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  • 草かんむりに母で苺とはね

    昭和の時代からトースターで焼けるパンは最大で2枚。家族5人の家でパンを焼くには5回から8回飛び出すのを待って待ってやっとありつける。丸い缶のバターにバターナイ…

  • どんだけ海藻好きなのか

    水深2メートルくらいの岩ではなく玉石にトクサのようにつんつんまっすぐ延びている。佐渡島は魚も豊富だが海藻の種類も多い潮の流れは暖流が北に向かい栄養を運んでくる…

  • 佐渡島の魚の名前の妙

    私のすぐ上の兄は現在は北九州小倉に住んでいる。 昔から本が好きで今でも一室は本の山だから大学を卒業し新聞記者になった。 佐賀の小城のお嫁さんをもらったので一時…

  • 蕎麦屋のつまみの茎わかめ

    そもそも蕎麦専門の閉店時間は日没と相場は決まっていた。 夜蕎麦屋でつまみながら一杯なんという店は蕎麦屋ではない飲み屋であるそんな本を読んだことがある物書きらし…

  • 佐渡島名物と言われるイゴネリ

    九州では(おきゅうと)と言われる海藻を練ってこしらえたミネラルたっぷりの食べ物がある。 お救人浮太沖独活などの当て字を使う。 96%が水分後は炭水化物蛋白質栄…

  • クサヤは焼いたことがなかったがしかし・・。

    地球温暖化がジワジワとそして確実に暮らしに影響がおきているが同時に低温化に向けた歩みを加速している地球の歴史の中で人類の暮らしなんてほんの数秒くらいひとこまな…

  • 三つの時代に生かされている

    昭和35年の元旦雪が積もっていた佐渡島。 ガラス戸の隙間から大晦日からの雪で家のところどころ吹き込んで積もっていたと母は言っていた。 神職の家とはいえそれで暮…

  • いい匂いのことをカザと言う

    今時匂いのことを(かざ)といって通じるのは佐渡の海府の人たちかもしれないが風と風上などが混じって匂いのことを(かざ)という一般的な言葉として辞典に出ている。私…

  • 筍の季節だから竹のこと考えよう!

    明るいナショナルなんでもそろうナショナルナショナル劇場(水戸黄門) 私が9歳の頃佐渡島の外海府でチャンネルは3つしかなかった。 NHK総合NHK教育そしてTB…

  • そろそろ遡上している稚アユ

    香魚とはよく言ったものだスイカかキュウリの香り清流の石や岩につく苔を食んで生息する鮎基本的には海から遡上する鮎だが海を知らない鮎もいる。弥生三月の末頃稚鮎が川…

  • 龍田揚げは素材をごまかすために生まれた

    昭和53年3月22日入社その年の7月23日私の包丁ごっこ(板前)における初めて人様に食べてもらえる料理をこしらえた。 東中野の結婚式場なので繁忙期は一日1万本…

  • 天ぷらネタのメゴチ

    しかし佐渡島の海は豊かだなー住んでればわかるだろうが離れて暮らしているからこそ分かるものも多いのかもしれない。 確かに冬の海は荒れくるって手を付けられない。私…

  • アユカケとカジカ

    絶滅危惧種に分類されているアユカケ佐渡島で昭和の頃は村はずれの川には結構いた。鮎を獲りに行くと岩陰にひっそりとそして岩と見間違う体の色しかしこいつは厳つい面構…

  • アワビの味噌漬けが懐かしい

    佐渡弁で(もったねー)MOTTAINAIということ。ハチメ(メバル)の塩焼きイナダの煮つけ鮎の天ぷらスルメイカの刺身アワビの刺身アワビの肝の大根なますサザエの…

  • 我が家のお茶漬けはいつものほうじ茶

    雁ヶ音ほうじ茶という茶葉がある。 一番茶の茎の部分だけを焙じた香りがまろやかで茶葉がない分渋みも少ない。 まー茎茶とか棒茶の類である。 父は晩年は飲むようにな…

  • 山菜の中で一番好きなフーキ!

