つらい時はね、何にもしなくていいんだよ苦しい時はね、我慢しなくていいんだよ寂しい時はね、泣いてもいいんだよ一生懸命、生きればそれでいい...
それは、ある日雅代の身の上に突然おきた食べ物が、水が全く喉を通らなくなっていた神経性食欲不振症、いまでいう拒食症の始まりだった雅代の体重はたちまちのうちに減って28㎏まで落ちた雅代の「余病がつかなきゃいいなあ」との不安が適中した生理は止まり、喘息、微熱が続いた当時は、診てくれる医者がおらず、たまに診てくれる医者がいても、「エンドレス」といわれ絶望におそわれた雅代は、苦しいというより、無の境地を味わ...
もしもし亀よ 亀さんよ 世界のうちでお前ほど歩みののろい者はない どうしてそんなにのろいのか指さされても、批判されても、マイペースで自分の道亀のように、ゆっくり、ゆっくり味わって人生を過ごす比べるものも、争うことも、競うものも、何もないただ、ひたすらに自分の道...
弥生は秋田でも上位の技術をもつ、トップスタイリストだった若い世代でも弥生に憧れ、美容院でも弥生を指名する客が多かった弥生は明るく楽しい接客を心がけ、弥生の施す技術で、どんな客をも満足させたしかし、トップスタイリストでいつづけるには悩みがあった弥生は、強度の人間恐怖症だった家へ帰ると、電話のベルがなるたび、ドキッとして怖くて電話に出ることが出来ない人が怖くて、24時間中部屋に引きこもってしまう不思議な...
ありがとうと頭を下げるこれからもよろしくと頭を下げるごめんなさいと頭を下げるすみませんと頭を下げる申し訳ございませんと頭を下げる頭って、いくら下げてもへらないんだよ...
転んで あたりまえ頭をぶつけて あたりまえ道をまちがえて あたりまえ人生うまくいかなくて あたりまえ...
秀夫は朝起きては酒を飲み、それが朝から夜中まで続くのだった秀夫が酒を飲む理由は、現実逃避だった酒に酔っていると、全てを忘れることが出来るからだそんな酒浸りの生活がつづき、体が酒にむしばまれ、不眠の症状が現れたおそるおそる心療内科を受診する病名もつき、不眠用の薬も処方された秀夫は内心、安堵した。いつまでも、そんな生活をしてもいいわけがないと分かっていた週2回、心療内科へいきカウンセリングをうけたする...
秀樹の父親は、末期がんであった医師からは余命3ヶ月と告知された秀樹は「今は6月、余命3ヶ月なら、今年は越せないなあ」とつぶやいた父親は秀樹に「死ぬ前に、ぶどうを食べたいなあ」と弱々しく訴える秀樹は悩んだ死ぬ前に、ぶどうを食べさせたかったが、6月にどこに売っているのかと思った市場、八百屋、スーパー、ありとあらゆる店をまわったが、どこへもぶどうは売ってなかったある日、○○デパートの地下へ行き、青果売り場...
幸子はヘルパー歴10年になるベテランヘルパーだったしかし、ヘルパーの仕事を選ぶにも理由があった幼少の頃、幸子の家は父親の事業の失敗で家族全員でどん底を見た今日の食べ物があっても、明日の食べ物の保証はなかった食うや食わずの生活だったそんな幸子は学校へ行けず最終学歴が中学だった中学校を出て働きに出るも、大病をし大学病院で療養生活を送った気が付いたら36歳になっていた中学卒業でまして30歳過ぎの職場は皆...
伸夫は小学生の頃、母が難病におかされ、父は心因性の病気で親元では育てられないという理由で、児童施設へ入所した初めのうちは慣れないせいか指導員の指示に従っていたしかし、自由奔放な伸夫の事、規則や規律に縛られるのが苦痛になっていたそして、中学の頃施設の脱走を考えた夜みんなが寝静まったころ、玄関のカギをこっそりあけた扉が開くと同時に、暗闇の中を走って逃げた逃げながら、世の中は誰も助けてはくれない、自分は...
それは、真紀が中学1年生のとき、祖母の死去から始まった真紀の家では両親が共働きで、祖父と幼い兄弟がいた真紀が大好きな演劇部をやめて、祖母の代わりに祖父と兄弟の面倒を見ることになった毎朝4時に起床し、両親と兄弟の弁当作りと朝食づくりそれが終わると洗濯、掃除をやり、学校へ行く学校へは行くが、朝からの家事で疲れ果てては、居眠りをしてしまう授業に身が入らないのだ学校が終わるとすぐに家路につく夕食の買い物、...
康夫は産まれてから、両親の愛情をたっぷり注がれて育った小、中、高校と何の不自由もなく育ったしかし、兄弟という存在を知らず、一人というのはただ漠然としてそんなものだろうと思っていたまた、兄弟がほしいとは一度も思わなかった高校1年のある日、同級生の和幸の家に遊びに行った和幸には、妹2人という兄弟がいた康夫は和幸の家に上がると「これが俺の妹、兄弟だよ」と紹介されたしかし、康夫はまだ、しっくりとはこなかっ...
秀夫は大手製薬会社の営業マンであった毎日の仕事、残業、毎月のノルマ、医者の接待で疲れ切っていたそんなある日の事、ストレスを発散させようとパチンコ屋へ出かけたパチンコ屋の入り口で、同級生の環とばったり出会った環は福祉の仕事をしているせいか、明るい性格でおうようであった秀夫はそんな環を羨ましいと思った秀夫は環に仕事上の悩み、ストレス、人間関係のわずらわしさを打ち明けた普通であれば「男のくせに」とか「定...
