生後2ヶ月を前に子犬に名前を付けることにしました。結局、我が家は お婆ちゃん犬のコーシン似のメス1頭を引き取ることに。一方、母犬の飼い主のEさんは、Eさんがケガをさせてしまったメスの1頭の面倒を見ることになりました。ところが…Eさんが持病の悪化のため入院してしまったのです。医者からは入山を控えるようにと言われてしまったようですし。「次に転倒したら歩けなくなる可能性がある」と。よってEさんからはケガの子も委...
生後2ヶ月を前に子犬に名前を付けることにしました。結局、我が家は お婆ちゃん犬のコーシン似のメス1頭を引き取ることに。一方、母犬の飼い主のEさんは、Eさんがケガをさせてしまったメスの1頭の面倒を見ることになりました。ところが…Eさんが持病の悪化のため入院してしまったのです。医者からは入山を控えるようにと言われてしまったようですし。「次に転倒したら歩けなくなる可能性がある」と。よってEさんからはケガの子も委...
二度の出産と その後の産後ケアで4年ほど休猟させていた三重地犬のカノ。気力体力が完全に元に戻ったようなので猟場復帰させることにしました。久々の猟にヤル気満々のカノは居ても立ってもいられない様子。「アタシ、獲物をめちゃくちゃ追い倒したい気分なの!」と言わんばかり。一方のレイも それに触発されて いつもより興奮気味。先輩の朝の見切りにより、とある地区に猪が潜んでいると判断。まずは先行して先輩勢子が猟犬を放...
時折り雨が強く降る中、今日は3頭のメスの子犬を引き渡しました。中でも私が最も溺愛していた子犬が旅立ち、少し寂しい気もします。顔の模様により目がクリクリと見えて実に可愛いのです。私はその子犬に「デメタン」と名付けて毎日抱き上げ愛でていました。必ずや幸せな猟犬人生が待っているはず。そう思い、新たなる飼い主さんに手渡した時のデメタンの温もりを記憶に留めることにしました。みんな達者でな~♪...
有害鳥獣捕獲は地域の方々の理解や協力があって初めて成り立つもの。したがいまして、地域の方々への感謝の気持ちや配慮を忘れてはなりません。私の所属する猟友会では、隊長はじめ隊員たち全員がそれらに対して強い意識を持っているため、今まで目立ったトラブルなく捕獲業務が行えているのです。そんなことで、先日は有害鳥獣捕獲を行う前に山際でヤギを飼育している兼業農家さんに連絡を。この兼業農家さんからは猟犬飼育用にと...
♪ある晴れた昼下がり猟場へ続く道軽トラがゴトゴト子犬を乗せて行く可愛い子犬貰われてゆくよ悲しそうな瞳で見ているよ「どこに連れて行くねん」と少々ご立腹の様子ですが。なので待ち合わせ場所でプチ散歩。昨日、まずは2頭のオスのそれぞれを猟師仲間の方々に引き渡しました。あとは週末にかけてメスたちを引き渡す予定です。寂しくなるな。...
本来ならば進行係のはずの私。ところが所属する猟友会支部から参加する選手の頭数が足りなくなり、出場せざるを得なくなったスラッグ・ライフル射撃大会。でも、コレを射撃練習の機会と捉えれば、これほど合理的なことはありません。支部によっては幾つかの補助があり、おまけに こんな物まで頂けます。参加賞ですが。嗚呼、情けない…こんな下手くそな私でも やはり勝負には勝ちたいもの。しかし銃身後退式銃のオート5のクセを未だ...
下界のWi-Fiが有効な環境の何と素晴らしきことよ。山中に位置する移設犬舎生活では通信サービスの『ギガ』が生命線。なのにYouTubeを観たまま寝落ちしたり、BGM代わりに使っていると、驚くほど速い速度でギガが減ってゆく。それこそ30ギガなんて半月で使い切ってしまう。その後の低速通信では精神的に耐えられないし、要所で固まってしまうこともあるし。すると「1ギガ追加で550円です」なんてボッタクリのメールが通信会社から入...
我が家のように様々な猟芸を示す猟犬がいると、編制によっては狙ったとおりの猟が行えるものです。猪メインで攻める猟。鹿の管理捕獲に徹する猟。少人数で行う猟、大人数で行う猟。狭い猟場、広い猟場。また早目に猟を切り上げたい日や、その必要が無い日 等々。これらに合わせて猟犬編制を考えるわけで、それが思いのほか上手くハマります。ただし残念なことは、猟仲間の中でコレに気付いているのは一人だけ。この猟仲間は膝を痛...
年々参加者が減っているフィールド射撃大会。こちらの地域では射撃技術の向上をスラッグ射撃に求める傾向があるため、フィールド射撃、つまり皿撃ちを行う人が相対的に少ないのです。大物猟であっても銃のスイング等を含めてフィールド射撃の方が有効だと思うだけに残念でなりません。かく言う私も皿撃ちは技能教習で一度行っただけですが…そんな中、先日は大会の進行係を務めてきました。やはり お皿が木っ端微塵に砕け散る瞬間は...
先日の日曜日にも有害鳥獣捕獲を行いました。GW中とのこともあり、低山ハイキングコースから外れた地区を対象とします。そこは鹿の大増殖地帯。猟犬はレイが負傷中だったため、またもやトラのみを出動させました。トラはこのところ猪に痛い目に遭わされ続けており、すっかりビビリ犬に変貌。体の傷は大したことありませんが、心の傷は大なのです。よって鹿を追わせて自信を取り戻してもらおうとの狙いも。ハッキリ言って猟犬として...
「また今日も鹿だらけなんだろうな」で出猟した先週の有害鳥獣捕獲。ところが放った途端に鳴き止めを始めた猟犬たち。どうやら猪のよう。豚熱や錯誤捕獲の影響で猪が減ってしまい、ここ何年も そのようなパターンから遠ざかっていたため、初動に後れを取ってしまいました。しかし、先輩方と吟味を重ねた上で行ったタツ配置。その猪はタツ役により呆気なく御用となりました。猟場内に散開した猟犬たちが別の場所でも鳴いていたこと...
つい先日まで夏山へと一直線だった富士山。頂上付近の雪が溶けだして黒と白の斑模様となっていました。ところが昨日に一雨降ったら真っ白に。また冬に逆戻りしたみたい。GW中だというのに朝は寒いし。私は仕事だし。せっかくなので通勤途中にパシャリ。ナラシ運転の終わったディオ110と富士山と超特急。スマホで撮ってみました。因みに今日は旗日とあって私の周りには本格的な撮り鉄さん方が10人余。ここは なかなかの名所なのです...
巻狩りでは最高気温が25℃近くになると猟犬も勢子も暑くてバテバテ。タツ役だって獲物の引き出しでは汗だくに。おまけにマダニの猛攻を受けて、お互いに猟服をチェックし合う おサルさんのグルーミング状態。「おっ!動くなよ…ほら捕まえた!」なんて。先日の有害鳥獣捕獲は、そんな過酷な猟となりました。それを想定していた私は、暑さが大の苦手のトラとレイを出動させることに。一見逆のように思いますが、この2頭は体がオーバー...
私に狩猟の様々なノウハウを教えて下さった先輩方。そんな先輩方も気付けば皆さんが後期高齢者。でも狩猟における感性の鋭さには一点の陰りも無し。山中での歩みが少し遅くなっただけで、頭の回転の速さは相変わらずの量子(猟師)コンピュータ…ところが先日のドタバタ劇には笑ってしまいました。おそらく私がいなければ箱罠は まともに組み上がらなかったでしょう。役場から依頼を受けた箱罠の設置。今回のタイプの箱罠はハンドメイ...
猟師仲間の方々のおかげで子犬たちの行き先が思いのほかスムースに決まりました。皆様のご協力には感謝の言葉しかありません。親犬の飼い主のEさんに代わって御礼申し上げます。で、Eさんからは可愛い子犬の写真が送られてきました。子犬の詰め合わせセット…産屋を掃除するために子犬たちを箱に入れたところ…余裕のあった一週間前とは打って変わってパンパンに。どうやら お目々も開きだした感じ。可愛いな♪まだハッキリと見えない...
農林事務所の担当者と猟友会の上役に「林道の復旧を実施したいんだけど…」と打診してみました。もしかすると重機のレンタル代くらいは補助してくれるかと思ったのです。で、答えはこう。「どんどんやって下さい。猟場へのアクセス路の復旧は遠慮しなくていいですよ♪」と。えっ…そうじゃないんだけど…と控えめな私。仕方なく「まぁ やってみるか」で人力で頑張ってみることにしました。チェーンブロックとチェーンソーがあれば何と...
生きもの飼育を趣味としている私にとって、ここ数年の異常気象は心配のタネでもあります。とくに夏の猛暑には頭を抱えてしまい、その対策に四苦八苦。それこそ一歩間違えば命に係わること。しかし、電気代や省エネを無視すればエアコンで何とかなるのでしょうが、それは如何なものか。生きものたちを甘やかし過ぎるのは、生きものたちのためにならず。そんな中で「せめても」とのことで、換気扇やサーキュレーターで何とか猛暑を凌...
