chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 七井橋通りの武蔵野珈琲でランチ

    丸井の西側を入る七井橋通りの中ほど、東側の2階の赤い日除けに「武蔵野珈琲」という字が見える。日ごろなんとなく気になっていたが、ようやく入ってみた。入口はこの小さなビルの北側の目立たないところにある。カウンター向かいの数席とテーブル席いくつか、窓際の10席ほどの小さな店。土曜日の12時半なのに数人がパラパラ。窓際席から向かいのファミリーマートを見下ろす。今日は武蔵野八幡宮例大祭に向けて、宮神輿(みこし)や各町会神輿が市内を練り歩く(渡御)お祭りの日。いなせな若い両親と、ばっちり決めた子どもたちが見える。私が頼んだのは、クロックムッシュ(650円)。「パンにハムとチーズをはさんで、ホワイトソースと粉チーズをかけて焼き上げました」初めて食べたが、けっこういける。相方は、ビコロールサンド(450円)「フランス語で...七井橋通りの武蔵野珈琲でランチ

  • 更科本店でランチ

    麻生十番には、「更科」の名前を持つ紛らわしい蕎麦屋が3軒あり、かって壮絶な本家争いを繰り広げた。「更科堀井」、「永坂更科布屋太兵衛」と、「麻布永坂更科本店」だ。「更科堀井」は、寛政元年(1789年)麻布永坂に「信州更科蕎麦処布屋太兵衛」を創業。布屋太兵衛の本名は堀井清右衛門。「更科」とは、信州そばの集散地だった更級の「級」の音に保科家から許された「科」の字を当てたものと伝えられる。しかし、1941年に廃業となり、「永坂更科」や「布屋太兵衛」の登録商標は堀井家の手を離れた。昭和59年(1984年)8代目当主の堀井良造さんが麻布十番大通りの奥に「総本家更科堀井」を開店し、支店3店舗を持つ。我家の墓参りの帰りに時々寄る。「永坂更科布屋太兵衛」も、寛政のはじめの創業と掲げ、麻布十番大通り中ほどに店を構え、全国に1...更科本店でランチ

  • 久しぶりの爽やかな朝に飛行機雲を見た

    久しぶりの爽やかな朝。いつものように5時に起きて食事を終える。相方の「飛行機雲がある。久しぶりね」の声にベランダに出て空を見上げた、9月26日5:30。スマホを左に振っても、まだ一直線。30分後には、薄く太くなっていた。私が作っただた一つ俳句(?)畏友逝き空を切り裂く飛行機雲を思い出す。あいつは真面目過ぎるやつだった。まだ若いのに、一直線に逝ってしまった。飛行機雲って英語でなんて言うのか、調べてみた。Contrail(Condensation(結露)trail)だが、あまり使わないので、vaportrailかThetrailsthatplanesmakeinthesky.の方が良いらしい??久しぶりの爽やかな朝に飛行機雲を見た

  • 久しぶりの墓参り

    我家のお寺は麻布十番にある。息子が代わりにお参りしてくれているが、我々は3年以上ご無沙汰だ。毎度書いているのだが、入口の坂は、子供の頃は見上げるような厳しい坂で、大きくなるとこんな大したことない坂だったかと思い、年とった今、再び厳しい坂になった。今回は右側の階段が通れなくて、工事中。ここもマンションが建つらしい。お寺の向こう側に景観を台無しにする頭でっかちの「元麻布ヒルズフォレストタワー」が南西方向に見える。800mほど北北西には六本木ヒルズ。まったく昔の荘厳な雰囲気はぶち壊しだ。賢崇寺は小さな山の上にあって、佐賀藩主鍋島家の菩提寺だ。立ち入り禁止の境内の中心には歴代藩主の五輪塔が並ぶ。二・二六事件でクーデターに参加し後に処刑され、遺体の引渡しすらできなかった「二十二士」を、当時の29代住職・藤田俊訓が奔...久しぶりの墓参り

