした。作曲家・指揮者・ピアニスト・エンターテナーでした。普通の日本人にクラシックを馴染ませてくれた人です。なんと言っても寅さんの全作品の音楽担当、さだまさしとの交友、一年生になったらーの名曲、8時だよ全員集合の登場マーチ、森永チョコレートのCM(大きいことはいいことだーー)、NHK大河のテーマ曲、え、それもこれも直純さんの曲だったのーという人です。そして自ら出演したオーケストラがやってきたは楽しい番組でした。クラシックの曲も多く書いているので、もっと再評価されるべき人でありますね。「山本直純と小澤征爾」柴田克彦朝日新書【7月15日】
世界文学全集ものをこのごろ読んでいませんが、先日デカメロン(全3巻)の1冊(上巻)を買っておいたので、挑戦し始めました。中世(日本は鎌倉時代)のイタリア、ペスト禍で街から別荘に避難した10人の男女が暇つぶしに1日1話10日間で100話を語るというものです。今日は第一日5話まで読みました。1話はそんなに長くないので、全体としては長編ですが、好きな時にポロポロと読めますね。デカメロンだけではなく新書で山本直純と小澤征爾も並行しています。小澤征爾は多くの人が知るところの大指揮者ですが、山本直純はある年代以上の人ならば知っているという指揮者・作曲家ですね。この二人は大の親友であり、小澤征爾は山本直純に対して指揮は彼の方が上であると尊敬しています。ほぼ同年代の二人の生まれから指揮者としての成功の足取りを書いています...【7月14日】
中央公論6月号の続きをよみました。日本史の話の他に、現代の政治事情とか国内のルポルタージュとか久しぶりに読んだ総合誌は面白かったです。【7月13日】
中央公論6月号の特集が逆転の日本史ということで、最近はかつての悪人と評価された人たちのみならず高評価の人たちの見直しなどが進んでいるというもので、中央公論なんて本当に久しぶりに読んでいます。それは新しい資料が出てきたりとか、集中的に研究されたりとかしての結果のようです。足利尊氏と後醍醐天皇との関係とか、織田信長の天下のこととか、坂の上の雲で司馬遼太郎に無能と言われた乃木将軍とか面白いです。【7月12日】
昨日、美女たちの日本史を読み終えて、夕食後読み始めた山のミステリー異界としての山を読み始めて、今朝の退院までの間に読んでしまいました。ミステリーといっても推理小説ではなく、とかく山に接して暮らしていると色々と不思議なことが起こります、ということを収集した本です。(管理人のいない)避難小屋で一人で宿泊していると、人(その付近で亡くなった遭難者が多い)が見えたりとか、引き止められたのに無理やり登山を強行して遭難しそうになったところ、幽霊のようなものに導かれて避難小屋にたどり着いたとか、そういうお話ですね。医者なのに山小屋に連れ込まれた瀕死の登山者を、今日は休日だからと診ることを拒否した医者の話(登山者は死んだ)もありました。「定本山のミステリー異界としての山」工藤隆雄ヤマケイ文庫電子版【7月11日】
歴史小説というジャンルでは男性中心のものがほとんで、かの司馬遼太郎も女性が主人公のものを聞いたことがありません。戦国時代までは女性がかなり歴史の表舞台にあって、歴史を動かしてきたことは事実。永井路子はそういう女性を掘り起こして、歴史小説全集まで出ました。NHKでのトークでこの全集からいくつかの作品を語り、終了後エッセイ化したものを読みました。へえと気づきを与えてくれる話でした。「美女たちの日本史中央公論社電子版」永井路子ゴマブックス【7月10日】
鎖骨整形の手術をうけまして、全身麻酔をしたあと回復に3時間余。そのあとは朦朧とした頭でトイレに立ちましたが、左腕に痛み止めの麻酔注射がされているので、アームスリング(昔でいう三角巾)から外れたら、ただの肉棒がぶら下がっているようで、我ながら気持ち悪かったです。手術のまえの待ち時間に、Kindoleで読んだのが(山小屋と同じくこういう時はKindoleに限ります)杉本苑子の美女たちの日本史。歴史上に名を残した女性の話です。【7月9日】
