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統合失調症でも働き続ける https://take-san.hatenablog.com/

東大卒の男が29歳の時に統合失調症を発症した経緯と、3か月の病気休暇の後に働きながら回復する様子を綴ったブログです。

TAKE-san
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2019/11/18

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  • 統合失調症になったことで納得のいってないこと

    前回ブログで、統合失調症になったせいで絶望したけど立ち直ったことを書きましたが、 今回のブログでは逆に納得のいっていないことを書きます。 納得のいっていないこととはズバリ経済的な悪影響です。 統合失調症になったことで医療費が1か月あたり約3000円かかるということもありますが、それ以上に大きいのが給料・評価関係です。 1回目の「休職」は3か月間の病気休暇を取得したことにより、 給料が満額出ていましたが、 2回目の「休職」では3か月間の病気休暇を取得したのちに7か月間(職場復帰支援プログラム含む)の病気休職となったため、 同期間は給料が2割カットされることとなりました。 加えて、ボーナスも半分以…

  • 統合失調症になったせいで絶望したけど立ち直ったこと

    ●海外赴任の遅れに絶望しました。 統合失調症になって間もなく絶望したことの一つに、 海外赴任が遅れたということが挙げられます。 私の職場では、人事ローテーションの3部署目までに大半の人材が海外赴任します。 就職市場ではいわゆる人気の就職先ですが、その人気の理由の一つがこの海外赴任です。 42人の同期のうち転職していった6人を除いた36人のうち、 5人が2部署目で海外赴任、26人が3部署目で海外赴任、 1人が4部署目で海外赴任、 日本に残されたのは4人だけです。 4人のうち、2人は私と同様に他組織に出向(3部署目)しており、 そろそろ任期が切れるのでもう間もなく4部署目で海外赴任すると思われます…

  • 近況報告(2回目の職場復帰)

    統合失調症の陰性症状(やる気・集中力の低下)により2020年2月(30歳)から病気休暇を取得・後に休職していた私ですが、以前のブログで宣言した通り、2021年1月(31歳)から職場復帰することになりました。 より正確には、2021年1月から「職場復帰支援プログラム」がはじまりました。このプログラムは、病気休職の範疇(給与は標準給与の8掛けのまま)において、フルタイムで勤務を行い病気休職を終了できるかどうか判断するためのものです。正式な辞令をもとに勤務を行うわけではないので、決裁の起案者になることができない、残業ができないという制約がありつつも、フルタイムで通常職員と同様に勤務をすることになりま…

  • わかりあえないことから(書評)

    今回のブログでは試験的に書評をしてみようと思います。今回ご紹介する本はこちら。平田オリザ氏の「わかりあえないことから コミニュケーション能力とはなにか」です。 この本では、冒頭で「ダブルバインド」という概念に触れ、現在日本では求められるコミニュケーション能力が「ダブルバインド」状態にあると指摘しています。 「ダブルバインド」とは、二つの矛盾したコマンドが強制されていることを言うとこの本は解説している。例えば、「細かいことはいちいち相談に来るな」という命令と、「重要な案件を、なんで相談しなかったんだ」という詰問が両立することを「ダブルバインド」状態と呼ぶ。 現在、表向き企業が新入社員に要求するコ…

  • プライバシーポリシー

    プライバシーポリシー 広告の配信について 当サイトは第三者配信の広告サービス「Googleアドセンス」を利用しています。(予定) 広告配信事業者は、ユーザーの興味に応じた広告を表示するために「Cookie(クッキー)」を使用することがあります。 Cookieを無効にする設定およびGoogleアドセンスに関して、詳しくはこちらをクリックしてください。 また、『 統合失調症でも働き続ける』は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。(予定) …

