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海外オヤジの読書ノート https://lifewithbooks.hateblo.jp/

50代、窓際おじさんが、それでも成長し生き抜くために読書をします。その読書録。最近、生き抜くより息抜く読書が多めです。2014年から海外で生活しています。因みに奥さんは外人。

仕事術、健康(サラリーマンとして)、思想、歴史、陰謀論(趣味用)、教育、金融(家庭の維持用)などの本を読んでいきます。今年は老後の生き方の模索とキリスト教がテーマ

海外オヤジ
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2019/12/13

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  • キモ系コンプレックス文学?中村文則氏のショートショート集 | 『惑いの森』中村文則

    皆さん、こんにちは。 バタバタと忙しく、本が読めておりません。 半期が終わり、1-on-1をしたのですが、部下さん二人のうち、ひとりが激烈によろしくなく、私の三年の指導も、殆ど有効ではありませんでした。で、他部署からのクレームが入り始めました。またもう一人の部下さんも“あの人は教えてくれるけど本当かどうかが分からず信じられない”との発言。 心根の良さとバックグラウンドから良かれと思いうちに来てもらった知人ですが、私の目は節穴でした。 とはいえ、やめてくれともいえず、今後どうしようか思案するところです。AIに相談すると限定的な業務しかやらせないという提案も受けましたが、先ずは上司と相談です。 っ…

  • シュールで実験的なノーベル文学賞作家の大作 | 『充たされざる者』カズオ・イシグロ、訳:古賀林幸

    あらすじ(裏表紙より) はじめに シュールだわー 得意ではないです・・・ おわりに あらすじ(裏表紙より) 世界的ピアニストのライダーは、あるヨーロッパの町に降り立った。 「木曜の夕べ」という催しで演奏する予定のようだが、日程や演目さえ彼には定かではない。ただ、演奏会は町の「危機」を乗り越えるための最後の望みのようで、一部の市民の期待は限りなく高い。ライダーはそれとなく詳細を探るが、奇妙な相談をもちかける市民たちが次々と邪魔に入り・・・・・・。 実験的手法を駆使し、悪魔のような不条理を紡ぐブッカー賞作家の問題作。 はじめに 英ブッカー賞受賞作家にして既にノーベル文学賞受賞のカズオ・イシグロ。 …

  • なぜ礼儀正しくしようとしたのか、そこが分からん 「礼儀正しさ」こど最強の生存戦略である、著:クリスティーン・ボラス、訳:夏目大

    はじめに 礼儀正しい原因・理由が知りたい おわりに はじめに 再読です。 はじめて読んだときは結構感激しました。 部下が育たないと悩んでいたのですが、読了後、これこそ私に残された最後のオプションだ、と思ったのです。つまり、部下に丁寧にあたり、気持ちよく仕事してもらう、と。で、そのうち部下が成長してくれる、と。 ところが読了後2カ月もすると、堪え性がなく、部下をガナりたくなってくるのです。その部下も部下で2カ月程度で何も変わらないのは分かりますが、同じミスを繰り返したり、お願いしたことが出来ないとトーンが上がってしまいまして。 ということで、初心に戻るべく再読したものです。 礼儀正しい原因・理由…

  • YouTubeのお手本がすごくいい、ピアノ教則本 | 『ピアノの教科書』丹内真弓

    皆さん、こんにちは。 高校進学を機に日本に戻った娘が残していったアップライトピアノ。 4年ほどそのままにしておいたのですが、一念発起、チャレンジしてみることにしました。 幼稚園の時、姉が習っているのが羨ましくて仕方がなくて私も習ったのですが、程なくして外遊びに夢中になり、練習しなくなり、あっという間に挫折。ということでかれこれ45年++ぶりでしょうか。 本作を通読し、ネットの世の中になって、昔とは本当にいろいろと変わってしまったことを実感しました。 ということで本題に参ります。 はじめに YouTubeの動画がよい おわりに はじめに 素人がピアノを独学するのによい教材をAIに相談したら幾つか…

  • 自由過ぎる二人の短歌詠みあい | 『ダイオウイカは知らないでしょう』西加奈子 せきしろ

    皆さん、こんにちは。 なんだか妙に気分が落ち込み、ぽろっと否定的なことを家内に漏らしました。 その三倍くらいの量と勢いで否定的な発言(という行為)をたしなめられ、否定されました。 まあ、古くから愚痴は最も聞きたくないものの一つではありますが、たまの愚痴を叱られるとなかなか辛いです。 でも私は自己消化の達人。こうやって50年以上生きてきました。明日もあさイチで自分の気持ちの変化・なぜ落ち込み、なぜ家内の発言が辛いかを分析してみたいと思います(というかこの時点で慰められるのが当然だという思い込みがあったことがすぐわかりますが)。 ということで愚痴はその程度にして本題に参ります。 あらすじ(裏表紙よ…

  • 最後は力で所有権を主張したオーストラリア白人の物語 『The Secret River』KATE GRENVILLE

    皆さん、こんにちは。 洋書の読書、毎月一冊程度と考えておりますが、遅々として進まず。 8月に読み始めた本書は9月後半になりようやく読了。 単語力、読解力、どれもなかなか向上しませんねえ(そもそも向上させる気もそこまでないですが)…。 でもこれ、面白かったです。 それでは本題に参ります。 あらすじ 原住民の土地か、入植者の所有か 英語について おわりに あらすじ 19世紀初頭のロンドン、貧困から盗みを働きオーストラリアへ流刑となったWilliam Thornhillは、恩赦を得て家族とともにホークスベリー川沿いの奥地へと入植する。自らの土地を持つ夢を叶えたThornhillだったが、その土地は先…

  • 笑いと感動の短篇連作。映画好きでなくてもおすすめ | 『映画篇』金城一紀

    あらすじ(裏表紙より) はじめに 「愛の泉」で笑って泣く おわりに あらすじ(裏表紙より) 映画の力で導かれた記憶の中の僕は、いつでも軽やかに笑い、素直に泣き、楽しそうに手を叩いていたーー。不器用で孤独な人々が映画をきっかけにつながり合い、力強い再生へと踏み出していく姿をみずみずしく描きながら、映画への愛と物語の復権を高らかに謳った傑作小説集。友情、正義、ロマンス、復習、そして、笑いと感動。五つの物語の力が、あなたを救う。 はじめに 金城一紀氏による2007年の作品。 金城氏といえば、在日韓国人+青春小説、というイメージでした。 で、本作。5つの短篇が「ローマの休日」を通じてゆるーく連なる、連…

  • 愚息の就活用。辞書的に使うのね。細かすぎて読みきれんし 『会社四季報 業界地図』東洋経済新報社

    子どもが就活だってよ 概要 就活目線を意識 その他 おわりに 子どもが就活だってよ 近年、子どもの就活に親が口を出す、親向けの企業説明会などもあるという話を聞くようになりました。はあ、こりゃ世も末だよ、モンペだよモンペ。てか子ども・学生はどうなっていんだよ。自分の人生に親にちょっかい出させてさ。それでいいのかねえ?俺の時はそうじゃなかったよなあ。。。 と、いつの間にか昔を懐かしむうざい中年になり下がっていました。 そして今年、2026年秋、我が家の愚息は大学三年。サークルの最後の大会も負け、そろそろ就活じゃないかとwebexにて事情聴取。 私:「で、どう? 始めてる?」 愚息:「うーん、始めて…

  • どこか懐かしくユーモラス。中国の美人おばさんの煮え切らない心 |『金魚生活』楊逸

    はじめに こんなお話 タイトルについて おわりに はじめに 2008年に芥川賞を受賞された楊逸による2009年の作品。 中国・日本と二か国をまたぐ話はどこか懐かしく、そして不思議と静謐で、小川洋子さんを思わせる静けさを感じさせる作品だったと思います。 こんなお話 うーん、悪くはなかったのですが、なんとも形容しがたいお話だった気がします。 主人公は未亡人の玉玲(美人!)。 夫は事故でなくなり、娘は上海出身の男性と結婚し日本で共働き。今回娘の出産につき彼女を助けるべく仕事を休職して日本へ向かうというのが筋。 玉玲は美人なので未亡人になってからも色々とモーションを掛けられ、仕事先の店長からもちょっか…

  • センス vs 努力を超えた友情のスポ根。流石の百田流エンタメ | 『ボックス!』百田尚樹

    皆さん、こんにちは。 先日、当地で催された日本映画祭というイベントに参加し、一週間で9本程映画を視聴しました。 そのなかで、『人はなぜラブレターを書くのか』という映画を見たんですね 実話に基づいた創作のようでして、日比谷線脱線事故で亡くなった高校生に思いを寄せた女性の回顧物語とでもいうものでした。その亡くなった高校生はジムで懸命にボクシングに打ち込み、後に同ジムで一緒に頑張っていた先輩が世界チャンピオンにもなる、という話も物語に花を添えていました。 そうしたものを見た故か、積読になっていたボクシングが題材の本作を、たまたま当地の祝日に一気に読んだものです。 ということで本題に参ります。 あらす…

  • 翻訳もいつの間にか村上風に… 『ティファニーで朝食を』トルーマン・カポーティ、訳:村上春樹

    みなさん、こんにちは。 当地で日本映画祭という催しがございます。 日本文化の振興を目的としたものだとは思いますが、当地で僅か300-400円程度で日本映画が見られることから、便乗して見にいくことはや10年超。 今年も一週間ばかりの間に9本の映画を視聴しているのですが、これがなかなか大変でして…。まあ娯楽なのに大変というのも変ですが、家内と毎晩映画館に出かけ、視聴し、ああだこうだと話をするのはなかなか楽しいものです。 ということでそろそろ本題に参ります。 あらすじ(裏表紙より) 村上氏の雰囲気を堪能 おわりに あらすじ(裏表紙より) 第二次大戦下のニューヨークで、居並ぶセレブの求愛をさらりとかわ…

  • 自虐的飲酒の果てにあるもの。開高氏の自伝的エッセイ |『夜と陽炎 耳の物語**』開高健

    皆さん、こんにちは。 仕事は忙しさが収まる一方、プライベートではなかなか心が落ち着きません。 親の健康、自身の健康、家内の健康、子どもの就活。ってか、殆ど健康問題ですね。 かつてのショーワのおやじたちはしきりに不健康自慢で盛り上がっていた印象がありますが、引退とか隠居など考えづらい昨今、健康問題はシリアスな話かもしれません。 一方でFIREなど早々に実業の世界から一歩ひくライフスタイルが広まっていることを考えると、多様性もさることながら格差、とも考えられるのかなとふと。 画一的でないボラタイルな世の中になったということですかね。 ということで本題に参ります。 あらすじ(裏表紙より) はじめに …

