日本ではどの程度の日照量があるかを詳細に解説。断熱製だけでなく、日射量のコントロールが重要であることの根拠を事実に基づいて解説します。
はじめて注文住宅を建てることになり、積水ハウスと契約しました。家づくりを通じて感じたこと、家づくりの経過などを書いていきます。
2025年5月
日本ではどの程度の日照量があるかを詳細に解説。断熱製だけでなく、日射量のコントロールが重要であることの根拠を事実に基づいて解説します。
断熱だけでは語れない──住宅の換気による熱損失を定量的に比較する
「断熱等級を上げたのに寒い…」そんな声に応える、“見落とされがちな換気の真実”。実際に失われる熱量を数値で可視化。断熱より効果的な選択肢が、ここにある
2025年5月
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日本ではどの程度の日照量があるかを詳細に解説。断熱製だけでなく、日射量のコントロールが重要であることの根拠を事実に基づいて解説します。
「断熱等級を上げたのに寒い…」そんな声に応える、“見落とされがちな換気の真実”。実際に失われる熱量を数値で可視化。断熱より効果的な選択肢が、ここにある
新築の注文住宅を建てる際に気になる固定資産税。実は評価額は実際の建築費用よりも大幅に低く設定されています。本記事では「再建築価格方式」による評価の仕組みから、エレベーターや全館空調などの高級設備が税額に与える影響までを具体的な数字で解説。評点1点は約1.1円、木造住宅は新築時から経年補正で20%減価され、長期優良住宅なら5年間は税額が半額になるなど、知っておくべき情報が満載です。固定資産税を理由に必要な設備を諦める必要はなく、100㎡の住宅なら25年平均で年16万円程度。25年間の税額シミュレーションと共に、家づくりの意思決定に役立つ内容をお届けします。令和6年度の最新評価基準にも対応した実用的ガイドです。
新築注文住宅を建てる際に気になる「固定資産税」について詳しく解説する連載記事の第1回目です。土地にかかる固定資産税の仕組みを徹底解説しており、実勢価格と評価額の関係や「住宅用地の特例」による大幅減税の仕組みをわかりやすく紹介しています。多くの人が誤解している「固定資産税は建築費用と直結する」という思い込みを解消し、マイホーム計画における賢い意思決定をサポートします。次回は建物編をお届けする予定です。
セラミックタイルは、耐久性、デザイン性、防水性に優れた建材で、住宅や商業施設に最適です。この記事では、セラミックタイルの特徴、施工時の注意点、デザインの種類、そして主要な販売元を詳しく解説します。タイル選びの参考にぜひご覧ください。
**「石材の魅力とデメリット|種類、仕上げ、施工のポイントを徹底解説」**では、石材の種類(国産・輸入品)、表面仕上げ、サイズや厚みなど、石材選びの重要なポイントを詳しく解説。花崗岩や大理石などの特徴から、コストや施工の難しさといったデメリットまで、インテリアやエクステリアに石材を取り入れる際の具体的なアドバイスを提供します。石材の代替案としてセラミックタイルも紹介し、予算や用途に応じた最適な選択肢を探るための実践的な情報をまとめています。
湿度管理は快適な室内環境を維持するために欠かせない要素です。本記事では、換気、ガス燃焼、人間の呼吸などの要因が室内の湿度に与える影響を詳しく解説し、調湿効果のある素材や全熱型換気システムの活用法についても紹介します。特に夏と冬の湿度変動に対応するためのシミュレーションと計算例を基に、エネルギー効率を高めながら快適な住環境を作るための方法を提案します。
度と湿度の関係を理解し、快適な室内環境を維持するためのポイントを紹介します。不快指数やHumidexの計算例を通じて、湿度管理の重要性や結露防止のための基礎知識を学びましょう。
木質系の壁材や天井材で温かみのあるインテリアを実現。無垢材、突板、シート材の違いを解説し、和風・洋風デザインに合う樹種を比較。メンテナンスやコストも含めた最適な選び方を紹介します。
注文住宅で人気の塗り壁材、漆喰、珪藻土、薩摩中霧島壁の特徴と選び方を徹底解説。調湿や消臭、抗菌などの機能性、デザイン性、そして施工性を比較し、あなたの理想の住まいに最適な壁材を見つけるためのヒントを提供します。
この記事では、家の内壁に使用する壁紙以外の素材、「塗る」素材と「貼る」素材に焦点を当て、その特徴や選び方について詳しく解説します。内壁素材はデザイン性だけでなく、機能性や健康面にも影響を与える重要な要素です。この記事を通じて、各素材の特長や実例を学び、自分に最適な内壁素材を見つける手助けをします。続くシリーズ記事では、塗り壁、木質、石、タイルそれぞれの詳細な解説も行います。
