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Equity/Derivatives/Anomaly https://onemonth85putseller.hatenablog.com/

ブログの中心テーマは、資産クラス毎の値動き分析、指数イベントの考察、アノマリーの検証、225オプションのリスク管理備忘録です。日本株&デリバティブの運用と金融翻訳で生計立てています。

現物株は、日本株のイベントドリブン中心に短中期L/Sトレード。デリバティブは、plain vanillaの225オプション。期近のdeep OTM Put売りでプレミアム取りしつつ、spotが吹いた時には、Call売りでStrangle構築。IVがcheapな時にはベガ狙いの買いも。先物は、デルタヘッジ目的で利用。 市場のアノマリーやハコ系企業の笑える適時開示の発見に無上の喜びを感じています。

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2020/12/19

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  • 日経225の市場最高値更新からの気付き

    年初から大仰角で上昇している日経225 1月は33kから36kへ3度の中台替わり、2月も36kから39kへ3度の中台替り、そして3月には40k大台越えで史上最高値更新の凄まじい上げっぷりである(下図は日経225ミニ先物中心限月の年初来チャート)。 円安ドル高主導の上昇 上げのきっかけは、能登地震や毎月勤労統計の下振れを受けた日銀の金融政策正常化観測の後退や新NISAを通じた為替ヘッジ無し米株突撃買いによる円安進行と考えられる(下図参照)。 TOPIXは2割近く上昇した一方でS&P500は1割の上昇にとどまることから(下左図参照)、生リターンではTOPIX優位だが、為替考慮後のS&P500リター…

  • 先物オプション証拠金のSPAN方式からVaR方式変更 - 2023/11/6

    11/6より先物オプションの証拠金計算方式がSPANからVaRへ変更された。過去5年のデータ(コロナショック時を含む)を基に信頼区間99%で想定損失が計算されることで、最も影響が大きかったのが、Far Out-of-the-moneyのPutオプションになったと思われる。ざっくり言うと、期近(満期まで1か月前後)の80%より下のPutの証拠金は、SPAN方式であれば売建1枚当たり7万円前後であったものが、VaR方式では約2倍に跳ね上がった感じである。 一方で、Far Out-of-the-moneyのCallオプションは、SPAN方式では証拠金が高く、先物に比べて資金効率の悪さが目立っていたが…

  • いつか来た道 - 2018年と2023年の類似点

    2018年と2023年の金融市場には類似点が多い。金融政策面では引締サイクルの後期にあたり、企業業績の点では予想EPSの高原状態が続き、株式のバリュエーションは割高感がある等々。こうした類似点の多さが値動きを似通ったものしている。 下2図は左がS&P500指数の高値日を100とした両年の指数化チャート、右は米10年物実質金利のS&P500指数の高値日を起点とした動きであるが、これまでのところはほぼ相似形に近いことがわかる。 2018年秋から年末にかけての下げは、量的引締&利上げの最終局面が意識されるも金利上昇に歯止めがかからないことからジリ安傾向が続く中、9/20高値のS&P500指数は10月…

  • 米雇用統計及びCPI発表前後の日経225オプションIVの動き

    利上げ打ち止め予想の前提の下でディスインフレ進行と堅調景気の持続を好感したゴルディロックス相場も7月で終焉を迎え、8月に入ってからはフィッチの格下げと国債増発に端を発した需給悪化による米長期金利の上昇に加えて追加利上げ観測も高まっている状況で、株価は一転急反落となっている。 2022年に米国が利上げモードに転換して以降、マクロ要因が株価を左右する度合が高まっているが、特に米雇用統計と米CPIの動向は経済のハードランディング又はソフトランディングへの市場思惑に大きく影響するため注目度が高い。 下図は、2022年以降の米雇用統計と米CPI発表当日及び翌日(各40サンプル)の日経225先物の前日比を…

  • 備忘録: 2023/8/18 日経225オプション9月限 不透明感高まり、夜間市場で期近IVが急動意

    米10年債利回りは、相次ぐ堅調な景気指標を受けて追加利上げ観測が高まり始めたところに、財務省による中長期債増発で需給悪化懸念が台頭し、BEIは低下傾向の一方で実質金利は2%目前まで上昇している(下図参照)。 中国では、不動産バブル崩壊が金融システムへ波及する混乱状況となっており、当局が金融緩和や金融市場改革で影響低減を図っているが、チャイナショック再来への警戒が高まっている。 こうした中、来週末にはジャクソンホール会議でパウエル議長の講演が予定されており、これが短期的な追加の不透明材料として注目が高まっている。下上図は、8/18(金)夜間市場での日経225オプション9月限と10月限のIV変化幅…

  • 備忘録: 7月ETF換金売り警戒のインパクト確認

    毎年7月が近づくと、その時の相場センチメントの良し悪しに拘わらず、必ず言及されるのが「ETF換金売り」への警戒である。定番化した売り仕掛けネタである。 今年、引け後の相場コメントでETF換金売り警戒が声高に喧伝されたのは、日経225が大幅安となった6/23(金)が初めてではなかろうか。但し、この日の警戒主役は「年金リバランス売り」ではあったが。実際、6/23(金)時点の日経225は3月末比で17%近く上昇しており、6月末を1週間後に控えたこのタイミングで年金リバランスが警戒されるのは至極当然ではある。そして、7月上旬に控えたETF換金売りが、相場解説的には警戒感を増幅させた格好である。 結果論…

  • 備忘録: 日経225オプション8月限 2023/7/14夜間市場 PutのIV急落

    6月下旬以降、日経225は需給とマクロ両面から下落傾向続く 7/7発表の毎月勤労統計における現金給与総額の予想大幅上振れをきっかけに、次回の日銀政策決定会合でのYCC修正への思惑が広がった。今週、10年物国債利回りは0.4%から一時0.475%へ上昇し、日銀の指し値オペ応札水準である0.5%まであとわずかという状態に近づいた。また、米国ではCPIの予想下振れでディスインフレ傾向が鮮明化したことで金利が急低下したことも加わり、日米両方向から円高ドル安の流れが加速した。 日経225は、6月下旬以降、年金の四半期リバランスやETF換金売りを控えた売り仕掛けが優勢となり軟調な展開が続いていたが、ここに…

  • イベント備忘録: 2023年米債務上限問題を巡る金融市場の動き - 2011年との比較

    2~3年毎に繰り返される金融市場の動揺を人質にねじれ米議会が弄ぶチキンゲーム党争茶番には辟易するが、市場参加者にとっては大事な売り仕掛けネタであるのも事実である。 2011年8月8日の米国債ショックは、債務上限引き上げ成立後にもかかわらず、S&Pが米国の長期債務格付けを格下げしたことによる世界同時株安を指すが、この日のS&P500は約6.7%もの下落となった。しかし、細かく確認してみると、オバマ大統領と共和党のベイナー下院議長の交渉決裂となった同年7月23日以降7月31日の民主・共和合意までに約3%下落し、その後は市場の懸念が米景気後退や欧州債務危機の深刻化にシフトしたことで8月5日までに更に…

  • Weekly Market Summary: 2023/6/9

    6/5-6/9: 日経225、イケイケどんどんは一旦終了? 今週回顧 米株はISMサービス業の下振れや新規失業保険申請件数の大幅増加から利上げ見送り観測が強化され、小動きながら依然として大型グロース優勢で、S&P500は昨年10月安値からの上昇率20%越えで強気相場色入り。5/25のエヌビディア好決算をきっかけにしたAI熱狂が支配的となり、物色の一極集中が懸念されるが、週前半はラッセル2000や地銀株にも物色の裾野が広がったものの、直ぐに息切れとなった。利上げ見送り&リセッッション懸念の組み合わせでは、総花的な動きにはなりづらい。 日本株はジェットコースター様相。外人爆買い継続期待(図1参照)…

  • Weekly Market Summary: 2023/3/3

    2/27-3/3: 金利上昇に負けず、利上げ耐性を示す米株。 今週回顧 米経済指標は一部を除き引き続き堅調なデータが示され(上表参照)、米国債利回りは総じてジリ高推移し、3/2(木)には欧州のインフレ上振れからの金利上昇に連れ高する形で30年債利回りも4%越えとなったが、3/3(金)週末は前日のボスティック総裁の利上げ休止言及(上表参照)に加え、金利先物市場での金利引き上げ見通し引き上げの一服を受けて急低下した。10年債利回りは、週間ではほぼ変わらずだが、BEI上昇主導で実質金利は急低下となった。 米株は上述のボスティック総裁のハト派発言が効いて小幅高。先週まで軟調な推移となっていた香港株は、…

  • Weekly Market Summary: 2023/2/24

    2/20-2/24: 景気及びインフレ指標の上振れを受けて、米株は"No Landing"(無着陸論)まで持ち出す強気派が後退して大幅安、日本株は米金利高&植田氏の国会所信聴取でのハト派姿勢確認からのドル高が支援しての限定的下げ 今週回顧 発表された小売決算は失望で、経済指標は総じて予想上振れ、そうしたデータがFRB高官に利上げ長期化の論拠を与え、タカ派発言が相次いだことから、先週までは景気の強さを背景とした"No Landing"論で武装していた米欧株式市場も、今週はその強気が殺がれる格好に(下2表参照)。一方、日本株は米金利の上伸と植田氏の国会所信聴取でのハト派姿勢確認からのドル高が支援し…