  • 奥さんはいつだって五月蠅い!? 今だったら大問題!?の旦那 Shakespeare’s Stories for Young Readers『The Taming of the Shrew』Charles and Mary Lamb

    皆さん、こんにちは。 母親の状態がよろしくないらしく、またぞろ一時帰国になる可能性が出てきました。 お金が飛んでいくなあー。とはいえ命はお金でかえられません。だったら命優先であります。 ということで本題に参ります。 あらすじ 現代だったら警察に通報です 昔もかかあ天下が常だった!? 英語について おわりに あらすじ 富豪の娘で気性が激しい「じゃじゃ馬」のキャサリンと、彼女の財産を目当てに結婚を申し出た紳士ペトルーチオの攻防を描いた喜劇です。ペトルーチオは風変わりな言動で彼女の傲慢さをへし折り、奇策の数々で見事に手懐けます。夫婦のあり方をユーモラスに描いた作品。日本語では『じゃじゃ馬ならし』 現…

  • 事故と企業不正もの。あっけない結末…|『暗転』堂場瞬一

    皆さん、こんにちは。 ここもとシンガポールの地域統括が7月から仕事のやり方を変えたおかげで月初の3営業日目と4営業日目に極度にストレスがかかるようになりました。おかげでなかなか本が読めません。 ところでですが、皆さんブログってどういう風に書かれているんですかね? 私はwordに書いて、それをPC経由でページにコピペしてアップロードです。で、最近なんだかフォントが勝手に変わるんですよね。 HTMLをいちいちいじるのも面倒なのでなすがままにしているのですが、ちょっと統一感なくて少し気になっています。時間があったら直したいですねえ。 ということで本題です。 あらすじ(裏表紙より) はじめに 主人公は…

  • 想いを吐き出し、すっきり+週次レビュー。これが極意 『ストレスフリーの仕事術』デビッド・アレン、監訳:田口元

    皆さん、こんにちは。 引き続き自分の仕事のスタイルや部下育成手法の改善(≒私の人間性改善)を目指して自己啓発系の本をちょくちょく読んでいます。 で、何だか最近、「あたり」をよく引けている気がします。なんというか、聞きたかった・読みたかった内容に出会えるというか。 人は見たいものしか見えない・見れないという言い回しがあるので、実は自分がそういった視野狭窄に陥っているのではという不安感も逆に出てきますが。自分が救われたいゆえ、単なる事実描写ですら救いの言葉としてとらえてしまうのか、みたいな。何しろ私のここ数年の読書欲の根源は「現在の苦しみから脱したい」という所にありましたので。 結局、自分という存…

  • 下衆いProteusが許されハッピーエンドなのが、ねぇ。。。 Shakespeare’s Stories for Young Readers『The Two Gentlemen of Verona』Charles and Mary Lamb

    皆さん、こんにちは。 必要に駆られて最近、手元のマクロを大がかりに修正・変更しています。 で、最近怠けてAIに直してもらうのですが、苦心しつつもプロンプトに結構細かく指示を書いています。 そして、思い出したのですが、プロンプトを作り込むのって、かつてSE時代にコーディング前にやっていた詳細設計とほぼ同じではないかと今更ながらに気付きました。 金融業界に20年いますが、回りまわってSE時代にやっていたことと何だか似たようなことをしているのかもしれません。ただ、テスト仕様書とかは作りませんし、稼働確認もちょっと雑ですが。。。 ということで本題に参ります。 あらすじ 友情麗しいハッピーエンド 英語に…

  • 殺し屋なのにいつも不運。単体でも面白い殺し屋シリーズ第二弾|『マリアビートル』伊坂幸太郎

    あらすじ(裏表紙より) はじめに 流石の人物造形 おわりに あらすじ(裏表紙より) 幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。闇社会の大物から密命を受けた、腕利きの二人組「蜜柑」と「檸檬」。とにかく運が悪く、気弱な殺し屋「天道虫」。疾走する東北新幹線の車内で、狙う者と狙われる者が交錯する――。小説は、ついにここまでやってきた。映画やマンガ、あらゆるジャンルのエンターテイメントを追い抜く、娯楽小説の到達点! はじめに 殺し屋シリーズ第二弾。伊坂氏の2010年の作品。 これまた驚く設定と展開、そして相変わらず秀逸な人物設定。今回も飛び…

  • 村の一員として頑張る勇気(人名ね) 『神去なあなあ夜話』三浦しをん

    皆さんこんにちは。 ここもと忙しい日々が続いています。私がいる会社は日系なので、当然中心は東京なのですが、地域統括というのがシンガポールにありまして、まあこちらの方がまあ五月蠅くて。。。 とある御仁。10年前から存じ上げていたのですが、その時もちょっと横柄な人で、その後欧州に異動になりました。で、一年前よりシンガポールに戻ってきてしまいました(当然ながら一段エラくなられて)。 周囲のローカルにも有無を言わせない様子で、そうしたローカルたちから嫌みなメールやドタ依頼がアジア各地に投げ飛ばされています(絶対ローカルの意志じゃないと分かります)。 そうしたしょうもないアドホック仕事を耐え忍んでおりま…

  • 捨て猫を通じて描かれる人間の汚さ、優しさ。 |『ねこのおうち』柳美里

    皆さん、こんにちは。 巷も夏休みだということで、先週当地の国内のビーチに泊まりで行ってきました。 とはいえ、往復700km超というなかなかの距離で、特に往路は山並みを行く道路だったので結構疲れました。 かつて、脳の血管が詰まるまではダイビングなどはやっていましたが、バイパス手術以降はそういうアクティビティは禁止となりましたので、ビーチにいって何をやるか思案しておりました。 結局、ビーチを眺める(!)という老夫婦型の滞在となりましたww まあでも、海辺で耽読し本も二冊ほど読了するという、それはそれで初めての経験をして戻って参りました。ドイツ人が異様に多くてちょっと驚きました。 ということで本題で…

  • 格式を感じるRetold。楽しく読める喜劇 Shakespeare’s Stories for Young Readers『The Comedy of Errors』Charles and Mary Lamb

    皆さん、こんにちは。 本年は聖書読破を果たし、ちょっとぶらぶらしていました。でも、隙間時間でこなせる小さな目標を設定したくなりました。 で、次のテーマはギリシア神話(and/or 哲学)またはシェークスピアを、と考えていましたが、じゃーん、シェークスピアにしました。 理由は簡単で、1)安い、2)簡単ということです。 全集みたいなのを購入しましたが、所謂Retold版という易しく書き直したものです。何しろ全集のタイトルが”For Young Readers”ですよ。心は若いと信じて購入ですよ。 そしてこれが全部で4000円程度。これまた近所の新古品本屋さんで購入。定価が30000円以上であること…

  • あと20歳くらい年老いると、こんなにくどくなるのかなあ|『オジいサン』京極夏彦

    皆さん、こんにちは。 老いを感じる瞬間って、ありますね。 現在50代前半ですが、40代に入り食欲がやや落ち、40代半ばで性欲も減退し、50代に入り睡眠に不調を感じることが出てきました。 最近だと、考えていることと喋っていることが違うとか、手に持っているものを探していたりとか、そういうことも増えてきました。 更に、そういうおっちょこちょいも本人は全く気にならず、むしろ家内が「ヤバいヤバい」っていうのがうざい、と。 で、そんなときに出会ったのが本作であります。 まだここまでではないなあww。 あらすじ(裏表紙より) オジいサンのこだわりと思考の堂々巡り おわりに あらすじ(裏表紙より) 何者かに「…

  • 無数の事例が示すのは、人生の満足度の鍵は人間関係だということ 『グッド・ライフ』ロバート・ウォールディンガ―、マーク・シュルツ、訳:児島修

    はじめに お金以上に大切なもの お金も大事 一人の実例ではない 自分・家族・友人を考える おわりに はじめに 幸せになる本、なんていうと非常に陳腐に聞こえます。 でも、幸せになりたいというのは皆に共通の願いだと思います。ただし、その幸福の定義やどういう生き方が幸福なのかは人によって違う。 いや、より腹落ちのする言い方をすれば満足度の高い人生、でしょうか。 そこで本書なのです。多世代に渡る縦断研究(その人のほぼ一生)を各種アンケートやデータとともにサマライズし、どういう生き方が満足感のある人生なのかを示したのが本書であります。 お金以上に大切なもの で、のっけから答え。これまた陳腐でありますが、…

  • 横浜の都会っ子、山奥で自然に目覚める 『神去なあなあ日常』三浦しをん

    あらすじ(裏表紙より) 平野勇気、19歳。高校を出たらフリーターで食っていこうと思っていた。でも、なぜだか三重県の林業の現場に放り込まれてしまいーー。形態も通じない山奥! ダニやヒルの襲来! 勇気は無事、一人前になれるのか……? 四季の美しい神去村で勇気と個性的な村人たちが繰り広げる騒動記! 林業エンタテインメント小説の傑作。 儲かるらしい… 突然ですが、林業って、結構儲かるらしいです!? 知り合いの知り合い程度なので、ほんの人伝に聞いただけですが、30代ちょいで家庭を持ち、家を建て、外車二台を乗りまわし、それでもやっていける、と。 まあ真実は分かりませんが、そんなことをかつて聞いたために、う…

  • 殺し屋なのに極度の恐妻家。単体でも面白い殺し屋シリーズ第三弾|『AX』伊坂幸太郎

    皆さん、こんにちは。 物価の高騰を肌で感じるきっかけの一つに古本、があると思います。 例えば今回の本、奥付を見ると令和二年二月の初版とあります。つまり、2020年。カバーにある価格は税別で680円。そしてISBNでアマゾンで現在価格を見てみますと税込みで902円、税抜きで820円。2020年から2026年のたった6年で価格は20.5%も上昇していた!! 当然ながら給料は20%も上昇するはずもないので、生活が厳しくなるのはさもありなん。 とはいえ古本くらいは、たまの帰国の際はリミッターつけずに買いたいですね。でも根が貧乏性なので3000円くらい買うともう半年分くらい買った気になってしまいますがw…

  • 元ハーバード大教授の学問遍歴と歴史の見方 『歴史を学ぶということ』入江昭

    はじめに 歴史学とは おわりに はじめに 本年2026年1月に逝去された、ハーバード大学名誉教授だった入江昭氏の2005年の著作。 歴史を学ぶことになった筆者の半生を振り返り、あわせて歴史を学ぶこと・歴史とは何か・筆者の関心ごと等が語られる歴史エッセイ。 歴史学とは うちの大学にも史学科というものがあったし、サークルの仲間でも史学科に籍を置くやつも居ました。ただ、歴史を学ぶっていうのはよく意味が分かりませんでした。 私にとっては歴史を勉強するっていうのは山川の黒字を暗記することとほぼイコールで、これを大学で学ぶ意義っていうのはなにか、と感じていました。 そのあたりの疑問は本書を読むと結構分かり…

