chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
44歳からの陶芸家 https://encounter.hatenadiary.com

40代半ばからの陶芸家への挑戦にいたった、これまでと現在とこれから。 きっかけは茶道。その後陶芸にも興味が出て来て。。。

idoholic
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/10/14

arrow_drop_down
  • 「WEBショップにて新規掲載です」

    本ブログでも以前から乾燥過程などをご紹介していた、新作のリム皿やフリーカップをWebshop ”encounter” に新規掲載致しました。 リム皿はリムの部分がR(曲面)になったデザインで黒とブロンズの2色。サイズは使い勝手の良い約21cmとメインやワンプレートで使える27cmの2サイズです。 フリーカップは黒に銅のセンターラインでシンプルに✨これからの季節お茶やコーヒーからビールなどのアルコールまで、色々とお使いになれると思います。 是非ご覧いただければと思いますのでよろしくお願いします。 encounter.base.ec --------------------------------…

  • 「黒磁/銀彩 植木鉢」

    今年は梅雨らしい梅雨と思っていたのも束の間、平年より20日ほども早く梅雨明けし、日本各所でいきなりの猛暑となっていますね。急に温度が上がり外で再生していた土も急に乾燥したりと粘土も人間もこの急な暑さについていけていません。。。(汗) 企画していた植木鉢がいよいよ販売となりました。インテリアに馴染むデザインだけではなく、植物の育成に適した植木鉢を企画と試作を繰り返し、第一弾として黒磁に銀彩のラインナップでの植木鉢が完成しましした。引き続き第二弾・第三弾も計画中です。 今後も新しい分野に積極的に取り組んでいきたいと思っていますので、陶器や販売に関して何か質問等ございましたらお気軽ご連絡頂ください。…

  • 「地味ですが、、乾燥にこそ」

    ろくろと削りを終えた素焼き前の9寸と7寸皿の乾燥を行っています。お皿や急須等の組み立てものは、均一に乾燥を進めないとヒビや割れが発生しやすいので素焼き前の乾燥にかなり気を遣います。 今回の大皿陣もまずは衣装ケースに入れ、1〜2日お皿の水分を均一にした(というイメージ)後に板(ケイカル板)の上に一枚ずつ移し全体にビニールをかけゆっくりと乾燥、その状態で3〜4日経ったので今日は上にかけてあるビニールを新聞紙に変えて、また更にこの後3〜4日乾燥させたら再度状態を確認して(湿度や形状によりばらつきがあるので日数ではなく状態で)新聞紙も取って板の上で完全に乾くまで乾燥させます。 と、かなり過保護(笑)に…

  • こどもの日

    ブロンズ釉 菓子皿 GWも半ばを過ぎもう後半、旅行や観光の方々でいつもより賑やかな伊豆高原です。 今朝、TVを少しつけたら「地獄のGW」というタイトルで特集をやっていました。お客様は混んでいて地獄、お店の方は混むのは嬉しいが混んでクレーム等が増えるのが地獄とのことでした。ついこの前までは「出かけられなくて地獄」だったのに、、また新たな地獄が日本で誕生した(誕生させた)様です(笑) と、、せっかくの祝日なのに皮肉っぽくなってはいけませんね!日常(褻)の穢れを払う折角の祝日(晴)、古式に則り今日は柏餅を食べてしっかり菖蒲湯に浸かり、これからの季節の変わり目に備えていきたいと思います。 encoun…

  • 桜の季節を過ぎ新緑へ

    アトリエのある伊豆も賑やかな桜の季節がおわり、寂しいのも束の間、鮮やかな新緑の季節となってきました。良い気候が多い伊豆ですが(雨も多い。。。)その中でもこの新緑の季節が一番好きです。 アトリエの花器に活ける花を庭先や散歩に行きながらよく探しているのですが、冬の花のない季節に比べると春先からはまさによりどり緑。野草や花を探索しながら、「この野草はあの花器に活けよう!」とか「あの花にはこんな形の花器があったら・・・」などと贅沢な季節を楽しんでいます。 Webshop ”encounter" に新規アイテム掲載いたしました。ロクロではなくタタラという技法で作った板皿を中心に一点ものの花器などもありま…

  • 新年あけましておめでとうございます!!

    あけましておめでとうございます。昨年は年末に東京で展示会を行ったおかげで多くのお客様にお会い出来たり、コロナで数年会えていなかった友人達も展示会に駆けつけてくれたりと充実した一年の締めくくりができました。 そんな年末から気持ちよく迎えられた新年。お正月は天気も良くアトリエから大島や利島などの伊豆七島が良く見えています。 2021年はとにかく必死で目の前の事にむかっているうちに瞬く間に過ぎ、寅年の前年にも関わらず「騎虎下り難し」といった感じでした。2022年は正真正銘の寅年。寅年生まれなので年男でもあります。今年は昨年の「騎虎下り難し」ではなく(笑)年男として勢いはそのままに「騎虎乗りこなし」で…

  • 「展示会 MIXMAX2021 終了」

    開催をご紹介させて頂いた東京の東日本橋での展示会“mixmax”。おかげさまで12/28を最終日に無事に終える事が出来ました。 開催の決定が少し急で年末のお忙しい時期という事もあり、個別のお知らせを控え一部SNSでのご案内のみでしたが連日大変多くの方々にお運び頂き、参加者一同毎日非常に充実した会期を過ごさせて頂きました。ご来場くださった方々はもちろん、各種SNS等で目を通してくださった方々、メールなどでご連絡頂いた方々にも改めて御礼申し上げます。 私個人と致しましてもWEB展以外の実際の展示会は初めてで、いつも応援して頂いている皆様と実際にお話し出来る大変貴重な機会を得たり、滑り込みで持ち込め…

  • 『MixMax』に出展 2021年12月25日(土)〜28(火)

    気がつけば今年も残りわずかとなり、今まで比較的温暖に感じていた伊豆もここ2週間位でだいぶ寒くなってきました。 12月は来年のネットショップへ新作の掲載やご注文品を黙々と制作していたのですが、先週急遽東京での展示会「MixMax]への参加が決まり、実物を手にとってご覧いただける機会は有り難いとバタバタと準備をしております。 ”Gallery Arts Tokyo”というギャラリー様主催の合同展示で、1F:現代ゾーン 陶芸・花道・写真・現代アート・B1:未来ゾーン VR体験・3D印刷展示・試飲会場と色々なアーティストさんが出展され、私は現代ゾーンの「陶芸」として参加し販売も致します。 年末のお忙し…