  • 辻村深月『盲目的な恋と友情』を読む

    辻村深月『盲目的な恋と友情』裏表紙にはこうある。タカラジェンヌの母をもつ一瀬蘭花(いちのせらんか)は自身の美貌に無自覚で、恋もまだ知らなかった。だが、大学のオーケストラに指揮者として迎えられた茂実星近(しげみほしちか)が、彼女の人生を一変させる。茂実との恋愛に溺れる蘭花だったが、やがて彼の裏切りを知る。五年間の激しい恋の衝撃的な終焉。蘭花の友人・留利絵(るりえ)の目からその歳月を見つめたとき、また別の真実が――。男女の、そして女友達の妄執を描き切る長編。第一章が、ヒロイン蘭花が自分の恋について語る「盲目的な恋」(p134)。第二章が、留利絵による「盲目的な友情」(p148)と二つに分かれている。蘭花の結婚式の場面で始まる。かっての恋人の死がなかったら、この穏やかな愛情に満ちた時間はなかっただろうと思ってい...辻村深月『盲目的な恋と友情』を読む

  • 東急吉祥寺店の「梅の花」でランチ

    9階でランチ処を探し、「神田まつや」は人が並んでいるので、空いていそうな「梅の花」に向かった。今年3月以来だ。靴を脱ぐのが面倒だが、個室に案内された。4人席に互い違いに座る。間に仕切り版がないだけましか。私は「彩ランチ」まずは、茶碗蒸し、豆腐、湯葉、豆腐サラダなど。煮物?豆腐しゅうまい生麩田楽(なまふでんがく)湯豆腐、湯葉揚げ。給仕してくれた女性は、「彩ランチの品ですが」と小声で云いながら相方の前のIHに私が食べる湯豆腐をセットした。私は、「若い女性でもまだ、当然女性が給仕するっていう感覚なの?」と思ったが、若者夫婦にはそんなことしないのかも。そういえば、お茶を私が要求したのに、ポットは相方の前に置かれたのだ。松茸の炊き込みご飯、香の物、湯葉吸い物デザートと、追加したコーヒー。〇〇作と銘のある華やかなカッ...東急吉祥寺店の「梅の花」でランチ

  • 9月(1)の散歩

    相変わらず散歩しながら他人のお宅の花を楽しませていただいて、おまけにブログネタにしていて、感謝です。バラですよね。これは我家にもありました。相方に聞いたら、「ギボウシじゃない?」これはオーストラリアのワイルドフラワーの一種、ボトルブラッシュ。でも、枝の先端でなくちょっと手前に咲いています。何か変。塀を超えて覆いかぶさるブーゲンビリア塀から乗り出すノウゼンカズラ塀から顔を出すブッソウゲ。画像検索でブッソウゲなんですが、ややこしい話は抜きにハイビスカスでいいんじゃない?だめ?塀の足元にはニラズイセン。生垣の根元には、ユリ?ですよね?玄関先でお出迎え。お名前は?こんなお顔ですが。道端のコスモス。雑草じゃないですよ。「秋桜」っていう歌、知りません?アメリカフヨウ?でも葉が細い。コキア?手が届かないところにあるザク...9月(1)の散歩

  • 今野敏『オフマイク』を読む

    今野敏著『オフマイク』(2020年7月10日集英社発行)を読んだ。集英社文芸ステーションの「担当編集より」警察小説の旗手・今野さんが描く『オフマイク』は、嗅覚の報道記者・布施と執念の敏腕刑事・黒田がタッグを組む“スクープ”シリーズの最新作です。今回の事件は、二十年前に起こった大学生の自殺が、どうやら現役大物政治家の黒い繋がりと関係しているのではないか、という情報が黒田の同期で捜査二課の多岐川からもたらされるところから転がり出します。一方、布施が担当する報道番組「ニュースイレブン」にもきな臭い話が。人気キャスター・香山の引き抜き話に加えて、番組打ち切りの噂に、関係者たちはにわかに浮足立ちます。そんななか布施だけは、いつものようにどこ吹く風で気になる事件を追い続け、それにヒントを得た黒田は捜査線上にある一人の...今野敏『オフマイク』を読む

