御講拝読御書研鑽(2025年2月・寂日房御書)
経に云わく「日月の光明の、能く諸の幽冥を除くがごとく、この人は世間に行じて、能く衆生の闇を滅す」と。この文の心よくよく案じさせ給え。「斯人行世間(この人は世間に行じて)」の五つの文字は、上行菩薩、末法の始めの五百年に出現して、南無妙法蓮華経の五字の光明をさしいだして、無明・煩悩の闇をてらすべしということなり。日蓮はこの上行菩薩の御使いとして、日本国の一切衆生に法華経をうけたもてと勧めしはこれなり。 今月の御講拝読御書は『寂日房御書』の一節です。寂日房は大聖人御生誕の地に誕生寺を創設した人言われる安房の国の人です。当該御文では法華経・神力品の文を挙げて「斯人」とは日蓮大聖人であると言われていて、…
2025/02/11 09:24