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2022/02/27

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  • 派閥消滅

    「一味」とは、志を同じくするという意味から、仲間・同志のことを謂う。「一味徒党」とも遣われ、古くから一派を表す歴とした日本語である。ポーズかも知れないが「派閥」を日本の政治風土から消滅させようと、時の自民党総裁が自らの派閥を率先解散し、結党以来初めて党内の派閥をなくそうとした。一派を除いて、派閥は党内から消えた。派閥という用語をいつの時代に誰が遣い始めたかは寡聞にして知らないが、多分明治以後の造語が盛んになった頃のことだろうか。江戸時代には無かった言葉ではないかと思う。日本語としては一味という語の方が由緒正しい。「一味」の語を嫌うのは、この語の語感が面白くないのだろう。「一味」と呼ばれたくない人々が、より重々しい造語を遣うようになったと想像する。どう名称を替えようと、目的は資金づくりと猟官運動、中身は「一...派閥消滅

  • 俗物嫌いの大俗物

    私は長いこと、人にとって最も大切な素質は品性であり、その人の品性は、謙虚さ・寛容さ・純朴さという形で外に顕れると固く信じて来た。前記三点を欠くと、人は俗物になる。青年時代から、人の振り見て、俗物にはなるまいと、一生懸命気をつけていた。品性を尊ぶ生き方は人を俗物嫌いにさせる。私は大の俗物嫌いになった。古希を前にした頃から、内省することが多くなり、具に自分自身の俗物性を点検してみた。友人知己との比較も試みた。思いもよらなかったことに、俗物性という点において、他の誰をも凌いでいると知って愕然とした。私はお目出度いことに、自分の好奇心が、何よりも俗物性を招くものであるとは夢にも思っていなかったのである。好奇心は一般に肯定的に受け止められている。大人たちは子どもたちの好奇心に寛容である。好奇心の増大は成長の証だから...俗物嫌いの大俗物

  • リテラシーの違い

    リテラシー(literacy)の本意は、読解記述力であるという。そこから「リテラシーが高い」とか「リテラシーが低い」という認識が生まれる。今日のビジネス用語としては「ある分野に関する知識やそれを活用する能力」を指すらしい。私たちは、人と話し合って、どうしても分かり合えない溝を感じるとき、発想の違いか又はリテラシーの違いにその要因があると考える。発想の違いは乗り越えられないが、リテラシーの違いは努力で乗り越えられる。相手を嫌って聴く耳をもたないという場合はあるが、これは論外である。その聴く耳をもたない不寛容が、昭和の日本のテロ事件を生んだ。1932年(昭和7年)5月15日の夕、時の首相犬飼毅は、海軍の青年将校らの襲撃を受けた。ロンドン軍縮交渉・満洲国の承認反対・世界大恐慌に発する不況と農村の疲弊など、外交や...リテラシーの違い

  • 近くから始まる

    ことわざに「遠くて近きは男女の仲」という。(遠く離れている間柄でも、男女の仲は予測不能、急に近くなることもある)という諺言は含蓄が深い。一般に恋は近くから始まるものである。始めから遠くの異性に憧れるのは、強度のロマンチストか、空想好きの人であろう。普通は近回りの異性に恋心を感じ、交際範囲が広がるにしたがって遠くの異性との交流が増え、それに付随して恋も発生する。老生の若い頃は、文通が盛んだった。字が拙かった私は手紙が苦手で、国内の文通を意識して避けていた。中学になり英語を教えられるとすぐ、海外文通を始めた。戦勝国のアメリカと敗戦国のドイツの少年男女を紹介された。(当時はぺンフレンドの国際的な紹介機関があった)文通を始めてみると、アメリカのペンパルの生活環境と自分の生活環境とがあまりにかけ離れていて、ただただ...近くから始まる

  • 金メダル

    人は何かになるために生まれてきたのではなく、どのように生きるかを験されるために生まれてきているのではないかと思う。運命に験され、それにどう対処したかが全てであり、成った成らないは結果ある。重要だが大切ではない。結果を出さないと評価されないのが世の中だが、拘泥する必要はない。なぜなら、結果に左右される世間は、個々の無名の人の験された経緯(生き方)には全然関心が無いし、知りたいとも思わない。試されたことへの評価は自分自身でするしかないが、それで良いのである。世評は大きいが重くはない。験された経過は逐一その人の人格や識見に反映され、その人の血肉に成る。自身がどのように生きたかという事実が、成果にかかわらず価値の全てである。金メダリストになるために生まれてきたアスリートはいない。努力と精進の結果が、金メダル授賞を...金メダル

