chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
生きもの二人三脚 http://ayuzou1926.blog.fc2.com/

伊豆半島の自然に抱かれて、生きものたちに囲まれたスローライフを送っています。

アウトドアブログ / 狩猟・ハンティング

※ランキングに参加していません

あっきょ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2020/02/02

arrow_drop_down
  • 親方の嬉しい一言

    「獲物が居ようが居まいがいいじゃんか。とりあえずその猟場をやって、タツ場や猟場の様子を覚えようよ」先日の合同猟で別猟隊の親方が発した言葉です。この言葉にガイド役でもある私は救われました。そして嬉しかった。それまでは「合同猟を行う皆を手ぶらで帰らす訳にはいかない」との思いから、大胆な作戦を取らなかった私。分かりやすくは、猪でも鹿でも何でもいいから獲れたらと。猟場やその時の猟犬の追われ方にもよりますが...

  • 老人と山

    山の中に住むことを老後の楽しみとしていた私の両親。車の運転、病院、買い物等を考えると普通の人は逆なはず。老後は街中の便の良いところに住むのが一般的だと思うのですが。でも仕方がない。息子の私は大変ですが、生き生きと楽しそうに暮らしている両親を見ていると、それもアリなのかなと。そんな父と母ではありますが、山中生活において、唯一の困りごとがありました。せっかくの日照が成長した杉の大木により遮られていたの...

  • ミカン鹿

    猪も鹿も食べている物によって随分と肉や脂の質が変わってきます。猪の場合、主食がドングリや葛の根などのデンプン質を多く含んだ物だと、融点の低いナイスな脂がタップリと乗り、素晴らしい肉質となります。また主食においてミカン比率が高い個体は、少し黄色っぽい脂が控えめに乗っている感じ。これはこれで食べやすく、違った味わい。選別でハネられたミカンの廃棄場近くに居付いている猪によく見られ、こちらでは「ミカン猪」...

  • ゲッコーマン 現る

    「私はスパイダーマンを超えてみせる」そう自分を鼓舞して気分を高めてきました。。。いつでもゲッコーマンに変身できる準備が整ったのです。因みに『ゲッコーマン』とは月光仮面みたいな響きですが違います。ゲッコーとは英語でヤモリのこと。つまり私はヤモリ男に変身するのです。では・・・「ゲッコー変身!」全身に稲妻が走り、みなぎる木登りパワー。「ウォ~ッ!」と叫び声とともに、まずは木登り道具を揃えます。そして、こ...

  • 国立科学博物館からの手紙

    昨日、暗闇の中で我が家の郵便ポスト内を探ると封筒が一つ。その行動に興味津々の庭に放たれていた猟犬たち。「ダメだよ、食べられないよ~♪」と言いながら差出人を見ると、それは『国立科学博物館』身に覚えのない私は、眼鏡をずらして宛名を確認。すると息子あて。「おっ、国立科学博物館からの内定通知か!」と色めき立ちたいところでしたが、息子は既に一般企業に就職が決まっている。で、家内が「開~けちゃお♪」で開封。それ...

  • 狩猟は楽しいと言いながら

    少し前に獲った小ぶりな雌シカ。こんなシカでも管理捕獲としては一頭は一頭。心苦しい感もありますが、日本の森林のことを思うと、これも止む無し。シカの繁殖能力は驚くほど高く、現状では捕獲の手を止める訳にはいかないのです。ニホンオオカミが絶滅して百年余。天敵の居なくなった山では、もはや人がニホンジカに生息圧を掛ける方法しかなく、今日に至ります。『本来の狩猟』との枠を超えているように思う有害鳥獣捕獲や管理捕...

  • 暗黙の役割分担

    先週とは打って変わって穏やかな猟行日となりました。猟犬たちは捜索しやすく、撃ち手は音を聞き取りやすい無風の一日。終ってみれば猟果も まずまず。いつもの解体場では皆がそれぞれに作業を行っていました。そんな私は黙々と猟犬用のエサ確保作業。残滓も無駄にはしません。人用肉の取り分けは先輩方や若手たちに任せます。皆さん手慣れたもの。そして解体作業が終わったら、残滓の埋却や解体場の掃除開始。誰が何だと指示をす...

