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2022/02/27

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  • 予報円というもの

    台風の予報で私たち住民にとって大切なのは、進路の予想と暴風雨圏である。暴風雨は地形の影響を受けやすく範囲の特定は極めて難しいから、台風予報の主眼は進路ということになる。進路の予報は確率70%の予報円で示される。したがって先の予報になるほど予報円は大きくなる。実際のところ予報円は、予報者にとっての意義はあるが、被害に晒される私たち住民にとっては、ほとんど意義がないように思う。中には、予報円と暴風雨圏を混同してしまう人たちもいる。視覚的に混同し易いのである。米軍の合同台風警報センター(JTWC)の台風予報の方が、シンプルかつ合理的に思えるのは、私だけではないと思う。こちらの進路予想図に予報円は表示されない。情報を受ける側に必須のものでないという認識が定まっているのだろうか?軍事用であれ民生用であれ、台風の進路...予報円というもの

  • 器質と機能

    老化というものは、身体の器質の劣化と機能の低下が同時並行的に進行する。年齢を累ねるに従って、双方リニアに進行する。この傾向を遅らせようと、私たち高齢者は日夜アンチエイジング対策に奮励努力しているが、ある意味自然に逆らうことなので、成果はなかなか挙がらない。そのあたりが、誇大広告のサプリメントが隆盛を極めている理由だと思う。サプリメントは薬品でなく食品なので、効能を謳ってはいけないものだろうが、やれ肌に効く・目に効く・耳に効くと、CMが喧(かまびす)しい。サプリメント広告は、テレビ局にとって今や稼ぎ頭になっているのではなかろうか?老人は休息していても眠っている間も、全身の筋肉が固くなり縮む。安心しを枕を高くして寝ることもできない。筋肉の拘縮は、器質の劣化の最たるもので、腰痛・股関節痛・膝関節痛を引き起こす原...器質と機能

  • 分析癖

    老生の最大の欠点は、分析癖という悪癖である。調査も研究もせず、知見を蓄えてもいないのに、直感で恣意的に分析する悪い癖。その結果として、独断と偏見に満ちた判断や結論がある。ハテ、どこかに誰かよく似た人物が居たような?・・・思い当たったのが【男はつらいよシリーズ】の「フーテンの寅さん」だ。彼の思考回路は独断と偏見に満ち、毎回問題を惹き起こす。軽率な分析が彼の誤解・曲解の発端になっている。妹のさくらやその夫博のとりなしで、辛うじて寅屋の平和は保たれているのだが・・・軽率に手前勝手な分析をして周りに迷惑をかける寅さんだが、真率で衒いのないところが、周囲の人々に愛されている。それが当人の甘えを助長している面もある。「独断と偏見」の権化のような寅さんの生みの親は、脚本を書いた山田洋次監督。監督の緻密な人間・女性・社会...分析癖

  • 「天竜川源流」考

    河川法という法律がある。この法律では河川は「公共の水流及び水面」と定義されている。水流は河川、水面は湖沼である。水源から河口に至るまでの、本川や支川のまとまりを、河川法では水系というらしい。水系に一級(国管理)・二級(都道府県管理)の別があり、一級水系内の河川は全て一級河川であり、二級水系内の河川は全て二級河川で、同じ水系で一級と二級の河川が混在することはない。琵琶湖は淀川水系の一級河川淀川の一部であり、浜名湖は都田川水系の二級河川都田川の一部である。つまり、湖の名はあっても、河川法上は川の一部である。遠州人・信州人に馴染みの深い天竜川の水源は、一般的には諏訪湖とされている。岡谷市の釜口水門が諏訪湖と天竜川の境と、歴史的にも常識的にも認定されている。しかし、諏訪湖に流入する小河川は多数あり、河川法上では諏...「天竜川源流」考

