高齢者は朝、目覚めただけで「勝ち組」と言われます。そうだね・・・と最初は感心していましたが、やがて欲深な私がその程度のことで「勝ち」とされるのは物足りないと思い始めました。この5月で、大腸がんは術後4年半となりますが、それも無事、経過しましたので、ここいらで本物の勝ちの気分を味わいたいと万座温泉に連泊しました。万座というとプリンスホテルが有名ですが、日進館は湯治宿ですので、リゾート感はなく。ワイルド...
ボヤボヤ暮らしているうち、はや6月となりました。これから、一年の後半が始まります。季節の移り変わりを象徴するように我が家の小さなベランダ庭園でも新たな花が咲きました。花菖蒲です。数年前に買ったものの、花が咲かなかったのですが、今年初めて咲きました。母を亡くしたばかりの私には淡い紫の花がなんとなく、さまよう魂を連想させます。アジサイの季節ですので、実家で摘んだアジサイも飾っていますが、初夏という気分...
5月21日、母の納骨が完了しました。墓には父、姉の骨壺がありますが、あらたに母の骨壺が置かれました。納骨を経験した方は誰ても感じることかも知れませんが、こんなとことに死者の魂はないという思いました。少なくとも化学の授業で人体のカルシュウムに魂が宿るとは教えられた記憶はありません。死者に魂があるとすれば、もっと広い異世界に存在し、その世界をさまよっているはずです。地上での人生のことも、残された人々のこ...
今日は5月11日。母が永眠して1カ月となります。実家は無人ですので、度々、訪れています。今後は、納骨、相続税申告、遺産分割、相続登記、不動産の売却と面倒な作業が控えていますが、その前に価値のない動産の処分や荒れたてた庭の管理という作業があります。荒れた庭にもアヤメが咲いていました。ツツジが終わり、アジサイもまだという季節にアヤメは丁度タイミング良く咲きます。昔は盛大にこんな感じて咲いていたのですが、今...
母は施設に入居していた母、実家の庭の様子をしきりに気にしていました。母は認知症が進んでいましたが、庭仕事が趣味だったので、庭のことを話すと話がはずみました。母の庭で一番の自慢はツツジ。一昨年、昨年と母はツツジを見ることができませんでした。そして、今年、ツツジの主はいなくなりましたが、この季節、ツツジが満開です。一昨日から3日館、実家にいましたが、母が縁側に腰をおろし、満開のツツジを眺めているような...
桜が咲き始めたと思ったら、あっと言う間に満開。そして、春の嵐で花がすぐに散っていましました。花見に行くこともできませんでしたので、今年は自宅マンションの中庭の桜で花見気分をあじあうことにしました。マンションの中庭には2本の桜の老木がありますので、苦労せず桜を見ることができます。このマンションを購入した大きな理由の一つです。実家ではさつきも咲き始めてします。実家の庭で摘んださつきを自宅に飾っています...
昨年10月から母のターミナルケアが始まりました。6か月間、小康状態を保っていましたが、ここにきて体調が不安定となっています。もう104歳です。何があっておかしくはないのですが、やはり気分は落ち込みます。昨日は、母の入所している施設から少し歩いたところになる葬儀場の下見。桜が咲いていましたが浮かれた気分にはなりません。とはいっても生きている人は日々を楽しく、生きても良いはずで、それが母の願いでもあると思い...
もう少しでソメイヨシノが開花しますが、今はその少し前、早春と呼ばれる時期です。この時期はなかなか綺麗です。実家近くのハクモクレンが満開となりました。かなり、見事です。実家にもハクモクレンがありましたが、今は見当たりません。実家の庭はは雑草に埋もれていますが、その中で水仙が健気に咲いています。下の写真は2019年3月20日に撮影したものです。河津桜は葉桜となっていますが、杏子やユキヤナギが咲いています。こ...