然素材を使用した壁紙の魅力や選び方のポイントを解説します。和紙や布、金属箔などの独特の風合いを活かし、高級感や温かみのある空間を演出する方法を紹介。デザイン性だけでなく、環境や健康に配慮した壁紙のメリットや、施工・メンテナンス時の注意点も詳しく解説しています。自然素材を使ったインテリアに関心のある方におすすめのガイドです。
1. はじめに:壁紙選びの重要性 2. 壁紙の種類と役割 2.1 ベース壁紙とは? 2.2 アクセント壁紙とは? 3. インテリア全体の調和を考えた壁紙選び 3.1 全体のイメージを整える 3.2 過度な主張、うるささの排除 4. ベース壁紙の選び方 4.1 統一感とカラーマッチング 4.2 デザインと素材の選定 5. アクセント壁紙の選び方 5.1. アクセントクロスの設置場所 5.2. デザイン選びのポイント 5.3. 機能性に応じた選定 6. 実務的な注意事項 6.1. サンプルの見え方に注意 6.2. 広い面積での色の見え方 6.3. 壁紙を見る距離に注意 6.4. 時間をかけた検討の…
はじめに エネルギー消費量の比較 ドイツの一戸当たり暖房エネルギー需要は日本の5倍以上 他の要因を調整してもギャップは埋まらない 気候要因 家の大きさ なぜドイツのエネルギー使用量が大きいのか ドイツでは全館空調が一般的 ドイツと日本では暖房のエネルギー効率が違う ヒートポンプは熱効率が非常に高い ドイツはガス・オイルを使ったボイラーが多い 一次エネルギーと二次エネルギー 一次エネルギー 二次エネルギー 電気 都市ガス 全体としてみると日本の暖房はエネルギー効率が良い 日本の家が寒いのは暖房を使いたがらないから ドイツ・北欧の断熱性能の基準が高いのは事実 高い性能を求める背景 まとめ はじめに…
はじめに データ 月次平均気温 暖房度日: Heating Degree Day (HDD)の概念 HDDで見る暖房用エネルギー需要 冷房用エネルギー需要について まとめ はじめに 断熱・気密の話になると、「日本は遅れている。海外ではもっと厳しい基準が採用されており、日本の家は寒い。」という説明をよく目にします。 日本の家がダメと言われているようでモヤモヤしないでもないのですが、調べてみると、確かに北欧やドイツにおいて断熱性や気密性で求められる条件は、日本のそれと比べるととても厳しいのです。こうした国の規制・基準については背景も含めて考えさせられる点があり、改めて掘り下げて考えてみたいと思いま…
はじめに 現実的な気密性能の水準は? 積水ハウスの気密施工のグレード 標準仕様 気密施工オプション スーペリア仕様 気密測定の実例・参考値 シャーウッド 鉄骨 現場ガチャ それでも積水ハウスで気密にこだわるのなら まとめ はじめに 中間気密測定が期待していた水準に全く届かず、残念ながらC値1.3という結果になってしまったことは、前回の記事でご紹介した通りです。 私たちの家の気密性能が見えてきたところで、現時点で積水ハウスの気密性能に関して、私が調べた内容や考えたこと・感じたことをまとめておきます。これは、2024年9月現在の情報です。 現実的な気密性能の水準は? 気密性能は特に鉄骨を商品として…
はじめに 期待していた数値の水準 結果は? 家の形状の影響 まとめ はじめに 前回は、気密測定で数字を計測できるようにするだけでも、一苦労だった経緯をご紹介しました。今回は私たちが立ち会えなかった中間気密測定の結果の報告です。 期待していた数値の水準 ハウスメーカーを積水ハウスに決めた時点で、積水ハウスは気密性に強いハウスメーカーではない、という認識はしていました。 それでも 鉄骨ではなく木造 引き違い窓の数を減らす 営業担当、設計士に気密性を重視していることを伝え、設計面でも考慮してもらう 気密施工オプションを追加 気密測定を行うことを前提に施工してもらうよう依頼する など、できることは全て…
はじめに 中間気密測定は、必要に応じて気密不足を是正できるタイミングでやることに意味があります。 是正は、シート・フィルムや気密テープをしっかり貼ったり、隙間にウレタンを吹き付けたり、といった内容が中心になりますが、石膏ボードを貼る前でないと問題の個所を発見したり、アクセスしたりすることが難しくなります。 このため、中間気密測定は石膏ボードを設置する前に行うことが原則です。私たちも、インスペクターと現場監督で、このタイミングで中間気密測定を行う手筈を整えてもらっていましたが、実際に計測して数値を出すに至るまでが一苦労でした。 施工内容の認識が異なる? はじまりは、ラクダから現場監督にむけて、「…
