未練組解散の日、それぞれの想いが交錯する。砂漠に隠された世界の真実とは?過去と現在のあいだで揺れる心と、静かに進行する裏切りを描いた感動の第19章をお読みください。
元々ボーカルレッスンに関する事とカラオケのリポートを掲載していましたが、今は小説がメインになっています。色々感性やらなんやらと欠落している人間で、埋めたいとは思いますが埋まらない部分とも上手にお付き合いして生きていければと思っています。
ハートに火を点けて やんちゃな王子のための失われた王国 という長編小説が今のところ、自分にとっては代表作です。ハートの方は近未来をテーマにしたSF小説、やんちゃな王子は父親になりきれない男性が主人公で、家族の絆をテーマにした物語です。興味を持たれた方は、お読みくださると嬉しいです。
その時、iPhoneの液晶には21:42と表示されていた。ここまで話して、ようやく物語の背景が見えてきた気がしていた。「こうして王妃の生まれ故郷への航海が始まった。乗っていた船は最新型で、とても快適だった。大波が来ても揺れが少ないように設計
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「さて、これから一気に10年歳月が流れる。王妃とそれを取り巻く環境も大きく変わる。」美穂が戻ってくると僕は話を再開した。「10年経つと王子も颯太よりちょっと上くらいの年齢になるわよね。王妃はアラフォーに差し掛かったくらいかしら。」「大体、そ
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成り行き上、美穂に物語の続きを話さなければならなくなったので、僕は途方に暮れていた。さてどうしよう?まずは昨日見た夢の前説、背景となる物語が必要だった。その時、iPhoneの液晶には20:20と表示されていた。残念ながら美穂の言うように時間
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やんちゃな王子の夢を見て僕は少なからず驚いた。物語は兄とのエピソードで終わりだと思っていたがどうやらまだ続きがあったらしい。夢で見たストーリーの背景に一体何があるのか?僕は仕事中に同僚の呼びかけにも上の空で、その事をずっと考え続けていた。
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アリゼは思いがけず兄との再開を果たした後も、島の役場で監視員の仕事を続けていた。その日もいつものように入り江に小舟を出して巡回をしていると、外海との境界辺りに見知らぬ黒船が停泊しているのを発見した。黒船が少し島から離れた場所にいた停泊してい
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時間はすでに18時を回っていたが、母と美穂の話は尽きる事がなかった。僕からすれば、どうでもいい話を延々と続けている。颯汰はお菓子をたくさん食べて、お小遣いも貰って初めはご機嫌だったがいい加減、退屈してきたようだった。僕は早く家に帰りたくて仕
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未練組解散の日、それぞれの想いが交錯する。砂漠に隠された世界の真実とは?過去と現在のあいだで揺れる心と、静かに進行する裏切りを描いた感動の第19章をお読みください。
「沙梨が涙ながらに語った衝撃の告白とは?高志の心に眠る大切な記憶が蘇る、感動の第18章。『心が通わない人間にしか分からないこと』の真意が、ついに明らかになります。」
キドの未来観測で絶望に沈む高志、亮司、修の三人。そんな彼らを救ったのは謎めいた少女・沙梨だった。手こぎトロッコで記憶の海を渡り、存在平面の境界を越える幻想的な旅。しかし沙梨には隠された秘密が…連載小説『犬のかたちをした記憶』第十七章。
愛しているのに伝わらない。高志と美穂の離婚、娘・紬との別れ。心筋梗塞で死ぬべきだった男が見る残酷な未来。コミュニケーション不全という現代病を描くSF小説『犬のかたちをした記憶』第十六章
「おばあさんを助けて生き延びた保育士・修。しかし彼を待っていたのは、職場からの排除と絶望的な未来予測だった。純粋な優しさが罪とされる現代で、修が失ったものとは。SF小説『犬のかたちをした記憶』第十五章」