雪乃は亡くなった父の相続の為、書類を取りに役所を訪れた役所の受付で「父、秋田和夫の相続の為、戸籍を出生から死亡までお願いします」と言った雪乃は戸籍で父の一生の記録がわかることは知っていた受付で「秋田和夫さんを出生から死亡までさかのぼって戸籍を探すので30分ほどのお時間をください」と言われた雪乃はイスに座って待つことにしたただ、何やら悪い予感がした漠然とした不安がよぎったそして、受付のほうから「秋田さ...
百合子の夫は会社を経営し、百合子は平凡な主婦だったしかし、まんねりとした毎日に嫌気がさし、うつうつとした日々を送っていた何か、刺激が欲しかったが自分の周囲にはこれといって欲求を満たすものは何にもなかったそんなある日の事百合子は街で偶然、高校時代の同級生、美和子と会った久しぶりに会話が弾み、百合子は自由奔放で生き生きしている美和子が羨ましくおもったすると、美和子の口から「ねえ、百合子。今度ホストクラ...
千代子は田中家に嫁いで13年の年月がたっていた経済的には、公務員の久雄の給料ですべてまかない特に不満があるわけではなかった千代子は真面目で仕事一筋だった久雄に何か物足りなさを感じていた千代子の心の中はいつも、もやもやしていてスッキリとせず、日に日に久雄への不足を抱くようになってきた千代子は別居を考えていたそして、その夜「田中家をでたいんだけど」と久雄に問う久雄は理由を聞こうとせず「分かった」とうな...
幸雄は幼い頃、両親が離婚し母親に引き取られた母子家庭で貧困をあじわったその母親も幸雄が19歳のとき、病気でこの世を去った家は売却され、アパートに移り住んだもう、帰る実家がないのだ幸雄は、両親の離婚や母の逝去で嫌というほど世の中の、しょっぱい水をなめてきた父親は健在だが、なぜか幸雄は連絡を取ろうとはしなかった身内ほどあてにならないことを、十分に分かっていたからだ身寄りがなく孤独を味わうことがあり、友...
高度に栄えた文明世界は、必ず滅するそして、新しき人類や秩序が誕生する過去の歴史や文明遺産がそれを、物語っている私達の世界は、コロナウイルスと人類の存続をかけた戦い人類の宿業にとって代わる手段はあるのだろうか世の中が、ものすごいスピードで革新をとげようとしている今日のあたりまえが、明日の間違いのようにコロナ文明と言えよう...
甘ずっぱく、ちょっとほろ苦い思い出誰にでもある初恋皮肉なことに、初恋というものはほとんど実らない人を好きになることを、知らないのではない人を好きのなるのではあるが、次のスッテプを知らないのだそして、いつかはそれぞれの道に向かって歩みだす卒業式の日、制服の第二ボタンをもらい胸に秘めて淡い夢を見る初恋、いつまでも色あせない一生の思い出である...
苦しみ、悲しみ、もう、いいよゆっくり休んで生きましょう言い訳、つくり笑顔、もう、いいよさよならを越えて生きましょういじめ、孤立、もう、いいよ自分をいたわって生きましょう離婚、死別、もう、いいよ心の穴をうめて、生きましょうもう、いいよ...
信夫と静江は付き合い始めて6年の月日がたっていた20代の若き2人にとって長すぎた春なのだろうか、いっこうに結婚の話が出なかったこの時、信夫はアルバイトの身分で貯金が8万円と乏しくどうしても結婚資金がなく、静江はそんな理由を知らなかったしかし、信夫は静江との結婚は考えていたある日、信夫は喫茶店に静江を呼び出した信夫は「結婚したいけど、金がない。悔しい、男として情けない。許してくれ」と涙をながした静江...
文雄は3年前に結婚し、一児の父親でもあるしかし、この結婚には訳があった文雄には、好意を寄せている良枝がいた良枝とは会社の同僚だ良枝もまた、文雄の好意を快く思っていた文雄は意を決して両親に「良枝と結婚したい。今度、家に連れてくる」と懇願した両親は大反対「親の目をとおさぬ結婚はだめだ。どこの馬の骨だかわからぬ女に家はやれない」という「お見合いの話があるので、それを受けろ」と言われた文雄はしぶしぶ、お見...
香奈の家に、三人の友人が遊びに来ていたそのうちの一人が、幼少の頃両親の育児放棄で施設で育ち、発達障害を患っている信夫だ三時になったので、香奈はティータイムの準備をしたコーヒーとケーキをふるまったすると、信夫がケーキをみて「これ、なんですか」と聞く香奈は驚き「モンブランというケーキよ」という信夫はモンブランを口にほうばりながら「世の中に、こんなおいしい物があったんだ」と喜んだ香奈は、今ときモンブラン...
有希は、なかなか良くならない鬱状態に悩んでいた感情は落ち込むし、なんとなく無気力で何にも興味がないテレビを見ていても笑えない、ぼんやりと一日を過ごす性格は愚痴っぽい、何かにつけて「自分は悪くない」といううつうつとした日が続いたある日、母親が有希に「依存からは、何もうまれない」と厳しい言葉を投げかけた有希は「えっ、依存」と驚いた有希は気が付いた誰かが何とかしてくれるとか、心療内科の先生が助けてくれる...
父方の永代供養が無事に終わり、寝苦しい夜が続いたある日のこと、ふと目を開けると天井から1人の武士が裃姿で、寝ている私を見下ろしていますぞっとするほど、怖い話ですが不思議に恐怖感はなく、私も天井の武士を見つめ返しましたやおら武士は、私の先祖だと告げました古い語調ですが、意味は頭でなく、なぜか心で理解でき血のつながりというものを、実感しました先祖である、その武士は長々と口上ののち「誠に、誠に、感謝申し...
