猫のあくび うちの猫は雌猫で名前はライラという。このハイカラな名は妻が名付けた。 今年のくそ暑い夏を、猫も私もなんとかやり過ごせそうだ。猫はきっちりと涼しい所で寝転がっている。 水やミルクを飲み放題、エサ食べ放題で働くこともないにも関わらず、あたいの事はほっといて、という態度だ。 それは仕方のない事なのか、猫だから。(自由律俳句誌 青穂第二句集より) 伊藤人美の20句 髪切ったんか三人...
泉の会 7月句会のご案内時:7月16日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室6投句〆切:7月13日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表...
自由律俳句誌「青穂」31号〜45号(2019-6〜2022−8)より 投げれば遠く音のしてそれっきりの故郷 小池ますみその子かばんの小さな鈴鳴らしていく 吉田紀彦雨にぬれた夜の誰にも聞えないサイレン 三好利幸ガガガ太陽の氏族マママのやまやま超えて 久坂夕爾そば屋の白い犬もいなくなってカナカナ 平山礼子風が素直なところに風鈴かける 高木架京雨垂れよ僕のかわ...
自由律俳句誌「青穂」16号〜30号(2016-12〜2019−4)より そっとしておいてほしい織機が動く 本間とろ習わなくても遠吠えは出来る 久次縮酔缶詰をパカンと開けて名月 田畑 剛ことばすれ違う蝉時雨遠くに 加藤 武門を入る足音に母の声が走り来る 小池ますみ洗濯物畳み終えぽんと母の一たたき 佐瀬広隆一人居の弦月か...
自由律俳句誌「青穂」創刊号〜15号(2014-6〜2016−10)より さびしさをゴトンと落とした自販機のからくり 久光良一ざぶんざぶん、波打ち際で拾った初恋 高木架京足音が父そっくりと言われ茄子の花 ちばつゆこ二三発頭叩かれ蛸売られてゆく きむらけんじ凪ぐ海は母の岩礁にまつわる波 佐瀬広隆花鋏の潔い決断半夏生の夏を活ける 小池ますみあの時...
まだあげ初めし前髪の林檎のもとに見えしとき前にさしたる花櫛花ある君と思ひけり やさしく白き手をのべて林檎をわれにあたへしは薄紅の秋の実に人こひ初めしはじめなり わがこゝろなきためいきのその髪の毛にかゝるときたのしき恋の盃を君が情に酌みしかな 林檎畑の樹の下におのづからなる細道は誰が踏みそめしかたみぞと問ひたまふこそこひしけれ 初恋や燈籠に寄する顔と顔 与謝蕪村初...
2023年6月12日 撮影ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
こんなに雀がゐる家で貧乏してゐる 木村緑平雀には巣を作らせておいて一日ものかく 木村緑平雀が巣に入ったみんなだまってゐろよ 木村緑平スゞメの春はひろい空が咲いている 木村緑平小鳥をつれて太陽の近くに移る 木村緑平烏なく世間から忘れられてをる 木村緑平学びに行く子に鳥の声ふりかかる 河村花不言雀争へばあまたの雀来...
1932(昭和7)年6月7日〜1932(昭和7)6月9日 六月七日 木下旅館(三〇・上)転宿、チヨンビリ帰家穏座のこゝち。壺を貸して下さつたので、すい葉とみつ草とを摘んで来て活ける、ほんによいよい。午前はマ午マ後は晴。小串へ行つて、買物をする、財布を調べて、考へ考へ、あれこれと買つた、茶碗、大根おろし、急須、そして大根三本、茶一袋、――合計金四十三銭也、帰途、お腹が空いたので、三ツ角の茶店で柏餅を食べる、五つで五...
お墓参りの帰り、下鴨神社糺(ただす)の森まで行った。 前回、この欄で作家の高城さんも書いておられたが、「納涼古本まつり」をやっていたのだ。僕は、下駄を掃いて、下鴨神社の砂利道を歩いていった。 古本屋さんが好きで古本屋にはよく行く。新本でもいいのだが、最近は本が出て少し日がたつと、本屋の店頭から欲しい本が姿を消してしまう。 出版物の数が多すぎて、いつまでも店に置いて置けないらしい。 したがって、...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。 於:東福寺天得院 得点順 風が追い抜いていくちぎれ雲と歩いていこう 勇雄 8点 週休二日晝寝している足の裏 恵湖 7点走る窓故郷の似て一人言 ...