  • 村上春樹作品との類似性のある、思索的主人公の物語|『幻影の星』白石一文

    皆さん、こんにちは。 最近、東南アジアの外れの当地でも暑いです。自宅勤務の時は上半身裸でパンツ一枚で仕事しています。 とはいえ、やはり日本の酷暑よりかは気温も肌感も大分よいと言わざるを得ません。 普段から日本には何歳くらいで戻ろうかという話を家内としますが、10年以上かの地を離れ、今更ながら戻ってから気候に馴染めるかがやや不安になってきました。 当地では風邪でも病気でも医者は”Drink more water”と諭し、一般でもよく口をついて出る言葉です。暑い季節ですが是非皆様も水分補給をしていただければと思います。 ということで本題に参ります。 あらすじ(裏表紙より) はじめに 普通の若者だけ…

  • そんなに悪いのかなあ。まあバランスじゃない? 『なぜ「牛乳」は体に悪いのか』フランク・オスキー、訳:弓場隆

    皆さん、こんにちは。 先日会社から配布されたCopilotを使ってVBAのコーディングをさせてみました。 結果としては流麗すぎるコーディングをあっという間に作ってくれました、1時間以上机にしがみついてどういう意味かを検索しつつ調べる羽目になりました。結局効率的か分からず。 更に、「もう少し直観的で素人にも分かりやすいコーディングにして」という悲しい指示を出した次第。 まだまだAIの使いかたには改善の余地がありそうです。 それでは本題です。 はじめに 医者が言うには… 暴飲を避ければよいのかな おわりに はじめに コロナ前後に陰謀論的な本に結構ハマり、おそらくその一環で!?購入した本。今回書架整…

  • 通読三回目でも面白い、そして新鮮 |『グラスホッパー』伊坂幸太郎

    皆さん、こんにちは。 あっという間に世間は夏休みですね。私のところも、今年大学生の娘からLINEが入りました。「免許取りたいんだけど」。 コスパ優先なので合宿でとってほしいのですが、サークルなのか部活なのか分からないのですが、とにかく課外活動が忙く連続で休みが取れないとのことで通いがよい、とのことらしいです。そんなに忙しいのなら通いも無理だよ、と言いたい、のをぐっとこらえています。 いろいろ言い負かしちゃうと今度から言わなくなって勝手に変なバイトとかされちゃっても困るので、言い分はきかなくてはいけません。 中年も後半になり、今更ですが大人度が試されます。。。 ということで本題に参ります。 あら…

  • 英語でも小川洋子氏の雰囲気が出るのね 『THE MEMORY POLICE』YOKO OGAWA

    皆さん、こんにちは。 今週から駐在さんたちが立て続けに休暇を取り始めました。 うちは週二回の自宅勤務が認められるため、ただでさえ人気が少な目なオフィスは、今や気の抜けた炭酸みたいに生気がなく、閑散としています。 でも、私の生活は良くも悪くも単調。周囲の雰囲気に流されず、やるべきことを毎日淡々とやる。このようにしております。 それでは本題に参ります。 はじめに 小川氏の雰囲気、翻訳されている! おわりに はじめに 小川洋子氏の1994年発表の『密やかな結晶』の英訳です。 これが2019年に英訳され、2020年のBooker Prizeの国際部門のshort-listed作品となりました。 今回読…

  • 内容は悪くないのにサラリとしすぎかな 『エフォートレス思考』グレッグ・マキューン、訳:高橋璃子

    皆さん、こんにちは。 AIがうちの会社にもやってきました。 グローバルでCopilotを導入し、全社員2回のトレーニング出席が必須との話。 私も一回目のトレーニングを受講し、早速かなりのシーンで活躍してもらっています。現地語の規制文章はPDFのまま読ませて要約してもらったり、マクロのロジックで困ったら提案してもらったり。 また二人いる部下さんのうち一人も、かつて「私はコーディングは無理」とか言っていたのですが、私が作ったマクロがエラーを起こしたらAIに読ませて試案を持ってきて、「AIがこう言っているのですが、これで修正してもよき?」みたいなteamsを投げてきました。 結果としてOKだったので…

  • 前半はイヤミス的、最後は死を見つめる佳作 『猫鳴り』沼田まほかる

    皆さん、こんにちは。 あっという間に7月が終わりますね。 ということは私にとっては家内が日本から戻って来てから一か月ということです。私はあっという間に台所を妻に明け渡し料理を作らなくなり、なんだか自分のペースではない生活となりましたが、これがまあ家族ということでしょう。 家内とは今月二回も映画を見にいってしまいました。そうやって元気なうちに、色々と一緒に時間を過ごしたいと思います。 こんなこと言うと、死期が近いような言いぶりですがww。 ということで本題に参ります。 あらすじ(裏表紙から) 中篇連作 動物が見せつける死の迎え方 おわりに あらすじ(裏表紙から) ようやく授かった子供を流産し、哀…

  • 前時代的な探偵エンタメ+村上春樹氏のらしい翻訳 『ロング・グッドバイ』レイモンド・チャンドラー、村上春樹訳

    皆さん、こんにちは。 珍しくプライベートでも仕事でも忙しく、本を読めないでおりました。 昨月に突然運転不能になって車の事故を起こしましたが(未だ修理中ですが)、12年乗り続けていたもう一台の車も至急売却、そして新たな車を一台購入。売却前に罰金(駐車違反等。当地では罰金を貯めとくの結構あります)の精算なども。さらに新車を購入したらしたで、tint(スモーク)の予約やドラレコの設置なども矢継ぎ早に発注。 土日はこうしたことをやっているとあっという間に過ぎ、だらだらと家で耽読の時間がなかなか持てないでおります。 それでも何とか寝る前にちびちびと読書をすすめ、一冊読了しました。 ということで本題に参り…

  • 近代貨幣の妙と金本位・銀本位につよい金融史 『金融の世界史 貨幣・信用・証券の系譜』国際銀行史研究会

    皆さん、こんにちは。 今年は下の子の卒入学、子ども達(日本の居所)の引っ越し等々あり、非常にバタバタしております。仕事は仕事で駐在諸氏が一気に1/3程入れ替えになる非常事態で、いまも新上司・そのまた上の上司(これまた本年より)への対応等もありバタバタが続いています。 で、金融業界に居るものですから、おさらいも兼ねて金融関連の書籍を読むようにしていたのですが、なななんと今年はこの手の本を初めて手に取ることに今更気づきました。 UdemyなどでAI, DX, はたまたBIのコースなどテクニカルなものは結構見ているのですが、なぜ今の体制があるのかという骨太な話はやはり本でジックリ、しかもきちんと積み…

  • 事実か虚構か。歴史の因果に迫るインテリジェンス小説 『ウルトラ・ダラー』手嶋龍一

    あらすじ(裏表紙から) ひとこと 事実に基づく創作!? インテリジェンスは過去の歴史にさかのぼり… おわりに あらすじ(裏表紙から) 1968年、東京、若き彫刻職人が失踪した。それがすべての始まりだった。2002年、ダブリン、新種の偽百ドル札が発見される。巧緻を極めた紙幣は「ウルトラ・ダラー」と呼ばれることになった。英国情報部員のスティーブン・ブラッドレーは、大いなる謎を追い、世界を駆けめぐる。ハイテク企業の罠、熾烈な諜報戦、そして日本外交の暗闇……。我が国に初めて誕生した、インテリジェンス小説。 ひとこと エンタメ小説というと、刑事もの、探偵もの、はたまた医療系や裏社会モノなど色々ありますね…

  • ショーワの牧歌的な父子のおはなし 『岳物語』椎名誠

    皆さん、こんにちは。 今月は本を読むペースがググっと減りました。言い訳というわけではないですが、家内が近くにいると彼女と話している時間が長いこと長いこと。 自宅勤務が週二日認められているのですが、邪魔しないように気遣って貰ってはいるものの、やはり互いに喋りかけることが多いと感じます。 まあ、お互いいつまで生きられるかなぞは分からないので、今のうちにたっぷりと喋っておくということですね。 ということで本題に参ります。 あらすじ(裏表紙から) ひとこと 子どもらしさの記録 子どもとの時間 おわりに あらすじ(裏表紙から) 山登り好きな両親が山岳の岳から名付けた、シーナ家の長男・岳少年。坊主頭でプロ…

  • 被災現場の現実、悲しみ、優しさ、宗教、釜石 『遺体』石井光太

    皆さん、こんにちは。 家内が居所に戻り、仕事も忙しく、ブログからやや遠ざかっておりました。 これまで掃除・洗濯・料理と、当然自分がやっていたのですが、家内が肩代わりしてくれます。有難いことこの上ないですね。 ただ、今後は週に一回は私のマズ料理を作ることで合意しました。おいしくないのですが、料理は面白いと思います。いろんな意味でマネジメントだなあとつくづく感じます。 ということで本題に参ります。 あらすじ(裏表紙から) 遺体、喪失、気持ちと宗教 おわりに あらすじ(裏表紙から) あの日、3月11日。三陸の港町釜石は海の底に沈んだ。安置所に運び込まれる多くの遺体。遺された者たちは懸命に身元確認作業…

  • 4世代8人が繰り広げる家族騒動! 『平成大家族』中島京子

    皆さん、こんにちは。 6月結構体を動かすことが出来ました。おかげで単月で3キロくらい体重が落ちました。上出来。 ただ、最近はメンタルが弱くなった?のか、悩み事があると夜の寝つきが良くない。 この前も仕事のことでちょっと困ったなあーということがあり、そういう思いの下で眠りにつくと、3時に目が覚める。そしてもう寝れない。 で仕方なく手に取ったのがこの本。 50を超えて眠りが浅くなりましたが、睡眠の仕組みも勉強しないといけないですね。 ということで本題に参ります。 あらすじ(裏表紙から) ひとこと 人物造形が秀逸 おわりに あらすじ(裏表紙から) 三十路のひきこもり息子と90歳過ぎの姑と共に、静かに…

  • 礼儀正しさで組織・人間関係・自己を変える 『「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である』クリスティーン・ポラス 訳:夏目大

