ビックコミックオリジナルは先号、今号とセシルの女王が休載なので少々残念です。深夜食堂も休載でした。卑弥呼がちょっとわからないストーリーになってきてしまいました。【7月19日】
今月もまた大相撲が始まりますが、平安時代に相撲が執り行われていました。ただ、現代のような土俵と決まり手があるのではなく、殴る、蹴るがOKの総合格闘技のようなものであったそうです。さて平安時代は圧倒的な身分差があり、下衆は絶対に殿上人になることはありえず、その殿上人になるのもほんの何人かでありました。前例にもとづいて儀式と政務をひたすら執り行う公卿たちは現代にも通じるものがありますね。一方で、天皇の睡眠場所である内裏に平気で人が侵入すた記録があるなど、警護が甘い意識というのは平和ボケの現代日本につながるものがあるのではないかと思ったりします。「平安京の下級官人」倉本一宏講談社現代新書【4月30日】
かなり前の話、Yahoo!のアンケートでどの時代に住みたいかというのがあって、平安時代が一位だったそうです。源氏物語など雅な時代が想像されるからだと思われます。平安時代は日本史上だけでなく世界史上でもまれな平和(平安)な時代だったそうです。国内に異民族もなく、海外からの攻勢もなく全く安閑としていた時代だったのです。国家による死刑も無かった時代だそうです。でも、この時代に生まれるとほとんどの確率で農民としての人生を送らざるを得ず、それは相当に厳しい生活だったということです。仮に宮廷に生まれても不健康と権力闘争の中に生きなければならず、これも厳しい生活でした。平安時代の下級官人の実態を描いたのが平安京の下級官人という本で、面白く快調に読み進めています。【4月29日】
彼女たちの山の後半は流行語にもなった山ガールと雑誌ランドネの関わり、そして山小屋の管理人、山岳ガイド、大学山岳部、スポーツクライミング、アルパインクライミングの各ジャンルから活躍する女性をインタビューして構成しています。山というとつい最近までは男の世界でした。そこを今井道子さん、田部井淳子さんらが壁を切り開き、後進に道を開いてきました。登山界の最先端にいる人はまだまだ少ないですが、すそ野は確実に広がってきています。「彼女たちの山平成の時代、女性はどう山を登ったか電子版」柏澄子山と渓谷社【4月28日】
最近の山はシニアブームですが、山ガールという言葉もかつて流行ったように、女性登山者も多いです。彼女たちの山は日本の女性登山の先頭を走った5人の女性をまず取り上げて、女性登山の創成期のことを綴っています。山野井妙子、田部井淳子、谷口けい、野口啓代、遠藤由加の5人は日本はもとより世界に名を連ねる5人です。山野井妙子は夫の山野井泰史と共にヒマラヤに足跡を残しました。田部井淳子は女性初のエベレスト登頂を果たしました。谷口けいは初のピオレドール賞を受賞しました。野口啓代は東京オリンピックでスポーツクライミング複合で銅メダルを取った第一人者です。遠藤由加は無酸素で8000m峰を登った山野井妙子と同時期のアルピニストです。【4月27日】
先日は野村泰紀の宇宙論でマルチバースの話を読みましたが、それは現在宇宙の生成から将来像の中で出てくる話でした。今回の不自然な宇宙はこの宇宙の物理定数がなぜ桁数が大いに違っていて微妙なバランスであるのかというのは何故かというところからマルチバースでないと理由がつかないという話なのでした。プランク定数というこれ以上小さいものはないというサイズから、無限大の空間を持つ宇宙の話とがどうつながるのか。読んでいくとなるほどと納得します。この宇宙では138億光年彼方よりも遠いものは観測することはできないのですが、その先にもこの宇宙と同じ構造が無限に広がっていて、空間体積が無限であれば、全く同じ性質のクローンユニバースがこのマルチバース内のどこかに(しかも無限個)実在する、これが意味することは、そこには全く同じ地球があっ...【4月26日】
またまた宇宙論です。不自然な宇宙です。重力と原子中で陽子と中性子に働く力とは40桁も違うというのは何故か。もし同じ力だったら、物を落とした時あっという間に原子レベルで壊れてしまうというのです。これでは生命は存在できません。色々とある物理定数は今を生きるのに都合よくできているのですね。これが不自然だというのです。定数の違う宇宙が他にあってもおかしくない。それが自然というものだというのです。他にある宇宙、それがマルチバースの考え方です。【4月25日】
宇宙のしくみの話というのは地球から始まって太陽系の話になって、恒星の話、生命のいる星の話、天の川銀河の話、もっと大きな宇宙の話ときて、宇宙の大きさのところまでくると、それは宇宙の始まりとつながって、宇宙の始まりというのは超ミクロで素粒子の話になり、最後に宇宙はこの先どうなるのかということで終わります。おまけとして宇宙ロケットの話、惑星探査の話が付いています。昨日も書きましたが、小学生よりも中高生、大人が読んで面白い本です。「宇宙のしくみとはたらき図鑑イラスト授業シリーズ」渡部潤一日本語版監修東辻千枝子訳創元社【4月24日】