  • 急性期5/5

    前回更新からだいぶ開きましたが、前々回ブログからの続きです。 急性期に主に占められていた妄想として、家族による録音・本棚のメッセージ、iPhoneの監視、警察による監視、NHKによるメッセージを挙げましたが、それとは別に職場によるメールの監視という妄想があったのでここに記そうと思います。 職場によるメールの監視がなされていると思ったきっかけはスケジューラー上で私が欠席ボタンを押した記憶がないスケジュールで欠席にされていたからです。 スケジューラーの仕様なのか、はたまた私の妄想なのか勘違いなのか、よくわかりませんでしたがとにかく私のメールアカウントが乗っ取られっていると妄想しました。 そんな中、…

  • 近況報告

    急性期の症状を回顧録的にまとめている最中でしたが、近況報告をと思い報告します。 2020年2月より2回目の長期休暇をいただいていた私ですが、2020年10月現在、まだお休みをいただいています。 より詳しく書くと、2020年7月に2年分の年次有給休暇と病気休暇を使い切り、同月より人事部付き休職扱いとなりました。 休職になると給与は2割カット、ボーナス(一時金)はそれ以上のカットになってしまうので経済的にはダメージですが、一度人事部付きとなることで復職時には別の部署が割り当てられるのではないかと期待して、休職することを決意しました。(統合失調症の陰性症状であるやる気の低下がまだ見られたというのもあ…

  • 急性期4/5

    前回更新からだいぶ開きましたが、前々回ブログからの続きです。 急性期に主として占めていた妄想にNHKによるメッセージがあります。「テレビで自分のことが話題になっている」と強く思い込んでいました。このような妄想は代表的なものらしく、下記のウェブサイトでも説明がなされています。https://www.smilenavigator.jp/tougou/about/ 例えば、私は職場で国内の式典の準備の仕事をやっていたのですが、テレビで海外の別の式典が開催しているのを見て、「私の職務内容が把握されていて特別に海外の報道がなされている」という妄想をしました。また、出向先や出向元のニュースが流れて、「お前…

  • 2回目の長期休暇

    急性期の症状を回顧録的にまとめている最中でしたが、近況があるので報告します。 2018年10月に統合失調症を発症し、その後2018年12月〜2019年2月にかけて休暇をいただいていました。2019年3月には復職し、その後2019年4月には出向元に戻り勤務をしていました。その後8ヶ月ほど勤務した2019年12月、統合失調症の陰性症状といえるやる気の欠如が顕著になり、有給休暇を取得して2週間お休みをいただきました。 2週間のお休みをいただいた時に私の仕事は全て他の人に割り当てられ、2019年12月半ばに復帰した後もそのまま継続して私の仕事はないまま1ヶ月半過ごしました。その後私の主治医より3ヶ月の…

  • 急性期3/5

    前回ブログからの続きです。 急性期に主として占めていた妄想に警察の監視があります。きっかけは自分が書いたレポートを読んでからでした。 私が出向元に提出した出向先での業務をまとめたレポートの中で、「利害が対立した異なるセクターを両方所掌する役割を持つポストを置くことで、利害対立が解消しやすい」という趣旨の文章を書いていました。ここで私は精神が崩壊していた時に、以前のブログでは触れませんでしたが、上司に電話で「自殺しようかと思いましたよ」と発言していました。また、以前のブログで記した通り相談していたコンプライアンス違反の証拠をプライベートアドレスに転送していたことが、犯罪行為にあたるのではないかと…

  • 急性期2/5

    急性期に患った妄想にiPhoneの盗聴・のっとりがあります。 精神が崩壊したため友達との約束をドタキャンすることになったのですが、そこでiPhoneのニュース欄に芸能人のドタキャン騒動の記事(https://www.google.com/amp/s/biz-journal.jp/2018/10/post_25175.html/amp)が表示され、iPhoneがのっとられて誰かによって揶揄されているかのように感じました。 iPhoneが盗聴されている・のっとられていると思った原因の一つに自宅が社宅だということも挙げられます。社宅のため、通信ケーブルが途中で職場によって傍受されているものと思い込み…

