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金沢法難は日亨上人が富要集において『長』と記したように享保8年(1723)より江戸幕府崩壊までの約100年間の長期間に亘る法難です。領内に末寺が無い事から国禁(藩内における信仰の禁止)となり、その結果、閉門・閉戸・入牢・扶持離れ等の弾圧が続きましたが藩内には陸続と法華講中に結成され、池田宗信・加藤三右衛門・西田丈右衛門・竹内八右衛門・中村小兵衛などの強信者を輩出し、ついには金沢の地より37世日琫上人・47世日珠上人が御登座されました。金沢信徒に下賜された御本尊は350幅余り、歴代上人の御消息文は現存するだけも100通に達しています。そもそも加賀の国に大聖人の仏法が広まったのは5代藩主・前田綱紀…