真理は中学の頃、いじめにあって不登校になった真理はいじめさえなければ、もっと違った人生になっていたと惨めでたまらなかった部屋にこもっては、ただひたすら得意の文章を書いていたいじめ、不登校、引きこもり、虐待など、自分の経験を自分のありのままの心情を書いていた母親はいつしか、真理の書いた文章から真理の苦しみ心情を察するようになっていたそして「どうして、真理だけが」と思った母親は、真理と同じ境遇の人の為...
和美が家に帰ってこなくなり3日が経とうとしていた両親が「和美、どこへ行ったんだ」と心配はつのるほうぼう探したが、誰も和美のことは知らないと言うそこへ、和美から家に電話があった父親が「3日も家へ帰らず、どうした」ときく和美は「私は今、仙台にいる。彼が秋田から仙台に転勤になり、一緒についてきたんだ」とあっさり言う両親は和美の行動に驚きをかくせず、翌日秋田から仙台の、和美のもとへ向かった「同棲なんてとんで...
久雄は、発達障害をもつ40代の青年である両親は難病を患い、どうしても久雄を育てることが出来ず施設で育った久雄も見知らぬ親戚のところで気を使って育つよりも施設へいた方が楽だった久雄は明るさがとりえで、人なっつこい性格であった周囲の人からは「久くん」と呼ばれ、どこへ行っても人気者であった久雄は、知らず知らずのうちに人の心を読める能力を身につけていたその能力で人から人へと渡り歩くという稀有な存在だった久雄...
人間 こけても失敗しても、ゆっくり起き上がればいいこだわり、プライド、しがらみ、全部すてていっそのこと、裸になった方がいい他人は、針と糸はいくらでも貸してくれるでも、心の傷をぬうのは自分自身だねかたつむりの様に一歩一歩あゆめばいつか、太陽がみかたしてくれる...
弥生は心療内科へ通う女性である50代にして、どっか上品で清楚、物腰柔らかで性格は優しく、思いやりのある女性であったまた、周囲も弥生の笑顔が大好きだったしかし、そんな弥生も自分の過去に苦しんだ人間であった14歳から15歳にかけての前歴、非行歴、補導歴があったのだ今の弥生からは想像が出来なかった弥生は医者に「先生、私は中学の頃、窃盗、傷害、恐喝で犯罪を犯した身です。警察で調べればわかります。更生に苦しみ、時...
紀夫は事業の失敗で、離婚をし億単位の借金が残った家を手放し、6畳一間のアパートに身を寄せた生活は貧しく、心の支えすら見当たらない日々が続いたそんな時、紀夫の友人が由美を紹介した紀夫は初めて由美を見たとき、決して裕福とは言えぬがどこか、何の苦労も知らず、世間の厳しさも知らないお嬢様だと思ったすると、友人が「おまえ、由美と一緒にならないか」ともちかけた紀夫はすぐさま「借金のある所へきても苦労するだけだ...
武は日本トップ企業の社長の息子でおさない頃から社交界での外交高校を卒業して「5年間外国へいけ」と親から言われ語学留学と見識を広めるためアメリカへと旅立った5年後には、5か国語を話せるようになっていた上流階級との外交は、毎晩のごとく華やかに繰り広げられた当然、親の会社の次期社長とはやし立てられたしかし、武は本音はそんな生活に嫌気がさしていたそのころ、会社に明子が入社してきた武は一目見るなり、明子の清楚...
苦しい時にこそ、側にいてくれる人悲しい時にこそ、何も言わない人失った時にこそ、黙っていてくれる人失敗した時にこそ、手を差し伸べてくれる人見返りを求めずただ笑顔で受け入れてくれる人やさしさ、絆、人を思う心日本人の美学である...
日本を代表する花といえば桜花を咲かせる時は、豪華絢爛まさに日本の精神美がそこにある散りぎわは春風に吹かれ一輪も残さず散っていく散りぎわは潔く、美しい人生もまた同じで、花は咲くそして、いつかは終焉のときを迎える桜のごとく見事な一生をおくりたい...
久美子は文章を書くことが大好きな、平凡な女性であった50歳になったので、何か自分の文章を残したいと思った地元の新聞社へ記事を送ると、2週間後に採用の知らせがきた久美子は天にも昇る喜びを味わったそれが自信を呼び、久美子は現在、国や教育現場で抱えている問題をテーマに文章を書こうと思ったいじめ、不登校、引きこもり、虐待、ネット社会の闇、ミレニアム世代などを書き続けた新聞社はここぞとばかりに、久美子の書いた...
悦子は心療内科へ通い、薬は欠かせないが近所のスーパーでアルバイトをして社会復帰をした悦子は黙々と努力をした、一生懸命仕事をしてお金よりもやりがいが欲しかったそして、人事異動の発表があった朝のミーティングで店長から「田原悦子さんを現場主任とします。これからも、悦子さんの指示をよく聞いて、売上アップをめざしましょう」といわれた悦子は今まで、歯を食いしばり頑張ってきたことも1人で残業したことも、すべて報...
5年前、シングルマザーとなった美咲は小学生の真由子と一緒に生活をしていたある夜、9時過ぎに携帯がなった美咲は「今頃、誰だろう」と思って携帯に出たすると、前の旦那の明だった美咲は嫌気がさしたが用件を聞いた明は「胃に癌が見つかって、進行しているようで手術はできない。抗がん剤を飲んでいる」と弱り切った声でいった美咲はショックをおぼえ目の前が真っ暗になった子供である真由子に、どう説明しようかと頭がいっぱいに...