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猫のあくび うちの猫は雌猫で名前はライラという。このハイカラな名は妻が名付けた。 今年のくそ暑い夏を、猫も私もなんとかやり過ごせそうだ。猫はきっちりと涼しい所で寝転がっている。 水やミルクを飲み放題、エサ食べ放題で働くこともないにも関わらず、あたいの事はほっといて、という態度だ。 それは仕方のない事なのか、猫だから。(自由律俳句誌 青穂第二句集より) 伊藤人美の20句 髪切ったんか三人...
泉の会 6月句会のご案内時:6月24日(月曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 4階 会議室7投句〆切:6月21日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表します...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年5月26日 5月句会 全24句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
新撰組の土方歳三が、故郷の多摩石田村を離れ京都に行く際に残した句集がある。「豊玉発句集」の豊玉は歳三の俳号。司馬遼太郎の「燃えよ剣」に二、三の句が紹介されていて気になっていた。最近、岡田准一主演の映画「燃えよ剣」を見た機にまとめてみました。近藤勇が鈴木亮平、お雪が柴咲コウ、沖田は山田涼介で良い映画でした。(立日十) 豊玉発句集 全四十一句 差し向かう心は清き水鏡 露のふる先にのほるや稲...
水琴窟の窓辺で空とまぐわう 滝沢ゆき子もみじの手から未来 前畠 一博藺草に爪立て 少年の記の匂い 城 山自由な旅にいくつもの定刻 石井 一草シャワーを止めて屋根ごと雨に包まれる 小笠原玉虫むかえびはさけとさしみときゅうりもみ 飯島よしのぶ面接の日の眉を丁寧に描く 砂 狐砂時計少し遅らせ一日を引き伸ばす 黒瀬 文子裸...
支えあって生きる右手左手 井上 知子長男に生まれ死ぬまで草を刈る 河村 正浩帰って来る帰って行くそれだけの八月 島田 茶々さらさらと砂の熱さ 昆布並べ干す 渡辺 敏正ほんとうの事知りたくて穴を掘っている 小林万年青うちわの風で母が思い出している 小林万年青それぞれに過去があって打ち上がる花火 遠藤 雪兎付箋紙の青は海でもなく空でもなく 江口 啓...
マスク越しでも君を看る日日 浦城 亮祐やっと道ゆく形代が踊ってる 東乃政之助許すとは歩幅ゆっくり合わせゆくこと 山田 立美こんなにも鯉昇り群れてる子だくさん 遠藤 和暢鰯の群れ誰も手を挙げない 楽 遊 原墓にまっすぐ見られながら立ち去る 楽 遊 原沈んだ月が心の裏側を照らしている 楽 遊 原「シャツ裏ですよ」もう少し夫婦でいたい 鈴木 和枝...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年4月14日 4月句会 全26+2句 いつもの角を曲がると 夜桜が立ちはだかる 貞徳 弥生・昌平・日和呂・立日十 選・いつもの角を曲がるとの表現が軽くてウンウンと頷いてしまいます、その後に思...
長岡天満宮の藤棚が見事です。(京都府長岡京市)鳥居とキリシマツツジ(キリシマツツジは長岡京市の天然記念物)ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
京都の桜は散り葉桜になりました。ウキウキと散歩しているとハナミズキやフジが満開です。途中でみる足もとの雑草たちも賑やかに花を咲かせています。歌や俳句に詠まれている雑草もあり、野外観察ハンドブックを参考にいくつか調べてみました。ヤエムグラ と ヒメオドリコソウ 八重葎 しげれる宿の さびしさに 人こそ見えね 秋は来にけり 恵慶法師 ヒメオドリコソウホトケノザ 七草や何をちなみに仏の座 路通...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年4月14日 4月句会 全26+2句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
野生化した諸葛菜 令和6年4月15日 立日十 撮影泉の会 5月句会のご案内時:5月26日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 地下1階 会議室10投句〆切:5月24日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを...
京都の桜は散り、葉桜になりましたが北関東の桜は今が見頃でしょうか。 撮影:貞徳ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年3月31日 3月句会 全30句初音告げ天涯孤独の友おくる 秋海棠 立日十・人美・弥生・貞徳 選・送っているあなたが存在するのだから、その友はひとりではありません(貞徳)・親類や縁者はいないけど...