今日も図鑑を借りてきました。NewtonPressではなくアメリカの図鑑の翻訳です。ペンギンランダム社のHowSpaceWorksの翻訳で宇宙のしくみとはたらき図鑑です。図鑑というと小学生向けのイメージがありますが、これは大人向けですね。盛られていることは結構高度です。木星の衛星イオとエウロパの構造や金星大気の構造なども載っていて面白いです。Newtonよりも文字が多いです。【4月23日】
千葉の教科書を読み終えました。理科の部、地球史、千葉県の(地質的)成り立ちと社会の部、歴史が面白くためになりました。「千葉の教科書」JTBパブリッシング【4月22日】
Newton大図鑑シリーズの天気と気象の大図鑑を読みました。新しく知るというよりもビジュアルを楽しんだというところです。イギリスの雨が降ったらやみ、またすぐ降るという特性は低気圧の台風のような渦によるものということで、日本の低気圧とはちょっと違うなということはわかりました。図鑑というのは小学生の頃はよく読みましたが(このところ集中して借りていますが)、グラフィックがきれいになって面白いです。「天気と気象の大図鑑」Newton大図鑑シリーズニュートンプレス【4月21日】
ビックコミックオリジナルには「んば」というはっきり言って年寄りには訳の分からない作品があります。山中にいる妖怪のような、現代版楳図かずおのへび女ような気持ちの悪い変態動物の話なのですが、どうも筋が見えません。若い人はマンガだから読めるという作品のようですが、読みはしますがついていけません。「鉄ぼん」なんかは安心して読めますね。【4月20日】
富士山噴火の歴史を読んでいます。和歌や紀行文などの文学作品を探って、富士山の噴火を研究した本です。日本人は文字を使えるようになってから多くの記録を残してきました。朝廷による記録のほかに、平安以降は個人の紀行文などが多数書かれそれが残っています。そういうのを探り出して読み解いていく作業を行ってできた本ですが、それによって富士山の噴煙がいつ上がっていたか(活動していたか)を探っています。宝永の大噴火までは時折見せていた噴煙がこの噴火以降はピタッと収まっています(多少の熱異常はありますが)。まだまだ若い富士山がこのまま収まり続ける訳がありません。【4月19日】
富士山の噴火の歴史を読んでいます。富士山は理科年表にも載っている噴火記録というのが公称の噴火なのですが、それ以外に富士山はどういう活動をしていたのかというのを文学作品から読み解いていこうというものです。多くは和歌にその記録が書かれいるのですね。古くは竹取物語で富士山が登場し不死の山という表現ですが、山頂から噴煙が出ている様子が描かれています。古代はけっこう富士山頂から噴煙を上げていた期間が長く、頼朝も義経も富士山からの噴煙を眺めていたのです。【4月18日】
澤田ふじ子さんという作家は全然知らなかったのですが、著書は時代劇でかなりの数に上っています。娘は澤田瞳子さんと言って親子二代の時代劇作家で直木賞を取っています。澤田ふじ子さんの代表作は他にあるらしいのですが、今回(山行の往復で)読んだのは江戸時代に占い師を(寛政3年朝廷から陰陽頭に任じられ幕府から命じられ)統括する土御門家、その譜代の家が触頭として占い師の査察を行ったというのを背景にした時代劇です。京都を舞台にして会話が京都弁なのでそこが面白いです。鬼平のように悪を憎み弱者に心を寄り添うという主人公の作りとなっています。それにしても山から下りてきた河口湖畔は桜まつりの最中とはいえ(桜は満開)、インバウンドが殆どで、河口湖駅までのバスも95%はインバウンド。そして富士急河口湖駅もほとんどがインバウンドの人た...【4月17日】
山に来ております。雪の富士山を見に三つ峠山に登ってそこの山荘に泊まっています。ここは富士山の絶景ポイントなので、宿泊者はカメラを持っています。行きの中央線で土御門家・陰陽師事件簿という時代ものを読んで来ました。【4月16日】
宇宙を構成するのは4%の通常の物質、23%のダークマター、そして73%ダークエネルギーです。ダークエネルギーとは真空のエネルギーともいわれます。真空のというのは我々のいる空間から物質、ダークマターを取り除いた本当の真空に存在するエネルギーというもので、なかなか理解しづらいものですが、このエネルギーのおかげで宇宙は加速膨張をしているというのです。加速膨張というのは観測された事実なので、このエネルギーは一空間当たりの大きさを量子力学的に計算することができます。ところが、計算で求めた値と観測された値とでは120桁(120倍ではない)も違う(小さい)のだそうです。これをどう考えるべきなのか色々検討され、超ひも理論とマルチバース(多宇宙)という考えが有力視されています。我々の宇宙は10の500乗個もある宇宙の一つで...【4月15日】