ニュースを観ていなかったがばかりに乗り入れてしまった高速道路。日曜日は酷い目に遭ってしまいました。おかげで射撃練習会には大遅刻。ところが同じ憂き目に遭った参加者が数名いたため、練習会のスタートもそれに合わせてスライド。なんとか予定どおりの弾数を撃つことが出来ました。それにしてもネクスコ中日本の対処はお粗末極まりない。有事への対応が全く出来ていないのです。驚くばかりの無能ぶりに呆れるばかり。一歩間違...
Eさんに確認してもらったところ、なんとメスが5頭でオスが2頭でした…えらいこっちゃ。肝心のEさんは「オレはメス1頭でいいよ」だって。ビープロの強烈コーシンの孫なので、どの子も成犬になれば良い働きをしてくれると思うのですが。コーシンの長男の父犬ゲン君は1頭ででも猪を足止めできる犬ですし、母犬もラウンドが得意な良い犬。まずは私が信頼を置いている猟師仲間たちに連絡を取ってみました。そうしたところ、すぐに2頭の行...
「もしも子犬が たくさん産まれたら2∼3頭もらってね♪」と勝手な事を言っていた猟仲間のEさん。3月29日に無事に出産したとのことで写真を送ってくれました。って、たくさん産まれとるやないかい!数え切れんわい!どうしましょう。「我が家は区画の関係でメス犬しか飼えない」と伝えてしまったため、メス犬が産れていたら強制的に割り当てられてしまう。ヘタなことを言うんじゃなかった。お願いだから全頭オス犬でありますように…な...
令和6年度の狩猟と捕獲業務も無事に終了し、いつもお世話になっている神社へと集合しました。厳かなる空気の中で始まった供養祭。奪った獲物たちの命への弔いと、隊員皆の安全祈願をしていただきました。4月からは また令和7年度の捕獲業務が始まります。もはやほぼ一年中 山の中に居る感覚ではありますが、私の場合は趣味としてではなく、社会貢献としての覚悟を持って狩猟を始めたため、泣き言などは言っていられません。でも正...
フレンチレストラン『ラパンアジル』のオーナーシェフでありハンターシェフでもあるヨッシーさんから教えて頂いただいた様々な肉料理。そのノウハウを総動員して猪の角煮を作ってみることにしました。まずは猪のバラ肉800gを解凍。これを半分の大切りにして、ネギ葉と生姜スライスと一緒に1時間半ほど茹でます。肉の臭みを取り除くためにアク取りは忘れずに。茹で上がったら適当な大きさにカット。プルンプルンになった弾力ある茹...
移設犬舎に夜な夜な現れる猪たち。彼らを追い払い 近付けないために対策を施すことにしました。まずは試験的に竹ではなく単管パイプで鹿威しの様な物を作り、その効果を確認してみます。移設犬舎の古家の窓からロープを引っ張り、単管パイプを手動でカンカンとヤルのです。その名もカンカン ヘッドならぬ『カンカン パイプ』これは想定どおりに大きな音を発し、猪を退散させることに成功しました。「カァ~ン!」と一鳴らしで驚い...
インターネット環境が脆弱な移設犬舎の古家。山間部に位置するため、仕方がないのは分かっていても、もう少し何とかならないものか。ラインすらも繋がり難いし。なので下界の我が家に泊まる時しかブログ更新が出来ない日々が続いています。ブログを備忘録的に使っている私としては、そこが悩みどころ。またブロ友さん方のブログに訪問することすらままならず。なんとか良い方法はないものだろうか。・・・・・あとは真夜中の猪の奇...
高校生の頃より乗り始めたバイク。気がつけば、あらゆる排気量やタイプ、そして製造国の車両を乗り倒してきました。ところが「バイクは知り尽くした」と考えていた自分が恥ずかしい この2ヶ月間。「乗る必要も無いだろう」と若い頃は遠ざけてきたSR400が、こんなにも素晴らしいバイクだったとは。その昔、友人の改造SR400に乗らせてもらって「つまらないバイクだな」と感じたのは何だったのか。逆に言えば、それほどにノーマルの私...
5年ほど前に取り壊された山際の公民館。「自然災害時にはかえって危ない」との理由から町内中心部に移設されました。そんな中で、旧公民館裏にあった小さな人工池への注水設備も撤去されてしまったため、その池は干上がったままとなっていました。ヒキガエルたちの産卵場だった その池。私は人知れず その生命の営みを見守っていただけに残念でなりませんでした。2月から3月にかけて気温が上昇する日と雨天の日が重なると、申し合...
洋犬系なのに猪の寝屋止めが得意なビープロのコーシン。もちろん猪を追い倒して足止めさせることも単犬で難なくこなします。やはり中島犬は日本犬系であれ洋犬系であれ間違いないと思うわけです。しかし、ここ数年の猪の激減ぶりに「今は積極的に獲るべきではない」と判断。またコーシンは出産と子育てがあったため、この5年あまりは猟への出番は殆ど無し。それでも運動がてらにシーズン中に2∼3回猟場に連れて行くと、未だに高確率...
先週の猟や見切りでは猪の痕跡は全く見つけられず。豚熱の影響は未だ大きいようで、足跡はどれも鹿のものばかり。それもゾロゾロと驚くほどに無数に。でも、その一群がどの地域に潜んでいるかは見当がついていたため、今週の猟は勢子の私が そこを直撃して追い出す作戦を取りました。今までの経験や傾向からタツ配置も万全。結果的に その作戦はドンピシャで、猟場のアチコチで銃声が鳴り響き続けました。中には一人で4頭も仕留め...
このところマイブームになっている鹿背ロース末端の雑肉の焼肉。とにかく食感と旨味が抜群に良いのです。先輩に教えて貰うまでは お犬様に献上していました。でも、もうあげない。そこで今回はその肉を使用してビビンバを作ることに。まずは鹿の雑肉の漬け込みから。鹿肉には甘めの焼肉ダレが合うため、そのタレに2日ほど漬け込みました。と、ここで妙案が。ナムルなど色々な味があるように、肉にも色々あって良いのではないかと。...
「今日はヤバイ!」と言うことで…仕事を早めに切り上げて移設犬舎へと向かいました。遅くなるほど雪の影響が危険なレベルとなる天気予報。移設犬舎は標高が高いため、おそらく厳しい道中となるはず。すると案の定、スタックしているFR車が所々に。しかし四駆の猟車の軽トラはスイスイと登る。そして移設犬舎に到着。辺り一面 雪景色。急いで猟犬たちの食事を作ります。お腹いっぱいに食べた後は、腹ごなしの雪中散策。歌のとおりに...
2週間前まではブルブルと寒さに震えながらの猟でした。ところが今日は昼間の気温が20℃を越えて、いきなりの春。早咲き桜も満開に。こんな気候だとタツ役は快適な猟となります。しかし、油断は禁物。マダニの活動が活発化するため、忌避剤の使用や、猟服のこまめなチェックは欠かせません。一方、勢子と猟犬は何かと厄介な事が増えてしまいます。タツ役以上にマダニを警戒する必要がありますし、発汗量が多くなるため飲料の携帯は必...
我が家の湯舟に入らなくなってから、いったい何年が経つのだろう。かれこれ10年近くになるような気がします。『ガス給湯器の あるある』ではありますが、基盤に仕組まれた15年時限爆弾が起爆して、追い焚き機能がダウン。シャワーのみの使用を余儀なくされてしまったのです。たとえ湯舟に溜めたとしても、足し湯だけの使い方では面倒な上にスグに冷めてしまうため、全くエコではない。これは給湯器メーカーによる事実上の買い替え...
山で出会った子鹿。どうやら親と逸れた様子。それを不憫に思った優しい猟師。その子鹿を家に連れ帰り「ポッキー」と名付けて、独り立ちできるまで育てることに。題目はそんな情景が浮かんでくる心温まる話を連想させます。でも実際は かなり違う。家に連れ帰るまでは同じですが…伊豆の猟師は非情のライセンス。子鹿が家に着いた頃には変わり果てた姿に。たとえ子鹿とはいえ、一頭は一頭。山の荒廃や農業被害を減らすためには心を鬼...
狩猟を始めて何年にもなるのに、まだ一度も獲物を仕留めたことの無い人は少なからず居るものです。これは確率的に考えても明らかに その人に問題がある。そんな人たちに何とかクリーンヒットさせてあげたい私は、彼らが命中させられない原因を分かっているため、時々アドバイスをしています。しかし、今までに命中させられない人たちが真剣にそのアドバイスに耳を傾けてくれたことは一度もありません。「せっかく苦労して様々な免...
