【レビュー】アフター・ミッドナイト・スキン3|恋人ごっこから本当の愛へ、ジェットコースター級エモBL
いや〜、読後の余韻がすごい。今回もエモさとエロスがジェットコースター級だった。最初は「恋人ごっこ」だった二人が、ここにきてやっと「本当の恋人」になっていく過程、めっちゃ胸がキュンキュンした。 まず、虎谷がどんどん犀川との関係に慣れてきて「居心地の良さ」すら感じてしまうの、すごく分かるんだよね。でもその心地よさに危機感覚えてるって、めっちゃリアル。自分が思ってたより本気になっちゃってて、逃げたくなる気持ちも正直分かる。しかも、動画を消してほしいって話したら犀川があっさりOKしちゃうから、逆に「え…これでいいの?」みたいな。望み通り元の関係に戻れたのに、ちっとも心が晴れない虎谷のモヤモヤ、めっちゃ刺さった。人って「失いたくない」って思った瞬間に、「本当は好きだった」って気付くもんだよね。 そして今回、ついに犀川さんの本音もたっぷり堪能できて、読者としてはガッツポーズ。今までミステリアスでちょっと強引、時には脅しもあった犀川だけど、実は虎谷のことずっと見てて、心配してたって…もう、乙女か!「俺以外とヤるとか耐えられない」って、独占欲ましましの俺様セリフ、ここぞとばかりに炸裂してて最高だった。あの完璧そうな犀川さんが、ちょっと情けなくなったり、弱音吐いたり、素直になっていく姿にキュン死しそうだった。ギャップ萌えってやつ。 虎谷の可愛さも3巻でさらにパワーアップ。無意識にえっちな下着を選んじゃったり、犀川に褒められて照れたり、おねだりしちゃう姿には「おいおい、反則だぞ」と思いながらニヤニヤが止まらない。しかも、あの涙目&お色気ムンムンな下着姿で、エッチに突入するときのドキドキ感、破壊力ありすぎるでしょ。虎谷、本当にどんどん受けとしての色気が増してる。犀川も「キスが気持ちいい」とか、全身で愛を伝えまくるから、お互いの気持ちがどんどん加速していくのが手に取るように分かって、見てて嬉しいやら、こっちまで照れるやら…。 エッチシーンは、もはや感情とエロスの溶鉱炉。お風呂場での水しぶきエッチとか、甘々でとろけるような雰囲気が最高すぎた。これぞ「両思い」になった後のセッ久ってやつだなって思った。体だけじゃなく、心からお互いに求め合ってるのが伝わってきて、「やっとここまで来たかぁ」と、謎の親心で見守ってた自分がいる。犀川さんの普段の余裕が崩れた表情とか、虎谷が泣きそうになりながらキスをねだるとことか、ピュアすぎてむしろエロい。犀川…どん
2025/07/04 19:00