ここ数日、悪天候が続いています。昨日、2月22日も小雨が降っていました。実家では河津桜が満開、小雨のせいか、快晴の時より色が鮮やかに見えました。無人の実家には犬も飼い主もいませんが、河津桜を目指してメジロがやってきます。素人写真家としては河津桜とメジロを写したいのですが、メジロは素人写真家をあざ笑うように素早い動きでカメラから逃れます。その気があるようなふりをして、すぐに逃げる、男性をもてあそぶ美人...
能登半島地震の報道をテレビで目にするたび、被害の大きさに心が痛みます。能登半島には何回も旅行しましたが、一番気に入っている場所は白米の千枚田です。写真は2018年に撮影したものです。地震後の写真ではこの辺りも大きな地割れができており、再び、この美しい景色を見ることができるのか心配です。地震の報道、国会のゴタゴタ、GDPがドイツに抜かれて世界4位に転落と暗いニュースばかりですが、2月15日は春一番が吹き、春の...
心がモヤモヤしてくると旅行をしたくなります。歌人や俳人、詩人が良く旅をしているのは、絶えず心にモヤモヤを抱えているからではないかと思うようになりました。年をとると、若い頃とは違う動機でどこか遠くに行きたくなります。「行きたいから行く」のではなく、正直言ってどこでも良いのです。普段と異なる景色を目にしていると心に住み着いている問題が雲散霧消するような気がするからです。「知らない街を歩いてみたい」とい...
はや、年明けから2週間が経ちました。今日は1月15日。前回のブログを書いたのは1月1日ですが、その日のうちに能登半島で大地震が起こるとは考えてもいませんでした。正月気分がふっとぷ出来事でした。被災者の方々に心からお見舞い申し上げます。最近、特に感じていることですが、高齢になるにつれ、自らの健康不安に加え、超高齢の親の看取りという問題も生じます。経験のないことばかりで、ストレスが結構あります。ストレス対策...
西暦2024年1月1日となりました。明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。柴犬カレンダーも新しくなりました今日の朝食は正月らしくこんな感じです。お屠蘇は白鹿大吟醸です。サラリとして飲みやすい酒でした。2024年にはいよいよ後期高齢者となります。昨年は高校の同窓会もありましたが、私は欠席。同級生の中には私同様、健康面で支障の出てくる方が増えたようです。物故者も増えています。男性の平均寿...
今日は12月21日、今年も残り僅か10日です。パーッとした気分になりたいので、休暇村南伊豆に連泊してきました。休暇村南伊豆は松原越しに海を臨みます。部屋から海が一望できるわけではありません。少し歩いて松原を出ると弓ヶ浜の静かな海が広がっています。夕食はバイキング。刺身盛り合わせと地酒飲み比べセット。食べる量が少なくなったので、バイキングが丁度良いという感じになりました。南伊豆連泊で気分転換ができました。...
自民党派閥のパーティー収入の問題が新聞やテレビをにぎわせています。政治家は「お答えを差し控える」、「事実関係を精査する」、「適正に処理をする」とか言っていますが、こうした言葉は悪事を隠すための常套的な逃げ口上であることを我々は知っています。逃げ口上はあくまで逃げ口上であり、言い続けけていても逃げ切れるものではありません。政治家の表情がこわばっているのはそのことが分かっているからです。彼らは辛い年末...
実家ではツバキが咲いてします。実家の主である母は1年10カ月、実家を留守にしており、戻ってくる可能性はありません。それでも主の居ない庭には季節は訪れ、木々は季節を忘れません。今日は11月30日、明日から師走です。この季節には喪中ハガキが多くなります。新聞でも死亡記事に真っ先に目が行ってしまいます。政治経済のことよりも誰が死んだが気になるのは年齢のせいです。数日前、三井住友FGの現役社長が亡くなりました。年...