猪肉の旨味をより引き立てるためにモッチリした食感となる料理方法はないものか。そう考えて先日は蒸し鶏の作り方をアレンジして試してみましたが、成功レベルには達せず。鶏肉と猪肉の肉質の違いを克服する難しさを知りました。ならばと、ブロ友さん方の様々なノウハウを総動員して蒸し猪に再度挑戦。結果は大成功裏に終わりました。やはり料理研究家の方々の知識や経験値の高さは凄い。いつものことながら本当に勉強になります。...
「社会貢献のために狩猟を行っている」とは思いませんが「気が付けば社会貢献している」と思わずにはいられない毎猟。今日も集落の方から熱烈なるエールを頂きました。「お疲れさまでした。いつも ありがとうございます」と、栄養ドリンクと煎餅を差し入れて頂いた私たちは恐悦至極。思えば…皆で力を合わせて事を成し得た喜び。ジビエを味わう楽しみ。猟隊の運営に大いに役立つ捕獲報奨金を得る安心感。そして鹿の大増殖を抑え、猪...
世の中は三連休のようですが、仕事でバタバタの私は今日も出勤。なんとか残務を片付けて早めに移設犬舎に向かうと、途中で天気が急変。雪が舞いだしました。比較的に温暖な伊豆半島でも、北向きの風が吹くと雪が降ることもあるため油断は禁物。「SRで来るんじゃなかった」と後悔しつつ、猟犬たちの世話を急ぎます。雪の中を はしゃいでいるのは三重地犬のシオだけ。コーシンはいかにも寒そう。この手の洋犬は寒さに弱いですから。...
「焼く」「煮込む」「揚げる」ばかりだった猪肉料理。気付けば「蒸す」は試したことがない。鶏肉では蒸し料理を作り、その旨味を楽しんでいるのに。そこで鶏肉と同じような作り方で猪肉蒸しを作ってみることにしました。まずは猪のロース肉500gを解凍。漬け汁が鶏肉ほど染み込まないと思われるため、金串で肉全体を刺しまず。もう遠慮なくブスブスと。そうしたら次が問題。漬け汁の味付けや量、そして漬け込み時間が分からない。こ...
今日の猟は大失敗。自分の浅慮ぶりが嫌になります。目標は猪1頭に鹿4頭の猟果だったのですが。「大人数だから大きな猟場をやろう」と、私が楽観的思考で半ば強引に決めてしまったのが運の尽き。もっと皆の考えを取り入れるべきでした。簡単には、小さな猟場を大人数でガッチリと囲むのもアリだったのです。読み違いの一番の要因は雨。夜半から明け方まで降り続いた雨が獲物たちに移動を促した。いや、シッカリと降ったようなので「...
猟犬たちの上前をハネてまで作りたかった鹿スネ肉シチュー。とにかく煮込んだスネ肉の食感と旨味は最高なのです。でも、このままでは猟犬たちに申し訳ない。そこで鹿のモモ肉の中でもスジの多い『シンタマ』と呼ばれる部位を猟犬用に加工することに。今回はシッカリと味が染み込むまで煮込みたかったため、スネ肉を使用しましたが…シンタマは、実はシチューにも向いていて、すぐに食べるのならばコレで調理するのがオススメです。...
猪も鹿も基本的に捨てるところはありません。肉や内臓は人や犬にとって大切なタンパク源となりますし…皮、角、牙などは日用品や装飾品として色々と使い道があります。コレなどは最高のシフトフィール。もちろん骨だって貴重。スープ作りには欠かせません。ところが有害鳥獣捕獲や管理捕獲等で次から次へと捕獲しなくてはならないため、毎回すべてを活かすことは時間的にも物理的にも厳しいものがあります。でも、そんな状況にあっ...
山に入ると様々な出来事に遭遇するもの。とくに狩猟を始めてからは、そんなことが増えています。以前、こんな事がありました。初夏の管理捕獲で林道を通ろうとしたところ、山の入り口の空き地に1台の車が停めてありました。その時は登山者の車だと思っていた私たち。ところが1週間後に同じ場所を通ると、またその車がある。他県ナンバーのその車は四駆。もしかすると登山者ではなく、渓流釣りの釣人ではないか?と直感した私たちは...
先週の猟は今期初の雨天中止。軟弱猟師の私たちは晴れた穏やかな日にしか猟行しないのです。そして待ちに待った今日は、寒いけれども絶好の狩猟日和。思わず「釣り日和」とも言いたくなるほどに海も穏やかでした。まずは猟の前に景色を眺めて心を落ち着かせ…ではなく、各タツ配置を確認するために海際に。山から少し離れた開けた場所だと無線が通じやすいのです。互いに到達時間を確認し合って、最後のタツが配置に付いたと同時に...
西日本方面に比べると猪犬文化が根付いていないと感じる伊豆地域。地元の猪犬の話は時折り耳にしていましたが、ここ10年余りで血筋が途切れてしまったり、また累代弊害等により その状況にない血筋の話だけになってしまいました。このままでは地元の優れた猪犬血筋が途絶えてしまうのは時間の問題。しかし諦めるわけにはいかない。そう思って伊豆の猪狩師の情報を更に収集。色々と犬を見て回りました。私が猪犬に求める固定させた...
なんだか加速に鈍さを感じる回転域があるし、アイドリングも安定しない。旧車にはありがちなことで原因がキャブレターにあることは明らか。車検を取って乗り始めた古いSR400ではありますが、完調まではあと一歩。とは言え、若い頃に乗っていたSRX600やフサベルのFS650eとは異なる穏やかな鼓動を感じながら、ホッコリする毎日を送っています。そこで冒頭の症状を直して更に楽しめる通勤バイクにしようと思い立ち、作業を行うことに...
頭に大きな衝撃を受け続けてきた私の半生。バイクによる事故や転倒が原因で、その回数は枚挙に暇がありません。運が悪ければ今までに5回くらいは あの世に行っていたことでしょう。考えてみれば、こうやって元気でいられるのはヘルメットのおかげ。でも、その命の恩人でもあるヘルメットは満身創痍な状態。中でも学生の頃より40年も愛用しているジェットヘルメットは酷いもの。安全基準をクリアしていたであろう期間を35年もオーバ...
少し前の『鹿燻』の続きです。あれから3日後に乾燥させていた鹿肉をピンチハンガーから外しました。手触りはモッチリしているものの、表面はサラサラとなった鹿肉。燻煙のエグ味を付けないためには表面を乾かすことが大切です。では燻煙工程に入ります。鹿肉を並べて・・・半分にカットしたスモークウッド(桜)に着火。一本の燻煙時間は4時間なので半分では2時間燻煙となります。これならば庫内の温度は上がっても20℃程度にしかな...
鹿の肩から首にかけての表層の肉は焼肉で頂くと抜群に旨い。一方、猪の同部位は、筋肉層の構成が異なり、肩肉とネック肉と脂が混在して一塊となっているものの これも実に旨い。でも火の通し加減や縮み方が違うため、一枚肉としての料理には向きません。それぞれの部分を小さめにカットして串焼きにするのが我が家では定番。猪肉の旨味と食感の変化が分かりやすいのです。それでは作業開始。まずは塊肉を大切りにします。次に肉質...
最近、猟車のワイパーやサイドミラーと窓ガラスの間に こんな物が挟んであることが増えました。職場の駐車場、ショッピングモールの駐車場、そして我が家では駐車場横の郵便受けに。やはり私の猟車がカッコイイからだろうか…平成7年式の今年で30年選手となるスズキのキャリイぱみゅぱみゅ号。猟行中に林道の地割れに落ちて横転したり、屋根がサビサビで穴が開きそうだったりで、満身創痍のこの猟車を何故に欲するのか。でも答えは...
狩猟者にとって『猟師小屋』は猟の段取り、解体、宿泊等において必要不可欠な施設。よって猟仲間の心の繋がりを強固なものとする集いの場でもあります。ありがたいことに猟場の地域や猟スタイルに応じて私が利用できる猟師小屋は現在4ヶ所。中でも移設犬舎の古家は一銃一狗の時に猟師小屋としても大活躍。一方、合同猟での巻狩りでは、3地域にそれぞれ猟師小屋があり、重要な役割を果たしてくれています。今日はそんな中でも理想の...
かれこれ生後10ヶ月となった三重地犬の若犬たち。先日、雄のフミは地元の猪狩師の元へと旅立ちました。何れは種犬となって血筋存続に貢献してくれるでしょう。そんなことで移設犬舎は少し寂しくなりましたが、我が家の犬舎は相変わらず賑やかな状態。フミの兄妹のマチとシオが元気過ぎて参ってしまいます。力いっぱい駆け回りたいようなので、また来月あたりから移設犬舎へと移動させるかな。母のカノと姉のスルガが このオテンバ2...
鹿の背ロース肉の尻側に付いているスジ別れの中途半端な部分。いつもは猟犬たちの食事行きでしたが、実はとても美味しい部分なのです。何年も狩猟に関わっているのに先輩猟師に教えてもらうまでは全くのノーマークでした。肉量的には希少部位で、対でも一頭から200g程度しか取れません。でも晩酌の肴にするには丁度いい量。今宵も焼肉にしてみます。なんと言っても旨味と食感が素晴らしいのです。スジと脂をトリミングしたら刺身の...