はじめに 検査の概要 断熱検査 防水検査(足場解体前検査) 取り合い部分の処理 防水透湿シートの施工 水切りの設置状況 シーリング材の状態 検査結果 防水検査 (前回) 足場解体前検査 断熱検査 まとめ はじめに 上棟後、外装工事と並行して木工事が始まります。木工事は、建方工事によって柱と合板で作られた「箱」の境界から内側に向かって進んでいきます。そのため、最初に行うのは、壁に通気層を作り、断熱材を設置することです。この断熱材の設置が完了したタイミングで、断熱検査と足場解体前検査を実施しました。 私たちの場合、これらの検査は同じ日に行われましたが、インスペクターは別々の検査として扱っており、料…
はじめに 建方工事の途中から並行して外装工事と屋根工事が始まります。今回は、外装工事と、それに関連して発覚した施工の問題に関する備忘録です。 屋根工事 屋根工事では、瓦と太陽光パネル(瓦との一体型)を載せていきます。この工事は数日で終わりました。 工事とは関係ありませんが、問題になりそうなのが鳥の糞です。近くに大きな緑地があるおかげで自然が豊かなのは良いのですが、数週間のうちに鳥の糞が太陽光パネルに付着したようです。引き渡し後、屋根の上の掃除はなかなかできないし、太陽光発電の出力に影響するのではないかと、少し心配になります。 外装工事 続々と運び込まれたベルバーンが立てかけられています。写真は…
この記事では、注文住宅における「標準仕様」「オプション仕様」「特注仕様」について詳しく解説しています。ハウスメーカーによって異なる仕様の区分や取引条件の影響について触れ、施主のタイプ別に最適な向き合い方を提案します。特に、積水ハウス、三井ホーム、住友林業の具体例を挙げ、各社のアプローチを比較しています。注文住宅を検討する際の重要なポイントを押さえ、賢い選択をサポートする内容となっています。次回は、特注仕様に関連する割引率について詳しく考察します。
この記事では、家づくりにかかる総額のざっくりとした試算方法を紹介します。ハウスメーカーとの打ち合わせで使用する「資金計画書」のフォーマットに基づき、建築主体工事費、付帯工事費、その他費用、消費税など、各項目の詳細を説明しています。これから家づくりを考えている方に向けて、総費用の内訳と見積もりのポイントをわかりやすく解説し、費用の割合や具体的な事例も紹介しています。家づくりに必要な金額の概算方法や、個別の費用項目の見積もりの仕方を学ぶための入門ガイドです。 キーワード: 家づくり費用, 建築費用見積もり, 資金計画書, ハウスメーカー, 建築主体工事費, 付帯工事費, 家づくり消費税, 家づくり費用内訳, 家づくりブログ, 家づくりガイド
旭化成ホームズが新たに発表した木造住宅は、日本の伝統的なデザインと高断熱・高気密性能を兼ね備えた画期的な商品です。本記事では、この新商品がもたらす市場への影響や、施工面・営業戦略における課題を詳しく考察します。木造住宅市場への新規参入によって業界全体にどのような変化が起こるのか、注目のポイントを探ります。
旭化成ホームズが新たに発表した住宅「アスハウス」は、断熱等級7と気密性能C値0.2㎠/㎡以下を実現する革新的な性能を誇ります。本記事では、その詳細な性能と独自のコンセプトについて紹介し、今後の住宅業界に与える影響を考察します。
### SEO用の概要 この記事では、ハウスメーカーの営業担当者を紹介してもらう際の具体的な利用例について詳しく説明します。資料請求サイト、施主系紹介者、地場の不動産屋の紹介という3つのパターンを利用した経験を基に、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。また、紹介者や紹介サービスを選ぶ際のポイントや注意点についても触れ、信頼できる営業担当者に出会うための方法を提供します。家づくりを始める方にとって有益な情報が満載です。
この記事では、ハウスメーカーの紹介制度がどのように機能するのかについて詳しく解説します。紹介者が直接知っている営業担当者を紹介する従来の方法から、インフルエンサーや仲介業者を利用した紹介方法まで、様々なタイプの紹介者について説明します。また、紹介を受けることの付加価値や注意点についても触れ、信頼できる紹介者を選ぶためのポイントを提供します。家づくりを考える方にとって、有益な情報を盛り込んだ記事です。