  • Weekly Market Summary: 2023/2/17

    2/13-2/17: 底堅い景気と持続的減速のインフレから強すぎる景気と減速ペース鈍化のインフレへの移行鮮明化で適温相場に暗雲 今週回顧 インフレの減速ペースに鈍化の兆しが見え始めている。今週発表の1月CPIは、前年同月比では何とか下落トレンドが続いているが、前月比では伸び加速となっている。下図は、CPI、コアCPI、帰属家賃インフレ、サービス価格インフレの前月比年率換算の推移を示しているが、直近のモメンタムが1年続いたらベースの前月比年率換算のインフレ伸び率はいずれも5%越えとなっており、特に家賃とサービス価格(賃金)の高止まりが浮き彫りとなっている。一方で、小売売上高を筆頭に実体経済では上…

  • Weekly Market Summary: 2023/2/10

    2/6-2/10: 強烈雇用統計から、金利先物市場の政策金利予想は上方シフト進み、タカ派当局とのギャップ縮小へ。 一方、米株は景気堅調で利上げ耐性ありとでも見ているのか、下げは限定的。ドル円は、日銀総裁人事を巡るメディアの観測報道相次ぐ中、ヘッドラインに振らされる。 今週回顧と来週展望 2/1のFOMCまではパウエル議長もディスインフレの進行を認め、リスク資産市場の楽観的上昇にも牽制を入れず等から、インフレ減速&底堅い景気認識が支配的な適温相場が続いていた。実際に、エネルギー価格と住宅価格を起因としたインフレがこれまでの積極的利上げ効果により明確な減速軌道が見えている。 今後のインフレの浮沈は…

  • Weekly Market Summary: 2023/2/3

    1/23-1/27: 経済指標は製造業の失速と労働市場の逼迫、主力ハイテク決算は予想未達が目立ったが、FOMC及びパウエル議長のハト派姿勢が顕著な株高に 今週回顧と来週展望 米経済指標は、落ち込みが続く製造業と堅調ぶりを示す非製造業で対照的な数字の一方、雇用市場は総じて逼迫状況が確認された。インフレが欧州でも減速が鮮明となる中、BOE及びECBの政策決定会合では予想通りの利上げ決定も、利上げサイクルがピークに近いことが示唆された。しかし、強すぎる雇用統計を受けて、期待インフレは低下も実質金利は上昇した。主力ハイテク決算は、予想未達から弱さが目立った。 尤も、インフレ減速の明確化を好感して上げて…

  • Weekly Market Summary: 2023/1/27

    1/23-1/27: インフレ減速&底堅い経済指標から株式市場は堅調。企業決算はまちち。引締維持姿勢のFRBと緩和転換期待の株式市場との認識ギャップ拡大。 今週回顧 米株は、インフレ減速確認強化に加え、先週とは逆の景気底堅さを示す経済指標を受けてしっかりの展開(下表参照)。WSJの「FRBの利上げ停止検討」観測報道やカナダ中銀の利上げ停止の可能性言及もセンチメント改善に寄与。企業決算は、マイクロソフトやインテル等半導体関連の失望決算の一方で、テスラやアメックスの強気見通しがあったりまちまちで、市場全体への影響は限定的。 米国債利回りは小幅高。景気底堅さを示す経済指標からインフレ期待主導で実質金…

  • Weekly Market Summary: 2023/1/20

    1/16-1/20: 日銀政策決定会合の現状維持と週末ダボス会議での黒田総裁の金融緩和継続強調で円高&日本株安は小休止も、マクロ面の不透明感は今年の日本市場の重しに 今週回顧 米株は、インフレ減速を好感も、総じて悪化が目立つ景気指標を受けてもタカ派姿勢を崩さない一部FRB高官の発言を警戒したかと思えば、一部のハト派発言に安心したりと足下が覚束ない状況(下表参照)。金融にしろハイテクにしろ決算はまちまちで、思った程悪くはないが、良くもない状況。市場参加者のセンチメントも強弱が対立といった感じ。中国の本格的な経済再開への期待は続き、アジア株の堅調ぶりも継続。日本株は、ドル円の落ち着いた動きにほぼ連…

  • Weekly Market Summary: 2023/1/13

    1/9-1/13: 株式市場は好調な米欧香港vs軟調な日本でパフォーマンスのデカップリング続く、日本株は日銀引締転換の観測強まりから円高加速が足枷 今週回顧 米12月CPIやミシガン大学短期インフレ期待の低下を受けて、インフレ減速軌道入りが鮮明となり、早期の緩和転換への論拠を強める恰好で米株高・米債券高・ボラ下げ・ドル安につながった。FRB高官の目先の利上げ幅低下を肯定するハト派発言が相次いだことも好感された。リスク選好姿勢は、仮想通貨の急回復からもうかがえた。実質金利の低下を追い風に金が1,900ドル越えとなり、ドル安や中国の需要増加期待を反映して原油や銅も買われた(下2表参照)。 尤も、日…

  • Weekly Market Summary: 2023/1/6

    1/2-1/6: 雇用逼迫を裏付ける経済指標、需要減速を見越したアップル&テスラの生産調整、多くのFRB高官はタカ派姿勢堅持等あっても、株式市場のやめられない楽観の性 今週回顧 今週は雇用関連データの発表が集中し、いずれも堅調な結果となったが、米株の反応は相変わらずのちぐはぐ感。JOLTやADPの大幅上振れに対しては利上げ長期化の警戒感から下げ優勢となったが、アップルやテスラの需要減速対応の生産調整ニュースも重しになっていた。一方で、雇用者数上振れ&失業率低下&平均時給下振れと強弱混在の雇用統計に対しては、発表直後に直前の上げを消したものの、その後は平均時給下振れが殊更に好感されたらしくジャン…

  • Weekly Market Summary: 2022/12/23

    12/19-12/23: サプライズ偏執狂の黒田日銀ショックから日経225指数は週次ベースで今年2番目の下落率を記録 今週回顧 週前半は、12月FOMCでの当局のタカ派姿勢再確認で積極利上げ継続からのリセッション懸念がくすぶる中で、米株&米債券のコンボ安の展開となった。そして、日銀の唐突な長期金利許容変動幅拡大によって、緩和アンカーの日本が事実上の利上げ転換に踏み出したことから、日本の債券投資のリパトリが警戒され、グローバル金利に上方圧力をもたらした。 黒田日銀総裁は就任直後の2013年4月には異次元緩和開始のいわゆる「黒田バズーカ砲」で市場にポジティブ・サプライスを引き起こし、来年4月の退任…

  • Weekly Market Summary: 2022/12/16

    12/12-12/16: 「露と落ち 露と消えにし 緩和期待 戻り相場も 夢のまた夢」 週間回顧と来週展望 週前半は、2か月連続の大幅減速となったCPIを受けて、早期の緩和転換に対する論拠が強化され、それなりの上昇を見せた米株式市場ではあったが、前回11月FOMC後と同様に、今回のFOMCでもパウエル議長のタカ派強硬姿勢が再確認されたことで、高金利持続からの景気後退懸念が再燃し、結局はぬか喜びに。 FOMCメンバーの政策金利見通しは、前回9月から大幅に上方修正され、2023年が50bsp上昇の5.1%に、2024年が25bps上昇の4.1%に、2025年も25bsp上昇の3.1%となった。前回…

  • Weekly Market Summary: 2022/12/9

    12/5-12/9: 景気指標の予想上振れ相次ぎ、政策金利の長期高止まり連想から景気後退懸念が高まる"Good news is bad news"な展開 週間回顧と来週展望 今週は、景気指標の予想上振れが相次ぎ、市場の関心が政策金利の長期高止まりからのインフレ鈍化=リセッション懸念へシフトした。欧米株は軟調な展開となる中、先月は27%上昇となった香港株はコロナ規制緩和を好感して大きく続伸となった。ボラティリティは、来週の米11月CPIやFOMCなどの重要イベントを控えて、VIXが短期で大きな動意を見せ、9days>30daysのbackwardationとなっているが、絶対水準としてはまだ低位…

  • Weekly Market Summary: 2022/12/2

    11/28-12/2: ハードランディング・リスクを高めるスタグフレーション忍び寄るも、株式市場の楽観は健在。これまでの「インフレ減速も景気は底堅く」から「インフレ減速なら景気後退」への逆業績相場入りは来年1月下旬からの決算シーズン以降か? 週間回顧と来週展望 先週までの米国市場は、景気指標が強弱まちまちとなる中で、インフレ減速の鮮明化に伴う利上げ幅縮小期待を膨らませ、米経済のソフトランディングを前提としたリスクオンから、株高・債券高・ドル安の展開となっていた。 しかし、今週は、景気指標の下振れが優勢となる中、利上げ幅縮小期待よりも景気後退リスクが重しとなり、株安・債券高・ドル安の様相が強まっ…

  • Weekly Market Summary: 2022/11/25

    11/21-11/25: 中国のロックダウンによる成長&生産懸念から米実質金利低下&逆イールド拡大、株式市場は祝日挟みやマクロイベントを前に、薄商い&ボラティリティ低下のモラトリアム週間 週間回顧と来週展望 今週は、株高・債券高。週初の中国でのコロナ感染再拡大からのロックダウン導入をきっかけに、米実質金利の低下と逆イールドの拡大が進展した。FRB当局者のややハト派トーンの発言も金利低下に奏功した一方、景気後退織り込みから逆イールドは80bps弱まで拡大した(下表&下図参照)。FOMC議事要旨は、特にサプライズ無しであった。 経済指標は、先週同様に強弱まちまち(下表参照)。小売企業の決算では、ベ…

