chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • 柚月裕子さんと柚木麻子さんは別人である

    何年にも渡って間違って認識していた、ということがある。 最近では、柚月裕子(ゆづき ゆうこ)さんと柚木麻子(ゆずき あさこ)さんをたいへん失礼ながらも同じ作家さんだと思っていた。 それもつい最近までずっとである。お二人の著作をそれぞれ読んでいるのにである。 いま第161回直木賞候補作である「マジカルグランマ」を読み進めている。これがとにかく面白い。これがあの佐方貞人シリーズや孤狼の血シリーズも書いている作家さんだと思いこんでいて、どれほど様々なジャンルで書かれているのかと思っていた。 また「盤上の向日葵」を読んだ時も、「ナイルパーチの女子会」や「BUTTER」と同じ作家さんだと疑いもせず、ただ…

  • マグロの中トロはカメラで撮る

    鮪の中トロはカメラで撮る。 中トロを注文して運ばれてきた時、iPhoneのカメラではなくカメラにおさめるという誘惑が勝つ。そしてスマホで撮らなくて良かったと思う。 大間の本鮪、中トロ。 運ばれてきたらカメラを出して撮る。カメラはミラーレス一眼。もちろんフルサイズなんてものではなく、マイクロフォーサーズのミラーレスである。 中トロをミラーレスで撮る。ただそれだけである。 撮って出しの満足感が高い。でも一応RAWでも撮っている。現像なんてするはずもないのに、中トロはRAWでも撮っておきたい。 毎日カメラを持ってはいるが、日常ではもう撮ることもなくなった。 このミラーレスは中トロ専用と言ってもいい。…

  • 雨の日に持っていく本

    雨の日は「どの本を持っていこうか」と悩む。 本は濡れたらその生涯を終える。そんな気がしている。紙の本が濡れてしまったら、そのウォーターダメージを一生背負って生きていかねばならないのである。 紙の本においてはウォーターダメージは直らない、ゆがみは直らない、小口の汚れは直らない、日焼けも直らない。もうすべてが直らない。 その点Kindleで読む本は何も気にする必要がない。小口の研磨跡も気にならない。そもそも小口が無いのだから。 研磨と言えば、未だに小口の研磨跡を気にしているのは自分だけかもしれないと思うようになった。本屋で文庫本を手にとると新刊以外ほぼ研磨されている。新刊でさえも研磨跡があり、もう…

  • 駅のホームで本を読む人

    駅のホームで3人ぐらいが本を読んでいた。 会社帰りの乗り換え駅のことである。最近エスカレーターの位置と乗車口の関係でホームを比較的長く歩く。車両5,6両分ぐらいの距離を歩いたりする。 その時は電車の遅れもあって、ホームにはかなりの人が電車を待っていた。そして人の間を縫うように自分の乗車扉まで歩いた。 電車を待っている人はスマホを見ている。本当にみんなスマホを見ている。電車が来るまでのちょっとした暇つぶしとしてスマホの力は本当に強い。 ホームで本を読んでいる人もいた。意外といる。ホームに50人ぐらいが待っていたとしたら3人ぐらいは本を読んでいた。6%ぐらい。やはり少ないか。でもそんな感じである。…

  • 家の中で立って本を読む人

    読書は本を読むための時間を確保する必要がある。 よく隙間時間に本を読むと言うが、隙間時間とは「あいた時間」「ひまな時間」のことであり、もちろんその時に本を読むこともあるのだけど、意外とスマホパワーに押されがちである。 よって本を読むのであれば、意識的に時間を作る必要がある。それは通勤時間であったり、カフェや喫茶店での時間であったり、以前であれば図書館に行ったりしていた。 では休みの日はどうかと言うと、家にいる時に本を読む時間を確保することはなかなか難しいと感じる。誘惑がたくさんあり過ぎて、本に集中できなくなる。 よって最近は家での読書時間の確保として家の中で立って本を読んでいる。家の中では座っ…