宇宙論の本は何冊も読んでいて、もうこれでいいかというと著者によって表現が違って判らなかったことがわかったりします。ブルーバックスのなぜ宇宙は存在するのかを読んでいます。カリフォルニア大学バークレー校の教授をしている野村泰紀氏が著者です。宇宙論の先端にいる人ですね。宇宙はビッグバンで始まったというのはけっこう知られていると思いますが、ビッグバンの前はどうだったのか、なぜビッグバンは起きたのかというとなかなか胸に落ちる解説を読んだことは無かったのですが、この本は明確に教えてくれました。また宇宙論では必ず出てくる宇宙が平坦であるということの説明、宇宙の揺らぎの話(宇宙創成の初期はほぼ完全に一様であり、どれくらい一様かというと1/10万の揺らぎでしかなかったということです。例えると完全な円が描けたとして円周率を測...【4月14日】
側用人というのは徳川綱吉から始まりましたが、将軍と老中をつなぐ取次、秘書官のような役目でした。でも歴史ではなかなか評価されていなくて、間部詮房とか田沼意次とか政権にいた時はいいのですが、その後は失脚という流れでした。その中でも柳沢吉保は忠臣蔵で悪役になっていますが、綱吉薨去のあとは潔く身を引いて大和郡山で柳沢家は代をつなぎました。自分は柳沢吉保が好きで、歴史コーナーでは評伝を探しますが、なかなか置いてないんですね。今日は図書館で1冊見つけたので借りてきました。吉保を前向きに評価する本で(当然ですが)早速読んでいます。【2月12日】
千葉の教科書を読んでいます。網羅的に千葉の解説をしているのではなく、理科、社会、国語、美術、算数というジャンルで千葉を案内しています。本屋の店頭には山川出版社の千葉の本が山積みになっていたのですが、その脇に関連本としてちょこっと置いてあって、こちらの方が面白そうだったのでこちらを買ってしまいました。今まで見たことのない図表、写真がいっぱいあって理解が進みます。今日は理科と社会の途中まで読みました。【4月11日】
平安時代が始まった西暦800年代は本当に地震と噴火の世紀でした。地震は東日本大地震級の貞観地震と南海トラフの仁和地震、噴火は富士山が2回に十和田火山と九州南端のあの端正な開聞岳です。その他にも内陸の大地震が相次ぎました。そして疫病は天然痘です。何回も波状攻撃があって、現代人がタイムトラベルしたらあっという間に感染して死んでしまうでしょう。その他にインフルエンザもあったようです。そして気候変動もあり、灌漑施設のない時代でちょっとした雨と日照りで旱魃・水害となり飢饉となりました。それでもたくましく生きてきたんですねえ。「天変地異と病災害とどう向き合ったのかシリーズ古代史をひらく2」川尻秋生責任編集岩波書店【4月10日】
天変地異と病に戻っています。古代は疫病にはまったく無力でした。大陸との交流が深まると西の方から疫病がやって来ます。律令時代は都に租調を全国から運んできましたが、秋冬になりと毎日5000人の運脚・役夫がやって来たそうです。そこで西からの疫病をばっちり受け取ってしまうということです。帰りの食料を調達できなくて多くの運脚たちは飢餓に陥ったそうです。そして帰れば地元に疫病をばらまきます。飢餓にはなりませんがパンデミックが広がる構図は同じです。また疫病は歴史も動かしました。藤原4兄弟の揃っての病死や、藤原道長が偉くなったのも父親や兄弟の病死のおかげでした。縄文時代はヒトが密集せず、移動していましたからこういうことは起こりにくかったようです。パンデミックは農耕定住の負の部分なんですね。【4月9日】
動物園+遊園地=東武動物公園に行ってきました。動物園の売り物は昨秋に子供が2頭産まれたホワイトタイガー、遊園地の売り物は木製コースターです。ホワイトタイガーは休日は長蛇の列ができるようですが、今日は学校も始まった平日で開園直後だったので気持ちよく見られました(パンダを見るような列の感じ)。木製コースターは上下の動きよりも、木製からくる振動がすごくて、頭がシャッフルされてしまいました。ということで今日は活字休養日でありました。【4月8日】
東日本大震災(M9.0)が起きた折、1000年前の貞観地震がクローズアップされました。こちらはM8.6といわれ、津波もほぼ同じところまで押し寄せました。この地震はこの時自分も初めて知ったのですが、東北では研究が進んでいました。津波の状況なども含めた調査報告がなされる寸前に東日本大震災は起きてしまいました。東電がこの調査書を圧力を加えて書き換えさせたのは裁判で明らかにされました。この貞観地震の起きた9世紀は天地異変の世紀で、この地震の後十和田火山が噴火しました。また18年後には南海トラフの巨大地震が起き、八ヶ岳が山体崩壊をして千曲川を堰き止め、湖ができそれがやがて崩壊して信濃国が水没しました。2011年の18年後って2029年です。さらには5年前には富士山が貞観噴火を起こしていて、西湖と精進湖を作りました。...【4月7日】