  • ヤモリ

    先月ご報告致しましたヤモリの件、一回り大きく育っています。成長ぶりのめざましさを観たら、もうしばらく観察したくなりした。生餌のコオロギ飼育にも漸く慣れて来ました。ヤモリを飼っているのか、餌のヨーロッパイエコオロギを飼育しているのかわからない状態になっています。コオロギの取引単位は最小50匹、ヤモリの食事量は、1日に1匹で充分。管理を間違うと1週間以内に40匹以上が死滅します。歩留まりの悪いことこの上ありません。かくてはならじと、コオロギの飼育環境を改善したところ、何日経っても元気で居ます。当初は訳もわからず、霧吹きで水を与えたため、2、3日で全滅したことがありました。ヤモリの飼育ケースの3倍の飼育ケース、どちらが主なのか従なのか?もはや本末転倒状態です。閲覧注意!昆虫が群集しているのを見るのが大嫌いな老妻...ヤモリ

  • 「改革」の胡散臭さ

    与党総裁と野党代表の選出が近くなってきた。「改革」を声高に叫ぶ候補がいるが、彼らは実は政治理念をもたず、詳しく議員・党員に説明できる、詰めた政策をもたないのではないかと思われる。自他にわかりやすい、特に選挙民にアピールするから、改革を掲げるのである。彼らは、改革を錦の御旗に選挙戦を闘う。自らの政治思想と理念に裏打ちされた政策を抱える候補にこそ、総裁・代表にになって欲しい。改革の前提には旧弊というものがある。旧弊はそれを好しとする人たち、守旧勢力によって、これまで支持されていたのである。これを圧倒するというのは、生やさしいことではない。自ら傷を負う覚悟で臨まなければならない。江戸期の三大改革が好例で、いづれも、幕府の強権をもってしても成功しなかった。それでも敢えて改革を掲げるのは、庶民(選挙民)の政治不信や...「改革」の胡散臭さ

  • 自称亀仙人の朝の体操

    漫画「ドラゴンボール」は、1982年に鳥山明氏が著作し、2年後にはアニメ化され、約11年間放映された。その間、育ち盛りのわが家の子どもたちは「ドラゴン・・・」と共にあった。当時男盛りの老生、夜の巷を彷徨することが多かったが、家にいる時は、子どもたちと共にこのアニメを見続けた。キャラクタのひとり「亀仙人」が好きになり、気質といい風体といい、老いたら亀仙人のようになりたいと、いつも家族に語っていた。40年後の現在、亀仙人風に老いたかどうかは確信がもてないが、ほとんど仙人に近くなりつつあるようなきらいは感じている。自称亀仙人の朝の体操1【腿裏のストレッチ】ハムストリングスを伸ばします。2【腰のストレッチ】骨盤周りの筋肉を緩めます。①椅子に腰を掛ける。②両手を前に出し、片方の手の甲の上に別の手の平を合わせ、両手を...自称亀仙人の朝の体操

  • 「左舷落水、右転舵!」

    老生が未だ40代で多少釣りに興味があった頃、浜名湖内での釣りは、専ら船外機付きの釣舟を利用していた。釣りだけでなく、家族の海水浴や潮干狩りなどにも舟を度々利用した。家から係留地まで近く、湖内を移動するには便利だった。この舟は、湖畔で民宿を開業しようとした人が所有していたのだが、建物が旅館業の基準に叶わず開業を断念したことで不要になったものを譲り受けたのだった。数年後、知り合いがディーゼルエンジンの中古漁船で、活発に外海へ釣行していることを聴いた。いずれは自分も外海に出たいと願い、取り敢えず保有していた小型船舶操縦士4級の免許を2級にアップしておこうと、浜名湖内にあるヤマハマリーナでの免許取得講習に通い始めた。もともと、海は好きだった。受講者は60才代の老人から20才代の若者まで、年齢職業の雑多な10人...「左舷落水、右転舵!」

  • あれから1ヶ月

    8月8日発生の日向灘地震の警報と、それに続く8月22日発生の台風10号の大量降雨に、連続約7週間も翻弄された日本列島、漸く昨日台風が消滅した今朝は、鉢植えのアサガオが一斉に咲いた。毎日の雨に花を開けず、耐えていたに違いない。今年は猛暑で、アサガオの平づくりはあまり数多く咲かなかった。睡蓮鉢のメダカは、気温が下がりだしたら産卵が始まり、ガラス鉢に分けておいた卵が孵り始め、針子が元気に泳いでいる。よくこの猛暑を凌いでくれたものだと思う。地震警報が発せられた後に、次男がヤモリの幼体を保護した。妻子たちは一致して飼育を嫌うので困り、生き物好きの老生の処へ持ち込んで来た。いくら生き物好きでも、爬虫類は好きになれないのだが・・・仕方がないので、Amazonで活き餌のヨーロッパイエコオロギを取り寄せ飼育をしているが、コ...あれから1ヶ月

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