数日前の夕空。自宅ベランダから撮影しました。夕空に細い三日月が出ていました。今はもっと太っており、夕方早くから東の空に浮かんでいます。まだ、暖かいですが、11月も下旬。立冬も過ぎ、冬になりましたが、冬の夕空は綺麗です。11月は母の誕生月です。無事、104歳の誕生日を迎えることができました。母が入所している特養の部屋で撮影したものです。数人のスタッフが来て、「ハッピーバースデイ ツーユー」を歌ってくれまし...
11月は暖かいと油断していたら、さすがに寒くなりました。いよいよ、冬が来たという感じです。下の写真は首都高から撮影した夕方の景色です。施設に入所している母と面会して帰ると、自宅近くは夕暮れでこの景色です。寝たきりで頭がはっきりしない母と話すもは疲れます。その疲れの中でこの景色を見ることが多くなりました。主のいない実家の庭では、夏みかんが実っています。母が施設に入所してから1年余り、それ以前の入院を含...
今日は11月4日。最高気温の予想はなんと26度、11月なのに夏日です。夏の暑さと比べて快適なのが救いですが、それにしても異常です。ベランダ庭園ではピンクの秋薔薇が咲いています。八重のムクゲも咲いています。ムクゲはてっきり夏の花だと思っていたのですが。秋にも咲くのですね。10月29日の朝日歌壇から一首。大和郡山市 四方護様の短歌です。啄木の三倍生きて花屋の前とおりすぎけりある歌思うある歌とはこんな短歌です。友...
今日は10月26日、来週はもう11月です。暖い秋ですが、朝夕はさすがに大分ひんやりとしてきました自宅のベランダ庭園では、バラが咲いています。今日の朝日新聞には「秋薔薇」という言葉が載っていました。薔薇は春だけではなく、秋も咲く・・・毎年、目にしていることですが、初めて知った気がします。人と言うのは何かを見てもただ目に映っただけのことが多く、何も見ていないのと同じです。言葉になって初めて、ああそうかと記憶...
1週間ほど前、実家の部屋から撮影したムクゲ。10月に入ってもずいぶんと頑張っているので驚きました。今年の猛暑の影響でしょうか。さすがに今はもう花は咲いていないでしょう。外を歩いていると金木犀の香りに気づくようになりました。永遠に暑い日が続くと思っていましたが、季節は変わっています。こんな花も見かけました。はて、花の名はなんでしょうか。頻繁に実家を訪れているのは母が入所している近くの施設に行くためです...
今日は9月最後の日。少し前の殺人的な暑さは和らいだものの、この時期にしてはけっこう暑い日が続いています。103歳の母は特養に入所していますが、施設内でコロナの感染者が出たため、なかなか面会ができませんでした。昨日、ようやく、面会ができるため、実家に行きました。実家の庭は手入れをしていないため草がぼうぼうでしたが、ムクゲが以外と頑張っていました。この暑ささのせいか、ツツジも狂い咲きをしています。実家から...
9月も半ばを過ぎました。暑い日が続いていますが、朝夕はめっきり涼しくなりました・・・・と言いたいところですが、相変わらず朝夕も蒸し暑く、高齢者には辛い気候が続いています。夏の花も終わり、外に出ると真夏と変わらぬ木々の緑だけが目につきます。ベランダ庭園ではこんな花が咲いていました。妻から「ランタナ」と今朝、教えられました。小さくて目立たぬ花ですが、色は鮮やかです。アジサイの仲間らしいのですが、確かに...
早いもので、もう9月。9月になれば、少しは気温が下がるかと思ったら、甘かったです。相変わらず、暑い日々が続いています。大分前から、暑さが嫌になっていますが、この暑さでヒステリーを起こしたり、ナイフを振り回したりする人もいるのではないでしょうか。70過ぎのジジイがヒステリー起こしたり、ナイフを振り回したりするのはみっともないことなので、そんなことはしませんが・・・ともかく早く涼しくなって欲しいものです。...
