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  • 畑98 / 月見

    朝、畑へ行く途中、百姓仲間が里芋を洗っている。「えらい早いこと掘るねんなあ?」と言うと、「今日は月見やさかいに、自分とこ用や!」夏のような暑さ続きで忘れていた。旧暦の八月十五日、十五夜、仲秋の名月だった。名月を愛でながら管弦の遊びを楽しんだのは高貴なお方たち。専業農家だった我が生家では、里芋と薄アゲを炊いたのと、俵型のおにぎりを縁側に供え、我々子どもが河原でとってきたススキを飾るだけという、ひっそりとした祭り事だった。農家にとっては稲の豊作を願う大切な祭りだったが、子どもにとっては夕食に里芋、次の日の朝食にも里芋という、けっこううんざりな祭りだった。そんなことを思い出して、ならばと、我が畑の里芋の試し掘り。四月に親芋の逆さ植えをして、茎を四本伸ばしたうちの二本を収穫。ほんとうの収穫にはまだ一ヶ月早いので、...畑98/月見

  • 87 / ??

    例によって、『考物一千題』という「なぞなぞ」の本から抜粋。答えはすべて【植物】に関するものである。①「狐の大声」とは何?②「仇の狸」とは何?③「九の字が一つ」とは何?④「帰り来る都は秋の花盛り」とは何?⑤ある数からある数を引くと六が残るものは何?⑥寒くなり日も短くなる中にある木は何?※答えは最後の文章の中にあります。「考物(かんがえもの)」は現代の「なぞなぞ」にちかのだが、言葉遊びの一種といったほうがいいかもしれない。本来は五七五の俳句調で、次のような形をとっている。吸い物をお熱い内にと進められ【魚二つ】答えは「冷めます=鮫・鱒」となる。すこしだけ練習。※答えは末尾に。aおしいこと朝顔につく根切り虫【鳥三つ】b洗濯と薪取りも都合よし【旧の国名三つ】c外国へ出す郵便は逆の様【港の名一つ】一週間ほど前に大根の...87/??

  • 畑97 / サニー

    家で育てている苗を朝日にあててやろうと日向に出して畑へ。いつになく涼しいので、昼前まで野良仕事。家に帰って唖然!23日間の苦労が水の泡。強い日差しを浴びて苗はへろへろ。サニーレタスなんぞは、京のおばんざいの「菜っ葉の炊いたん」状態。写真を撮る間もなく、苗を日陰に移動。根元から水をやり、引っ付き合った葉っぱをピンセットではがし、無残な姿を見るのは辛いので家の中へ。二時間ほどして見に行くと、まるで魔法にかかったかのように、苗は生き返っていた。しかし、あと15分ほど帰るのが遅ければ全滅していたかもしれない。彼岸が過ぎて、もうそろそろ定植できるだろうと予想していたが、まだ無理があるようだ。だが、サニーレタスはかなり大きくなっている。日差しは真夏だが、日陰に入ると秋が感じられる。仕方がない。サニーレタスにも早く秋を...畑97/サニー

  • 86 / なんでやねん②

    学生時代に習った芥川龍之介の『羅生門』の冒頭の一文である。平叙文(普通の文)で書かれているが、読者はこの一行で疑問を持つ。ある日の暮れ方の事である。一人の下人が羅生門の下で雨やみを待っていた。雨が降る夕暮れの羅生門の下で、下働きの下人が、一人で、なぜいるのか?読者が心の中で「なんでやねん?」「ほんでどないなるねん?」とツッコミをいれたくなる仕掛けになっている。ミステリー小説はいうまでもなく、すべての小説は読者の「なんでやねん?」のツッコミで展開していく。日常生活において、「なんでやねん?」のツッコミをいあれるような事態は出来るだけ避けたい。しかし、痛さをこらえて伸びた鼻毛を抜いた時の快感のような、少しばかりの刺激を求め、「なんでやねん?」のツッコミをいれるために、小説の非日常の世界へ入り込む。あるいは、「...86/なんでやねん②