### SEO用の概要 この記事では、ハウスメーカーの営業担当者を紹介してくれる様々なタイプの紹介者や紹介サービスについて詳しく解説します。インフルエンサー、施主系紹介者、仲介業者、不動産屋など、各タイプの特徴やメリット・デメリットを紹介し、どの経路で営業担当者に辿り着くのが良いのかを考察します。また、紹介制度の裏にある報酬システムについても触れ、信頼できる紹介者を選ぶ際の注意点を示します。家づくりを成功させるために必要な情報を提供し、読者の参考になる記事です。
営業担当者の事務処理能力や情報処理能力、そして社内でのネットワークの重要性について、自身の経験を交えて考察しました。特注品の調整や社内外の連携がスムーズに行える営業担当者が、家づくりの成功にどれほど寄与するかを実感しました。優れた営業担当者との出会いが、安心して家づくりを進めるための鍵となります。
営業担当者の信頼性やコミュニケーション能力が家づくりの成功にどれほど重要かを、自分の経験をもとに考えました。施主のニーズを的確にくみ取り、最適な提案を行う営業担当者と出会うことが、満足度に大きく影響します。具体的な例を交えながら、信頼できる営業担当者の見極め方について解説します。次回は、営業担当者の事務処理能力や社内ネットワークの活用について詳しくお伝えします。
はじめに 家づくりを成功させるためには、ハウスメーカーの営業担当者とのコミュニケーションが非常に重要であることを実感しました。営業担当者は、顧客の要望を設計士に伝える重要な役割を果たしますが、その役割や関与の度合いはハウスメーカーによって異なります。この記事では、営業担当者の役割や重要性について具体的な事例を交えて紹介します。 営業担当の役割 ハウスメーカーによって営業担当の役割は異なりますが、一般的な役割としては以下のような点が挙げられます: 顧客との窓口:連絡全般を担当 全体のとりまとめ:プロジェクトマネージャーとしての役割 顧客の意向の吸い上げ 予算管理 価格決定 設計士やインテリアコー…
前回に続き、「上手な業者との付き合い方」に関する、注意事項です。前回は利害相反についてまとめました。 building-dream-home.hatenablog.com 今回はポジショントークについてです。 ポジショントークとは ポジショントークとは、自分の立場や利益、あるいは承認欲求に基づいて意見や主張をすることを指します。これは、議論や意見交換の場で、自分の立場を優位にするため、または自分の主張を通すために、自分に都合の良い情報や論理を用いることが多いです。ポジショントークには、次のような特徴があります。 ポジショントークの特徴 自己利益の最大化: ポジショントークは、発言者が自身や所属…
リアリストになろう 家づくりに取り組む中で、業者や、玉石混交の情報の付き合い方については考えさせられました。人生で(おそらく)最大のお金が動き、長期間に渡って住む家を建てるわけで、大きな失敗はしたくありませんよね。 少し固い話になってしまいますが、上手な付き合い方として意識したのは、 相手がこちらの期待通り、あるいは自分が当然と思っている通りに振舞うことが、当然だと思わない。 相手には相手の利益・目指すものがあり、相手の行動や発言はバイアスがかかっている。 ことです。善悪の判断とか、「相手は~~すべき。」「普通は~~する。」といった主観的な判断に頼り過ぎないといってもよいかもしれません。期待し…
積水ハウスは、もともと鉄骨建築主体のHMですが、1995年に木造建築であるシャーウッドを発売しました。決算発表時の資料を見ると、今では受注件数の3~4割が木造(シャーウッド)になっているようです。 マイホーム建築を考えるなか、当初は鉄骨志向で、ヘーベルハウス、パナソニックホームズ、積水ハウスが気になっていました。一方、断熱・気密を考慮すると木造志向になり、住友林業推しに。検討を重ねるうちに、意中のHMが住友林業→三井ホーム→積水ハウスと変わってきた流れで、木造のシャーウッドで建てることになりました。 振り返って、「積水ハウスで建てるなら、鉄骨と木造のどっち?」という点について改めて考えてみまし…
これまで、二つのポストで 全熱交換型一種換気の採用をきめたこと 全熱型熱交換の注意点として時に指摘される臭いが戻る問題は、科学的にみれば問題にならないと納得したこと を書きました。今回は換気に関するより具体的な話とまとめです。 一種換気では集中型が一般的だが個別換気との使い分けが必要 一種換気では、給気量と排気量のバランスを取り、正圧や負圧にならないようにすることが重要です。更に熱交換器を組み込む場合は、給気と排気を同じ熱交換器の中に入れる必要があります。 そのため、個別換気方式よりも集中型の換気方式が多く採用されています。具体的には、給気口と排気口が家全体で一か所、または各階に一か所ずつ集中…