ハビタブルゾーンという水が液体で存在しうる恒星からの距離に存在する惑星の数は、ケプラー望遠鏡の観測の結果、全宇宙で10のマイナス22乗(100億×1兆分の1)と示されたそうです。この数をして著者は宇宙の全歴史を通じて誕生した文明が人類のみである確率、名付けて悲観主義的限界としています。この限りなく低い確率の地球外文明ですが、仮にある計算をしたら1000兆分の1の確率でしか文明は存在しないとすると、限界に対して実は1000万の文明が存在するという計算がなされるのだそうです。先日読んだ「75」の理由はほぼあり得ないという結論でしたが、こちらは1000万はあるという結論です。但し、現在ではなく全宇宙史でということですし、「生命」ではなく「文明」です。そして文明はどれくらい期間存在するかというのも大きなテーマで、...【4月6日】
ビックコミックオリジナルは今号からアマゾンで買うことにしたので、コンビニに寄る必要がなくなりました。年1回の高橋留美子劇場の掲載があって、面白かったです。また特養の闇を描く「れむ」も新展開となってこれも面白い。セシルの女王が5月前掲載が無いのが残念。昔はこういう連載の中断てなかったのですが、この頃はちょくちょくあるようになりましたね。【4月5日】
広い宇宙に知的生命体が存在する印を見つけられない理由の本を読んだばかりですが、別の著者で地球外生命と人類の未来という本を読んでいます。地球外生命が存在するためには惑星を擁する恒星を見つけなければなりません。そして定番のドレイクの公式ですね。話の起点は同じところです。そして地球の歴史となります。我々がタイムマシンで20億年前に飛んでみたらどうなるか。我々は船外に出たときに窒息死してしまうのです。酸素がありません。窒素と二酸化炭素の世界が広がっているのです。海の中には原核生物がいて光合成を始めてはいます。でも最初の生物は二酸化炭素から糖を生み出して酸素を放出するのではなく、発酵を行っていたと考えられています。真核生物が登場してシアノバクテリアを取り込んで酸素を活発に出すようになると、かなりの生物は死んでしまい...【4月4日】
社会派作家といわれる山崎豊子さん。白い巨塔、沈まぬ太陽などが有名ですが、1958年の直木賞作品花のれんも代表作です。吉本の創業者吉本せいをモデルにしたものです。呉服屋に嫁いだ河島多加(吉本せい)は夫の出来の悪さに泣かされます。倒産の憂き目にあい、夫の趣味である寄席を商売にすることにします。なけなしの金で天満に小屋を買い通常の半額の金額で客を集めるところからスタートです。大正、昭和と苦労はありながら商売を伸ばし、大阪の寄席小屋をほとんど一手にするところまでいき、終戦後ほどなく若くして(60歳)で亡くなるまでが描かれています。エンタツ・アチャコや桂春団治が実名で登場します。花月は花菱館とされています。死後、現実は吉本せいの実弟が後を継いで吉本興業を大きくしていきますね。直木賞にハズレはないと思っていまして、面...【4月3日】
図書館から借りていた図鑑を2冊読みました。Newton大図鑑シリーズの地学大図鑑と単位と法則の大図鑑です。Newtonに載っているようなきれいなイラスト図鑑で理解が進みますね。地学はともかく、単位ってそこらじゅうにあって距離、温度、重さ、電圧、水量、モル数・・・などなど、単位に囲まれているって感じです。【4月2日】
広い宇宙に地球人しか見当たらない理由は肯定、否定数多くあって、特に肯定派は否定派のそれを嫌うでしょうね。それは幽霊がいるかいないかみないなものです。肯定派は宇宙科学者に多いそうです。なにしろ銀河系には1000億の地球型惑星があるとされています。そんなにあれば一つくらい知的生命があっていもいいだろうと誰でも思います。しかし生命科学者からすると、生命の誕生確率は10^40分の1くらいの確率だそうで、1000億(10^11)では到底数が足りません。100万歩譲って、細胞レベルの生命までは誕生しうるとします。そういう意味で生命は意外といるかもしれない。木星の衛星にもいる可能性はある(液体の水さえあれば)。しかし、原核細胞まではできても真核細胞までの道のりは遠く、奇跡の進化が必要だそうです。その他もろもろの理由によ...【4月1日】
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ビックコミックオリジナルは先号、今号とセシルの女王が休載なので少々残念です。深夜食堂も休載でした。卑弥呼がちょっとわからないストーリーになってきてしまいました。【7月19日】
鎌倉幕府誕生と中世の真相は書いている人は歴史家ですが、史学の本ではないので事実が羅列されているだけではなく、歴史の行間を読むみたいなところがあるので、面白いです。清盛がどうやって覇権を取ったかは、先日の大河でもありましたね。清盛自身は中国(宋)との貿易を通して大きな利益を得て、それを後白河法王や公卿への賄賂に使ったりしました。でも戦いはそんなに得意ではなかったそうです。保元、平治の乱を通して平家が伸びる過程が今日の読みどころでした。【7月18日】
昨日と同じくデカメロンを数話、鎌倉幕府誕生と中世の真相を読みました。面白かったの藤原摂関政治どうやって院政になって武家政治に変わっていくのかということです。保元の乱を通じて藤原忠道はもう摂関政治には戻れないと覚悟して、近衛家、九条家を作る方向に持っていき、そして鷹司家、二条家、一条家の五摂関家を作り、五家で摂関を回す仕組みにして藤原家の存続を図ったという流れがよくわかりました。【7月17日】