  • 「池田20世紀美術館」

    今日はふらっと一碧湖近くの池田20世紀美術館へ✨横浜にいた時は色々気になる展示がよく有り、混んでる美術館に良く行っていましたが、北海道時代と帰ってからコロナも相まって多分2年半ぶり位の美術館。 2年半ぶりに訪れた美術館はほぼ貸切。池田20世紀美術館は常設が充実していて、常設と企画が半々なのですが、都心ではこんなにゆっくり見られない💦という様な作品も思う存分見られます。 企画の伊東の日本画家佐藤晨さんの作品も歴代のものから集大成に向かって、近年夢現というかあの世とこの世の狭間に急速ドライブしていく作品がとても印象的でした。 都心のように企画目白押しでは有りませんが、常設展が充実している近くの美術…

  • 食器としてのすり鉢 vol.3 〜ポテトサラダ編〜

    先の盛夏の時期よりもここ最近の残暑の方が暑さが厳しい感のある今年の伊豆です。この様に昼間はまだまだ暑いですが、夕方からはどこからともなく涼しい風も混じり、日中には余りなかった食欲も涼しさと共に戻ってきます(笑) そんなサッパリしつつ食欲も満たしたくなる食事にオススメなのが「ピンクペッパーで作るポテトサラダ」。スパイスの中でも特に胡椒が好きで、ブラックペッパーは家でも工房でもいつも手の届くところに置いて振りかけていたのですが、最近困ったことに少しブラックペッパーに飽きまして。。。 かわりに最近気に入っているのが「ピンクペッパー」。ほのかな甘味と爽やかな辛味と香りがこの季節にぴったりで、色合いも良…

  • 再見梅瓶

    お盆に入りこれからは本格的な残暑に入るかと思っていたら九州地方を中心にまたの大雨。工房のある伊豆も今朝早くからしきりに降り注ぐ雨音がずっと聴こえています。 先週初めて海外のお客様に作品を送りました。送り先は中国の古都成都、現在は四川省の省都となっており今年に入り常住人口も2,000万人を超える大都市のようです。四川といえばまず辛い四川料理を思い浮かべてしまいますが、古来からお茶の名産地ということもあり、喫茶文化が根強く数多くの「茶館」や「茶座」(屋外でお茶を飲むお店)が盛んで、知り合いの通っている中国茶の学校は何万人もの卒業生がいるとのこと。人口の桁がいちいち一つ違う。。。(笑) 今回ご注文く…

  • 食器としてのすり鉢 vol.2 〜ほうれん草の胡麻和え編〜

    前回のブログでは溝が無いすり鉢でちゃんと胡麻がすれるのかをご紹介しましたが、今回はそのすり鉢で調理して、そのまま食器として使う初級編!ほうれん草の胡麻和えを作ってみたのでご紹介させて頂きます。 encounter.hatenadiary.com とは言っても、、「ほうれん草の胡麻和え」の作り方はもう有名過ぎるほど有名なので(笑)最近私が和え物を作る時にこだわっているポイントを。 そのポイントとは「醤油洗い」!! 軽く茹でたほうれん草の粗熱を取るために水に浸し、軽く手で絞って水分を切ったあとに醤油を少量ほうれん草に回しかけ、もう一度軽く手で絞り今度は余分な醤油を切ります。 そして、すり鉢で和え衣…

  • 食器としてのすり鉢 vol.1 〜胡麻編〜

    リニューアルオープンからちょうど1週間経ちましたWEBショップ”encounter”、おかげさまで初日から多くのご注文を頂きSOLDOUTのものも出始めました。先週ご注文され既にお手元に届いたお客様から多くの作品のご感想や応援のメッセージを頂き、日頃は中々したくても出来ないお客様とコミュニケーションをする事が出来てとても嬉しい1週間であったと共に、今後もより喜んで頂ける作品作りを継続して行かなければと気持ちがさらに引き締まる1週間でもありました。 今回の作品群でイチオシの”溝の無いすり鉢”。前からキッチンや食卓に出しておいても違和感のないすり鉢が欲しかったという方からご注文頂いておりますが、ち…

  • WEBショップ:encounter リニューアルOPENしました!

    ブログ久しぶりの更新となりますが、本日WEBショップリニューアルオープンいたしました。今回からのショップは昨年の期間限定で開設していたものとは違い、常設の直営WEBショップとなります。 土から釉薬まですべて一から見直し、全面的にブラッシュアップした作品を見ていただければと思います!WEBショップも全面リニューアルしましたのでお時間ある時に是非一度覗いて頂ければ嬉しいです。 ブログも更新していきますので、今後ともWEBショップ共々どうぞよろしくお願いいたします。 WEBショップ: encounter.base.ec --------------------ーーーーー-------------- …

  • 「茶器名物図彙」〜和楽翁 合点ゆかす〜

    「茶器名物図彙」全三冊。(図彙はズイと読み、絵図入りで解説した現代でいう図鑑のようなものです。)数年前からずっと探していたところ、昨年出物があり念願かなって北海道で購入したのですが、修行期間中は本を読む余裕もなく全く読めていませんでした(笑) 最近になりやっと仕事の合間などに少しずつ読み進めているのですがこれがまた面白い!あ、、面白いと言っても小説ようなものではなくあくまで図鑑なので、著者の草間直方さんが古今東西の茶道・道具・茶碗から職人・茶会記までありとあらゆるものを解説している中で、著者の所見というか”ひと言感想”みたいなものがたまに有り、そこから江戸時代に生きた草間直方さん自身の茶道や道…