台風7号が日本海に抜け、ようやく秋らしくなると思ったら、また猛暑です。秋などもう永遠に来ず、このまま人類は暑さで滅亡するのではないかと思ってしまいます。それならそれで仕方がありません。自業自得というものです。さんざん、科学的な見地から温暖化の危険が説かれていたのに、それを無視した罰が当たっただけです。よく、SFでは地球が危機に直面し、科学者が意見を述べますが、政治家が「混乱を招く」とか言い、科学者の...
連日の猛暑です。「暑い」と言うと「暑いね」という言葉が返ってきます。俵万智には「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいる暖かさという短歌があります。しかし、「暑いね」と返されても人の温かさは感じません。感じるのはウンザリとした気分だけです。いい加減、この暑さから逃れたいと思い、休暇村富士に連泊しました。休暇村富士は自然豊かな所にあります。気温も横浜より数度は低いのではないでしょうか。地ビー...
無職の年金生活者に本当は夏休みなどありません。毎日が休みだからです。それでも昔の夏休み気分をあじあうため旅行に行ってきました。少し前ですが、三陸自動車道が全面開通したというニュースを耳にしました。三陸海岸は景色がいいのですが、一般の国道を使うと移動に時間がかかり、クルマでの移動がなかなか大変な所です。仙台から八戸まで自動車道がつながり、移動も楽になりますので、久しぶりに陸中海岸に行くことにしました...
コロナについての話題が少なくなっていますが、ジワリと感染者数か増えているようです。母が入所している特養でも感染者が現れ、7月の面会は中止となりました。コロナは終わったかのように思われていますが、決してそんなことはありません。人間の都合でインフルエンザと同じ扱いになっただけで、コロナの毒性も感染力もなんら変化がないからです。コロナ前となったとやたら浮かれる風潮には違和感しか感じません。さて、梅雨の終...
夕食時、外を見ると月がでていました。2日前の写真です。昨日は満月だったのですが、雲が多くて残念ながら月の姿は見えませんでした。夕食時、月を見ながら酒を飲むのはなかなか粋なものです。花も夏らしくなり、ベランダ庭園ではムクゲが咲いています。朝顔も妻が買ってきて、咲いています。茶色が買った朝顔ですが、「団十郎」という種類だそうです。なかなか、綺麗です。さて、夏風邪という存在をすっかり忘れていました。一週...
梅雨の真っ最中でおよそ旅行には不向きなシーズンですが、奥志賀に行ってきました。宿泊したのはグランフェニックス奥志賀です。ホテルの外観は↓です。写真はホテルの前で撮ったものです。マスクをしていますが、半分、顔出しではあります。顔が良く見えない?人に見せるような顔ではありませんので、この程度で勘弁です。久しぶりこいつを見たという方も多いでしょう。こいつ元気なのか、よれよれなのか、写真だけじゃ分からない・...
タイトルといきなり違う話題ですが、施設に入所している母との面会にため実家に行ってきました。天気予報では関東も梅雨に入ったらしく、空はどんよりとしていました母の終の住処となる施設まで歩く僅かな時間は気分までどんよりとしていました。実家に母が居ないということには慣れつつありますが、哀しいことでもあります。主の居ない庭にはアジサイが咲いていました。アジサイの花を摘んで自宅に飾っています。昔は青いアジサイ...
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高齢者は朝、目覚めただけで「勝ち組」と言われます。そうだね・・・と最初は感心していましたが、やがて欲深な私がその程度のことで「勝ち」とされるのは物足りないと思い始めました。この5月で、大腸がんは術後4年半となりますが、それも無事、経過しましたので、ここいらで本物の勝ちの気分を味わいたいと万座温泉に連泊しました。万座というとプリンスホテルが有名ですが、日進館は湯治宿ですので、リゾート感はなく。ワイルド...
