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うちのガラクタ http://utinogarakuta.blog.fc2.com/

古びたモノが好きです。日常の捕って付けたようなモノ・コトの紹介です。

どこか昭和を感じさせる生活道具や民具が好きです。”雑閑”では日々の雑記・展覧会・読書・映画・フリマ・骨董市などでの感想を、”モノがたり”では部屋のガラクタを、”一枚の写真”では昔の旅写真などを載せています。つたないモノコトの紹介ですがお愉しみください!

フナコレタロ
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住所
小平市
出身
旭川市
ブログ村参加

2020/09/05

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  • 958 モノがたり _214 皿

    ● 皿 径210×高さ32ミリひさしぶりに訪れた骨董市で、こんな皿とであった。焼きが甘く、全面に貫入がはいっているため瑕疵物とされ価値は二束三文であった。揃えの組物として大量につくられた皿ながら、いちおうは手描きの染付でよくみられる意匠とはいえ、お一人様にとってはじゅうぶん普段遣いできていいかもと連れ帰ってみた。桜と水紋がある意匠はなんだろう「吉野川」?7寸ちょい欠けのこのサイズ感が、なにを盛っても一人...

  • 957 一枚の写真 _212 カゴを選ぶ

    ● カゴを選ぶ    中国、雲南省 沙坪 1996年4月8日大理郊外のこの月曜市では、多くの人々が集い賑わいをみせていた。近郊の白族をはじめ、さまざまな民族衣装を纏った人たちを眺めているだけでも、どこかこころが踊る農具市である。箒、唐棹、箕、蓑、蒸籠など・・・・・・数ある道具のそれぞれを、みな真剣な表情で選んでいた。ここではちょうど背負籠を手に取り選んでいる。亀甲のなかに一本余分にヒゴ通ししたカゴ目編...

  • 956 モノがたり _213 陶おろし

    ● おろし金 幅92×136×10ミリありふれたおろし金といっても、こちらは白磁でできたやきもの製。おろす食材に金気が一切おびない一点は、金属製のおろし金よりは幾分優っているといえようか。さらに、すりおろした薬味などそのままこれにのせて食卓に出してみても、素材がやきものだからお皿のようなかんじで、違和感なく使えてしまう長所もある。赤(銅)のおろし金とどこか雰囲気が似ているのは、たぶん戦時中の資源不足のさい...

  • 955 一枚の写真 _211 大釜

    ● 大釜 中国、西蔵自治区 ラサ近郊 1997年8月27日ラサ近郊の名刹セラ寺の中庭にて、こんな大きな釜が2つ置かれていた。背後で獣毛を洗う人と比較してみても、これだと数人で一緒に入れる五右衛門風呂ほどの大きさがある。釜の肩には耳がいくつも付き、縁にはチベット仏教の吉祥文の装飾がある。これっていったい何につかうものなのか、その大きさともに謎である!よろしければ、こちらもクリック下さい! 励みになります。...

  • 954 モノがたり _212 燗器

    ● 燗器 幅62×170×高さ125ミリだれが考案したものか、2筒の容器をただ繋いだようなこんな不思議なかたちの注器がある。むかしのブリキ職人がどこか暇つぶしに仕上げたにしては、銀付箇所があまりに甘く雑多な仕上げのもので、いかにも素人然とした雰囲気の容器である。注ぎ口がつく前の筒の内側は熱伝導率の高い銅を張り側が中空となっている。蓋がつく後ろの筒に酒を入れ、前筒に火鉢などからとった火種を仕込むと。ふたつの筒...

  • 953 一枚の写真 _211 甕酒

    ● 甕酒 ラオス、アタプー県 1995年4月甕に仕込んだ濁酒(どぶろく)を細竹のストローを挿して吸っている。この飲み方だと個別の容器が不要であるし、甕の底に沈んだ澱(おり)を乱さずに上澄みのお酒を美味しくたのしめる。細竹は周囲に自生しているので、その度新しい物に替えて使い捨てでき衛生的でもある。火入れや搾りの工程を要しない濁酒は、原料の成分をそのまま味合え、醸し具合によってはとても美味ではあるが、なん...