  • 終活猟師

    「周りの人に迷惑を掛けたくない」そう考えて早めに猟銃所持許可を返納し、鉄砲を処分する先輩たち。つい先日も お世話になった先輩がヤメられてしまいました。これは猟犬飼育においても同じです。「オラの方が先に死んじまうだよ」と。高齢となられた先輩方で、新たに猟犬を飼おうとする人を見たことがありません。自分が逝った後に責任を持って飼育を引き継いでくれる人が居る場合は、その限りではありませんが。残念ながら私の...

  • 猪犬と私のこれから

    同系統の猟芸を有した猪犬同士の交配。これは生まれた子の潜在能力を親犬と同一なものとする狙いがあります。ところが思惑どおりにならないことも多い。一部の犬屋さんや、先輩方が作出した猟犬たちを見ていても、それを強く感じます。これが遺伝の妙なのでしょう。親犬と同じ能力を発揮できる遺伝子頻度を高めるには、同系統同士は絶対条件であっても、結局は確率に支配されています。よって私ごときが猟犬の交配に取り組んでも、...

  • 祝いの品

    心臓弁の手術を10年ほど前に受けて以来、平穏な日々を送っている父。自転車で転倒したり、階段から転げ落ちての骨折続きでサイボーグ化した母。骨格は もはや金属無しでは機能しません。大変な時期もありましたが、今は二人とも元気で過ごせていることが何より。同時に現代医療にも感謝なのです。そんなことで、父は米寿、母は傘寿を迎えることができました。この祝い事に私は何を送ってあげたらいいのだろう。記念品的な物よりも...

  • 犬用の鹿スペアリブ

    茹でた鹿スペアリブよりも犬の嗜好性が高いと感じている干した鹿スペアリブ。カノ・・・ちょっと顔がコワイ・・・今回は小型の鹿の背骨も使用します。丸のまま干して、完成してから小分けにする方法もありますが・・・今回も早目の乾燥を優先して、小分けにしてから干す方法を取ることに。アバラと背骨を適当な大きさに切り分けて、ピンチハンガーでの干し作業開始。昨夜は一気に気温が低くなり、湿度も下がったため、絶好の干し日...

  • どうにもとまらない

    ♪予報を信じちゃいけないよ 私の心はヤル気なの いつでも楽しい猟行で 捕獲するのが好きなのさ♪ と、自分に言い聞かせて臨んだ今日の猟行。しかし天気予報どおりで朝から強風が吹き荒れていました。風速10m/s・・・との予報は的中。吹き止まる気配が全く無い凄い風。でも我が連合軍は怯まず。終ってみれば、思うような猟果は上げられなかったものの、山の恵みを授かることが出来ました。この強風予報に「あっきょ困っちゃう♪...

  • 猟犬の飼育スペースとストレス

    猟犬飼育において どのくらいの広さの飼育スペースが適切なのだろう。これが気になって仕方なく、日々観察を続けてきました。そんな中での犬舎移転。あえて広い区画も試すことが可能となり、猟犬たちをローテーションさせての観察開始。その結果が なんとなく見えてきました。結論としては「人と同じ」ではないかと。つまり広くても狭くてもストレスを感じる。人が個室を与えられた場合、一般的には6畳から12畳くらいが落ち着くス...

  • 帰ってきた猟師たち

    ここ数年、罠師に転身していた先輩猟師たち。ところが思うように獲物が獲れなくなり、罠の見回りが終わった後で時間が合えば、銃猟に加わってくれるようになりました。私としては嬉しい限り。以前のように色々と学ぶことが出来ますし、そして何よりも猟が楽しくなる。そんなプロフェッショナルな先輩たちは、私にとっては狩猟のウルトラマン。とにかく超が付くほど凄すぎるのです。ただし皆さん、猟場内の見当が付くのか、猟犬を放...