「御宿かわせみ」(平岩弓枝著、文春文庫)を読み始めました。一巻を読み終わったところですが、面白いので全巻を読破しようと思います。1巻には7、8篇の短編小説が収められており、気軽に読めます。全部で37巻あり、「新御宿かわせみ」は7巻です。トータルすると41巻です。読みきるには相当の時間がかかるので、当分、退屈しそうにありません。問題はどうやって全巻を揃えるかです。大きな本屋に行きましたが、3巻までしか置いてあ...
先日、実家に行きましたが、ツツジが満開でした。この季節、実家ではツツジが咲き、庭が華やかになります。無人で手入れのしていない庭でもそれなりに綺麗です。ツツジを眺めていると、母も見たかっただろうなあと思ってしまいます。最近は死者のことを考えることが多くなりました。若い頃、老人は呑気な顔をしているから、呑気な人生を送っているものだと思っていました。ところが。自分が老人になり、その考えは少し違っていると...
今日は4月20日、2025年のイースターです。イースターとは復活祭のことで、十字架にかけられたイエスが復活した日と言われています。死者がなぜ、蘇るのか科学的に興味にあることですが、歴史的に他に例はあるのでしようか。調べてみたいという気もします。たとえそれが、でたらめであっても、そのでたらめを思いつき、信じる人間心理には興味があります。今年のイースターは曇り空です。ユーミンのベルベットイースターの歌詞を思...
無職の年金生活はストレスがなく、快適ですが、日々続くこの快適さがもやもやとした気分を生みます。何か不足があるわけではなく、満ち足りていることに人生の行き詰まりを感じるのです。悩みとは言えないレベルのもやもや・・・贅沢なものであることは分かっています。もやもやを解消する手段は旅行に行くことです。心身をリセットする効果は多少はあります。ということで松崎に2泊3日で行って来ました。松崎は桜が満開でした。松...
たっぷりと時間のある無職者にとって、読書は最高の楽しみです。若い頃はバカにしていた時代小説も読むようになりました。かつて、何故、時代小説、特に町人を主人公とする人情物をバカにしていたのか理由が分かりません。理由なんか多分なかったのでしょう。今から思うと、単にあんなもの年寄りが読むもんだよ・・・と思い込んでいただけです。老人になり、無職者になってから、時代小説を読むようになりましたが、これがなかなか...
数日前、実家に行きましたが、河津桜が満開でした。30年ほど前だったでしょうか。母が河津桜の小さな木を買い、母に庭に植えるから穴を掘ってくれと頼まれました。その時はこんなに見事な木になるとは思ってもみませんでした。実家でこの桜を見ているとやはり母のことが思い出されます。母が満開の桜を最後に目にしたのは4年前です。昨年、一昨年は施設に入所しており、3年前は大腿骨骨折をして病院に入院していました。4年前のこ...
今日は2月22日。2月も終わりかけているのに最強寒波が日本を覆っています。横浜は雪こそ降ってないものの、空気はキーンと冷たく、空気からは春の兆しが感じられません。世界を見渡すとトランㇷ゚がゼレンスキーを「独裁者」と罵り、プーチンが「ドナルドに会いたい」と媚び、嫌な風が吹いています。そんなにドナルドに会いたいなら、ディズニーランドに行けと言いたくなるのは私だけではないと思います。真冬の寒さに加え、世界情...
2月3日の立春も過ぎ、暦の上では春です。しかし、春にはほど遠い気候が続いています。日本各地で大雪が降り、とても春という感じではありません。横浜では幸い雪は降っていませんが、空気がキーンと冷たいです。春は名のみという季節です。週めくりの柴犬川柳のカレンダーにも「早春」という言葉がありますが、柴犬にとっては丁度良い季節なのかもしません。春らしくない寒さで「春は名のみ」というフレーズが頭に浮かびましたが、...
最近は、早朝の朝焼けが綺麗です。実は空がまだ真っ暗な時から目覚めているのですが、起きたときはこの景色です。老人は早起きというより、早朝の不眠症に悩ませられますが、起きてすることもないので、ベッドの中で目をつぶり、様々な妄想をしています。官能小説を書くならどんなストーリーにするかとか、下らない妄想です。4時に目覚めてもふっと気が付くと6時、7時になっています。ふっとするまでに私の意識はどうなっているの...
