愛愛されないことはさみしいが苦しくはない愛せないことは苦しいし さみしい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(愛)
手のひらを置こうわたしの心だ。きよくなれ。(マルコの福音書1章)1聖書の言葉に手のひらを置こう 神さまの声が体にしみてくるように 聖書の言葉に手のひらを置こう信じる心がちょっとだけ強くなるように2 胸に手を当てて祈ろう 吾子の胸の血が止まるように 腹に手を当てて祈ろう 吾子の腹水が流れ落ちていくように◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた・いのちうた(伴走手のひらを置こう)
病短歌三回の飯とクスリがワンセット緑茶、サプリを合い間に飲んで朝起きて口から洩れるにがい息夜間食道逆走の胃妊娠ハ病気ニアラズこの国の男大臣つわりを知らずニンゲンの暮らしの街をコロナ攻めヒトが怖いと窓を閉め切る病にも「悪性度」なる言葉ありイヤな日本語「悪性」なんて余命とは重い病のことならず神が与えたかがやく命今日の日が最期であればどの顔で愛するひとに言葉をかける?「健やかに!」祈りをこめてメール打つ「お互いさま」の絵文字をそえて◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた(伴走病短歌)
薬好きのうた我が母は薬好きなり我もまたのどイガイガで早めのパブロン五種類も薬をのんで吐き戻し吐き気止めなるクスリをもらう頭痛薬飲んですぐ後胃ぐすりの粉さらさらと胃に流し込むロキソニン私まったく飲めません低体温の副作用出て「血圧のお薬だけは胃カメラの当日の朝飲んでいいです」「肩こりに葛根湯が効きますよ」「頑固な頭、それは無理です」ゆるい便かちかちの便ガスだまり常備薬なる強ミヤリサン丸薬をがん薬ときき身構える錠剤をまた浄罪ときき薬箱いつも満杯幼(おさな)より富山は近しお医者は遠し●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね薬好きのうた)
高齢者妻もわたしも、「高齢者」と呼ばれるようになって、ちょっと時が経ちました。「年齢が高い」というのだから、世間的には立派な「おとな」なのでしょう。けれど、妻もわたしもまだ若いのです。いや、まだ幼いのです、というべきでしょうか。子どもの頃に出会った「高齢者」は皆、ほんとうに堂々とした「おとな」でした。落ち着いた顔つき、しっかりした人生観、社会に根を下ろしたたくましさ―見事に生き抜いてきた「人生の証し者」だと映りました。ところが我が身はどうでしょう。思い描いたおとな像とはかけ離れた自分たちがいるのです。子どもっぽいのです。考えることも、話すこともおぼつかない。目つき顔つき定まらず。社会的安定度も低い。ウロウロおろおろしている毎日なのです。中学生になったとき、中三の先輩がなんと「おとな」に見えたことか。それに...祈りうた(信仰くねくね高齢者)
手のひらを置こうわたしの心だ。きよくなれ。(マルコの福音書1-41)1聖書の言葉に手のひらを置こう神さまの声が体にしみこんでくるように聖書の言葉に手のひらを置こう信じる心がちょっとだけ強くなれるように2胸に手を当てて祈ろう病んだひとの胸の血が止まるようにおなかに手を当てて祈ろう病んだひとの腹水が掃きだされていくように◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた(伴走手のひらを置こう)
八木重吉と太宰治と詩人の八木重吉は、病んだ我が子の代わりに自分が病みたい、と詩に書いた。作家の太宰治は、子どもより親が大事と思いたい、と小説に書いた。どちらもほんとうの親心かもしれない。いや、どちらも真実のニンゲン心かもしれぬ。八木重吉は、生涯、神の手のひらの上で詩を書いた。太宰治は、晩年、神の手のひらにのりたい思いで小説を書いた。◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた(伴走八木重吉と太宰治と)
梯子(はしご)ー息子がICUを出られた日に医療は 患者を命へつなげる道祈りは 患者と家族とを神へのぼらせる梯子◆言葉に愛を宿らせたい◆ご訪問ありがとうございます祈りうた(伴走梯子)
妻よ、今日もよろしくなんだかのどがイガイガするそう言いながら妻が寝床を出る今日も腰が痛むよそういって腰をたたく私―つましい夫婦の今日がはじまるカーテンの外は夜明け前パッとしない夫婦だがそれでも希望の明かりを灯すたがいの体を気遣いながらずっと前に迎えた銀婚式だが金婚式まではまだ遠い吊り橋の上でもうしばらく揺れて行こう妻よあっちが痛いこっちが痛いといいながら今日もよろしくねふたつに分かれても根は一緒◆言葉に愛を宿したい。◆ご訪問ありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね妻よ、今日もよろしく)
