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スパコンSEが効率的投資で一家セミリタイアするブログ https://www.hyoshionnu.com/

投資信託を活用し41歳でセミリタイアすることを目指し、実践している投資手法、投資成績や節約術を記事にしていきます。2020年1月時点(計画立案から3年)で1700万円の資産形成に成功しました。

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2019/09/13

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  • 株価は下がれど、株式の価値は変わらない

    株価が下がり、円高方向にも進んでいることで、オルカンなどで多くの海外資産を保有している方は、資産がちょいとばかし減っている状況にありますね。 しかし、 私たち株主が保有している株式(株式会社)の労働者たちが、これまでと変わらず”利益を出す”という目的のために働いてくれていることに変わりはない ので、わたしは株式を売りません。 わたしもイチ株式会社の労働者ですが、株価が下落したからといって「利益を出さない働き方にシフトしよう!」なんていう力が発生するはずもなく、相も変わらず会社の利益のために働かされています…。(利益を出さなくても許して欲しい…) 『インデックス投資』という戦略を選んだ方の多くは…

  • 『元本割れ』しないはずがない

    Forbsに掲載されていた『元本割れに対する意識調査の結果』を紹介。 ざっとまとめると、 87%が『投資に元本割れがあることを理解している』と回答している。 75%が元本割れをしても『気にしない』『しばらく様子見する』と回答している。 57%が『下落耐性がある』と回答している。 投資で重要視しているもは?に対する回答は『利益を出すこと』と『損失を出さないこと』が拮抗している といった感じになります。 この結果からは、 元本から50%の下落をしたら、全体の5割近い人が売却を検討する という残念な結果も見えてきます。 50%の下落であれば、過去に繰り返し起きていますし、これからも10年、20年に一…

  • 【バケツ戦略】長期投資しか知らない私を助けて欲しい

    7年前にたてたセミリタイア計画では「2024年末をもっての引退」としているわけですが、引退後のポートフォリオ、取り崩し戦略などについては明確な指針がだせておらず、下のような記事を書くことが増えています。 引退後の戦略の一つとしSNS上では『4%ルール』がよくあげられていますが、原文(Retirement Savings: Choosing a Withdrawal Rate That Is Sustainable)を見ている限り、 『30年後に破綻していない(1ドル以上の資産が残っている)』をゴールとしている 株式75%、債券25%で運用すれば、30年後にも資産が1ドルでも残っている可能性は9…

  • 『投資インフルエンサー』の功罪

    Bloombergから『Z世代は19歳で株取引開始、市場投機の新時代が到来-若者にリスクも』という記事が公開されており、興味深かったのでご紹介。 昨今では、テクノロジーの進化により インターネット・SNSが常用されるようになった アプリなどから気軽に投資できるようになった ことにより、 インターネット上の投資リーダー(インフルエンサー)が支持するモノに投資が集中する といった事象が見られるようになりました。 例えば、2021年にあった『ゲームストップ』『AMCエンターテインメント・ホールディングス』といった銘柄への熱狂は、上記事象そのものでしょう。 これら熱狂により、 2022年にS&P500…

  • 「投資家がかなり強気になっている」

    『”投資家が強気になっている”という不吉な予兆が現れている』と言っている恐ろしい記事(Dumb Money Has Triggered an Ominous Sign for the S&P 500)があったのでご紹介。 ここで言っている『投資家が強気になっている』とは『AAII Bull-Bear指数(”指数”と言っていいのかな?)』から分かるもので、AAII Bull-Bear指数とは「投資家に、市場に対して強気か弱気かを尋ねた調査結果を指数にしたもの」です。 現状を簡単にまとめると 現在『AAII Bull-Bear指数』が投資家が強気であることを指している。 この現象は、市場がピークで…

  • 【先月比プラス328万円】セミリタイアに向けての資産・投資成績【85ヵ月目】

    本ブログの筆者であるスパコンSEの、 2024年7月時点のセミリタイアに向けた予定と実績です。 ※最新の資産状況はリンク先よりご確認ください。 ( ゚∀゚) アハハハハノヽノヽノ \ / \ / \ <目次> セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 現在の資産状況 // セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 というわけで、セミリタイアの計画と実績のグラフを記載します。 ■グラフの説明・総金融資産:オレンジ色棒グラフ:投資信託・株の合計金額:左目盛(住宅ローン・不動産を除く) ・目標(105%複利):黒色直線:毎年440万円を投資に充て、年利105%を達成できたと仮定したライン。:左目盛 …

