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  • 72 / 老いの小文

    文月の末、河内を立ち、西国街道を西へ。昆陽(伊丹)、大蔵谷(明石)、加古川、正條(たつの)を過ぎ、片山(備前市)から道を北へとって和気の宿にたどりついた。金剛川の堤防から正三角形の和気富士を眺める。この炎天の中、よくぞここまで来たものよと、ようやく旅人の心地がする。汗拭きし旅人見上ぐ和気の富士普段なら岡山に出て倉敷を見物し、備中高松城から津山に向かうのが常ではあるが、それでは興趣がなかろうと、岡山藩の三大河川の一つである吉井川に沿って北上。夕景になって、招きを受けた赤磐郡周匝(すさい)村の旧友の館に着いた。周匝は本来「しゅうそう」と読み〈まわりをとりまく〉の意である。村の周りを山に囲まれているからか、あるいは、吉井川とその支流吉野川の合流点にあることから川に囲まれている意でついた地名であろう。江戸時代には...72/老いの小文

  • 71 / 富士の山

    備前の国の旅の途中、和気(わけ)の宿場から富士の山が見えた。和気富士というのだそうな。左右対称で富士山に見えなくもない。ただし、標高が172.8mの山である。中国山地の山は概して低い。高い山ベスト5はすべて鳥取県で、①大山=1729m②氷ノ山=1510m③烏ヶ山=1448m④東山1388m⑤三室山=1358m。このうち①から④の山は「~やま」「~さん」とは読まずに「~せん」と読む。山岳仏教の修行の山だったので、古代インドの世界観の中で中心にそびえる「須弥山(しゃみせん)」から名づけられた。須弥山は円盤が3枚重なった上にそびえる山である。円盤の広さは太陽系の広さぐらい、したがって、須弥山の高さは約132万Km。これが一つの世界で小世界という。小世界が1,000個集まったものを小千世界。小千世界が1,000個...71/富士の山

  • 70 / 青色

    四月以来、久々に備前の国にやって来た。美作(みまさか)に近い山あいの村ゆえに、夏は涼しいであろうと思っていたら、なんのなんの。中国山地というだけあって山ばかりなのだが、中国山脈の南、瀬戸内側のほとんどの山は標高100~200m程度。その山あいの平地となれば富田林とたいして変わらない。それどころか、空気が澄んでいるぶん日差しは半端ではない!日差しの裏の自分の真っ黒な影を久しぶりに見た。夜、酒を酌み交わしていて、ふと思い出した。そうだ、これを見に来たのだ!水割りのコップを片手に、カランコロンと澄んだ氷の音をさせながら外に出る。あった!ウルトラマリンブルー!ヨーロッパの有力な王族、貴族が莫大な金をはたいて買い求めた石、ラピスラズリ。その石から作られた顔料は深い夜空の色をしていてウルトラマリンブルーとよばれた。そ...70/青色

  • 69 / いろ色

    最初に質問。Q:「赤・緑・青」の三つの色を混ぜると何色になる?昔、理科の先生から「リンゴは赤色ではない」と習って不思議に感じた。リンゴに色が付いているのではなく、リンゴの表面に当たった光のうち、吸収されずに反射した光を人間が赤色に認識しているに過ぎない。つまり、光の反射と人間の色覚が色をつくっているのであって、物には色が無いのだと言う。考えてみれば、光のない闇夜には色がわからない。暗い深海にすむ魚は色を認識する色覚がない。もともと夜行性だった犬は青と黄色しか認識できない。その動物の目から捉えた色がこの世界の本当の色ということになる。人間は人間が認識できる色を、植物や鉱物を混ぜ合わせて人工的につくりだした。その基本が「色材の三原色」といわれるもので、黄色(yellow))・赤紫(magenta)・青緑(cy...69/いろ色

