予報円というもの
台風の予報で私たち住民にとって大切なのは、進路の予想と暴風雨圏である。暴風雨は地形の影響を受けやすく範囲の特定は極めて難しいから、台風予報の主眼は進路ということになる。進路の予報は確率70%の予報円で示される。したがって先の予報になるほど予報円は大きくなる。実際のところ予報円は、予報者にとっての意義はあるが、被害に晒される私たち住民にとっては、ほとんど意義がないように思う。中には、予報円と暴風雨圏を混同してしまう人たちもいる。視覚的に混同し易いのである。米軍の合同台風警報センター(JTWC)の台風予報の方が、シンプルかつ合理的に思えるのは、私だけではないと思う。こちらの進路予想図に予報円は表示されない。情報を受ける側に必須のものでないという認識が定まっているのだろうか?軍事用であれ民生用であれ、台風の進路...予報円というもの
2024/08/30 13:37