    皆さん、こんにちは。 とうとう家内が居所に戻ってきます。たぶん今週末か来週か。 私の両親の面倒を見てもらっていますが、母親の4月の骨折後の経過が素晴らしく良いというわけでもなく、肘から手首辺りまで入れていたピンを抜くという手術はお預けになりました。経過が良ければ7月初にこれをやって、その後を少し見届けて戻ってくる予定でした。 とはいえ、大分母も動けるようにはなったということで、きれい好きで細かい嫁vs超大雑把の元お嬢様姑のイザコザがおきないうちに、一旦家内は居所に戻るということになりました。あとは母はリハビリだけで、診察は5週間に一度とのこと。次回の検診時は母が一人で行き、子ども達のどちらかを…

  • アーサー王亡き後のブリテン島。民族浄化、記憶の喪失、そして愛 『忘れられた巨人』カズオ・イシグロ、訳:土屋政雄

    あらすじ(裏表紙から) ひとこと 老夫婦+3の物語 夫婦とは おわりに あらすじ(裏表紙から) 遠い地で暮らす息子に会うため、長年暮らした村を後にした老夫婦。一夜の宿を求めた村で少年を託されたふたりは、若い戦士を加えた四人で旅路を行く。竜退治を唱える老騎士、高徳の修道僧……様々な人々に出会い、時には命の危機にさらされながらも、老夫婦は互いを気づかい進んでいく。アーサー王なきあとのブリテン島を舞台に、記憶や愛、戦いと復讐のこだまを静謐に描くブッカー賞作家の傑作長篇。解説/江南亜美子 ひとこと なんとあのカズオ・イシグロがファンタジー!? 竜とか鬼とか魔法とか…。それもそのはず、物語はアーサー王伝…

  • 下町職人と独居老人のでこぼこコンビの連作短篇 『政と源』三浦しをん

    皆さん、こんにちは。 うちの会社はもうすぐボーナス。いやあ、嬉しいなあ。いくらもらえるんだろう。 悲しいかな、生活費が掛かりすぎており、ボーナス月(つまり今月)以外は大体が赤字。つまりボーナスで何とか命をつなぐ、と。 FP的には非常にunhealthyですが、子どもの学費のピークを思えばまずまずかなあと。上の子が卒業したら赤字月がもう少しへり、下の子が卒業したら多分赤字月は数カ月だけになる見込みです。 あとは私がやらかしたように留年とか大学院進学とかなければ、あと3年半。頑張って働きたいと思います。 それでは本題に参ります。 あらすじ(裏表紙から) ひとこと 普通におもしろい おわりに あらす…

  • 立ち直る中年男性。アイスランド作家の作品 『HOTEL SILENCE』 Auður Ava Ólafsdóttir

    皆さん、こんにちは。 今更ですが、手書きの日記・メモの進捗(使用冊数)が今年は大幅に減っていることに気付きました。 例年ですと一年で2-3冊程度たまります。大体毎朝、前日の反省とその日のToDoとやり口・手順などをまとめる手筈です。まあノートの使用数が少ないというのは、悩みが少ない、あるいは日々の生活で手を抜き始めた(ナリに任せた)、あるいは反省する間もないくらい忙しい、かでしょうか。 どれも部分的にそうだなあ、というのがありますが、もうひとつ。この問わず語りで気持ちを吐き出しいてる部分もあるかもしれません。 本ブログは読書の備忘ではありますが、読書はもはや生活の一部です。そうした日々の気持ち…

  • ギリシア旅行(離島)計画中の人は持っていくと良いかも? 『遠い太鼓』村上春樹

    皆さん、こんにちは。 今年は子ども達をはじめ出費がかさみ、夫婦旅行の計画ができません(出会って30年!なのに)。 学費を払い、子どもたちの生活費を払い、そして先週事故ったことで車の買い替え等も検討すると完全なる赤字になります。 使ってくれる人がいるうちが花、というのが家内の言い分です。 それを信じて、今年は居所で大人しくしたいと思います。 でも、もしお金に多少余裕があったら、アジアから結構お安く行けるウズベキスタンかギリシアかなあ。。。なんて、きっと無理だろうけど、旅行記なんかを読むと旅情に駆られますね。 ということで本題に参ります。 あらすじ(裏表紙から) ひとこと メインはギリシア 他、欧…

  • やる気になる!運動は最高のコンディショニング 『一流の頭脳 運動脳』アンデシュ・ハンセン 訳:御舩由美子

    皆さん、こんにちは。 居所に帰って来て、独りのペースで生活していると次第に痩せてきます。 第一にお金がないので外食とかしないですし、作る飯が旨くもないので少しづつ食も細くなります。そしてこの前も少食の本とか読みましたが、そういう本を読むと、自然と食べるのを控えておこうという、何というかサブリミナル的に利いて!?来る気がします。 かこつけて、という程ではないですが、コンディショニング力向上を目指し、以下の本を手に取ってみました。 ということで本題です。 概要 マジで万能薬 運動強度、効果の背景 典拠がないものも おわりに 概要 『スマホ脳』で一世を風靡した(って読んでいませんが)アンデシュ・ハン…

  • 足掛け三年、とうとう終わったー 新約聖書 ペトロの手紙1・2、ヨハネの手紙1・2・3、ユダの手紙、ヨハネの黙示録 『聖書 新共同訳』

    皆さん、こんにちは。 車で事故りました。突然ハンドルが利かなくなりました。 とある左曲がりのカーブに差し掛かるときのこと。車体がすーっと左隣のローリーに寄っていく。あれ?とおもい右にハンドルを傾けるも車はそのままローリーに寄ってゆく。ヤバいと思い思いっきり右にハンドルを切るとそれも利かず、と思うと急に右に曲がり、ドン。ガードレールに追突。 幸いかすり傷程度で済みましたが、警察に行きPolice Reportを書いてもらったり、慌てて日本にいる家内に助けを求めてみたり、大いに取り乱しました。外国で事故るとやはり怖い。現地語は旅行者レベル+α程度なので、こういう時に身に沁みます。勉強していなかった…

  • 節食+断食でコンディション爆上がり!? 『医師がすすめる少食ライフ』石黒成治

    皆さん、こんにちは。 現在一時的に独り暮らし中です。 家内には私の実家に残ってもらい、私の両親の面倒を少し見てもらっています。 その間、私は自炊しているわけですが、今日は無水カレーなるものに挑戦してみました。が、これが旨くないんですよ(しかも大量!) ルーは使わずカレー粉+塩コショウ少々の味付けっていうのはありますが、うま味やだしっぽさが足りない。醤油大さじ1を足すとちょっとコクがでた。ウスターソース大さじ1を足すとこれまた輪郭がはっきりしてきた。それでも何かが足りない。ベースが無いのです。砂上の楼閣料理! でも、ここで手を打ちこれを食べることにしました。 さて、そんな自炊生活のさなか、食べ方…

  • 辛み・悲しみの伝播。2006年ブッカー賞受賞作品 『喪失の響き』キラン・デサイ、訳:谷崎由衣

    あらすじ(裏表紙より) ひとこと 三本の柱 悲しみとやるせなさと おわりに あらすじ(裏表紙より) 女性作家としてブッカー賞最年少受賞! 喪失と再生をめぐる家族の物語。少女サイは、インド人初の宇宙飛行士を目指していた父を母と共に交通事故で亡くすと、母方の祖父である偏屈な老判事に引き取られた。老判事はすでに引退し、ヒマラヤ山脈の麓の古屋敷に隠居していたが、孫娘の出現は判事と召使いの料理人、そして近所の老人たちの慰めとなるのだった。やがてサイは、家庭教師のネパール系の青年ギヤンと恋仲になる。急速に親密になっていくふたりだが、ネパール系住民の自治独立運動が高まるにつれ、その恋には暗雲がたちこめる――…

  • もうすぐラスト。短い四編 新約聖書 テトスへの手紙、フィレモンへの手紙、ヘブライ人への手紙, ヤコブの手紙 『聖書 新共同訳』

    皆さん、こんにちは。 なかなか本が読めません。 仕事をしていたら一日が終わりますし、在宅勤務をしたらしたで、隙間に掃除と洗濯・料理なんかしようものならあっという間に時間がなくなる。 ただ、何でしょうね、これでもいいのかなという気がしてきました。 これこそ生きるために生きているわけで、家事を超効率化するつもりも余り湧いてきません。洗濯物を干すのも面倒ですが、干しながら考え事をしたり、野菜を切り刻んでいてもふと思い出すことが有ったりで途中で手を止めたり。 そういう非効率なのはまさに自分の人生ではないかと。 対照的に、仕事は同じことの繰り返しなので、ここはどうにか効率化・省力化できないかと思うんです…

  • 戯曲を書きあぐねる作家が主人公。回りくどい設定が恩田氏らしい。 『EPITAPH東京』恩田陸

    皆さん、こんにちは。 膝が痛いです。 先週居所に戻って来て30分ジョグしたら膝が痛くて曲がらなくなりました。そろそろガタがきましたかね。 20年以上前ですが、30歳くらいのとき会社の人たちとバスケをしていて試合中に右膝の前十字靭帯を断裂、その後再建手術をしたのですが、人工の靭帯を入れていて、以降膝の具合はイマイチ。 よく膝が外れた感じになるので、以降コンタクトスポーツは止め、運動はランニングやエクササイズにとどめていました。 医者にはかかっていませんが、近年はAIやYouTubeが多くの情報を提供してくれるので、大体どういう状況か、対症療法としてアイシングはどうするのか等を調べ実践することが出…

  • ノーベル賞受賞の不条理系演劇作品たち 『HAROLD PINTER COMPLETE WORKS: VOLUME4』Harold Pinter

    皆さん、こんにちは。 居所に戻って、少しずつ日常を回復しつつあります。 日常とは、なんなれば、年間目標を月間に落とし込み、毎週それをトラックして生活する、と。仕事を含めて、自分のアップデートをしたいなあと。 そうした中に英語の読書目標などもあり、早速進捗したということです。 相変わらず、近所の新古品店で売っている格安のラインナップから、今回はノーベル文学賞受賞者の作品をチョイスしました。 2005年に受賞したハロルド・ピンターという英国人劇作家の作品ですね。 それでは本題に参ります。 はじめに OLD TIMES NO MAN’S LAND Betrayal Monologue Family …

  • バラエティに富む掌編 新約聖書 テサロニケの信徒への手紙1、テサロニケの信徒への手紙2、テモテへの手紙1, テモテへの手紙2 『聖書 新共同訳』

    皆さん、こんにちは。 久々に再開した聖書読破キャンペーン。かれこれ三カ月ぶりです。 あともう少し、というところで足踏みしていましたが、何とか今月中には終了したいなあと。 ただ仕事が忙しくなってきました。聖書なんか読んでいられるかな。 新上司は官僚?っぽいというか評論家みたいなことばかり言うので、どういう風に接しようか悩んでいます。さらには旧上司はまさかの離任一週間前になって左遷が発覚しました。ごくまっとうにやるべきことを共にやってきたつもりでしたが、東京の人事ないし役員からすると違ったのかもしれません。私もやり方も間接的にダメだし(少なくとも上司の上司たる拠点長からはアウト!?)されたというこ…