高校生の頃より乗り続けているバイク。当時は馬力至上主義で、メーカーもユーザーも速さ一辺倒の時代でした。それから十数年が過ぎて免許制度が変わり、誰もが大型バイクに乗れるように。すると今度は排気量の大きさを競い合う大艦巨砲主義に。何事においても天邪鬼の私ではありますが、その流れには抗えず。馬力と排気量とスピードを追い求めてしまいました。いわゆるスピードジャンキーの一人だったのかもしれません。ところが、...
珍味でお馴染みのイカ燻。スルメとは異なるソフトな食感もイイものです。なので女性や子供でも食べやすくて人気がある。そこで似たような食感の燻製を鹿肉で作ることにしました。部位は噛み切りやすさ考えて、スジの無い背ロース肉と内モモ肉を使用することに。スジがあろうが無かろうが熱燻での硬めの仕上がりとなる鹿肉ジャーキーとは対照的です。あれはあれで噛めば噛むほどに旨味が広がって美味しいのですが。では作り方はじめ...
今日の巻狩りも参加者は少数。皆さん色々と忙しいようです。でも、こんな日は思いのほか猟果が上がるもの。先輩方も経験上、それは分かっています。欲張らないピンポイントなタツ配置が功を奏すのです。が、それを口に出さない私たち。「こんな時って意外と獲れちゃうんだよね」は禁句。これは何事においても当てはまるもの。金メダルを逃すのと同じように獲物も逃すのです。よって喉元まで その言葉が出掛かりましたが、我慢。猟...
「一生 大切に乗ろう」と心に誓ったのは10年前。18万円で購入した中古のスズキ キャリイは今も元気に走っています。主には猟車として使用していますが、あまりの便利さに何処に行くにも殆どコレ。走行距離は未だに7万㎞台なので、まだまだ活躍してくれるでしょう。でも購入当時から あることが気になっていました。その時は走行距離が4万キロ程でしたが、潮風の当たる地域の車両だったと思わしきサビの補修跡が、そこかしこに見ら...
さて、この脂だらけの猪バラ肉はどうしましょう。いつもなら脂を切り取ってフライパンで加熱した後に揚げ油に混ぜてしまいます。でも今日は ある物をタップリのそのラード油で揚げ焼きにしてみました。業スーの焼そば麺が…こうなりました。猪ラードの香ばしさが加わった上に、カリカリの部分が食感に変化を与えてくれるはず。お次は、猪バラ肉に申しわけ程度に付いていた お肉を炒めます。火の通り難いニンジンと一緒でいいかな。...
「散弾銃」と言いながら基本的に散弾を使えなくなってしまった大物猟。使えるのは専らスラッグ弾と呼ばれる一丸となっています。6粒や9粒だった散弾が、それこそ「一丸となって頑張るぞ」と言わんばかりに一塊となって発揮する強烈な破壊力。そんな重い弾頭を音速と同じくらいの速度で射出する散弾銃は、軽い弾頭を音速の3倍ほどで射出するライフル銃と同程度の威力を有しているのです。そこで考えてしまうのが、どんなスラッグ弾...
今日の猟は私たち人間が獲物たちに翻弄されてしまった感あり。獲物たちは逃げ惑うようなことは無く、猟犬が離れた事を確認すると身を潜めてしまうため、次の一手が打ち難いのです。しかし、それを打開してくれるのが やはり猟犬。最終的にはニオイを辿って隠れた獲物を炙り出してくれる。そのおかげで今日も猟果を上げることができました。まずはお疲れさまでした。よほど疲れたみたい。そんな猟が終わったのを見計らって、猟場近...
冷凍ストッカーの中に猪のロース肉を発見。昨猟期終盤に獲れた個体の物でした。でも真空パックでの冷凍は素晴らしい。ナイスな肉質を保っていました。ならば今宵は猪カツでも作るかな。スジ切器で叩いた後に塩コショウ。あとは衣を付けて揚げるだけ。揚げ油は猪の脂から作ったもの。170℃前後で揚げるのが基本ですが、揚げ過ぎには注意。少し浮き上がり気味となり、箸で挟み上げて「パチパチ」っと少しでも その音がしたら出来上が...
現在の勤務地が三重県内の息子は、2月より静岡県内への移動が決まったとのこと。いきなりの辞令に本人は少々戸惑い気味。三重県の職場では面倒見の良い先輩方に支えられていたそうで、その方々との別れが辛いと。しかし静岡県は地元でもあることから友人たちに会いやすくなるため、複雑な心境のようです。残念ながら我が家から通える地域ではないため、またアパート暮らしとなりますが、私たち家族としては少しでも近くに息子が戻...
レギュレーターが壊れて過電圧となり、全ての灯火類が球切れとなった通勤バイクのスペイシー250。製造から41年が経過していたこともあり、ヒューズが切れる前に端子の腐食した部分もアチコチで溶断していました。もはや配線を作り直す以外に正常走行を行う事ができないと判断。ついにスペイシー250と別れの時が来たのです。10年ほど前に突然Uターンしてきた車に特攻して、車体も私もボロボロになってしまった事もありましたが…そ...
正月休みに帰省していた息子。私が「今の季節のオカッパリは釣れないよ」とアドバイスしたにも関わらず友人と近所の防波堤へと釣りに出掛けてしまいました。磯でのメジナ釣りならまだしも、防波堤でのサビキ仕掛けによる五目釣りだとのこと。せめてボート釣りでも…と思ったものの意外や意外の釣果。午後の3時間ほどの間にカサゴを十数匹にベラを数匹。中には亜熱帯性のアカマツカサウオの幼魚までも。そして大きめのタカノハダイも...
通販で注文した おせち料理。メーカーと配送業者の連携不足から生じた混乱により、年末には届きませんでした。おまけに31日ギリギリに配送不能状態にある旨の速達ハガキが通販業者より届き、おせち料理抜きの正月を迎えることに。家族全員 タメ息をついてのガッカリ大晦日。そこで、たまたま下処理中だった猪のモツを正月料理とすることを家族に提案。猪のモツ鍋やホルモン焼きが大好きな家族は、戸惑いながらも目の輝きを取り戻し...
数日前に再生処置を施した製造から7年のスタッドレスタイヤ。どのくらい硬度が下がって軟らかくなっているかな。溶剤とした灯油と共にオイルもゴムに染み込んだようで、新品のような潤いが戻っています。因みに処置を施す前の硬度の平均値は『68』でした。これが『60』を切っていれば上出来。さて数値はどう変化しているだろう。硬度計の平均値は『57』あたり。場所によっては『55』と新品と変わらぬ数値も。タイヤ溝の残りが7分山...
しばらく猟を休ませていたトラ。なので久々に猟車に乗せると大興奮で、犬箱の中では武者震いまでしている。それに今日は寒い。オーバーヒートしやすいトラにとっては体が良く冷えるため絶好の気温。放つ前から嫌な予感がしていました。でも たまには運動させないと。トラはハッスルし過ぎると一頭の獲物に固執して激しくアタックを掛けてしまう傾向にあります。つまり獲物との駆け引きを考えずに強引に突っ込む時があるのです。そ...
年末30日の夕方のことになりますが、診療最終日に獣医さんに行ってきました。コーシンの腫瘍切除手術から10日。無事に傷口も塞がり、予定どおりの抜糸となりました。当のコーシンは鶏卵大のぶら下がっていたものが取れたのを分かっているようで、術後は大はしゃぎの毎日。エリザベスカラー装着なんて お構いなし。とりあえず痛み止めと抗生剤を数日間投与していましたが、心配な局面は一度もありませんでした。抜糸をして貰いに行...
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます季節や分布域により食物は様々で、その影響で肉質等も個体差が意外に大きい猪。今回の猪は10貫ほどのメスで、胃内容物の殆どがドングリ。よって肉はもちろん、腸の質も良好でした。これがヌカやタケノコが主食だと少々臭うのです。でも、この「臭い」もモツ料理においては大切な風味の一つ。下処理の方法や加減が旨味を左右します。ところで今回の腸をなぜ良質と判断したかと言いますと、鮮...
息子の車用にとヤフオクでポチッた1万円のスタッドレスタイヤセット。ホイールは予備として合格点でしたが、肝心のタイヤは製造から7年が経過しており、かなりビミョーでした。タイヤ溝の山は7分ほど残っていたものの、ゴムが硬いのです。そこで以前より実施していたゴムを軟らかくする裏ワザを施すことに。一般的にゴムは一定の硬度を保つために油が混ぜ込まれています。ところが時間経過等により その油分が減って硬くなってしま...