  • 住宅ローン借り換えをしたのでポイントを整理

    やっとこさ住宅ローンの借り換えが完了したので、どんな感じだったのか紹介。 ざっとまとめると、 60万円ほど得した 実働時間は5時間くらい ほとんど家から出る必要はなかった 返済期間が少し伸びた(返済完了予定日が後ろにずれた) 検討開始から4か月で完了 といった感じでした。 詳しくは以下目次の通り書いていきます。 『借り換え』以外の選択肢もある 借り換え手続き・必要な書類提出のコツ しっかり考えたい『返済期間』の話 家から出なければならない作業 なお、私は「これ以上銀行口座を増やしたくない」という思いから、『すでに口座を持っている』&『比較的に低い金利で借りられる銀行』であった三菱UFJ銀行に借…

  • 月給もボーナスもポイントも同じ『お金』

    ボーナスの時期ですね。 みなさまはボーナスを何に使うのでしょうか? わたしは「投資です!」と言いたいところですが、正確には 「銀行口座にボーナスが振り込まれるので、一部は投資に、一部は生活費に、一部は娯楽に使います。」 と言わねばなりません。 また、仮に『ボーナスを手渡しされた(銀行口座に入らなかった)』としても、 ボーナスも通常の月給も『働いて手に入れたお金』であることに変わりはないので、『どうやって手に入ったお金か?』が、用途に影響を及ぼすことはありません。 これは、 ポイント ギャンブル(しないけどw)で手に入れたお金 もらったお金 拾ったお金 ふるさと納税で返礼いただく品 などなど、ど…

  • 「暴落の兆しアリ」

    「2000年、1973年にあった大きな下落時と同じ兆候が見られる」という記事『Dow Theory is Signaling a Major Warning Signal』があったので紹介。 その吉兆とは、 S&P500は順調に推移しているのに、ダウ・ジョーンズ輸送株平均が大きく下落した ことを指しています。 例えば、2000年ごろには下グラフの通り、 S&P500(赤線)が値を大きくあげていく中、輸送株平均(黄色線)は大きく下落(白い矢印線の箇所)。 その数か月後、S&P500も大きく値を下げた。 と、なっていました。 また、1973年ごろにも同様の推移となっており、 さらに、1990年ごろ…

  • 貯蓄・投資をするために重要な価値観

    我ながら「収入のわりに多くの金額を投資できているな」と思うわけです。 このブログでは何度も書いていますが、私はかなり強欲なタイプなので、『投資に出会ってから『お金を増やしたい欲』が爆発して商品を抑えるようになった』であれば説明もできそうだけど、投資する前から結構貯蓄していたな、と…。 正確に言うと、 投資に出会う前はそこそこの金額を貯金して身の丈に合わないモノ(車など)を買うタイプだった。 と、最終的には貯蓄がなくなるような消費をしていたものの、ある程度のまとまった額を貯めることを苦としていなかったので、もともと貯蓄できる素質はあったんだろうな、と。 その要因として、なんとなくだけども、 貯金…

  • 投資なんかしなくてもいい

    基本的のこのブログでは「投資をおススメします」的なスタンスを取っているわけですが、万人にとって投資が必要だと思っているわけではありません。 むしろ 「投資を必要としない人も結構多いんじゃない?」 と思うくらいです。 しょせん「投資をするべきか?(どれほど投資するか?)」という問いは、 投資に重きをおけば、前半は苦しい(あまり金が使えない)が後半(引退後など)はラクになる 投資を重視しなければ、前半はラクできるが後半は苦労するかもしれない と、「人生の前半と後半、どっちでラクをしたいか?」を決めるための要素でしかなく、 「いま楽しめる(お金を使える)余地があるのに、それを我慢するなんて考えられな…