健一と康夫は2人兄弟だった両親は幼い頃、離婚し、母親に2人は引き取られたが中学の頃、その母親も蒸発した兄である健一は中卒ながらも、働いて弟の康夫の面倒を見てきた。2人は苦しくても、悲しくても力を合わせて生きてきた康夫が23歳のとき「兄さんに、合わせたい人がいる」と告げられた健一は、すぐに康夫の結婚相手だと気がついたそして、数日後康夫の恋人から挨拶をうけた色白で美人な結婚相手に、健一はすぐに賛成した康夫...
夏美は小、中、高校とダンス部に所属していたどうしても歌手のバックダンサーをしたい夢があった夢をかなえるべく秋田から上京した大手プロダクションのオーディションを受けたら合格だったしかし、厳しいレッスンが待ち受けていた甘い世界ではなかった待てど暮らせど、デビューの話がこない社長に理由をきくと「デビューしたけりゃ、痩せろ」という痩せている子には「もっと痩せろ」という夏美には意地があってダイエットして、ス...
道子は突然、学校に行かなくなった母親はスクールカウンセラーに相談したがいじめの事実はなかった嫌がる道子を心療内科を受診されたが心因性の病気でもなかった最後は宗教へかけあうが、道子の変化はなかった道子はある夜、母親に「洋裁の学校へ行きたい」といった母親はよく考えると、道子は手先が器用で手芸が上手なのが、唯一の強みであった母親はしぶしぶ、洋裁の学校へ行くことを承諾した入学してから、道子は人が変わった様...
里奈は結婚生活15年になるが、良き嫁、良き妻、良き母親を演じていた姑には口答えせず、主人である宗男とは喧嘩せず子供たちには一度も怒った顔を見せなかった本来の自分の喜怒哀楽の感情を殺していたのだついに、里奈は病んだ宗男と一緒に心療内科を受診した宗男は別室で医師から説明をうけていた医師は「奥さんは、どのような人ですか」と問う宗男は「里奈はおっとりしていて、落ち着いています」というと医師は「残念ですが、そ...
邦夫は妻との間に、4人の娘をもち専業農家を営んでいたしかし、妻との仲は冷え切ってついに離婚届に印を押したその時長女、次女、三女が妻へついて行った四女の幸子だけは、なぜか邦夫を見捨てることが出来ず、邦夫についた幸子は父親の邦夫の性格をよく知っていたふだん口数が少なく温厚だが、どっか男っ気のある性格だ妻とは離婚したものの、子供は自分の子だと長女、次女三女の結婚のときは先方様の結納金を、「ただの農家です...
和江は3日前から腹痛をおこし、微熱をともなったため胃腸科専門の○○病院を受診した病院の待合室で待っていたところ和江の名前が呼ばれたので診察室へ入った和江は腹痛と微熱の症状を医師に伝えたすると、医師の口から耳を疑う言葉が出た「妊娠しているんじゃないんですか」と和江はショックを覚えた和江は「そのような事実はありません」と答えた医師は「原因不明の腹痛と微熱、内科的にみても異常がないのであなたは、うつ病だ。...
真一は秋田へと転勤になったそして、由香と知り合った真一は寂しさもあってか、由香と一緒に暮らしたいという気持ちが日に日に増してきた由香は一人暮らしの真一と同棲したいと思った若い二人は何の問題もなく同棲生活を楽しんだ真一はいろんな所を転勤で歩いたが秋田の人が一番いいかもなあと思ったそして、結婚した2人の子供にも恵まれて、真一と由香は幸せの絶頂にいた家庭円満で真一の仕事は順調であった子供も小学校へ入学し...
厳冬の日、降り出した雪はやもうとしない横なぐりの風が吹いている父と6歳の娘が乗った車が立ち往生してしまったもはや視界は真っ白でなにも見えない「いったいここは、どこだろう」と父は不安になった時間が一刻と過ぎていく車内はたちまちに冷えていく「国道まで歩こう」と父は覚悟を決めた娘の手を取り車をおりたしかし、雪と風で方向がつかめない歩けど歩けど、国道にはたどり着かない自然の猛威にはかなわない父はもはやこれ...
○○家具の女社長が辞任することになった3年連続赤字決算の責任を取るためだという創業者である父は○○家具を追われた形で新しい会社をおこしたやはり商売人である経営は安定しているというこの女社長は創業者の父から見ると長女である女社長が歩み寄ろうとしても、辞任しようとしても父は何も言わないこれこそが商売の厳しさだろう女社長は辞任の後、コンサルタントに転身するという驕ったがゆえにしくじった娘と会社を追われながら...
○○優作という俳優が若くてまだ無名だったころ映画界の巨匠○○明監督に弟子入りを願い出たしかし、監督は「○○優作という人は知らない帰ってくれ」と面会を拒んだ○○優作は、1週間監督の家の玄関に座り続けた監督は、無名の役者は相手にしなかった○○優作は心の中で「俺は必ず名のある役者になってやる。いまにみていろ」と役者魂を燃やした芸能界という浮き草世界の中で、○○優作は命がけで燃え続けたそして、ついに日本の○○優作と誰も...
恵子は腕のある美容師である秋田の田舎から美容技術の向上のため東京まで行き、ヘアメイクの勉強をしていたある日、そんな努力家の恵子に社長が「ここの美容院閉店しようかと思う。恵子さんに売りたいと思う。300万といいたいが250万でいいよ」と太っ腹雇われ美容師の恵子にしてみれば、自分の店が持てる人生最大のチャンスしかし、恵子は即答しなかったその日の夜、恵子は霊能者の所へ向かったそして、美容院を買った方がい...