  • 85 / なんでやねん

    A「うちの犬、英語を話すねん」B「なんでやねん」A「煎餅を一枚やったら、ワン(1)て言うたがな」B「おまえはアホか」大阪漫才でお馴染みの「なんでやねん」「アホか」のツッコミだが、次のような構造になっている。Aのバカな発言を客は笑うと同時に「有り得ないこと言うな!」と気がまえる。その客の気持ちを、Bが「なんでやねん?」と疑問形で代弁することで、客は安心して大きな声で笑う。Aは疑問の答えとしてバカなことを言うと、客が笑うと同時に「こいつはアホだ!」と気がまえる。その客の気持ちを、Bが「アホか?」と疑問形で代弁することで、客は安心して大きな声で笑う。つまり、バカな発言に緊張した客の気持ちをツッコミが緩和して、笑いを増幅させているのだ。A「うちの犬、英語を話すねん」B「有り得ないこと言うな!」A「煎餅を一枚やった...85/なんでやねん

  • 84 / 否定疑問

    道を歩いていると、向こうから知人らしき人がやって来た。「ひょっとして〇〇さんではないですか?」「Aではないですか?」と否定形を入れた疑問文なので「否定疑問文」という。「〇〇さんですか?」と普通の疑問文にすると、否定されたときに言い訳に苦労するが、否定疑問文だと「失礼しました」で謝りやすい。否定疑問文は、否定と肯定の両方をを予想した全方位型疑問文だといえる。新車を買って一週間してセールスマンが家に来た。「お車の調子にご不満はございませんか?」とたずねる。「~(し)ませんか」という形も否定疑問文になる。満足している人は、「ご満足でしょう」というセールスマンの意図を推測して「はい」と答える。満足していない人は、「ご不満があれば承ります」という意図を推測して「はい」と答える。面と向かい合った会話なら、声の調子で「...84/否定疑問

  • 83 / 謎

    大正5年刊の『考物一千題』という謎なぞの本がある。これがなかなかおもしろいので、少しばかり紹介する(一部改変)。答えはすべて【天文】に関するものである。①キリスト教徒が最も尊ぶものは何でしょう?②目も口も鼻もなければ、足も手もないのに、変な声を出しながら幾千里でも行くものは何でしょう?③長くなっても、短くなっても、常に丸いものは何でしょう?④紅の糸をとって、虫をくくりつけると美しい色になりました。はて、何でしょう?⑤東京名物の桜が咲いたので、向島は人盛りです。何事でしょう?方角二つで答えてください。畑へ行く途中の堤防の彼岸花が一斉に咲きだした。気温が20~25度が開花の時期とか。猛暑が続いているが、最低気温が25度以下になったので一気に花を咲かせた。園芸品種のリコリスという名で赤以外に白や黄色の彼岸花が販...83/謎

  • 畑96 / すずめの涙

    百姓仲間も皆、猛暑で、いつ苗を植えようか悩んでいるようだ。ある仲間は、出荷用にセルトレイでサニーレタス500株を植えていたが、本葉が四、五枚になり、もはや限界。いつもはビニールでマルチングして植えるが、地温が上がって根が蒸れるし、しおれた葉がマルチにひっつくといけないので、しかたなく、露地に植えて敷き藁をしたという。雀の涙ほどの収入しかないのに、猛暑のせいで余計な手間がかかる。マルチときくと、「multi」を思い浮かべてしまうが、〈複数の~〉ではない。〈根を覆う〉の「mulch」、〈土面被覆〉の「mulching」である。昔は、乾燥を防ぐために藁やもみ殻、刈り草を株元に置いていた。今は、雑草の防除や保温も兼ねてビニールシートを使うようになった。我が家ではお隣の田んぼの持ち主から、ジャガ芋をマルチしたお古の...畑96/すずめの涙