  • 土曜日午前中の井の頭公園

    井の頭公園東側にある三角公園の北側通路から入る。振り向いてパチリ。「立ち入らないでください」と書いてあって、テープで囲んだ一角がある。ならばこごんで入ろうかと思ったが、テープの上から覗き込むと、とくに何もないが、白く薬剤を撒いたような跡がある。最近毒キノコが増えているとの報道があった。それか??そういえば、2020年5月、このあたりで大きなキノコが木の幹に生えているのを見た。疑心暗鬼になる。すぐに喉元過ぎてしまう能天気な方は、井の頭線のガード下を過ぎて、ひょうたん橋の定点観測地点に至る。高い木を見上げ、あごの下のしわを伸ばす。東京都に20万円ほど払いベンチを寄付すると、背中の板に好きな文章を刻むことができる「思い出ベンチ」で一休み。このブログの「思い出ベンチ」を検索したらこんなにあった。座るたびにプレート...土曜日午前中の井の頭公園

  • 雨上がり、夕方の井の頭公園

    三鷹台で1時間ほど時間が空いて、スマホいじって過ごすのもどうもと思い、急ぎ足で井の頭公園へ行ってみた。テーマは「雨上がり、夕方の井の頭公園」かな?神田川沿いを歩いているとカンナが咲いていた。昔、半世紀前のことだが、庭に咲いて、古い花というイメージがある。あちこちで、庭木に絡みついているのを見かけるノウゼンカズラ。雨の露を乗せて、結構あでやかだ。中国から平安時代に日本に渡来したという。オシロイバナ(白粉花)の群生。大きな種子におしろいのような粉末が入っているから白粉花らしい。南アメリカから江戸時代に渡来とあった。夕方から翌朝10時ごろまで咲くとあるが、この写真は夕方5時。顔を振って左右を見てもオシロイバナだらけの大群生。雨上がりの夕方の井の頭公園。ひょうたん橋の定点観測地点からパチリ。日照はないし、夕方なの...雨上がり、夕方の井の頭公園

  • 9月(1)の花

    9月5日に届いた花バラの紅が3本、ピンクが2本。ガーベラの紅2本、ピンク1本。白いクジャクソウが2本、レザーファンの葉が1本。バラもガーベラも、珍しく届いた時からほぼ満開。バラのピンク色が淡くほのぼのとしてゆかしい。クジャクソウは咲き始めだったが、バラもガーベラも盛りのようで、さきゆきに不安!以下、花の元気回復策の試みと、無残な結果。ピンクのガーベラの花びらが丸まり、取り出すと、茎の下の方がドロドロ。短く切って一輪挿しに挿したが、復活せず、2日後に無念のゴミ箱行き。そういえば、ガーベラは水を汚しやすいと以前書いてあった。まだ暑いので2日に一度の水替えでは不足のようだ。バラ4本も、うつむき加減で、明らかに水揚げできていない。茎を短く切って、小さな花瓶に移したが、回復せず。「湯上げ」というのはいかにも難しそう...9月(1)の花

  • 「吉祥 吉祥寺」でランチ(7回目)

    吉祥寺で一番お気に入りの「吉祥吉祥寺KisshoKICHIJOJI」でランチした。第Ⅱ大栄ビルの2階にある。一階は4月に再び空き店舗になった。2階にある店は広々とした部屋にゆったりと席が並び、雰囲気は上品でしゃれている。和風創作料理は器も工夫されていて品が良く、料金もランチならそう高くない。前回までは中央に巨大な花が活けてあったのだが、残念ながら取り払われていた。4月の見事な桜が思い出される。近くから予約の電話を入れたのが13時過ぎ。かなりの席が埋まっていて、壁際の席に案内された。見上げれば、我がお好みの棟方志功ではないか。「伊豆も見ゆ伊豆の山火も稀に見ゆ伊豆はも恋し吾妹子のごと」それにしても、力強いが丁寧さは微塵も見えない彫だ。あの強度の眼鏡をかけて、顔を擦りつけるように板を削る棟方のイメージが浮かぶ。...「吉祥吉祥寺」でランチ(7回目)

