いつか来た道 - 2018年と2023年の類似点

いつか来た道 - 2018年と2023年の類似点

2018年と2023年の金融市場には類似点が多い。金融政策面では引締サイクルの後期にあたり、企業業績の点では予想EPSの高原状態が続き、株式のバリュエーションは割高感がある等々。こうした類似点の多さが値動きを似通ったものしている。 下2図は左がS&P500指数の高値日を100とした両年の指数化チャート、右は米10年物実質金利のS&P500指数の高値日を起点とした動きであるが、これまでのところはほぼ相似形に近いことがわかる。 2018年秋から年末にかけての下げは、量的引締&利上げの最終局面が意識されるも金利上昇に歯止めがかからないことからジリ安傾向が続く中、9/20高値のS&P500指数は10月…