年末のバタバタの中でも猟に出掛ける変態猟師たち。家庭を取るか獲物を獲るか。普通の猟師は家庭を優先します。よって今日の猟は参加者が極少数。タツ役が足りないため私はそちらに回り、勢子は先輩にお願いしました。風が強くなければ山の先端の狭い猟場を攻めたいところですが…こうも強風続きだと、そのような風の当たる場所には獲物は居ません。よって少人数ながら風裏の洞などがある大きな猟場を攻めざるを得なかったのです。...
今猟期は嬉しい出来事が色々と続いています。先日はこんな事がありました。猪狩りの見切りで同行していた若手君が「何でそれが分かったんですか?」と質問をしてきたのです。猪を巻狩りで専門に狙う場合「たぶん猪が居るでしょ」的な半ば当てずっぽうな猟は行いません。私たちはそれを「ガラ掛け」や「水っ掛け」と呼んでいて、鹿も狙いに入っている猟でのみ それを行います。ガラ掛け猟ばかりでは、私自身の見切りレベルが下がっ...
それにしても毎日色々とあるものです。本当に気が抜けません。歳を取ったり古くなると、誰でも何でも調子が悪くなるのは仕方のないことですが。それらのケアをするだけで精一杯の日々が続いています。とは言え、父は何とか一人で歩けるまでに回復しましたし、猟犬コーシンの腫瘍除去手術は上手くいき、以前の切れの良いフットワークが戻ってきました。と安心したのも束の間。今度は職場でトラブル続き。急に気温が下がったせいで、...
「イタチの最後っ屁」ならぬ「猪の最後っ糞」も強烈。正しくは「猪の最後っ下痢便」となりますが。この下品な表現に反省しつつも、事実なのだから仕方なし。よって生物学的表現に訂正しますと「猪の退避行動における軟便噴射」となります。これは、その表現のとおり猪が猟犬に追い立てられて「やばっ!」となった時に「ブシャ!」っとヤルわけです。つまり強烈な臭気で攪乱して自分のニオイを分からなくするのが猪の狙い。この退避...
今年の冬はやたらと寒い。今朝も-2℃の中をバイク通勤して指先がジンジンで もうイヤ。指が痛くてブレーキレバーを思うように握れず。危ないったらありゃしない。そういえば今年から社会人となった息子は車での通勤が主なよう。大丈夫だろうか。そんな心配をしていたところ、息子からスタッドレスタイヤに関する質問のラインがありました。ホイールとセットで買うと10万円以上もするため、どうしたものかと。「ならば父さんに任せ...
少し痛々しく見える お乳の腫瘍。でも本人は全く痛くない様子で、腫瘍に触れても全然平気。だからと言って猟行させるわけにもいかず。よって今日は腫瘍の除去手術を行うことに。たまたま我が家に帰って来ていた息子が、娘と一緒にコーシンを獣医さんへと連れて行ってくれました。そして麻酔から覚めた夜の7時。日帰りできるとのことなので、仕事から戻った私は息子とともにコーシンを迎えに。獣医に着くと私たちの声を聞いたコーシ...
先日のことですが、私が信頼を置く凄腕さんが珍しく失中しました。そして、猟が終わると皆の前で「油断してた。ごめんなさい」と。私がその言葉に更に信頼を深めたのは言うまでもありません。また、尊敬している先輩もそうでした。「くそ~ハズした!夢に出て来そう!ごめんなさい!」と、力一杯に悔しがり、頭を下げて謝っていました。その時も真の猟師の姿を見たようで、妙に清々しかったのを覚えています。ところが一方では失中...
あれま、コーシンたら なんて立派なキ〇タマなんでしょう。タマタマが鶏卵のLサイズくらいはある。なんて…実はコーシンは洋犬系なのに単犬でも猪を長時間足止めできるナイスな猟芸が身上の女の子。足が速い上にラウンドが上手いのです。猪が多かった頃は毎猟のように猪を獲らせてくれました。しかし、そんな女番長のコーシンでも病気には勝てず。お乳のシコリが気になりだしたのは今年の初夏のことでした。初めはパチンコ玉くらい...
今日は全員 丸腰。鉄砲も猟犬も お留守番。高齢となった地元猟師が猟仲間の先輩に猪山の管理を委託。その猟場の調査を皆で行うため、GPSと目印テープを携えて向かったのです。猪の逃走コースを探るには猟場の下見と、後に犬をかけて様子を見るのが手っ取り早い。何度か試すうちに逃走パターンが分かってきます。慣れない猟場では、まずはそこから。ところが乾燥続きと強風による落ち葉で調査の難易度は高い状態。でも先輩たちは次...
構造上、銃身を銃床ごと握ることの多い水平二連式散弾銃。時には汗で手袋が濡れることもあるため、その手で銃を構えることはサビの発生原因となってしまいます。製造時から鉄部全体に酸化鉄被膜処理が施されてはいますが、さすがに塩分の度重なる攻撃には勝てず。よって最近では やたらとサビが目立つように。そこで防錆処理を行うことにしました。でも一般的なガンブルー液での酸化鉄被膜処理ではつまらない。発生してしまった赤...
JR沼津駅北口に位置するココチホテルの2Fに店を構えるフレンチレストラン『ラパンアジル』そのオーナーシェフのヨッシーさんは私にとっては食の師匠。また彼は優秀なハンターでもあるため、頼れる猟仲間でもあります。ヨッシーさんは若い頃に本場ヨーロッパで洋食の修業を積み、帰国してからは大手ホテルの厨房でも修業を積んだ努力と情熱の凄腕料理人。なので狩猟においても非凡なる技量の高さを見せてくれるのでしょう。様々な素...
ここ十年余、私の誕生日プレゼントはスーパードライでした。酒税の影響もありましたが、薄給、マイホームローン、教育費等、様々な要因により困窮を極めていた我が家において、ビールはまさに高級品。感謝して一口一口 味わったのを思い出します。と、そんな誕生日プレゼントではありましたが、酒税が改正され、教育費もゼロとなり、日常的にスーパードライに手が届くようになった この一年。誕生日プレゼントをステップアップして...
世界はいったいどこへ向かってしまうのだろう。もはや一寸先も予測がつかない混沌とした時代からは抜け出せないのか。人間の知恵を平和に活かそうとする考えよりも、支配することに利用している独裁者たち。また、そのような独裁者たちからの洗脳や呪縛から逃れられない多くの民衆。そんな世界情勢において「この日本に生まれて良かった」と思える時代はいつまで続くのか。国のトップや政治がアレでは先が思いやられます。しかし、...
今日の猟は朝から厳しい選択を迫られる事態に。「よし、今日も頑張るぞ!」で猟犬を放つ直前に娘からラインがありました。なんと父の体調が朝から悪いとのこと。私への電話が通じなかったため、母が娘に連絡したのです。すぐさま母に連絡を取ったところ「具合は悪いけど、お父さんはまだ歩ける」と。しかし いつものパターンから考えると、夕方には動けなくなる可能性が高い。猟場から我が家に戻って猟銃と猟犬を降ろし、それから...
鹿肉の味わいの一つには、その食感があるともいえます。それぞれの部位により異なる筋繊維の太さや長さが様々な食感を演出し、料理の旨味を引き立ててくれる。背ロースはステーキやカツ、そしてタタキにも。低温調理のローストも なかなかに旨い。竜田揚げは間違いないし。モモはスジの無い部分も同じくステーキやカツなどに。ジャーキーならばモモのどの部分を使っても良いですし。煮込み料理のシチューやカレーならば肩もいける...
「強風が吹き続けた後は、風裏に位置する猟場を攻めるは上策」しかし、そうは言っても風が当たっていた猟場に多少は残っていたり、すぐに戻って来る個体もいる。そこで「モノは試しにやってみるか」で猟犬を放ったものの、やはり反応は薄い。今回の強風は5日あまりも吹き続いた上に横殴りの雨が降る日もありました。それに風が吹き止んだのは前日のことなので無理もなかったか。ところが最後の一粘りでシダ場に潜んでいた鹿が起き...
生後8ヶ月となった三重地犬の若犬たち。ここにきて やっと初めての発情期を迎えた雌のマチとシオ。通常より2ヶ月ほど遅い計算です。おそらく 猛暑が体にブレーキを掛けていたのでしょう。母体に過度の負担が生じると、本能的に発情を抑えるのです。出猟が多い雌犬は、その激務により体に負担が掛かり発情しないもの。それと同じ。今日はそんなマチとシオを移設犬舎より我が家に連れ帰ってきました。オス犬たちが あまりに気の毒な...
「たとえバックストップがあったとしても跳弾すると危険が生じる可能性があるため、猟銃を発砲した方向に民家がある場合は違法行為となる」そんな裁きが裁判で下されるならば、私なんぞは無法者もいいところで、猟銃を所持する資格はありません。散弾銃でスラッグ弾を撃てば500m、ライフル銃では4kmほども弾が飛んでしまいます。跳弾して威力が落ちたとしても、かなりの距離を飛ぶはず。よって、その方向に民家が無いことを完全に...