  • 優待が有利

    わたしは基本的に『株主優待ねらい』での投資をすることはないのですが、 「日本の個人投資家(以下『個人投資家』)にとって、優良な株主優待を提供している企業は買いなのでは?」 となんとなく思ったので考えを整理していきます。 ここで「有利ではないか」と言っているのは 海外の投資家は株主優待が(基本的には)メリットとならない 大口の投資家にとって株主優待のメリットは小さくなりがち の2点から 海外の投資家・大口投資家は、『株主優待を含まない価値』で株価を見る つまり、『株主優待のメリットが大きい個人投資家』からは優待銘柄は割安となりやすい と考えたためです。 例えば、 株価 :100円 年間配当金: …

  • 「批判って楽だよね」

    たまに『○○ニュースランキング』なるものを見るのですが、「質の悪い批判記事が増えているな」と思います。 近ごろ流行の『オルカン』についての批判記事に対しても同様に思います。 とはいえ、個人的には みんなして「オルカン!オルカン!」と言っている状況において、オルカン批判は重要 だとも考えています。 『株式投資という大きなリスクが存在するモノ』を楽観視しすぎることは危険だからです。 よって、荻原博子さんのような嫌投資家の方にも頑張って頂きたいとは思います(たとえ、それがPV稼ぎのためであったとしても有益だと考えています) また、必要以上に加熱しがちで、ネガティブな状況にばかり注目する『政府批判』も…

  • 【先月比プラス484万円】セミリタイアに向けての資産・投資成績【84ヵ月目】

    本ブログの筆者であるスパコンSEの、 2024年6月時点のセミリタイアに向けた予定と実績です。 ※最新の資産状況はリンク先よりご確認ください。 「最近の株価は絶好調だから、いい加減おおきな下落があるはずだ…!」 と思い続けていますが、直近1か月は過去最高のリターンとなっていてワロスwww <目次> セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 現在の資産状況 // セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 というわけで、セミリタイアの計画と実績のグラフを記載します。 ■グラフの説明・総金融資産:オレンジ色棒グラフ:投資信託・株の合計金額:左目盛(住宅ローン・不動産を除く) ・目標(105%複利):…

  • とにかく怖い『機会損失』

    わたくし個人的には、 資産が増えれば増えるほどに、無リスク資産(現金など)は少なくても良くなる と考えており、それが一般的な考えなのかと思っておりました。 極端な話、 資産が10億円あれば100%株式運用していても、大暴落で資産が90%減少したところで日常生活に支障はでない と考えているからで、現状に合ったケースだと 7000万円の資産があるから、半減したところで子供の養育費に困ることはないだろう ≒ 無リスク資産が(ほぼ)ゼロでも問題ないだろう と考えているからです。 しかし、同じように考えている人ばかりではないようです。 例えば、 無リスク資産を年間支出10年分保有するのはさすがにやり過ぎ…

  • 「これまでにない事態が起きている」

    しばらく前には「逆イールドカーブが発生した。これはリセッションの前触れだ」という言葉をよく聞く機会がありましたが、最近めっきり聞かなくなりました。 逆イールドとは、『短期金利が長期金利を上回る状況』を指し、通常(逆じゃないイールドカーブ)は、 と、満期(借りている期間)が長くなればなるほどに金利が上昇するわけですが、逆イールドになると、 と、満期が長くなればなるほどに金利が低下します。 こうなると、銀行が行っている 短期金利でお金を調達(みなさまの貯金など) 長期金利で(住宅ローンや企業へ)貸し出す この金利差で儲ける という錬金術が効果を発揮しなくなり、 貸し渋り 貸出金の回収 などを行うよ…

  • 定型

    現在の含み益はおよそ3200万円。 うち、200万円くらい(多分)がNISAでの利益。 よって、利益を確定すると600万円ほどの税金を支払うことになります。 ちなみに、私のメインの投資先であるオルカンへは 販売会社(楽天証券・SBI証券) 委託会社(三菱UFJアセットマネジメント) 受託会社(受託会社) それぞれへ0.0175%ずつの報酬を支払っていますので、現在の運用額が7000万円であるため、各社へはたった1.225万円/年しか支払っていません。 100年運用しても125.5万円しか支払わないことになります。 わたしがこれだけ運用益を手に入れることができたのは、オルカン関係者の方々のおかげ…