  • Weekly Market Summary: 2022/11/18

    11/14-11/18: FRB高官のタカ派牽制発言を受け流し、株式市場は依然楽観的。一方、債券市場は景気後退織り込みから逆イールド拡大。 週間回顧と来週展望 今週は、米株、米債券いずれも小動きだったが、先行きの金融政策に対する見方は分かれる形となった。先週のCPI大幅下振れを受けた株式市場の急反発を受けて、FRB高官がどのような発言をするか注目された今週だが、具体的なターミナルレート水準に関する言及はなかったものの、総じてタカ派色の強い発言が続いた(下図参照)。 経済指標は、PPIがCPIと同様に下振れとなったものの、小売売上高が予想を多くく上回るなど強弱まちまち(下表参照)。小売企業の決算…

  • Weekly Market Summary: 2022/11/11

    11/7-11/11: 米CPIの予想下振れから怒涛のリスクオン 週間回顧と来週展望 米中間選挙での予想外の民主党善戦に加え、FTX破綻を巡る仮想通貨市場の動揺やCPI発表前の警戒から週前半は売り先行も、予想を下振れたCPI(下表参照)を受けて一気のリスクオン転換となった。 CPI発表当日の11/10(木)の米株は、ナスダックの+7.35%を筆頭に主要3指数がいずれも年初来最大の上昇率を記録した。米国債利回りは、10年債が30bps弱低下し、こちらも2009年3月以降最大の下落幅となり、名目金利の低下主導で実質金利も25bps程低下した。金利先物市場が織り込む12月FOMCでの利上げ幅確率も5…

  • Weekly Market Summary: 2022/11/4

    10/31-11/4: 11月FOMCは株式市場の過大な期待を満たせず、米株は急落で反応。一方、10月雇用統計は強弱混在も、弱さを好感した反動高へ。株式市場の強弱対立感高く、目先、短期のボラティリティの高止まり続きそう。 週間回顧と来週展望 株式市場の直近2週間における欧米高亜低傾向は、米11月FOMCと中国のコロナ規制緩和観測を受けて反転した。FOMCを受けて米株は直近2週間の上げの大部分を吐き出してしまったが、週末の雇用統計のいいとこ取り(失業率の上昇や雇用者数及び平均賃金の予想上振れだが前回より軟化)に加えエバンス総裁の利上げ停止の検討可能性について言及したことを好感して幾分貯金を残して…

  • Weekly Market Summary: 2022/10/28

    10/24-10/28: 米株は、"Bad news is good news"上げ潮相場に、週末は"Good news is good news"で更に増長度合を高める、足元の楽観上げが利上げペース減速期待に根差したものである以上、11月FOMCでのパウエル議長の会見内容次第で悲観転換も 週間回顧と来週展望 先週に続き、今週も欧米株の堅調ぶりが目立った。アジア株、中でも香港株及び上海株はXi氏の3期続投確定で独裁色の一層の高まりを警戒した下げが止まらず、膠着感の強い日本株も含めて欧米株に劣後する恰好となった(下図参照)。 米株は、ブラックアウト入り直前の先週末に飛び出したFRB利上げ幅縮小期…

  • Weekly Market Summary: 2022/10/21

    10/17-10/21: 積極的利上げと景気後退懸念を巡る不透明感は依然高いが、それなりの底堅さを維持する景気指標及び企業業績から強気筋の盛り返しも見られる。週末には12月FOMCでの利上げ幅縮小の可能性報道もあり、株式市場は短期的な出直り局面に移行か? 足元の実質金利の動き 通常、政策引締時には名目金利の上昇とインフレ期待の低下を通じて実質金利は上昇傾向を示すものだが、10月以降は名目金利の上昇とほぼパラレルにインフレ期待も上昇しており、実質金利水準はほぼ足踏み状態となっている。景気や企業業績の底堅さが続く中で高インフレの長期化が意識されているのは気になる点である。一方で、実質金利の安定は短…

  • Weekly Market Summary: 2022/10/14

    10/10-10/14: 米9月CPI発表前後の株式市場を巡り目まぐるしく動く情念、懸念->断念->疑念->信念の一連の流れから需給の歪みによる株式市場の不合理な値動きが浮き彫りに? 振り返り 先週末の総じて根強い雇用統計データを目の当たりにした米株式市場では、住宅や雇用分野の金融引き締めの効きにくい粘着性の高さが再認識された。実際、10月以降は高インフレ常態化を意識した期待インフレの反転上昇が観測されている(下図参照)。当然ながら、米9月CPIの発表が今週最大の不安材料であった。 FRB高官発言やFOMC議事要旨からは、一部に「慎重な利上げ」を望むといったハト派姿勢も見られたものの、大勢は「…

  • Weekly Market Summary: 2022/10/7

    10/3-10/7: 株式市場は週前半の米利上げピークアウト期待から急戻りも、週後半は楽観後退で上げの2/3を消失 振り返り 週前半は、英大型減税計画の撤回、豪中銀の予想下回る利上げ幅や米景気指標の下振れを受けて、米利上げピークアウト期待が高まり、FRB高官によるタカ派発言は無視される形で金利低下を好感し、株式市場は急回復して10/4(火)には年初来最大の上昇率を示した。 しかし、週後半は、相次ぐ米景気指標の上振れによってFRB高官の市場の政策転換期待に対する牽制発言のマイナス効果が増幅されて金利は反転上昇し、株式市場はAMDやサムスンの低調な暫定決算も嫌気され、大幅な反動安に見舞われた。 ボ…

  • Weekly Market Summary: 2022/9/30

    9/26-9/30: 株式は下値模索 - 依然底堅い米経済指標にFRB高官の発言もタカ派トーンが弱まる兆しなし、米利上げ軌道への不透明感が解消されず、インフレの有意な鎮静化が見られずスタグフレーション懸念も強まっている、加えて懸念材料の宝庫"The欧州"の動向も相場の不安定化に 嵐のような9月相場であった。米主要株価指数は、月間ベースで2020年3月以来の大幅安、四半期ベースでも3期連続安で2009年以来最長を記録した。しかし、嵐が過ぎ去ったとは言い切れないのが市場参加者に共通の現状認識であろう。今週末は四半期末特有のリバランスに絡んだ調整フローの影響で乱高下傾向が強化された。日本でも日経22…

  • Weekly Market Summary: 2022/9/23

    9/19-9/23: 欧米各国中銀による利上げラッシュ、日銀円買い介入、ロシアの予備役動員令、英トラスショック、イベント満載&懸念材料頻出で米ドル以外のリスク資産は総じて下げ加速。 9月FOMC当日の値動き 序盤は早期の利上げピークアウト期待から堅調さを保っていたが、ふたを開けてみると、利上げ幅の75bpsは想定通りだったものの、ドットチャートは年内更に125bpsの利上げを通じたターミナルレートの大幅上昇と利上げサイクルの長期化を示唆したことから急落。 その後、パウエル議長の会見直前まではショートカバー主導で一時プラス圏に浮上するも、パウエル議長の終始タカ派トーンでの発言が経済のソフトランデ…

  • Weekly Market Summary: 2022/9/16

    9/12-9/16: 6月に続くCPIショックを受けた米利上げペース加速観測に加えフェデックスの通期業績予想取り下げが企業業績悪化の兆候と受け取られ、地合いが急悪化 - 株式市場はPERとEPS両面での調整下げが不可避か? 振り返り 今週は6月に続いての米CPIショックに尽きる。総合CPIは低下したものの予想を上回り、コアCPIに至っては大幅上振れとなった。財の一部にも再インフレの兆しが見られたが、やはりと言うべきか、金融引き締めが効きにくい住居費やサービス関連の粘着質ぶりがインフレのピークアウト期待を大きく後退させた。CPI以外の経済指標は強弱混在で市場の反応は限定的であった。2年債利回りは…

  • 指数イベント備忘録: FTSE半期入替 2022/09

    剣吞な雰囲気が市場に広まる中、又裂きの逆方向で着地 本日は8/30発表のFTSE Japan指数の入替リバランス日で、東証プライム売買代金は3.4兆円に膨らんだ。FTSEをベンチマークとするパッシブ資金がどれ程あるのかは不明だが、それなりのインパクトはあったということ。 Large&Midが、追加4銘柄と除外2銘柄。Smallが、追加12銘柄と除外2銘柄。下図は、8/30引けからリバランス日の9/16引けまで、等ウェイトで追加銘柄をLong、除外銘柄をShortとした場合の起点を100とした指数化チャートとスプレッドリターンの推移。 下表は、銘柄リスト。 本内容にある過去データ及び将来の見積、…

  • Weekly Market Summary: 2022/9/9

    9/5-9/9: 株式市場は9月FOMCでの75bps利上げとそれに伴う来週の米月CPIのサプライズ見込み後退を消化済みで週間ベースでは4週間ぶりの上昇。9月FOMCドットチャートからのタミナルーレートを巡る波乱の芽は残るが、10月下旬以降の決算発表まではレンジ相場か? 振り返り ブラックアウト期間入りを控え、FRB高官による株式市場の緩和転換期待に対する牽制発言弾幕は厚かったが、株式市場は辟易の末に関心が薄れての上昇転換といった印象。6月FOMCに際しては、2週間前から積極的利上げ織り込みに伴う株・債券の同時急落が続いたが、ドットチャートから2024年の利下げが示唆されたことで、経済のオーバ…