  • 積極的に任せることでリードする 『「任せ方」の教科書』出口治明

    皆さん、こんにちは。 居所に戻ってくると、仕事が一層忙しく、厳しいものになっていました。 直上の上司が転勤ということで新旧の上司が入れ替わりの際の間隙があり、そういうときは重要事項を拠点長などに平社員の私がダイレクトに申し上げると。 で、この拠点長なる人物が面倒な方で、いわくつきの人物でして。 「僕は営業経験ばかりで良く分からないけど」とヘッジをしつつまあ文句を言う言う。一応その道の専門家が3-4人集まって数回議論した内容を平気でぺちゃんこにしつつ、「でも期限今日だよね。どうするの?」とうそぶく。 仕方ないじゃん、期限延長ですよ。地域本部が駄目といっても仕方ない。 そんなこんなを考えていたら眠…

  • 無人島であらわれる人の醜さ、あるいは生存本能 『東京島』桐野夏生

    皆さん、こんにちは。 居所で一人、料理を始めました。料理はかれこれ5年ぶりくらい。 前回はコロナで妻が家庭内隔離されたため、私が家族の料理をしたのでした。けんちんうどんを作ったのですが、『まずい』『味がしない』というので評判に。 今回、独りで作ったものは昨日はスパイスカレー、そして本日はキムチチャーハン。 前者はいわゆるCookDoみたいなやつですが、レシピ通りの材料を揃えずどうにも大味に(ちなみにココナツミルクをミルクで代用した)。後者はYoutubeのレシピを見ながらですが、余分な野菜をたくさん入れたら、いつの間にか野菜炒めに近いチャーハンに。 敗因は分かっています。レシピ通りではないこと…

  • 自己を静かに貫く大和なでしこ烈女たち 『小説日本婦道記』山本周五郎

    皆さん、こんにちは。 居所に戻ってきました。アジアは暑いです(私の居るところは年中ですが)。 さて、久し振りに一人の暮らしがこれから一か月以上続きます。 簡単な料理でも手順がてんでダメでメチャクチャ時間がかかります泣 まあ修行です。 他方、私の両親の面倒を日本で見る家内も心配。疲れるとキレるんですが、大丈夫かな。。。 母が骨折して入院・手術・退院とバタついたのが4月半ば。もう一か月半たちましたが、医者はもう一か月ほど様子を見てその後肘から手首まで入れたピンを取るとのこと。そこまで家内に日本に居てもらう予定です。 それでは本題に参ります。 あらすじ(裏表紙より) はじめに 今の時代だとこれは厳し…

  • 令和版お金の教科書 『本当の自由を手に入れるお金の大学』両@リベ大学長

    皆さん、こんにちは。 とあるブログで、私がかつて読んだ本が評価されていました。で、これが結構コテンパンに言われていました。ちなみに私はその作品(映画化されていましたが)は劇場で号泣ww。 因みに、私がかつて相当にこき下ろした作品(とある賞を受賞されていたもの)は、その方は大絶賛。 当たり前、本当に当たり前ですが、人それぞれですねえ。 そもそも言葉ってほぼ唯一の伝達手段なのにこんなに操作性に難があり、顔も見えなければどの程度のニュアンスか伝わりづらい。増してや我々、文筆業でもなく素人。 その方がどういう気持ちなのか、分かったようでわかっていないのかもなあと思った次第。 対面で本について話を聞きた…

  • 日台を舞台にしたビジネス+青春小説 『路』吉田修一

    あらすじ(裏表紙より) 悲恋かと思いきや… おわりに あらすじ(裏表紙より) 台湾に日本の新幹線が走る。商社の台湾支局に勤める春香と日本で働く建築家・人豪の巡り逢い、台湾生まれで生まれ戦後引き揚げた老人の後悔、「今」を謳歌する台湾人青年の日常……。新幹線事業を背景に、日台の人々の国を超え時間を超えてつながる想いを色鮮やかに描く。台湾でも大きな話題を呼び人気を博した著者渾身の感動傑作。 悲恋かと思いきや… 台湾新幹線を舞台に日本と台湾をつなぐ恋の物語、とでもいいましょうか。 商社勤務の春香と、春香を思い日本に留学し就職までした人豪。彼らのすれ違いが物語のメインに据えられます。 この恋物語、行く末…

  • 保護犬が家族にもたらすカタルシス。意外とカラッと読める佳作 『妻が余命宣告されたとき、僕は保護犬を飼うことにした』小林孝延

    皆さん、こんにちは。 どうでも良いことですが、体重が激増中です。 通常の体重からかれこれ6-7キロほど増えたでしょうか。イラつくと食べ物に走るタイプ。 居所から日本に一時帰国して、実家と新しい家と親と子供たちと両方の面倒を見ていますが、どちらも「自分の場所ではない」という感覚です。 衣服も中途半端、本も中途半端、(こんなこと言うと上司に申し訳ないですが)仕事も中途半端(特に気持ちの部分が)。運動や瞑想で心身を整えたいのですが、家族など他人のリズムにあわせて生きていると、そう自分のペースで生きられず。 まあ、これも一時のこと、と半ば受容している気持ちもありますがね。というより、太って嫌だという自…

  • 総論賛成、だけどなんだかモヤモア 『あやうく一生懸命生きるところだった』ハ・ワン、訳:岡崎暢子

    皆さん、こんにちは。 日本で子どもたちを引っ越しさせ、そちらと実家とで二拠点一時帰国中です。 新しい住まいは私の友人ブックオフが手頃な場所になく、本の調達が出来なくてちょっとストレスたまり気味。 子どもたちの学費のピークに、畳みかけるように出費の嵐で、キャッシュフローは当然の大赤字。というより、海外アジア・ローカルで働く私はボーナス時期以外は基本赤字、ギリギリとんとんで済むかどうかというのが通例ですが…。 ということでまた湿っぽい話になりました。 本題に参ります。 ひとこと 肩の力を抜く? おわりに ひとこと 韓国発の、「肩の力を抜いていこうよ」的なエッセー。 でもわたくし的には不発でした。 …

  • ジャンルごった煮、納得の本屋大賞一位作品 『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ、訳:友廣純

    皆さん、こんにちは。 蔵書について。 なんていう程は本は持っていませんが、基本的に読んだら処分しています。 余程「もう一度読もう・また読みたい」と思わない限り、その「また」の機会は来ないだろうとの想定のもと処分しています。もちろん燃えるゴミでだすのではなく売却等をするわけですが。 で売るというと、有難いことに日本ではない居所でもじわじわと日本の本が売れています。今、日本に居ますが、既に注文が二人より合計八冊入っています(取り置き)。 儲けようとする値付けをしているわけではないのが売れる理由なのでしょうが、こうやって本好き・本に興味がある人たちが増えるのは喜ばしいことです。 ということで本題に参…

  • 落選集だけど確かに面白い。不思議なやわらかさの短篇集 『戌井昭人 芥川賞落選小説集』

    皆さん、こんにちは。 やっと居所に戻る日程を決めました。5月末には居所に戻ります。 懸案は先般骨折(右手!)して入院・手術し現在家事のできない母、そして認知症の父。 退院後私達夫婦も共に寝起きしていますが、私は一足先にもどり、家内にはもう一か月日本に居てもらうことにしようと思います。 医者からは概ね三カ月程度は安静に(家事禁止)、と言われています。うち二カ月半程度は我々でカバーできる予定です。 体力も心配。母も家に居てずっと何もしないものですから、とにかく筋力が弱まってくる。母は股関節が悪く足の長さが異なってきてしまったので杖なしには動けないのですが、その杖は本来は骨折した右手でコントロールす…

  • 相変わらずムスコ君が素直でステキ。英国下流地域の一風景 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』ブレイディみかこ

    皆さん、こんにちは。 先日下の子の春休みの読書(いっても大学生だけど。。。)に読ませたプレイディ氏の著作。というか読んだかどうかもしらんけど。 先般書店に行きますとパート2がありまして、早速購入したものです。中古だけど。 日本語の本は苦手とのことでこの本を下の子に読ませるかどうかは思案中。より彼女の興味には沿いそうなんですがね。 ということで本題に参ります。 地域の移り変わりと社会の移り変わり 家庭の「話せる」雰囲気 おわりに 地域の移り変わりと社会の移り変わり 前回に引き続き、英国の下層?の住宅地のお話。ムスコ君は中学2年-3年になります。 やはり公立中学に通うムスコ君の話がメインも、彼の友…

  • 大人も読める(子どもには刺激強め?)YA 『書店主フィクリーのものがたり』ガブリエル・セヴィン、訳:小尾芙佐

    皆さん、こんにちは。 レーベル(ブランド)への信頼感ってないですか? 私のような昭和の人間からすると、たとえばSONYとかはオーディオ関連だと「オシャレ」「かっこいい」の代名詞でした。で、そのSONYがPC事業をやるといって始めたVAIO(今は売られちゃったけど)も、その後光を受けたかのようなオシャレな印象があった気がします。 いや、何が言いたいかというと、ハヤカワepi文庫です。 本屋をうろついていて、このレーベルは多分間違いなさそうだな、と何も考えずに手に取って買える。それすなわち、レーベルへの信用です。 ということで、買ってみたらたまたま2016年本屋大賞(翻訳部門)一位の作品でありまし…

  • 引退後スパイ + 打倒「AIビッグブラザー」のディストピア的物語譚、の連作 『シーソーモンスター』伊坂幸太郎

    皆さん、こんにちは。 引越しをしたため、諸々入り用が続いています。 土日はデフォルトで家内にお付き合いして家具屋・雑貨屋・百円ショップを徘徊する日々であります。 それにしても、女性の皆さんは何故にかように雑貨が好きなのか。 私は正直そういうの「どっちでもよい」というタイプの人間(お金がないだけというのもある)。家内にもそう公言しています。ただ家内も家内で、聞いてほしい・相談したいというものがあり、(仮に「壁打ち」のようでも)それを聞くことこそ夫の役目・共に生きること、と考えており、一緒についていくことにしています。長時間連れまわされ最終的にちょっと不機嫌になるのですが。 まあ、疲れたっていう愚…

  • 65歳で引退ムリ! 100年人生を生き抜くための指針を 『ライフシフト 100年時代の人生戦略』リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット、訳:池村千秋