明けましておめでとうございます。2025年となりました。今日は1月3日です。私は年が明けないうちから「明けましておめでとう」と言う不届きものではありません。正々堂々は年が明けておら「明けましておめでとう」と言います。毎年購入している柴犬カレンダーも新しいものに変わりました。三が日はCDで長唄を流しのんびりと過ごしました。「京鹿子道成寺」と「紀文大尽」の録音されているCDです。初夜の鐘をつくときは諸行無常の響...
西暦2024年の大晦日です。あと15時間もすると除夜の鐘がなります。108つも煩悩がないので、除夜の鐘がなる前に寝ようと思います。今年は色々とバタバタしていましたので、年末、打ち上げに南伊豆に行ってきました。部屋からの眺望です。南伊豆国民休暇村で、安くて良い宿です。長逗留したかったのですが、年末ということで部屋の空きがなく、2連泊しただけです。来年はこうした宿に5連泊くらいしてグダグダと過ごしたいものです。...
今日は12月20日、12月も終盤。あと11日で終わります。気温もグッと低くなり昨日は東京都心でも雪がパラついたようです。横浜でも寒い日でしたが、相続問題で母の預金の解約に出かけました。厄介なことですが、やらなければならないことです。街中も冬になったという感じです。銀杏は枯れ、どうだんツツジが意外と赤くて綺麗でした。「どうだん」は満天星と書くそうですが、どのようなカラクリで満天星をどうだんと読めるのでしょう...
今日は12月3日。はやいもので師走です。柴犬カレンダーも最後の一枚となりました。師走だからと言って、「先生」と呼ばれた頃も、走った覚えはありません。今は、無職の年金生活者。走る理由もありませんが、なにやら落ち着かない気がします。母の他界に伴う、相続税の申告や不動産登記に意外と時間がかかり、宙ぶらりんの状態だからです。法的な手続きは時間がかかることは。かつての経験から分かっていますが、やはり落ち着きま...
西伊豆の堂ヶ島のホテルで連泊してきました。無職の年金生活者ですから、仕事のストレスはありません。しかし、今日が昨日のコピーという変化のない日々は何かパッとしないなあ・・・という気分になります。仕事をしている方からするといい身分じゃないかと言われそうです。そして、実際、いい身分なのですが、いい身分にもプラスマイナスがあります。マイナスと言っても大したマイナスではありませんが、パッとしない気分が徐々に...
↓は浅田次郎「母の待つ里」(新潮文庫)です。40年ぶりで帰るふるさとで待っていたのは、初めて会う「母」だった・・・という不思議な宣伝文句の小説。その不思議さの謎は第1章で明かされます。ふるさとに向かう3人の人を中心とした小説です。3人は都会育ちで、ふるさとがありません。小説は「ふるさと」とは。生まれ、育った場所ではなく、血縁者の住む場所でもなく、心の拠り所であることが描かれます。私も都会育ちでふるさとはあ...
内館牧子の新作「迷惑な終活」です。「終わった人」「どうせ死ぬんだから」「老害の人」に続く、高齢者小説、第4弾です。主人公は昭和23年生まれ、75歳になる後期高齢者です。妻は終活を初めており、主人公にも勧めます。しかし、主人公は全くその気がありません。普通、終活というのは遺族に迷惑をかけないようにするためのもので、そうしたことに主人公は何の意味も感じていないのです。しかし、あることをきっかけに終活に目覚...
今日は10月8日、カレンダーには「寒露」とあります。「寒露」とは露が冷気によって凍りそうになる時期と説明がされています。今日は涼しくなるようで、最近の暑さは感じられませんが、露が凍るほどの冷気はとても感じられません。既に10月なりましたが、秋らしいカラッとした天気にはなりません。本州に秋雨前線が停滞しているせいです。この時期、旅行にでも行きたいのですが、天気が悪いので、計画が延び延びになっています。旅...