    五月晴れの家路(カロ)父と母が刈り取ってきた蕗ビニールの肥やし袋から大きな葉を広げている。 本当によく働く父と母。 肥やし袋三袋に詰められた蕗の束いい香りがす…

  • 考えることの大切さ

    1983年(昭和58年)の8月に佐渡島で日焼けで真黒な顔して表参道の新しい店の開店スタッフの一員になった年。 その年に師匠が書いた本がある。「めい・あい・へる…

  • トビウオの季節だなー

    肥沃な畑に植えた新玉ねぎが大きくなる頃。まだ梅雨が開けきらない佐渡島飛び魚が産卵のため沖合いから岩礁に群れる。海面から2メートルの深さに設置したトビ網にむっさ…

  • 食物連鎖なんて考えたことなかった時代

    泳いで水中メガネならいざ知らず舟の上から箱メガネでこれを見つけるには経験の積み重ね父たちはやっぱりすごいね。水深約3から4メートル周りには藻が茂るもう何十年も…

  • 大きくなると役に立たない独活

    やばい!そんな陰口立てらないように生きなきゃー。 でも独活の字の成り立ちは大きく成長して独りでも動いて(活)いるように大きな葉を揺らすということだから食用には…

  • 鶏よりも早く起きてしまう

    歳のせいか体力がなくなったのか朝早く目覚めてしまう。 確かに布団に入るのが早いから仕方ない夜はからっきし苦手。 子供のころコッココッコとやつらは朝が早い。鳴く…

  • すっかり慣らされてしまった醤油

    先日知人から頂いた便利な瓶こいつに醤油を入れておくと鰹醤油になるという。こりゃーいいやーいつ仕込もうかなー?なんて考えている。 昭和53年3月20日私は就職の…

  • きりょうが悪いおこぜ。しかし高級魚

    佐渡島の人達は人懐っこくて人情深く美味しいモノが海や山で採れとっても住みやすいところ。かもしれない田舎移住がじわじわプチブーム。 何も知らず気づかず見ざる言わ…

  • 貴重な食文化には欠かせない海藻

    魚種交替という自然現象がある。 自然現象と言っても温暖化などの複合的要因も微妙に絡む。 海水温の影響により周期により採れる魚が変わる今まで南で採れていたような…

  • 詫び・寂そして葉っぱが錆びた

    (侘び)は貧粗・不足のなかに心の充足をみいだそうとする意識。 (寂び)は閑寂さのなかに奥深いもの豊かなものがおのずと感じられる美しさ。 まだまだそんな境地には…

  • 懐かしいなーカンテラ漁

    田植えが終わった頃海が鏡のように静かになることがあるそうすると父はそわそわしだす。 夜突きにいかんか!納屋から一斗缶を取り出し蓋を開け新聞紙にくるまれたあの臭…

  • 働くことは遊ぶこと遊ぶことは働くこと

    ひとり暮らしの還暦越えさすがにテレビに向かって話すことはしないが確かに一日誰も話さない日はあったかもしれない。 昨今のコロナ禍で在宅ワークリモートワークが急速…

  • テックテックと草木もなびく

    フードテック隆盛の時代。 ビッグデータやAIという代物が最新の情報を提供している。 昭和の佐渡ヶ島での食の暮らしを中心に綴っているが懐かしい話郷愁に浸って書い…

  • 隣村での出来事

    小学校3年悪ガキ真っただ中昭和45年だったと思う私のムラの祭りが4月11日で隣のムラが15日。 代々神社にお仕えする社家の三男坊長男が継いで次男は仕え三男は財…

  • 棚からぼたもちの如くサザエが落ちて来た

    その年はサザエが豊漁だった。父たちは磯ネギ漁で殻に穴をあけないように丁寧にヤスにはさんで海から引き上げるか網ですくって引き上げるかいずれにおいても穴があいたら…

  • イカつながりで呼子のイカ

     兄のお嫁さん義理の姉は佐賀県の小城の生まれ佐賀と言えば唐津そして呼子のイカが名物のひとつ。 創業は昭和36年というから私が生まれた翌年創業の河太郎という店が…

  • 江戸前の小穴子はやっぱり旨い