    皆さん、こんにちは。 いつの間にか連休ですね。 私はアジア勤務で一時帰国中につきオンラインでの勤務をしております。もちろん在所のカレンダーで勤務しております。 ということで4/29も勤務でした。で、夕方街にでたらどうも若い子や夫婦然としたカップルが多く、家内が「今日日本は祝日だよ」と気づいたものです。連休中も当然勤務となります。 ということで本題に参ります。 いつまで生きる? 3ステージの崩壊 お金とキャリア 無形資産:家族 戦略を持ち、準備する おわりに いつまで生きる? 先進国の寿命がどうやら大分伸びている、否、今後も伸びてゆく(100歳超えるのが普通)、という想定のもと、生き方を考えるべ…

  • 日本グルメの黎明期小ネタ集 『歴史のかげにグルメあり』黒岩比佐子

    皆さん、こんにちは。 現在三拠点?生活をしています。 アジアの辺境の居所がひとつ。新たに引越しした神奈川県、そして実家のある東京都下。 そもそもは80代の親から子供たち(彼らの孫ら)を外に出してほしいという話が発端でした。ところがその親(母)が転倒・骨折(右手)で入院・手術をし、3カ月程度は家事禁止とのこと。父親は穏やかながら認知症なので、私と家内で実家暮らしをしつつ諸事面倒を見ております。 ということで、引っ越し先の神奈川県と東京都を行ったり来たりしているものです。 兎に角疲れます。 ということで本題に参ります。 筆者と概要 日本グルメの黎明にスポットを当てる 具体的には 接待におもう おわ…

  • 殺すこと、食べること、働くこと、生きること、のノンフィクション 『鶏まみれ』繁延あづさ

    皆さん、こんにちは。 下の子が大学に進学し、引っ越し等もあり、かなり入り用が続いています。 うちは概ね決済は楽天に寄せており、そちらのポイントで子どものケータイの支払いやら必需品を買っています。で、今月はポイントがかなりたまったので、贅沢して新刊を購入! 普段古本メインだと、ただ新品を買うだけでも楽しくなります。幸せの沸点の低いやつです。 ちなみに本書、”基本読書”の方が紹介されており、気になり購入したものです。 ということで本題に参ります。 食肉の現実のどうして エッセイのテイスト おわりに 食肉の現実のどうして いやあ、良かった。 基本的には本書はノンフィクションに位置づけられましょう。 …

  • 劇チックな青春小説 『ブラザー・サン シスター・ムーン』恩田陸

    皆さんこんにちは。 引越しをしています。でバタバタしています。 これまで私の父母の家で私の子どもたちが住んでいました(ジジババwith孫ら)。 子ども達を高校生から寮や独り暮らしにするのも心配(寮に入れる金がなかった)、老齢の両親が一軒家で暮らすのも心配。だったら孫のお世話をしてもらおう、というのが当初の目論みでした。変な詐欺もおおく、若い人がいると少し安心かなとも。 しかし今や、父は認知症となり、母も弱って来て、もう孫らの面倒を見切れないと。子どもたちも祖父母世代との価値観のズレにイラつき気味。で、この度晴れて実家を出ることになりました。 ところが先日母が庭で転倒、入院、手術をしました。医師…

  • 女子グループ、母子関係、難しそうだなー 『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ』辻村深月

    皆さんこんにちは。 大学生になった娘が服に苦慮しています。服がない。コーディネートが分からないと。 思い返すこと30余年前、私にもそういう時代がありました。これまで制服で、着たきり雀でも良かったわけです。しかし、キャンパスには女子がいる(それまで6年間男子校)! 変な恰好できない! というかモてたい! そんな心境でした。 私の場合、地方から出てきた服飾大好きな友人がおり、まだ全国区ではなかったユナイテッドアローズやビームズの本店、その他諸々のセレクトショップを彼から教えてもらい、そこのセール品だけ買っていた笑 渋谷と原宿を行き来しウインドーショッピングをして自分のテイストを作りました。 今、こ…

  • 飄々とボケることを目指す 『遊行期』五木寛之

    皆さん、こんにちは。 読書ですが、結構2冊ないし3冊を並行して読むことが有ります。 で、こうやってメモを残しておくのですが、メモを書くときに読み途中の本に言及したくなる時ってありませんか? そういう時、なんかもやっとしませんか? 読み途中の本は、途中ゆえ、その後の展開によってはどうなるか分からない。また既読ではないのでリンクをペコっと貼っておくわけにもいかず。とはいえ一からその本の説明をすると長ったらしい…。 まあ、既読のふりをして『〇〇にも似たようなことが書いて有りました』って書けばいいだけなんですがね。所詮は私人の書き散らしですし、ここにきて厳密さに拘るのもおかしな話です。 ということで本…

  • 2019年ゴールド・ダガー賞受賞作 猟奇殺人と驚きの結末 『ストーン・サークルの殺人』M・W・クレイヴン、東野さやか

    皆さんこんにちは。 80代の母が退院しました。転倒発生から入院、手術を経て一週間かからずのスピード退院となりました。 怖いのは、母の足腰の衰え。 先生も仰っていましたが、全身麻酔の後、入院が長引くことで認知症を引き起こすこともあるとか。幸いうちの場合は認知症は大丈夫のようなのですが、既に足が弱ったか、入院前と比べて歩みがかなり遅くなりました。 自分の生活もおぼつかないわけですが、今後は両親の様子も見守る必要がありそうです。 ということで本題に参ります。 あらすじ(裏表紙より) 現実逃避?での読書 展開やよし。主人公のキャラ弱め? おわりに あらすじ(裏表紙より) 英国カンブリア州に点在するスト…

  • ダイエット・長寿・生殖のコントロール?からの陰謀論も 『食欲人』デイヴィッド・ローベンハイマ―、スティーブン・J・シンプソン、訳:櫻井祐子

    皆さんこんにちは。 母の手術があり、本日も病院に参りました。で、この病院の対応(総合受付)がイマイチ。ちょっと不親切なのです。 不幸自慢ではありませんが、私自身30歳前後から50歳の今まで5度入院・手術をしました。そうすると、あそこは良かった・ここは良くないというのが分かってきます。 私が入退院をした20年間で色々変わったでしょうが、これまでにダントツでよかったのは神奈川県のE市の総合病院。 Wifiもあるし、スタッフも多いし、全てにおいてスムーズでした。ついでに先生もめちゃくちゃ分かりやすかったです。 ということで本題に参ります。 はじめに タンパク質が食欲を決める ダイエットへの応用も 食…

  • 最後にほろっとさせる韓国YA小説 『アーモンド』ソン・ウォンビョン、矢島暁子訳

    皆さんこんにちは。 てんやわんやです。 母が庭で転んで、右腕を骨折しました。見た目腕が”く”の時に曲がっていました。 日曜の夜に大学病院の救急にかかり、粉砕骨折+開放骨折とのこと。数日後にオペをするそうです。命に別条がないのにもほっとした次第。 たまたま夫婦で一時帰国していたのは幸いでしたが、私は仕事はそっちのけで病院を往復し、家内には認知症の父の面倒を家で見てもらっています。 これまで同居していた子ども(ジジババの孫)達も4末に引っ越しを控え、その準備も私達が仕切ると。 電車での移動、病院での待ち時間が多く、それはそれで本が読めるのはいいのですが、仕事に身が入りません。浦島太郎になりそうで今…

  • やや中だれ感あるかな 『ときぐすり』畠中恵

    皆さん、こんにちは。 物価の上昇を感じること、あろうかと思います。 スーパーや外食などで物価上昇を感じるのは一番身近でありましょう。ただ読書好きは、やはり本の値段に物価上昇を感じることが多いのではないでしょうか。 新書は新品で900円台、下手すると1000円台。文庫も翻訳ものの分厚いやつは1000円越え、700円800円台もザラになって参りました。まとめ買いをすると、千円札で釣りがくるというのは過去で、万札を出して数千円おつりがくる、という状況変化ではないでしょうか。 そして庶民の味方のブッ〇オフ。ここにも物価上昇の波が押し寄せてきました。 これまでは最低価格は110円(税込)であり、このライ…

  • 概ね納得感のある仕事術本。若手・中堅向きか 『仕事の結果は「はじめる前に」決まっている』大島祥誉

    皆さんこんにちは。 書籍のタイトルや惹句、結構気になりますよね(なりませんか)。 「転生したら〇〇だった××」「ハーバード(スタンフォード)式〇〇」等々。 特に見た目が10割とか、戦略がすべてとか、ああいうのが本当に苦手で…。だって受験予備校で習いませんでしたか? All とかAlwaysが使われている選択肢は大体間違いなんですよ! だから、悲喜こもごもに満ち溢れるこの世界で「絶対」「10割」と言い切る姿勢に対しては、眉唾ものと疑ってかかったほうが良い、というのが個人的スタンスです。 もちろん内容や筆者の思いとは別に、出版社や編集者の思惑の末の惹句という側面はあろうかと思いますが。 で、久々に…

  • 徒花と消えた民主化の夢。巻き込まれた元学生らの行く末は 『時が滲む朝』楊逸

    皆さんこんにちは。 外国語で文章を書く、なんて想像できますか? 私、海外に住んでいるということで、同僚とのteam連絡やメールは当然の事ながら英語がメインです。スピーチクラブにかれこれ7年程所属しているので(発音はともかく)、多少はサマになる文章を作れるようになったかなという自信はあります。アジア英語ですが。 しかしながら、人に読ませるような文章を書けるか(ましてや書いていて楽しいか)と言われれば、答えは絶対にノー。 だけど、そういうことが出来る方がいらっしゃるんですね。日本の方が海外でやっている例としては多和田葉子さんとかが代表になりましょう。反対のパターン、母語が日本語ではない方が日本語で…

  • 淡くプラトニックな大人の恋慕 『センセイの鞄』川上弘美

    皆さんこんにちは。 読書が好きです。 で、そういう同好の士のブログを見ていて、ふと書名が頭に刻まれることがあります。 それがおきたのはつい先日。いつも楽しみに読ませてもらっているじゅくせん氏(id:Hirono0562)のブログで目に留まり、そのまま頭に残っていたのが本書。そのポストで、いったい何の本の話をしていたのかも覚えていないのに、引き合いに出された本書だけ不思議と頭に残っていました。 ということで本題に参ります。 あらすじ(裏表紙より) ひとこと 読後にじわじわ「分かるかも」と。 おわりに あらすじ(裏表紙より) 駅前の居酒屋で高校の恩師と十数年ぶりに再会したツキコさんは、以来、憎まれ…