俊光は山へ登山に出かけた山道を歩いていると、親鹿が山の上にいて子鹿が山の斜面を登ろうと必死なのだが途中までいくと滑って転げ落ちてくる様子を見ていた俊光は気の毒に思い、親鹿の元へ子鹿を連れて行こうと思った子鹿を抱き上げ、山の斜面を登ったすると、親鹿が俊光めがけて襲ってきた思わず子鹿を山の上におくと、全力で親鹿の攻撃から走って逃げた冷静になって考えると「動物でも親子だもんな。自分の子供を取られたら、怒...
岩男は高校3年生のとき、いじめにあった卒業はしたものの、就職せず部屋に引きこもった母親には本当のことを言い出せなかった心因性の病気をしないのが救いであった岩男はこうしてちゃいけないくらいわかっていたじれったくもあり、もどかしくもあったでも、どうしても苦しくて外へ出れないのだ母親は、うすうす気づいていたそして岩男の遊び相手にと、秋田犬の子犬を飼った岩男は子犬に「豆太郎」と名付けた岩男は豆太郎を自分の...
智也は若い頃からの単身赴任者であった給料日になると妻と息子に生活費を送金していたしかし、妻も息子も智也への連絡は一切なかった仕事が終われば誰もいない、6畳一間のアパートでたった一人、寂しさと苦しみを酒で紛らわせていた智也にとって妻とは、家族とは無意味に等しかったそんな智也は酒を飲み続け、ついに体に変調をきたした病院へ行くと、その日のうちに入院が決まった病名は肝臓がんの末期だったそんな智也は、2週間...
誠は事業を立ち上げるべきか悩んでいた悩みを妻である秀子に打ち明けたすると秀子は「やるだけやって、駄目だったら元に戻ればそれでいいんじゃない」と前向きな返事誠は秀子の明るさに救われたそして「○○組」という建築土木会社を立ち上げた朝から晩まで働いて、月末になると従業員の給料、税金光熱費、未払金などを支払うと手元に2万円しかなかった2万円が誠の給料ということだ封筒へ入れ、おそるおそる「今月分の生活費だ」と渡...
博は真由子のことが好きだった交際3ヶ月にして結婚を意識していたしかし、真由子は子供が3人いて2度の離婚歴を持つシングルマザーであるギャンブルも酒もタバコも大好きだったさらに、○○学会の信徒でもあった結婚したいと希望する博に当然○○学会への入行を強制する真由子博は宗教への入行だけは譲れなかった博の両親や兄弟は、結婚に大反対だった運が悪いのか、真由子の妊娠がわかった博は責任を取る形で入籍して結婚式をあげたし...
知美は心療内科の患者である主治医から血圧が高いと指摘されすぐそばにある総合病院の内科を受診したしかし、受診時の医師の態度に不信感をもった知美の脈をとりながら血圧を測ったすると、すぐさま内科の医師は手を洗い消毒液で手や指を消毒したそして、聴診器をあて心臓音をきくと聴診器を除菌用ウエットティッシュで拭いた知美は自分が汚い物扱いされていることにショックをおぼえた家に帰ると、母親にその医師のことを相談した...
渡辺さんは、通称「ナベさん」と呼ばれているこのナベさん、東京にいる時勤めていた会社が倒産自暴自棄になって、選んだのが「ホームレス生活」だったホームレスも縄張りがあって、新入りのナベさんホームレスの親方の所へ行き、新入りのご挨拶親方の許可があって、初めての路上生活が始まった午後4時になると食糧調達先輩ホームレスについていきレストランや料亭ホテルの裏口のドアを開ける客が食べ残した料理や、手つかずの料理...
秋田に本田武久という、声楽家がいた教職に就くが声楽家になるという夢を諦めきれず音大へ入学して卒業したそして、声楽家として仕事がのってきたころ本田の体は若くして癌にむしばまれていた医師から宣告されて本田は「歌うがために命ある限り歌う、人に為に歌う人生で幕を閉じたい」と思ったテノール歌手でコンサートはもちろんのこと、老人ホーム慰問コンサートなどで精力的に活躍したしかし、人生とは皮肉なもので、本田の名声...
秋田にある田中家のインターホンがなった時計をみたら午前7時、誰だろうと玄関を開けた神奈川にいる長男の和夫が立っていたうかない表情でうなだれていた母親の勘でなにかあったんだと思ったすぐさま和夫は「母さん、俺もう死にたい」といった事情を聴くと、嫁の真美が内緒で和夫名義の借金をつくったという借金が総額4千万あるときかされ、和夫はプレッシャーに押しつぶされそうになった日に日に気分が落ち込み、食欲もなくなり、...
中学2年生になったとたん、由美は学校に違和感を感じ、欠席が目立つようになったそして、ついに2学期から不登校となるいじめの事実はなかった由美に言わせれば「なんとなく学校へ行きたくない」という母親は由美が不登校となり、スクールカウンセラーや心療内科へと相談しに行く日々そして、宗教までたどりついたが学校へ行く兆しはなかった由美には手先が器用という強みがあった大好きな手芸を部屋でやり過ごし時間をつぶしたそし...
大阪に益太郎とよばれる人がいたこの益太郎やりたい放題の性格で、ばくちはうつは背中に入れ墨をいれ、やくざの親分と友人になったが困っている人を見捨てられない性分で人情に厚く悪にも善にも、かたむく人であった淡路島の出身で、まだ島に電気も水道もなかったころ何を思ったのか、島に電気と水道がいきわたるようにと事業をした益太郎のおかげで、淡路島の人々の生活は安定した淡路島から大阪へ出てきた益太郎大阪港の一帯を仕...
