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海外オヤジの読書ノート https://lifewithbooks.hateblo.jp/

40代、全く出世しない窓際おじさんが、成長し生き抜くために読書をします。その読書録。最近、生き抜くより息抜く読書が多めです。2014年から海外で生活しています。因みに奥さんは外人。

仕事術、健康(サラリーマンとして)、思想、歴史、陰謀論(趣味用)、教育、金融(家庭の維持用)などの本を読んでいきます。今年は老後の生き方の模索とキリスト教がテーマ

海外オヤジ
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2019/12/13

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  • 黒人社会の閉塞感を描く作品か 『THE BLUEST EYE』著:TONI MORRISON

    以前読ませて頂いていたブロガーさん(id:AgentScully)が全米図書協会(American Library Association)の”禁書リクエストランキング(Most Challenged Books)” を纏めており、そこに掲載されており、読んでみたいと思った次第です。残念ながらこの方のサイトに今はうまくアクセスできないのですが、新たな世界を教えて頂き非常に感謝しております。仕方なく、自ら全米図書協会のページを調べると、本書は2021年の禁書リクエストでベスト8位だそうです。 www.ala.org 本との出会い ALA(American Library Association)…

  • 文明は発展するも人類の本性は進歩なし!? 『歴史の大局を見渡す』著:ウィル・デュラント/アリエル・デュラント、訳:小巻靖子

    昨年2021年私が最も感動したと言っても過言ではない「PRINCIPLE」という作品で言及されており、結果私のウィッシュリストに入っていた本作。この度手に取ってみた次第です。 著者は夫婦で歴史学者・哲学者ということで、10巻にもわたる歴史書を記し、ピュリッツァー賞も受賞しているとのこと。本書はその筆者の大部にわたる代表作のエッセンスを、13のエッセイにまとめた歴史読み物。 本書で書かれているのは、歴史は繰り返す(正確には、類似の原因により類似の事象が生起する)とか、貧富の差が対立を生むとか、国家は自由を制限するとか、まさに『歴史の大局』の話。ある意味で新奇性があるわけでもなく、言い古されてきた…

  • 収録話数が多いなあ 『完訳カンタベリー物語(中)』著:チョーサー、訳:桝井迪夫

    上巻を読んでから少し間があきました。某ブログで「中英語で書かれた初の文学作品であり、中英語で書かれたという以外、内容には特に重要性はない」等のコメントを見たら、鵜呑みにしないまでも何となくそうなのかなー、と思ううちに次第に歩みが遅くなってしまいました。 上巻に続き中巻ではバース女房の話、托鉢僧の話、召喚吏の話、学僧の話、貿易商人の話、近習の物語、郷士の物語、医者の物語、免罪符売りの話、船長の話、尼僧院長の物語、トパス卿の話、メリベウスの物語の計13話を収録。 個々の話の印象は薄くなる デカメロンもそうでしたが、収録される話が多いと、個々の印象はどうしても薄れます。 妙な譬えですが、私、結構韓国…

  • 旅情をくすぐる2時間ドラマ的な|『クレオパトラの夢』恩田陸

    読んだ冊数を比較しても意味がない、と子供には散々言うくせに、ちょっと忙しくなって読了する冊数が少なくなると、何かこう、ちょっと数を稼ぎたくなります笑 で、気晴らしも兼ねて私の好きな恩田さんの作品をチョイスしてみました。 裏カバー あらすじ シリーズ第一作『MAZE』で非凡な才能を見せた神原恵弥。その彼が北国のH市を訪れた。不倫相手を追いかけていった双子の妹の和見を連れ戻すためだが、もう一つは重大な目的があった。それはH市と関係が有るらしい「クレオパトラ」と呼ばれるものの正体をつかむこと。人々の思惑や駆け引きが交錯する中、恵弥は何を知ったのか。粉雪舞う寒空に広がる、恩田陸の無限のイマジネーション…

  • 自らのライフスタイルを見直すきっかけに |『GO WILD 野生の体を取り戻せ!』著:ジョン・J・レイティ、リチャード・マニング 訳:野中香方子

    『無事これ名馬なり』・・・日々仕事に臨むに際し、体調・コンディションには気を付けています。 30歳そこそこで立て続けに手術・入院を繰り返したこともありますが、それよりも40過ぎに出会ったメンターからの影響が大きかった。 「残業しなければ8時間程度しかない業務時間で仕事をこなすのであれば、万全の体調・体制で始業時間からフルスロットルで仕事をするべし」 年下で当時30代半ばほどの年齢ながら老成した感のある彼には本当によく鍛えてもらいした。そして、その一環として渡されたのが著者の前作`『脳を鍛えるには運動しかない』でした。 lifewithbooks.hateblo.jp 以降、定期的にラインニング…

  • 超入門でも完全に理解できず・・・ 『はじめよう!統計学超入門』著:松原望

    高校で数学をあきらめた経験が尾を引いています。 金融業界で仕事をしていますと、証券分析や財務モデル・リスク分析等で数式も出てきますし、本棚に20年くらい積読してある(その間3度はトライし挫折した)アマルティア・センの本などにも数式が。あれを読み飛ばすうちに結局内容が分からなくなるのだ。 …ある程度の数式は理解したいという渇望が、こうした本への購買へ至らせました。 で、結論ですが、途中からやはりよくわからなくなりました。 語り口はとても優しい。三人の登場人物が会話をしながら進めるという形は、ややもすると中学生くらいへの導入本のようにも見えます。それくらいに丁寧です。 内容は、クロスセクション、相…

  • 業績評価の本かと思ったら、実践的なPDCAの本でした。 『最高の結果を出すKPIマネジメント』著:中尾隆一郎

    年度末、年度初めはちょっと憂鬱です。自己評価・自己査定をしなければならないからです。 シンプルに言えばやったことを淡々と書くだけで難しくはない。でも、自分のやったことがいかにすごいことか、とか、とても秀でた事なのだ、とでも言わんばかりに装飾(表現)するのはあまり好きではありません。まあ逆に、自分が大したこともせず、大した人間でもないということを自己評価を通じて認知してしまうのが怖く、認知的不協和に陥るゆえに憂鬱になっているだけかもしれませんが。 で、KPI。 私の拠点では、地域統括から業績評価されるモノサシとして拠点全体にKPIが示達されます。この出来によって拠点全体のボーナスプールが決定され…

  • これまで読んだアガサ作品で一番面白かった! 『FIVE LITTLE PIGS』著:AGATHA CHRISTIE

    近所の新古品を扱う本屋で5冊セットで買ったもの(確か日本円で2,500円程度)。こちらが最後に読んだ作品となります。 これまでアガサ・クリスティの作品を4冊読んできました。”MURDER OF THE ORIENT EXPRESS”, “THE ABC MURDERS”, “MURDER OF ROGER ACKROYD”, そして“EVIL UNDER THE SUN”です。そして、本作”FIVE LITTLE PIG” の5冊を読んだ中では、本作が間違いなく一番面白かったです。 あらすじ 16年前の父親Amyasの殺人の再調査を依頼してきたのは当時5歳であった娘Carla。21歳になったC…

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