  • いい文章を読んでいい音楽を聴く

    「いい文章を読んでいい音楽を聴く」 この村上春樹の言葉がとても印象的だった。 ユニクロの無料マガジンの中で村上春樹が26の質問に答えている。その中のひとつに いい文章を読んでいい音楽を聴くってことは、人生にとってものすごく大事なことなんです。 ユニクロ LifeWear magazine 村上春樹に26の質問 という回答がある。 おそらく今までの経験からそう感じているのだろう。その想いがダイレクトに伝わってくる。 70歳を過ぎた村上春樹だからこそ言えることかもしれない。そして70歳を超えた今だから断言できることなのだろう。 30代や40代だとまだまだ先の人生は長いと感じる。実際そう感じ…

  • 変化した休日、変わらない休日、のどかな休日

    休みの日の過ごし方が毎週同じになった。 休みの日に変化がない。毎週同じ過ごし方である。平日は会社に行って帰ってくる。よって平日にも変化がない。 今までは平日も休日も変化があった。もう1年以上前になるが確かに変化は存在した。それは庶民の生活におけるちょっとした変化だ。毎日の生活にメリハリがあった。 平日は一人飲みだったり、会社の飲み会だったり、出張だったり。休日は美味しものを食べに少し遠出したり、カメラを持って撮影に行ったり、昼から飲んだり。 サラリーマンの毎日の変化って昼食か夕食がほとんどだ。だからこそ休日はしっかりと予定を立てる。なるべく充実した休みを過ごそうと思っていた。 今はもう平日に変…

  • 芋焼酎のお湯割りでイキっていたあの頃

    芋焼酎のお湯割りはうまい。 まずお湯を先に入れ、焼酎はあとから入れる。すると温度差で自然に対流がおきるので、そのままじっと待つ。かき混ぜない。 そして、そっと飲む。これがうまい。 お湯は熱い方が好きだ。そこに好みの芋焼酎をそそぐ。クセの強い芋焼酎だとなおのこと美味しく感じられる。 前もって焼酎と水を六対四ぐらいに割って数日間寝かせておくことを「前割り」という。それを燗してから盃で飲むと、一段上のレベルになる。 前割りした芋焼酎はまろやかさがきわ立ち、単に割るだけとは段違いのうまさがある。 ただ作るのが少々億劫なこともあり、最近はもっぱらお湯と芋焼酎をその場で割る。 以前は週5ぐらいで馴染みの居…

  • コーヒーに砂糖とミルクが必要な時

    コーヒーはブラックで飲む。 以前は砂糖もミルクも入れてコーヒーを飲んでいた。あまり記憶が定かではないが、ある時から砂糖を入れなくなった。 これは当時砂糖は入れない方がいいと言われたからである。そうなのかと思って素直に砂糖を入れなくなった。健康面を気にしてそうしたのかもしれない。 それからは砂糖は入れずにミルクだけを入れるようになった。ブラックの苦味を消して飲みやすくなるので、しばらくはミルクを入れて飲んでいた。 特に不満は無かったが、ミルクとは言っても乳脂肪を主原料とする生クリームではなく、コーヒーフレッシュと呼ばれる植物性脂肪がほとんどなので、なんとなく気にしつつも普通にコーヒーフレッシュを…

  • ブログは仮想読者三名に向かって書く

    ブログってあまり読みませんよね。 特に数千字のブログ記事なんて一般的に読まれないと思うんです。句点まで長いし、読点なんてほぼ無いし、改行も少ないし。まぁ読みにくい。自分もですけど。 記事が長いと何が言いたいのかよく分からないし、3行ぐらい読んだらハイサヨナラが普通だと思うんです。実際そうですし。 若い人は検索もGoogleは使わないようですし、検索したらブログ記事が上位にヒットして超役立った!じゃあ他の記事も読んでみる!オモロー!なんてないですよね。 直帰率というか、もう直帰前提ですよね。ササッと帰る。帰らないで欲しいけど、帰っちゃうんだよね、みんな。ふん! ただやっぱり何か書きたくなる訳です…