  • 「組み立て三昧」

    自宅・アトリエの引越しと整理も中旬には大体終わり、残りの整理を行いながら通常業務を再開しています!! 今回は昨年の1年限定の北海道への引越しと違い、家具や什器などもある程度ちゃんと揃えたのですが、ほとんど組み立て品を購入してしまったため自宅・アトリエで多分20数点の家具を組み立てました〜(涙) 組み立てが多いことは用意の段階でわかっていたので電動ドライバーを用意しておいて本当に良かった!! 組み立て家具も一つ二つをたまに組み立てるのは楽しいのですが。。。梱包されていたダンボールも山積みです(笑) IKEAの家具はめちゃくちゃ重い〜 スノコまで全部組み立てです〜 組み立ても後半になってくると、組…

  • 「陶芸家は棚が命」

    アトリエの窯場の倉庫を移設し、そこに新しく作っていた棚が完成しました!! 作品を大量に乾燥させるので、とにかく「丈夫に〜、丈夫に〜」と言っていたら柱も100mmもある立派な柱で構造も本当にしっかり。立派すぎてまるで3段ベットのよう!工務店の方曰く、本当に3人寝ても大丈夫ですよ!!との事なので徹夜の時はここで寝ます(笑) 設計段階では真ん中にもう一本柱を通すつもりだったのですが、無くても強度は全く心配なさそうなので、真ん中に柱を通すのはやめ広々させて色々と融通がきくようにしました。下から作品を積み上げていくと、どうしても上のスペースがデットスペースになってしまうので、そこには自分でホームセンター…

  • スペース作りの夏

    関東に帰り一年ぶりのまとわり付くような熱気の中、汗をかきかき(笑)色々な作業と並行してアトリエの収納スペース作りに勤しんでいます。 窯場の現在大きめの倉庫が2つあるスペースに新たに乾燥棚を設置する計画をしており、まずは色々な道具が満杯に詰まった倉庫の整理&解体&移動を行うことに! ちなみに移動先はアトリエの外の壁際。 今まではコンクリートで組んで作ったベンチがありました。あまり使うスペースではなかったので乱雑な物置に。。。 倉庫の解体は初めてだったのですが、解体してみると作りというか構造の工夫の仕方に感心しました。雨が入ってこないように天井には接合部やネジ止めの箇所などもなく防水構造が徹底して…

  • 海と高原のアトリエ 〜準備編〜 スタート!!

    昨年から1年間にわたり続いた「北の国へ 〜修行編〜」の完結から約3週間。 今回からブログのデザインもリニューアルして、いよいよ本編「海と高原のアトリエ 〜準備編〜」をスタートします!! 実家の両親が70代ということもあり北海道から帰って10日余の自主隔離期間を設け、現在横浜と伊豆を往復しながら準備をしています。 趣味として陶芸をしていたアトリエをプロの仕事場にするには、色々な備品や物を置いたり作品を乾燥させたりする棚が圧倒的に足りません。(特に棚!!) アトリエは地下階。 最初はちゃんと準備を整えてからのスタートと考えていたのですが、全ての準備を終えてからとなると、稼動出来るのが一体いつになる…

  • 守破離の離 北の国へ 〜修行編〜 完

    6月でお世話になっていた橋本さんの工房でのアシスタント業務も終了し、無事に1年間の陶芸修行生活を終えることが出来ました。 最近自分でもこのブログを読み返しこの1年間を振り返ってみると、あっという間だったような、、とても長かったような、、、と、時間の感覚が今まで経験したことのない濃淡があるように思えます。 色々な出来事を思い返して書いてゆくととめどなくなってしまうので、あえてこの1年を漢字一文字で表すとすると、現代とはいえ修行はやはり「忍」の一文字。 昨年の秋頃、いつものように2階で梱包作業をしていると、フト橋本さんが読み上げてくれた一文をよく思い出します。 苦しいこともあるだろう。 云い度いこ…

  • 「卒業展無事終了しました!!」

    21日(日曜日)まで開催していた卒業展、無事終了し昨日最後の発送も終わりました。会期中は本当に多くの方にご覧頂きまして、70数点あった作品も初日完売のものも多く、最終日にはおかげさまで全て完売致しました。 そして終わってみての率直な感想は、「完売致しました」というよりも「完売させて頂きました」です。 この歳でいきなり勝手に陶芸家を志し、右往左往の七転八倒に対して応援や評価を頂ける事の有難さ。私のこのような勝手な行動を見守り応援してくださる方々へのお返しは、作家として成長し、その方々の期待を超える価値を提供し続けるしかないのだと、改めて思いを固めた卒業展でした。 この場をお借りして、ご訪問いただ…

  • ”encounter” 開店中! 6/21(日曜日)に会期終了です。

    今週の月曜日10時からオープンした卒業展のWebShop "encounter"も残すところあと3日の会期となりました。 おかげさまで70点以上あった作品も初日から大変多くのご注文を頂き、残り10数点のみとなり、ご注文頂いた皆様にはありがたい気持ちでいっぱいになると共に、今回頂いたこのご期待と数少ないチャンスを今後とも自分なりの精一杯の回答をし続けていかなけらばならないと一層気が引き締まる思いです。このような経験をさせて頂きまして本当にありがとうございました。 とと、、まだ卒業展が終わってないのにシメのご挨拶のように。。。(笑) 現在までの卒業展の途中経過の様子を少しご報告させて頂きますと、特…

  • 明日10時WEBSHOPオープンです

    高見澤匠 WEBSHOP「encounter」https://encounter.base.ec いよいよ明日にせまってきました卒業展。もう準備は万全と思いきや、、、WEBSHOPの準備真っ最中です(汗) まだまだ作業はかかりそうですが、ブログの方には先行して何枚か作品の写真を まずは「お皿」。4〜5ヶ月は大皿ばかり作っていた気がします(笑)今回の卒展に出品するのは9寸・7寸・6寸です。 お皿つながりで板皿も。アシスタント業務はタタラ仕事が多かったので、その経験を活かして挑戦してみました。 「ごはん茶碗」こちらは修行に来る前は茶碗を作ることが多かったのですが、修行に来てからは作る機会が余りなく…