私が今まで所属していた悪の秘密結社を退職するとの話ではありません。獲物の解体時の話です「イーッ!」獲物の腹を割り、それから皮を剥ぐ方法での解体では、足首あたりから皮を剥ぎ始めるのが一般的。解体台や地面に横にして行うにあたっては、獲物の足先を固定しないことには作業は思うように進められません。一方、吊るし方法では、皮を持ち手で引いても獲物の重みによる一定の張力で安定した角度が保てるため、一人でも問題な...
先日に捕獲した猪は12貫ほどのメス。猟場にはドングリが大量に落ちていたこともあり、肉質は上々。早速、食べてみることにしました。まな板の上に取り出したるはモモ肉。大腿骨を中心に一周骨抜きをした塊肉。家族にリクエストしてみると「ソテーにして!」と料理メニューは即決。折角なので?くるりんぱとカットした塊肉を広げてカットし、長~い切り身?としました。まずは塩コショウを。それが馴染む間に猪脂でニンニクを炒めま...
「猪が居ないのなら猪の居る場所に行こう」とのことで、離れた地域の猟師仲間の猟場へと猪狩りにGO!今日の巻狩りは参加人数が少ないため、囲みに一抹の不安を覚えましたが、石垣跡の多い猟場であることからタツの配置は絞りやすい。猪は逃走ルートを予め決めていることが多いことを利用するのです。見切りの途中、山裾の農家さんに一言挨拶を。「頑張って獲ってください」とエールを頂きました。6mmのメッシュ柵で囲まれた畑が、...
こちらの地域ではニホンジカの捕獲頭数が徐々に減ってきています。この状況に「ニホンジカ管理捕獲の打ち切り」の暫定的な通達が県農林事務所よりありました。どうやら来年度、もしくは再来年度の事になりそうですが。やはり本能は大したもの。鹿だって生き延びるために必死なのです。今までの罠の仕掛け場所では獲れなくなってきましたし、銃猟においても同じ攻め方では獲れない。つまり伊豆半島においては鹿の生息頭数がある程度...
今の時代において「番犬」などとは懐かしい一昔前のワード。そんな私が子供の頃を振り返ってみますと・・・夕方になると町内のアチコチから食事を催促する犬の鳴き声が聞こえてきたものです。その時代は「犬」と言えば中型犬や大型犬が多くて外飼いが中心。まさしく番犬の役割を果たしていました。ところが今は室内で静かに小型犬を飼うのが主流。鳴き声による騒音トラブルを懸念してのこともあるのでしょう。それでも犬種によって...
ガラクタだらけの我が家。バイク部品、釣具、狩猟道具等々、その数は無限。。。私は決して物欲が強いわけではありませんが、実際に試して判断したいタイプなので、こうなってしまうのです。。。本来ならば息子が同じような趣味を受け継いでくれるといいのですが。どうやら私とは全く異なる感じ。温泉巡り、映画館での映画鑑賞、時々博物館などと少々アカデミック。したがいまして、私があの世に行ったら家には使うあての無いガラク...
昨日は林道の土砂を人力で大量に除去したため、グダグダに疲れてしまいました。体幹の衰えを強く感じてしまい 己の怠惰な生活を反省するばかり。でも小型のユンボが欲しい。。。で、疲れ切った体を回復させるには肉料理が一番・・・なハズ。冷凍ストッカーの中には昨猟期の猪肉しか残っていませんが、肉表面のトリミングを行えば中の方は大丈夫。それにトリミングで肉表面を削れば削るほど喜ぶ人たちもいる。「人じゃなくて犬でし...
よし、今日も頑張るぞ!猟場へGO!獲物は・・・いや得物は鉄砲ではなくコレだけど。なのでチミたちは お留守番ね。で、本来は猟期前に行うはずだった猟場アクセス路の整備に向かいました。枯れ木や竹をどかしつつ、岩も除けます。先輩のKさんが手際よく作業を進めてくれるため、整備が捗るのなんの。次の猟場では大木と崩れた土砂が林道を通せんぼ。Kさんがチェンソーを持って来てくれていましたが・・・中間の太枝を切り落とせば...
いったい何が真実で何が噓なのか。そして嘘は なぜ存在するのか。人間とは面白くも哀れな生きものです。これは「全ての人」との意味ではありませんが。「どんな手段を使っても自分の思いどおりに事を進めたい」と思う一部の人間たち。これは己の利権や保身等、つまり「強い欲」が引き金となってしまい、傲慢さがその引き金を引いてしまうようにも思います。また判断力の低い者は、そのレベルで相手のことを考えてしまう。何れも嘘...
一ヶ月ほど前の出来事です。有害鳥獣捕獲を終えて本部に戻る途中、道端に倒れている人を発見。その横にはロードレーサーが横たわっていました。路上の砂利にタイヤを取られて転倒してしまったのです。その方は あまりの痛さに立ち上がることはおろか 動くことすらできず。その後、救急車で搬送され、残されたロードレーサーは私が保管することに。離れた地域にお住まいとのことで、そのロードレーサーは退院してから取りに来ると。...
余生を山の中で静かにのんびりと暮らしたい。若い頃より そのように考えていた私の両親。そして時が経ち、今はその夢を叶えて毎日楽しそうに過ごしています。ただし父は89歳 母は81歳との年齢を考えると、私の方は毎日が心配でなりません。そんな中、父は数年前より体調を崩すことが多くなり、その度に点滴を受けに毎日 下界の病院へ。幸い主治医に恵まれたこともあり、休診日でも それを行ってくれるため心強いのですが。しかし容...
今日の猟場は勝手知ったるホームグランド。もちろん下見なんぞは不要のドル箱ポイントは そこかしこに。そして、タツ場には泣く子も黙る凄腕猟師や有能な狙撃手の面々が配置。可哀そうだが獲物たちに勝算は無い。・・・・・猟犬たちを放つと、程なくして銃声が山間に木霊しました。それは時間を置いて何発も。無線からは「う~ん、100m以上はあったな。どうかなぁ」と。声はスコープ付き銃を構える名手。そこは、いつも15∼50mの場...
大物猟を行う動機は人それぞれ。また その楽しみ方や楽しいと感じる要素も色々。そんな中で自分自身を振り返ってみると、狩猟を始めた当初とは動機や楽しみ方が変化していることに気が付きます。初めは鹿の食害による山々の異変に私自身が直接的に気付いたことと、ハンター不足との情報を耳にしたことが そのキッカケとなりました。定年退職後の社会貢献の一環として、有害鳥獣捕獲や管理捕獲に従事することを決意したのです。とは...
「ブログリーダー」を活用して、あっきょさんをフォローしませんか?
生後2ヶ月を前に子犬に名前を付けることにしました。結局、我が家は お婆ちゃん犬のコーシン似のメス1頭を引き取ることに。一方、母犬の飼い主のEさんは、Eさんがケガをさせてしまったメスの1頭の面倒を見ることになりました。ところが…Eさんが持病の悪化のため入院してしまったのです。医者からは入山を控えるようにと言われてしまったようですし。「次に転倒したら歩けなくなる可能性がある」と。よってEさんからはケガの子も委...
二度の出産と その後の産後ケアで4年ほど休猟させていた三重地犬のカノ。気力体力が完全に元に戻ったようなので猟場復帰させることにしました。久々の猟にヤル気満々のカノは居ても立ってもいられない様子。「アタシ、獲物をめちゃくちゃ追い倒したい気分なの!」と言わんばかり。一方のレイも それに触発されて いつもより興奮気味。先輩の朝の見切りにより、とある地区に猪が潜んでいると判断。まずは先行して先輩勢子が猟犬を放...
時折り雨が強く降る中、今日は3頭のメスの子犬を引き渡しました。中でも私が最も溺愛していた子犬が旅立ち、少し寂しい気もします。顔の模様により目がクリクリと見えて実に可愛いのです。私はその子犬に「デメタン」と名付けて毎日抱き上げ愛でていました。必ずや幸せな猟犬人生が待っているはず。そう思い、新たなる飼い主さんに手渡した時のデメタンの温もりを記憶に留めることにしました。みんな達者でな~♪...
有害鳥獣捕獲は地域の方々の理解や協力があって初めて成り立つもの。したがいまして、地域の方々への感謝の気持ちや配慮を忘れてはなりません。私の所属する猟友会では、隊長はじめ隊員たち全員がそれらに対して強い意識を持っているため、今まで目立ったトラブルなく捕獲業務が行えているのです。そんなことで、先日は有害鳥獣捕獲を行う前に山際でヤギを飼育している兼業農家さんに連絡を。この兼業農家さんからは猟犬飼育用にと...
♪ある晴れた昼下がり猟場へ続く道軽トラがゴトゴト子犬を乗せて行く可愛い子犬貰われてゆくよ悲しそうな瞳で見ているよ「どこに連れて行くねん」と少々ご立腹の様子ですが。なので待ち合わせ場所でプチ散歩。昨日、まずは2頭のオスのそれぞれを猟師仲間の方々に引き渡しました。あとは週末にかけてメスたちを引き渡す予定です。寂しくなるな。...