  • 秋の先駆け

    毎月の定例飲み会の帰り途、駅始発のバスがお盆期間中は土日ダイヤで運行していると知らずに待っていた。最終バスの出発時刻にバスは来ないので、タクシーに乗った。目的地を告げたが運転手のレスポンスがハッキリしない。最近はタクシーの運転手さんが地元の人でないこともよく体験するので、自宅から50mほど離れたバス通りの橋の名を告げた。それが不味かった。地理不案内の運転手には、郊外の住宅地の橋の識別無理だった。降りた所に橋は在ったが、家より200mほど上流の別の橋だった。夜風に熱気が感じられなかったので、車の通行の絶えた夜道を歩いた。思いのほか虫の音が勢大だった。今年初めて聞く虫の鳴き声だった。秋は夜を緒(いとぐち)に展開するものかもしれない。昼日中は酷暑でも、季節のステージは着実に回り始めている。毎年、佐鳴湖の花火を見...秋の先駆け

  • 大腰筋トレーニングC

    【椅子に坐った状態でする大腰筋トレーニング】骨盤を立て、坐骨に重心を置いて椅子に坐る。①左脚を折り膝を出来るだけ胸に近づける②左脚を水平に前に出す(腹筋脱力)③左脚を折り、左膝を胸に近づけ④左足を床に下ろす大腰筋トレーニングC

  • 蟠りの解消

    今日では共白髪で、一見柔和そうに見える我々老夫婦も、若い頃は、特に父親・母親に成る前は、感情の行き違いが激しく、仲が好い割には諍いが絶えなかった。共に情熱的で自己主張が強く忍耐力の乏しい未熟な者同士の結婚は、そうなりがちなものである。よくも60年もの間、家庭を保つことができたものである。円満で無難な人たちが大半を占める世の中の、難も癖も無い温順な男女の婚姻を、私たちは理想と考え祝福する。しかし現実は、無難な者同士の理想的な結婚でも、歳月を経るうちに、双方が予想もしなかった根深い不満が蟠ることは稀でない。実直で勤勉な長所の基盤とも言える気質が、他面で蟠りを保ち易いということは、比較的見逃されている。私たちの本性は打算的で、好い面に目を奪われると、長所や美点の裏側には必ず短所や欠点が貼り付いているという事実を...蟠りの解消

  • 文化の潔癖性

    フランスは移民の国だと、フランス生まれの人が語っているのをYouTubeで視聴した。その人の謂う移民は、私たちの目にはフランス人と見える、一般にヨーロピアンと呼ばれる人たちを指しての意味だろう。迂闊にも老生は、フランスに対して、そのような認識は皆無だった。私の知るフランスは、陋固として生粋のパリジャン・パリジェンヌの国である。エッフェル塔の前で嬉々として記念写真を撮って燥いでいた婦人議員並の認識である。彼女らばかりか日本の女性は、特にインテリほどフランスに憧れること並大抵でなかった。だが、生粋のパリジャンなんか滅多に居るものでないと悟っていた人は少なかったと思う。三代程度で江戸っ子を名乗る東京とは訳が違うようだ。かつてライン川を越えストラスブールに入った時、それまで観光していたドイツ国内との違いに、ライン...文化の潔癖性

  • 山歩きの必携品

    登山を愛好する人に、お勧めしたい携行食品がある。これを携行していれば、道迷いや疲労による遭難を防ぐ効果は大きいと思う。卑近な体験を大袈裟に喧伝すると思われるかもしれないが、ご参考までに・・・まだ老年には充分間があった年頃、よく行く奥三河の低山に登った。標高1000mぐらいの、火山起源の岩山で、登路は変化に富み、山頂からの眺望も佳いことで知られている。自生する遠州シャクナゲの開花期には、ハイカーで賑わう山である。登山口は3カ所あった。ある時、いつもと違う登山口から山に入った。山頂からの展望を満喫し、来た道と別の登山口への下山路を降った。昼食をしてから登ったので、日没が迫っていた。その下山路は何回となく歩いていて勝手知った道だった。日暮が近いことで我知らず気が急いていたのか、常より足早に尾根を降って行った。突...山歩きの必携品

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