  • WEBSHOP ”encounter" プレオープン

    いよいよ卒業展まで一週間となりました!! 先週末に最後の窯出しを行い、準備していた作品100数点全てを焼き上げることが出来ました。メールやインスタなどでご心配くださった皆様本当ありがとうございました! 残念ながら最終調整に間に合わなかったものや焼き上がりに納得出来ないものも20〜30%あり、出品点数は70〜80点となりそうですが、今週最後の仕上げや砥石がけ、写真撮影を行い順次WEBSHOPの開設準備をしていきます。 卒業展の会場となるWEBSHOP「encounter」にはまだ作品は掲載できておらず、実店舗ならば外観と商品棚だけ。。。のような感じですが(笑)プレオープンということでURLを掲載…

  • 大詰め

    卒業展までいよいよ2週間を切り、作品の最終調整段階に入っています。 え!!まだ調整なんてやってるの!? それがごもっともな感想なのかも知れません。 実は先週、待望の第一弾の本焼きしたものが上がって来たのですが、自分のイメージした出来上がりの基準にあまりにも達していなかったのでほぼ出品不可としました。 しかし「納得いくものが出来るまで!!」と言っていてはいつまでたっても果てしなく、また自分でもいつ発表の機会を設けて良いかわからなくなります。 その意味ではこのように期間が定められた発表に対して臨むことは、今後プロとして活動していくのに必須の条件となるので最後の最後で大変良い機会を得たと思っています…

  • 「Webショップ名決定しました!」

    6/15(月)~6/21(日)に開催を予定している卒業展でオープンするWebショップの名前を決めました!! 名前はencounter:(エンカウンター)です。 英語の訳としては「出会い・遭遇」という意味で、思わず巡りあう偶然の出会いという意味を含んで使われます。 でも僕のイメージする日本語としては「邂逅」(かいこう)。口語表現ではあまり使いませんが、この「邂逅」という言葉の持つニュアンスがとても気に入っています。 英語と同じく予期せぬ『偶然』の出会いという意味と、こちらは日本語独自の会うべくして会うという『必然』のニュアンスを両方含み、そして現在・未来との出会いだけではなく現在の自分を形作って…

  • 「細リムの理由 と 寸と号」

    以前よく作っていた簡単ティラミス 先日インスタの方にですが無性にケーキが作りたくなった。。。という投稿をし、ケーキが作れないのでケーキ皿を作ろう!!(笑)とのことで早速ケーキ皿作りに取り掛かっています。 リム皿(フチ付きのお皿)ですが、、、特徴はちょっと細リム! というのも僕もリム皿の形が好きで陶芸をする前から何点か購入したものを使用していたのですが、リムの幅が結構広くてお皿のサイズのわりに料理が意外と乗らないっ!モリモリな量にしてしまうのが悪いのもあるのですが(笑) お皿の大きさ ー リム幅 ー 余白 ー 料理の量 =と逆算していくとやはりお皿のサイズのわりに料理の量が少なくなってしまうとい…

  • 最終課題(だったはずの)土鍋

    卒業展という大きな最終課題が出現したため最終課題ではなくなってしまいましたが、急須作りの後に本来最終課題だった土鍋作りを行なっていました。 作り方は大皿作りや再生する粘土を入れる大鉢と途中までほぼ同じで慣れていた事もあり、使う土の多さで少し苦戦したものの作製は比較的にスムーズに! またいつものように断面を(笑) 鍋料理が好きな僕は冬だけでなくオールシーズンとてもよく使う調理器具なので、課題ではまた基本的な形状を作製しましたが、独立後は本体の形から取手・蓋と色々と試行錯誤しながら自分の土鍋を作り込んで行きたいと思います。 -------------------------------------…

  • 急須の作り方 番外編 色々な形状を

    今までずっと基本の下ぶくれ形状を作っていた急須作り。下ぶくれが一応一通りできるようになったので、最近は下ぶくれ形状以外のもの作っていました。 少し背の高いポットのような形や 逆三角形のもの もっと小さくして中国茶用に良いかな〜とか まん丸!(笑) 下ぶくれじゃなくて上ぶくれ!? 急須にはお湯のみも必要ということで、お湯のみの試作も! 現在急須をはじめ、色々な物を卒業展に向けて試作しています。課題で制作しているものだけではなく、今後は卒業展に向け制作しているものも時折UPして行きたいと思いますので、よろしくお願いします!! ------------------------------------…

  • 無名の持ち場

    靖国神社・夜桜能(2017) オリンピックも正式に延期が決まり、首都圏の様相も急速に旗色が変わりつつある印象の先週。日常の生活の下地に今までに経験した事のないストレスが横たわっている様な生活が当面続きそうです。 首都圏を離れ北海道で毎日、自宅→コンビニ→工房の繰り返しで街にも全く出ないという、この年代としては特殊な生活サイクルになっていると思われる今、ネットを通して都心部の光景を見ても友人や知人達がどの様な雰囲気で過ごしているか肌感覚でわからずにもどかしい思いが募ります。 今日は近所のコンビニに食材と飲料を買いにだけ出たのですが、今日は今まで見た事がない高校生のような年齢の女性の店員さんが一人…

  • 急須の作り方 4 組み立て編(後編)

    「卒業展開催」の記事が一度間に入っていまいましたが、今回は前回の急須の作り方の組み立て編の後編です。 前回の組み立て編の前編の記事はこちら↓ encounter.hatenadiary.com 前回は本体に茶漉しのパーツを付けたところまででしたので、今回はその続きからです。 【注ぎ口のカットと本体への取り付け】 【本体と取手の取り付け】 【注ぎ口のカットと本体への取り付け】 あらかじめ轆轤で挽いておいた注ぎ口を本体にどのような角度と位置で取り付けるかを確認し、そのカットする部分をまっすぐに切ります。 カットした断面が厚いので、指で断面の端を軽くつまんで少し薄くします。 本体に貼り付ける場所を針…

  • 「卒業展開催決定」

    修行内容は修行に来る前から、今までの先代アシスタントさんブログ等で入念に確認していて、現在の課題である「急須」の次が最終課題の「土鍋」で修行課題終了と思っていたのですが、今までの歴代アシスタントさんに見た事がなかった隠れ最終ミッションが発生!! その真の最終にして最難のミッションは、、 「卒業展を行いその作品をWEB販売する事」。。。 と、先生のご提案でアシスタント業務終了し卒業する6月に「WEB卒業展」を行い作品を販売させて頂く事になりました。販売時期は6/15(月)~6/21(日)の約1週間の期間限定販売を予定しており、これから自分のWEBショップを開設してそちらで販売させていただく予定で…

