おじさんは昔おじさんではなかった。それどころか、男の子でさえなかった。男の子に生まれなかったおじさんが、いかにしておじさんになったかを少しずつお話ししていきます。
ごきげんよう、割りと元気な病人のおじさんです。 前回は、若かりし頃のおじさんが運の巡りに恵まれず、自殺企途をしたというお話をしました。人間というのはかんたんには死なないようにできているのですね。だからこそおじさんは自殺を果たした人はすごいと思うし、苦痛と努力の末に望みを果たせたのだから「おめでとう」を言わねばならないのだと思います。 だって、この世は苦しみだらけだから。人は生まれた途端に8つの苦しみを死の瞬間まで背負うのだから。この世に生まれるのは修行が足りないからで、修行をまっとうした人は輪廻の輪を抜け出し、二度と生まれてきません。これを「解脱」と言うのです。 おじさんも二度と生まれて来ない…
ごきげんよう、駄洒落を臆面もなく言える人が好きなおじさんです。 前回はおじさんが自殺企図したことをお話ししました。かなりいい加減でテキトーな生き方をしているおじさんでも死を望むことがあったのです。と言うか、おじさんは死を厭なものだとか悪いものとは思っていないので、現在もいつでもカムカムウェルカムです。 1990年代初頭から半ば辺りに自殺企図を思い立ち、『完全自殺マニュアル』を熟読したおじさんが選んだのは「薬物による自死」でした。 薬物で確実に死ぬには さて、おじさんが選んだ薬物を使用する自殺は、準備が比較的かんたんです。特別な「毒薬」は必要ありません。市販の薬で死ねます。薬と称せられるもの、い…
ごきげんよう、できるだけ旬のものを食べるように気をつけているおじさんです。 前回まで救急車に乗った経験をお話ししていました。ちょっとめずらしい体験シリーズです。救急車で助けられたお話をしましたので、次は死に直面したお話をしようと思います。 おじさんがまだおじさんではなかった頃 1990年代のことです。おじさんは20代でした。家庭の事情で大学を中退してから、まともに仕事に就けない時期が続きました。世を忍ぶ仮の女性だった頃です。 社会から求められる「女性らしさ」を持ち合わせていなかったおじさんは、でも、それを適度に持った「フツーの女性」こそを雇いたいという「まともな仕事」に振り向いてもらえず、また…
ごきげんよう、昼間はいつの間にか入眠しているのに夜はあまり寝つきがよくないおじさんです。 はじめて救急車で運ばれたときのことをお話ししています。病院に診てもらいに行ったら病院で救急車を呼ばれてしまい、救急病院に運び込まれたのでした。ベッドの上で採尿することになって、陰茎形成術を受けてからはじめて「ちんちんって便利だ」と思ったのでした。 さて、今回は諸々の検査が済んでのお話です。 来た。 いくつか検査をした後、「ご家族に来ていただきたいので連絡先を」と看護師から請求がありました。わし、そんなに重症なの?と思いながら連絡先を告げて、おじさん自身はそのまま入院となりました。 連れて行かれた部屋が、隔…
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