不登校シンポジウムの会場精神科医や大手企業の社長さん、教育委員会の役人さんなど、そうそうたる顔ぶれだった精神科医がいった「不幸にも不登校になった子供さんは・・・」社長は「コミュニケーション能力が欠けているから、学校へ行かないんだ彼らは、人生ひまである」と暴言じつに、ネガティブな発想だ不登校という「挫折」があるから、若いうちの苦労があるから大人社会に入ってから強さを発揮できる不登校を経て、会社の社長...
この詩は、犯罪を犯した子供が書いたものです世間の「普通」から、はみ出して刑務所に来てしまった子供の詩です僕はお金がすべてだと思っている父は借金を苦に自ら命を絶った母が笑顔じゃないのも、泣いているのも、怒っているのもお金がないせいだと思っていたお金があれば、笑っていられる、お腹いっぱいになれる人並みの生活ができる、母が笑ってくれる、幸せになれるそう信じていた、信じてここまで生きてきた中学生の間は、幼...
山下清の展覧会があってので、行ってみた貼り絵、ちぎり絵、どれを見ても素晴らしい特に「長岡の花火」は圧巻だった生前、彼の放浪時の、リュックサック傘、着物、げたなどを展示していた山下清の世界をかいま見た気がした求めるも一生求めぬも一生...
秋田にある、リフォーム会社でキヨさんという社長がいるこのキヨさんの人生がおもしろい学校を卒業して、住宅会社へ勤めたこの会社で営業を担当した厳しいノルマにあくせくしながら、住宅営業を覚えた当然、接客用語、身のこなし、礼儀作法も経験したそして、リフォーム会社へ転職したリフォーム会社で一番若いキヨさんは、先輩社員に仕事の後始末を命じられた休日出勤して、お得意様への集金とご挨拶会計と帳簿を一人で、こつこつ...
結婚という言葉をちらつかせ甘い言葉で近づき、優しい態度で接する日に日に、心が傾いていく期待だけが心の中で膨らんでいったお金の要求に疑う気持ちがなかったこれで幸せになれるのなら安いと思った留守電には「はい、ご苦労様」とのメッセージその日から連絡が途絶えたお金の力は恐ろしい良いことも、悪いことも引き寄せてくるお金で人の心は変わる菩薩界の仏にもなれば、地獄の亡者にもなるお金で人の心は買える...
何事も1回でパスする優秀な男性がいた高校受験、アルバイト、大学編入試験就職試験、女性との交際、そして結婚1度もお断りされた経験がなかった本人も優秀でこれといった欠点も見当たらずつまずきのない人生だった将来を有望視されるのも無理がなかったしかし、結婚して2年目のこと奥様との価値観の違い、性格の不一致育ちの違いが分かりかけてきた頃もう、どうすればいいのか方法を知らずつまずいて起き上がり方を知らないのだい...
彼女は若い頃、たいそうな美人であったそして昭和の時代、政治家の妾になった政治家の間に2児をもうけた妊娠、出産のたびに政治家の奥様を苦しめ、惨めな思いをさせたしかし、彼女は政治家と別れる気持ちはなかった彼女の存在自体が奥様を苦しめていた政治家の奥様は、死ぬまで恨んでいたそして、報いはあったのだ彼女の子供が中学に入ると「妾の子供」といじめにあったそして、彼女を病魔が襲った精神の病で、長らく闘病生活を送...
虐待、体罰、暴言、暴力、死別、パワハラ、いじめすべて過去のトラウマどうせ、自分は価値のない人間だと思っていませんかこれから生きていく将来や新しい道そのトラウマは必要ですか...
夫につかえ、姑からはいびられ1歳半の子育てに追われるなか、第二子の妊娠が分ったしかし、現在の生活環境で毎日疲れはて素直に喜べない。なぜかお腹の中の子を「いらない子」と恨んだなぜ、こんな時に子供が出来るなんていらない子だと、産まれるまでずっと思っていた胎教が「いらない子」だったのだそして、女の子が産まれた小学校で不登校中学校で反抗期高校で家出連れ戻されるも、毎日親子げんか教育も放任主義高校卒業と同時...
某タレントが飲酒運転で警察に逮捕された芸能界といえば飲酒運転、覚せい剤、大麻、不倫などスキャンダルがあるのは確かだ芸能人といえども公人だそれなりの処罰は受ける世の中に与える影響や衝動は大きい過去がどんなに素晴らしくても輝いていてもイメージが一瞬にしてひっくり返るもう、商品としての価値は無きに等しい今後は更に厳しい処分、苦しい生活がまっている耐えられるだろうか残された家族は、どんな思いで過ごすだろう...
咲いた桜は散る桜どうせ散るなら咲かなきゃ損どんな人も人生、隆盛な時がありますそして衰退していくものです何もしないで一生終わるか頑張って花を咲かせるか桜の花のように、豪華絢爛に美しく咲き春の風に吹かれていさぎよく散りたいものです...
何も足さない何も引かないただ、ありのままでいい何もしゃべらず何も動じずただ、居るだけでいい心がほっこりするんです...
この詩はいつも、にこにこしている子供が書いたものです。こんな思いをしてきたことは、この詩を読むまでわかりませんでした「あんたなんか産むんじゃなかった」という 母の言葉僕を湖に突き落として殺そうとした 父の行動小さい頃から 僕は「生きていてはいけない人間」だと 教えられました入水、首つり、薬の大量服薬病院のベッドで 母からかけられる言葉は「まだ生きていたん、死ねばよかったのに」でした大人は 誰も助け...