  • Weekly Market Summary: 2022/9/2

    8/29-9/2: 株式市場も結局はFRBに逆らえず - 依然好調な米景気指標は積極的利上げ警戒に直結の悪材料か? VS 米経済は大幅利上げに耐えられるとの解釈につながる好材料か?センチメントの綱引きは続く。 振り返り 先週末のジャクソンホール会議でのパウエル議長のタカ派発言を消化する動きが今週も継続した。株式では、S&P500指数は6月FOMC直後から上げの6割を吐き出した恰好だが、VIXは大きな動意を見せておらず、ボラティリティは比較的落ち着いた状態。債券では、利上げ強化と9月からの2倍ペースでの量的引き締めを視野に、名目金利上昇とインフレ期待軟化が進んだことで実質金利は年初来高値水準近く…

  • Weekly Market Summary: 2022/8/26

    8/22-8/26: パウエル議長@ジャクソンホール会議の冷淡な反応に楽観が過ぎた株式市場は猛省。「早期利下げ否定」発言により株式市場の期待は露と消えた。 振り返り 週前半の株式市場はジャクソンホール会議でのパウエル議長によるタカ派発言への警戒強く、軟調な展開。その後はショートカバーを交えた調整からやや戻しでジャクソンホール会議当日を迎えた。ジャクソンホール会議でのパウエル議長の「早期利下げ否定」発言を受けて、S&P500指数は急落し、VIX指数、米2年国債利回り及び米ドルは急騰した。米株主要3指数は揃って3%以上の下落となり、8月上昇分を吐き出してしまった。一方、日経225先物は米株の約半分…

  • Weekly Market Summary: 2022/8/19

    8/15-8/19: 株式市場はテクニカル的な過熱感も意識される中、マクロ&ミクロデータ、FRB高官発言はいずれも強弱対立で楽観色は後退。オプション満期の週末大幅下げで週間では5週間振りの下げ。 振り返り 経済指標は、ソフトデータの底堅さとハードデータの弱さが混在。小売決算も好調組と失望組に分かれ、FRB高官発言も解釈の仕方は別として一様ではなかった。 米株は、FOMC議事要旨発表後は積極的利上げによる景気のオーバーキル懸念がやや優勢になり下げ基調。週末は、ショートカバー一巡感や空売り再開の観測がささやかれる中、オプション満期に伴うロングデルタの外しも加わり大幅安。欧州及びアジアが弱含みの展開…

  • Weekly Market Summary: 2022/8/12

    8/8-8/12: 株式市場はインフレ鎮静化への確信を深め、大幅続伸でS&P500指数は年初来の下げの半値戻しを達成。今後の株価変動は実体経済及び企業業績主導へ。 振り返り 米株は、週前半はエヌビディアやマイクロンの悲観的な業績見通しや7月CPI発表を控えて警戒感の強い展開だったが、CPIの予想を上回る下振れを好感してリスクオン着火。ショートカバー加速器も手伝っての急伸となった。ボラティリティは、VIXが4月以来の20割れまで低下した。 米国債利回りは、週初からCPI発表直後までは景気後退懸念から低下基調にあったが、FRB当局者のタカ派発言確認から結局は前週比ほぼ横ばいまで戻す流れとなった。B…

  • Weekly Market Summary: 2022/8/5

    8/1-8/5: 債券安&ドル高&株高の流れ。FRBは当局者のタカ派発言連発を通じた積極的利上げ継続スタンス明示で株式市場の慢心にくぎを刺す。ISM景況感指数はインフレ減速期待を抱かせる一方、雇用統計からは根強いインフレ懸念が残る。ペロシ下院議長の訪台による地政学リスクの高まりは短命に終わる。 振り返り 7月ISM景況感指数の仕入価格や入荷遅延等項目の低下からは供給制約の緩和が垣間見られたものの、7月雇用統計は平均時給の上振れ等依然根強い労働需要に対して労働参加率が低下する等労働供給はタイトなままであり、FRB当局者の牽制発言にある通り、「インフレ鎮静化までの道のりは長い」との見方が正解により…

  • Weekly Market Summary: 2022/7/29

    7/25-7/29: 米株は、FOMC後のパウエル議長発言とGAFAM決算に対する「いいとこ取り」反応で本領発揮。 株式は、週間でも月間でも相対的に「欧米高vs亜安」の西高東低が鮮明であった。米株はナスダックが月間で12.3%高と2020年以来の大幅高。急ピッチの上げからテクニカル的には達成感も意識される(下図参照)。FOMC結果は硬軟いずれにも解釈可能であったが、株式市場は今後の利上げペース減速期待を好感し、早くも金融相場先取り色が濃くなった。加えて、GAFAM決算も「警戒していた程悪くはない」とこれまた楽観解釈に落ち着いた。一方、アジアでは一連の中国リスク(ゼロコロナ政策堅持、対米関係の緊…

  • Weekly Market Summary: 2022/7/22

    7/18-7/22: 期待インフレが落ち着く中、市場の関心は景気及び業績にシフト。 今週の米株は、週末前までは軟化する経済指標を受けた金利低下と相次ぐ好決算から上昇モメンタムが継続したが、週末は欧米共に総合PMIが50割れとなったことやスナップの失望決算が広告業全般の連想売りにつながり反落した。週間では主要3指数共に上昇したが、グロース銘柄から採用抑制報道が相次ぐ等、来週の主力グロース株の決算発表が今後景気後退の織り込みを迫られるかどうかの試金石に。 欧州株は、前半はしっかりの展開もECBの50bps利上げ決定後はイタリア政局の混乱や国債利回り分断化阻止ツール(TPI)の実効性への疑念から独伊…

  • Weekly Market Summary: 2022/7/15

    7/11-7/15: 米6月CPIは予想上振れも、株式市場は業績見通しへの不透明感残る中、比較的冷静。 今週の米株は、週前半がCPI発表と景気後退への懸念から軟調な展開、週後半はCPIの予想上振れも、足元の原油安も手伝ってか利上げの早期終了期待が高まる形で市場が冷静な反応を示し、ブラックアウト入りを前にFRB高官の7月FOMCでの100bps利上げ否定発言したことや週末の経済指標が景気の底堅さ確認とインフレ低下期待につながる結果だったことも追い風となり切り返す展開。ボラティリティも低位安定が続く。米国債は景気後退懸念の深堀りから10年国債利回りは3%割れが続く中、2年国債利回りとの逆イールドは…

  • Weekly Market Summary: 2022/7/8

    7/4-7/8: 米株は景気後退懸念の後退から戻り歩調を継続 米株は、対中関税引き下げ期待、中国の大規模景気対策検討報道、予想下振れも底堅いISM非製造業景気指数、タカ派FRB高官の過度なリセッション懸念に対する牽制発言等が好感されて強含みの展開であった。金利先物市場では来年6月の利下げが織り込まれる中、前回FOMC議事要旨は足元の景気減速感とは不釣り合いな程の積極利上げ姿勢を明確化させたことで、株式市場もパウエル議長が盛んに口にする"humble and nimble"な反応を示した格好。ボラティリティもジリジリ下げて、VIX先物も期近急低下から通常モードのコンタンゴ状態に移行した(下図参照…

  • Weekly Market Summary: 2022/7/1

    6/27-7/1: 先週末と同様に週末はマクロ指標の下振れによる金利低下を好感した米株式市場だが、基本は景気後退懸念が影を落とす展開。 金利低下は景気後退懸念の裏返しであり、マクロ悪化とミクロ強気の乖離が鮮明化する中、景気後退までは織り込んでいない株式市場の楽観が正しいかどうかは7月下旬の決算発表で明らかに。 生産及び消費関連のマクロ指標下振れやFRB当局者の「断固たる利上げ」要推進発言が景気後退懸念を高め、株価の重しに。日本株も鉱工業生産の大幅マイナスをきっかけに下げが増幅。しかし、ボラティリティの動意はなく、未だ軽微な景気減速で済むだろうとの危機感の薄さを示唆。一方で、景気後退懸念の高まり…

  • Weekly Market Summary: 2022/6/24

    6/20-6/24: リセッションを巡る綱引きが続く中、経済データは悪化もFRB当局者のトークアップやインフレ期待の下方修正がソフトランディング期待を高め、インフレトレードの逆回転が加速。 ハードランディング懸念からソフトランディング期待へ目先はシフトも、 FOMC直後にインフレ退治目的の急ピッチの利上げを消化したものの、悪化する経済指標を目の当たりにしてリセッション入りのネガティブ視が上回り大幅下落となった先週からドテン、今週の株式市場は引き続き経済指標の悪化が見られたが、金利低下とバイデン大統領や一部FRB当局者のリセッション入り否定発言等がポジティブ視され、自律反発の流れが加速した。 明…

  • Weekly Market Summary: 2022/6/17

    6/13-6/17: 超Eventfulな1週間 - イベントに絡んだ思惑フローと解消フローが交錯して乱高下。 振り返り 先週末の米5月CPIショックに端を発したリスク資産全面安の動きが終始重しとなった「兵どもが夢の跡」的な1週間であった。週半ばのFOMCに向けた警戒に加え、FOMC同日決定のECB臨時会合に対する思惑やスイス中銀の予想外の利上げを含む利上げラッシュからリセッション懸念が急速に台頭した。 FOMCでの75bps利上げをサプライズ無しとして直後の株式市場がお得意の楽観解釈で上げた分、週末にかけては当局の経済成長見通しの引き下げと失業率見通しの引き上げに加えソフト/ハードデータ共に…

  • Weekly Market Summary: 2022/6/10

    6/6-6/10: 米5月CPIの予想比上振れとミシガン大学消費者信頼感指数の過去最低値への落ち込みが、インフレのピークアウトとソフトランディングへの期待を打ち砕く 本内容にある過去データ及び将来の見積、予測、予想に関する情報が正しいとは限りません。また、本内容は特定の銘柄、取引を推奨するものではありません。取引に当たっては、ご自身のご判断でお願いします。売買で被られた損失に対し、著者は何らの責任も持ちません。