    昭和54年頃の湘南の葉山葉山マリーナにはホテルボーリング場もあった入口には生ビールが飲めるケンタもあった。 その真向かいには赤いキャップで有名な調味料の老舗創…

  • お国が違えば缶詰もヴィンテージもの

    1804年に瓶詰の保存食品の開発に成功した二コラ・アペールはフランス人。 ナポレオン侵攻用の軍用保存技術公募に当選を果たした人物その後に缶詰というものが出現。…

  • 筍と言えば(山椒)木の芽だねー

    父が農協の組織替えで佐渡島の北部の外海府を離れたのは昭和60年の頃島の中央の国仲に宿をとり数年間一人住まいであった。 父の性格からして人懐っこいわけ隔てなく如…

  • 今では山菜のトトキも探せないかなー?

    田植え前だと記憶をたどっている。最近記憶を引き出しからだすのに手間取っている。 鎌倉から何故だかわからないが父の叔父が遊びに来ている。 いつもは夏に大勢でくる…

  • グミをおやつに食べていた佐渡島

    グミなるお菓子が発売されたのは1980年明治製菓がつくったコーラ味。女子中高生のなかで瞬く間に広がった。 新商品というのはセンミツと言われる1000個出して3…

  • 食卓を囲むということ

    共に食卓を囲む仲間会社のカンパニーの語源がそうだと聞いた。夏の炭起こしは火種を下に冬の炭起こしは火種を上に夏下冬上。そんな言葉使うことも少なくなってそれすら何…

  • かぶ飯食わずして佐渡島の食は語れぬ

    (河豚)と書いてフグと呼ばせるかー(海豚)と書くのはイルカである日本語というのは面白い。母は今でもフグ言わずフクと呼ぶ関西の方でもフクと呼ばれる福にあやかった…

  • 河川滞留がヤマメで海に下れば桜鱒

    ヤマメは肉質は白っぽくて小型しかしサクラマスは薄い桜色で中型もちろん食べている餌が違うから。 村はずれに幅6メートルほどの川がある。 鮎が遡上する川ちょうど今…

  • 底魚をもらいに父は出かけた

    昨今では深海魚なるものがちょっとした話題になっている。 そんなモノばかりを集めて出荷している事業主も現れた。 佐渡島の沖合に夏前に板引き船が何艘も出ている板引…

  • 筍とスルメイカの煮つけ最高!!

    佐渡島の北端に近い我が村があるところでは余りお目にかかったことがない孟宗竹の筍父が国仲の友人からどっさりもらって来る。 竹の種類も潮風や強風の影響でわが村の位…

  • 座敷に飾られてる有田皿

    すっかり高知県の郷土料理として知られた皿鉢料理(さわちりょうり)。 元々は農耕儀礼としての祈願祭や収穫祭に神様にお供えした素材を使い神事に参加した人たちと共に…

  • 小刀のような細いサンマ漁

    佐渡の海府ではサンマの漬け止めを(バンジョウ)と呼んでいた。バンジョウのつかみ取りという漁法が佐渡島の伝統的な漁にあった。藁で編んだむしろに穴をあけ沖合に出て…

  • 酒呑みにはやっぱり宝の珍味

    まだまだ朝夕は手がかじかんでしまう佐渡島の四月。 それでも父は待ちに待った磯ねぎに舟を出す。 狙うはサザエアワビそしてナマコ。 御用篭がたぶん正式な名称であろ…

  • シアトル人は傘をささない

    25年も前の話である。 花博後のガーデニングブームコンテナガーデン流行り真っただ中のビジネス企業にいたグリーングリーンと猫も杓子も玉川高島屋ショッピングセンタ…

  • 黒文字を採り箸にする茶懐石

    禁酒法がもたらした中にウィスキーという新しい酒がある。 ビールは醸造酒で比較的短時間に酵母と麦汁が醗酵して飲める酒になった。 これをお上の目に触れないように急…

  • 鎌倉殿ゆかりの海老の話

    さてさて今年の大河ドラマは何やら視聴率がいいと聞く古都鎌倉に幕府を開いた源氏ゆかりの武将たちの話。 戦しかしてこなかった坂東武者達に担がれた頼朝幕府を開くのに…

  • 峰岡豆腐ってどんなの?