学校に行かせてもらえず、コンビニの廃棄弁当で食いつなぐ子供をホームレスチャイルドという自分には生きている価値がないと自傷行為が絶えない子供貧困ゆえに万引きを繰り返す子供知的、発達障害でありながら、福祉の網からもれてしまい治療が受けれない子供引きこもり、拒食症、不登校など困難な生活を送っている子供でも、根っこはみんな同じ力が外へ向くか、内へ向くかの違いである子供たちを追い詰めたこの受難時代作り上げた...
命には重さがある人間一人一人の命は地球よりも重い大人も子供もセレブもホームレスも犬も猫もみんな平等だから、命って大切なんだ...
友人が心の病におかされた時一緒に海へ行った砂浜で二人「津波が来て、のまれてしまいたい」と友人絶望しかないのだろうか「寄せては返す波のように、病状も良くなったり悪くなったりして、元気になるんじゃない」と切り返す海のように、この大海は世界へ通じています空のように、この大空は世界へ通じています苦しくなったら、海を見て空を見て孤独じゃないよゆっくりでいいカメのような歩みで、生きて欲しい...
歩いていると道端に草をみつけた「ただの、雑草じゃない」というと「雑草という名前はないんだよ草も、1つ1つの名前があるんだ」といわれた人間一人一人に名前があるように道端の草にも名前がある...
36歳になる、某女優がマンションで亡くなっていた原因は調査中とのことだが、なぜこんなに若くして亡くなるのだろうか芸能界は唯一、友人の出来にくい世界といわれるたった一人でいい、本音を話せる友人がいたらこんなことにはならなかったと思う人気や知名度が上がるにつれ、空気が薄くなる業界だそんな、孤独を味わう「命」を落とすまえに「引退」の2文字はなかったものだろうか。...
海よりも深く空よりも高い心でありたい炎よりも熱く水よりも清らかな人になりたい果てしなく続く空の彼方へひるむことなく歩き続けるこれからもずっと...
秋田と言えば、稲庭うどん某大手、稲庭うどん製造会社の息子さん家は御殿、車庫には高級外車が5台もならぶおのずと「○○君の家って、お金持ち。いつも何を食べているのかな」と素朴な疑問友人5人でおしかける昼食は、カップラーメンしか出てこなかった金持ちが、ステーキを食べるとは限らない秋田の人が、稲庭うどんだけを食べているとは限らない一杯2千円のうどんに価値が見いだせないのか、魅力がないのか秋田にコンサートに来...
秋田の田舎に、留吉さんというおじいちゃんがいた孫の久美はおじいちゃんが大好きだったおじいちゃんもまた「久美の花嫁姿を見るまでは死なないぞ」と笑ったある日、留吉さんが農作業をしていたところ隣の家の亀太郎さんが「うちの畑は日当たりが悪くて、さっぱり作物が育たないんじゃ」と何を思ったのか留吉さん「うちの畑と交換しよう。日当たりもよいし、作物がとれる」といったその夜、夕食時に家族に土地を交換したというと「...
味の素といえば、大ヒット商品「ハイミー」商品が初出荷されたが、これが売れないなんとかして、ハイミーを売り上げたいのだがテレビで宣伝しても、スーパーのチラシに広告しても、さっぱり。会社で会議をする「どうすれば、ハイミーは売れるのか」会社のお偉いさんが、みんなで考えて知恵を絞るが、打開策がみあたらない誰も分からず、暗礁にのりあげたその時だった、今年入社したばかりの若い男子社員「ハイミーの容器の穴を大き...
大手の企業であるビール会社の面接会場優秀な学生達が集まってくる面接試験で面接官が1人の男子に「会社に対して、なにか言いたいことはないのか」と問う寡黙でおとなしめの男子は「男は黙って、サッポロビール」と言い放ったこれが、会社のキャッチフレーズになり売上が倍増したこの、男子は出世した...
ウイルス、地震、洪水、異常気象人と人は引き裂かれ、差別し合う人の心は迷い、揺れる人としての尊厳はあるのか神も仏もあるものかもう、神仏に頼る時代は終わった一人一人自分の力で生き抜く時代である...
緊急事態宣言が全国に発令された外出自粛要請が続くある一組の結婚3年目の夫婦がいたお互いのストレスで喧嘩した妻は「あなたの稼ぎが悪いからよ」と叫ぶ夫は「テレワークでも、仕事をしろよ」と返すついに、お互いの顔を合わせるのも嫌とあっさり、離婚した夫は「家を守るため、子供に食わせるため」必死になって頑張ってきたという夫婦の絆って、いざ自分の身にかかってくるとあんがい、もろいものだ離婚理由に「コロナのせい」...
中学生の頃、腹痛と発熱で病院を受診した簡易検査の結果、医師に「猛毒をもったウイルスが、検出されました」と言われた内視鏡の検査をして、腸内のウイルス性の出血と診断当然、保健所扱いの患者となったその時、医師が「最近のウイルスや細菌が非常に進化が早くもう、20年から30年経つと、猛威をふるうウイルスが出てくる可能性がある」といった現在、コロナウイルスが世界中で猛威を振るっているもはや、医師の言った通りのこと...
由紀子は摂食障害で入院、高カロリー点滴をうつ治療をうけていたなぜ自分がそうなったかは、中学生の時の両親の離婚が原因だった母親がお見舞いにきたとき、由紀子はありったけの感情をぶつけたそして、自分がこうなったのは「両親の離婚がきっかけ」と言い放った母親は涙をながして「ごめんね」といったそれでも、由紀子の心の中はすっきりしなかった月末になると、病棟で入院費の請求書を患者に手渡ししていたしかし、由紀子の場...
