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  • 佐渡の食備忘録 膾と羹の話

    昔から用心に用心をして準備に準備を整えて確実にリスクヘッジして物事進める慎重なひとを石橋をたたいて渡るような慎重派のひと全く私とは真逆なひと。 羹に懲りて膾を…

  • 佐渡の食備忘録 定年という考え方

    一昔前の60歳は定年の歳である。だから私の年齢では定年を迎えて隠居生活である。佐渡島に帰り四季歳々風光土水いろんな実りの中で陽がな暮らしを楽しむ海でトレトレの…

  • 佐渡の食備忘録 青紅葉と夏

    明日から六月の水無月諸説あるが水がないのではなく田植えで田圃に水を張る月そんなことから季節的には水が必要な月なんで水無になったでしょう。私が料理屋の責任者を仰…

  • 佐渡の食備忘録 芋汁は上澄み味噌が決め手

    佐渡の芋汁のいや我が家の芋汁の決め手はトビ出汁昆布くさい牛蒡くさい人参そして自家製の味噌が決め手。自然薯堀は格闘であるご存知の通り掘り出すのは大変名人たちは周…

  • 佐渡の食備忘録 やどかり

     佐渡島で父の三枚網にかかったヤドカリの話である。サザエだと思って網から外しておくと殻が歩いてどこかにいってしまう。 日本料理の調理に家盛りというのがある。 …

  • 佐渡の食備忘録 すももは酸っぱい!

    そろそろスーパーにソルダムが並び始めた。 近年は佐渡島でもエアコンも必需となる年が増えて来た。 昭和の頃は確かに夏の日中は暑いが朝夕は涼しく扇風機で充分過ごせ…

  • 佐渡の食備忘録 料理をする

    私は料理をすることが好きだ。佐渡で暮らしていた小さい頃から小さな包丁を手にして見よう見まねで指を切りながら料理をしていたが全くの素人であるいわゆる下手なよこな…

  • 佐渡の食備忘録 茗荷の季節が楽しみ―!