  • 68 / 群青色

    空は青い。しかし、地上に目を移すと青色はいたって少ない。「自然界にある空・海・花以外で、青色のものを答えなさい」とたずねられても、なかなか思いつかない。孫にたずねたら、即座に「どらエモン」と答えた。「好きな色はなんですか?」という質問の第一位は青色。青色は空や海をイメージさせるからだという。その心理をたくみに利用したのが葛飾北斎。青色をふんだんに使用している。日本の絵画で古くから使用されてきた青い顔料は、アズライト(藍銅鉱)という鉱物から作った色で、群青色(ぐんじょういろ)である。夕闇がせまり、物が色を失う頃になると、空気の青色だけが際立ちすべてが群青に染まる。海のコバルトブルーや青空の空色は爽やかさが感じられる。群青色は人を安らかな気持ちにしてくれる。※葛飾北斎『冨嶽三十六景相州梅沢左』※川瀬巴水『馬込...68/群青色

  • 67 / 花色

    空は青い。地球を取り巻く空気が、青い光をよく反射するからだ。空気が少し青いから、空は青く見える。我々の周囲には空気があるので、青い光に満ちていることになる。だから、青色の花は少ない。めだたない!畑を見回しても青色の花は無い。と、思っていたら有った。露草。しかも、実に見事な青。昔は露草の花の汁を染料に使っていたので「着き草(→月草)」と呼んでいた。ところが、色が定着せずにすぐにあせてしまうので、はかない恋の象徴として歌に詠まれた。朝(あした)咲き、夕(ゆふべ)は消(け)ぬる月草の消(け)ぬべき恋も我れはするかも[万葉集](朝に咲いて、夕方にはしぼんでしまう月草のような消え入りそうな恋であっても、私はするかもしれませんよ)この露草の花で染めた木綿を「縹(はなだ)」と言ったことから、青色を「はなだ色」と呼び、そ...67/花色

  • 畑――酒

    中華鍋で炒められているような暑さである。この一週間は「危険」が二回、あとは「厳重警戒」の日々が続いた。日中は外には出られない。今週の畑作業は計3時間。ほぼ夏休み状態。にもかかわらず、一雨ごとにものすごい勢いで草は伸びる。畑作業の七割は草抜きである。たとえば、東と北の畦道は畑の持ち主が責任をもって管理するという約束がある。だから、念入りに草を抜く。今年になって五回は手作業で除草した。しかし、この暑さと草の勢いには、もはやお手上げである。いたしかたなく、今年初めて除草剤をまいた。この暑さに、三日間できれいに枯れた。畑に行く時間が減ったのはそのためでもある。山奥のぽつんと一軒家なら無農薬に励むだろうが、周りを田んぼに囲まれた我が畑では意味がない。我が畑が無農薬でも、田んぼには大量の農薬や化学肥料が使われている。...畑――酒

  • 畑――マッカ

    知らぬ間に落ちた種が芽を出して、手入れをしなくても育った野菜や花を「こぼれ種」という。去年も記事にしたが、今年いちばんのこぼれ種はマッカ。正式にはマクワウリ。二世紀頃から岐阜県にあった真桑村で作られ始めたので真桑瓜。そのマクワがなまってマッカ。生えているのは去年に作っていたニューメロンという品種。黄マッカとともに昭和世代には懐かしいマッカである。地味な甘さが地味に美味い。除草した草を集めて積んでいたのが土になってしまった所に生えたのを残しておいた。どうせヌートリアのエサになるだろうと思っていたが、どっこい、元気に育っている。まったく肥糧も与えない100%の放任栽培。自然の力だけに任せるという自然農法のすごさをあらためて実感する。瓜売りが瓜売りに来て瓜売れ残り売り売り帰る瓜売りの声ウリ科でよく知られているの...畑――マッカ

  • 66 / 三伏

    SNSの発達のせいで「暑中見舞い」のハガキを見ることがなくなった。日本郵便は2021年にくじ付き暑中見舞い用はがき「かもめ~る」の発行を廃止している。加えて、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動の抑制で一段と利用が減ったそうな。1993年のキャンディーズ『暑中お見舞い申しあげます』が懐かしくなる。(ウーワツ)暑中お見舞い申し上げますまぶたにくちづけ(アハハ)受けてるみたいな(ウーウン)夏の日の太陽はまぶしくてキラキラ渚を(アハハ)今にもあなたが(ウーウン)かけてくるしぶきにぬれて(作詞:喜多條忠/作曲:佐瀬寿一)「拝啓三伏(さんぷく)の候」という時候の挨拶が、昔の暑中見舞いの定番だった。「三伏」とは、陰陽五行説では夏至以降の三つの庚(かのえ)の日をいう。夏の勢いがとても盛んで秋の気配を降伏させるという...66/三伏

  • 65 / あっ!

