引っ越しの当日、2t トラックにぎっしり詰め込まれた荷物を見て驚愕した。 その日は兄も手伝いのため来ていたが "80代で何でこんなに要るんだよ!” と 少し辛辣なことを言っていた。 もちろん、年齢に関係なく大切にしている家具はあるだろう しかし、一体この量はなに?! それから数日後、片付けは終わった。 そしてそれ以来、誰も姉達の部屋には入っていない。 というより絶対入れない。 何か頂き物や、手作りの物等、持って行っても 『あら!嬉しい!』と喜んではくれるが、ドアは最小限にしか開けない。 手を伸ばして受け取るという感じだ。 こんな姉の行為に私達兄弟はもう慣れっこになって 誰も驚かなくなっていた。…
姉夫婦と同居し始めて6年ほど経つが、私は一度も部屋の中に入ったことがない。 越して来るまでの2週間ほどは娘や義兄、そして私の3人で壁紙を貼り替えたり古い家具を捨てるために解体したり 畳の貼り替えを依頼したり、またお風呂のタイルを磨いたり等々 とにかく部屋を空っぽにしなければ姉達の家具は入れられないわけで それも一部屋だけではないので、予想以上に大変な作業だった。 そんな時、姉から電話があった。 引っ越しの片付けが 『どれだけしても終わらないし、腹が立ってもう死にそう!』 と言うものだった。 持って来るものはなるべく必要最低限のものだけにする。 ということを何回も繰り返し話し合ってきていたのだが…
義兄は買って帰ると数時間かかって修理してくれた。 その結果は…水漏れが止まった。 あれから一週間以上経つがなんともない。 嬉しい、本当に嬉しい! そして 反省した。 あの時 本当は(へ? また? 勘弁してよ~、プロがいい! もうプロに頼むんだから〜)と私は思ってしまっていたのだ。 しかし問題は解決した。 (天井のカビ問題は残っているが…) 嬉しかったので御礼に生姜焼きを作った。 2階に持って行くといつも通りドアを最小限に開けて トレーの上の生姜焼きを姉が受け取った。 にほんブログ村 にほんブログ村
もうこうなったら、プロの修理屋さんに頼むしかない! やっぱり素人では無理だったんだ! トイレは両方ともこの家を建てた時に取り付けたもので、40年ほど経っている。 下のトイレは、当時はまだ珍しかったウォシュレットで、上は普通のものだ。 この長い間、よく聞くトイレ詰まりとかは一度もなかった。ただ他のちょっとした故障で何回かは来てもらってると思う。 「とにかく、修理屋さんにきてもらうから!」 姉に言うと 『そうねえ…』 そうこうするうちに義兄が帰って来た。少し驚いた様子で色々調べていたが 今からホームセンターに行って来ると言う。 それは (今度こそハッキリと漏れた場所がわかった。 それに見合う部品が…
「早く雑巾持ってきて!」 濡れたシートを持ち上げながら私は叫んだ。 しかし、姉が持って来たのはこのシートに置かれていたパジャマの下の部分だった。 「なにこれ?」 『もうそれ捨てていいから使って』と姉。 使ってって・・こんなもんでこの水を吸収できるとでも?!! 「他にないの!」と言うと、 何かジッと考えてる。 多分、雑巾代わりになる捨ててもいいものは他になかったかしら? だろう…。 私が動いた方が早いと思ったので 急いで階下からタオル数枚を掴んで戻ると拭きまくった。 にほんブログ村 にほんブログ村
トイレのドアを開けると奥の方にはビニールシートが敷いてありその上にパジャマらしきものが置かれていた。 そしてシートを持ち上げると又も水浸しの床! いつのまにか姉がやって来て 『どうしたの? 』と。 「これ見てよ! 今度は下にまで漏れて天井はカビだらけだよ!」 大声で言ってしまった。 『おかしいわね、水音なんて全然聞こえてなかったのに 』と姉が言った。 え? そんなわけないでしょ! と思う。 しかしあくまでも 『今は聞こえてるけど、出てなかったのよ、私だってトイレの時はかならず注意してるし、用心の為にシートだって敷いてるんだから!』と譲らない。 言い争っている場合じゃない。早く拭かないと にほん…
2階のトイレと下のトイレは同じ位置にある。 2階のトイレの真下が下のトイレだ。 下のトイレの窓を閉めようとした時、桟の一部が濡れていることに気がついた。 その日は午前中雨だったので、そのせいかとも思ったが、何となく嫌な予感がした。 ゆっくり顔を上げると天井を見上げた。 そこには見慣れない変色してポツポツ黒ずんだものがいっぱい見えた。 カビだ・・・! そして履いていたスリッパもなんだか濡れているような気がして下を見ると 水が薄く溜まっていた。 当然、敷いていたマットも水浸しになっていた。 心の中で絶叫しながらありったけの雑巾をかき集め、拭いた。 そしてその後2階に駆け上がった。 にほんブログ村 …
その翌朝、下に降りて行こうとトイレの前を通ったとき、今度はハッキリと水の音が聞こえた。 タンクに手をやるとタンク自体も濡れていて持ち上げるとポタポタの落ちる速度も明らかに上がっている。 そして床はびっしょり! その後はまた前と同じ、義兄がもう一度修理することになった。 今度はパッキンを変えるとか…。 しかし、修理後は本当に直ったようで水漏れはなくなった。 この事に一抹の不安はあったが…やはりホッとした。 にほんブログ村 にほんブログ村
その後、このくらいなら直せるからと義兄が修理してくれた。 ホッとした。 しかし次の日、またトイレに入ると微かだが水の音、不安になってタンク内を見た。 だがポタポタなし、床も濡れていない…気のせいかとも思った。 姉が一番嫌いなものは、ばい菌だ。そして、「汚ないわよ!」というのが口癖だ。 毎日掃除ばかりしている。私とはキッチンもお風呂も別なので本当に助かった。 そんな姉なのでトイレ掃除も毎日してるし、もしも又水が漏れても直ぐに対処できるからと安心していた。 にほんブログ村 にほんブログ村
築40年あまりの古い家の2階に姉夫婦、下に私という感じで暮らしている。 私の寝室も2階にあるので厳密に上と下に分けているわけでもない。 トイレは2階にもあって私も時々使用する。 10日ほど前の明け方、2階のトイレに入ると水の音が聞こえた。 なんだろう? 耳を澄ますとタンクから聞こえているようで 少し持ち上げてみると水がポタポタと落ちている。 これ水漏れ?と思いタンクの下を見ると濡れている、それも便座の後ろまで。 驚いて急いで下から雑巾数枚持ってきて拭いた。
白、黄色、ピンクと次々に咲いていたチューリップも花びらを落としていく。 そして今日なんか汗ばむほどで春が来たと思ったのも束の間、もう初夏の気配だ。 6年ほど前から私は姉夫婦と同居している。 6人兄妹の一番上と下になる。 姉とは歳が18歳離れている。80代だ。 この6年間、色んなことがあったがなんとかやってこれた。 しかし数日前に発生した水トラブルには怒りを抑えることが出来ず口喧嘩になってしまった。 今までにもお互いが強い口調になったことは何回かある。 しかし今回ほどではなかった。
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