デカメロンを5日分読みました。そのあとはこの頃日本史中世づいているので鎌倉幕府誕生と中世の真相というのを図書館で借りてきて読み始めました。真相なんて言葉は学術本にはありませんで、発行が日経BP社ということで平易な本となってます。【7月16日】
小澤征爾の名前は日本人に永遠に残っていくと思いますが、山本直純の名前はどうでしょう。真に天才の音楽家でした。作曲家・指揮者・ピアニスト・エンターテナーでした。普通の日本人にクラシックを馴染ませてくれた人です。なんと言っても寅さんの全作品の音楽担当、さだまさしとの交友、一年生になったらーの名曲、8時だよ全員集合の登場マーチ、森永チョコレートのCM(大きいことはいいことだーー)、NHK大河のテーマ曲、え、それもこれも直純さんの曲だったのーという人です。そして自ら出演したオーケストラがやってきたは楽しい番組でした。クラシックの曲も多く書いているので、もっと再評価されるべき人でありますね。「山本直純と小澤征爾」柴田克彦朝日新書【7月15日】
世界文学全集ものをこのごろ読んでいませんが、先日デカメロン(全3巻)の1冊(上巻)を買っておいたので、挑戦し始めました。中世(日本は鎌倉時代)のイタリア、ペスト禍で街から別荘に避難した10人の男女が暇つぶしに1日1話10日間で100話を語るというものです。今日は第一日5話まで読みました。1話はそんなに長くないので、全体としては長編ですが、好きな時にポロポロと読めますね。デカメロンだけではなく新書で山本直純と小澤征爾も並行しています。小澤征爾は多くの人が知るところの大指揮者ですが、山本直純はある年代以上の人ならば知っているという指揮者・作曲家ですね。この二人は大の親友であり、小澤征爾は山本直純に対して指揮は彼の方が上であると尊敬しています。ほぼ同年代の二人の生まれから指揮者としての成功の足取りを書いています...【7月14日】
中央公論6月号の続きをよみました。日本史の話の他に、現代の政治事情とか国内のルポルタージュとか久しぶりに読んだ総合誌は面白かったです。【7月13日】
中央公論6月号の特集が逆転の日本史ということで、最近はかつての悪人と評価された人たちのみならず高評価の人たちの見直しなどが進んでいるというもので、中央公論なんて本当に久しぶりに読んでいます。それは新しい資料が出てきたりとか、集中的に研究されたりとかしての結果のようです。足利尊氏と後醍醐天皇との関係とか、織田信長の天下のこととか、坂の上の雲で司馬遼太郎に無能と言われた乃木将軍とか面白いです。【7月12日】
昨日、美女たちの日本史を読み終えて、夕食後読み始めた山のミステリー異界としての山を読み始めて、今朝の退院までの間に読んでしまいました。ミステリーといっても推理小説ではなく、とかく山に接して暮らしていると色々と不思議なことが起こります、ということを収集した本です。(管理人のいない)避難小屋で一人で宿泊していると、人(その付近で亡くなった遭難者が多い)が見えたりとか、引き止められたのに無理やり登山を強行して遭難しそうになったところ、幽霊のようなものに導かれて避難小屋にたどり着いたとか、そういうお話ですね。医者なのに山小屋に連れ込まれた瀕死の登山者を、今日は休日だからと診ることを拒否した医者の話(登山者は死んだ)もありました。「定本山のミステリー異界としての山」工藤隆雄ヤマケイ文庫電子版【7月11日】
歴史小説というジャンルでは男性中心のものがほとんで、かの司馬遼太郎も女性が主人公のものを聞いたことがありません。戦国時代までは女性がかなり歴史の表舞台にあって、歴史を動かしてきたことは事実。永井路子はそういう女性を掘り起こして、歴史小説全集まで出ました。NHKでのトークでこの全集からいくつかの作品を語り、終了後エッセイ化したものを読みました。へえと気づきを与えてくれる話でした。「美女たちの日本史中央公論社電子版」永井路子ゴマブックス【7月10日】
鎖骨整形の手術をうけまして、全身麻酔をしたあと回復に3時間余。そのあとは朦朧とした頭でトイレに立ちましたが、左腕に痛み止めの麻酔注射がされているので、アームスリング(昔でいう三角巾)から外れたら、ただの肉棒がぶら下がっているようで、我ながら気持ち悪かったです。手術のまえの待ち時間に、Kindoleで読んだのが(山小屋と同じくこういう時はKindoleに限ります)杉本苑子の美女たちの日本史。歴史上に名を残した女性の話です。【7月9日】
朝ランをしていましたら転倒してしまいまして、左肩甲骨をバキバキに折ってしまい、明日は再建手術となってしまいました。左手がいうことをきかず、時折骨が皮下神経を触るので激痛があって、やれやれな1日でした。図説室町幕府をトボトボと読んでいました。明日は全身麻酔をかけたあと、ぼーっとしていなくてはならないでしょう。【7月8日】