    三っ日連続の熱中症警戒アラートが発令。朝の6時に畑へ行っても、7時には30℃。予報通りの危険な暑さになりそうな。もはやこれまでと早々に帰宅。帰って来たところで別段することはない。パソコンの前に座ってのんびりとネット遊覧。さて、次はブログの記事でも書くとするか。とはいえ、ペットもいなければグルメをする余裕もない。第一に何の行動もしていないではないか。★人は何かの行動をすることで、何らかの心理になって、それを会話や文章で言葉にする。九州や東北の豪雨災害のボランティアをしている人は、ボランティア活動をすることで、相手の感謝に喜びを感じて、それを言葉にする。そして、もっと親切に優しくしようと力をいれる。行動が動機となって次の行動が生まれる。「doforthedoing(行為の為に行為する)」のである。★などと思っ...65/あっ!

  • 64 / 根

    親戚の開店祝いのお下がりでもらった胡蝶蘭。大きな鉢に三株を寄せ植えしてあったのを根を整理して植替え。一株は二番花を咲かせている。その花の豪華さもさることながら、一か月ほど花を咲かせているのも魅力だ。普通の植物は土中に根を張るが、胡蝶蘭は他の植物に絡みついて成長する着生植物なので、地上にも根を出して空気中の水分を吸収している。日に日に大きくなる葉っぱだけでなく、根の成長も見ることができるのは楽しい。普通の植物を見るときも、視点を変えて「根を視る(想像する)」必要があるかもしれない。そこで始めたのが水耕栽培。バジルと青シソ。ペットボトルを二つに切って、胡蝶蘭を植替えるときに余ったミズゴケで固定しただけ。肥糧は胡蝶蘭に与える液肥の余りを与えるだけ。本来は視えない地中の根も丸見え。これが人間だったら性根を見透かさ...64/根

  • 63 / 忍辱

    仏教の修行の中に「忍辱」というのがある。「忍」は堪忍、忍耐の忍。「辱」は屈辱、侮辱の辱。訓読みは「はじ」、「はずかしめる」「忍辱」とは、他人からの侮辱、誹謗中傷、悪口、陰口に耐え忍ぶことである。もう少し厳密にいえば、悪口に怒りをあらわにするのではなく、平常心でいるということである。忍辱は「にんじょく」と読んでもよいが、仏教用語では「にんにく」と読む。料理に使うニンニク(大蒜)の語源とされている。仏教では忍辱を求めるのだが、ニンニクは嫌われる。「葷酒(くんしゅ)山門に入るを許さず」禅寺の山門脇の石碑に刻まれている言葉である。「葷」とは、にんにく・ニラ・ネギ・らっきょう・ノビルなどの臭いの強いものをいう。これらに加えて酒は、情欲や怒りをかきたてるもので、修行の邪魔になるというので寺の中には入れてはならないこと...63/忍辱

  • 畑――パラダイス

    朝、ちょうどよい曇り具合で心地よい。昨日、ホームセンターで買った網袋を持って畑へ。空中栽培しているスイカ(紅こだま)が、実をつけ出したので網袋で吊るした。七株植えて、三本ずつ子ツルを伸ばしているので、一つのツルに一つ実がなると7×3=21個出来る皮算用!吊るした袋を数えるとちょうど21個!しめしめである。七月の上旬から雌花が付いたのでお盆ごろから収穫出来る予定。実の大きさによるのだろうか、野菜の栽培でスイカ作りが最もおもしろい!「おもしろい」の大阪弁は「おもろい」。「それ、おもろいがな!」は大阪では最高の誉め言葉。だから、畑も、おもろなければならない。そこで、おもろいようにと、花でいっぱいにする。一作業終えて、麦茶を飲みながら、松葉ボタンで夏の花見も、いとおもしろし。気温は30度にちかいが、曇っているし風...畑――パラダイス