  • 急須の作り方 3 組み立て編(前編)

    現在の課題「急須作り」まだまだ続いています。今回は基本の下膨れ形状の急須の一通りのパーツが出来たので組み立て方を! ちなみに前回の記事はこちら↓ encounter.hatenadiary.com 【 茶漉し作り 】 【 茶漉しとボディーの接着 】 【 茶漉し作り 】 まずは茶漉しを作ります。3mmにタタラで伸ばした粘土を丸くカットし、剣山をその上に軽く置き茶漉しの穴を開けるガイドを粘土に付けます。 裏面には軽く片栗粉をつけ、穴をあける治具にくっ付かないようにします。 素焼きしてある治具に粘土を乗せ、剣山でつけたガイドに沿ってポンスで穴をあけていきます。 とっーーーても地味な作業ですが(笑)一…

  • 清風匝地有何極

    今日2月17日は僕が陶芸家になりたいと思う大きなきっかけをつくってくださった茶道の先生の一周忌。約10年前から陶芸はもとより茶道の事も何も知らなかった当時の僕に最後まで本当に色々な事を教えてくださいました。 本当に茶道が好きで好きで、いつでも社中の誰よりも先生が一番熱があり、日々の勉強と探究心にいつも先生のご年齢を忘れてしまうほどにエネルギッシュであり、そのようなご生活を長年続けてこられたので、茶道はもちろん書、和歌、雅楽から茶陶、香、着物、刺繍等々、古今東西の有職故実の類を全てご存知ではないかと思ってしまうほどの圧倒的な知識と経験の深さをお持ちであるにも関わらず、知識と経験に劣る僕たち弟子に…

  • 冬将軍 vs 鍋奉行

    北海道では今月に入り冬将軍が本気を出して来ました!!ならばこちらは鍋奉行!!(笑)休日にはなるべく自炊比率を増やし熱々の鍋で体の芯から温まるようにしています。 今回は北海道の鮭と実家から送られて来た美味しいお餅に冷蔵庫にあった野菜を入れた石狩鍋ですが、せっかく北海道にいるので今度はラム肉のオイルフォンデュを考えてみようかとか、常夜鍋のバリエーションを作ってみようかとかとか。。。鍋料理のバリエーションを考えていると自然と新しい土鍋も作ってみたくなりますね〜。 現在取り組んでいる「急須」の課題が終わるといよいよ最終課題の「土鍋」。その頃にはこの寒さも緩んでいそうですが(笑)僕は他の人ではなくまず実…

  • ミッション3 急須作り2 ふた編

    今年に入ってから取り組んでいる第三の課題「急須作り」。 自分の形やデザインはまず最初は置いて、基本の下膨れ形状の急須作りを続けています。最初に取り組み始めたボディー作りと共に、ふたや注ぎ口も作り出しました。一気に組み立てまで行くのでは無く、今回の課題はひたすら個々の部位の数をこなしています。先生曰く一気に組み立てまで行くよりも、ある程度までは個々に数を作った方が上達が早いとのこと。まるで茶道の割稽古のようです。 フタはまず小皿を作る感覚で形を挽き、形が出来たら後の削りで削る部分が少なくなるように皿の下の土を絞り切り離します。 最終的には全体との組み合わせのバランスによって形状を決定すると思いま…

  • 修行中のノート術 〜完結編〜 ペーパーレスへ Noteshelf 2 実践編

    修行中のノート術(ペーパーレスへ)という事で、前編・中編とやってきましたが、今回は僕が使用している実践例をいくつかご紹介して完結編としたいと思います。 ちなみに前編・中編はこちら↓ まずは基本の仕事上のメモ。気になった事や覚えておく事などを簡単な図などと一緒に書いて記録。紙のノートと全く同じ使い方ができます。 現在、自習の政策課題となっている急須作りのポイントや注意点なども 実際にろくろで挽いたものを写真に撮り、それを元にサッとメモをとり それらを後で課題や反省点をまとめてノートに 簡単なアイデアスケッチなども 先ほど「紙のノートと全く同じ使い方ができます。」と書き、ここまでだとじゃあ紙のまま…

  • 修行中のノート術 ペーパーレスへ 〜中編〜(機能編)

    前回、修行中のノート術(ペーパーレスへ)という事で使用しているハードとソフトの紹介をさせていただきました。 encounter.hatenadiary.com 今回は続きという事で、電子ノート(Noteshelf 2)の機能などをご紹介していきたいと思います。 基本構成 ペンの種類 描画サポート OCRによるテキスト化 音声メモ PDF書き出し 基本構成 まずは「カテゴリー」として大分類が出来、僕の場合現在は「マイノート」・「仕事」・「読書ノート」を作っています。使い慣れたPCの感覚でいうとこちらが「フォルダ」になる感じでしょうか。 そしてカテゴリーの「仕事」の中を例に解説すると、その中に小分…

  • 修行中のノート術 ペーパーレスへ 〜前編〜

    突然ですが、みなさんは日常のメモやノートをどのようにとっているでしょうか? 紙!紙ッ!メモ帳やスケジュール帳に書いてる!という方や大きなカレンダーに予定を書き込んでる方、最近では携帯のメモ帳やスケジュール帳に書かれている方も多いかと思います。 僕も昨年の4〜5月位までは紙と携帯の併用で、日常のメモやノート、スケジュールを記録していました。 ノート・資料・プリントアウトした表などなど、もうすでに大量です。。。 しかし、札幌での陶芸修行が決まり、その後陶芸家としてやっていくにあたり、今までの大量の陶芸資料などを整理していて、今後もこのペースでますます増えたら管理が。。。そして管理よりも、色々な分野…

  • 新ミッション 急須を作成せよ!!