  • このムスコ君、いいやつだなあー 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』ブレイディみかこ

    皆さん、こんにちは。 先日下の子の高校の卒業式でのこと。 校長先生が「文学でも経済でも哲学でも、なんでもよいので是非春休みの間に古典と呼ばれるものを読んで、大学生活に備えてください」と仰られていました。 それを聞いた私は、よし娘にプラトンの対話篇でも読ませてみよう、思いました。が、まあこれは絶対にウザがられるのだろうと一瞬で脳内却下。 少しして、古典読めって校長言ってたじゃんと娘にいうと、娘は「あそういえば、「イエロー」?とかって本?あれ読んで見たい」とのこと。ああ、あれねと早速仕入れてきたのが本書。 子どもに読ませる前に自分で読んでみたものです。 ハーフの男の子のはなし マージナルな存在 家…

  • 20世紀半ば、米国孤児院とリンゴ農園での濃密な人間模様 『サイダーハウス・ルール』ジョン・アーヴィング 訳:真野明裕

    皆さんこんにちは。 相変わらず、寒かったり暑かったりですね。 先般、下の子の大学の入学式に行ってきました。これがまたすんごい人。 幾つかキャンパスがあるのに、7学部7000人を超す新入生+その父兄(=合計で2万人は下らないと思います)を一つのキャンパスに集め、時間をずらすことなく一気に入学式を行う。まあ駅から大学までが混んだこと。雨も降っていたこともありましょう。 対して2年前に出席した上の子の入学式は二日に渡り数回に分けて開催したため、(混んではいたものの)そこまできつくはありませんでした。 ひとえに学校の方針の違いではありますが、下の子の大学は学生・父兄へのやさしさは少なめでしたかねえ。 …

  • 出口のないインド貧困。死ぬか苦しむか 『レンタルチャイルド』石井光太

    皆さん、こんにちは。 今年の日本は桜の満開が遅めですね。私の実家近辺ではこの前の週末、未だに7分程度の開花具合でした。夜は夜で未だ寒く、上着が手放せません。 雨が降ったり、寒かったり、そのくせ花粉もけっこう飛んでいたり。 私は花粉症はないのですが、家内や子供たちは辛そうです。 早く暖かくなるといいですね。 暖かければ暖かいで、これまた暑い暑いと文句になるのでしょうが…。 ということで本題に参ります。 概要(裏表紙より) 蟻地獄のような、出口なしの貧困 物乞いでも苛烈な競争社会 おわりに 概要(裏表紙より) 2002年、冬。インドの巨大都市ムンバイ。路上にたむろする女乞食は一様に乳飲み子を抱えて…

  • 25周年記念の短篇は、連作ではなく個別に楽しむ 『パズルと天気』伊坂幸太郎

    皆さんこんにちは。 来月辺りに(子どもたちの)引っ越しを予定しています。 実家から持っていけるものは持っていくとして、家電や家具の幾つかは新たに買い揃える必要があります。で、下の子が高校卒業間際に友人から「わたし、実家に戻るから要らないし、家電とか欲しい?」と聞かれたそう。その子から冷蔵庫・洗濯機・ベッドなどを譲り受ける予定です。 はて、高校から独り暮らしとは(てか付属の高校なんですが進学せんの?)、と思い、子どもに尋ねると、もともと米国在住、ご両親やご兄弟は向こうに居るそう。うちみたいにハーフということでもなし。そして高校三年間を日本で過ごし、再び米国に戻り、米国の大学に行くとのこと。で、高…

  • 夢のマイホームをニュータウンに持つと悲劇!? 今後の「家」は手放す前提で 『こんな街に「家」を買ってはいけない』牧野知弘

    皆さんこんにちは。 先日NHKのクローズアップ現代で、空き家問題についての番組が放映されていました。 丁度不動産を見て回っていたこともあり、興味深く見ていたのですが、偶然にも積読していて手元にあったのが本作。なかなか面白かったです。 近年「不動産」が「負動産」と呼ばれることも多くなってきました。大きな買い物をギャンブルに例えて言ったりしますが、不動産を持つというのはこれまでとは違った「賭け」になるかもしれない、と思いました。 ということで本題に参ります。 ひとこと リスクが高いのは「ニュータウン」 おわりに ひとこと 不動産業界に関わってきた筆者による、あらたな「不動産のミカタ」とでもいった本…

  • ホラーと見紛う展開。161回芥川賞受賞作 『むらさきのスカートの女』今村夏子

    ランキング参加中読書 皆さん、こんにちは。 先日、少し上めの上司から「AIを使って効率化せよ」みたいな物言いがありました。 よくあることかもしれませんが、一部の上層部には上位ライセンスが付与され、私のようなペーペーには当然のことながら高機能AIにはアクセス権限なし。かといって、個人情報漏洩防止の観点からオープンAIとかを使えるわけでもなく…。 社内AI(使いづらい)の活用頻度を上げるきっかけとしては良かったのですが、本当に自分が使っているのか、どうにも評論家のような物言いのように聞こえ、独り憤慨しておりました。 今年は本格的にAIを使う元年にしたいと思います。英訳・タイポミス発見以上の、より高…

  • お気楽な調子から一点、悲劇が麻之助を襲う 『こいわすれ』畠中恵

    皆さん、こんにちは。 下の子が高校を卒業しました。 学部を選ばなければほぼ100%内部進学ができるという学校でしたが、約一割程度の人が「その他」の進路を選んだということで、非常に驚きました。 浪人なのか、他大なのか、詳細は分かりませんが、小学校(幼稚園?よく知らん)から上がってくる子が半数近くいることを卒業式の校長の話で聞き、驚愕。知らんかった。で、それで外部を選ぶの? うちの子がそんな状況で外部を選んだら「お前さあ、」と、もやもやと責めるような言葉を投げちゃいそう。親の苦労がしのばれます。 でも、親の苦労が無駄になったのかといえば、きっとそうではなく、親が与えた環境があったからこそ自由に自分…

  • 家を買う人は概要は知っておいた方がよいかも 『火災・地震保険とお金の本』石川英彦・高田晶子・三上隆太郎

    皆さんこんにちは。 日本に帰ってきましたが、三月の半ばというのに、相変わらず寒いですね。気温10度前後ですと、居所の気温30度から20度近く下がることになります。 電車に乗ると、座っている方が全員スマホを同じ姿勢で見ているという光景も普通になりました。そんな折、紙の本を窓の脇で読んでいる方などを見かけると、「同士よ、共に頑張ろうぞ」と勝手に応援したくなります。 紙だけが本でもないですし、読めばよいというわけでもないし、ましてやケータイが悪いとも言いませんが、少数派の肩を持つのが私の流儀、underdog、でございます。 読書で自己を鍛えるって、今だとブルーオーシャンだと思うんですけどねえ…。出…

  • 母娘の禍根物語。あるいは母性の勝利と父性の失墜 『母性』湊かなえ

    概要(裏表紙から) 父性の母性に対する敗北 おわりに 概要(裏表紙から) 女子高生が自宅の中庭で倒れているのが発見された。母親は言葉を詰まらせる。「愛能う限り、大切に育ててきた娘がこんなことになるなんて」。 世間は騒ぐ。これは事故か、自殺か。……遡ること十一年前の台風の日、彼女たちを包んだ幸福は、突如奪い去られていた。母の手記と娘の回想が交錯し、浮かび上がる真相。これは事故か、それとも――。圧倒的に新しい、「母と娘」を巡る物語(ミステリー)。 父性の母性に対する敗北 母と娘を巡る確執の話、という如何にもな湊氏作品。 自殺未遂の娘、その母親、そのまた母親(孫からしたら祖母)。祖母の無条件の愛のも…

  • 人の指導より、自己の成熟が先だよ 『上司の壁』白戸三四郎

    皆さん、こんにちは。 またぞろ日本に一時帰国しております。 下の子の高校卒業・大学進学に伴う諸行事に参加することが主因です。 しかし、子育てというのもあっという間ですね。うちは二人の子がどちらも中学卒業とともに親から離れたのでなおのことそう思います。 全然よい父親でなかったのですが、上の子が日本の高校に行きたいと考えたところから家族へのスタンス(と同時に仕事へのスタンスでもありましたが)が変わってきました。 会社には悪いのですが、やはり家族優先です。 まあ仕事もアサインされているものはやっているつもりですし、ご不満ならほかの方にやらせても結構、と開き直っておりますが。というより、そんな気を遣わ…

  • 人生の無常観を感じる不倫作品? 『見えないドアと鶴の空』白石一文

    皆さん、こんにちは。 忙しいです。 本を読む時間は全力で作っていますが、感じたこと・思ったことを綴る時間が取れません。 ただ、経験からするとPDCAはCの注力具合で出来栄えが変わるし、読書も読んだ後の振り返り(これね)によって深みが変わってくると感じております。知らんけど。 生きることも、読書も、別にそのままでもいいのです。さらさらと生きる・読む・振り返らない、そういう時も必要。でも私個人は敢えて振り返りたい。年齢や病歴から残された時間は多くないと仮定できるし、だからこそ自分にとって意味・意義のあることに時間を使いたい。振り返りは私にとって意義深い時間です。面倒なんですが…。 ということで、戯…

  • 作家の、ヲタクで騒がしく楽しげな日常 『悶絶スパイラル』三浦しをん

    皆さんこんにちは。 週末0歳児の甥っ子の世話を焼き、赤ちゃんのかわゆさにキュン死しそうな50代おじさんです。 無垢という言葉が具現化したかのような赤子を見ると、文字通り「洗われた」ような気持ちになりますね。 すぐに汚れるおじさんの心ですので、定期的に借りこてないとなと思った次第です。 それでは本題に参ります。 あらすじ(裏表紙より) 楽しい作家の日常 おわりに あらすじ(裏表紙より) 作家の一日は忙しい。「シャツがイン」のあるべき姿を考察し、脳内政界ラブロマンスに思いを馳せ、ジョジョTを着て打ち合わせに向かう。タクシー運転手さんにはモテ女を演じ、野球場のゲイカップルをやっかみ、天丼を求め夜の在…

  • 連れ去り事件当時者の女児。長じてその心に去来する気持ちとは 『八日目の蝉』角田光代

    皆さん、こんにちは。 義弟がそのお嫁さん一家の用事で家を空けるということで、甥っ子(義弟の子)とお手伝いさんを預かっています(なお、当地では結構お手伝いさんは大分メジャー)。 いやあ、その預かっている甥っ子ですが、実はまだ6カ月。ぷりっぷりのレンコンさんの足・ほくほくの頬っぺたに頬ずりしまくりです。 で、そんな折に読んだ本が本作。 赤ちゃん連れ去りがテーマなので今の状況の時宜に即しているな、などと感じながら読みました。ただ、どうしてどうして。なかなか骨太な本だったと思います。 あらすじ(裏表紙から) 視点の違う二部構成。どちらも良かった おわりに あらすじ(裏表紙から) 逃げて、逃げて、逃げの…

