chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ぬぬに
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/05/25

arrow_drop_down
  • 『現代アラブを知るための56章』松本弘・編著 アラブの各国を概観できるエントリー本

    明石書店のエリア・スタディーズシリーズ 2013年刊行。編著者である松本弘(まつもとひろし)は1960年生まれの政治学者。大東文化大学、国際関係学部の教授。同氏をはじめとして二十名を超える中東地域の研究者たちが執筆陣として名を連ねている。 本書は明石書店の「エリア・スタディーズ」シリーズの一冊。「エリア・スタディーズ」は「世界の国と人を知るための知的ガイド」として、旅行ガイドブックよりも、より突っ込んだエリア解説をしてくれる地域紹介本だ。1998年から刊行が開始され、現在では300冊を超える膨大なラインナップを構成している。 既刊の一覧はこちら。特定の地域について知識を得たい時には便利なシリー…

  • 『ある行旅死亡人の物語』武田惇志・伊藤亜衣 他者の人生を覗き見る罪深さを考える

    1200万PVをたたき出した記事の書籍化 2022年刊行。筆者のふたりは共同通信社の記者。そのうちのひとり武田惇志が、記事になるネタはないかと官報を読んでいた本件にぶち当たった。 書籍化される前にネットでも記事になり、とても話題になったので、記憶に残っている方も多いのではないだろうか。 内容はこんな感じ 2020年4月。兵庫県尼崎市のアパートで高齢女性が孤独死した。死因はくも膜下出血。身寄り無し。知人無し。事件性はないと思われたが身元が分からない。住民票は抹消。無年金。無保険。残されたのは3,400万もの現金。右手の全指が欠損。数十枚の写真。珍しい姓の印鑑。社会との接触を避けて生きてきたこの女…

  • 『へろへろ 雑誌『よれよれ』と「宅老所よりあい」の人びと』鹿子裕文 楽しもう。もがきながらも

    唯一無二の特別養護老人ホームが出来るまで 2015年刊行。単行本版はナナロク社から出ている。 筆者の鹿子裕文(かのこひろふみ)は1965年生まれの編集者、作家。その他の著作に2020年の『ブードゥーラウンジ』、2021年の『はみだしルンルン』がある。 表紙イラストはモンドくんこと、奥村門人(おくむらもんど)によるもの。モンドくんは2003年生まれなので、本書刊行時でなんと12歳!絵だけではなく、最近では俳優としても活動しているらしくマルチな才能を発揮している。これからが楽しみな方。 へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々 作者:鹿子 裕文 ナナロク社 Amazon ちくま文庫版は…

  • 『秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本』 昭和30年代をカラー写真で楽しめる

    昭和30年代の光景をカラーで見ることが出来る 今回紹介するのは、昭和30年代の日本の光景を切り取った貴重なカラー写真集。この時代の写真といえば、ほぼモノクロ写真であっただけに、カラー写真の表現力、再現力の凄さを感じさせてくれる一冊だ。 このシリーズは人気があったのであろう、2019年に『続・秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本』が刊行されている。こちらは未読なので、いずれ読むつもり。 続・秘蔵カラー写真で味わう60年前の東京・日本 (光文社新書) 作者:J・ウォーリー・ヒギンズ 光文社 Amazon おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) 昭和30年代の風景を…

  • 『天井のない監獄 ガザの声を聴け』清田明宏 UNRWA保健局長による2010年代のガザの実情

    UNRWAの保健局長が書いたガザの実情 集英社のWebメディア「集英社新書プラス」に2017年7月~2018年9月にかけて連載された「ガザの声を聴け!」をベースに書籍化したもの。 2019年刊行。筆者の清田明宏(せいたあきひろ)は1961年生まれの医師。世界保健機関(WHO)で十五年中東他、二十二の国々で結核やエイズの対策に尽力。2010年からは国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の保健局長。 いくつか筆者を紹介している記事があったのでリンクしておく。 内容はこんな感じ 国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)は2019年で創設から70年を迎えた。当初の活動予定期間は三年だった。7…

  • 『芝園団地に住んでいます』大島隆 団地住民の半数が外国人になったらどうなるのか?

    朝日新聞記者による現地レポート 2019年刊行。筆者の大島隆(おおしまたかし)は1972年生まれ。現役の朝日新聞記者。テレビ東京ニューヨーク支局記者、朝日新聞ワシントン特派員等を経て、現在は英語メディアThe Asahi Shimbun AJWのデスク。アメリカでの滞在歴が長い。他の著作に『アメリカは尖閣を守るか 激変する日米中のパワーバランス』がある。 筆者自身による関連記事はこちら。 内容はこんな感じ 埼玉県川口市。UR(旧日本住宅公団)の川口芝園団地では、高齢化により日本人入居者が減少し、替わって、中国人を主とした外国籍の住民が激増している。総入居者約5,000人のうち、その半分が外国人…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、ぬぬにさんをフォローしませんか?

ハンドル名
ぬぬにさん
ブログタイトル
ビズショカ
フォロー
ビズショカ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用