    Mission1 : 切立(キッタチ)真っ直ぐな湯のみ100個の作成 Mission2 : 30cmの大皿の作成 と今まで2つの課題を行なって来ましたが、年が明けちょうど修行期間も折り返しとなり、卒業までに課される課題4つのうちの3番目にあたる急須の作成に今週から取り掛かりました。 実際作る前に師匠から急須理論の特講。 水が出る傾きの角度はどのように決まるか? では注ぎ口をつける位置は? 注ぎ口の形状は? 水キレの良い注ぎ口とは? そもそも水キレとは? 水を入れて水キレを試したが、お茶っ葉が入ったらどうなるだろう? などなどなど、久々の新しい課題に考えることが沢山ありますが、、、萌えますなッー…

  • スカイウォーカーの年明け

    正月休み最終日は『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』。 ネタバレしないように僕なりに一言で感想を言うと、42歳で寿命を迎えた「SW最後瞬間の意識も絶え絶えの中の走馬灯を公開しちゃったムービー」*全然一言じゃないw 4・5・6(オリジナルトリロジー)1・2・3(プリクエルトリロジー)7・8・9(シークエルトリロジー)と作品の公開順と作品中の時系列が違うので、多少の混乱はあるものの、見た事の方ない方や比較的途中から見ている方の方がこの最終話も楽しめるかもしれません。 しかし、ほぼこのサーガと同世代同時代を生きて、続編をリアルタイムに都度心待ちにし、小学生の頃から自動ドアは基本無意識にフォ…

  • 御神籤からのcalling

    明けましておめでとうございます。 お正月は帰省せずに札幌で過ごしました。元旦は近くの白石神社へ初詣、3日には札幌に住む友人達と北海道神宮にもお詣りに行ってきました。 白石神社で引き忘れたおみくじを北海道神宮で、、、数年ぶりの「大吉」でした。 今年は表面の運勢よりも、裏面の「神の教」という文に色々と感銘を受けたので転載させて頂きます。 よいも悪いも神さままかせ、うけたおやくめをひとすじに よい事が悪くなるか、悪い事がよくなるか、行く先の事は容易に見分けのつくものではない。 されば徒らに目先の出来事をくよくよと思いわずらわず、よいも悪いも神様におまかせして、唯ひたむきに受けた務めを根かぎり精一杯は…

  • トゲアリトゲナシトゲトゲと無地刷毛目

    唐突ですがトゲアリトゲナシトゲトゲという虫をご存知でしょうか? 「ハムシ」という虫がいるのですが、トゲのある「ハムシ」が発見され「トゲハムシ」と名付けられ、「トゲトゲ」という和名(日本での通称)で呼ばれました。そしてその後、「トゲハムシ」の亜科でトゲのない新種が発見され「トゲナシトゲトゲ」と呼ばれる事になりました。そしてまたその後、、、「トゲナシトゲトゲ」の亜科で今度はトゲのある新種が発見され、トゲのある「トゲナシトゲトゲ」ということで「トゲアリトゲナシトゲトゲ」と呼ばれる事になりました。 ああああー、ややこしいっ(笑) まとめると ハムシ→トゲなし トゲハムシ→トゲあり トゲナシトゲトゲ→ト…

  • 化粧がけ4 前回:三勝一不戦敗→ 今回:全勝!!

    大皿作りと化粧がけの経過4回目です。前回は4枚中3枚無事で1枚は途中でヒビが入ってしまいました。

  • 匠の道具 〜 しっぴき・切り糸編 〜

    匠の道具 〜 しっぴき・切り糸編 〜 使用する材料と加工道具 作り方(しっぴき) 作り方(切り糸) 完成 今回は 前回の「弓・剣先」に続き「しっぴきと切り糸」を作ってみました。 encounter.hatenadiary.com encounter.hatenadiary.com しっぴきと切り糸の説明を簡単にすると、しっぴきはろくろで器を挽いた後に土と器を切り離す道具で、切り糸は主に粘土の塊などをカットするときなどに使う道具です。 今まで使っていたしっぴきや切り糸は両方とも糸やワイヤーが少し太く、シャープに切れないのが不満だったので今回は両方とも細いものにし、既製品のデザインも好きじゃないの…

  • みったくない

    ブログでレポート中の化粧がけしている大皿が何枚か焼き上がりました。 一見ちゃんと出来ているように見えるのですが、、、 裏面が落ちて(本焼き1230~1250℃位の高温で焼くと形状にもよりますが土が自重で下がってしまう傾向があります)棚板に着いてしまい跡が! それだけではなく、縁も化粧土がちゃんと土と密着していなかったようで、その上にかけた透明釉と一緒に剥げやすくなっていました。 剥げてきて尖った部分が危ないので、砥石で一周ぐるっと化粧土と釉薬を剥がしました こちらのお皿も、一見大丈夫そうなのですが。。。 縁は同じように化粧土がちゃんと密着しておらず上のお皿と同じ結果 裏面に関してはもっとひどい…

  • 『弟子入り2秒』 〜その後〜 サバイバルは既に始まった

    以前のブログで人生最速の面接!?を経て、現在の陶芸の先生である橋本さんに弟子入りした記事を書きましたが、今回はその後日談というか北海道に行くまでのやり取りを少し。 ↓以前の記事です encounter.hatenadiary.com まさか弟子入りを打診したその日に即決するとは思っておらず、自分で言い出したのに本当に北海道に行くのか??とそれから何か現実離れした感覚を持ちつつも、急いで修行出発に向け仕事や周辺の事などを調整しはじめました。 修行の内容や期間はいつも先生がご自分のYouTube(HASHIMOTO SHINOBU CHANNEL)で発信されているので、おおよそのことは大体わかって…

  • 陶器に砥石!?