  • Weekly Market Summary: 2022/6/3

    5/30-6/3: 米株式市場は反落 - 9月以降の利上げ休止期待は雇用統計の予想外の上振れで後退、FRB当局者のタカ派発言や企業トップからの悲観的な経済見通しも冷や水に MSCIの半期リバランスに伴うノイズはあったものの、先週に続き「脱欧米入亜」的流れが支配的な1週間であった。米株は週間での下落に逆戻りで、先週のベアマーケットラリーは束の間に終った。一部FRB当局者の市場での9月以降の利上げ休止期待への釘差し発言がマクロ面での重しとなり、JPモルガン、GSやテスラ等企業トップからの経済に対する悲観的見通しがミクロ面での新たな警戒感を引き起こした。一方、日本株は引き続き「リオープン」期待から売…

  • イベント備忘録: MSCI半期銘柄入替2022/05

    MSCI 2022/05 半期銘柄入替は、Standardがほぼフラット、Smallが9%の順方向スプレッドで着地 5/13早朝(日本時間)発表のStandard指数入替えは、追加0銘柄、除外22銘柄であった。昨年10月末から今年4月末の直近半年間の指数リターンは、S&P500の-10.3%、Stoxx600の-5.3%に対して、Topixは-5.1%で3指数ではベストだったが、米ドルが対円で+13.9%、対ユーロで+9.6%と大幅なドル高となったことで米ドル換算ではワーストになった。結果的に、MSCIグローバル指数に占める日本株比率はかなり低下し、追加銘柄はゼロになったと見られる。下図は、5…

  • Weekly Market Summary: 2022/5/27

    5/23-5/27: 米株式市場は、9月以降利上げペース緩和観測に加え、各種経済指標からインフレ鈍化の兆候が鮮明化し、センチメント改善から大幅高。主要決算発表一巡し、当面の市場最大の関心はインフレ動向に。 米株は、長期下落相場での短期上昇となり、S&P500とナスダックは8週連続安を免れた。対照的に、日本を含むアジア株はほぼ横這い。ボラティリティは、HVが高止まる中で、IVが急低下し、オプション買いの妙味が増加。とは言え、VIX先物は水準的にはまだ高い状態が続く。 米国債は小動き。FXは、実質金利のピークアウトに合わせて米ドルも軟化。利下げ効果なく、ルーブルの上昇止まらず。仮想通貨は、テラ崩壊…

  • Weekly Market Summary: 2022/5/20

    5/16-5/20: 米市場、景気減速を織り込む流れ。景気後退の回避には懐疑的な見方強まる。債券高&株安の逆業績相場の様相が鮮明化。 米株は、週間でダウが8週連続安、S&P500とナスダックが7週連続安で2001年以来最長。4月小売売上高(インフレ調整前)の上振れが好感され、週前半は強含みで推移したが、小売企業の失望決算がインフレの重しを浮き彫りにしたため、企業業績全体の悪化への連想が高まり、週後半は大きく崩れた。また、弱めの経済指標が相次ぎ、パウエル議長のインフレ退治最優先のタカ派強化発言もセンチメントの足枷に。S&P500は、ボラティリティ高まるオプション満期日を迎えた週末にザラ場で弱気相…

  • Weekly Market Summary: 2022/5/13

    5/9-5/13: 週末のパウエル議長による「75bps利上げ検討せず」再表明で、S&P500の弱気相場入りは免れたが、景気後退の織り込みから株売り/債券買いが進展、今週発表のインフレ指標を見る限り、ピークアウト確認にはまだ時間を要する。 インフレ指標発表への警戒高く、週初から景気後退を織り込む弱株強債の動きが続いたが、週末のパウエル議長の「75bps利上げは検討せず」再表明から流れは反転した。週末の株上げで、ナスダックに続くS&P500の弱気相場入りは回避された。一方で、10年国債利回りは3%割れ水準に押し戻された。 不安定な値動きの割に、ボラティリティの動きは限定的で、VIXは30割れ、S…

  • Weekly Market Summary: 2022/5/6

    5/2-5/6: FOMC後の利上げ見通しを巡る解釈が固まらず、米株・米債券の乱高下招く、ハト派パウエルへ未練が残る株式市場と一貫して反パウエル市場原理主義の債券市場 FOMC後の市場乱高下 終りの見えない露宇紛争と中国のゼロコロナ政策。金融市場の不確実性が更に高まっている中、FOMCで22年振りに1会合50bps利上げが決定。利上げ見通しについては、次の2会合が50bps利上げの異例予告。そして、「1会合での75bps利上げは検討していない」とのパウエル議長の発言が、株式市場の強気派を鼓舞し、弱気派のショートカバーを誘発し、FOMC当日は大幅高で引けた。 S&P500はFOMC会合直後の反応…

  • Weekly Market Summary: 2022/4/29

    4/25-4/29: 米株式市場は逆金融相場のジレンマに、上振れ経済指標が利上げ織り込み迫り、下振れ経済指標は景気後退懸念を高める、いずれにしても株価には下圧力。 4月は、米株と米債共に大きくボコられる厳しい月となった。利上げ織り込みで米株に先行していた米債は飽き足らずに更なる織り込みを行い、10年国債利回りは3%目前まで上昇。一方、楽観の虜から解放されるのが遅れた米株も本格的な利上げ織り込みを開始し、nasdaqに至ってはリーマンショック時の2008年10月以来の13%という大幅な月間下落率を記録した。 直近高値から20%以上下げて既に弱気相場入りしているnasdaqと弱気相場入りが近づくd…

  • Weekly Market Summary: 2022/4/22

    4/18-4/22: 米債券が利上げ織り込み継続する中、米株式もPER調整に加えて業績悪化の織り込みで宴の後始末迫られる? 曜日別の主な材料は、 [4/18(月)]: 中国1QGDP - y/y (実)4.8% (予)4.4% (前)4.0%、 中国3月鉱工業生産 - y/y (実)5.0% (予)4.5% (前)7.5% [4/19(火)]: 米3月建築許可件数 - (実)1.873M (予)1.825M (前)1.865M、 米3月住宅着工件数 - (実)1.793M (予)1.745M (前)1.788M [4/20(水)]: 米3月中古住宅販売戸数 - (実)5.77M (予)5.80…

  • Weekly Market Summary: 2022/4/15

    4/11-4/15: 米3月CPIを巡る解釈やFRB当局者のタカ派発言、更にはイースター休暇控えや米オプション満期日への警戒感から米株は変動増幅 曜日別の主な材料は、 [4/11(月)]: 中国3月CPI - y/y (実)1.5% (予)1.2% (前)0.9%、 中国3月PPI - y/y (実)8.3% (予)7.9% (前)8.8% [4/12(火)]: 米3月CPI - y/y (実)8.5% (予)8.4% (前)7.9%、m/m (実)1.2% (予)1.2% (前)0.8%、 米3月コアCPI - y/y (実)6.5% (予)6.6% (前)6.4%、m/m (実)0.3% …

  • Weekly Market Summary: 2022/4/8

    4/4-4/8: FRBのB/S縮小計画が判明、米債券売り止まらず、長期債利回りは急上昇でイールドカーブはスティープ化、一方の株式はリセッション無しのインフレ鎮圧という希望的観測も残り、未だパーティーは終わらず。 曜日別の主な材料は、 [4/4(月)]: [4/5(火)]: 米2月ISM非製造業景気指数 - (実)58.3 (予)58.4 (前)56.5 [4/6(水)]: 米3月FOMC議事要旨 [4/7(木)]: 米新規失業保険申請件数 - (実)166K (予)200K (前)171K [4/8(金)]: 今週もFRB当局者の発言が相次いだが、下げのトリガーとなったのが、ハト派のブレイナ…

  • Weekly Market Summary: 2022/4/1

    3/28-4/1: 株式は強弱感対立から上げ一服も底堅さ残る、債券は名目金利が逆イールド形成且つ5年物BEI大幅低下で景気減速織込、いずれが正解か判明するのは今少し先か? 曜日別の主な材料は、 [3/28(月)]: [3/29(火)]: 米1月S&P/ケース・シラー住宅価格指数 - (実)19.1% (予)18.6% (前)18.4%、 米3月消費者信頼感指数 - (実)107.2 (予)107.0 (前)105.7 [3/30(水)]: 米3月ADP非農業部門雇用者数 - (実)455K (予)450K (前)486K、 [3/31(木)]: 中国3月製造業PMI - (実)49.5 (予)…

  • Weekly Market Summary: 2022/3/25

    3/21-3/25: 株式はFOMC通過後の楽観続く一方で、債券は利回り急伸&カーブフラット化の悲観色濃く、反応乖離広がる。今暫く乖離の収斂には時間がかかりそう。 曜日別の主な材料は、 [3/21(月)]: 日本春分の日 [3/22(火)]: [3/23(水)]: 米2月新築住宅販売戸数 - (実)772K (予)810K (前)788K [3/24(木)]: 米2月コア耐久財受注 - m/m (実)-0.6% (予)0.6% (前)0.8%、 米新規失業保険申請件数 - (実)187K (予)212K (前)215K、 米3月製造業PMI - (実)58.5 (予)56.3 (前)57.3、…

