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2020/08/07

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  • 118回目「96時間」(ピエール・モレル監督)

    『96時間』というタイトルだが、実際の上映時間は93分。93分間全く無駄がない。 ストーリーをざっくり説明すると、リーアム・ニーソン扮する元CIA工作員がフランス旅行中に誘拐された実娘を96時間以内に救い出す、というもの。それだけの映画。深さも奥行きもないけど、スピード感がある。それがいい。王道の娯楽映画である。 少なすぎる手掛かりから、犯人を追い詰めていく過程がとてもスリリングで手に汗握る。悪役は分かり易く悪者で、ヒーローは分かり易くかっこいい。悪者がやっつけられるのでカタルシスがある。ラストのあっさりとしたオチも良い感じ。観客が楽しむポイントを熟知しており、それを忠実になぞった映画である。…

  • 117回目「ある男」(平野啓一郎:文春文庫)

    現役で活躍する現代作家の現代小説を読んだのは久しぶりだ。 平野啓一郎さんの『ある男』 シングル・マザーの里枝は、谷口大祐と名乗る男と出会い再婚する。ある日、大祐は仕事中の事故で命を落とす。やがて、夫だと思っていた「谷口大祐」は名前も素性も過去も偽っていた別人だという事実が判明する。死んだ夫は一体誰なのか。里枝から真相を突き止めて欲しいと依頼を受けた弁護士の城戸が、死んだ男(ある男)の調査を始める。これが、大まかな小説の粗筋である。 「戸籍交換」なるシステムを使ったミステリー仕立ての小説で、個人的には戸籍交換のブローカーをして刑務所に拘留されている小見浦という男のキャラクターが面白く、彼が登場し…

  • 116回目「ゴッドファーザー part Ⅱ」(フランシス・フォード・コッポラ監督)

    昔。定食屋に一人で昼飯を食べに行った。ランチ時で店内はかなり混んでおり、明らかにホールスタッフの数が足りていなかった。 そこへ、50代くらいの見るからに柄の悪いヤクザ風のおっさんが、店に入り食券を買ってテーブル席に座ったが、店員は忙しすぎておっさんの存在に気付かなかった。 おっさんはブチ切れ「なにしとんねん、はよ注文とりにこんかい、ごるぁ!」と店員に怒鳴り散らした。恐らく学生バイトだと思われる店員が、すぐにおっさんの元に駆け寄り「大変、申し訳ございません。すぐにお伺い致します」と丁重に詫びた。店内にいる誰もがおっさんの傍若無人さに不快を感じたと思う。 それは別に良いのだが、このおっさんの頼んだ…

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