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河は流れる~90代元国鉄マン九州諸所の紹介ブログ https://pikapikaclass.blog.jp/

昭和一桁生まれ男性。九州在住【南向庵】です。趣味パソコン、写真撮影、文章を書く事。ブログ立ち上げと管理は家族が手伝っていますが、文章は全て本人によるものです。

南向庵
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2022/06/06

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  • スピーチ③

    【デパート】小倉駅前のデパートが「経営難で撤退する」という時、それに関連したスピーチをした。三井家は三井越後守高安の時代、織田信長によって滅ぼされた。一族は近江から伊勢に逃れ、さらに松坂へ。高安の子・三井則兵衛高俊は武士を捨て町人になり、質屋・酒・味噌を

  • スピーチ②

    小さな会社だから、社員の殆どが技術者。技術に専念するのが本筋ではあるが、受注も欲しい。営業マンであっても欲しい。発注者と話が出来る存在になって頂きたい。諸々の話題を蓄えておいて頂きたい。こういう願望があったのである。尤も社長のスピーチだから雑談ばかりでは

  • スピーチ①

    JRを退職し新たな会社に入社すると、月一回の点呼の時間を使っての「社員によるスピーチ」があった。テーマは自由である。ある者は剣道を取り上げ人生の極意を語る。またある者は植物の姿形から生き様を探ろうとする。なかなか良い制度だが、〇〇部次長の話は評判が悪かった

  • 迎え撃てるか③

    宮崎市郊外の蓮ヶ池には高射砲台地があった。射程距離8500メートル。だがB29の飛行高度は10000メートル。敵に弾が届かない。第二次世界大戦を前に、各国で防空体制の整備に努力が注がれた。しかしこの「高射砲」が実戦で大きな戦果を挙げた、という記録はほとんど

  • 迎え撃てるか②

    6月頃「動員先は市内の農家とする」「行先は各自自分で決めてよい」となった。生徒のコントロールが出来なくなったのだ。私は宮崎駅東にある農家を選んだ。(関連過去記事はこちら→中学へ④ : 河は流れる~90代元国鉄マン九州諸所の紹介ブログ (blog.jp))さて、悲惨な話

  • 迎え撃てるか①

    昭和20年、中学に入学してから【軍事訓練】というのがあった。数少ない木銃を順番で持たされ、「エイ!」「ヤア!」と叫び声を上げながら敵兵めがけて突っ込む訓練である。目指す敵兵は遠方の物陰から自動小銃を乱射するのだから、突撃訓練はなんの役にも立たない筈だった

  • 安全と水②

    次に「治水」の話。環境はどんどん変化する。開発が進み山林が平地になる。道路が出来て舗装される。すると土壌での保水能力が低下し、河川に一度に流水が集まる。そうなると河川幅を拡幅するか、堤防高を嵩上げするか、場合によってはダムの必要性も考えなくてはならない。

  • 安全と水①

    山本書店より1970年に刊行された【日本人とユダヤ人】という本がある。これはイザヤ・ベンダサンというペンネームで山本七平氏が書いたもので、300万部を超える大ベストセラーとなった。そのなかに「日本人は安全と水は只だと思っている。」「安全と水ほど高いものは

  • 花見ツアー②

    バスは頂上まで進行方向を約180度反転させるヘアピンカーブを登っていく。通称「九十九曲がり」と呼ばれているらしい。およそ3キロにわたって沿道にソメイヨシノやヤマザクラが咲いている。高森峠の場合麓から頂上までの標高差が有る為、長期に亘って花見を楽しむことが出来

  • 花見ツアー①

    旅に出る。今日の目的地は阿蘇の一心行・高森の千本桜・五ヶ瀬町にある浄専寺のしだれ桜。平成25年4月5日、宮崎駅東口の集合場所では驚いた。2週間前での申込者は40名だった筈だが、実際の参加者は20名。「季節は過ぎた」との判断で過半数がキャンセルしたのだろう

  • 福知山線の脱線事故

    平成17年4月25日、福知山線で旅客列車が脱線し、107名の方々が死亡するという大事故が発生した。原因は制限速度70キロの急曲線を110キロの高速で通過しようとしたからだとされている。平成21年7月8日、山崎社長が在宅起訴され即辞任。23日には当時の役員

  • 友去りて②

    やがてO君は土木局長となる。百万都市の役所で、土木屋が臨みうる最高のポストだ。福岡市のある幹部を我が社の社員として迎え入れる時、その人物評価をお願いしたことがある。彼は言う、人物は良い、しかし福岡市が発注する工事を受注しようと考えたら駄目だよ、と。私は「判

  • 友去りて①

    2016年5月某日夕刻、N君から電話。O君の訃を知らせる内容であった。彼は中高大で一緒だった男である。暗然たる思い。当時の卒業予定者の就職状況は異常なほど厳しかった。なにしろ暮れまでに採用通知を受け取ったのは、九州電力のK君と国鉄の私だけ。僅かに2人だった。

  • 瑞宝双光章⑤

    【政府広報オンライン】より抜粋「春秋叙勲」では、毎回おおむね4,000名の方に勲章が授与されます。春秋叙勲の対象者は、国または公共に対し功労のあった方で、(1)70歳以上の方、または(2)55歳以上で精神的または肉体的に著しく労苦の多い業務や人目に付きにくい分野で

  • 瑞宝双光章④

    天皇陛下から「長い間ご苦労様でした。」との言葉を頂く。お言葉を頂戴する間、私の横に立った男性の震えが止まらない。感激のあまりだろうと推察する。一方、1階の階段横で車椅子に座り正装で黙然としている人もいる。身障者用の設備は見当たらない。グランドホテル赤坂か