日本史づいていまして、図説室町幕府なる本を読んでいます。室町幕府というのは南北朝の延長にあって応仁の乱などはありますが、日本史でも地味なところですよね。この時代は日本文化の基礎ができたとは言われていますが、派手さがないので大河にもなりにくいです。このところ鎌倉府、古河公方、千葉氏などの本を読んだので、関東から離れて京の動向をということで読み始めました。【7月7日】
田んぼの苗もここのところだいぶ伸びてきました。現代の稲作は消毒を1回行いますがあとは水管理をしっかりすれば、秋にはお米ができ、田んぼに人が入っているのを見ることは多くないですが、江戸時代は苗作りから田んぼ作りまでとても手間暇がかかって、これから夏を迎えて雑草取りに追われる毎日で、田んぼ漬けでした。農民は休みなく働いていたということがよくわかりました。そして面白かったのが、結髪で、江戸時代の男女は鬢つけ油を塗っているので髪型はいつも整然としているのですが、あまり洗髪をしないので、汗や埃で臭気が漂っていたそうです。それを香料でごまかそうとするので、余計に複雑な悪臭がしたそうです。幕末の京都で新撰組が芸妓を捕らえて取り調べたとき、頭髪の異臭で耐えられなかったという話が残っているそうです。江戸でも御殿女中ですら日...【7月6日】
ビックコミックオリジナルです。セシルの女王はヘンリー8世の6人の妻の生き様が終わり、1ヶ月のブレイクがあって、エドワード王子とメアリ女王の話になっていきます。セシルとエリザベス女王との話はまだまだ先ですね。【7月5日】
江戸時代は駅前商店街などはありませんから、日々の食品とか日用品などをお店を探して買うことになります。実際はお店に買いに行くよりも、行商が裏長屋の奥まで売りにくるのを買うのですね。売るものを細分化していて、一人の行商は一つのものを売っているわけで、江戸の町中は行商の売り歩く声で実に賑やかだったのではないかと思います。時代劇を見ていると、夜暗くなって家に戻ると火打石で行燈に簡単に明かりを灯すシーンがありますが、火打石の火花でそんなに簡単に灯心、ローソクに火がつくものかと不思議に思っていました。そこのところは付木売りという行商が付木を売って歩いていたのです。マッチのようなもので、柿葺き(こけらぶき)の板のような薄い小片の板の先に硫黄が付いていて、火打石の火花をそこに移すと発火して燃え、その炎を行灯などに移して点...【7月4日】
先日、大江戸復元図鑑武士編を読みましたが、今度は庶民編を借りてきました。裏長屋、町奉行、町年寄などの話から始まりました。作者の画がわかりやすくて面白いのがこの本の特徴です。【7月3日】
最近は図書館に足繁く通っているのですが、(文学作品の)書架を眺めていると、かつて名のしれた作家の単行本が静かに資料のように並んでいて、一方でこの作家の作品がこれしか並んでいないのかと思ったりもします。職業作家は食うために売れる本を書いてきたわけですが、売れなくても純文学を書き続けるという人は今やいないのでないでしょうかね。ただでさえ本が売れないというご時世で、作家も大変です。また出版社を通さずにネットで作品を発表する人もいますね。かつてのベストセラー作家とその作品は今はどう評価されているんだろう、と文芸評論家の小谷野淳の本を読みましたが、面白かったです。発表当時の評価と今になっての評価とが、時代の流れですっかり変わって、この一作品で名を残した作家もいるし、数多く発表しても埋もれてしまった作家もいます。それ...【7月2日】
千葉一族の歴史を読了です。著者は高校生の時から千葉氏にハマり在野の研究家として幾星霜という人です。日本中の千葉氏の末裔を訪ね、中国にも行っています。面白かったので千葉市郷土博物館に行ってもっと知りたかったのですが、10月までリニューアル閉館中でした。残念。そういえば江戸東京博物館も長期の閉館中で、オープンは来年とのことです。「千葉一族の歴史」鈴木佐編著戎光祥出版【7月1日】
引き続き千葉一族の歴史を読んでいます。千葉県に住んでもいない限り、千葉一族に興味を持つことはないと思うのですが、本当に全国に系譜や伝承が広がっていることがわかります。前5千円札の新渡戸稲造も千葉氏の末裔だそうですよ。【6月30日】
ペリーが幕府を威嚇して下田と箱館の開港を取っていったあと、ロシアのプチャーチンが再び訪れます。まず大阪湾に姿を見せ、東海道沿いを江戸湾に向かいます。幕府は必死に下田で押しとどめ、ここで川路聖謨もやってきて再び日ロ会談が行われます。1回目が終わって2回目に移ろうというときに、安政の大地震が起きます。これは今危惧されている南海トラフの地震ですね。当然西日本での被害が大きいですが、下田も大津波に襲われ壊滅します。プチャーチンの乗っていたディアナ号は津波に翻弄され竜骨を折ってしまい沈没しないまでも航行不能になってしまいます。このディアナ号遭難の話は有名ですね。【7月20日】
川路聖謨の二日目です。長崎でプチャーチンとの外交交渉が終わって江戸への帰還中、ペリーの二回目になる江戸湾への来航事件が起きました。川路は勘定奉行という高官でありながら、人目のないところでは籠を降りて徒歩で先を進めます。共の者たちの方が参ってしまうほどの強硬軍でした。ペリーは軍事力を背景に強硬に開港を迫ります。そして幕府は下田と箱館の開港を認めるのでした。【7月19日】