句会後に円山公園の夜桜を見に行きました 令和6年3月31日 秋海棠:撮影ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
写真:京都円山公園の枝垂れ桜 秋海棠 撮影泉の会 4月句会のご案内時:4月14日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 地下1階 会議室9投句〆切:4月11日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いしま...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2024年3月31日 3月句会 全30句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
降る雪や明治は遠くなりにけり 中村草田男 獺祭忌明治は遠くなりにけり 先行する作品 草田男の有名な作品に先行する作品があったのは驚きだが、「獺祭忌」の明治は正岡子規の限定されたものであり、「降る雪や」によって喚起される明治は、その対象の範囲がはるかに大きくて時代意識が鮮明に出ており、句柄の大きさが異なっている。 滝の上に水現われて落ちにけり 後藤夜半 昭和四年 滝の上人あらわれて...
チチポポと鼓打たうよ花月夜これよりの百日草の花一つ海中に都ありとぞ鯖火燃ゆ麗や皆働ける池の鴨草堤に坐しくづをれて春惜む騒がしき風吹く春を惜みけり野蒜掘れば強きにほひや暮の春腰かけしまゝ寝ころびぬ縁の春春草や光りふくるゝ鳩の胸すこし待てばこの春雨はあがるべし目つむりて春日に面さらしをり残雪に椿落ちたり谷の坊苗代を見て来し心美しき西行忌我に出家の心なし流れつゝ色を変へけり石鹸玉毎日の朝寝とがむる人もな...
弥生とはいえまだまだ寒い日が続きます車で通った道の脇に氷柱が光っておりました氷柱を見るのは一年振り 先日、京都高島屋で上村松園・松篁・敦之展を見た入場者は女性が九割以上と思われる会場の照明は極力抑えられ薄暗くほのかに浮かぶ舞妓芸妓たちの華やかさは見事でありました松園の絵は、安来市の足立美術館や展示がある度に見ていたが色彩と線の確かさに感動していた今回も改めて娘たちの艶やかさはには見惚れてしまう...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。 於:東福寺天得院 得点順 風が追い抜いていくちぎれ雲と歩いていこう 勇雄 8点 週休二日晝寝している足の裏 恵湖 7点走る窓故郷の似て一人言 ...
出世と歎異は中島敦の、出立は万城目学の小説。 中島敦の「山月記」は高校の教科書に掲載されていて誰もが習ったと思う。初めて教科書に掲載されたのは、私が生まれる前の1951年の事。1942年に持病の喘息のため三十三歳で亡くなっている。 万城目学は大阪生まれで現在47歳。 「鴨川ホルモー」が騒がれていた頃、タイトルを見てなぜか読む気が起こらなかった。次々と話題作が発表されるので、どんなもんかいなあと「鹿男あをに...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年5月14日 五月句会 全21句 街は居留守を使って無音 人美 日和呂・弥生・秋海棠・貞徳 選・最近は外を歩いてもろくなことがない、かと言って家にいれば招かれざる訪問者。(秋海棠)・寂しい...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。2023年5月14日 五月句会 全21句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
本日我が家の近くでキヌガサダケを見つけました。例年より1か月早いかな。(上は午前10時、中は午前8時)ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村 ...
泉の会 6月句会のご案内時:6月25日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室4投句〆切:6月23日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表...
泉の会 6月句会のご案内時:6月25日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室4投句〆切:6月23日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表...
第一次選 通過作品【一般の部】(3/3) きみはいつも鎖骨のくぼみに潜んでいる 志 穂病名と余命と萌やし二つ買ふ 立石 神流死者の番号となる戦地 雪 立石 神流あっしにはかかわりのない氷柱 川崎 果連あしたの希望は朝顔のつぼみ 琉 星路地裏の猫 二度振り返り うたたね凛母の内にあるダムの静けさ 田中 佳雨凌ぐ蝶...
第一次選 通過作品【一般の部】(2/3) 和音のように揺れあって光は春になる 久我 恒子蜜柑三つ掴んでテーブルに よし 潮 音もう一枚のおしゃれ着は春の風 内橋 多真切り株のいのちの残りふつふつ新芽 内橋 多真どっちかと言えば幸せだったね鰯雲 徳永 純二地球の子でよかったのか星月夜 徳永 純二錨を上げる錆びついた漁師 伊藤 風々補聴器を...