朝ランをしていましたら転倒してしまいまして、左肩甲骨をバキバキに折ってしまい、明日は再建手術となってしまいました。左手がいうことをきかず、時折骨が皮下神経を触るので激痛があって、やれやれな1日でした。図説室町幕府をトボトボと読んでいました。明日は全身麻酔をかけたあと、ぼーっとしていなくてはならないでしょう。【7月8日】
日本史づいていまして、図説室町幕府なる本を読んでいます。室町幕府というのは南北朝の延長にあって応仁の乱などはありますが、日本史でも地味なところですよね。この時代は日本文化の基礎ができたとは言われていますが、派手さがないので大河にもなりにくいです。このところ鎌倉府、古河公方、千葉氏などの本を読んだので、関東から離れて京の動向をということで読み始めました。【7月7日】
田んぼの苗もここのところだいぶ伸びてきました。現代の稲作は消毒を1回行いますがあとは水管理をしっかりすれば、秋にはお米ができ、田んぼに人が入っているのを見ることは多くないですが、江戸時代は苗作りから田んぼ作りまでとても手間暇がかかって、これから夏を迎えて雑草取りに追われる毎日で、田んぼ漬けでした。農民は休みなく働いていたということがよくわかりました。そして面白かったのが、結髪で、江戸時代の男女は鬢つけ油を塗っているので髪型はいつも整然としているのですが、あまり洗髪をしないので、汗や埃で臭気が漂っていたそうです。それを香料でごまかそうとするので、余計に複雑な悪臭がしたそうです。幕末の京都で新撰組が芸妓を捕らえて取り調べたとき、頭髪の異臭で耐えられなかったという話が残っているそうです。江戸でも御殿女中ですら日...【7月6日】
ビックコミックオリジナルです。セシルの女王はヘンリー8世の6人の妻の生き様が終わり、1ヶ月のブレイクがあって、エドワード王子とメアリ女王の話になっていきます。セシルとエリザベス女王との話はまだまだ先ですね。【7月5日】
江戸時代は駅前商店街などはありませんから、日々の食品とか日用品などをお店を探して買うことになります。実際はお店に買いに行くよりも、行商が裏長屋の奥まで売りにくるのを買うのですね。売るものを細分化していて、一人の行商は一つのものを売っているわけで、江戸の町中は行商の売り歩く声で実に賑やかだったのではないかと思います。時代劇を見ていると、夜暗くなって家に戻ると火打石で行燈に簡単に明かりを灯すシーンがありますが、火打石の火花でそんなに簡単に灯心、ローソクに火がつくものかと不思議に思っていました。そこのところは付木売りという行商が付木を売って歩いていたのです。マッチのようなもので、柿葺き(こけらぶき)の板のような薄い小片の板の先に硫黄が付いていて、火打石の火花をそこに移すと発火して燃え、その炎を行灯などに移して点...【7月4日】
先日、大江戸復元図鑑武士編を読みましたが、今度は庶民編を借りてきました。裏長屋、町奉行、町年寄などの話から始まりました。作者の画がわかりやすくて面白いのがこの本の特徴です。【7月3日】
最近は図書館に足繁く通っているのですが、(文学作品の)書架を眺めていると、かつて名のしれた作家の単行本が静かに資料のように並んでいて、一方でこの作家の作品がこれしか並んでいないのかと思ったりもします。職業作家は食うために売れる本を書いてきたわけですが、売れなくても純文学を書き続けるという人は今やいないのでないでしょうかね。ただでさえ本が売れないというご時世で、作家も大変です。また出版社を通さずにネットで作品を発表する人もいますね。かつてのベストセラー作家とその作品は今はどう評価されているんだろう、と文芸評論家の小谷野淳の本を読みましたが、面白かったです。発表当時の評価と今になっての評価とが、時代の流れですっかり変わって、この一作品で名を残した作家もいるし、数多く発表しても埋もれてしまった作家もいます。それ...【7月2日】