病院は病院は うつむいてもいいところ病院は 声をだして笑わないところ病院は いのちに謙虚になるところ病院は 祈りで癒やしを求めるところ◆言葉に愛を宿したい◆ご訪問ありがとうございます祈りうた(伴走病院は)
今日を抱きしめて生きる1しみじみ思う健康のありがたみと日々の暮らしの意味深さあんな事でムキになったり、こんな事に時間とお金を費やしたりわたしが健やかで、するべき事があって、笑い声をあげていたのは昨日せのびせず、卑下もせず病んだ者の今日の暮らしを抱きしめて生きる2病はつらいし、不安だし、苦しいです。当人ばかりでなく、すぐそばにいる者にとっても。気分が下がったときなどは、自分たちばかりがこんな目にあうなんて不公平だ、と嘆く気持ちもよどみます。けれど、病は不幸ではないと思います。いや、病は全部不幸ではない、というべきかもしれません。病んで気づいたことがあるからです。病んで出会った心があるからです。何気ない日々の深い値打ち、時間の使いかたの優先順位、労力のかけかたの濃淡―それまで書きなぐっていたような日々の過ごし...祈りうた(伴走今日を抱きしめて生きる)
通院哀歌「患者」という名刺保険料が二割に減ったとたん診察券が増えた手帳の半分は通院日あちらこちら医者代が家計を喰らう生きる時間は減っていくのに「患者」という名刺を仕事のように受付に差しだす受付の人は元気そう熱が出たので、おなかが痛いので、咳が続くので…町のクリニックは傷ついた訴えでいっぱいわたしも隅のイスにすわってビョウニンの顔をする受付の人ってなんか元気だなあ―などと呟きながら精密検査精密検査の結果は一週間後それまでの時間の長さといったら!診断は一瞬の間ドキドキおろおろの時間は何百時間その間に守るべきひとの顔がちらつく―わたし、セーフですか?それとも、覚悟が要りますか?一年先までの経過観察―経過観察です、また一年後!数年前なら「一年後の再検査でいいのか、よし!」と胸にメモした今はどうだ「一年先?それまで...祈りうた(信仰くねくね通院哀歌)
看護師さん三回も謝るよりはスイスイとどうか一度で血を抜いとくれ名を聞いて確かめ終えたわが妻を他人の名で呼び気がつきません検査室新人叱る看護師の腹の太さと顔の大きさ大事にといたわり来たる看護師の脚の静脈青々と浮く白衣脱ぎ裏口を出る看護師が急いで帰る母親と化し●ご訪問ありがとうございます。「医師」も「看護師」も、「師」を使います。「師」と呼ばれるべき尊い職業です。人間くさいひとも少なからずおられますが。祈りうた(日向ぼっこ看護師さん)
通院に付き添う朝は通院に付き添う朝は目覚めが早い気の小さいわたしは夜じゅうドキドキ夢の中の医師は大魔神のよう妻の病を手づかみにしているその妻は隣りでまだグウグウ●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(つぶや句通院に付き添う朝は)
被災地のボランティアさんボランティアさんの顔は何か違う泥だらけで、汗だくでちょっとくたびれていそうだけれどーウレシイんでしょうか自分でも役に立てそうなことがそう言って被災した家に入っていった●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(つぶや句被災地のボランティアさん)
ザ・深呼吸―能登半島地震六か月心にだって天気がある晴れたり曇ったり心にだって重量もある軽くなったり重たくなったりだから心だって浮いたり沈んだりするおまけにあかくもなればあおくもなる息が浅いとき心はしぼむ息が深いとき心はふくらむ明日はまだ見えないけれど顔を上げて ザ・深呼吸●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(つぶや句ザ・深呼吸―能登半島地震六か月)
今日だけはエゴイストでいいのかな1孫がクシャミをしたいっしょに遊んでいるとき翌日、妻が熱をだした咳も出てきた翌々日、私のノドが何となくいがらっぽい孫は元気になった妻も食欲がでてきた―家族の順番こ2孫と妻の風邪が治ってホッとしたら熱がでたそうか、私の番かまたあったかい生姜湯をつくった今度はじぶんのために3部屋を暖かくして眠る栄養のある物を食べるテレビ画面では避難民の子どもたちが飢えているのに今日だけは自分の風邪に没頭してもいいのかな●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね今日だけはエゴイストでいいのかな)
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愛愛されないことはさみしいが苦しくはない愛せないことは苦しいし さみしい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(愛)