第一次選 通過作品【一般の部】(1/3) 子の声の明るいクレヨン 竹澤 聡星の仲間になり薄原 一本槍満慈また耳がやせたねと妻がつまむ僕の衰弱 童家まさゆき年老いた細胞たちがいとおしい 童家まさゆき万華鏡を覗く手をとめる 械冬 弱虫筆の先で少し滲んだ戦争 一本槍満慈原罪を問うてくるたんぽぽ 野田智寿子コン...
第六回 尾崎放哉賞 入賞作品第6回 尾崎放哉賞の入賞作品が発表されました。詳しくは下の色文字をクリック。第六回尾崎放哉賞ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
今日本には天才ボクサーがいる。24戦24勝21KOの戦績、3階級での世界王者、バンタム級での主要世界4団体を統一した。そのベルトを返上し、7月25日にWBC・WBO世界スーパーバンタム級のベルトを持つスティーブン・フルトンに挑戦する。井上尚弥とフルトン両者無敗で、勝敗の予測は割れている。ボクサーにはニックネームがあって井上には「モンスター」が付く。 寺山修司はボクシングジムに通っていたが、あまりの厳しさに耐えら...
さがえ・あきら氏が短歌界の〈七つの不思議〉(注)を提示していた。この短歌界を俳句界に置き換えれば、良き反省材料となろう。 ○新奇さが流行となる不思議(単なるスタイルの新しさ) 俵万智の『サラダ記念日』に代表されるライトヴァース的傾向を示しているのであろう。俳句にもこのような傾向があるが、独自というスタイルというものも変遷してゆくべきか。 ○結社に所属する意味が本来のものでなくなっている。 ...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。ぜひ句会にご参加ください。2023年4月16日 四月句会 全30句 春の月いつまでなのか人見知り 昌平 人美・弥生・立日十・貞徳 選・春の月を見ている作者、心に引っかかっていることがふと浮か...
夕べひょいと出た一本足の雀よ 尾崎放哉烏がだまってとんで行った 尾崎放哉雀のあたたかさを握るはなしてやる 尾崎放哉小鳥がふみ落とす葉を池に浮かべて秋も深い 尾崎放哉鶴鳴く霜夜の障子ま白くて寝る 尾崎放哉畳を歩く雀の足音を知って居る 尾崎放哉ねそべって書いている手紙を鶏に覗かれる 尾崎放哉くろい鳩がとまっている...
日々の感動を自由なリズムで詠み投句しよう ご訪問いただきありがとうございます泉の会は俳句を触媒にあらゆることを話題にあげ会話を楽しむ、肩肘張らない愉快な句会です。みなさまの投句を募っています。ぜひ句会にご参加ください。2023年4月16日 四月句会 全30句選句と鑑賞は後日掲載いたします。ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!にほんブログ村...
泉の会 5月句会のご案内時:5月14日(日曜日)午後1:00〜5:00所:ウィングス京都 2階 会議室5投句〆切:5月11日投句・句評・感想、歓迎します。句会へのお試し参加・投句は無料、皆様のご応募をお待ちしています。投句は月に五句以内、俳号・ニックネームにて、コメント欄のSECRETにチェックを入れ送付ください。通常のコメントはSECRETにチェックを入れずにお願いします。句会の結果は当ブログの句会レポートにて発表...
山裂けて成しける池や水すまし穂芒や地震ないに裂けたる山の腹亡き魂も出迎へよ門の冬の月看護婦や夏痩せたるが美しき何年の恋や果して畑打つ淡雪や通い路細き猫の恋稲妻や湯船に人は玉の如蝶よ昔荘周と云ふうつけあり老子虚無を海鼠と語る魚の棚人間の海鼠となりて冬籠る 造物者の話をするや栗の花仙人の鬚洗ひ居る清水哉蝸牛の角がなければ長閑哉蝸牛は角があつても長閑哉竜神を祭る岩頭の霰哉神さびし宮の木立や鴨の...
サチエはくじ運が良かった。幼稚園の時に、町内の福引で温泉旅行を引き当ててから、家ではサチエがくじ引き担当だった。お年玉つき年賀はがきでも、何度二等を当てたかわからない。ある時期、あまりに当たるのが怖くてくじ引きをやめていたこともある。くじ運がいいのは才能だ。最近は福引もしていないし、小さなくじ運がたまって、大きなくじ運になっているかもしれない。「やってみるか」 狙いはそれまで買ったことがなかった...