こちらの記事で書いた通り、全熱型の一種換気を採用しました。 building-dream-home.hatenablog.com この記事では、全熱型の特徴についてまとめます。 全熱熱交換と顕熱熱交換の仕組み 熱交換には2種類あります。 顕熱型:排気する空気の熱を、吸気する空気の熱に移すことで、エネルギー効率をたかめる。例えば、夏は排気する冷房で冷やされた空気で、外から取り入れる熱い空気を冷やす。冬は逆に暖房で温められた暖かい空気を排気する際に、外から入ってくる詰め板空気を温める。 全熱型:顕熱型の機能に加えて、湿度も交換してくれる。例えば、冬は加湿した屋内の空気から水蒸気を回収して、外から取…
一種換気ないし、全館空調を条件にした 今回の家づくりでは、希望としては全館空調、それが無理でも一種換気を条件としました。 一番の理由は花粉症対策と、空気の質を高めたかった事。洗濯ものを外に干すつもりはないし、窓を開けて気持ち良い期間も年に2-3か月も無いと思えば、窓を閉めた屋内の空気の質を高めることに重点を置きたかったのです。 高性能のフィルターや熱交換など換気の質を追い求めていくと、一種換気とセットで提供されていることがほとんどです。また各部屋に自然給気口がある三種換気と比較すると、一種換気は給気口の少なくなるのも、メンテナンスの面で有利です。性能とは関係ない話ですが、各部屋に給気口がつくと…
この記事は、気密性に関して調べたことのまとめです。 空気はどこから漏れるのか 最初に持っていたイメージは、家の外壁に隙間があったり、壁に穴が空いていて、外から中へ(あるいは中から外へ)、一直線に空気が通っていくイメージでした。しかし、それ以外の経路からも空気は漏れるのです。 家の外部と内部が“直接”繋がってしまう 家の外周の開口部で動くものは、どうしても隙間ができるので空気が漏れやすい。具体的には、玄関ドア、勝手口、開閉する窓など。ゴム製のパッキンなどで隙間を埋める仕様になっていも、経年変化で気密性は落ちていく。 これ以外も、吸気口・排気口は内外で空気が直接出入りするが、こうした場所は空気が出…
契約まで 我々の家づくりでは、ハウジングアドバイザリー制度に申し込んだこともあり、契約前の初回から設計士Oさんの名前がクレジットされた提案をしてもらうことができました。 営業のNさんによれば、Oさんはチーフアーキテクトで、社内的にも有名な凄腕の設計士さんとのこと。OさんとIさんは、何軒も一緒に仕事をしているようで、気心もしれているようでした。 契約までの16回の打合せの中で、Oさんが打合せに参加したのは、3回だったと思います。もしかすると、Oさんだけリモートで参加した回が他に1回あったかもしれません。 1回目:提案コンセプトの説明 2回目:修正案でも収納の量や取り方について懸念がなかなか払拭し…
しばらくブログの更新ができていませんが、契約後ほぼ週に1回のペースで打合せが続いており、仕様はほぼ確定。着工合意に向けて確認作業中です。 打合せを重ねる中で感じるのは、設計士さん・ICさんの引き出しの多さ、センスの良さとこだわり。施主側に目指すイメージとデザインへの思いや情熱があれば、質にかなりの水準までこだわれます。説得力のある提案が多いので、コスト増の要因にもなるわけですが・・・。仕様に関する話はボリュームもあるので、整理して別の記事で書きたいと思います。 今回は、蓄電池・太陽高発電・パワコンの最終決定の話です。 蓄電池に関する経緯 当初は、太陽光発電で発生する昼間の余剰電力を蓄電池にため…
C値と自然換気の簡単な関係式 前回はシミュレーションをもとに、C値と自然換気(漏気)回数の関係について調べてみました。 調べている中で、C値と自然換気回数をつなぐ近似的な簡便法として、 C値を0.1倍すると、だいたい自然換気回数になる。 という関係が述べられているのを発見しました。前回の掲載した表をみると、確かに住宅地の中であればこの関係が成立しています。計画換気の量が0.5であることと、この関係を覚えておくとよさそうです。 C値が高いと隙間風がぴゅーぴゅ―吹いて寒い? UA値やC値を改善することは快適な家をつくるための手段です。逆に言えばC値が高いとどうして困るかを考えれば、どの程度のC値を…