千葉一族の歴史を読了です。著者は高校生の時から千葉氏にハマり在野の研究家として幾星霜という人です。日本中の千葉氏の末裔を訪ね、中国にも行っています。面白かったので千葉市郷土博物館に行ってもっと知りたかったのですが、10月までリニューアル閉館中でした。残念。そういえば江戸東京博物館も長期の閉館中で、オープンは来年とのことです。「千葉一族の歴史」鈴木佐編著戎光祥出版【7月1日】
引き続き千葉一族の歴史を読んでいます。千葉県に住んでもいない限り、千葉一族に興味を持つことはないと思うのですが、本当に全国に系譜や伝承が広がっていることがわかります。前5千円札の新渡戸稲造も千葉氏の末裔だそうですよ。【6月30日】
ペリーが幕府を威嚇して下田と箱館の開港を取っていったあと、ロシアのプチャーチンが再び訪れます。まず大阪湾に姿を見せ、東海道沿いを江戸湾に向かいます。幕府は必死に下田で押しとどめ、ここで川路聖謨もやってきて再び日ロ会談が行われます。1回目が終わって2回目に移ろうというときに、安政の大地震が起きます。これは今危惧されている南海トラフの地震ですね。当然西日本での被害が大きいですが、下田も大津波に襲われ壊滅します。プチャーチンの乗っていたディアナ号は津波に翻弄され竜骨を折ってしまい沈没しないまでも航行不能になってしまいます。このディアナ号遭難の話は有名ですね。【7月20日】
川路聖謨の二日目です。長崎でプチャーチンとの外交交渉が終わって江戸への帰還中、ペリーの二回目になる江戸湾への来航事件が起きました。川路は勘定奉行という高官でありながら、人目のないところでは籠を降りて徒歩で先を進めます。共の者たちの方が参ってしまうほどの強硬軍でした。ペリーは軍事力を背景に強硬に開港を迫ります。そして幕府は下田と箱館の開港を認めるのでした。【7月19日】
久しぶりに吉村昭を読み始めました。幕末の幕府の外交を支えた川路聖謨の物語です。落日の宴というタイトルで、ロシアからの使節、プチャーチンと長崎で外交交渉をするところから物語は始まります。幕府(日本)として外交経験が無い中、開国要求を突きつけるロシアを相手に、一歩もひるまずに交渉した川路聖謨は現代の日本外交にも登場してほしいですね。【7月18日】
オリエントというのは一言でいえば今の中近東といわれるところです。中近東はアラブ人とイラン人が住んでいるというイメージですが、古代オリエントは他民族が切磋琢磨で王の興亡を繰り返していました。イラン人はペルシャとして古代オリエント史でも一番最後に登場しますし、アレクサンダー大王の帝国が崩壊した後はギリシャ人が先住民族の上に王国を作って支配しました。ヘレニズムという時代ですね。エジプト最後の王朝でクレオパトラのプトレマイオス朝もギリシャ人国家でした。ローマ帝国に支配された後混沌として、やがてマケドニアにはトルコ人が入り、イスラームが始まるとアラブ人が全体を覆うという風になったようです(イラン=ペルシャはイラン人)。古代オリエント史というのはアラブの歴史ではないのですね。駆け足でしたが人類最初の文明を俯瞰できた本...【7月15日】
CAPA7月号を読んで、ちょっと知識の再確認でブルーバックスのフォッサマグナをサラサラっと再読しました。フォッサマグナは日本列島の成り立ちと深く繋がっているので、面白いところです。【7月16日】
古代オリエント世界に最後に登場したのがアケメネス朝ペルシャ。ペルシャのイラン人はインド方面から移って来たそうです。イラクとイランはどう違うのか日本人にはわかりませんが、イラクはセム語族、イランはインド・ヨーロッパ語族で明確に違うのだそう。そしてアケメネス朝はほとんどのオリエント地域を支配するほどの大国となり、ギリシャとぶつかり、ペルシャ戦争は有名なところです。そしてギリシャ北方の王国からアレクサンダー3世(大王)が登場し、彼によって滅ぼされます。これで古代オリエントは終焉を迎えるということになるそうです。なるほど。【7月14日】