今日は9月23日。昨日の秋分の日の振替休日です。早朝、ゴミ出しに行って驚いたことがあります。空気がひんやりしていたのです。これまで毎日、朝から不快な暑さがづづぃていましたが、それが変わりました。昨日の夕方も空はすっかり秋でした。写真は自宅から撮影したものです。今年の夏は連日の猛暑で高齢者には辛い夏でした。いまでも、だるさ、食欲不振、気分の鬱などの心身の不調をかかえている高齢者も少なくないのでしょうか...
今日は9月10日、迷走台風がもたらした悪天候で、8月後半らか9月アタマまで自宅で静かに過ごすだけの生活をしていました。冷房の効いた部屋で不健全な生活をしていたせいか、体がだるく、気分が鬱の状態が続いていました。天気もまずまずとなってきましたので、パッとしない日常から抜け出すため、ロングドライブに行って来ました。行先は安曇野。安曇野なら、どこでも見られるこんな景色が好みです。宿泊したホテルの部屋は常念岳...
ボヤボヤ暮らしているうち、はや6月となりました。これから、一年の後半が始まります。季節の移り変わりを象徴するように我が家の小さなベランダ庭園でも新たな花が咲きました。花菖蒲です。数年前に買ったものの、花が咲かなかったのですが、今年初めて咲きました。母を亡くしたばかりの私には淡い紫の花がなんとなく、さまよう魂を連想させます。アジサイの季節ですので、実家で摘んだアジサイも飾っていますが、初夏という気分...
5月21日、母の納骨が完了しました。墓には父、姉の骨壺がありますが、あらたに母の骨壺が置かれました。納骨を経験した方は誰ても感じることかも知れませんが、こんなとことに死者の魂はないという思いました。少なくとも化学の授業で人体のカルシュウムに魂が宿るとは教えられた記憶はありません。死者に魂があるとすれば、もっと広い異世界に存在し、その世界をさまよっているはずです。地上での人生のことも、残された人々のこ...
今日は5月11日。母が永眠して1カ月となります。実家は無人ですので、度々、訪れています。今後は、納骨、相続税申告、遺産分割、相続登記、不動産の売却と面倒な作業が控えていますが、その前に価値のない動産の処分や荒れたてた庭の管理という作業があります。荒れた庭にもアヤメが咲いていました。ツツジが終わり、アジサイもまだという季節にアヤメは丁度タイミング良く咲きます。昔は盛大にこんな感じて咲いていたのですが、今...
母は施設に入居していた母、実家の庭の様子をしきりに気にしていました。母は認知症が進んでいましたが、庭仕事が趣味だったので、庭のことを話すと話がはずみました。母の庭で一番の自慢はツツジ。一昨年、昨年と母はツツジを見ることができませんでした。そして、今年、ツツジの主はいなくなりましたが、この季節、ツツジが満開です。一昨日から3日館、実家にいましたが、母が縁側に腰をおろし、満開のツツジを眺めているような...
桜が咲き始めたと思ったら、あっと言う間に満開。そして、春の嵐で花がすぐに散っていましました。花見に行くこともできませんでしたので、今年は自宅マンションの中庭の桜で花見気分をあじあうことにしました。マンションの中庭には2本の桜の老木がありますので、苦労せず桜を見ることができます。このマンションを購入した大きな理由の一つです。実家ではさつきも咲き始めてします。実家の庭で摘んださつきを自宅に飾っています...
昨年10月から母のターミナルケアが始まりました。6か月間、小康状態を保っていましたが、ここにきて体調が不安定となっています。もう104歳です。何があっておかしくはないのですが、やはり気分は落ち込みます。昨日は、母の入所している施設から少し歩いたところになる葬儀場の下見。桜が咲いていましたが浮かれた気分にはなりません。とはいっても生きている人は日々を楽しく、生きても良いはずで、それが母の願いでもあると思い...