  • 急性期1/5

    前回ブログからの続きです。 10/9(火)に精神が崩壊した私は、精神ガタガタの状態で10/10(水)〜10/12(金)を過ごし、そのまま週末を迎えました。 迎えた週末には心配した両親が家に来てくれました。 仕事で大失敗したと絶望していた私は、前回ブログの通り出向元にも連絡したことでいたずらに騒ぎを大きくしていると思いさらに絶望しました。食事もろくに喉を通りませんでした。 明らかに病的な反応を示す私を見て、両親には仕事をしばらく休むよう勧められ、10月13日、14日の土日で休んだ後、15日には出社してしばらく休みたい旨を上司に伝えました。 この頃から統合失調症の陽性症状である妄想が始まります。 …

  • 前兆期2/2

    前回ブログからの続きです。 10月9日に精神が崩壊した私は、なんとか翌日・翌々日の10月10日・11日は出勤することができましたが、ガタガタの精神状態での出勤となりました。この日の記憶はほとんどありません。 上司Cに呼ばれて私がコンプライアンス違反だと相談した業務についてなにか言われたという記憶がありますが、その内容を理解するほど頭が働いていませんでした。ただ一つ記憶(記録)に残っているのは、私がコンプライアンス違反だと相談した業務をなかったことにするメールが上司Cからコンサルタントに送られていたことです。私の主張が通った形になっていましたが、コンプライアンス違反を指摘することでパワハラ上司C…

  • 前兆記1/2

    初回ブログでも触れた通り、統合失調症は前兆期・急性期・回復期・安定期の4段階のフェーズを経るとされています。 前兆期の症状としては、焦りと不安感・感覚過敏・集中困難・気力の減退などがあります。急性期は、幻覚や妄想などの、統合失調症に特徴的な症状が出現する時期です。 参考:https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_into.html 自分の前兆期は2018年6月ごろから始まっていたと思います。若手職員の1人が産休に入り、若手で回していた業務に対し不安感が募っていた時期でした。ちょうどその頃、直属の上司(上司Cとします)の業務量が増えていき、彼…

  • 統合失調症を発症したきっかけ

    自分が統合失調症になった原因は複合的ですが、きっかけを端的に表すと「職場内のコンプライアンス違反を指摘・相談したら、切り捨てられたと錯覚した」ことにあります。 職場では、ある事業が進められていたのですが、その事業のための設計を行うための業者がいない状態が続いていました。そのような中、全く別の仕事を受注していたコンサルタントにその事業のための設計を行うように仕事をむりやり依頼していました。そのコンサルタントは別の分野の専門家を擁しておりノウハウがないのにも関わらず、また「工期延伸は不可」と明言していたのにも関わらず、残り少ない工期の中で次々と業務を依頼しており、その成果の水準が職員の要求に満たさ…

  • 自己紹介

    まずは自己紹介です。特定を防ぐため、一部分だけ事実と異なる記述を混ぜています。 第1回ブログに記載した通り、2018年10月に統合失調症にかかりました。 正確には、2018年10月よりメンタルクリニックに通うようになり、その後、統合失調症の陽性症状である「妄想」が1ヶ月以上継続したことから、同11月に「精神衰弱状態(統合失調症疑い)」と診断されました。 ブログタイトルにおこがましくも掲載しましたがいわゆる高学歴と呼ばれる学歴を持っており、当方、東京大学と同大学院を卒業・終了しております。 これまでの人生は大きな挫折のない人生でした。 中学では学級委員を勤め、高校はいわゆる進学校に進学し、部活で…

  • はじめに

    2018年10月に統合失調症を発症しました。 (正確には、2018年11月に神経衰弱状態(統合失調症疑い)と診断されました。) 統合失調症とは、100人に1人は疾患する病気で、決して珍しくない病気です。妄想・幻聴・幻覚などに代表される陽性症状と、意欲の阻害などに代表される陰性症状からなります。発症後は前兆期・急性期・回復期・安定期の4つの期間を経るとされており、陽性症状が顕著な急性期を経て、陽性症状がみられる回復期・安定期に移行します。 参考:https://www.mhlw.go.jp/kokoro/speciality/detail_into.html 発症から1年が経ちましたが、未だに陰…

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