  • Weekly Market Summary: 2022/3/18

    3/14-3/18: 株式は一連の上げ材料に加え、FOMC結果のいいとこ取りで連騰&大幅高、必然的にトリプルウィッチング控えたガンマヘッジングに伴うテクニカルラリーに拍車 曜日別の主な材料は、 [3/14(月)]: [3/15(火)]: 中国2月鉱工業生産 - y/y (実)7.5% (予)3.9% (前)4.3%、 中国2月固定資産投資 - y/y (実)12.2% (予)5.0% (前)4.9%、 米2月PPI - y/y (実)8.4% (予)8.7% (前)8.5%、m/m (実)0.2% (予)0.6% (前)1.0%、 米3月NY連銀製造業景気指数 - (実)-11.80 (予)7…

  • 指数イベント備忘録: FTSE半期入替 2022/03

    露宇紛争のハイボラに見舞われるも、無難に順方向着地 本日は2/18発表のFTSE Japan指数の入替リバランス日で、東証1部売買代金は4兆円越えに膨らんだ。FTSEをベンチマークとするパッシブ資金がどれ程あるのかは不明だが、4兆円越えの売買代金を見る限り、それなりのインパクトはあったということ。 Large&Midが、追加5銘柄と除外7銘柄。Smallが、追加14銘柄と除外10銘柄。下図は、2/18引けからリバランス日の3/18引けまで、等ウェイトで追加銘柄をLong、除外銘柄をShortとした場合の起点を100とした指数化チャートとスプレッドリターンの推移。 下表は、銘柄リスト。Mid&L…

  • Weekly Market Summary: 2022/3/11

    3/7-3/11: 上げてるのは米ドル、コモディティ、ボラティリティとインフレ期待ぐらい、他資産は一蓮托生下げでクロスアセット相関高まる。 曜日別の主な材料は、 [3/7(月)]: [3/8(火)]: [3/9(水)]: 中国2月CPI - y/y (実)0.9% (予)0.9% (前)0.9%、m/m (実) (予)0.3% (前)0.4% [3/10(木)]: 米2月CPI - y/y (実)7.9% (予)7.9% (前)7.5%、m/m (実)0.8% (予)0.8% (前)0.6%、 米2月コアCPI - y/y (実)6.4% (予)5.9% (前)6.0%、m/m (実)0.5%…

  • Weekly Market Summary: 2022/3/4

    2/28-3/4: 週末の原発ショックから株式は狼狽売り、欧州株&通貨の下げきつい。一方で、国債利回りはリスクオフ&スタグフレーション織り込みから急低下。原油から小麦やパラジウムに至るのコモディティは上昇に拍車。 曜日別の主な材料は、 [2/28(月)]: [3/1(火)]: 中国2月製造業PMI - (実)50.2 (予)49.9 (前)50.1、 米2月ISM製造業景気指数 - (実)58.6 (予)58.0 (前)57.6、 バイデン大統領 一般教書演説 [3/2(水)]: 欧2月CPI(P) - y/y (実)5.8% (予)5.3% (前)5.1%、 米2月ADP非農業部門雇用者数 …

  • Weekly Market Summary: 2022/2/25

    2/21-2/25: ロシアのウクライナ侵攻に対する過度な警戒は後退、合わせてFRBの積極利上げ観測も後退で株式市場は反発だが、インフレ高進の後処理がより厄介に。 曜日別の主な材料は、 [2/21(月)]: [2/22(火)]: 米12月ケース・シラー住宅価格指数 - y/y (実)18.6% (予)18.0% (前)18.3%、 米2月製造業PMI - (実)57.5 (予)56.0 (前)55.5、 米2月サービス業PMI - (実)56.7 (予)53.0 (前)51.2、 米2月消費者信頼感指数 - (実)110.5 (予)110.0 (前)111.1 [2/23(水)]: 日本建国記…

  • Weekly Market Summary: 2022/2/18

    2/14-2/18: 右往左往の「賭場 in ウクライナ」開帳。結局、一番儲かっているのは、寺銭荒稼ぎの胴元プーチン? 地政学リスクという「喉元過ぎれば」的なネタなだけに、警戒感からの手控えで商いはそれ程膨らんでいないし、VIXも30越えとはなっていない。株式市場で活発に動いているのは、ウクライナ情勢の関連報道に翻弄されながら、丁半博打を繰り返す短期筋ではとの雑感。リスクオフ・ムード満開で、資金はグロース株や仮想通貨から国債や金へシフト。株売り/コモディティ買いのスタグフレーション・トレード優勢の印象も強い。 曜日別の主な材料は、 [2/14(月)]: [2/15(火)]: 米1月PPI - …

  • Weekly Market Summary: 2022/2/11

    2/7-2/11: 米1月CPIの予想超える上振れから利上げペース加速への警戒強まる。ウクライナ情勢緊迫化で一時的に金利上昇圧力は後退も、インフレの動きをにらみながら、株式市場も債券市場に歩調を合わせた調整が必要なのは変わらず。 先週のFRB当局者から相次いだ「積極的利上げ慎重論」に支えられ、週央までは利上げ耐性を示したかに見えた米株式市場だが、2/10(木)発表の米1月CPIの予想を超える上振れを受けて、タカ派自慢のブラード総裁が「6月末までに100bpsの利上げを望む」との激アツ発言を行い、下げに追い打ちをかける形となった。振り返ると、ブラード氏は昨年6月にもタカ派発言でショック安を引き起…

  • VIXと政策金利の逆相関

    2/8付日経スクランブル「米恐怖指数、株安でも沈黙」では、VIXが金融引締時に理論値を下回る傾向を示すとあった。金利上昇に伴い、業者のキャリーコスト上昇がすると、B/Oスプレッド上昇及び流動性低下が起き、オプション建玉も減少という一連の流れが想定される。結果的に、低金利時に比べて、指数変動率に見合ったVIX上昇が期待できないという理屈らしい。 下図は、2015年から2021年までのS&P500の月間変動率(月中高値と月中安値の差を月末値で除した値)とVIXの月中高値の関係を示している。回帰式からは、月間変動率10%に対して、VIX34.4という関係が見て取れる。 下2図は、上が、前回の連続利上…

  • Weekly Market Summary: 2022/2/4

    1/31-2/4: 下げ止まったとも言い難く、、、 FRB当局者から積極的利上げに慎重論が相次ぎ、下げ過ぎの反動やアルファベットやAMDの好決算も手伝って週半ばまでは連騰を見せた米株式市場だが、メタの失望決算がショック安を引き起こした結果、割高グロース株を巡るセンチメントが再び悪化した。週末はアマゾンの好決算を支えに反発に転じるなど乱高下モードになかなか収束感は見られない。 下図はn225のザラ場振幅率と前日比率の25dMAの推移だが、前者の値が急上昇を見せている。市場参加者がいかに神経質になっているかを物語っている。これが低下してこないと「小康状態に転じた」と言うことさえできない。 英利上げ…

  • Weekly Market Summary: 2022/1/28

    1/24-1/28: FOMCを挟んで乱高下、イベント通過でも動揺免れず、株式市場はFRBの利上げペース拡大や早期B/S縮小を織り込み直す動き、大幅安連発で短期的に売り一服となろうが、当面は戻れば売りが基本線か? 曜日別の主な材料は、 [1/24(月)]: 米1月製造業PMI - (実)55.0 (予)56.7 (前)57.7、 米1月サービス業PMI - (実)50.9 (予)55.0 (前)57.6 [1/25(火)]: 米11月ケース・シラー住宅価格指数 - (実)18.3% (予)18.0% (前)18.5%、 米1月消費者信頼感指数 - (実)113.8 (予)111.8 (前)11…

  • n225オプション 2022/1/21: 1月FOMC接近につれ、期近(2月限)PutのIV上昇ペース加速

    下図は、1週間のn225期近先物の日中&夜間4本足。昨年ザラ場安値の26,850円が目前。 下表は、主要株価指数の直近変化率。先週は、既に直近高値からの下落率が10%超えで調整局面入りの米ナスダックの下げが最もキツかった。金融政策正常化はまだ先の欧州株は、米株売り&欧州株買いのフローも観測される等、下げは限定的。金融緩和局面逆戻りが鮮明になっている中国は、緩和メリットと景気減速リスクの綱引きが続く。香港は、当局主導による恒大の大規模債務再編に進展を好材料にリバウンド。Drawdownで見れば、n225も調整局面入りだが、週間の下げは限定的(週末時差分+1%のゲタあり)だった。ここから下げが更に…

  • Weekly Market Summary: 2022/1/21

    1/17-1/21: 株式市場は、一早く利上げペース加速を織り込んでいた債券市場と異なり、直近まで楽観優勢だった分、代償として急激な調整を余儀なくされる。しかも、ウクライナや中東絡みの地政学リスクが燻りを続ける中で、ブラックアウト期間入り後の在野筋による金融政策見通しに関する超タカ派発言まで織り込みを迫られる始末。 曜日別の主な材料は、 [1/17(月)]: 米市場休場 キング牧師生誕記念日 中国4QGDP - y/y (実)4.0% (予)3.6% (前)4.9%、q/q (実)1.6% (予)1.1% (前)0.2%、 中国12月鉱工業生産 - y/y (実)4.3% (予)3.6% (前…

  • Weekly Market Summary: 2022/1/14

    1/10-1/14: FRB当局者のタカ派傾斜が確実に。結局、一足早くFRBによるインフレ抑止の利上げ邁進の必要性を織り込んだ債券市場が正解で、FRBの行動訂正により株式市場も楽観修正を迫られる? 曜日別の主な材料は、 [1/10(月)]: 日本祝日 [1/11(火)]: FRBパウエル議長上院公聴会証言 [1/12(水)]: 中国12月CPI - y/y (実)1.5% (予)1.8% (前)2.3%、m/m (実)-0.3% (予)0.2% (前)0.4%、 米12月CPI - y/y (実)7.0% (予)7.0% (前)6.8%、m/m (実)0.5% (予)0.4% (前)0.8%、…

