『碧巌録』より 第八則 翠巖夏末示衆 (その2)

『碧巌録』より 第八則 翠巖夏末示衆 (その2)

禅の宗匠は、人を死地に追い込み、そしてそこから生きて出てくる道を探らせる。もしそこで、言えなかったら、死地から帰還することはできない。どうやって人を死地に追い込むのか。それは、「駆耕夫之牛、奪飢人之食」という語句に示されている。人が固執していることを、厳しく奪い去るのだ。

2024/07/17 13:31