大往生
2023年9月11日午前1:56父がこの世を去った。御年96(たぶん)。老衰ではなく、厳密に言えば病死なのであろうが、苦しみは一瞬で、その後は痛みや苦しみを感じることもなく、倒れてから数時間後に静かに息を引き取ったらしい。(まあ、昏睡状態の中にある人の意識が他人の予測の範囲内であるかは誰にもわからないが)父にはついこの前のお盆に会ったが、百まで生きると豪語していたので、多少の無念さはあったかもしれない。おやじが亡くなったというと、皆が悲しいと思うかもしれないが、私は少し特殊だ。つまり、亡くなった人の背景でその手の評価を大きく変えるタイプだ。父は元々頑固者で他人の言うことに耳を貸さないタイプであったらしい。都会から実家に戻った時は紫のスーツにピンクのネクタイ(逆だったかもしれない)に身を包んで帰郷した傾奇者...大往生
2023/09/12 08:35