  • 62/ しのぶ

    何年も前に買ったトキワシノブ(シダ)を庭石の上に置いていたら大変なことになっている。ここまでくれば、ほぼ野生。放っておく手はあるまい。というので、江戸時代に庭師がお得意様へのお中元に作りはじめたという「釣しのぶ」作りにチャレンジ!シダ植物は日陰を好み、乾燥にも強く夏でも育てやすい。また、葉は切れ込みが多く涼しげである。庭の遣水燈篭の火影夏の小座敷釣しのぶ(俗謡)夏の夕方、軒に吊るした釣しのぶが風に揺れる。もうそれだけで涼しいではないか。シダは繁殖力の強さ、葉の裏に胞子嚢を多く持っていることから子孫繁栄・商売繁盛の象徴でもある。徳川家康が兜(かぶと)の前立(まえたて)にシダの葉を用いたのもそのためだろう。朝ドラ『らんまん』に出てくる嫌味で憎たらしい田辺教授によると、シダは花も咲かせず種も作らないが、太古の昔...62/しのぶ

  • 畑――予定

    朝、畑に行く。キャンピングチェアーを陽のあたらない農小屋の西側に移動させる。目の前には田んぼが広がり、涼しい風が吹きぬける。どっかりと椅子に座って考える。さて、今日は何をしようか。「しなければならないこと」はいくつかある。しかし、その「しなければならないこと」をしなければならないのはしんどい!だから、予定はたてない。人と関わりがあれば、まずはそれを優先させなければならないが、畑で、そんなものはない。よし、まずはピーマンの支柱を立てるとするか!行動の起点は「自分の意思」なのである。たとえそれが「しなければならないこと」の中の一つであっても、自分の意思ですればしんどくなくなる。自分で決めた自分の時間なのだから!ピーマンの畝に行く途中で、トマトの脇芽がいっぱい出ているのに気づいた。しゃーない、脇芽をとってやろう...畑――予定

  • 畑――なななな

    今日は彦星と織姫が天の川を渡って一年に一度の逢瀬をする日だという。だが、我が家ではそんなことは関係ない。「7月7日=なななな=菜菜菜菜=野菜がいっぱい」という豊年祈願の日なのである。朝、いちばんに里芋の畝に行く。そして、里芋の葉の上にたまった朝露を紙コップに移して飲みほす。里芋の葉は、天の川から下りてきた雫(しずく)を受け取る傘である。ゆえに、その葉の上の雫=朝露は天からもたらされた神様の水「天水」なのである。加えて、里芋は正月のおせちに使われるように子孫繁栄を象徴しているのだ。夕方、暑さがやわらぐと、河原へ笹(ささ)をとりに行く。笹は、古くは「細小竹(ささたけ)」と言った。「ささ」は「ささ濁り」「「さざ波」の「ささ」である。「ささ竹」から「竹」を省略したのが笹である。笹は小ぶりだが、イネ科の植物で農家に...畑――なななな

  • 畑――葵

    日の道や葵かたぶく五月雨芭蕉「五月雨(さみだれ・さつきあめ)」は前にも書いたが旧暦の五月に降る雨。つまり、梅雨である。そこで問題。Q:こ俳句の「葵(あおい)」とは何という植物か?上の写真は「立葵(タチアオイ)」で正解ではない。太陽の進む道にしたがって花を傾ける植物、「日向葵」が正解。日向葵は中国語で日本ではヒマワリ。だからといってヒマワリの話ではない。畑の中の葵といえば「秋葵」である。そこで問題。Q:「秋葵」とは何という野菜か?写真はアオイ科ではあるが「仏桑花(ハイビスカス)」で正解ではない。秋葵の「秋」は旧暦の秋(8・9・10月)。八月に盛期をむかえる野菜で「オクラ」が正解。秋葵は和名で英語では「okra」。なんや、英語あったんかいな!ほんでもって、畑に植えるアオイ科の野菜は少ない。そこで問題。Q:もう...畑――葵