  • 瑞宝双光章③

    4月28日、叙勲の伝達式について正式通知。翌29日プレス発表。在京日程は最小にしたい。そうなれば5月8日に出発、10日の帰宅だ。そう考える理由は義母のことが念頭にある。初日義母をデイケアに送り出す。8日・9日、正味2日間程度の面倒は長兄夫妻にお願いできる

  • 瑞宝双光章②

    最大のポイントは功績調書だろう。自分で自分の功績を書き連ねるのは面映ゆいが書かねばならない。次の三項を書き記した。1、施設部工事課における功績 門司港・久留米間の電化工事 香椎駅構内の大改良 松浦線潜竜駅構内の災害復旧 降雨時の列車運転規制基準制定2、鹿

  • 瑞宝双光章①

    平成〇〇年8月、JR九州の人事課から連絡があり、叙勲の件について話があるので来社頂きたいとの事。早速出向いて話を聞いたのだが、そのあたりのことを少々述べてみる。瑞宝章の受賞対象者は各官公庁や各種公共機関から所轄省庁に推薦、総務省で取り纏められた後閣議に付議

  • イタリア旅行

    イタリアツアーでの思い出を記す。前段の話として、南北の経済格差について触れておいた方がよいだろう。かつてイタリア北部(ベネチア・ジェノバ・フィレンツェ等)は地中海商業で富を蓄積し、重工業地域としても発展した。街に活気がある。一方イタリア南部(ナポリ・シチ

  • 文化公園の桜

    2018年の春は早かった。級友のF君が観桜に行こうと言うので、先日N君共々三人で都城に行ったのだが、客が多く駐車場は満車。後ろ髪を引かれながら帰らざるを得なかった。不完全燃焼である。テレビでは宮崎市内の総合文化公園の桜が満開で「家族連れが楽しんでいる」と伝えて

  • 高城観音池公園に

    3月25日、N君F君それに私の3人は、F君の愛車プリウスに乗り都城の「高城観音池公園」目指し南下した。ここは桜の名所で知られている。約5000本のソメイヨシノを植栽しているそうで、3月末から4月初めが見頃であろう。宮崎自動車道都城ICから約5分で目的地に到着。

  • 建築に柱を③

    T君はすでに脳死状態。若い医師二人が付いていて、強制的に心臓を動かしている。他には「見舞いに来ていた」という姪が一人だけ。「それじゃ、いいですか?延命装置を外しますよ。」どうやら立会人は二人が必要らしい。身内への連絡は姪の担当。やがて姪の父親であり、T君の

  • 建築に柱を②

    技術者はバリバリの人材を。一級建築士もしくは一級建築施工管理技士を。幸いN建設が九州から撤退するという話があり、その社員全員をN建設と同一労働条件で受け入れることにした。経営計画としては「最低年間受注額・十億円」とする。別に支店も設置する。そうでなければ一

  • 建築に柱を①

    65歳になった。会社役員の定年である。社長に在職中のお礼を述べ退室しようとしたら「ちょっと待て」「子会社の経営もしっかりした内容にしてくれ」との言葉。この子会社は北九州支店長Tさんの発想でスタートした。バブル当時建築の仕事が激増したが、アフターサービスまで

  • 韓国へ④

    宿泊ホテルは最高級。スペースは広くバスが付いている。床暖房もある。ゆったりしているところへ隣室から「イチゴを買ってきましたが、食べませんか?」との声。全員揃っていないので尋ねたところ「アカスリに出かけた」と言う。もう夜も更けていた。三日目釜山郊外のホテル

  • 韓国へ③

    今日は身体が冷えきった。皆さん夕食のカルビ焼肉を前にして、ビールを註文している。私は清酒を頼んだ。ホテルにはバスがなく、温泉という触れ込みの大浴場を利用する。二日目、晴れてきたのは有難い。朝食のテーブルにはサラダオイルで焼き上げた金目鯛。話は前後するが、

  • 韓国へ②

    Sさんを団長として我ら一同は粛々と移動を開始する。八時半、福岡空港国際線ターミナル出発ロビー集合、同行ツアー客は81名となっていた。十時四十分定員一杯で飛行機は離陸。釜山で韓国人女性ガイドの出迎えを受ける。その案内で早速両替。外は雨だった。目的地慶州への途

  • 韓国へ①

    写真同好会のSさんから声があった。「韓国へ行くのだけれど女性8人、男性1人、併せて9名。」「男性一人が足りないの。参加してくれないかしら?」と。「二泊三日で39800円。安いでしょう?だけど男性が一人では15000円が別途料金になるの。気の毒でしょう。」そ

  • 雨の日に③

    十年近くが経った頃、某氏が総局の防災担当総括技師に着任した。初めての職務で戸惑いがあったようで「何をしたらよいか?」との質問。私は本件を伝え、「施設部門は完成しているのだが、電気部門が遅れている。」「その電気部門も、もう対応できるのではないか。」・・と話

  • 雨の日に②

    災害記録には虚偽の資料が散見される。怪しい資料は外してゆく。地形、地名も参考になる。樹木のことも忘れてはならない。特に竹林。この稲科の繁茂状況の観察も大事だ。あれやこれやで多くの資料が整備されていく。雨量計も改造して増設することに。このシステムを列車指令

  • 雨の日に①

    国鉄門司局工事課時代のことを思い出す。当時の課長にあるお願いをした。「降雨時の運転規制のあり方は現場任せだが、これを局主導としたい。」「基準を明確にしたい。」と。課長からは「良いだろう。」という返事。早速主管課である保線課に足を運んだ。保線課は「是非お願

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