    昭和60年だったと記憶している東京広尾に日本料理の支店をはじめて開店する運びになり新しいタイプのデザートということで白胡麻の牛乳豆腐に小倉餡という何とも摩訶不…

  • 旬が過ぎて大きくなりすぎた

    佐渡弁ではそんな状態をほうける!というのである。 成長してしまってすっかり食べごろをとっくに済んでしまったものを母たちはそう言っていたと記憶している。 力強い…

  • お腹にたくさんのチビを抱えるタナゴ

    今日4月11日は佐渡島の我が村の祭礼朝からそわそわして何も手に着かないまるで浮かれトンボ早朝から山の中腹の神社から祭太鼓が鳴り響いていた。 祭りの饗応料理にも…

  • 雉の羽のような目をした魚

    魚の呼び方にはいろいろある。 青森地方でいうシマメグリとは体表に縞があるのでそう呼んだのであろうが正式名称は(キュウセン)という。 佐渡島ではバクトと呼ばれる…

  • 茅で切られたような薄い目

    茅で切ったような細い目そんなことを言われた子供時代確かに! 最近歳のせいで瞼が垂れさがってきてもっと細くなってしまった。 もう少しすると茅に細いつぼみがつく花…

  • 次から次へとブームを仕掛けるねー

    1977年 フランスブルターニュ発祥のクレープ1990年 イタリアドルチェ ティラミス1991年 フランス菓子 クレーム・ブリュレ1992年 ココナッツミルク…

  • 卯の花―の匂う垣根♬♬

    知っての通りおからは豆腐の搾りかす。 それを風流な料理名の呼び方で(卯の花)とはなんとも清楚で清純な真っ白い花を初夏に咲かせる空木の白い花に例え名前を付けると…

  • こんなものまで採っていた離島の学校行事

     差別的な言葉になるかもしれないが俗に不美人を(ぶす)昭和の頃の話である。 昭和の頃は学校でも営利ビジネスをしていた?もちろん現金収入でそれを部活とか体育の用…

  • なんでも懐かしいなー昭和の時代

     戦後の闇市の場所に小さな店が連なり横町を形成していった。 思い出横丁やきとり横丁そして俗称しょんべん横丁で知られるその一帯。 先日再開発が進む新宿西口でミー…

  • 情報過多で困っているこの時代

    埼玉には七つの浦和がある。 これをSNSで投稿した場合にこれを(情報)と呼べるか? 情報という定義は難しくそのコトがもたらすことで行動変容を準備したり対応すべ…

  • 米糠がふんだんにあった昭和

    亡くなった父は糠漬けが好きだった。母はというと何度かの失敗を経験したせいかやっけら!(メンドクサイ)と言ってなかなか作らない。 そのことで何度も口喧嘩する場面…

  • 令和4年4月4日の日

    4並びの日ですね。 今日から本格的に出勤日朝から冷たい雨が降っている雨をどように捉えるかによって今日一日が決まってきます。 私は雨の日は心が落ち着きます。 滑…

  • バターブームだという

    ひと時バターが品薄になった最近では発酵バターバター味のアイスクリームポテトチップスのバーター味パンケーキにたっぷりバター。 てなわけでバター人気がSNSを中心…

  • アワビにあらずトコブシ

    何が違うアワビの小さいのをトコブシって言うんじゃないの? 正直私も小さい頃そう思っていたが小学館の海の生き物という図鑑をで調べていや違うトコブシはアワビじゃな…

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