本来ならば進行係のはずの私。ところが所属する猟友会支部から参加する選手の頭数が足りなくなり、出場せざるを得なくなったスラッグ・ライフル射撃大会。でも、コレを射撃練習の機会と捉えれば、これほど合理的なことはありません。支部によっては幾つかの補助があり、おまけに こんな物まで頂けます。参加賞ですが。嗚呼、情けない…こんな下手くそな私でも やはり勝負には勝ちたいもの。しかし銃身後退式銃のオート5のクセを未だ...
下界のWi-Fiが有効な環境の何と素晴らしきことよ。山中に位置する移設犬舎生活では通信サービスの『ギガ』が生命線。なのにYouTubeを観たまま寝落ちしたり、BGM代わりに使っていると、驚くほど速い速度でギガが減ってゆく。それこそ30ギガなんて半月で使い切ってしまう。その後の低速通信では精神的に耐えられないし、要所で固まってしまうこともあるし。すると「1ギガ追加で550円です」なんてボッタクリのメールが通信会社から入...
我が家のように様々な猟芸を示す猟犬がいると、編制によっては狙ったとおりの猟が行えるものです。猪メインで攻める猟。鹿の管理捕獲に徹する猟。少人数で行う猟、大人数で行う猟。狭い猟場、広い猟場。また早目に猟を切り上げたい日や、その必要が無い日 等々。これらに合わせて猟犬編制を考えるわけで、それが思いのほか上手くハマります。ただし残念なことは、猟仲間の中でコレに気付いているのは一人だけ。この猟仲間は膝を痛...
年々参加者が減っているフィールド射撃大会。こちらの地域では射撃技術の向上をスラッグ射撃に求める傾向があるため、フィールド射撃、つまり皿撃ちを行う人が相対的に少ないのです。大物猟であっても銃のスイング等を含めてフィールド射撃の方が有効だと思うだけに残念でなりません。かく言う私も皿撃ちは技能教習で一度行っただけですが…そんな中、先日は大会の進行係を務めてきました。やはり お皿が木っ端微塵に砕け散る瞬間は...
先日の日曜日にも有害鳥獣捕獲を行いました。GW中とのこともあり、低山ハイキングコースから外れた地区を対象とします。そこは鹿の大増殖地帯。猟犬はレイが負傷中だったため、またもやトラのみを出動させました。トラはこのところ猪に痛い目に遭わされ続けており、すっかりビビリ犬に変貌。体の傷は大したことありませんが、心の傷は大なのです。よって鹿を追わせて自信を取り戻してもらおうとの狙いも。ハッキリ言って猟犬として...
「また今日も鹿だらけなんだろうな」で出猟した先週の有害鳥獣捕獲。ところが放った途端に鳴き止めを始めた猟犬たち。どうやら猪のよう。豚熱や錯誤捕獲の影響で猪が減ってしまい、ここ何年も そのようなパターンから遠ざかっていたため、初動に後れを取ってしまいました。しかし、先輩方と吟味を重ねた上で行ったタツ配置。その猪はタツ役により呆気なく御用となりました。猟場内に散開した猟犬たちが別の場所でも鳴いていたこと...
つい先日まで夏山へと一直線だった富士山。頂上付近の雪が溶けだして黒と白の斑模様となっていました。ところが昨日に一雨降ったら真っ白に。また冬に逆戻りしたみたい。GW中だというのに朝は寒いし。私は仕事だし。せっかくなので通勤途中にパシャリ。ナラシ運転の終わったディオ110と富士山と超特急。スマホで撮ってみました。因みに今日は旗日とあって私の周りには本格的な撮り鉄さん方が10人余。ここは なかなかの名所なのです...
巻狩りでは最高気温が25℃近くになると猟犬も勢子も暑くてバテバテ。タツ役だって獲物の引き出しでは汗だくに。おまけにマダニの猛攻を受けて、お互いに猟服をチェックし合う おサルさんのグルーミング状態。「おっ!動くなよ…ほら捕まえた!」なんて。先日の有害鳥獣捕獲は、そんな過酷な猟となりました。それを想定していた私は、暑さが大の苦手のトラとレイを出動させることに。一見逆のように思いますが、この2頭は体がオーバー...
私に狩猟の様々なノウハウを教えて下さった先輩方。そんな先輩方も気付けば皆さんが後期高齢者。でも狩猟における感性の鋭さには一点の陰りも無し。山中での歩みが少し遅くなっただけで、頭の回転の速さは相変わらずの量子(猟師)コンピュータ…ところが先日のドタバタ劇には笑ってしまいました。おそらく私がいなければ箱罠は まともに組み上がらなかったでしょう。役場から依頼を受けた箱罠の設置。今回のタイプの箱罠はハンドメイ...
猟師仲間の方々のおかげで子犬たちの行き先が思いのほかスムースに決まりました。皆様のご協力には感謝の言葉しかありません。親犬の飼い主のEさんに代わって御礼申し上げます。で、Eさんからは可愛い子犬の写真が送られてきました。子犬の詰め合わせセット…産屋を掃除するために子犬たちを箱に入れたところ…余裕のあった一週間前とは打って変わってパンパンに。どうやら お目々も開きだした感じ。可愛いな♪まだハッキリと見えない...
農林事務所の担当者と猟友会の上役に「林道の復旧を実施したいんだけど…」と打診してみました。もしかすると重機のレンタル代くらいは補助してくれるかと思ったのです。で、答えはこう。「どんどんやって下さい。猟場へのアクセス路の復旧は遠慮しなくていいですよ♪」と。えっ…そうじゃないんだけど…と控えめな私。仕方なく「まぁ やってみるか」で人力で頑張ってみることにしました。チェーンブロックとチェーンソーがあれば何と...
生きもの飼育を趣味としている私にとって、ここ数年の異常気象は心配のタネでもあります。とくに夏の猛暑には頭を抱えてしまい、その対策に四苦八苦。それこそ一歩間違えば命に係わること。しかし、電気代や省エネを無視すればエアコンで何とかなるのでしょうが、それは如何なものか。生きものたちを甘やかし過ぎるのは、生きものたちのためにならず。そんな中で「せめても」とのことで、換気扇やサーキュレーターで何とか猛暑を凌...
ニュースを観ていなかったがばかりに乗り入れてしまった高速道路。日曜日は酷い目に遭ってしまいました。おかげで射撃練習会には大遅刻。ところが同じ憂き目に遭った参加者が数名いたため、練習会のスタートもそれに合わせてスライド。なんとか予定どおりの弾数を撃つことが出来ました。それにしてもネクスコ中日本の対処はお粗末極まりない。有事への対応が全く出来ていないのです。驚くばかりの無能ぶりに呆れるばかり。一歩間違...
Eさんに確認してもらったところ、なんとメスが5頭でオスが2頭でした…えらいこっちゃ。肝心のEさんは「オレはメス1頭でいいよ」だって。ビープロの強烈コーシンの孫なので、どの子も成犬になれば良い働きをしてくれると思うのですが。コーシンの長男の父犬ゲン君は1頭ででも猪を足止めできる犬ですし、母犬もラウンドが得意な良い犬。まずは私が信頼を置いている猟師仲間たちに連絡を取ってみました。そうしたところ、すぐに2頭の行...
「もしも子犬が たくさん産まれたら2∼3頭もらってね♪」と勝手な事を言っていた猟仲間のEさん。3月29日に無事に出産したとのことで写真を送ってくれました。って、たくさん産まれとるやないかい!数え切れんわい!どうしましょう。「我が家は区画の関係でメス犬しか飼えない」と伝えてしまったため、メス犬が産れていたら強制的に割り当てられてしまう。ヘタなことを言うんじゃなかった。お願いだから全頭オス犬でありますように…な...
一年中となって久しいニホンジカ管理捕獲。今期もまた始まりました。そんな今日は、まずは巻狩りで。私はタツ役で参加。配置したのは この林道沿いでは最も重要で、隣り合う尾根の渡りに使う『鹿の交差点』とも言える場所。この薄暗い林間で真価を発揮しそうな水平二連銃に引いたホワイトライン。実に狙いを付けやすい。気の毒ではありますが、鹿にとって『死の交差点』となるのは時間の問題。動きを止めて気配を消し、鹿の発する...
生後2ヶ月を過ぎた三重地犬の子犬たち。その行動を観察していると、学習能力は もはや成犬と同じレベル。とにかく頭が良いですし、破壊行動も遊びの一つとなっている様子。物を壊して面白がっているのは知能が高い証拠。形ある物は全て破壊の対象となり、一通り噛んで壊して その物の構造や強度を考察している。でも「いけない!」と注意をすると「スパッ」とヤメる。大したものです。手遅れだった・・・この驚くべき知能の向上は...