もう少しでソメイヨシノが開花しますが、今はその少し前、早春と呼ばれる時期です。この時期はなかなか綺麗です。実家近くのハクモクレンが満開となりました。かなり、見事です。実家にもハクモクレンがありましたが、今は見当たりません。実家の庭はは雑草に埋もれていますが、その中で水仙が健気に咲いています。下の写真は2019年3月20日に撮影したものです。河津桜は葉桜となっていますが、杏子やユキヤナギが咲いています。こ...
ここ数日、悪天候が続いています。昨日、2月22日も小雨が降っていました。実家では河津桜が満開、小雨のせいか、快晴の時より色が鮮やかに見えました。無人の実家には犬も飼い主もいませんが、河津桜を目指してメジロがやってきます。素人写真家としては河津桜とメジロを写したいのですが、メジロは素人写真家をあざ笑うように素早い動きでカメラから逃れます。その気があるようなふりをして、すぐに逃げる、男性をもてあそぶ美人...
能登半島地震の報道をテレビで目にするたび、被害の大きさに心が痛みます。能登半島には何回も旅行しましたが、一番気に入っている場所は白米の千枚田です。写真は2018年に撮影したものです。地震後の写真ではこの辺りも大きな地割れができており、再び、この美しい景色を見ることができるのか心配です。地震の報道、国会のゴタゴタ、GDPがドイツに抜かれて世界4位に転落と暗いニュースばかりですが、2月15日は春一番が吹き、春の...
心がモヤモヤしてくると旅行をしたくなります。歌人や俳人、詩人が良く旅をしているのは、絶えず心にモヤモヤを抱えているからではないかと思うようになりました。年をとると、若い頃とは違う動機でどこか遠くに行きたくなります。「行きたいから行く」のではなく、正直言ってどこでも良いのです。普段と異なる景色を目にしていると心に住み着いている問題が雲散霧消するような気がするからです。「知らない街を歩いてみたい」とい...
はや、年明けから2週間が経ちました。今日は1月15日。前回のブログを書いたのは1月1日ですが、その日のうちに能登半島で大地震が起こるとは考えてもいませんでした。正月気分がふっとぷ出来事でした。被災者の方々に心からお見舞い申し上げます。最近、特に感じていることですが、高齢になるにつれ、自らの健康不安に加え、超高齢の親の看取りという問題も生じます。経験のないことばかりで、ストレスが結構あります。ストレス対策...
西暦2024年1月1日となりました。明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。柴犬カレンダーも新しくなりました今日の朝食は正月らしくこんな感じです。お屠蘇は白鹿大吟醸です。サラリとして飲みやすい酒でした。2024年にはいよいよ後期高齢者となります。昨年は高校の同窓会もありましたが、私は欠席。同級生の中には私同様、健康面で支障の出てくる方が増えたようです。物故者も増えています。男性の平均寿...
今日は12月21日、今年も残り僅か10日です。パーッとした気分になりたいので、休暇村南伊豆に連泊してきました。休暇村南伊豆は松原越しに海を臨みます。部屋から海が一望できるわけではありません。少し歩いて松原を出ると弓ヶ浜の静かな海が広がっています。夕食はバイキング。刺身盛り合わせと地酒飲み比べセット。食べる量が少なくなったので、バイキングが丁度良いという感じになりました。南伊豆連泊で気分転換ができました。...
自民党派閥のパーティー収入の問題が新聞やテレビをにぎわせています。政治家は「お答えを差し控える」、「事実関係を精査する」、「適正に処理をする」とか言っていますが、こうした言葉は悪事を隠すための常套的な逃げ口上であることを我々は知っています。逃げ口上はあくまで逃げ口上であり、言い続けけていても逃げ切れるものではありません。政治家の表情がこわばっているのはそのことが分かっているからです。彼らは辛い年末...