  • 952 モノがたり _211 容器

    ● 容器 チベット 径100×高さ260ミリラサの骨董屋へ不要な物品を持ち込みした人から直接求めた、金箍(かなたが)をはめた結物であるこの小型の樽は、いったいなににつかったものだろうか。天板には液体を入れるための小孔と注ぎ口がみられ、側に革紐をつけ手にとるかたちとなっている。以前石洞美術館でブータンの漆器展をみたときに、おなじ容器がみられ、“ジャドム(Jadom)”という名で蒸留酒(アラ)のものとして紹介され...

  • 951 一枚の写真 _210 パイプ

    ● パイプを喫う女性    タイ、パイ近郊 1989年9月前回のミャンマーのパイプに引きつづき、今回はタイのカレン族の集落でみた土製パイプ。カレン族はタイ北部からミャンマーに亘ってみられる少数民族。ここは近年の開墾で生まれたような数軒の集落で、屋根・床ともにすべてが竹でできた高床式の家屋だった。パイプは土製の火皿に細竹の管を挿したもの。こちらはとくにパイプ自体に加装らしきものはみられないが、ミ...

  • 950 モノがたり _210 パイプ

    ● パイプ2種 ミャンマー 長さ70(茶)、65(灰)ミリパガンでパガン王朝(1044-1314)時代の上座部仏教遺跡郡を訪ねたあとに寄った、名もなき小さな村では、ちょうど王朝時代の遺構の考古発掘の真っ最中であった。発掘現場の脇にひろがる畑にて、靴先で土を掘り起こしてみたらこのようなパイプの破片がいくつも現れた。ただ残念なことに、そのかたちを美しく保っているものは意外や少ない。それもそのはず、村の悪童が作業現場の...

  • 949 一枚の写真 _209 耳飾り

    ● 耳たぶに大きな穴のあく老女       ラオス、アタプー県 1995年4月9日さきにふんどし姿の老人を紹介したけれど、おなじ村のパイプや葉巻をくわえた老女たちの顔面には入れ墨が施され、その耳たぶには大きな耳飾りを嵌めていたのだろうか、大きく裂けており驚かされた。そういえば縄文時代の考古遺物のなかには、現代人からするとありえないような大きな耳飾り(ピアス)が数多く出土している。この南ラ...

  • 948 モノがたり _209 腰カゴ

    ● 腰カゴ ラオス 幅240×高さ180ミリ                             1994年収集籐<ラタン>が自生する東南アジアのカゴは、籐のもつ素材の柔軟性もあってか、日本のカゴとはまた別の面で細工が細かい。この竹カゴはルアンパバンで古物で求めたので、用途が一切不明ながら。ぺたんと平べったく3箇所付く乳(ち)に紐を通し、その大きさから考察...

  • 947 久里浜

    長らく久里浜で暮らした友人が、来月里帰りするにあたり。引越前の部屋の片付けの手伝いへ行ってきました。(2021年11月14日~17日) ● 晩秋の久里浜久里浜を訪れるのも久しぶり、いつもは5月の連休や夏でしたがこの季節の来訪ははじめてです。JR久里浜駅前のシンボルとっもいえるプラタナスの樹をしげしげと眺め納めて・・・・・ ● 居酒屋でねぎらいの夕飯一つ処に20年、家財道具もさすがにカオス的な量に膨らみ、片付け作業は相当...

  • 946 一枚の写真 _208 ふんどし

    ● ふんどし姿の老人 ラオス、アタプー県 バンガン                      1995年4月9日ヴェトナム中部山岳地帯と背合わせのラオスのアタプー県。知り合った英国人の医療NGOの方の、ヘルスケアに便乗させていただき付近の集落を訪ねてみた。ヴェトナムでは儀礼用のふんどしを手に入れたけど、この村にて実際にふんどしを着けた老人とはじめて出遭った。栄養失調のため...

  • 945 モノがたり _208 ふんどし

    ● ふんどし ヴェトナム、ジャライ族              幅300×長さ4350ミリ旅先で偶然布好きの旅行者に出逢ったのが、布に興味をもつきっかけとなった。バンメトート近辺におもしろい布を見たよという情報を得て、さらに先のコンツムまで行くと、まちの市場にこんなジャライ族の儀礼用のふんどし(褌)が放出されており手に入れた。藍地に赤い縞がアクセントとなっているこのふんどしの裾まわ...