修理をしながら乗り続けてきたスペイシー250。ついに地球を5周しました。それでもエンジン自体は まだまだイケそう。ところが足回りの各ベアリングは要交換状態。ブレーキ系も問題だらけ。正直なところ「もう引退かな」と。今朝は職場の駐車場で「なんだかマッドマックスに出てきそうだね」なんて言われるし。フレームとエンジンだけ感が そう見えるのだとか。ちょっと嬉しいな♪でも、そうは言っても安全上 40年も昔のボロボロバイ...
今日は有給休暇を取って所属する猟友会の総会に出席してきました。私自身が理事を新任することになり欠席する訳にもいかず。そんなことよりも・・・役員の方々が頑張って下支えして下さっているからこそ狩猟環境が整っていることを実感。今後 私たちの世代が同じことを行えるのだろうか。少々不安にもなりますが、今はシッカリと学ぶことから始めて、焦らずにコツコツと身につけて行こうと決意を新たに。また行政との連携や調整が...
以前、猟仲間に類まれなる倹約家の先輩がいました。猟行時のガソリン代も節約したいようで、自分の車は極力出動させずに人の猟車に同乗してばかり。見方を変えれば省エネなエコ猟師。二酸化炭素の排出削減を考えてのことなら大したもの。でも「自分の車で行こう」などとは一度も聞いたことがありません。そんなことなので他事でも色々と。よって猟隊の皆も少々呆れ気味でした。その倹約家の先輩は我が家の近所に住んでいて、猟期外...
朝の4時半、空が白み始めると同時に聞こえてくる取っ組み合いの声。日課でもある子犬たちの激しい朝稽古が私の目覚まし時計代わり。チビちゃんであっても生まれ持った闘魂は猟犬の証。ご近所さんも その事を理解してくれているハズです。。。ごめんなさい。この状況は猟仲間のKさん宅でも同じ。「いやぁ凄いね朝から。もう大騒ぎだよ」と。メスのドンちゃんと オスのタロー君も朝稽古に励んでいるようなのです。そんな話をしている...
猟仲間のWさんご夫婦の元で新生活を送ることとなったリキ君。その際にWさんから こんな物をいただきました。なんと『釜揚げしらす』を2kgも。それも獲れたて茹でたての最高品質の釜揚げしらす。多めに摘まんで頬張ってみると、口いっぱいに広がるホクホクとした食感と優しい旨味。塩加減も絶妙。それを見ていた娘にも、まずは韓国スプーンで一杯。「美味しい♪ 今の一杯で いったい何匹食べたかな♪」その素朴な娘の問いに応えるの...
生後2ヶ月となり、新しい飼い主の元へと旅立つ子犬たち。まずは猟仲間のKさん宅へと向かいます。喜ぶKさんや そのご家族の姿を思い浮かべながら ゆっくりと安全運転。そしてKさん宅に到着するや否や「待ってました!」とばかりに皆さん お出迎えで満面の笑顔。こんなに歓迎していただいて私は幸せ。でも、もっと幸せなのは子犬たち。まずは少し成長したら入る予定の犬舎を拝見。おぉ素晴らしい。それに衛生的。昼間は入り口を開放...
いつも考えてしまうのです。どんなタイプの人の背中を押せば「よし、やってみるか」と狩猟を始めてくれるのかと。統計上、実際に狩猟を行っている人は、およそ1000人に一人。ラグビーをやっている人たちと同じくらい。つまり比率的に少ないのです。よって少しでも勧誘確率を高めるために狩猟者のタイプを分析。まずは先輩猟師方の特性を振り返ってみます。すると一番多いのは、自然の物を自らの手で採取および捕獲して、それを美味...
当時、小学生の娘の学習塾通いにと小型車を物色。送迎は時間的に家内の役目となってしまうため、家内のお気に入りの車種を選択。それがローバーミニでした。後に息子も同じ塾に通うようになり、往復10kmほどを行ったり来たり。一般的なメンテナンスは私が行い、専門知識を要する部分はミニのショップに依頼。冷却系、ブレーキ系、燃料系、足回り等は予防的に早目に刷新。そんな整備状態だったためローバーミニとしては良質な個体...
今回の子犬たちも、私が信頼を置いている猟師仲間の元へと貰われて行きます。皆さん新しい家族が増えることを心待ちにしているようで・・・その様子からも子犬たちの幸せな未来が見えてきて、私も幸せな気持ちになれます。私の一番の目的は、我が家の三重地犬の血筋を存続させること。よって、お金のやり取りは一切ありません。したがいまして貰って頂ける方には信頼と信用がセットとなるため、必然的に親しくお付き合いさせて頂い...
ファイヤ~!子犬用缶詰の空き缶が写り込んでいるのはご愛嬌。我が家では犬用と人用の食器や食べ物に境界はありません。。。そんなことなので、昨日は猪肉の焼肉を食すにあたっては脂が多過ぎたため、外側の脂を少々トリミング。その脂と鹿肉、そして筍をを煮込んだ一品も作りました。その名も『伊豆鹿の血肉と猪脂の筍煮』実に美味しそうである。。。と、冗談ばかり言っていると本当に食べてしまいそう。この怪しい筍煮はドライド...
子犬たちを観察していると食欲や食事量に違いがあることに気が付きます。無心で ひたすら食べ続ける子。食べたり控えたりと食べ方に変化のある子。消化能力の個体差は、思いのほか大きいように感じます。「子犬は食べ過ぎると その限界を吐いて知る」こんな話を耳にしたことがありますが、本当のところはどうなのだろう。そこには もっと深くて複雑な要素が絡み合っているように思うのです。(子犬たちも絡み合っている。。。)な...
進行し続ける老眼と、若い頃からのド近眼の狭間で猟銃の照準合わせに苦労しだした私。勢子役であることから狙いはオープンサイトのみで、光学機器に頼るわけにもいかず。銃身後退式ではあれ、自動銃のオート5はリアサイトを銃身前方へと移動させて目から離し、老眼仕様としたため、問題は解決。ところが水平二連銃は構造上 どうにもならず。そうしたところ、いつもお世話になっているブロ友さんからナイスなアドバイスを頂きました...
それにしてもシジュウカラの適応力は大したもの。天敵から巣を守るために人を利用する話はよく耳にします。ポストや伏せた植木鉢に巣作りしたりと実に逞しい。そんなことなので、犬舎移設地では猟犬が真下に居てもヘッチャラ。猟犬たちも見上げることはあっても、殆ど気にしていない様子。ならば飼育区画の真上の軒下に巣箱を掛ければカラスやタカを防げるはず。そう考えて巣箱をセットしたのは昨年秋のこと。すると今年の春先にシ...
以前、若手の猟仲間から「理想の猟芸って どんなの?」と聞かれたことがあります。猟芸とは、主には猟犬の猪へのアプローチや対峙の仕方のことで、そのパターンは様々。また単独猟や一銃一狗と巻狩りでは、求められる猟芸が大きく異なるため、一概には答えられない。質問をしてきた若手は猪狩師ではなかったため、とりあえず狩猟スタイルを確認。すると「単独での猪狩り」と直球ストライクな返答。「おっ、わかってるな」と思いつ...
今回のカノのお産で三重地犬の繁殖は一旦ストップ。カノは台雌としての役目を引退させて、あとは運動程度に山に連れて行く のんびりとした生活を送ってもらうことにします。本当にお疲れ様でした。この二回目のお産ではメスの子犬3頭のうち2頭を手元に残すため、一回目の子の駿河と併せて次の世代にバトンを繋げられるメスは3頭に。この中から私の理想とする猟芸に最も近いメスと、猟師仲間さんが苦労して存続させてきた猪犬血筋と...
先日、犬舎移設地近くの公共駐車場での出来事です。空きスペースに いすゞビッグホーンを停めたところ、その横に驚きの車が。なんと、いすゞ117クーペ。それも希少な初期型!わかる人には分かるマニア垂涎の車。ビッグホーンから飛び降りた私は、117クーペのドライバーさんにまずは挨拶を。そして「1.6Lのツインカムエンジンの初期型ですね!」と間髪入れずに。続けて車内を覗き込み「純正のウッドステアリングだ! よろしければ...
♪この木なんの木 気になる木 かなり弱った木ですから かなり危険なことになるでしょう この木なんの木 気になる木 犬が集まる木ですから 犬がケガすることもあるでしょう この木なんの木 気になる木 倒れたら柵が壊れますから 倒れた場所から犬が逃げるでしょう♪とのことで、犬舎移設地の柵内で立ち枯れしたコナラを伐採することにしました。昨年は弱々しいながらも葉が生えていたコナラ。しかし、今年はとうとう芽吹かず...
昨日は須山射撃場へと行ってきました。『フィールド射撃競技』と呼ばれるクレー射撃の地区大会の進行係を任された私。大会をスムースに進めるために奔走する一日となりそうな予感。ところが選手の皆さんは心得たもので、淡々と競技が流れてゆく。さすがはベテランさん揃い。そんなことだったので、選手の中には私に動画の撮影を依頼する人まで。「お~い、あっきょ君、頼むよ♪」や「次は自分のも撮ってくれる♪}などと。進行係だか...