    陶器に砥石なんて使うの!?と、陶芸教室とかに通われた事がない方は思いますよね。 僕も最後の仕上げに砥石を使う事を知らず、最初に陶芸教室で教わった時にはびっくりしました(笑) では具体的にいつ・どこに使用するかというと、作品が焼き上がり窯から出した後に作品を机や台に置く面、つまり底面や高台に砥石をかけます。 理由は、底面や高台にその前の工程で取れなかった小さな鋭い粒子や小石等、置く所を傷つけてしまう可能性のあるものを取り除いたり、底面や高台に凸凹や傾きがあり作品を置いた時にガタついたり回転してしまう事を防ぐためで、まさに仕上げの作業となります。 とは言っても、通常お店や陶器市などで陶器をご購入さ…

  • 化粧がけ3 前回:三勝一敗 → 今回:三勝一不戦敗(負傷途中退場)

    今回も前回化粧土をかけて4枚中1枚がひび割れてしまった大皿への化粧がけの続きです。 前回の結果はこちら↓ encounter.hatenadiary.com 前回の反省点は 6.乾燥後お皿の裏を確認したら、まだ底付き(お皿の底面が机に着いてしまう)があるものがあった。→更に高台の高さを2〜3mm高くする。 *この反省点を橋本先生に相談したところ、先生から「いいけど、それでも意図した形になりそう?」というアドバイスを頂き”ハッ!”としました。問題点を解決することに躍起になり、手段が目的に無意識に勝ってしまう。あるいはすり替わって造形まで変わってしまう。 ”目的はあくまでも自分の良いと思った形の器…

  • フェイクニュース

    工房では仕事中いつもFMラジオが流れています。 今日はそのラジオからふと気になるニュースが、、、”本日初雪が〜” いやいや、まだ11月に入ったばかり!!そんな訳はないと工房の窓へ ガラガラッ(窓を開ける) 。。。 ガラガラッ(窓を閉める) 何も見えなかったと自分に言い聞かせソッと窓を閉じました。 きっとあの白いのは北海道で有名な雪虫でしょう!初めて雪虫を見たからすっかり雪と見間違えそうになりましたが、きっと雪虫に違いないッ!雪虫だ!!雪虫であれ!!! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ↓「44歳からの陶芸家」ブログランキングでの順位の確認はこちらです↓ …

  • 今は 上手いく よりも 大切なこと

    陶芸に限らず物は構造を理解したり検討するには、切断して断面を見るのがとても有効です。以前自動車メーカーで設計とデザインの仕事をしていた時も3DCADで形状を作りひたすら断面チェック。ミーティングする時も「ガーニッシュ断面検討会」や「Aピラー断面MTG」とか議題名も断面ばかり(笑) とはいえ今まで趣味で陶芸をしていた時は、きちんと削りまでした大皿を後すぐさま切断して検討ッ!!などというストイックさは持ち合わせず、ちょっと怪しいな、、と思っても「もったいない」や「焼けばなんとかなるかも」という陥りがちな気持ちや行動を取ることが大半でした。 そして出来たものを見て、たまたま上手くいっていると「怪しい…

  • 匠の道具 〜 剣先編 〜

    匠の道具 〜剣先編〜 今回は 使用する材料と加工道具 作り方 匠の道具 完成 今回は 前回の「弓」に続き「剣先」を作ってみました。 弓・剣!?なんか書いてて今改めて気がつきましたが、武具の名前が多いですね! encounter.hatenadiary.com 工房に先生の橋本さんが以前に自作された剣先があり、いつも実際の業務でよく使わさせていただいているのですが、これが市販のものより少し長くてとても使いやすい!!用途と技量によるとも思うのですが、僕の場合は厚手の粘土をまっすぐに切る時や石膏型に乗せた粘土の余ったフチを切る時などに多用しています。 使用する材料と加工道具 整列させた写真を忘れまし…

  • 匠の道具 〜 弓編 〜

    匠の道具 〜弓編〜 先日は広大なホームセンターに連れて行ってもらい大興奮!! encounter.hatenadiary.com 今週は早速その時購入した材料を使って、陶芸の自作道具を作ってみました。 今回の自作ツールは「弓」(粘土を針金で切る道具です)。僕の知る限りですが、既製品だとサイズがほぼ1種類で、張ってある針金が太い、そしてすぐに錆び倒す(笑) この辺りが自分としては前々から気になっていたので、今回はその不満点を踏まえつつ自分の用途にかなった「弓」を作ってみました。 まずは既製品の弓↓いい感じに錆びております! 先生に「弓を作りたいんですが」と言ったところ、「うんいいよ!じゃあコレに…

  • 「ホームセンターで暮らせる人たち」

    昨日は休日だったので洗濯とかたまった家事していたのですが、お昼過ぎにスマホがピコーン!見たら師匠の橋本さんから 「ホームセンター行くけど行く?」 「ハイッ!!」即答(笑) きっと先週ずっと「ホムセンに行きたい。ホムセンで色々道具とかアレとかコレとか見たい」とブツブツ言っていたのを、、ありがたいです。 車でピックアップしてもらい念願のホームセンターに。まず驚いたのが北海道のホームセンターの広さ、静岡のも結構大きいと思っていたけど、その4倍いや5倍はあるかという広大さ。 北海道ならではの除雪防寒グッツや小型の除雪機まで。ペット館だけでも独立した建物で地方の大きめの薬局くらいの大きさがある!クラフト…

  • 化粧がけ2 前回一勝三敗→今回三勝一敗

    今日は前回化粧をかけて4枚中3枚が崩れてしまった大皿への化粧がけの続きです。 前回の結果はこちら↓ encounter.hatenadiary.com 前回の反省点は 3・高台の削りのキワの部分を攻める(削り過ぎる)クセがあり、そこが弱くなり円周上にヒビが入ってしまうのではないか。→削りの改善 4.フチに6時9時方向のヒビが入るものが多かった。よく見るとその間の7時8時方向がちょうど化粧かけ時に指をかけ下にして化粧土を流す方向だったので、加重が多くなっているのと余分な化粧土を流しきれていないので化粧土が溜まり、水分がより多く浸透しているのではないか。→化粧がけで加重をなるべくかけない方法と余分…

  • 崖に咲く花

    を採りに行って本日見事2回崖に落ちました(笑) 左の2枚 餃子みたいになって失敗 心の師匠みうらじゅん氏曰く「物事には崖ぎりぎりに一番綺麗な花が咲いている」との事。 大皿のフチをギリギリまで倒そうと攻めたら、久々にパタッ。。パタッ。。。なぜフチをギリギリまで倒そうかと思ったかというと、土の種類により多少の違いはあると思いますが粘土は浅い角度の形状の場合、乾く時に起き上がってくる性質があり、狙いの形状よりも少し倒し気味にしておかないと思った形状にならないからです。 この様に浅い角度にしても 約6時間後にはここまで立ち上がります そして窯で焼成するとまた少し角度が下がります。一体どんだけモゾモゾ動…

  • 札幌一 早くダウンを着る男

    今週になって急に北海道が本気を出してきました。。。 実は僕は寒いのが大の苦手。ここ十数年なるべく北方面には近づかないようにしているくらい(笑) 昨日の夜工房から自転車で帰宅する時は、もう寒くて寒くて思わずそのまま横浜まで自転車で帰えろうかと思いましたが、、無論叶わず_  ̄ ○ もうなりふり構わずダウン投入です。今日は薄めのダウンコートのみならず、手袋、ネックウォーマー、ヒートテックインナー、靴下2枚履きッ。 それでも今日の帰りちょうど良かったなんて、これからの季節が恐ろしい。。。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ↓「44歳からの陶芸家」ブログランキング…

  • そもそも陶器ってどうやって作るの!?

