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  • ルポ・東京マラソン2023

    昨日東京マラソンに参加しましたので久しぶりに書きます。 今年度は2週間前の高知龍馬マラソンをメインとし、2°37あたりを狙うもハーフで討死し2°42で終了。今の実力では東京マラソンでの快走は厳しいどころか、疲労が溜まっているちょうけい(なぜか変換できない)の故障が怖かったので、東京マラソンは「最後までたれずに走り切るモデラート走」をテーマとすることにしました。これならダメージも少なく距離走として練習にもなるはずです。 大東京の都心を、(いつものマラソンのように終盤死にそうにならず)快調に走り切る。さぞ楽しいことでしょう。25,000円の出場費を払った甲斐があるというものです。決して欲に走らず、…

  • リービッヒの最小律

    高校の生物(の確かタンパク質合成のところ)で「リービッヒの最小律」という言葉を習います。"生物の成長速度は、最も不足している栄養素にのみ影響される"という法則です。 いくら水を流し入れても、桶の他の部分を高くしても、1番低い箇所を補修して高くしない限り水は溜まっていきません。 ランニングはここまで単純ではない気がしますが、ダニエルズとリディアードを読んで満足してるニワカ僕が考えるトレーニングのコストパフォーマンスはここにあると考えています。 例えば、LT走で適正ペースで走ってるつもりなのにすぐゼェハァなるのは、LTを鍛えるだけの有酸素能力が不足していて、鍛えるべき最小律はLTではなく心肺機能な…

  • 美しい景観の認識から考える運動の意義について

    もうかれこれ1年以上"不要不急の外出の自粛"が叫ばれています。不要不急の基準も人それぞれで、"自粛"とは自発的なものなので、各自の判断が尊重されるべきだと思います。しかし自粛警察等、一部不寛容な方々がいる中で、自分の趣味が不要不急とカテゴライズされないために、"意義"を考えておくことの大切さが増しているような気がします。 最近読んでた本の中で、趣味の意義についてちょっとヒントをもらったので、類推にはなりますが考えてみようと思います。 社会基盤施設のための景観設計学―脳から環境の美しさを考える 作者:幸夫, 福井,京子, 空 メディア: 単行本 人が美しい景色を見て美しいと感じるのは、その景色に…

  • なぜ本を読むのか

    僕は本を読むのが苦手なのに大好きです。小・中・高、ほとんど読書というものに触れてこなかった(ハリポタと三国志くらい)にも関わらず、大学進学を折に暇さえあれば池袋のジュンク堂や神保町の三省堂に出かけるようになり、本棚を物色するのが趣味になっていました。子供の頃からの積み上げがほぼ皆無で、読むスピードや集中力がないのに知識欲だけはついてしまったため、難しそうな本でもタイトルで引かれて買って帰り、途中で飽きてやがてインテリアと化す。たまにどハマりして読破し、浅はかな自分の人生観を突き動かされたような高揚感を得る。こんなことを社会に出てからもずっとやってきました。 当然、特に大学時代は一般的に言われる…

  • なんでもいいから1冊やり切る

    『新しいことに取り組むとき、まずは売れてる人気のハウツー本をやり込む』 これはなんとなく僕が考えるライフハックです。「内容の薄っぺらい内容のハウツー本では本質は身につかない!」「そんなんで身についたら今頃みんなプロ」「古典を読み込んでこその教養!」などなど、ハウツー本に対する風当たりは強い気がしますが、最初から難しい本を読んでいては挫折する可能性が高いし、そもそも本質は素人が理解できないからこその本質なのです。胡散臭くたって、まずはプロが簡単に噛み砕いてくれたものを完璧にしましょう。誰得感満載ですが、そんな僕の体験を紹介します。 【原体験:大学入試】 「強豪私大に入って箱根を目指すから受験科目…

