放蕩息子とその兄(ルカ15章)
二人の息子がいた。弟のほうが父に、「お父さん、財産のうち私がいただく分を下さい」と言った。それで、父は財産を二人に分けてやった。それから何日もしないうちに、弟息子は、すべてのものをまとめて遠い国に旅立った。そして、そこで放蕩して、財産を湯水のように使ってしまった。(12~13) 弟は飢えて父を思い出し戻って来た。父は遠くから彼を見つけて迎え入れ祝宴を開いて祝った。仕事から帰って来た兄はこのことを怒って、父がなだめても家に入ろうともしなかった。 兄は父に答えた。「ご覧ください。長年の間、私はお父さんにお仕えし、あなたの戒めを破ったことは一度もありません。その私には、友だちと楽しむようにと、子やぎ一匹下さったこともありません。それなのに、遊女と一緒にお父さんの財産を食いつぶした息子が帰って来ると、そんな息子...放蕩息子とその兄(ルカ15章)
2023/11/03 17:10