久しぶりに吉村昭を読み始めました。幕末の幕府の外交を支えた川路聖謨の物語です。落日の宴というタイトルで、ロシアからの使節、プチャーチンと長崎で外交交渉をするところから物語は始まります。幕府(日本)として外交経験が無い中、開国要求を突きつけるロシアを相手に、一歩もひるまずに交渉した川路聖謨は現代の日本外交にも登場してほしいですね。【7月18日】
オリエントというのは一言でいえば今の中近東といわれるところです。中近東はアラブ人とイラン人が住んでいるというイメージですが、古代オリエントは他民族が切磋琢磨で王の興亡を繰り返していました。イラン人はペルシャとして古代オリエント史でも一番最後に登場しますし、アレクサンダー大王の帝国が崩壊した後はギリシャ人が先住民族の上に王国を作って支配しました。ヘレニズムという時代ですね。エジプト最後の王朝でクレオパトラのプトレマイオス朝もギリシャ人国家でした。ローマ帝国に支配された後混沌として、やがてマケドニアにはトルコ人が入り、イスラームが始まるとアラブ人が全体を覆うという風になったようです(イラン=ペルシャはイラン人)。古代オリエント史というのはアラブの歴史ではないのですね。駆け足でしたが人類最初の文明を俯瞰できた本...【7月15日】
CAPA7月号を読んで、ちょっと知識の再確認でブルーバックスのフォッサマグナをサラサラっと再読しました。フォッサマグナは日本列島の成り立ちと深く繋がっているので、面白いところです。【7月16日】
古代オリエント世界に最後に登場したのがアケメネス朝ペルシャ。ペルシャのイラン人はインド方面から移って来たそうです。イラクとイランはどう違うのか日本人にはわかりませんが、イラクはセム語族、イランはインド・ヨーロッパ語族で明確に違うのだそう。そしてアケメネス朝はほとんどのオリエント地域を支配するほどの大国となり、ギリシャとぶつかり、ペルシャ戦争は有名なところです。そしてギリシャ北方の王国からアレクサンダー3世(大王)が登場し、彼によって滅ぼされます。これで古代オリエントは終焉を迎えるということになるそうです。なるほど。【7月14日】
エジプト史というのは広義にはオリエント史ですが、傍流というものだそうです。エジプトは食料も鉱物資源にも恵まれていたので古王国の頃などは自国で完結していたらしいです。王朝には盛衰があるのであるタイミングで東からシナイ半島に放牧民族が移動してきてそのまま定着したようなことがあったそうで、だんだんオリエントとの結びつきが増えてきます。シリア辺りまで軍隊を出したりもしました。なかなかエジブト史というのを聞く機会がないのですが、ざっとした流れをこの本で知ることができます。エジプトにやってくる民族は多いのですが出て行く民族はないそうです。ナイルの水を使った小麦、大麦栽培はとても魅力があったということです。【7月13日】
古代オリエントの中でもヒッタイトという国は鉄器を始めた国として覚えています。アナトリアという現代トルコの小アジア中部にあった国です。前1500年頃を中心に500年ほど栄えた国です。鉄器を持っていれば青銅器に比べ圧倒的に破壊力があるのでオリエントを全部統一できそうですが、まだまだ貴重品で、他国への献上品としてあったそうなので、実用的に兵器に用いられたわけではありませんでした。国家機密の製鉄はヒッタイト滅亡後周囲に広まり、青銅器文明から鉄器文明へと変わったということです。【7月12日】
古代オリエントの歴史は紀元前8000年の頃に農耕文化が始まり、紀元前3000年頃にナイル川を持つエジプトとユーフラティス川を持つメソポタミアで文明が始まったという流れになります。農耕文化ではすでに灌漑が始まっています。エジプトは王朝が連綿と続きましたが、メソポタミアは王朝が生まれては消え、そしてまた生まれる歴史となりました。そんな中でもよく聞くのがアッシリア、バビロニア、ヒッタイトというところ。これらの国々は2000年という幅の中で関係してきたというと、現代はたかが200年くらいの幅で戦いを繰り広げています。今後1800年で今の諸国は存続できて、未来の歴史教科書に載ることができるでしょうか。【7月11日】
オリエント全史を読み始めたのは昼飯後で、エアコンの下で読み始めたら程なくうたた寝ってしまい、今日はほとんど進まずでした。【7月10日】
高校時代好きだった教科は世界史でした。受験も世界史でやりましたが、世界史は地理の要素もあるので好きでした。でも一国の歴史でも大変なのに日本以外全ての歴史を学ぶなんて大変ですよね。そういう意味で世界史概観というのが正しいのではと思います。人類史を俯瞰するとこの2千年余りは地球のあちこちに文明が栄えましたが、それ以前は東西はイランからエジプト、南北は黒海からアラビア海に面する地域をオリエントと呼び(呼んだのはヨーロッパ人ですが)そこに歴史は集中しました。人類史の半分以上はここで起きたことが歴史だそうです。文字がないと歴史とはいいませんから、縄文時代が5千年続きましたといっても歴史とはいえません(考古学の世界です)。受験の時にも苦労したのがそのオリエント史でしたが、古代オリエント全史を読み始めました。【7月9日】