  • 育児陸上2020

    2020年が終わろうとしています。今年の大まかな流れは下記のとおりです。 1月 ハーフ71分47秒(PB) 2月 フル2時間33分(PB) 3月-4月 故障 5月-6月 リハビリ ☆☆娘爆誕☆☆ 7月-9月 ジョグのみ 10月-11月 ポイント再開 12月 5000m16分10秒 前回ブログ更新以降、陸上に関しては低空飛行な1年でした(家庭的には娘が誕生したのでその逆)。2月のフル翌週、jogを再開したところ腸脛靭帯が崩壊していることが発覚しました。世間より一足早く緊急○態宣言が出されていたわけです。3,4,5月はやれてjogのみ。ポイント練を再開し始めた初夏に娘がお生まれになりました。初めて…

  • 【書評】21世紀の自由論 「優しいリアリズム」の時代へ

    佐々木俊尚(著) ★★★★★ 子どもの頃、「ビニールはダイオキシンが出てお腹がいたくなるから燃やしちゃだめ」と急に騒がれて、ゴミの分別が厳しくなった記憶がある。あれから20年以上経ち、ダイオキシンという物質名自体聞かなくなった。本当に、騒がれたような危険な状況だったのだろうか。 0.0001%でも犠牲者が出る可能性があるなら、0%になるように最大の努力を続けるべきだと叫ぶ人たちがいる。たとえ0.0001%でも日本中を探せば100人以上の犠牲者がいる計算になる。もしも僕の大切な人がその100人に運悪く選ばれ、犠牲になったとしたら。その原因となったものを恨み、根絶を主張するだろう。 しかし実際にネ…

  • 【書評】絶望の林業

    田中淳夫(著) ★★☆☆☆ 日本の森林面積は国土の7割。そのうち4割がスギやヒノキの人工林だそうだ。面積にして1020万ha≒320km×320km。320kmは東京名古屋間くらい。これだけの面積に植えられた木材が樹齢50年を迎え、伐期を迎えているらしい。まさに宝の山。でも現実はそんなに甘くないらしい。 筆者は農学部林学科を出て出版社や新聞社を経たフリーのジャーナリスト。林業家ではないがかなり長い間林業に携わってきた方だ。 本書は300ページあって、そのうち250ページは林業の批判で埋められている。批判の対象は業界自体の収益構造、現場の安全教育、林業組合、林業政策、そして印象的だったのが補助金…

  • 【書評】遺伝子‐親密なる人類史–(上)

    シッダールタ・ムカジー(著)田中文(訳) ★★★★★ 学校で習う生物では「〇〇が西暦〇年に〇〇の実験をして〇〇であることを発見した」という事実をひたすら暗記させられた。ダーウィン、メンデル、ワトソン、クリック、グリフィス、エイブリー、ハーシー、チェイス、ビードル、テータムetc...教科書ではその人本人や大発見の背景ではなく、どちらかというと発見そのものに焦点を当てていると思う。教科書だから当たり前といえば当たり前だけど。 本書は教科書ではあまりスポットライトが当てられない点、つまり偉人たちがどのような背景で、どんな葛藤に苦しんで大発見をしたかを、数珠つなぎ的な物語にした歴史書。 福岡伸一さん…

  • 2019/20マラソンシーズンまとめ

    競技復活から15ヶ月間ひっそりと大本命にしていたマラソンが終わりました。 目標がなんだったかというと「入賞して活躍すること」でした。結果は入賞まであと1つ順位及ばず、タイムは2時間33分でベストは1分だけ更新しました。 ダメ元でタイムを狙おうと思ってた東京マラソンが新型肺炎により取りやめになった今、一応区切りなのでまとめておきます。 ■練習(11月末マラソン終了後から)12/04 1200m×5(3:08-10/km,r350m,1:45位内)12/08 1000m×5(3:00/km,R5分,3本で脛が張ってDNF)12/10 16kmPR(3:35/km)12/15 記録会5000m 15…