    最近年取ったせいか茗荷の味噌漬けをこしらえては白いご飯に乗せて露地ものでないので香りはいまいちですが楽しんでいる。 茗荷が原因か定かでない。 人名を思い出すの…

  • 佐渡の食備忘録 乾燥無花果と山羊のチーズ

    昭和55年だっと記憶している家を建て替える時に無花果(イチジク)木をバッサリ切ってしまった。我が家の無花果の種類は皮があまり色づかない夏にやたらでかい実をつけ…

  • 佐渡の暮らし備忘録 風前の灯の線香花火

    昭和の悪ガキたちは昼は蛇花火に火と付けもくもくとうにょうにょ何かといえばBB弾と爆竹。 その音に飽き足らず畑の傷んだトマトに刺して導火線にマッチで点火しばらく…

  • 佐渡の暮らし備忘録 地球環境と世界のバランス

    大きな歴史的な転換期になった。 経済大国に成長してしまった国その拡大をさせじと戦略を張り巡らす世界一の大国。 世界のバランスというのは昔は簡単に判別できたが諸…

  • 佐渡の食備忘録 かぼちゃ

    イモとカボチャはネショ(女性)の喰うものだ!酔っぱらいの叔父さんが言っていた。 昔は夏になると妙に食卓にカボチャ料理が出るまんざら酔っぱらい叔父さんも間違って…

  • 佐渡の食備忘録 虫が集まる水銀灯

    世界の約3億人以上の子供たち身体に(鉛)が蓄積されていると言う。 日本の水俣病に代表される有機水銀による患者はいまだに孫子の代まで辛い闘病の生活をおくっている…

  • 佐渡の食備忘録 エコロジカルの暗部

    佐渡島の母から電話がった。 海がとっても静かで滅多にない静かな海だという。 昭和の頃の海の写真をながめていた。それでこの内容を書き始めることにした。 エコロジ…

  • 佐渡の食備忘録 岩の塊の牡蠣

    先日秋田出身の方と話した。 彼女は本当は自然大好きふるさと大好きなバイリンガル女子。 本当は秋田に帰り畑を耕して暮らしたいそんなことを考えてます。 友人が古民…

  • 佐渡の食備忘録 ムクジの味

    ダイバーに人気のコブダイ佐渡島の海府ではムクジと呼ばれる。大きなコブで厳つい歯を剥きだして固い貝殻をガリガリ食うやっぱりこいつはムクジ。 その昔そんなあだ名を…

  • 佐渡の食備忘録 熟鮓文化のない佐渡島

    佐渡島の周囲は約280kmの海外線が続く島である。 大佐渡小佐渡そしてそれを結ぶ国仲平野ざっくりそんな地形。 大佐渡の方には江戸の当時世界で一番の金を算出した…

  • 佐渡の食備忘録 紫のウニ

    先日羅臼で食べたウニはさすがに旨かった。昭和の夏サザエを取りたい! 耳が痛くて深く潜れない私は浅い磯の穴にいる若いサザエをとる。 しかし穴の中には鋭い棘をのば…

  • 佐渡の食備忘録 実山椒とぎょっとする話

    佐渡島にも多く自生する山椒。日本料理の中で一番使われる山椒。 和歌山県が最も多く次いで高知県などが有名な産地。 山朝倉竜神高原ブドウなどが原種含めて世界には2…

  • 佐渡の食備忘録 酸っぱい甘い野草

    子供心に覚えているが毒という名がついてないものは一通り口にしたと思う。ということは誰かがこれは食べてはいけないもしかすると食べて具合が悪くなり以来それが伝承さ…

  • 佐渡の暮らし備忘録 補修する暮らし

    手に入れたものを補修する仕事はいつの時代にも暮らしのなかでは大事な仕事であった。自分で補修することも多いそれぞれのものを専門に補修する仕事も生まれて手に入れた…

  • 佐渡の食備忘録 たたきという料理

    昭和の頃の夏休み子供心に覚えている。 早朝と夕方になるとブォンブォンと船外機沖合を舟が行き交う。 二本の釣り竿を括り付け仕掛けを流す引き釣り漁。 七月の始めは…

  • 佐渡の食備忘録 眠りの名人

    決して睡眠の専門家でもない。 布団に入るとものの3分で寝る自信があるというか特技かもしれない。 がしかし本当にそれが深い眠りについて質のいい睡眠かどうか分から…

  • 佐渡の食備忘録 奉書を使う料理

    紙垂(しで)を知っている人は神道か神社好きな方だと思います。小さい頃から神棚や父の神主のお努めに使うので家の中にはあった。 注連縄や玉串に特殊な断ち方をして折…

  • 佐渡の食備忘録 母は川で洗濯

    梅雨があける頃リヤカーに冬のコタツ掛け大物の布を乗せて川に向かう母。ちゃっかりリヤカーの上に乗って固形の大きめの石鹸を握りしめているのは私たぶん6歳昭和41年…

  • 佐渡の食備忘録 島の香魚は旨い

    後少しで佐渡島の故郷の川も鮎解禁!100匹の篭にいたら正直げんなりする。 鮎籠に葛の葉で乾燥を抑え下流で採った鮎がかわいそうなくらいに下敷きになっている。 出…

  • 佐渡の食備忘録 赤い紫蘇の思い出

    祖母や父や母たちは赤い紫蘇青い紫蘇両方ともチソそんな呼び方佐渡弁かなー。 真っ赤に実ったトマト太陽の香りのトマト。 竹垣に絡みつきてっぺんに行って重みでまた下…

  • 佐渡の食備忘録 マイマイにあらずサザエだー!