鉄道ファン7月号を読んでいた1日です。二階の自室が猛烈な暑さで、夕方でも36度なので、涼しい居間に避難してます。で、こういう時は紙の本よりもiPadでパラパラ見る方が楽なので、正しく活字には触れておりません。寝る時はさすがにエアコンで冷やすのですが、寝る頃になっても階段の手すりが過熱しているのであります。【7月8日】
本棚に鎮座している東京電車のある風景Ⅱというのを読みました。昭和30年代から40年にかけての国鉄(当時)や私鉄の写真と今の写真とを対比しています。ただし、今といっても平成12年頃の話です。それから比べてもだいぶ東京は変わりましたからねえ。当時の街の様子が載っていますがこういうのを見ているのが楽しいです。【7月7日】
暑くて暑くてうんざりです。あと2ヶ月半もこういう日々が続くのかとおもうと・・・。ビックコミックオリジナルを読みましたが、ビックコミック4誌連合の新人コミック大賞で佳作をとった作品が掲載されていました。初めての殺人というものですが、なかなか衝撃的なストーリーでしたね。殺人が日常的に起きる街での高校生の初めての殺人という話ですが、コミックならではの内容だと思います。【7月6日】
太平洋戦争の記録物語は数多いですが、硫黄島の話といえば栗林中将のものが有名です。おうおうにしてそこにいた軍人からの目線で描かれています。それぞれの兵士たちがどう戦ったのかを知るのはいいのですが、野戦病院長の目線で書かれた玉砕の硫黄島に生きた混成第二旅団野戦病院という本がkindle本で目についたので読みました。著者はここの院長の軍医大尉ですが、この大戦なんと3度目の召集でした。それもよりによって硫黄島でした。サイパンを制圧した米軍はここを制圧し不沈空母とします。ここからB29が日本列島に向けて飛び立ちましたが、日本軍としてはなんとかそれは避けようと激戦が繰り広げられました。米軍もこの戦いでの損失は想定外のものでした。日本戦闘部隊がついに玉砕した後も病院は残ります。院長は最後は軍医兵士たちで(軍事訓練を受け...【7月5日】
愛犬の葬式を出してきました。昨日ドライアイスを買ってきて冷やしたので、すっかりと冷たい体になっていました。でも毛だけは生前のままで、撫でると思い出がよみがえります(涙涙涙)。荼毘に伏して骨を持って帰りました。まだ動物霊園には入れられませんね。前に飼っていた時も、2、3年は家に置いてあった記憶があります。【7月4日】
我が最愛の犬が逝ってしまい、今日はペットロスの1日でした。もう下半身も立たなくなって、昨夜はこのまま夜を越せるかと思っていたのが、朝は望外に生きていたのでこれはよかった、と思っていた矢先、午前のちょっと目を離した隙に旅立ってしまいました。心臓と心膜の間に水が溜まり(心嚢水という)何回も注射器で吸い出していましたが(なんと麻酔なしなんです)ついに力尽きました。中型犬は15歳くらいまでは生きるものですが、10歳の誕生日をあと4日後の七夕に控えた今日9歳でついえました。ということで活字はなしです。【7月3日】
Kindleで別冊文藝春秋7月号をパラパラめくって読みました。全部の小説を読む気はさらさらなかったのですが、推理物とホラーもの、書評に随筆などを読みました。ホラーものって久しぶりに読みましたが、自分自身は超自然というのは信じていないのですが、でも怖いものは怖い。あまり読んでいませんが今までで一番怖かったのは貞子です。【7月2日】
dマガジンで歴史人7月号を読みました。敗者の日本史特集でした。歴史は勝者によって作られるとは古今東西共通ですが、鎌倉北条氏、それを滅ぼした新田義貞、今川義元、武田勝頼、蘇我氏などが登場します。最近はこのような歴史上の敗者の方に興味が湧きますね。かつては豊臣秀吉や徳川家康の成功物語などが好きでしたが、年を取ってくると敗者に気持ちが移りますね。悪人がいいというのではなく、ひょっとしてこちらが勝っていればどうなっただろうというのが一つです。【7月1日】
八甲田山の雪中行軍大量遭難事故は、「無能な指揮官の命令によって、登山経験のない素人が準備不足のまま知らない山に登山した」ということでした。第5聯隊長津川は第31聯隊福島大尉の雪中行軍計画を知り、自分のメンツ保全から急遽雪中行軍を指示、しかし準備期間は全くなく、現地のことを知る人はなく、地図もなく地理も全く無案内で始めたもので、さらに同行の大隊長の雪山素人ぶりは目に余るものがあります。一方で31聯隊の福島大尉はルート上の村民に饗応を指示、さらに教導も強要します。どの将校もまともな判断をできる人たちではありませんでした。事故後陸軍は大甘の処分を下します。軍隊は一人のミスは上官のミス、その上官のミスとつながるのでどうしても処分が甘くなり、無責任体質となってしまいます。太平洋戦争でもこれが大いに発揮されてしまい、...【6月30日】