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さくっと小噺 https://sakuyomi-souden.hatenablog.com/

サクッと読める文字数で、小説を更新しています。 超短編から、中編ほどになるものを書き綴っていくつもりです。 ジャンルは問わず、物語以外に詩やライフスタイルに関する内容も。

賽(さい)
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2021/05/16

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  • あの日 #20

    構えるたび震える手元。 定まらない照準(しょうじゅん)。 だんだんと、肩にも腕にも力が入らなくなってきていた。 ダメだ。 諦めるな。 何をやっているんだ・・・ 自分の体なのに・・・ いう事を聞け!!! どうして力が・・・・ 入らないんだ・・・・ 諦めるわけには・・・・ いかないのに・・・・ こうなったら・・・・!! 桜の木の上から弓を射る事を諦め、飛び降りた。 すると、 桜の木から新たに生み出された矢は、 これまでの細く鋭いものではなく、 今の自分には弓では射る事の出来ないほどの 太く大きく、とてつもない重さがあった。

  • あの日 #19

    どうすれば・・・・・? それから幾度(いくど)となく矢を放つが・・・・ 魔の物の動きは鈍いとはいえ・・・・ 未だ止めることができないでいる・・・ 「くそっっっ!!なぜだ! なぜ止まらない?! あんなに矢を射たのに。」 「なぜ見えない!!!! なぜ僕は見えていない!!! いったい・・・ どこを狙えば・・・・!!!!」 魔の物に矢は刺さっていても、 呪詛(じゅそ)を同時放つことをしなければ術は発動しない。 魔の物がこれまでに受けてきた致命傷の箇所を 狙い撃つことが出来れば、大きな助けになるだろうに。

  • あの日#18

    「ぐす・・・ ずびび・・・ あぁ・・・ 泣いている場合じゃない・・・ はぁ・・・ 桜だ! 桜の木へ!」 喉が痛む 視界が涙でぼやける 鼻水だって止まらない 息が苦しく 呼吸が整わない。 けれど、今はそんな自分のグラついて定まらない心情を 気にしてはいられない。 彼は、友は 今一人 「闘っている。」 僕は桜の木へと走った。

  • あの日#17

    はぁ・・・ はぁ・・・・ は・・・・ もうそろそろで、見えてくるはずだ・・・ 魔の物は、赤い橋より里の方へと だいぶ進んでいたな・・・。 今なら魔の物と出くわすことなく、辿り着けるかもしれない。 弓と護符をお借りしに行こう。 もしかしたら・・・まだ・・・ あの方々は・・・ あの方々なら・・・。

  • あの日 #16

    ご報告。 動画小説、終了します。 音声なし、人物の登場なしという動画は もれなく規定違反にあたってしまうようです。 視覚的に飛び出してくる、現れてくる文字を視る ことによって物語を見る、理解していく、体感する 新しい角度から物語や小説に触れる人を増やしたいと 思いましたが、なかなかに難しい事でした。 ただの編集力不足、表現力不足は否めません。汗 また、しばらく更新が止まってしまいました。 体調が優れず、ただひたすらに身体を、思考を、 脳を休めておりました。 拙い文章力ながら、物語を見に来てくだっさている皆さま、 ありがとうございます。感謝しております。 ここからまた、物語を書き進めて参りますの…

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