    昭和の頃4月にやっと春が訪れる佐渡島の外海府。 山をめぐって福寿草を掘り起こしゼンマイ独活をとりゲンタロジー(アマドコロ)蕨をポキポキとって来る。 ワカメ刈り…

  • 佐渡の食備忘録 よく食べた車麩

    車麩というものは子供心に覚えているが戸棚の中にドーナツのような美味しそうな焼き色のついたやつが入っているのでかじってみたが固いスカスカ唾液を持ってゆかれる。 …

  • 佐渡の食備忘録 双鯛を弔う茶漬け

    佐渡の叔父が亡くなりそのお通夜大往生であった。 お酒が大好きな叔父酔うと始まるのが南方戦線で戦った話。 信じられないかもしれないがこの叔父は祖母の弟で父の姉の…

  • 佐渡の食備忘録 食べては吉野の葛が最高なんだが

    葛は日本固有のマメ科の植物奈良吉野の国栖ものが最良。 和菓子や日本料理には欠かせない漢方では(葛根)としても用いられている。秋口から春先にかけ寒掘りする葉が枯…

  • パーパスと言われているが

    最近企業の中でもしくは広告界の中でパーパスという言葉がひとつのムーブメントになっている。その言葉自体の意味は(何のために存在するのか)という表現を使う。 代理…

  • シイラは私の大好物

    佐渡島の我が家だけかもしれないがシイラが大好物。 梅雨が明けるころからイナダがぼちぼち釣れ始める。 サイズで言うとワカシの大きさ刺身にはちょっとかわいそうな小…

  • 母港とはいうが父港とはいわない

    空母母港母校酵母母船母国母という文字を使う。 何か新しいものが生まれるそんなことから日本語には母のつく文字があてられる。 佐渡島の周囲は日本海そこにぽっかりと…

  • すっかり高級品と化したう・な・ぎ

    世にいう(ネコマタギ)とはあれだけ魚好きの猫も思わずまたいでしまうほどおいしくないかはたまた沢山とれて毎日食わされるのでまたいでしまうだからネコマタギ。 昔は…

  • 鉄火という文字がついたらご用心

    佐渡島のダイボウ網(定置網)にマグロの大群が入ったとニュースになることがある。定置網というのはいわば博打みたいなものでずっと経費がかさみ赤字続きそれでもマグロ…

  • 伝統的な庶民の食に異変が

    春告げ魚のはずが夏を思い出す夏告げ魚に変わったニシンの話であるが2022年のウクライナ侵攻そして北欧二か国のNATO加盟申請ロシアへの経済制裁により食文化に大…

  • スパムが忘れられない

    私がまだ生まれていない1937年スパム(SPAM)がアメリカで販売されいまでも世界42か国で売られている超ロングセラーである。昭和45年の夏の佐渡島の我が家い…

  • 私のブログは情報?

    埼玉県には浦和が7つある。 これをSNSで投稿した場合にこれを(情報)と呼べるか? 情報という定義は難しくそのコトがもたらせることで行動変容を準備したり対応す…

  • 可愛そうな名前のドクダミ

    小学生の頃汚い手で虫刺されをかきむしりすぐに膿んでしまう。 そりゃー手を洗わないでブトや蚊に刺されて痒いものだからかきむしる夏などはまるでミイラ包帯も間に合わ…

  • 今でも衰えない好奇心と脳

    脳は10代で最も大きくなる。 20代から委縮しはじめ加齢が進行すると言われる。 脳の神経細胞の数はどんどん減っていき増えることはない。 近年の脳科学はいろんな…

  • 桶屋は何故風吹いたら儲かるのか?