    やっとバナーの貼り付け方がわかり(汗)ブログの読者登録していただいた方も増えてありがたい限りです。本当にありがとうございます!そこで読者登録していただいた方のページも拝見させていただいたところ、有難いことに陶芸とは関係のないご職業や趣味の方も多くいらっしゃったのですが、今後はどうしても陶芸の日常作業や技法をはじめ、いきなり「今日は削りをしましたー」とか今日は「本焼きです」など、陶芸の専門用語のようなもの使ってしまう事もあると思うので、「陶芸の事なんて全然わからないよ〜」という方にも向けて、少しずつですがたまに僕自身のおさらいも兼ね陶芸の基本的な事もお話しできたらと思っています! さて、そんな初…

  • ルーティーン

    週末の台風19号。やはり各地で甚大な被害が出ててしまった地域もあり、ニュースで映像や情報を知る度にその多さ、大きさに驚いています。 私の実家(静岡)の方も台風が通る事が多いので、補強のため先月新設したばかりの雨戸が早速全て飛ばされ、庭木なども大木を含めかなり折れてしまったようです。怪我などがなかったのは救いですが、近年このような非常な大きな台風が1〜2個は通る確率が高い地域なので、今までのように「何年かに」の意識ではなく、今後は「毎年来る」という意識に切り替え日頃の備えや家の作りも工夫して行かなければならないと感じました。 直近まで住んでいた横浜の方の友人とも何人かやりとりしましたが、神奈川の…

  • 化粧がけ 先日全敗→本日一勝三敗

    先日の台風15号に続き、また超大型の台風19号が迫っていますね。実家が神奈川、両親が静岡なので、今回の台風もまた直撃する地域。先日の15号でも屋根のスレートが数枚飛び、壁の木部なども破損箇所が出たのですがまだ修繕が出来ていない状況なのでとても心配です。両親の家も窓ガラスに養生テープを貼ったり、物が飛ばないように固定したりとやれる事はやっているようですが、予想進路にお住いの皆様も対策はお済みでしょうか? SNSなどでは既に関東近郊のスーパー、コンビニ等では水やパンの棚が空っぽとのこと。。。今まではここまでの大きな台風でなければ、過ぎ去ってしまえばその次の日には日常が戻ってきていたのですが、先日の…

  • 弟子入り2秒

    師匠である橋本忍さんのブログで紹介していただいてから、連日多くのアクセスを頂き大変ありがたく思っております!お礼が遅くなってしまいましたが、改めましてわざわざ辿って来てくださった皆様、本当にありがとうございます。 今日はその橋本さんに弟子入りした時の事を。 橋本さんの事はブログやYouTubeで技法を紹介されていたので、随分前から参考させて頂いており知っていたのですがお会いした事はなく、今年の2月渋谷にあるうつわ謙心さんで橋本さんが個展を開催されている時にお伺いした時が初対面でした。 お伺いした時にちょうど他にお客様がいなくて橋本さんと謙心さんと3人で30分くらいゆっくり色々なお話が出来、かね…

  • 「陶芸家になる。」「陶芸の修行に行って来る!」 と決意してから、友人知人や仕事仲間に報告し始めたのは今年のゴールデンウィーク過ぎの頃だったと思います。 「え!?なんで?」「その年で大丈夫!?」「陶芸家で生活するのは相当厳しいんじゃないの!?」と、、反応の雰囲気をひっくるめて「大丈夫?何考えてるの?」という気配がそうとう濃厚にする(笑)リアクションももちろんありました。 いやむしろそう言った反応が大半だと覚悟していたのですが、翻って親しければ親しい人ほど驚くほどそのような反応はほぼ無く、「いいねー!いいねー!」「ほんと応援するから頑張って!」「帰って来たら色々作ってね!」「これから新しい事に挑戦…

  • 陶芸家アシスタントの1日

    陶芸家の一日。謎ですよね。さらに陶芸家のアシスタントとなると更に。。 そもそも陶芸家の一日など想像しないかもしれませんが、自己紹介の続きとして現在私がどんな生活を毎日送っているかをご紹介していきたいと思います。 9:00 起床 9:30 出勤 9:40 工房の掃除 10:00 仕事開始(先生のアシスタント業務) 13:00 お昼休憩(1時間) 14:00 仕事再開 18:00 仕事終了(その後30分ほど休憩) 18:30 自習(先生が出してくださった課題や自分でテーマを決めての自由学習) 11:00~2:00頃 帰宅 2:00~3:00 就寝 を月曜日から土曜日までの週6日勤務。(日曜日と祝日…

  • 自己紹介

    1974年生まれ。いわゆるロスジェネというなんだか名前からしてネガティブな世代。大学を卒業後、商品開発の仕事を通してデザインに興味を持ち、仕事をしながらデザインの専門学校の夜間部を卒業し、その後は今年までデザイナーとして働いていました。 そんな今年もうすぐ45歳にもなろうとする僕が、ずっと生まれ育った横浜から札幌に来て陶芸家のアシスタントになろうとは。。。10年前には自分でも想像していなかったことが起こっています。 このブログでは、自分でも思ってみなかった40代半ばからの陶芸家としてのチャレンジと、ここ現在に至ったこれまでの事もかいつまみながら書いきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、idoholicさんをフォローしませんか?

ハンドル名
idoholicさん
ブログタイトル
44歳からの陶芸家
フォロー
44歳からの陶芸家

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用