  • 畑95 / 畦道トーク

    専業農家が多かった昔、おっさん連中が田んぼの畦道に集まって情報共有をしていた。野菜の栽培のことはもちろん、「〇〇の娘はん結婚するらしいで」とか、「今度の組合の旅行はどこがええやろ」とか、はては町内の重要問題も畦道で決定していた。しかし、徐々に耕作する家庭が減り、「畦道話」もなくなりチリジリバラバラになってしまった。そこで町内で耕作している者同士の情報共有の場として、ライングループをつくっている。「緊急時のSOS!」にも使えるし、「ヌートリアにやられた!」とか、「今年は玉ネギおかしいな」とか、「これ(写真)なんの足跡やろ?」などの身の周りのことや、お互いの利益や親睦が目的だ。「畦道話」ならぬ「畦道トーク」である。一人でする農業は、めんどくさい人間関係がないから気楽だ。その反面、農業は孤独な作業である。今日一...畑95/畦道トーク

  • 畑94 / 只管

    ニンニクを植える畝を立てようと、朝の6時に畑へ。ところが、耕運機のガソリンがきれている。ストックも無い。ガソリンスタンドが開くのは7時。その日の農作業をエクセルカレンダーに10字以内で書いている。今日は「ひたすら草抜き」。土が乾いている時は鍬(くわ)で削るが、湿りっ気の多いときは抜いた草に土がつくので、小鎌(こがま)を使う。地面に這いつくばるようにして、眼に入った草はすべて小鎌で打ち抜く。自分勝手に「無念無相の打ち」といっている。宮本武蔵の『五輪書』の中にある言葉である。「無念無想」は〈心に何も思わない〉で草に集中して抜いてやろうという意識がある。しかし、「無念無相」は〈心に何も思わず、一切の執着を離れる〉で、草を抜いてやろうと意識しなければ、手が勝手に動くのである。7時をまわると30℃近くになってくる。...畑94/只管

  • 畑93 / きまま

    昼過ぎまでは強烈な日差し。夕近くになるとゲリラ豪雨。ここ数日、そんな日が続いている。ニンニクを植える準備をしたいのだがままならない。もちろん、もともと、勝手気ままな日々を過ごしているのだからどうってことはない。だが、「今日は何をしますか?」の答えが、「思うがまま」の一択しかないのは、牢屋の中にいるようで窮屈だ。ひまつぶしに、バイクで100均へ。走っている間は風を受けて涼しいので、遠くの信号を見ながら、脚を地面に着かないように走る。「化粧品用スポイト」と「ペットボトルじょうろ」を買ってきた。「化粧品用スポイト」は注射器のような格好で、香水をビンに移すときに使うらしい。「ペットボトルじょうろ」はじょうろの先の「蓮の実」をペットボトルに付けるキャップ。セルトレイからビニールポットに移植した苗に液肥をやるためだ。...畑93/きまま

  • 82 / 同窓会②

    六十年以上も前のことなのに、時々、思い出す。幼稚園の時、先生が「明日、砂場遊びをしますから、なにか一つおもちゃを持ってきなさい」と言った。なににしようか?と考えたが、考える必要などなかった。おもちゃといえば、夜店で買った15円のブリキのポンポン船しかない。なのに、夕方、畑から帰って来た親に「なに持っていったらエエんやろ?」ときいた。きく必要などなかった。ないのだから・・・。細かなやりとりは覚えていないが、夕焼けの中、父が、カブ(単車)の後ろに私を乗せて、富田林のおもちゃ屋さんに連れて行ってくれた。店に着くと蛍光灯が白々と灯っていた。蛍光灯すらめずらしい時代だった。おもちゃ屋に行ったのも初めてだった。両端の棚におもちゃがいっぱい並んでいる。なににしようか?と思ったが、悩む必要などない!棚のいちばん下にねっこ...82/同窓会②

  • 畑92 / 一本一円

    9月3日に植えた玉ネギの芽が出そろった。「たま一郎」という超極早生の品種。3月の下旬頃から収穫できるが、中旬から葉玉ネギとして採っている。超極早生玉ネギは貯蔵期間が短い。よく乾かしても一ヶ月ほどなので、基本的に食べる分だけを引いて帰る。乾燥させていない超極早生の生玉ネギは、一週間ほどしか日持ちしない。収穫してすぐが「新タマネギ」で、皮が薄く、実の水分が多くて柔らかい。だから、4月いっぱいは、毎日、新タマネギを味わう。今日は、早生玉ネギの種蒔き。「貝塚黄玉ネギ」という品種でスーパーにはあまり出回らない。扁平で円盤型なので選別機を通らないために大量生産できないからだ。ところが、味がよいので料亭でよく使われる高級品種。特にこの「貝塚黄」は早生ではあるが9月頃まで貯蔵がきく。苗箱に1㎝ごとに軽く溝を作って、1㎝お...畑92/一本一円