  • リフォーム会社と付き合う心構え 『住宅リフォームを考えたら必ず読む本』二宮生憲

    皆さんこんにちは。 さて、今年も二カ月が既に過ぎました。 一月も二月も慌ただしく過ぎ、そして三月も下の子の卒入学や引っ越しなどが待ち構えています。 家族優先が個人KPIの配点で一番高いので、ここは集中です。ただ、自己研鑽系の個人KPIも設定しています。そちらについては、わずかな時間ですが日々積み上げて、目標に一歩でも近づく努力をしたいと思います。 ということで本題に参ります。 はじめに リフォーム会社との付き合いは必ず。そして一生。 中古と新築 おわりに はじめに 子どもたちの実家(と、私どもの終の棲家)を作ることを念頭に家探しをしているものです。 海外にいることから、頭でっかちでいいから予習…

  • ホームズの苦闘を回顧する。優れたパスティーシュ作品 『絹の家』アンソニー・ホロヴィッツ、訳:駒月雅子

    皆さん、こんにちは。 そろそろ人事の季節ですね。早い会社さんですと4月1日付の人事が発表になっています。 私の勤める会社でも一足早く副拠点長は赴任されてきました。 私よりちょっと年下ですが、御多分に漏れず単身赴任だそうです。ちょっと気の毒です。お子さんは日本で中学受験で、奥様は子どもの面倒を見ると。 うちは子どもたちは15で親元を離れましたが、家内は幸いなことにずーっと私と一緒です。おかげで家事のことはサポートも得られましたし、くたびれて体力がなくなる前に妻と二人で旅行できたりもしています。子どもたちとの距離感もほどほどであります。 そう思うと転勤というのはなかなか過酷・残酷ですよね。 それで…

  • 角度・切り口を変えて離れた仲間を励ます。ある意味理想の上司か 新約聖書 エフェソの信徒への手紙、フィリピの信徒への手紙、コロサイの信徒への手紙 『聖書 新共同訳』

    皆さん、こんにちは。 前回ポストしてから二カ月ご無沙汰した聖書読破キャンペーン。年初のドタバタにかまけて全く読んでおりませんでしたが、そろそろ仕切り直しで再開であります。 これまでは一日15分とか実に細かく読んでおり、最終的に何が言いたいものだか良く分からないこともしばしばでありました。 旧正月で祝日続きということもあり、まとめて時間をとり、久方ぶりに進捗させてみました。 ということで本題に参ります。 エフェソの信徒への手紙 フィリピの信徒への手紙 コロサイの信徒への手紙 おわりに エフェソの信徒への手紙 エフォソとはトルコ南部の街。現在は古代の遺跡で有名で世界遺産にもなっていますね。そこの宗…

  • 再読したが、相変わらず参考になる 『世界一の生産性バカが1年間、命がけで試してわかった25のこと』クリス・ベイリー、訳:服部京子

    皆さん、こんにちは。 旧正月はじめ祝日が多いうえに仕事が立て込んでき、またまた多忙モードになりつつあります。 無くならない仕事・増え続ける仕事を如何にするのかを考えると1)部下の育成、2)自らの生産性の向上、であると考えています。 で、業務全体の合理化や効率化などを念頭に旧正月前後から再読し始めたのが今回の本であります。 どういう本? なぜ効率的・生産性になりたいのか、を再考する 地道なトラッキングの重要性 おわりに どういう本? 本作は、著者が1年間生産性を徹底研究・実験した成果をまとめた本。自ら週90時間労働や瞑想など過激な実験を行い、「時間」「集中力」「活力」の3要素をいかに活用するかを…

  • 友と旅と人生の諸問題と 『ハグとナガラ』原田マハ

    皆さん、こんにちは。 旧正月です。 今年もうるさい。とてつもなくうるさい、爆竹と花火。朝も夜も。たまに昼も。 親族の家に赴き、分からない広東語・時々北京語をバックにひたすらビールを飲み、途中でうたた寝をして、深夜に帰宅という日々。 英語もみんな喋れるし話せばいいのに、と家内は言いますが、わいわいしている皆をほろ酔い(泥酔)かげんでそっと見ているのも好きなんですよ。 地方出身者のモーレツサラリーマン核家族に生れ育ちましたので、正月はだいたい家族四人だけ。家内の家族の大家族の雰囲気、正に一族郎党、という雰囲気にノスタルジーを感じます。 たまにバカみたいに飲むとみんな喜んでくれるんですよね。まあ年も…

  • いまが低金利の最後のチャンスなのか!? 「中古住宅+リノベーション」を賢くお得に買う方法、著:美馬功之助

    皆さんこんにちは。 そろそろ旧正月が始まります。 先週末からお休みモードが漂い始め、ショッピングモールがすき始めました。他方朝晩は帰省なのか道路がこみ始めたな印象です。 私は2月頭に休みましたので、祝日も少し仕事モードであります。 ということで本題に参ります。 はじめに いいかもしれない シンプルな主張 おわりに はじめに 昨年実家にて最後通牒を受け、子どもともども実家から出る準備をしております。 50代、子どもの学費のピーク、貯金少なし、年金少なし、家内働かず、という状況で本当に終の棲家を用意できるのか不明ですが、細々と勉強を始めたものです。 いいかもしれない これまで幾つか本を読んでまいり…

  • 正義の泥棒・黒澤氏が籠城事件をするりと解決!? 『ホワイトラビット』伊坂幸太郎

    皆さんこんにちは。 家族旅行がおわり、子どもたちが日本に戻っていきました。 下の子は今春より大学生です。付属ということで受験は免除ですが、今週あたりに進学学部発表があるそう。 うちは行きたい学部にまあ何とか行けそうとのことですが、成績が振るわない場合はそうもいかないとのこと。それはそれで付属も大変ですね。 私の同期たちも、こどもに中学受験させるのが普通・小学受験も増えてきました。ただ、こどもが途中で息切れして留年・退学、付属高校・大学に進学できない、進学できるものの意図した学部ではない、ということも大いにありえます。 親は、子どもにできる限りの可能性を授けたいと思い、手筈を整えるのですが、なか…

  • コンパクトで写真入り。エジプト旅行のお供に最適 『古代エジプトの教科書』監修:河江肖剰

    皆さん、こんにちは。 エジプト帰りのフライトで書いています。 私のバケットリストの1つだったエジプト、疲れましたが楽しい旅でした。 旅行者について言うと、言語的ハードルが高い国だからか、団体旅行が多いと感じました。日本、中国、台湾はもとより、スペイン語話者の団体旅行が非常に多かったのが印象的。 それぞれの団体に付き従うガイドも中国語、スペイン語、ドイツ語等、それそれ当然ながらペラペラ ヒゲ面のアラブ男性が中国語を流暢に操るのはとても不思議な感覚。英語がしばしば通じないので、クルーズなどでトラブルがあった時は家内が中国語ペラペラのエジプト人ガイドから情報を聞き出す、なんてシーンもありました。 と…

  • 宛先 古代エジプト愛が溢れ出す 『古代エジプトうんちく図鑑』芝崎みゆき

    皆さん、こんにちは。 あっという間にエジプト旅行が終わりました。これまで幾らか旅行をして参りましたが、なかなか厳しい旅行でした。4500年前の遺跡たち、ホコリっぽい空気と昼夜の寒暖差、そしてアラビア語中心の非英語環境、色々上手くいかない所もありました 本のブログですが旅行の件をまとめておきたいと初めて思いました(多分しないけど)。 ということで、旅のお供に持っていたのが本作です。 はじめに 教科書とは違う、消化をした上での古代エジプト おわりに はじめに 古代文明マニアの芝崎みゆきさんによる古代エジプト本。 どんな方なのか気になって調べるとブログをされていました。これまた凄く親近感の湧く?感じ…

  • エジプト版「走れメロス」? 『ファラオの密室』白川尚史

    皆さん、こんにちは。 エジプトは、私の想像をかなり超える国でした。ホコリっぽい空気、ボロボロの車、激しい交通渋滞、散乱するゴミ等。 私の居所、東南アジアの片隅はまだまだマシで、日本なんかパラダイスだと感じてしまいます。 価値観は色々ですが、日本に慣れると多分エジプトはきついのだと思います。英語も通じたり通じなかったりだし。 ということで本題に参ります。 はじめに あらすじ(裏表紙から) プラス古代エジプトの知識で、面白さ倍増 おわりに はじめに ざっくり言うと、表題通りですが、エジプトの友情物語、じゃないかなとおもいます。 あらすじ(裏表紙から) 紀元前14世紀、古代エジプト。死んでミイラにさ…

  • エジプト社会のイスラムと現実 『エジプトの空の下』飯山陽

    皆さん、こんにちは。 エジプトに向かうフライトで1冊読了したのが本作です。 なかなか面白かったです。 はじめに まなびになります おわりに はじめに イスラム研究者の飯山氏によるエジプト滞在エッセイ。 まなびになります 面白かったのは、イスラムの「濃度」のようなもの。過激派やノーマル(世俗の人)と、同じエジプト人でもそれぞれ。 また、スラム街には救われない人々の現実があり、イスラム内にも差別的な取り扱いがあること。 更には、イスラム同胞団がコプトはじめ異教徒からジズヤ(人頭税)を取ろうとしたり、グローバル化の現代でも価値観は一様では無いことを改めて感じる。 エジプト観光には役に立たないが、旅行…

  • 女性親友同士の離せないドロドロ、からの悲劇 『悪いものが、来ませんように』芦沢央

    皆さん、こんにちは。 今回の作品も、夜に眠れず寝室から抜け出し、そっと本棚から取り、読み始めた本です。 たまにお邪魔するブログに掲載されており、ホラー・サスペンス系で面白そうだと思い購入していたものです。 結果はうーん、という感じでしょうか。 では、本題に参ります。 概要(裏表紙から) えー、結局二人の関係は?? おわりに 概要(裏表紙から) 助産院に勤める紗英は、不妊と夫の浮気に悩んでいた。彼女の唯一の心の拠り所は、子供の頃から最も近しい存在の奈津子だった。そして育児中の奈津子も母や夫、社会となじめず、紗英を心の支えにしていた。そんな2人の関係が恐ろしい事件を呼ぶ。紗英の夫が他殺体で発見され…

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