「キドの『純粋な授業』により身体の自由を奪われた高志、修、亮司。砂に埋められVRで見せられる亮司の未来は絶望的なものだった。死に納得するための授業とは一体何なのか。SF小説『犬のかたちをした記憶』第十四章」
キドのジャガーが導く先は砂漠の霧の中。そこで始まる「未来観測」とは、もしも生きていたらの世界を見る残酷な授業だった。VRゴーグルと穴が用意された最終試験で、高志、亮司、修の三人が直面するのは見たくない未来。成仏への道は、自分自身との審判から始まる。霧の中で明かされる『もしも』の真実とは。
ZENが意志を持ち始め、高志の娘・紬が父の視線を感じ取る異変が発生。存在平面の境界を越えられない未練組の前に、キド校長が謎の課外授業を提案する。沙梨の「やっぱり、来たのね」という予言めいた言葉が示すものとは?AIの学習、時間の歪み、そして予期された来訪者が織りなすSFファンタジーの新展開。
死後の世界を舞台に、AIと量子理論が実現した瞬間移動の成功と謎。ZENというAIシステムを使って3秒でコンビニへ移動した高志は、予期せぬ時間停止現象を目撃する。現世への干渉と娘への接近が可能になった今、未練組の前に新たな謎が立ちはだかる。シュタイン理論とマキオン粒子が織りなすSFファンタジー。
死後の世界を舞台に、AIと量子理論が紡ぐ新たな可能性。現世への未練を持つ四人が挑む驚異の実験とは?ロベルト・シュタインの次元共鳴理論と最新技術の融合が、天国と現世の境界を揺るがす。亮司の秘密の計画と沙梨の謎めいた役割が明かされる感動のSFファンタジー。
死後の教室で出会った、未練を抱える4人の物語。買い物カゴと共に語られる“最後の記憶”が、静かに心を揺さぶる。「本当に、終われるのか?」と問いかける第九章。
教室に残されたのは、たった四人。解脱を目指すための最終試験に合格できなかった“未練組”が、それぞれの過去と向き合いながら、やがて静かに立ち上がる。白紙の答案と、言えなかった本音──ここから物語は動き出す。
「未練心理学」の授業中、死後の世界で娘を“観測”した男・高志。引きこもる娘、沙梨の言葉、そして“境界実験”──本当の選択はどこにあるのか。
「戻ること」が正しいとは限らない──。ほころび始めた心と、まだ言葉にできない未練を描く、存在平面での静かな葛藤。次第に迫る境界実験を前に、高志の揺れる想いが交錯する。
ほどけた靴紐、結びかけた手。歩き慣れた朝に訪れた、誰にも知られない別れ。まだ何も理解できないまま、世界は静かに遠ざかっていく──その記憶をたどる章。
死後の世界で“現世観測”という授業を受ける高志。娘・紬の姿を目にし、父としての後悔と愛情に揺れる心を描いた切ない物語。
死後の世界で行われる"魂の体育授業"とは――?未練を抱えた者たちが「解脱」を目指す、切なくもコミカルな異世界ジュブナイル。走ることで心と肉体を手放す修行が始まる。
後輩が上司になった春。平静を装いながらも、心の中では静かに葛藤していた僕。プライドと向き合う日々の記録。
死後、魂たちが集められる“存在平面”。そこで彼らは「未練心理学」「境界実験」などの授業を受け、成仏を目指す。切なくもあたたかい死後世界のファンタジー。
目を覚ました場所は、色も音も感情もない世界。ただ一枚の学生証だけが、自分が「高志」であることを告げていた。不安と孤独に包まれる中、出会ったのは、あっけらかんと笑う一人の少女。記憶のない男と、謎めいた少女の、切なくも温かい「存在」を巡る物語。
先日、NHKの夜ドラ「VRおじさんの初恋」が終了しました。前半は直樹(野間口 徹さん)がVR世界で女子高生のアバター(倉沢 杏菜さん)となり出会う美しい人、初恋相手となるホナミ(井桁 弘恵さん)との幻想的な旅が中心、後半は現実の穂波が実は7
最終的な移住候補地として、通っていた大学のある街(東京都町田市)にまた行ってみようと思った。今日は本当はジムに行く日だったが、たまにはルーティンを変えてみた。昨日、鬼滅の刃を衝動的に読みたくなって夜更かしをしてしまった事(^_^;)、小雨交
GW後半の最終日に、過去に自分が住んでいた場所を巡ってみた。■行ってみた場所1.大学生の頃、2年間住んでいたアパート 東京都町田市2.通っていた大学 東京都町田市3.生家(4才くらいまで住んでいた) 東京都大田区4.離婚する直前まで、5年
GW後半の初日に、過去に自分が住んでいた場所を巡ってみました。■行ってみた場所1.小学校から高校まで住んだ実家(一部大学生の頃まで) 埼玉県春日部市2.転職先が決まって結婚してから約10年間住んだマンション 埼玉県さいたま市緑区3.大学卒