  • 東証新市場区分の選択結果 - Non-T1からPrime選択は無し

    1/11東証発表の「上場会社による新市場区分の選択結果」によると、注目されたNon-T1(2部、ジャスダック及びマザーズ)からPrimeを選択した上場会社は無し。 Prime変更要件をクリア済と考えられた候補銘柄には昨年来、買い手垢が付いたが、殆どが既にスタンダード又はグロース選択を開示したため、思惑外れに終っている。最終的に、Prime選択期待が残ったのは、昨年末までに選択開示が確認できない銘柄だが、東証は一律にスタンダード又はグロース選択したものとみなした結果発表を行ったため、そうした銘柄はポジション解消売りが重しとなったと考えられる。下表は、選択開示が確認できないPrime候補の内、本日…

  • Weekly Market Summary: 2022/1/7

    1/4-1/7: 米金融正常化は端緒についたばかりだが、タカ派色の強いFOMC議事要旨が利上げペースの加速と早期量的引き締めを想起させ、市場は急警戒モードへ転換。債券・株式共に売られる逆金融相場的スタートは、2022年が多難な相場展開になることを示唆? 曜日別の主な材料は、 [1/4(火)]: 中12月製造業PMI - (実)50.9 (予)50.0 (前)49.9、 米12月ISM製造業景気指数 - (実)58.7 (予)60.0 (前)61.1 [1/5(水)]: 米12月ADP非農業部門雇用者数 - (実)807K (予)400K (前)505K 米12月FOMC議事要旨 [1/6(木)…

  • Weekly Market Summary: 2021/12/17

    12/13-12/17: グローバル利上げラッシュ、インフレ高進警戒、オミクロン株感染拡大による供給制約の持続、岸田首相の市場統制色の強化等、不透明要因山積で金融市場の反応もちぐはぐ 曜日別の主な材料は、 [12/13(月)]: 日銀短観(4Q) 大企業製造業 - (実)18 (予)19 (前)18、大企業非製造業 - (実)9 (予)6 (前)2 [12/14(火)]: 米11月コアPPI - y/y (実)7.7% (予)7.2% (前)6.8%、m/m (実)0.7% (予)0.4% (前)0.4%、 米11月PPI - y/y (実)9.6% (予)9.2% (前)8.8%、m/m (…

  • Weekly Market Summary: 2021/12/10

    12/6-12/10: オミクロンの重症化及び既存ワクチン耐性を巡る懸念は、当局者の楽観的発言を受けてやや後退。FOMCブラックアウト期間入りで、ボラティリティ低下から若干のリスクオンに。中国恒大と佳兆業がフィッチから「一部デフォルト」に格下げも、政府の積極的関与の示唆と経済対策期待を背景に反応は限定的。注目の米11月CPIはほぼ予想通りで安心感も。 曜日別の主な材料は、 12/6(月): 中国預金準備率50bps引き下げ11.5%へ 12/7(火): 中国11月輸入 - y/y (実)31.7% (予)19.8% (前)20.6% 12/8(水): 米10月JOLT求職 - (実)11.03…

  • Weekly Market Summary: 2021/12/3

    11/29-12/3: 依然詳細不明なオミクロン、パウエル氏のタカ派変節への疑心暗鬼、米中金融摩擦と恒大問題の再燃と不安材料が複雑に絡み合い、リスク資産から逃避の動き強まる。 曜日別の主な材料は、 11/29(月): 11/30(火): 中国11月製造業PMI - (実)50.1 (予)49.6 (前)49.2、米11月消費者信頼感指数 - y/y (実)109.5 (予)111.0 (前)111.6、パウエル氏議会証言 - 「テーパリングのペース加速検討とインフレ一時的撤回」、米モデルナCEO発言報道 - 「オミクロン株に対するワクチン効果は低下の可能性高い」 12/1(水): 米11月AD…

  • イベント備忘録: MSCI半期リバランス2021/11

    MSCI 2021/11 半期リバランスは、Standardが逆方向、Smallが順方向のスプレッドで着地 11/12早朝(日本時間)発表のStandard指数入替えは、追加2銘柄と除外15銘柄。4月末から10月末の直近半年間のパフォーマンスは、sp500が+10.1%、stoxx600が+8.7%に対して、topixは+5.4%とアンダーパフォームしており、前回同様にMSCIグローバル指数に占める日本株比率が低下したことで除外銘柄数が多くなったと見られる。下図は、11/11引けからリバランス日の11/30引けまで、等ウェイトで追加銘柄をLongし、除外銘柄をShortした場合の累積%リターン…

  • Weekly Market Summary: 2021/11/26

    11/22-11/26: 南ア変異株を巡る見えざるリスクを嫌気した全面的リスクオフの流れが、米感謝祭に伴う市場流動性低下の間隙を突いて襲来、これに尽きる週! 曜日別の主な材料は、 11/22(月): 米10月中古住宅販売戸数 - (実)6.34M (予)6.20M (前)6.29M 11/23(火): 米11月製造業PMI - (実)59.1 (予)59.0 (前)58.4、米11月サービス業PMI - (実)57.0 (予)59.0 (前)58.7 11/24(水): 米10月コア耐久財受注 - m/m (実)0.5% (予)0.5% (前)0.7%、米新規失業保険申請件数 - (実)199…

  • Weekly Market Summary: 2021/11/19

    11/15-11/19: インフレに対する警戒と楽観の綱引きが市場で続く。「インフレ抑止か、それともリスク資産価格防衛か?」FOMC内タカ派の突き上げでハムレットばり苦悩に身悶えるパウエル氏、次回FOMCが当面の市場センチメントの決定要因か。欧州でのコロナ感染拡大を受けたロックダウンを含む制限措置拡大の流れが世界に波及するか新たな不透明材料に。 曜日別の主な材料は、 11/15(月): 中国10月鉱工業生産 - y/y (実)3.5% (予)3.0% (前)3.1%、中国10月固定資産投資 - y/y (実)6.1% (予)6.2% (前)7.3%、中国10月小売売上高 - y/y (実)4.…

  • Weekly Market Summary: 2021/11/12

    11/8-11/12: 世界中で物価指標の発表相次ぐ中、インフレ高進が資産市場における価格変動のKey Driverである状況は変わらず。 曜日別の主な材料は、 11/8(月): 11/9(火): 米10月コアPPI - y/y (実)6.8% (予)6.8% (前)6.8%、米10月PPI - y/y (実)8.6% (予)8.7% (前)8.6% 11/10(水): 中国10月CPI - y/y (実)1.5% (予)1.4% (前)0.7%、中国10月PPI - y/y (実)13.5% (予)12.4% (前)10.7%、米10月コアCPI - y/y (実)4.6% (予)4.3% …

  • Weekly Market Summary: 2021/11/5

    11/1-11/5: 警戒vs楽観 - 米金利債券市場と米株式市場のコントラスト際立つ 曜日別の主な材料は、 11/1(月): 米10月ISM製造業景気指数 - (実)60.8 (予)60.5 (前)61.1 11/2(火): 11/3(水): 日本休場(文化の日)、米10月ADP非農業部門雇用者数 - (実)571K (予)400K (前)523K、米10月ISM非製造業景気指数 - (実)66.7 (予)62.0 (前)61.9、FOMC - 政策金利据置&テーパリング開始決定 11/4(木): 米新規失業保険申請件数 - (実)269K (予)275K (前)283K 11/5(金): …

  • n225Put裸売りへの戒め

    裸Put売りは危険と言われる。資力を顧みずにdeep-OTMのPut裸売りを大量ホールドし、満期までたかが数日と高をくくっていたところに、テールイベント直撃を食らい、破産そして富士の樹海行きという結末をつけた人の話も聞く。規律を守った証拠金及びデルタ管理が肝要である。 「たかが数日」の慢心への戒めとして、以下に2015年以降以降のn225週次リターンのワースト5を示した。その内、3つがコロナショック時に観察されている。最低値の-16.0%は2020年3月限のSQ週で、年率換算で100%超のボラティリティ織り込みが見られた。指数自体の下げもさることながら、vegaの吹き上げが巨大なデルタを生み出…

  • インフレ高進時は銅選好

    金利の付かないコモディティ投資の醍醐味は、基本的には低金利環境で発揮される。また、インフレヘッジ資産としての側面から高インフレ時に有利となる。つまり、低金利且つ高インフレの実質金利が低い時が最適な投資環境となる。 下表は、2018年以降の週次ベースの時系列データを基に、主なコモディティ価格をインフレ(米10年BEI)と名目金利(米10年国債利回り)で回帰した場合の回帰式の決定係数と回帰係数のt値。インフレと名目金利での価格説明が最もしっくりするのは金と銅。また、金はインフレより名目金利の有意性が高く、銅は逆に名目金利よりインフレの有意性が高い。名目金利上昇且つインフレ高進時は銅への投資がより有…

  • Weekly Market Summary: 2021/10/29

    10/25-10/29: インフレ長期化懸念に対し、2022年末までに利上げ2回も織り込むタカ派金利債券市場とハト派当局に見通し乖離再び。一方、米株式市場は概して好調な業績から楽観ムードが支配的。 曜日別の主な材料は、 10/25(月): 10/26(火): 米10月消費者信頼感指数 - (実)113.8 (予)108.3 (前)109.8、米9月新築住宅販売戸数 - (実)800K (予)760K (前)700K 10/27(水): 米9月コア耐久財受注(m/m) - (実)0.4% (予)0.4% (前)0.3% 10/28(木): 日銀金融政策決定会合、ECB金融政策決定会合、米Q3GD…