  • 81 / 同窓会

    「どないしたんや?えらいやつして!どこ行きや?」標準語の「やつす」は、「こんな姿に身をやつしてはいるが、元はと言えば侍の家柄」で、〈みすぼらしく目立たない姿になる〉の意味。しかし、大阪弁の「やつす」は、〈おめかしする・おしゃれする〉の意味になる。「高校時代の同窓会があって、大阪までいきまんねん!」大阪の人間が「大阪に行く」というのは〈大阪市内へ行く〉の意味。「そうかいな!せいだいきばってきて!」大阪弁の「きばる」は〈息む〉のではなく、〈はりきる・頑張る〉の意味になる。というわけで、コロナ禍をはさんで同窓会がある道頓堀のホテルへ七年ぶりに。地下鉄なんば駅に電車が止まって、皆がいく方向について行けば改札口があって、地下を上がると高島屋の正面玄関。左に行って御堂筋を渡ると場外馬券売り場、まっすぐ行けば正面に戎橋...81/同窓会

  • 畑91 / 急がば回れ

    セルトレイで苗を作るときは、次のような計算をしている。【アブラナ科】白菜やキャベツ①播種=1日②発芽=3日③双葉肥大=3日④本葉一枚目=5日※ポットに植替え[植え痛み+3日]⑤本葉二枚目=5日つまり、本葉が2枚になるまでに23日かかる計算である。写真は上から玉レタス・春菊・白菜・キャベツ。玉レタス以外は9月3日に植えたので八日目。③と④の間くらいで、本葉が少し出かかっている。ここで、本葉に生みつけられた虫の卵がふ化して、本葉の芯を食べられるとどうしようもなくなる。そこで、②から③の三回、農薬を軽く散布している。虫も小さいから、三回で一回分の量にしている。大きな声では言えないが、個人的意見として、市販の苗も農薬が使われているはずだ。無農薬にしたければ自分で苗を作るしかない。大量に栽培している農家は、幼苗時に...畑91/急がば回れ

  • 畑90 / 苗半作

    種を蒔くと芽が出る。種の大きさからは、考えられないほど大きな芽が出る。逆に言えば、今見ているこの大きな双葉[子葉]は、あの小さな種が作り出したものなのだ。双葉が地上に顔を出した時点[出芽]で種の役目は終わる。ここからは自分の力で育っていかなければならない。双葉は、葉の気孔から二酸化炭素を吸収し、根から水を吸い上げる。これが、光のエネルギーによって養分のデンプンになり、ついでに酸素を放出する[光合成]。四、五日もすると双葉は倍ほどの大きさになり、根の数も増え、より多くの養分を作り出せるようになる。それを見はからって、一週間もすると双葉の間から本葉が展開していく。人間が双葉に最適な光と水を与えれば、三十日ほどで本葉が三、四枚になる。しかし、それほど簡単なことではない。双葉を虫に喰われようものならどうしようもな...畑90/苗半作

  • 畑89 / 一粒万倍日

    雑節の「二百二十日」ころから秋植えの種を蒔くつもりだったが、9月3日に種を蒔いた。宝くじ売り場の「本日は一粒万倍日!」という看板を見たからだ。一粒の種から万倍の収穫がありますようにという験をかついでのことだ。しかし、一粒万倍日だからといって、宝くじが当たらないのと同様に、野菜がよく育つとは限るまい。なのだが、〈いちりゅうまんばい〉という響きに、ついつられてしまう。新暦の9月を十二支にあてはめると、8日までは申(さる)の月になる。3日は子(ね)の日で申と相性がいい。だから、一粒万倍日で吉なのだとか。古来から信じられている東洋自然哲学に「五行説」なるものがある。「万物は木・火・土・金・水(五行)によって有為転変する」という説だ。図の右回りに相性がいい(相生)。木は燃えて火を生み、火は燃えて灰になって土を生み、...畑89/一粒万倍日