GW前半に「ふるさと回帰支援センター」で紹介された移住先を見てきました。紹介されたのは神奈川県、静岡県、長野県の3県でしたが、まずは近場の神奈川県の二宮町に行ってみることにしました。職場がある横浜から電車で40分くらいなので通勤圏内です。そ
葬送のフリーレン自体について語ろうと思っていましたが、おじさんにはちょっとハードルが高かったです、30年遅いと(^^;)それでも何かしら書きたくて仕方がなかったので、とりあえず挿入歌の比較をしてみました。 今回は第2クールまでのオープニング
村上春樹さんの『職業としての小説家』は、村上さんが小説家としての歩みを語った自伝的エッセイです。2015年に初版が発行され、その後新潮文庫からも出版されています。この作品では、村上さんが作家デビューから現在に至るまでの軌跡、長編小説の書き方
キムタクのドラマ、君にかける橋の第1話を見ましたが、意外と言っては失礼ですが面白かったです。若い頃は「どんな役をやってもキムタクになってしまう。」とよく揶揄されていましたが、年齢を重ねて、逆に与えられた役を自分に投影できるようになってきた気
NHKの夜ドラ、VRおじさんの初恋のこれからの展開が待ち遠しいです。一体、どうなっていくんだろう?現実のホナミの個人情報を不正に入手して、会いに行った相手が自分より年上(70才くらいの方でしょうか?)の男性(坂東彌十郎)さんでしたが、VR上
NHKの夜ドラ「作りたい女と食べたい女」を何気なく見ていました。一緒にご飯を作って美味しそうに食べるだけのドラマでしたが、何でそれだけの話なのに、こんなに目が離せないんだろうと不思議に思いながらその世界観に引き込まれていました。もちろん背景
人に「頑張れ」って言われる事が本当にしんどい時がある。そんな時は口に出しては言わないけど、「もう頑張ってるよ」「これ以上、頑張れないんだよ」って思う。 「もう頑張らなくていいよ。」って言われると気持ちが楽になる反面、自分が見捨てられたような
「NHK MUSIC SPECIAL 中島みゆき ~映像に命をふきこむ歌~」という番組を見た。チコちゃんが終わって、旅サラダを見ていたらあまり面白くなかったので何気なくNHKにチャンネルを戻したらやっていて思わず魅入ってしまった。曲目は「地
すずめの戸締まり、期待して見ていたんだけど残念ながら僕には響かなかった。この映画を好きな人がきっと沢山いて、批判的なことを書いてしまうのは申し訳ないから控えた方がいいなと思いながらどうしてもモヤモヤしてしまい、書かずにはいられませんでした。
こんにちは、柴犬です。最近、星野源さんのアルバムをサブスクでよく聴くようになりました。実は今まで、気に入った曲は単発で聴いたり、カラオケで歌ったりしていましたが、アルバム自体を丸っと聴いたことはなかったんです。では、なぜ聴こうと思ったかとい
こんばんは、柴犬です。小説を書かなくなってまだたったの2ヶ月なんですが、ずいぶん長い間、書いていないような気がします。これからまた書けるのかなぁなんて不安になったりしていますが、自分なりに優先順位があり、それを黙々とこなしている状態ですね。
こんにちは。久しぶりのエッセイです。今日は天気が良かったので久しぶりに休日に電車に乗って遊びに行きました。初めは藤沢から江ノ電に乗って長谷で降りて海岸まで行こうと思っていたのですが、最近、体調が芳しくないので面倒になり横浜でJRに乗り換えず
王妃の物語が完成してから、季節は瞬く間に過ぎていった。新しい年を迎え、母の1周忌も無事に終わり、僕の中で母に対して抱えていた様々な想いは徐々に薄れていった。母の事を考える時間は減り、家族の間でも話題となることは少なくなっていた。故人というも
母が危篤になったと兄から電話があったのは、お正月休みが過ぎてすぐのことだった。僕は、ちょうど会社に行く準備をしている所だった。「シュン、いよいよあの人が危ないそうだ。すぐ来られるか?」「ああ、ちょうど出勤前で出かける準備をしていたから1時間
王妃が国政に復帰してから、また数年が過ぎた。王妃は今では皇太后と呼ばれるようになっていた。皇太后はかつての経験と持ち前の行動力で手腕を発揮して、国王ヒソップをサポートして様々な問題点をクリアしていった。混乱を極めていた国内の情勢は徐々に落ち
母が聞きたかった曲は、思った通り島倉千代子の「この世の花」だった。母は僕がカセットテープを持って行くと、毎日のように聞くようになった。兄が気を利かせダビングをして、その曲だけが何度も繰り返されるテープを作ってあげると母はとても喜んでいた。