命 1いつもどおり来ない朝があるきのうの夜までいつもどおりだったのに 2ずっと続きがあると思っていたが身近なひとの笑顔が一人ふたりと思い出箱に遺されていくと期限つきの命なのだとおもわれてくる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(命)
罪1バラのとげとげを見ていると―罪という文字がこころに刺さってくるようだ2きよいものにふれるとわたしの汚れがわかるうつくしいものそれへの憧れがいたくなるほど胸にせまる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(罪)
こころの波昨日を悔やむのは後にしようちょっとだけ明日を憂えるのは先に延ばそうちょっとだけ過去も未来も手づかみにできないこころの波がさわぐけれどじぶんを追い詰めまい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(こころの波)
一歩いのちが病の顔をして迫ってきたとき人生はこころを深みへと導いてくれた―ほんとうに大事なことそれは一つだけだよそう言いながら大事なことそこへ一歩踏み出す勇気それをいま心は待っている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(一歩)
親と子と⑤百日を超えた入院カーテンの中のベッドが暮らしの場―病む者と病む者を案ずる者とはちがうなまるでメールの最後にボソッと書かれた息子のいたみ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(親と子と⑤)
痩せ我慢②瘦せ我慢って結局我を自慢すること不安にも苦しみにもほんとうは耐えられないのにゲソゲソにやせた姿をひとには見せないそしてひそかにガンバッテイル自分を我慢強いとうぬぼれている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(痩せ我慢②)
痩せ我慢痩せ我慢と言うけれどほんとうに痩せると我慢も細るようだ歩くのもテレビを見るのも愚痴をきいたり言ったりするのもくたびれる昨日なんて食事中に眠ってしまったよ◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(痩せ我慢)
踏み出す勇気いのちが病の顔をして迫ってきたとき人生はこころを深みへと導いてくれた―ほんとうに大事なことは一つだよそう言いながら大事なことへ一歩踏み出す勇気それをいま心は待っている◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(踏み出す勇気)
言葉はしゃいで高笑いしているような言葉ひしゃげてねじくれているみたいな言葉ココロをまぜっかえす言葉ことばを平然と上書きしていく言葉必要なときなのに口から出ようとしない言葉ひとを人とおもわない言葉嘘と自覚しながら慰める言葉―みんな愛から遠い言葉◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(言葉)
信じるとき信じるときわたしの胸は空っぽになる昨日まで詰め込んでいた自分がスカンと無くなってしまうそして空っぽになった胸を神さまが満タンにしてくださる◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(信じるとき)
祈ることは願いは神の力を引き寄せようとすること祈りは神の懐(ふところ)へ身を投げ出すこと◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(祈ることは)
愛臆病者は抱きしめない◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(愛)
寄り添うって②長くは続かない幸福そんな思いがひそんでいてもいまあなたといっしょに味わうさいごは別々になるそれはわかっているでもいまあなたと一緒に祈る◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(寄り添うって②)
寄り添うって病んでいるあなたとの隙間それは埋まらないと知っているでも一緒にドキドキするつらさを乗り越えるのはあなたそう承知しているでも一緒にもがくもがきたい◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(寄り添うって)