  • 畑88 / 宝

    「宝」という漢字の旧字体は「寶」と書く。・「宀」=屋根におおわれた家。・「珤」=缶ないしは壺のこと。・「貝」=古代中国の貨幣(財産)。つまり、お金を壺に入れて、家の中に大切にしまっておくのが「寶」。ならば、「たから」という日本語の語源はなにか?ネットで検索すると、どこもかしこも、国語辞典『大言海』の「田カラ出ヅル意ニテ穀ヲ本ニ云ヘル語」を引用している。古来より財の象徴となる米は、「田から」収穫するので「タカラ」だという。辞書に書いてあるのだから、ほうほう、なるほどと、つい信じてしまうのが日本人の良くないところだ。戦前の昭和七年に刊行された辞書を、そのまんま信用するのはいかがなものか。田んぼで米を作るのは誰なのか!お百姓が自らの手で汗水流して作るのではないか!資本家階級の視点からではなく、労働者階級の視点か...畑88/宝

  • 80 / 日記

    同じ町内に住んでいた古老から聞いた地域の歴史の話を残すためにブログを始めたのだが、記事の多くが日々の雑感になってしまった。だから、「日記」のつもりでブログを続けている。とはいえ、人に読んでもらうために書いているのだから敬体(です・ます調)で書くべきなのかもしれない。なのだが、日記を敬体で書くのは不自然なので常体(だ・である調)で書いている。内容によって文体を変えればよいのだが邪魔くさい。敬体にすると、偉そうにタメ語をつかってと思われることもないのですが、文末が単調になってしまい、だらだらとした感じを与えてしまうからです。その点、常体はてきぱきとして歯切れがよく、読みやすい。もちろん、断定的で威圧的な面はあるが。そもそも、外国語には敬語がないのだから、常体も敬体もないはずだ。英語の「Whatareyoudo...80/日記

  • 79 / 厄日

    ひらひらと猫が乳呑む厄日かな/秋元不死男子猫がぺろぺろと舌を動かして穏やかにお乳を飲んでいる。厄日(やくび)にもかかわらず。季語は「厄日」で秋。今年は、昨日の9月1日が厄日だった。立春から数えて「二百十日」にあたる。五代将軍綱吉の頃、幕府天文方(てんもんかた=暦の係り)であった安井春海が、二百十日に釣りに行こうと漁師に船を頼むと、「この時期は海が荒れるのでやめた方がよろしゅうございます」と漁師が言う。それから二百十日の前後に注意していると、毎年大嵐が起きた。これは一大事と、「二百十日」を暦に書くようになったという。大嵐は台風のこと。元は中国語で、台湾を通ってやってくる大嵐を「台風(颱風)」と言っていた。それが英語になって「typhoon(タイフーン)」。その英語が明治になって日本に伝わり「台風」が使われる...79/厄日

  • 畑87――ネタの種

    種苗法なるものが改正されて、2022年4月から「登録品種を自家増殖する場合、育成者権を持つ人の許諾が必要」となった。自家増殖とは、栽培している野菜から種や苗を採種することだ(=自家採種)。つまりは、登録品種(特許申請した品種)の自家採種禁止の法律だ。我が家でも四年前に、人気のサツマイモ「べにはるか」を市場で買って来て、芽を出させて育てて道の駅に出荷したが、今はできないことになっている。ただし、自分の家で食べる限りは問題ない。したがって、家庭菜園レベルなら、種苗法にふれることはまずない。いうわけで、今は夏野菜の自家採種の時期。予定しているのは、シシトウ・トウガラシ・ピーマン・ナス・トマト・オクラ・スイカ・マクワウリ・ナンキン・キュウリ・エダマメ。ほとんど在来種(昔から日本にある野菜)か固定種(同一種でしか交...畑87――ネタの種

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