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2020/05/25

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  • 『殴り合う貴族たち』繁田信一 藤原実資「小右記」から読む平安貴公子のご乱行

    素行の悪い平安の貴公子たち 筆者の繁田信一(しげたしんいち)は1068年生まれの歴史学者。神奈川大学の日本常民文化研究所で特別研究員をされている方。 単行本版は2005年刊行。この時は副題として「平安朝裏源氏物語」が付されていた。 殴り合う貴族たち: 平安朝裏源氏物語 作者:繁田 信一 柏書房 Amazon 角川ソフィア文庫版は2008年に登場。現在セール中(2024/4/27現在)とあり、電子版であれば259円で買えるみたい。 殴り合う貴族たち (角川ソフィア文庫) 作者:繁田 信一 KADOKAWA Amazon 更に文春学藝ライブラリー版が2018年に刊行されている。 二度も文庫化される…

  • 『しょぼい起業で生きていく』えらいてんちょう リスクを取らない起業スタイル

    えらいてんちょうの一作目 2018年刊行。筆者の「えらいてんちょう」こと矢内東紀(やうちはるき)は1990年生まれ。慶大卒の高学歴者だが、朝起きるのが苦手なばかりに就職活動を諦め、計画も経験もないままなし崩し的に起業。初の実店舗であるリサイクルショップを皮切りに、数々のビジネスを成功に導き現在の地位を築いた人物。 出版不況の昨今、本書は初版から14,000部!しかも三週間で重版となっている。すげー。 あっ、こんなタイミングでなんですが、拙著「しょぼい起業で生きていく」の重版が決まりました!初版14000部刷ったのに3週間で重版!みんなありがとう!まだ買ってないやつは買えよ!!https://t…

  • 『謎の平安前期―桓武天皇から『源氏物語』誕生までの200年』榎村寛之

    2023年刊行。筆者の榎村寛之(えむらひろゆき)は1959年生まれの研究者。三重県立斎宮歴史博物館で学芸員を務めている方。 勤め先からも想像がつくとおり、伊勢斎宮研究の専門家で、関連著作がいくつもある。当ブログでは中公新書から出ている『斎宮』を以前にご紹介している。 内容はこんな感じ 藤原氏が権力中枢を独占した平安中期以降と異なり、平安前期には驚くほど多様な可能性が存在していた。実名で記録に残る女官たちの活躍。門閥に生れなくても学問で身を立てることができた時代。斎宮と内親王の関係性の変化。そして摂関家はいかにして成立したのか。桓武天皇から『源氏物語』誕生まで、知られざる平安「前期」の200年を…

  • 『進化する勉強法』竹内龍人 心理学が裏付ける科学的な勉強法

    漢字学習から算数、英語、プログラミングまで 2019年刊行。筆者の竹内龍人(たけうちたつと)は1964年生まれの心理学研究家。日本女子大学人間心理学部心理学科の教授。実験心理学を主要な研究分野としている人物である。 サブタイトルには「漢字学習から算数、英語、プログラミングまで」とあるが、内容的には大人でも全く問題なく当てはまる内容となっているので、勉強法に悩まれているビジネスパーソンの方にもおススメである。 なお本書は2014年に刊行された『実験心理学が見つけた 超効率的勉強法: ~復習はすぐやるな! 思い込みで点数アップ!』をベースとして、構成を含め大幅にリライトしたものとなっている。 実験…

  • 『「おりる」思想 無駄にしんどい世の中だから』飯田朔 生きていくのが少し楽になる考え方

    飯田朔、初の著作集 2024年刊行。Webメディア「集英社新書プラス」に連載されていた記事をまとめたもの。筆者の飯田朔(いいださく)は1989年生まれ。本書が初めての著作となる。 早稲田大学在学中に引きこもりとなり、卒業後は学習塾で七年働き、その後一年間スペインに留学。帰国後はの文筆家として活躍されている方。 本書の発売に伴い、ライターの武田砂鉄との対談記事がネットにあがっていたので、併せてご紹介しておく。 このインタビューで気になった一節を引用しておこう。本書のコンセプトが語られている。 今回書いた「おりる」思想って、競争や「何者か」っていう発想から完全に脱け出して仙人みたいになろうという提…

  • 『壱人両名 江戸日本の知られざる二重身分』尾脇秀和 身分制度の常識を覆す

    江戸時代の秩序観を知る一冊 2019年刊行。筆者の尾脇秀和(おわきひでかず)は1983年生まれ。神戸大学経済経営研究所の研究員。佛教大学の非常勤講師。専門は日本近世史。 その他の著作に、2014年の『近世京都近郊の村と百姓 』、2018年の『刀の明治維新: 「帯刀」は武士の特権か?』、2020年の『近世社会と壱人両名ー身分・支配・秩序の特質と構造― 』がある。 内容はこんな感じ ある時は百姓、またある時は武士である。町人なのに百姓。武士なのに町人。厳格に固定化されていたかに見える江戸時代の身分制度だが、実際には多くの例外が存在していた。二重身分はいかにして発生し、幕府はどうしてこれを黙認したの…

  • 『江戸の町は骨だらけ』鈴木理生 「骨」から読み解く江戸の歴史

    江戸の歴史は「骨」からわかる 2002年刊行。筆者の鈴木理生(すずき まさお)は1926年生まれの歴史研究家。2015年に亡くなられている。『江戸の川・東京の川』『図説 江戸・東京の川と水辺の事典』『江戸はこうして造られた』など、「江戸」について数多くの著作を持つ。 江戸の町は骨だらけ 作者:鈴木 理生 桜桃書房 Amazon ちくま学芸文庫版は2004年に登場。いずれも少し前の著作なので、Amazonでも新刊の取り扱いは無し。古本で探すしかないと思う。 おススメ度、こんな方におススメ! おすすめ度:★★★(最大★5つ) 日本史の中では江戸時代が一番好きな方、家康国替え以前の江戸の歴史について…

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