  • 61 / 闇

    ネオン瞬く歓楽街の居酒屋で、顔見知りになった常連客の四人が、話し込んでいるうちに意気投合した。「ええ、皆さん海釣りに行かはりますのかいな!どないです、私、ボートを持ってますんで皆でいきまひょ!ちょうど明日は新月。新月と満月の日は、満潮時と干潮時の潮位の差が大きい大潮でぎょうさん連れまっせ!」次の日の夕方、港に集まった四人は意気揚々とボートに乗った。沖に出て、エンジンを止めて竿を出した。潮まわりがいいのか、思いのほかよく釣れる。みんな夢中になっているうちに、すつかり暗くなった。用意のランタンを灯し、ビールを片手に竿をだした。そろそろ帰ろうとしたとき、潮の流れが変わったのか、かなり沖に流されていることに気がついた。新月で月明りは無く、まったくの闇夜である。方角がまったくわからない。ランタンをかかげて必死に方角...61/闇

  • 60 / キンコンカンコーン

    歳をとると目覚めが早い。まだ暗いうちに目が覚める。デジタル時計を見ると「3:33」。なんとなくラッキーな気分になる。ところが、今日は、少し薄明るい時間に目が覚めた。デジタル時計を見ると「4:44」。何となく嫌な気分になる。夏場は朝の6時に畑へ行く。まずはスイカとカボチャの人工授粉。それからはひたすら草抜き。そのうちに1キロほど離れた所にある工場からサイレンの音がする。「8:00」の始業開始の合図である。真夏日が続く今はそれを聞いて帰り支度をする。普段は太子町(南河内郡)の役場の防災無線から聞こえるチャイムで帰り支度をする。「11:30」になると、「ウェストミンスターの鐘」というクラシック音楽のキンコンカンコーン♪のチャイムが鳴る。とある山奥の村はずれに、廃校になった小学校の建物がある。明け方前になるとその...60/キンコンカンコーン

  • ちょっといっぷく59/素直

    ※写真の下の答えの先読みをしないよう!質問「犬・猫・ウサギ・サル・タヌキ。では、空を飛ぶものと言えばなに?」多くの人はツバメやチョウチョと答えるだろう。飛行機やヘリコプターなどの乗り物を答えた人は、よほど柔軟な思考の持ち主か変骨者である。人は知らず知らずの内に思考を誘導されている。「土用の丑に食べる者は?」と訊かれれば「ウナギ」と答える。「松・竹・梅」のクラスの鰻重があれば、多くの人は可もなく不可もない「竹」を選ぶという。コンビニのレジ横の駄菓子やホットスナックを思わず買ってしまうのも思考の誘導である。ある意味で自分に正直で素直な人でもある。質問「5から12の数字の中から一つ選ぶとすればなに?」答えは「7」。ちょっといっぷく59/素直

  • ちょっといっぷく58/暇つぶし

    これまで、いろんな野菜について記事を書いてきた。ところが、夏野菜の御三家に関しては書いてなかった。いわゆる、ナス・トマト・キュウリである。これは、栽培しやすい御三家でもある。だから、記事にしなかったのだろう。そこで、じゃまくさいのでまとめて書く!親の意見と茄子(なすび)の花は千に一つの無駄はない(俗謡)なぜならば、ナスの花は雌しべは雄しべに囲まれた状態になっている。したがって、雄しべから花粉は昆虫の媒介がなくとも風が吹けば、自然と受粉できるような構造になっている。だから、必ず実がなる!そして、トマトも同様である。それは、トマトは漢字で「赤茄子」と書く。つまり、ナスと同じナス科の植物である。だから、必ず実がなることになる!さて、問題は、雄花と雌花を咲かす雌雄同株のウリ科のキュウリである。たとえば、スイカは親...ちょっといっぷく58/暇つぶし

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