わたしが今日いのちの最後をむかえるとしても ―誕生日にわたしが今日いのちの最後をむかえるとしてもあなたが救ってくださったあの日は幻ではないわたしが今日いのちの最後をむかえるとしてもあなたの御言葉を芯とする人生でよかったわたしが今日いのちの最後をむかえるとしても祈ることのできるこの暮らしはしあわせだわたしが明日も生きていられるならあなたがそばにおられるから心なだらかねがいちいさなわたしよちいさな仕事をひっそりとしよう―一人のちいさな心に種をまく匂いやかな種をまくそんな仕事を一生かけてひとつだけしよう◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(わたしが今日いのちの最後をむかえるとしても、ねがい)
「争」と「静」と争いのない世界それはどんなに静かでおだやかだろう!争いをしかける理由は山ほどあるだが争いをスッパリと断つ理由それをみつける勇気知恵愛それらはどこにある?あなたの国とわたしの国その争いあなたたちのグループとわたしたちのグループその争いあなたとわたしその争い争いが絶えた世界ほほえみに満ちた世界静かな祈りがくるむ世界それはそれはまだどんなに遠い世界だろう!◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(「争」と「静」と)
雨1そういえば傘をささずに歩き続けたこともあったっけ2豪雨―雨合羽のうえから撃たれるような3眺めているだけで安らぐそんな日もある◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(雨)
わたしがしたことに間違いありません―わたしがしたことに間違いありませんテロップが流れ声が語る罪を犯しました、心から反省していますそんな声がしおらしくそれにつづいて顔写真が映るいかにも悪いことをしそうだという顔―わたしがしたことに間違いありませんそんな言い方しそうもない顔詐欺師ひき逃げ犯泥棒殺人者みんな同じ言い方をするのかしら正座して、背筋を伸ばしてていねいに―わたしがしたことに間違いありません◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(わたしがしたことに間違いありません)
誰でもよかった誰でもよかったと犯人がいう自分のうっ憤を晴らせるなら自分の欲望が満たせるなら自分が刑務所に入れるなら自分が死刑にされるなら―誰でもよかったきみの命も大事なんだがひとの命も大事なんだとそんなことも分からぬ者が―ダレデモヨカッタなにを傲然(ごうぜん)と言い放っているんだ!◆言葉に愛を宿したい。◆いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた・いのちうた(誰でもよかった)
わるくち②私は言った。私は自分の道に気をつけよう。私が舌で罪を犯さないために。私の口に口輪をはめておこう。(旧約聖書「詩篇」三九篇)1憎まれ口も減らず口も陽のあたるところで開く口ときに大声で悪口と陰口はじめついたところで開く口きまってひそひそと2批判とわるくちはどうちがう?建て上げるより壊したい欲が潜んでいるかもしれぬウラミや妬みの苦い汁が溶け込んでいるかもしれぬちがいの見分け方は言葉に愛が宿っているか、かな3―あのひとがわるくちを言うのを聞いたことがありません特に親しかったわけでもない人の言葉親しくないから聞いたことがなかったのかもしれないでも彼はその人に清々しい印象を残して旅立ったのだ●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(聖句つれづれわるくち②)
わるくち私は言った。私は自分の道に気をつけよう。私が舌で罪を犯さないために。私の口に口輪をはめておこう。(旧約聖書「詩篇」三九篇)1わるくちって気持ちがいいいつでもどこでも大きな口を開けたがっているきょうもなんどもあけてしまったなわるくちという口2犬も猫もわるくちを言わないにくしみ、さげすみ―そのシミをもつニンゲンだけくやしさ一杯だからいやらしさに気づけないわるくちが自分らしさなんて!3わるくちには重さがない空中にフッと飛ばされるだが心に沈むと澄んだ湖を泥沼に変えてしまう言った口にも聞いた耳にもくろずんだ藻がからみつく4ひとを悪く言うとき蛇のような眼をしている―妻からそういわれた自分だってたくさん失敗しているのに赦(ゆる)せないのね―妻からそう言われた5ひと言のわるくちの前に千のわるい思いがあるくやしさ、...祈りうた(聖句つれづれわるくち)
跡1へやの白い壁にムシの跡がのこっている黒っぽい跡、赤黒い跡わたしが襲う前のイノチの印広島の原爆資料館で見た灰黒色の跡石段に残った跡原爆が襲う前のニンゲンのイノチの証2エノラ・ゲイ広島に原爆を落とした爆撃機の名前機長の母親の名前爆撃機が帰還したとき機長は母親に知らせたか―ママ、あなたの名前で街を跡形もなく破壊してきました祈りうた(つぶや句跡)