咳をしても一人泣いても一人殺風景な空間叫べど一人時は流れていく老いても一人...
二十歳になった栄二さん、夜中にトイレへ行こうと居間の廊下を歩いていると、父母の話声「栄二も、もう二十歳。栄二の父親生きていれば何歳くらいだろう」と聞こえてきた耳を疑った自分には、本当の父親がいる、今の父親は本当の父親ではないんだとそして数日後、たまりかねて「俺の本当の父親は、どこの誰なのか」と両親を問い詰めた父親が「栄二、本当の父親は群馬県の○○施設へいる名前は佐藤〇男という。隠していてわるかった」...
私の友人に、プロのカメラマンがいる下積みは長かったが、独立し個展や写真集を出版している以前、会ったときに「シャッターチャンスはどうすれば撮れるのかな」と尋ねたことがある彼がいうには「待つこと。ひたすら待つこと」と以外な答え「待つ」という心の作用苦しい時も、嵐が過ぎるのを待つ別れがあっても、出会いを待つ病気をして、時の流れが遅くとも、冬がきたら春を待つ待つということが、一番良い薬かもしれない...
結婚した翌日、夫はその夜は帰ってこなかった一年後、男の子が産まれた夫は「もう、お前の役割は終わった」という夫は気に入らないと場所や時を考えず怒鳴る、わめく、まくしたてる子供が風邪で熱を出し学校をやすんだ夫は、パチンコ店で遊んでいた立て着くものなら、土下座に反省文の強要結婚10年目にして「どうして、私と結婚したの」と聞いた「親の介護をしてくれそうだから」といった初めから愛されていないことを知った何のた...
○○すべき、○○でなければならないそんな完璧な思考では脳も心も、疲れますずぼらでいいんじゃない我慢、忍耐しなくていい苦しまなくていい愚痴たっていい泣いてもいいんだよ人生の勝ち組っていうけど何の意味があるの人間らしく、自然であればそれでいい...
ある、カメラ好きの1人の少年がいたカメラ好きが高じて、一軒の小さな店を持ったそれを全国に向けて発信するにはと考えて自社スタジオを持った。そこから商品を全国発信するといった通信販売という商売を時代にさきがけて確立した現在みたいに、インターネットやSNSが普及していなかったそして何よりも声を裏返して「安いでしょー」という決めぜりふの社長このカメラ好きの少年こそがジャパネット高田 明社長であった現在は、第一...
人に親切にされた、助けてもらった、優しくされた、あたたかい心にふれたら、素直に「ありがとう」といえばいい人に不快な思いをさせた、意地悪をした、傷つけてしまった、泣かせてしまったら、素直に「ごめんなさい」といえばいいありがとうとごめんなさいで、人間生きていけるのだ...
石の上にも三年、も居るから鬱になる能ある豚のつめはチョキつる1000円、かめ50円女 3人寄ればうるさい犬も歩けば 猫も歩く馬の耳にピアス...
人工知能の担い手、2020年代に成人または社会人となった世代を「ミレニアル世代」と呼ぶこのミレニアル世代、電話は携帯、手紙はSNS、欠勤届や退職届までもメールですませ、お茶はペットボトル雑巾をしぼれず除菌用ウエットティッシュ、掃除はルンバアナログ世代や団塊の世代から見れば感覚が不思議であるしかし、この世代は直接人と会わなくても心を共感でき共通の趣味や興味をもつ人に、仲間意識をもちコミュニケーションネ...
三郎さんは祖父の弟にあたる戦争中に日本の国の為になることをした人だと、祖父からおぼろげに話を聞いた仏間には、天皇陛下から賜った菊の紋章入りの賞状と菊の花をかたどった勲章がおかれている戦争中、出征のとき当時5歳だった母の頭をなでて「絵本を買って、帰ってくるからな」といった結婚をひかえての出征だったしかし、2度と家には帰ってくることはなかったハルビンにて、24歳で戦死したというなぜか、線香をたて三郎さん...
男は働けないのではない、働かないのだ働いたという経験がないのだ病気、障害、いや五体満足、健康そのものだ80歳をすぎた老いた母が、コンビニのアルバイト募集の貼り紙を見てオーナーに事情を説明「何とか、雇ってください」と頭を下げる採用になったが、3日続かない親子して、これからどうしようと考える出た答えが「吉本新喜劇」である親子して「吉本のお笑い養成所」へ入学卒業はしたが、お笑いの仕事がない働かない理由を尋...
「あんたよ」と指さされ、「私の話も聞いて」と懇願すべての疑い、誤解、悪意、嘘、私のせいなぜ、そうなるの。違うって、信用なんてまるでない信用、築くのは難しく、失うのは一瞬です...
軽井沢の一流○○ホテル芸能界の大御所○○さんを友人と一緒にフレンチのフルコース料理で夕食をする芸能人の豪華結婚式の話題となる○○さんいわく「億単位の金などあるわけないあれは、テレビ局が7割金を出すから結婚式を中継させてほしいと打診が入る」というかつてはアイドルだった、○○聖子さんの結婚式は実質の費用は、1千万円位だったとか。秋田のショッピングセンターのイベントで、有名人を呼ぼうとの話デビューしたての、5万...
結婚すれば、なんかした離婚すれば、なんかしたお金があれば、なんかした貧乏であれば、なんかした健康人で、なんかした心が病気で、なんかした大学出たら、なんかした中卒だけど、なんかした悪いかよすべて他人が決めつけること...
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