  • Weekly Market Summary: 2021/10/22

    10/18-10/22: 好業績>金利高の米株は堅調、不透明要因多く残る日本株は不安定 曜日別の主な材料は、 10/18(月): 中国3QGDP - y/y (実)4.9% (予)5.2% (前)7.9%、中国9月鉱工業生産 - y/y (実)3.1% (予)4.5% (前)5.3% 10/19(火): 米9月建築許可件数 - (実)1.589M (予)1.680M (前)1.721M、米9月住宅着工件数 - (実)1.555M (予)1.620M (前)1.580M 10/20(水): 10/21(木): 米10月フィラデルフィア連銀製造業景気指数 - (実)23.8 (予)25.0 (前…

  • Weekly Market Summary: 2021/10/15

    10/11-10/15: 業績相場と逆金融相場の狭間で、、、 曜日別の主な材料は、 10/11(月): 10/12(火): 米8月JOLT求人 - (実)10.439M (予)10.925M (前)11.098M 10/13(水): 米9月コアCPI - y/y (実)4.0% (予)4.0% (前)4.0%、m/m (実)0.2% (予)0.2% (前)0.1% 10/14(木): 中国9月PPI - y/y (実)10.7% (予)10.5% (前)9.5%、米9月PPI - y/y (実)8.6% (予)8.7% (前)8.3%、m/m (予)0.5% (予)0.6% (前)0.7%、米…

  • Weekly Market Summary: 2021/10/8

    10/4-10/8: 米債務上限の一時的拡大で目先の不安後退だが、依然として不透明要因多く視界不良続く、中国恒大は禁じ手の株式市場での取引停止措置発動、世界的なエネルギー危機拡大に伴うインフレ懸念再燃 曜日別の主な材料は、 10/4(月): 中国休場(国慶節、~7日迄) 10/5(火): 米9月ISM非製造業景気指数 - (実)61.9 (予)60.0 (前)61.7 10/6(水): 米ADP非農業部門雇用者数 - (実)568K (予)428K (前)340K 10/7(木): 米新規失業保険申請件数 - (実)326K (予)348K (前)397K 10/8(金): 米9月雇用統計 非…

  • Weekly Market Summary: 2021/10/1

    9/27-10/1: 中国恒大を巡るリスクはある程度織り込みも、マクロ的に減速感漂う中で米長期金利強含み続く、パウエル議長の目先インフレ警戒発言や地区連銀総裁による相次ぐタカ派発言からスタグフレーション懸念も、米債務上限問題に対する政治的膠着も大きな重しでセンチメントは急悪化 曜日別の主な材料は、 9/27(月): 米8月コア耐久財受注 m/m - (実)0.2% (予)0.5% (前)0.8% 9/28(火): 米7月ケース・シラー住宅価格指数 y/y - (実)19.9% (予)20.0% (前)19.1% 9/29(水): 中国恒大米ドル社債利払い再遅延 9/30(木): 中国9月製造業…

  • Weekly Market Summary: 2021/9/24

    9/20-9/24: 中国恒大の動向に警戒高まり株&コモディティから債券シフトのリスクオフも、中国恒大への懸念後退でFOMC後はリスクオン転換で週間では総じて往って来い 曜日別の主な材料は、 9/20(月): 日本、中国休場 9/21(火): 中国休場、米8月建築許可件数 - (実)1.728M (予)1.600M (前)1.630M 9/22(水): 日銀政策決定会合、米8月中古住宅販売戸数 - (実)5.88M (予)5.89M (前)6.00M、FOMC 9/23(木): 米新規失業保険申請件数 - (実)351K (予)320K (前)335K 9/24(金): 米8月新築住宅販売戸数…

  • n225オプション 期近deep OTM PutのIVは軟化: 2021/9/22

    中国恒大集団による9/23の社債利払い実施発表を受け、n225は10:30頃に前日比プラスへ浮上するも、その後は弱含みに終始し、0.67%安で引け。尚、米ドル建てのオフショア社債の利払いに関する言及はない模様。上海は意外にしっかり、台湾やや下げきつく、香港は休場。これからも利払いスケジュールが控えており、当局の対応やトークアップがないと振らされる展開が続きそう。 米下院は、12/3までのつなぎ予算と連邦政府の債務上限適用を2022年末まで凍結する措置の抱き合わせ法案を可決したが、上院は共和党が反対継続で、超党派での可決を目指す民主党は現状袋小路に。最終的には財政調整措置を使い強行突破になるだろ…

  • 中国恒大集団リスク

    日経、Bloomberg及びReutersの記事から中国恒大集団のB/Sと関連リスク確認。 9/20の利払いは停止とも言われており、債務再編交渉はこれからが本番。GDPの2%にも及ぶ負債規模から、当局の着地スタンス如何では、不動産市場のみならず金融市場と実態経済への悪影響が懸念される。 本内容にある過去データ及び将来の見積、予測、予想に関する情報が正しいとは限りません。また、本内容は特定の銘柄、取引を推奨するものではありません。取引に当たっては、ご自身のご判断でお願いします。売買で被られた損失に対し、著者は何らの責任も持ちません。

  • Weekly Market Summary: 2021/9/17

    9/13-9/17: インフレ指標の伸び鈍化で早期テーパリング観測後退も、衰えないデルタ株感染拡大による米景気減速懸念や中国Evergrandeのデフォルトリスクが嫌気される展開 曜日別の主な材料は、 9/13(月): 9/14(火): 米8月CPI - m/m (実)0.3% (予)0.4% (前)0.5% 9/15(水): 中国8月小売売上高 - y/y (実)2.5% (予)7.0% (前)8.5%、米9月NY連銀製造業景気指数 - (実)34.3 (予)18.0 (前)18.3 9/16(木): 米新規失業保険申請件数 - (実)332K (予)330K (前)312K、米8月小売売上…

  • イベント備忘録: FTSE 2021/09 半期リバランス

    タイミング良く政策期待ラリーの追い風に乗り、大幅な順方向着地 本日は8/20発表のFTSE Japanリバランスで、東証1部売買代金は4兆円越え。FTSEをベンチマークとするパッシブ資金がどれ程あるのかは不明だが、4兆円越えの売買代金を見る限り、それなりのインパクトはあったということ。 Large&Midが、追加11銘柄と除外7銘柄。Smallが、追加12銘柄と除外8銘柄。下図は、8/20引けからリバランス日の9/17引けまで、等ウェイトで追加銘柄をLong、除外銘柄をShortとした場合の起点を100とした指数化チャートとスプレッドリターンの推移。 下表は、銘柄リスト。Mid&Large追加…

  • 米金融正常化過程におけるFOMC前後のsp500指数及びVIXの動き

    VIXが最も大きく上昇したのは、テーパリング終了が決定された2014年10月の前回会合を踏まえた2014年12月会合時。フォワードガイダンスが変更され、利上げに向けた環境作りに着手の位置付け。 次に大きく上昇したのは、利上げ転換された2015年12月の会合以降で次の利上げのタイミングをうかがっていた2016年6月会合。今後の経済見通しを見極めるべく金利据置。ブレグジットやその後のチャイナショックもあり利上げ再開は2016年12月会合。 次は、2016年11月会合。この時も2016年9月の前回会合で利上げの根拠が強まったと判断されたが、大統領選挙選挙を直前に控えたタイミングでもあり利上げ見送り。…

  • sp500指数及びVIXの月中季節性: 第3週の上昇傾向強まる

    暫く休んでいたブログ執筆を細々ながら再開。昨年9月以降続いた月末下落アノマリーが今年8月で途絶えたことも心理的重し解消に一役買って、n225が上昇モメンタムを強めている。 8/30付日経朝刊13面に、sp500指数及び VIXに関する個人的にも気になっていた傾向を指摘した以下のような記事が出ていたので検証確認する。 「2021年5月以降、sp500指数は、オプション満期の第3週金にかけて月中安値を付けている。証券会社が販売したオプションのポジション調整が原因とされる。一方、FRBの国債購入は、2021年4月以降、下旬のウェイトが高まり、オプション絡みの波乱の歯止めになっている。テーパリングはこ…

  • 備忘録: 2021/9/3 菅首相辞任

    ほぼ1年前の2020/8/28に辞任表明した安倍首相は、瞬間約600円株を下げ、菅首相は約600円株を上げた。是非はともかく、何とも対照的で皮肉な結果であった。 先物及び期近コールのショート踏み上げがIVの上昇と相まって、指数急騰に寄与。満期まで1週間の9月限のnear ATM Callの値動きとグリーク(ショート)を記録。

  • お休み

    個人的な都合により、ブログ執筆を暫くお休みさせていただきます。

  • Weekly Market Summary: 2021/7/2

    6/28-7/2: 市場の関心はインフレから雇用へシフト、「利上げはまだ先」認識強まり債券・株式共に買われる、楽観深まる中でいいとこ取りのゴルディロックス相場に 曜日別の主な材料は、 6/28(月): FOMCクォールズ副議長&ウィリアムズ氏発言 6/29(火): FOMCバーキン氏発言、米6月消費者信頼感指数 - (実)127.3 (予)119.0 (前)120.0 6/30(水): FOMCボスティック氏&バーキン氏発言、米ADP非農業部門雇用者数 -(実)692K (予)600K (前)886K 7/1(木): 6月日銀短観 大企業製造業業況判断 - (実)14 (予)15 (…

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