エジプト史というのは広義にはオリエント史ですが、傍流というものだそうです。エジプトは食料も鉱物資源にも恵まれていたので古王国の頃などは自国で完結していたらしいです。王朝には盛衰があるのであるタイミングで東からシナイ半島に放牧民族が移動してきてそのまま定着したようなことがあったそうで、だんだんオリエントとの結びつきが増えてきます。シリア辺りまで軍隊を出したりもしました。なかなかエジブト史というのを聞く機会がないのですが、ざっとした流れをこの本で知ることができます。エジプトにやってくる民族は多いのですが出て行く民族はないそうです。ナイルの水を使った小麦、大麦栽培はとても魅力があったということです。【7月13日】
古代オリエントの中でもヒッタイトという国は鉄器を始めた国として覚えています。アナトリアという現代トルコの小アジア中部にあった国です。前1500年頃を中心に500年ほど栄えた国です。鉄器を持っていれば青銅器に比べ圧倒的に破壊力があるのでオリエントを全部統一できそうですが、まだまだ貴重品で、他国への献上品としてあったそうなので、実用的に兵器に用いられたわけではありませんでした。国家機密の製鉄はヒッタイト滅亡後周囲に広まり、青銅器文明から鉄器文明へと変わったということです。【7月12日】
古代オリエントの歴史は紀元前8000年の頃に農耕文化が始まり、紀元前3000年頃にナイル川を持つエジプトとユーフラティス川を持つメソポタミアで文明が始まったという流れになります。農耕文化ではすでに灌漑が始まっています。エジプトは王朝が連綿と続きましたが、メソポタミアは王朝が生まれては消え、そしてまた生まれる歴史となりました。そんな中でもよく聞くのがアッシリア、バビロニア、ヒッタイトというところ。これらの国々は2000年という幅の中で関係してきたというと、現代はたかが200年くらいの幅で戦いを繰り広げています。今後1800年で今の諸国は存続できて、未来の歴史教科書に載ることができるでしょうか。【7月11日】
オリエント全史を読み始めたのは昼飯後で、エアコンの下で読み始めたら程なくうたた寝ってしまい、今日はほとんど進まずでした。【7月10日】
高校時代好きだった教科は世界史でした。受験も世界史でやりましたが、世界史は地理の要素もあるので好きでした。でも一国の歴史でも大変なのに日本以外全ての歴史を学ぶなんて大変ですよね。そういう意味で世界史概観というのが正しいのではと思います。人類史を俯瞰するとこの2千年余りは地球のあちこちに文明が栄えましたが、それ以前は東西はイランからエジプト、南北は黒海からアラビア海に面する地域をオリエントと呼び(呼んだのはヨーロッパ人ですが)そこに歴史は集中しました。人類史の半分以上はここで起きたことが歴史だそうです。文字がないと歴史とはいいませんから、縄文時代が5千年続きましたといっても歴史とはいえません(考古学の世界です)。受験の時にも苦労したのがそのオリエント史でしたが、古代オリエント全史を読み始めました。【7月9日】
鉄道ファン7月号を読んでいた1日です。二階の自室が猛烈な暑さで、夕方でも36度なので、涼しい居間に避難してます。で、こういう時は紙の本よりもiPadでパラパラ見る方が楽なので、正しく活字には触れておりません。寝る時はさすがにエアコンで冷やすのですが、寝る頃になっても階段の手すりが過熱しているのであります。【7月8日】
本棚に鎮座している東京電車のある風景Ⅱというのを読みました。昭和30年代から40年にかけての国鉄(当時)や私鉄の写真と今の写真とを対比しています。ただし、今といっても平成12年頃の話です。それから比べてもだいぶ東京は変わりましたからねえ。当時の街の様子が載っていますがこういうのを見ているのが楽しいです。【7月7日】