  • 宇佐見りん『くるまの娘』を読む

    宇佐見りん著『くるまの娘』(2022年5月30日河出書房新社発行)を読んだ。Web河出のそっけないが、力こぶの紹介。冒頭9頁ほどの試し読みがある。車で祖母の葬儀に向かう、17歳のかんこたち一家。思い出の景色や、車中泊の密なる空気が、家族のままならなさの根源にあるものを引きずりだしていく。52万部突破『推し、燃ゆ』に次ぐ、慟哭必至の最高傑作!本作に関する著者インタビューでの冒頭の内容紹介物語の主人公は17歳の女性、かんこ。真面目なのにときどき家族に暴力を振るったり暴言を吐いたりしてしまう父、脳梗塞で倒れてから感情のコントロールが利かなくなった母との3人暮らしだ。兄と弟は、そんな家庭に嫌気がさし、気がついたら家から出ていっていた。そんな家族が父方の祖母の死をきっかけに久しぶりに集まる。父の実家への長い道中、車...宇佐見りん『くるまの娘』を読む

  • この頃散歩で目立つのは、赤いサルスベリの花だけ

    サルスベリの木は、表面の皮が剥けてつるつるしているために、木登りが上手な猿でも滑りそうだと言うことから付いた名だ。実際は人でも登れるし、猿も登るらしい。夏から秋にかけて次々と開花し、開花期が長期間なので、百日紅(ひゃくじつこう)の名もある。こちらにも、あちらにも、百日紅。ピンクのサルスベリも百日紅。白い花の木を見つけた。サルスベリ?幹を見ると、皮が剥げていて、花は白くても間違いなく『百日紅』。この頃散歩で目立つのは、赤いサルスベリの花だけ

  • 8月(2)の散歩

    今年の夏はとくに熱く、早朝も、夕方も散歩する気にならず、たまに夜に散歩しても写真は撮れず。花を巡るお散歩ブログはお休みが続いた。ようやく、8月下旬からそろそろ開始。白く曇ったような葉はオリーブではないだろうか?拡大すると……ピンボケ!5弁の白い花と、対になって並ぶ葉はジャスミン?Googleの画僧検索すると「メキシカンアジサイクロデンドラム文藝」と出たが、要するにアジサイでしょ。道路端の巨大な葉は?中学校だかの教科書に「大きな蓮だか、フキだかの葉を頭の上にかざして日差しの中を歩いてくる女の子」が出てくる芥川龍之介の短い話が載っていたのを思い出した。芥川の作品の中では、頭でこねくり回したような話ではなく、「トロッコ」(青空文庫で無料で読める)のような素直な作品が好きだ。もっとも「トロッコ」は友人から聞いた話...8月(2)の散歩

  • 小野寺史宣『ひと』を読む

    小野寺史宣著『ひと』(祥伝社文庫お-25-3、2021年4月20日発行)を読んだ。特設ページのあらすじ母の故郷の鳥取で店を開くも失敗、交通事故死した調理師だった父。女手ひとつ、学食で働きながら一人っ子の僕を東京の私大に進ませてくれた母。──その母が急死した。柏木聖輔(かしわぎせいすけ)は二十歳の秋、たった一人になった。全財産は百五十万円、奨学金を返せる自信はなく、大学は中退。仕事を探さなければと思いつつ、動き出せない日々が続いた。そんなある日の午後、空腹に負けて吸い寄せられた商店街の惣菜(そうざい)屋で、買おうとしていた最後に残った五十円のコロッケを見知らぬお婆(ばあ)さんに譲(ゆず)った。それが運命を変えるとも知らずに……。2019年本屋大賞第2位。父母を亡くし、大学をやめて、夫婦でやっている商店街の惣...小野寺史宣『ひと』を読む

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、冷水俊頼さんをフォローしませんか?

ハンドル名
冷水俊頼さん
ブログタイトル
hiyamizu72
フォロー
hiyamizu72

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用