  • 944 一枚の写真 _207 食卓

    ● 船内での食事 ラオス、パクベン 1994年12月17日メコンに面した湊町パクベンには幾艘もの船がもやわれていた。5人乗りのスピードボートのチケットは購入済みではあったけど。ためしに大型のスローボートの船内を覗くと皆さん食事中で、どうぞ一緒にということで御相伴にあやかった。船尾にある焜炉で調理しているのは船主のおかみさん。竹編みの飯カゴから、各々つまんだ餅米を一口大の団子にし、唐辛子の効いた辛いおかずと...

  • 943 モノがたり _207 皮むき

    ● 皮むき 幅51×198×17ミリ昭和レトロなこんな皮むきがある。収穫の秋、この乾燥した冷涼な気候を活用し、ちかごろはまっているのが干し野菜づくり。お日様の光りに晒すだけで、野菜の旨味もほどよく濃縮され食感もすこぶるよくなる。画になるようにと、この皮むきを使ってはみたものの、ハッキリいってよく切れません。写真はイメージで。というわけで、正直なところほとんど包丁で済ませてしまいゴメンなさい!よろしければ、...

  • 942 一枚の写真 _206 薬売り

    ● 薬売り ネパール、ティミ 1992年やきものを観に行ったこの村に、人集りの黒山ができていた。いったいなにが起きたのだろうかと輪に歩むと、なかにこんなお兄ちゃんが一人居座り、洗面器にあけた粉薬を調合している最中だった。娯楽が少ないということは幸せなのか否なのか、大人から子どもまでが真剣な表情で、薬売りの口上に聞き入っている。言葉が判らないから判断する術が一切ないものの、やはり香具師につきものの大...

  • 941 モノがたり _206 土器

    ● 土器 径190~205×高さ333ミリ真偽のほどは定かではないが、部屋にあるもっとも古いうつわがこの土器だろうか。突きでた部分に目玉のように大きな二穴。縁まわしに十字とワラビのような渦をまく模様がつく以外は装飾がなく、いたってシンプルなタイプの土器である。たぶん出土されたピースを、パズルのように組み合わせ不足箇所を補填し仕立てたものを、後に誰かが落として割ったのか、素人直しでなんとホットボンドで接着さ...

  • 940 一枚の写真 _205 飴細工

    ● 飴細工 中国、雲南省 1996年縁日で見かけた鼈甲飴売り溶かした飴をヘラ捌き巧みにぺたぺたと躍動感ある鯉のできあがり!よろしければ、こちらもクリック下さい! 励みになります。...

  • 939 モノがたり _205 コイン

    ● 古銭 インドいつの時代のものだろうか、アラビア文字が刻まれた不揃いの肉厚なコインである。銅の合金らしく、ところどころ緑青が粉を吹いている。イスラームの支配下の時代に流通したものだろうか?なかに一枚人物が刻まれたものがあり、手になにかを持っているように見えるのは鎌だろうか、それともアラビア文字の“ラーム”がただ重なってしまっただけだろか。切手とならびむかしから不動のコレクターアイテムとされて位置...

  • 938 一枚の写真 _204 リヤカー

    ● リヤカー 中国、雲南省 麗江 1996年 肉屋に卸すのか、解体した山羊をリヤカーに積んで押している。日本で発明されたリヤカーは、牽くからリア・カーなんだろうけど。この荷車は押すタイプなのか、それとも下り坂にさしかかって逆向きにさせテンションをかけているのか、そこのところが判然としない。いま住んでいる部屋には、一人でリヤカーをつかって引っ越しした。平成の御時世の真っ昼間に夜逃げならぬ、家財道具...

  • 937 モノがたり _204 刷毛

    ● 刷毛 幅65×180×15ミリむかしの荒物屋にあったような、デッドストックものの刷毛を10数年来使っていたら、そろそろ穂先がちびてきた。さきほど穂先を切りそろえてみたら、頗る具合がよい。チープなアルミの側は釘を打ち曲げてとめてあり、そんな質朴な作りがどこか物資が乏しかった時代をかんじさせる。これとまったく同じタイプの刷毛が、子どもの時に祖父の家のストーブまわりで使われていた。石炭ストーブを載せたモザイク...