    ある事によってまったく無関係と思われるところに影響が出る。 風が吹くと砂ぼこりがたつ砂ぼこりが目に入る。 目の病気になり失明する人が増えその人たちが暮らしの為…

  • 亜阿相界 ああそうかい

    (ちょっと変わってるよなー!)私へのほめ言葉決して偏屈ではないと自分に言い聞かせて62年。 花より葉っぱみずみずしい植物よりちょっと渇き気味が好き(ちょっと変…

  • 麦わらは遊びの道具

    紙のストローサトウキビの搾りかすのストロートウモロコシやでんぷん素材のストロー。 石化資源のプラスティックストローから徐々に植物由来のストローの導入に業界こぞ…

  • 日本最古の洋ナシのルレクチェ

    今から30年前に神戸にある菓子企業が5人のダイレクトマーケティング室を設け新規事業に参入した。 手伝いを師匠から言われ参加した。 (知恵の果物)という商品シリ…

  • 岩百合の咲く島

    隣村が漁業権をもっているネズミのような形の島が三島という名前で呼ばれていた。 切り立った岩の壁がありそこは亀の手やクロクチがびっしり手つかずで付いている。冬の…

  • 土下座したマボッケの干物

    父たちはホッケのことをドモシジューと呼んで雑魚の扱いにしていた魚。正式にはホッケ出世魚であることは余り知られていないアオボッケ ⇓ロウソクボッケ ⇓マボッ…

  • 梅干し入り茶碗蒸しとセゾク雑炊

    昭和という名前が翌年に平成という時代になる頃のことである。 京都の南禅寺に店を構える老舗中の老舗四百余年の歴史を誇る名店瓢亭の朝粥を食べた。 苔むした庭に水が…

  • 梅肉で食べる茹でダコ

    お酢がなかった時代の中国では梅干しは梅酢をとったあとの副産物であり食用よりはれっきとした漢方薬。 承知の通り腹痛や解毒そして傷の消毒にも使われはたまた梅酢は金…

  • やっぱり日本人はマグロだね。

    最近このブログでつながった同郷の方からの話です。 彼の所は私の佐渡島の村よりももっと北端にある村その沖合で鮪が定置網に入り結構にぎわっているという。大坊網と地…

  • 天然鯛より養殖鯛の方が高い時代

    原料高や素材高様々なものが値上がりした。 養殖の鯛の方が天然物の鯛より高いそんな話が巷で広がってる。玄関前に鉢巻姿の父親大きな鯛をぶら下げての(どや顔!)その…

  • 本当に体に悪いのか?塩辛

    昭和の佐渡ヶ島の夏沖合に沢山のイカ釣り漁船夜の地平線を明るく照らす夏イカ漁の最盛期。日本は塩辛大国エビ・アミ・カニ・イワシ・ニシンサケ・アワビ・アユ・カツオ・…

  • 本当に横文字が増えましたねー

    確かに今更佐渡島の昭和に戻れるわけはない決して郷愁にふけっているわけでもない。思い出してもなんでかわからないが辛いとか苦しいとか悪いそんな事柄は記憶が薄いいい…

  • 牡丹餅よりうすか餅が好き

    佐渡島でそう呼ぶのか外海府でそう呼ぶのか我が家でそう呼ぶのか定かではないが世間では大福餅。 ググってもその名前は出てこない(薄皮餅)をうすか餅そうなのかもしれ…

  • 初夏に咲く卯の花

    今年はソックスを履いているそんな初夏である気温が低いねーいつも年よりそれでも気を許すと夏は猛暑になったり変な気候だ。 知っての通りおからは豆腐の搾りかす。 そ…

  • 江戸前の深川と品川の海

    昭和53年の春三月佐渡島の両津の岸壁を離れ東京での社会人の暮らしが始まった。結婚式場の地下一階が人生初めての職場であった。 そんな板場の中で流れと呼ばれる今風…

  • 酸味と甘味の鮮烈な記憶

    昭和の悪ガキは酸っぱい思い出ばかり。 といっても甘酸っぱい淡ーいキュンキュンするようなレモンのような話ではない。 座敷の縁側の下にあった梅干し。三軒隣のぶどう…

  • ボラという魚にまつわる話

    まだ治りきってないみみだれがでてるくせに脱脂綿を耳に突っ込みそれでも泳ぎたい昭和46年そんな悪ガキ11歳の夏。 いつも違う場所でサザエを探していた。 急に水中…

  • グルメという言葉の意味は?