出直せばいい自分より高いところに手を伸ばしたので届かなかった自信をなくしちゃったとつぶやいた背伸びはできなくてもかがむことならできるでしょうそこからまた出直せば―とだれかが背中をさすってくれた●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(つぶや句出直せばいい)
良い加減②1おせっかい「相手に良かれ」と思いこむ―これがクセモノ「オレだったらこうする、ワタシならこうしてほしい」が口癖目先のことに入れ込む、全体は見えないというより見ないうまく行かないとなぜか勝手に腹をたてる2善魔「思いやりは必ず通じる」と信じている―これがクセモノいつのまにか押しつけになっているのに気づかないいや、気づけない自分のペースで進めたがり迷惑がられてションボリ善人ってけっこう手に負えませぬ祈りうた(信仰くねくね良い加減②)
良い加減1重箱の隅ひとさまの重箱は隅に目が行きがちなのでついついつつきたくなってしまうでもいい加減は良い加減―そうおっしゃるひとたちが多そうで2思いやり思いやりもときどき重い槍になって大事なひと傷つけてしまうそんなことがあるんだなあ●いつも、ご訪問ありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね良い加減)
うわべ1女性の校長障がいのある生徒に差別的発言をしたそれは女性の校長である!とんでもない差別と指弾したいニュースだが―それは校長とは言わなかった2誰が言うかだよ入社したての頃―要するに何を言うかではなく誰が言うか、だよ上司からそう言って提案書を突き返された数年後あゝ、同じセリフを後輩に吐いてしまった!3星の王子さま立派な服に着替えたら学説が認められた―という『星の王子さま』のお話ジャンパーで入室したら塾生に嗤われた過去と重なるうわべだけで測るのはニンゲンだけだなあ●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(信仰くねくねうわべ)
ちいさな幸不幸1靴下を履く片足立ちで靴下を履く昨日はよろけた―ガックリ今日はよろけなかった―ヤッタネ爺さんのちいさなしあわせ2切れ切れの夢夜中のトイレの回数が減ったら夢がもっと長く見られるのに!起きるたんびに切れ切れの夢になるので朝毛布がぐちゃぐちゃになっている●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(日向ぼっこちいさな幸不幸)
まだまだ九十歳1九十歳は十九歳テレビで出会ったおばあちゃん―九十を早口でくり返すと十九になるのよ!おお、生きてることを満喫しているひと次の世界へのパスポート写真はきっと笑顔だ2九十二歳の新聞記者いのちの続くかぎり地域へ入り良いところを見つけてこの地域新聞で伝えたい人の悪口は書かない人をけっして傷つけないわたしは筆が鈍ったらインタイする!●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(日向ぼっこまだまだ九十歳)
良くなりたいかその後、ユダヤ人の祭りがあったので、イエスはエルサレムに上られた。エルサレムには羊の門の傍らに、ヘブライ語で「ベトザタ」と呼ばれる池があり、そこには五つの回廊があった。この回廊には、病気の人、目の見えない人、足の不自由な人、体の麻痺した人などが、大勢横たわっていた。 さて、そこに三十八年も病気で苦しんでいる人がいた。イエスは、その人が横たわっているのを見、また、もう長い間病気であるのを知って、「良くなりたいか」と言われた。病人は答えた。「主よ、水が動くとき、わたしを池の中に入れてくれる人がいないのです。わたしが行くうちに、ほかの人が先に降りて行くのです。」イエスは言われた。「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」すると、その人はすぐに良くなって、床を担いで歩きだした。(新約聖書「ヨハネの...祈りうた(聖句つれづれ良くなりたいか)
「抗」と「杭」と詩人・峠三吉の詩集「原爆詩集」に「序」という作品がある。広島市の平和公園に小さな石碑があり、そこにも刻まれている。序峠三吉ちちをかえせははをかえせとしよりをかえせこどもをかえせわたしをかえせわたしにつながるにんげんをかえせにんげんのにんげんのよのあるかぎりくずれぬへいわをへいわをかえせ「抗」と「杭」と崩されてしまうかもしれないいま杭(くい)をうたないと奪われてしまうかもしれないいま流れに抗(あらが)わないとあの時代のようにあの国のようにあの民族のようにあのひとたちのように―なにが?赤ちゃんが大声で泣ける自由が病気のひとが安心して養生できる平和が孤独な老人や障がいのあるひとが語り合える愛が若者たちが笑いあいながらうたえる希望が●ご訪問ありがとうございます。祈りうた(本に導かれて峠三吉「原爆詩集」)