  • 【書評】若い読者のための『種の起源』

    チャールズ・ダーウィン(著)レベッカ・ステフォフ(編集)鳥見真生(訳) ★★★★☆ 大学生1年の冬、現代語訳の「種の起源」に挑戦した。マクドナルドに持ち込み満を辞して読み始めたが難解な文章に30ページほどで挫折し、あとはマックフライポテトを食べながら携帯をつついて家に帰った。 原作に挫折したあと解説書を見つけてそっちを読んだ。10年経った今、もう一回読み直そうかと思ってたら偶然本書を見つけ、気づいたらレジでお会計を済ませていた。いつか読み返そうと思って10年間解説書を取っておいた意味は果たしてあったのだろうか。 本書は解説本ではなく、原作のボリュームを必要最小限に圧縮し分かりやすくリライトした…

  • 2020年の目標

    あけましておめでとうございます。もう2020年も5%が終了してしまい今更感MAXですが今年の目標についてです。 5000m15分〇秒!とか〇〇マラソンで入賞!!とか具体的な数字を掲げたいところですが、自分の場合目標を掲げると必ず達成できないというジレンマを抱えています。大学2年の手帳には「まずは5000m15:10と10000m31:00!」とか書いてあって今考えれば大草原でした。これは読書や勉強でも同じで、同じ手帳に「読書100冊!」と書いてありましたが実際読んだのは1/3くらいでした。ただ単に目標の立て方が悪いだk(ry まあ、目標に縛られて趣味をやるのも僕みたいなゆとりにはしんどそうなの…

  • 【書評】銃・病原菌・鉄

    ジャレド・ダイアモンド(著),倉骨彰(訳)[草思社文庫]★★★★★ 世界には早い段階で狩猟社会から農耕社会に移行し、文字を持ち、数々の発明が生まれ産業が発達したいわゆる先進国といわれる地域がある。一方でこれらの「進歩」が遅れ、現代でも狩猟生活を営む民族や、そうでなくても未発達な農耕社会で暮らすいわゆる後進国という地域が未だに存在する。 前者と後者の違いは一体何から生じたのか。先進国を作り上げた民族の能力が遺伝的に優れていたのか、もしくは後進地域のままだった人々が先天的に怠け者だったのか。決してそうではなく、たまたま彼らが置かれた環境によってそういう運命を辿ることになってしまっただけだ。じゃあそ…

  • 2019年まとめ

    2018年暮、jogger卒業にあたり自分で100%練習メニューを組むのが初めてだった僕は「ダニエルズのランニングフォーミュラ」というベストセラーを購入しました。高校時代から参考書大好き人間だった僕ですが、なぜか陸上に関しては陸マガを何回か買ったことがあるという程度でした。長距離は理論よりメンタルだお!とか思ってたんでしょうかね。まじメンヘラ。 売れている本には大体いいことが書いてあるものです。大学時代を故障で棒に振った身&ゆとり世代の僕としましては、絶対に無理をさせないダニエルズ先生の姿勢に非常に感銘を受けました。そのあとリディアード本を買ってみたり、ネットでいろんな記事等を読んだりしました…

  • Prelude

    僕は全国中学駅伝を走りたいという理由だけで陸上を始めました。 中学入学当初の1500mは6分を少し切った程度、50m走も6秒後半くらいでした。走ることは得意でも好きでもありせんでした。いや、嫌いでした。入学した中学の陸上部が県駅伝連覇中で、もしかしたら自分も全国大会に出れて、周りに自慢できるかもと思い鼻の下を思い切り伸ばして陸上部へ入部しました。入部の意を伝えられた顧問も、なんて鼻の下の長いやつなんだと思ったことでしょう。よく入部させてくれました。 練習は地獄でした。ほぼ毎日2部練で週5日スピード練習、総距離は1日10-20km、年360日練習でした。朝練がキツくて毎朝起きるのがしんどかったし…

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