暑くて暑くてうんざりです。あと2ヶ月半もこういう日々が続くのかとおもうと・・・。ビックコミックオリジナルを読みましたが、ビックコミック4誌連合の新人コミック大賞で佳作をとった作品が掲載されていました。初めての殺人というものですが、なかなか衝撃的なストーリーでしたね。殺人が日常的に起きる街での高校生の初めての殺人という話ですが、コミックならではの内容だと思います。【7月6日】
太平洋戦争の記録物語は数多いですが、硫黄島の話といえば栗林中将のものが有名です。おうおうにしてそこにいた軍人からの目線で描かれています。それぞれの兵士たちがどう戦ったのかを知るのはいいのですが、野戦病院長の目線で書かれた玉砕の硫黄島に生きた混成第二旅団野戦病院という本がkindle本で目についたので読みました。著者はここの院長の軍医大尉ですが、この大戦なんと3度目の召集でした。それもよりによって硫黄島でした。サイパンを制圧した米軍はここを制圧し不沈空母とします。ここからB29が日本列島に向けて飛び立ちましたが、日本軍としてはなんとかそれは避けようと激戦が繰り広げられました。米軍もこの戦いでの損失は想定外のものでした。日本戦闘部隊がついに玉砕した後も病院は残ります。院長は最後は軍医兵士たちで(軍事訓練を受け...【7月5日】
愛犬の葬式を出してきました。昨日ドライアイスを買ってきて冷やしたので、すっかりと冷たい体になっていました。でも毛だけは生前のままで、撫でると思い出がよみがえります(涙涙涙)。荼毘に伏して骨を持って帰りました。まだ動物霊園には入れられませんね。前に飼っていた時も、2、3年は家に置いてあった記憶があります。【7月4日】
我が最愛の犬が逝ってしまい、今日はペットロスの1日でした。もう下半身も立たなくなって、昨夜はこのまま夜を越せるかと思っていたのが、朝は望外に生きていたのでこれはよかった、と思っていた矢先、午前のちょっと目を離した隙に旅立ってしまいました。心臓と心膜の間に水が溜まり(心嚢水という)何回も注射器で吸い出していましたが(なんと麻酔なしなんです)ついに力尽きました。中型犬は15歳くらいまでは生きるものですが、10歳の誕生日をあと4日後の七夕に控えた今日9歳でついえました。ということで活字はなしです。【7月3日】
Kindleで別冊文藝春秋7月号をパラパラめくって読みました。全部の小説を読む気はさらさらなかったのですが、推理物とホラーもの、書評に随筆などを読みました。ホラーものって久しぶりに読みましたが、自分自身は超自然というのは信じていないのですが、でも怖いものは怖い。あまり読んでいませんが今までで一番怖かったのは貞子です。【7月2日】
dマガジンで歴史人7月号を読みました。敗者の日本史特集でした。歴史は勝者によって作られるとは古今東西共通ですが、鎌倉北条氏、それを滅ぼした新田義貞、今川義元、武田勝頼、蘇我氏などが登場します。最近はこのような歴史上の敗者の方に興味が湧きますね。かつては豊臣秀吉や徳川家康の成功物語などが好きでしたが、年を取ってくると敗者に気持ちが移りますね。悪人がいいというのではなく、ひょっとしてこちらが勝っていればどうなっただろうというのが一つです。【7月1日】
八甲田山の雪中行軍大量遭難事故は、「無能な指揮官の命令によって、登山経験のない素人が準備不足のまま知らない山に登山した」ということでした。第5聯隊長津川は第31聯隊福島大尉の雪中行軍計画を知り、自分のメンツ保全から急遽雪中行軍を指示、しかし準備期間は全くなく、現地のことを知る人はなく、地図もなく地理も全く無案内で始めたもので、さらに同行の大隊長の雪山素人ぶりは目に余るものがあります。一方で31聯隊の福島大尉はルート上の村民に饗応を指示、さらに教導も強要します。どの将校もまともな判断をできる人たちではありませんでした。事故後陸軍は大甘の処分を下します。軍隊は一人のミスは上官のミス、その上官のミスとつながるのでどうしても処分が甘くなり、無責任体質となってしまいます。太平洋戦争でもこれが大いに発揮されてしまい、...【6月30日】