  • 936 インド古典舞踊&音楽ライブ

    コロナ渦で2月、4月、8月と流れにながれて、4度目の正直でやっと愉しみにしていたライブを聴きにいけました。 ● インド古典舞踊&音楽ライブ 東京都東村山市/  Bresson にて今回のメインはなんといってもカタックダンスです。もうずいぶんと昔に一度、足に鈴をつけて激しく舞うカタックを観てはいるのですが、あのときはどなたかの邸宅の落成式の催しで、屋外から屋内を舞台にしつらえて眺めるような一風変わった演出でし...

  • 935 一枚の写真 _203 やきもの

    ● 路上のやきもの売り 中国、ラサ 1997年8月30日ポタラ宮の裏手にあったなにもない広場に、なぜかこんなやきものがずらりと並び販売されていた。甕、焜炉、茶を煎じる注器、壷、炭火運び、灯明器などが確認できる。こちらもそのとき求めた注器。 ↓ブログ№660 一枚の写真 _072 注器などとともに、そのときは土堝とそしてこんな灯明具までハンドキャリーで持ち帰ってみた。 ● 灯明坏(酥油坏) 径128×高さ137ミリ鉛釉を薄...

  • 934 椅子

    ● 椅子 東京都東大和市/ 旧吉岡家住宅にて先日見学した日本画家・吉岡堅二 旧宅。主屋の玄関で出迎えていたのがこんな椅子。大は脚長で金輪を嵌めて補強したつくり、小の座面は革張り鋲とめ。いずれもどこか鞍を連想させる座面。画伯は遺跡調査団員としてトルコへ行っているから。どこの国かは解らない椅子ながらも、その辺りのものかも。三っ脚は、四っ脚にくらべ、ひとつあたりの脚への加重は増すけれど。土間などの平らな床...

  • 933 モノがたり _203 行平

    ● 行平 150×122×高さ75ミリ秋も深まりなべ物の季節を迎えます。寄せなべ用の土なべは、土製の堝(なべ)ならではのじっくりとした熱の伝導と保熱効果があり。蓋を開けた瞬間に白く煙る湯気すらも、どこかこの季節ならではの風情で味わい深いもの。よくあるところの陶製の行平(ゆきひら)なべながら、 「大は小を兼ねる」 もその逆はありえないような、こんな小さな急須サイズのものを、いつだかのフリマでみつけ連れ帰りま...

  • 932 一枚の写真 _202 椅子

    ● 赤ちゃんと椅子 中国、西蔵自治区 ラサ                              1997年9月4日薄暗闇に豆のような赤ちゃんが写っている。掌の大きさから察するにまだまだ乳飲み子だろうか、まだ首がすわっていなくぺたりと臥している。穴にすっぽり納めるこのようなタイプの赤子用の家具は、いったいいつ頃からあるものなのだろうか? ● 上; 歩行器...

  • 931 モノがたり _202 ザル

    ● ザル 230×170×高さ30ミリかってはどこの家にもあったような昭和のひと頃の時代をかんじさせる皿ザル。縁を籐(とう)で周し、さらに内側を染め竹のヒゴを当てている。タマゴ形のかたちのザルに突きでたつまみがアクセントとなっており、こんな部分にもなにかの蔓素材を用いきちんんと巻いて仕上げている。食器としてのこのようなザルは、ときにやきものの皿に盛るよりも食品映えするものがある。この季節の生落花生は、ほく...

  • 930 モノがたり _201 円座

    ● 円座<THAI KON>       ミャンマー 径425×厚み35ミリぐるぐると蜷局(とぐろ)を巻いたよくあるかたちの円座ながら。これはマコモのように、茎のなかの繊維が海綿状の構造をもつ水草<MYET>で編んだもの。シャン州のインレー湖畔の町ニャウンシュエの市場で、タバコ屋のおばちゃんの尻に敷かれていたものを譲り受けた。編まれたばかりの青々とした円座は、おなじ物でも厚さは優に倍はあったけど、これはお...

  • 929 唐辛子

    ● 七味缶 径40×高さ65ミリ甘党か辛党かと問われれば、やはり甘いものよりは辛いものが好きな性分である。とくに酒の肴には甘いものよりは断然辛いものが口に合う。定番で使っている七味唐辛子は、信州善光寺の絵がついた八幡屋礒五郎のもの。このレトロなデザインの缶がお気に入りで、中を詰め替え長らく愛用している。こういった七味缶はいつ頃からあるものか、信州の大衆食堂のデコラ張りのテーブルには使い込まれたこの缶が...

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