    世にいうグルメってなんだろう。 分かりやすく三つに分類してみよう。 ①胃のグルメいつもたくさん食べられる人たくさん食べないと満足できないそして食べ終わるとポン…

  • ちむどんどんするイカ釣りの思い出

    (沖)という名前が付くくらいだから読んで字のごとく海の上で漁師が獲れ獲れの魚を船上で料理する即席のものであろうということは新鮮が肝である。父が村の誰かから聞い…

  • 田圃の水の番人

    小学生の頃朝早くから山に出かけた父が戻って来た。エバンと言っていた。 川や山から出る水の水路を整備して満遍なく水田に引き込むのだが中には我水引田という漢字がそ…

  • 流木と倒木とヨロキ

    推測の域をでない。 佐渡島の海府では海に打ち上げられる流木のことをヨロキと言う。寄る木(ヨロキ)だろうと思う言い当てたそのものずばり! 台風の後に川から削りさ…

  • 環境適応能力は女性に叶わない

    休日という概念が生まれたのはフランス革命以降だという。 それまでは遊ぶ人はずっと遊び働く人はずっと働くというのが普通であり日本でもそうでった。 自由裁量収入と…

  • 薩摩の殿様がつくったと言われる寒天

    今は夏野菜も年中出回っているから関係がないだろうが夏野菜は自然の摂理で暑い夏をやり過ごすため夏になると食べ時になり身体を冷やす成分があると聞く当然胃腸が冷やさ…

  • 初夏の甘みは野イチゴで

    佐渡島の我が村の鮎の解禁は七月。そんなこと知ってる!大人の話だよなー! 小学生の悪ガキは掟破り! 七月になれば箱眼鏡を持って鮎用の四本に分かれたヤスを携え川に…

  • 家庭料理というのは素晴らしい

    すっかり家のごはんが見直されるきっかけになったそして家で料理する男子も増えた。家庭料理には外食の店の料理に比べて二つ大切な特徴がある。ひとつはテマヒマもうひと…

  • ニロイモを植える

    一年に二回収穫したのか収穫できたのか? ダラドロデレが佐渡弁では結構だらだらの地域がありもしかすると私の生まれた北部の方だけなのかわからないがいつのまにかジャ…

  • 山椒という植物はおもしろい

    試してみたことはないが山椒という植物は山奥でひっそり自生するものは味も香りもすこぶるいいそうだ。(山椒は深山に限る)(山椒の木の下で歌を歌うと木が枯れる)そう…

  • 料理代行の考え方は古くて新しい

    昭和56年の初夏のことである。逗子湾(相模湾)を見下ろす高台のお宅に白いコックコートが三人サービスする黒服一人バスが二人(その一人は私)車から降り立った。 常…

  • 曽祖母の打つ田舎蕎麦の味

    いつものごとく昭和の佐渡島のうまかった記憶の引き出しから今日は蕎麦を引っ張り出そう。母方の曽祖母でありやんちゃ極まりない男の子三匹の面倒を祖母と一緒に見てくれ…

  • 一本足の田楽法師

    いつのまにか華やかな春の料理になったのが田楽。 平安の頃田を耕す行事に(田楽舞)がある白い袴をはいた法師が高足に乗って田の中で舞う。 この姿が豆腐に刺した串に…

  • 春の土用殺があけたー

    四月の十七日から五月の四日までの期間が明けた。 春夏秋冬の年四回ある土用殺一年中で最も運気を左右する。春は東南方位が特にきついできるだけ住んでいるところから東…

  • 昔からトビウオは佐渡島の味の基本

    トビといってもトンビではなく飛び魚のことを短く(トビ)寒くて風が強いので口を開けて長くしゃべらない佐渡島の言葉は短い!と私見です。 慣れないとぶっきらぼーそれ…

  • 苺の旬は初夏だった

    今ではすっかり冬の定番真っ赤な実が真っ白い生クリームにバエル!クリスマスの苺ケーキ。春先の蕗の薹がニョキニョキ伸びて大きな葉をつける頃山の畑の苺が徐々に赤みを…

  • 赤い色に染まる筍煮

    世界遺産登録申請に沸く佐渡島。 佐渡島は大きく分けて大佐渡と小佐渡そして国仲平野という地形である。 新潟側を向いた方が小佐渡で朝鮮半島とロシアの大陸に向いてい…

  • 再び幸せが訪れるというスズラン

    離島振興の公共工事や湾岸整備により村に防波堤ができたのは昭和の頃だった。 私の家は平屋で海岸よりわずか10メートル程座敷から海や磯が見える。 一世一代の勝負に…

  • 聖地鞍馬山のアケビの新芽辛煮

    さすがの私の歳でも鞍馬天狗という時代ヒーローをテレビで観た記憶はほとんどなない。 小さい時に遊んだ分厚い大きなメンコで見た記憶はある。 壇ノ浦の戦も終わり平家…

  • 眞鯒はフク刺しと同じなのかー

    眞鯒の旬は夏から晩秋と本に書いてある。生息域の分布で日本海側は新潟以南という記述があるが温暖化の影響などもあるので分布と漁獲はずいぶん様変わりであろう。 母の…

  • 母に感謝する日

    男といういきものはいつまでたっても所詮乳離れをしないいきもの。 還暦は過ぎても思うことは離れた佐渡島でひとりでまー楽しく過ごしている母のこと。 今年は父が亡く…

  • あらという言葉にまつわる話

    漢字では粗。 岩波国語辞典では魚肉を料理したあとの骨にまだ肉のついているもの良いものを選び取ったあとのくずあらに因んだこといろいろある。 (鮨屋のあらでとんと…

  • アカエイは旨かったー!