介護の悔悟1母介護の悔悟―もうくたびれた、限界だ病室の外でうずくまった中では母が苦しみでうめいていた告知されてあれあれという間に手術となって転院先でもあれあれという間に悪化して待ったなしの子育て遠い職場もっと遠い病院―妻もわたしも倒れそうそんな弱気におそわれて2妻介護の悔悟―怖い病気だったらどうしよう妻が弱音を吐くだいじょうぶ、かならず良い結果が出るから私は声を強く出す内心ビクビクのわたしのくせに病気の知識はそれほどなくていいという妻医師に質問できるくらいは知りたいというわたしストレスのキャッチボールは球がそれてばかり神はみんなご存知―そんな安心の雲にのりたい★神は愛です。(聖書)★いつも読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね介護の悔悟)
悩んでもいいんだまことに、主は悩む者の悩みをさげすむことなく、いとうことなく、御顔を隠されもしなかった。むしろ、彼が助けを叫び求めたとき、聞いてくださった。(旧約聖書「詩篇」二十二篇二十四節、新改訳聖書)あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。(新約聖書「マタイの福音書」六章三十四節、新改訳聖書)1くよくよしたいんだからくよくよすればいいさそのうち何でこんなことで?と自分に呆れるかもしれないでもずっとグズラグズラしてるかもしれない悩むってけっこうくたびれるから風邪、ひかないでね2あれはどうなる?これはどうしよう?と黒い種をほじくり出すちょっとした言葉で傷つくちいさなしくじりで委縮するだから悩む人は始終うつむいている、「考える人」みたいにだがヒトが壁の如...祈りうた(聖書つれづれ悩んでもいいんだ)
包丁1やめてくださいと包丁が懇願する鉄砲や刀と同じにしないでくださいわたしをわたしらしく使ってくださいわたしは決してヒトゴロシの道具などではありません2包丁は命じる―玉ねぎやにんじんを切りなさい包丁は命じる―鶏肉やマグロを切りなさい包丁は命じる―りんごの皮をむきなさいヒトを刺しなさい―そんなこと包丁は命じない●ご訪問ありがとうございます。包丁を用いた殺傷事件が続いています。胸がいたみます。祈りうた(信仰くねくね包丁)
いじめのミのむし21腹に巣くったムシが君の口からでて噛みつきたがっているヨワムシがもっと弱い虫をねらっているのだおっきく強い虫に歯向かうそんなキバはもってないので2捨て身になれたら自由になれるかもしれないニクシミもサゲスミもサカウラミも脱皮できるかもしれない―そんなノゾミをいだけないかなミノムシカミのでっかい手のひらにのってさ★たんぽぽの何とかなるさ飛んでれば★いつも読んでくださり、ほんとうに有難うございます。祈りうた(信仰くねくねいじめのミのむし2)
誕生日1六歳になるんだよ!あと一週間なんだよ!―孫娘が電話口ではずんでいるそうか、誕生日ってゴムまりみたいにはずむんだ!2ぼくのはじめての記憶は五歳の夜チチとハハの別れ話を寝床できいた夜その後、誕生日は何度もきたけれど弾んだ記憶はないみたい3息子の誕生日におよめさんがいった―夫のお父さんになった日おめでとうございます!誕生日が二度きたようで胸がちょっとふくらんだ4大地震のその日に亡くなったひとがいる大地震のその日に生まれたひともいるどちらも愛(いと)おしいどちらもかみさまの手のひらにくるまれた命誕生日はよろこびで満たしたい日だにっぽんが激しく揺れた日に生まれたひとよきみはうつむかないで胸張って生きるだろう一杯愛され、いっぱい愛し命に感謝して生きていくだろう明日へ5ずっと前のこと近くに住んでいるぼくを母が訪...祈りうた(信仰くねくね誕生日)
微笑み2しあわせはマスクからこぼれる微笑みだからあなたの笑顔の呼び鈴をぼくは押そうわたしたちのまだ縮こまった胸それを明日への希望でふくらませないかせかいは明けていないからこそ灯がほしいわたしたちの微笑みの灯りが祈りうた(しあわせの歌微笑み2)
生産者さん、ありがとう!お客さんはシェフの私をほめてくれるが私の仕事は農作物や肉や魚があってこそのもの―私は生産者さんをほめます彼らのおかげで私は料理が作れるのですありがとう!祈りうた(信仰くねくね生産者さん、ありがとう!)
微笑みしあわせはあなたが微笑むときから始まるのかもしれぬあなたがあなた自身に微笑むそう、そこからわるいことも悪いひとも絶えないだろうけれどせなかにそっとあててくれる手のひらの温もりを持ってる人はきっといる★神は愛です。(聖書)★いつも読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。祈りうた(しあわせの歌微笑み)
跡へやの白い壁にムシの跡がのこっている黒っぽい跡、赤黒い跡わたしが襲う前には生きていた印広島の原爆資料館で見た灰黒色の跡石段に残った跡原爆が襲う前にはニンゲンが生きていた証★神は愛です。(聖書)★いつも読んでくださり、ほんとうにありがとうございます。祈りうた(信仰くねくね跡)