  • アベンジャーズのニューヒーロー

    戦隊ヒーローに憧れていた幼少期。そんな私は大人になってもアベンジャーズ系の映画を観て結構楽しんでいます。心の奥底に幼少期の思いが残っているのかもしれません。「オレは犬舎のマイティ・ソーだ!」と鼓舞して、夢中でムジョルニアを振り回した犬舎移設地での夏。重量増しの改造木槌で単管杭を打ち込み続ける日々。とにかく「猟犬たちの生活環境をより良い物にしたい」との一心でした。そして冬となった今は「猟犬たちに少し...

  • 無言の鹿が語ること

    犬舎移設地での静かな時間。鬱蒼とした森の中で猟犬たちと過ごす夜も いいものです。仕事で遅くなった日は、我が家の猟犬たちの世話をしてから犬舎移設地へと向かいます。待ち焦がれていた猟犬たちに食事を与えた後は、作業灯が煌々と照らす中での ふれあいタイム。ムツゴロウさんのように接した私は全身がすっかりとワンワンフレーバーに包まれます。それから風呂に入り、少し遅い自分の夕飯。食後は色々な作業をコツコツと。昨日...

  • 登山家の境地

    「そこにエベレストがあるから登るのだ」挑戦者としての心意気を、理屈抜きに感じることのできる素敵な言葉だと感じています。それに何よりもカッコイイ。そういえば先日のブロブにも書きましたが、小学2年の頃の私も似たようなモノでした。校内の水道タンク塔に登り、先生から注意を受けた時の「水道タンク塔に登りたかったから登りました」と返答。うむ、我ながら流石である。これを「そこに水道タンク塔があるから登るのだ」と...

  • 日本人と中国人

    昨日、猟から家に戻ると小包が玄関に。日本の物とは思えない紙質の外箱。やっと木登りセットが届いたのです。何も印刷されていない怪しい箱を開けると更に怪しい。「こんな物に命を預けていいのだろうか」と思わずにはいられないパッケージ。どうやら中国製のよう。やはり価格が倍以上ではあるけれど、国産品を購入するべきだったか。恐る恐る中身を取り出してみると、不安のボルテージは一気に上昇。どの製品も仕上げが甘い。金属...

  • ニンジャ猪

    今日は若犬の金剛の訓練を行いました。三重地犬の金剛は抜群の機動力が身上。先導犬としたビープロのトラ顔負けの動きを見せます。よって二頭の足並みはピッタリ。先導犬のトラは鹿を追っても深追いをせず。猪に対しては、その危険性を十分に理解しつつ、ベタ追いを得意とし、早期に足止めをさせる猟芸。見習い犬を上手く導いてくれる頼れる先導犬でもあります。しかし、巻狩りでは猪も鹿も捕獲するため「猪犬」と呼ぶレベルにはあ...

  • 感謝の繁殖

    いや~嬉しいなぁ♪食料捕獲作戦!の じゃんさんと猟仲間の若き勢子さんのところへ子犬たちが旅立ったのは昨年の夏のこと。子犬たちは個室のファーストクラスでフライト。。。私も同行して じゃんさんもとへと向かったのでした。そんな子犬たちは立派な若犬となり、先導犬と共に頑張っているとのこと。チビチビでプリチーだったイトちん。今ではこんなに逞しく。 じゃんさん写真借りたよ~♪ラブリーだったライ君とナナちゃん。コロ...

  • スゴイ

    林業経験ゼロのド素人の私が枝打ちを出来るのだろうか。それも高さ20mほどの杉の大木を相手に。猟場ではお馴染みの杉ですが、いつも下から見上げるだけ。そんな杉の林間を縫っての射撃は頻繁にあります。もちろん杉に命中しないように十分気を付けていますが、もしも製材加工時に金属探知機が反応したらゴメンナサイ。私の可能性はゼロではナイはずです。。。ところで・・・犬舎移設地の杉の大木を見ていて思うのです。戦後の林野...