    飲み屋で出てくるエイヒレとは別格の干物。 昭和の確か46年頃だった。 田圃の水を見に行った父が家に帰ってきた。 父は組合(農協)に勤めていた田圃は朝夕と日曜日…

  • 父の愛は海よりも深い

    母の日が近いと言うのに父の話を書くことをお許しください。 昭和42年頃のことである。 家族は既に夕食を終えている。 ちょっと都会?マチで会議があると決まって相…

  • 旨煮という料理の妙

    料理の世界の話である。 旨煮と煮しめは何が違う?まーどうでもいい話である。では素揚げと唐揚げは何が違う?まーどうでもいい話である。 今ではすっかり使われない言…

  • 鮎のために奮闘した思い出

    その年は雪が少なかった佐渡島。 雪解け水がいつもより少ない。 夏楽しみにしている香魚(鮎)が海から遡上しようにも4月になっても河口が海とつながってない。 小学…

  • この香りがたまらないとり貝

    鎌倉殿の13人でにぎわいを見せる古都の鎌倉。 武骨な武士たちが刀と力にモノを言わせて開いたのが鎌倉幕府。 国道134号線とは俗にいう湘南道路である。キラキラ光…

  • フジツボは舟にとっては厄介だけど

    佐渡島の岩場にも群生する貝春先にカメの手やクロクチを採るとき仕方なく付いてくる貝。食べた記憶はあったのかなー? 殻は大きいのだが中身が少ないたぶん食するのに適…

  • 海の兎なんてもんじゃない

    海のウサギ?英語では Sea hare そんな風に言う。 なにやらとってもイトシゲ(可愛い)ないやいや佐渡島の我が地方ではオンベコといい気持ち悪いウサギとは程…

  • 佐渡沖のブヤベースは最高に旨い!

    皆さんが思っている以上に大きな佐渡島。東西南北の沿岸と大佐渡と小佐渡をつなぐ国仲平野という比較的平らなところがある。 そもそもムラはその土地で採れるものにムラ…

  • 茅巻き食べたベー♬(^^♪

    そんな悠長な時代ではなかった昭和の頃の我が家。 男の子が三人が虎視眈々と我先に喰わんとして狙っていたのが茅で巻いた粽である。 五月は言わずと知れた男の子の端午…

  • 田植えと畔豆

    自然から採ることから全ての産業や暮らしが出発した。 人が自然に手を加え耕す(風土)ことでより多くのより良質なものにつくり変え暮らしてきた。 余りにも手を加えす…

  • 食べるモノの大切さと分類

    語源を遡ると実に面白い。菜食主義をベジタリアンという言い方をします。 健康な新鮮な元気のあるというラテン語のvegetusに由来している。 肉などの動物性の食…

  • 粋なご婦人の一言

    えっ?(タチバナって?)そういえば佐渡ヶ島にそんな地域があったなー。 聞いたことはあるが橘の現物を見たことない。 昭和59年誰もが狂喜乱舞したバブルが続くと思…

  • 稲の害虫のウンカという虫

    植えた苗がピンと伸び青々とする頃背中に噴霧器を背負って父や母は山に向かう。 顔を手ぬぐで覆い笠をかぶる朝夕はブヨやぶ蚊が手をこまねいてヒトが来るのを待ってる。…

  • 食器の金継ぎ流行り

    モノを大切に扱う再生させる再利用。 金継ぎ流行りと聞くいいじゃないですかー素晴らしいですね。 昭和の頃料理屋に従事してたので毎月の食器の破損金額を購入時の金額…

  • ゴザに広げた胡麻の実

    五月頃畑に胡麻の種を撒くそうすると稲刈りが終わった頃収穫できる昔はそうやって胡麻を家で収穫していたのである。 菜種も植えていた大豆も小豆も植えていた田圃の畝に…

  • 器量の悪い魚のおこぜ

    佐渡島の人達は人懐っこくて人情深く美味しいモノが海や山で採れとっても住みやすいところ。 かもしれない田舎移住がじわじわプリプチブーム。 何も知らず気づかず見ざ…

  • ケツダカとシンダカという貝

    神楽坂にゆこう!そんな先輩の誘いを受けた。 いやいや芸子さんを座敷にあげてなんていう悠長な神楽坂ではないきちんと凛々しい板前の一人仕事でもつカウンター割烹。よ…

  • 自然の中で育まれたごっご遊び

    (ごっこ)といっても東北・北海道の珍魚ホテイウオのことではない。 子供の疑似・模擬体験満載の昭和の時代家にあるのは将棋碁石麻雀パイ花札トランプ大人が遊ぶものば…

  • ラベンダーを知った昭和のドラマ

    すっかり有名になったラベンダー七月頃開花する北海道富良野はとんでもない混雑になるというが一度も訪れたことはない。昭和42年の頃だっと思う小学校の6年生座敷では…

  • 運動会は田植えが終わってから

    運動会は初夏の行事であった。 皆の家の田植えが終わった後佐渡島の北部の小中学校では行われていたと記憶する。 あの音が怖かったー。緊張感でいっぱい。家族が親戚が…

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