  • 面白かった?と聞かれて何と答えるか、宇佐見りん「推し、燃ゆ」

    宇佐見りん著「推し、燃ゆ」を読んだ。 読む前に娘と「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」で始まるみたいよ、と少し話していた。娘も「推し」がいるようなので、多少の興味はあるようだった。 「推し、燃ゆ」の主人公に対しては共感する箇所を無理やり探さなくてはならないほど、かけ離れた世界を生きているが、著者の素晴らしい躍動感のある表現によって、一気に距離を縮めながら読んだ。 とにかく文章がうまい。そしていい文章が多い。最初に読んだ時も前のページに何度も戻って、その表現、その描写を再確認しながら読み進めた。 そして「推し、燃ゆ、読み終わったよ」と娘に告げた。娘はいつものように「面白かった?」と聞いてきた。…

  • 一冊の小説にできるだけ時間をかけてゆっくりと読む

    先月読了した小説は3冊。 少ないなと思う。でも小説を速く読むことが、いつの間にかできなくなった。 平野啓一郎「本の読み方 スロー・リーディングの実践」を読んでからは、もうスローリーディングが当たり前になってしまった感じがする。 読書を楽しむ秘訣は、何よりも、「速読コンプレックス」から解放されることである! 本を速く読まなければならない理由は何もない。 平野啓一郎「本の読み方 スロー・リーディングの実践」より でも本に関しては、月に何冊読んだ、年間何百冊読んだという物差しで語られることが多い。読書の質ではなく量。読んだ冊数が読書における成果の指標となっている。 但し今は小説をじっくりと読む事が心…

  • 家の中で1万歩以上歩いてみる

    休みの日に家の中で1万歩以上歩いてみた。 1日1万歩には、歩きすぎとか、根拠がないとか、老化するとか、まぁいろいろと言われているようだ。それはそれで、ふーん、そうなんだー、ぐらいなのだけど、フィットネスアプリや歩数計アプリにおける連続記録更新のために家の中でも歩いている。 平日は会社との往復で1万歩はクリアできている。問題は休みの日である。家にいるだけだと4000歩がいいところ。 Apple Watchのフィットネスアプリだと「その他」というワークアウトのモードにしておけば、軽やかにズルできるものの、さすがに歩数だけは実際に歩くか室内ウォーキングをする必要がある。 そこでAppleのフィットネ…

  • キレートレモンを飲むというちょっとした生活の変化

    キーワードはクエン酸である。 TBSラジオ「アフター6ジャンクション」で宇内梨沙アナが、懐かしいキレートレモンを買って飲んでみたら、寝起きがいい、調子がいい、と話されていたので、初めてキレートレモンを飲んでみた。 www.pokkasapporo-fb.jp ネットでのまとめ買いだと70円台と安いが、コンビニだと125円ぐらいと、それなりの値段がする。あとC1000という商品もあったけど違いはよく分からない。 キレートレモン(155ml)は小さい瓶に入った酸っぱいレモン飲料である。公式ではレモン本来の美味しさが楽しめる「瞬間レモン体感飲料」とのことで、1本でビタミンCとクエン酸が1350mg摂…

  • あまり興味の無い映画を映画館で観る

    休みの日は映画館に行く。 そして特に興味の無い映画を観る。観たいと思う映画を観るのが普通だが、あまり興味も無く今観なくてもいいような映画を映画館で観る。それも一人で観るのである。 これはTBSラジオ「アフター6ジャンクション」の金曜日「ムービーウォッチメン」という週刊映画時評における課題映画を観るためである。毎週ライムスターの宇多丸さんが評論する映画がランダムに決まる。 そして1週間で宇多丸さんは2度映画館へ行くようで、リスナーもその映画を観て感想メールを送る、という一連の流れがある。 リスナーからのメールはかなり長文で熱く書かれたレビューが多く、賛否ともに紹介されるため、特に否のメールはとて…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ロケットボーイみやさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ロケットボーイみやさん
ブログタイトル
Small Things
フォロー
Small Things

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用