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  • 【書評】21世紀の自由論 「優しいリアリズム」の時代へ

    佐々木俊尚(著) ★★★★★ 子どもの頃、「ビニールはダイオキシンが出てお腹がいたくなるから燃やしちゃだめ」と急に騒がれて、ゴミの分別が厳しくなった記憶がある。あれから20年以上経ち、ダイオキシンという物質名自体聞かなくなった。本当に、騒がれたような危険な状況だったのだろうか。 0.0001%でも犠牲者が出る可能性があるなら、0%になるように最大の努力を続けるべきだと叫ぶ人たちがいる。たとえ0.0001%でも日本中を探せば100人以上の犠牲者がいる計算になる。もしも僕の大切な人がその100人に運悪く選ばれ、犠牲になったとしたら。その原因となったものを恨み、根絶を主張するだろう。 しかし実際にネ…

  • 【書評】絶望の林業

    田中淳夫(著) ★★☆☆☆ 日本の森林面積は国土の7割。そのうち4割がスギやヒノキの人工林だそうだ。面積にして1020万ha≒320km×320km。320kmは東京名古屋間くらい。これだけの面積に植えられた木材が樹齢50年を迎え、伐期を迎えているらしい。まさに宝の山。でも現実はそんなに甘くないらしい。 筆者は農学部林学科を出て出版社や新聞社を経たフリーのジャーナリスト。林業家ではないがかなり長い間林業に携わってきた方だ。 本書は300ページあって、そのうち250ページは林業の批判で埋められている。批判の対象は業界自体の収益構造、現場の安全教育、林業組合、林業政策、そして印象的だったのが補助金…

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