  • 三重地犬の子を取るべきか

    三重地犬のカノが発情フェロモンを放ちだしたようで、オスのユキカゼ号はウキウキ状態。カノは三重県の猪狩師 龍さんと猟仲間さんとの間で作出された猪犬の最後の子。その血筋の中で繁殖可能なメスは、ついにカノのみになってしまったのです。カノは持ち前の鋭い動きと勇猛さの中に慎重さを兼ね備えた まずまずの犬。猪を足止めさせてシッカリと鳴きもあるため、台雌としても十分な資質を有していると判断。ただし大型の猪との対峙...

  • 猟犬使いの条件

    「自分の体重管理すらできぬ者に猟犬を飼う資格は無い」この強い決意を胸に私は日々の生活を送っています。自分で言うのも何ですが、私は猟犬の使い手としては手本のような猟師なのです。・・・・・なんて言ってみたい。真夏に行った犬舎移設地での伐採や犬舎設置作業で、頑張り過ぎた私。でも知らぬ間に体重が一割も減っていました。その状態で猟期に入り、猟場での足運びが軽いのなんの。急な登りもスタスタと。膝や足首も全く痛...

  • 豚熱と自然の逞しさ

    伊豆半島の中では、私が猟を行っている地域の豚熱伝播が最も遅かったようです。これは伊豆半島の山の連なりに関係するものと思われますが、箱根から南の天城方面へとイノシシを介して豚熱が広がったのが3年ほど前のこと。それら山脈が木の幹とするならば、そこから枝葉が伸びるように各山々へと感染が広がった状態でした。その枝葉の先端に位置し、また伊豆半島の西北部であることから、人口密集地が多い上に隣接している私の猟場...

  • 私はサルになる

    夏の間は杉の大木の上から照っていた太陽。ところが冬に向かうにつれて太陽が下がり・・・昼間の2・3時間は、杉の大木のせいで犬舎に日の当たらない区画が出来るようになってしまいました。これは実家でも同様の事が起こっています。昼間の2・3時間、父が寒くて震えているのです。日差しの温もりが欲しい季節なのに、杉の大木がそれを遮るとは何と皮肉なことよ。どちらも地権者には許可を得ているため、伐採しても良いのですが、ど...

  • 今週末はのんびりと

    職場の駐車場でボロボロの猟車から降りたところ、若手たちから散々笑われてしまいました。「通勤バイクも凄いけど、車も凄いっすね・・・ププッ」と。屋根はサビサビ、ドアは苔で緑色、車体全面に猟犬の肉球ハンコ。新車や高級車に乗って通勤している若手たち。同じ会社に勤めているのに何で私だけ これほどに困窮としているのだろう。考えてみれば、この数年は子供たちの学費や仕送りで火の車。もう我が家には何も残っていません...

  • 悩ましい猟行

    豚熱や錯誤捕獲の影響で猪がスッカリ減ってしまった私の猟場。農作物被害の減少や豚熱伝播の抑止の観点からは好ましい事だと言えます。しかし、猪犬に仕込むべく三重地犬の若犬たちの訓練は中止せざるを得ない状況で、完全に宝の持ち腐れ状態。「鹿は獲物ではない」と教え込むにおいても、猪が居ないことには理解させ辛い。このまま今猟期を棒に振っていいのだろうか。そんなことを思いながら、頭の中では猪の居そうなところを考え...

  • 40年選手の緩み

    今週初めの職場からの帰り道。通勤バイクを運転していたところ・・・突然「ギギギ~ッ! ガガガ~ッ!」と周辺から凄い騒音が聞こえてきてビックリ。「どこかで大工事でもやってるのかな?」と。でも何かがヘン。ヘルメットの中でもう一度聞き直してみると、どうやら私の跨っているバイクからの音。同時にバイクが進まなくなってしまいました。すぐにエンジンを止めてバイクを路肩へ。どうやら駆動系にトラブルが発生した様子。仕...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、あっきょさんをフォローしませんか?

ハンドル名
あっきょさん
ブログタイトル
生きもの二人三脚
フォロー
生きもの二人三脚

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用