  • 『FIRE』と『定年退職』にどれだけの差があるというのか

    『やりたいことはないけどFIREする』ことに否定的な意見があるようですね。 これには色々と言いたいことがあります。 このような批判をする人たちも、『やりたいことはないけど定年退職する』だったら認めるのではないでしょうか。 どちらも、タイミングが早いか遅いかだけの違いしかなく、引退をした先にも人生が続いていくことに変わりはないのにも関わらず不思議ですね。 また、名も知らぬどっかの誰かが、 「定年退職は65歳にしたら、みんな納得するんじゃない?数字のキリもいいしw」 「能力や衰えには個人差がある?そんなん知らんわww」 と、適当に決めた(知らんけど)ルールに従うよりも、 「自分の人生、わたしが思う…

  • まったく分からぬ『リスク許容度』

    「自分のリスク許容度に合わせたアセットアロケーション・ポートフォリオを組む必要がある」 的な言葉をあたり前のように聞きます。 わたしもよくこのブログでこのような発言をしているのですが、正直に言って リスク許容度なんか分からんくね? とも思うのです。 自分の経験を振り返ると、 リーマンショック時、信用取引に失敗して追証をギリギリ払うことができたものの、資産がほぼゼロになった それでも翌月の給料を投資に充てた という経験から察するに、 「私のリスク許容度は極大で、資産がゼロになるほどのリスクをとっても問題ない」 と言えるのかもしれません。 しかし、これは『25歳・独身のわたし』のリスク許容度であり…

  • すべてを『お金』に換算して考えるべし

    投資をはじめると、 「これには○○円に価値があるんだろうか?」 「その分を投資した方がいいんじゃない?」 と考えることが増えます。 この傾向が続くとどんな『物』だけでなく『経験』なども『お金』に換算して考えるようになっていきます。 そして、こういう思考をもつ人々を『不幸な人』とさげずむ声があります。 しかし、私はそうは思いません。 反対に、可能な限りすべてを『お金』に換算できるようになることが『幸せ』に近づけると考えています。 『お金』ばかり気にして不幸な人 お金に換算しすぎる人のことを『不幸』と言う例としては お金のかかる学びを避ける 大金が必要な旅行をせずに貯金をしている 出費を抑えるため…

  • 「ニューノーマル」に要注意

    わたしは、 グローバル化、情報の民主化によって投資家が増え、株価収益率が減少する。 インデックス投資が一般化し、パッシブ投資家が増えることで株価収益率が悪化する。 なんてことを想像しています。 つまり、 株価はどんどん上がっていくけど、配当利回りは落ちていく と考えているわけです。 これ、別の角度から見ると、 PER(株価収益率)がどんどん上がっていく≒過去と比べて割高に見えるようになっていく とも言えるわけですが、 「過去と比べて高いPERだけど、それは当然のことである!」と、割高を是正することにもつながっていきます。 いわゆるニューノーマルというやつで、 万人が投資する時代になったんだから…

  • 毎月たった1.5万円だけを投資し続けていただけなのに779万円を手に入れることができたお話

    確定拠出年金の報告がきました。 確定拠出年金には2008年4月に加入しているので、まる16年間投資を続けたことにより、 資産評価額:779万円 拠出金累計:296万円 評価損益 :+483万円 となりました。 これまでに拠出してきた金額は、単純計算すると『1.5万円/月』くらいになるので、 毎月たった1.5万円だけを投資し続けていただけなのに、779万円を手に入れることができた つまり、資産が2.63倍になった と、我ながら結構おどろきの結果となっております。 ちなみに、 加入期間の前半は『1.1万円/月』拠出 途中からは(マッチング拠出年金を利用し)『2.2万円/月』の拠出 となっています。…

  • 2024年末をもってセミリタイアしますん

    2024年末をもってセミリタイアする予定であるため、本当にそうするのであればそろそろ会社に辞職の意を伝えなければならない時期にきています。 しかし、いまだ実行できていません。 だって、そんな勇気ないもん。 現状を適当に並べると 手元資産 :7000万円 退職金・失業手当:1000万円(予定) 確定拠出年金 : 800万円 くらいあるので、合計すると9000万円近い資産があると言えます。 ついでに、 持ち家 :3000~4000万円くらい 住宅ローン残:1800万円 差し引き :1200~2200万円 という状況なので、これを追加すると1億円ほどの資産があると言ってもよいのかもしれません(口外す…

  • セミリタイア後に必要な現金

    少し前にこんな記事を書いたわけですが、 年金受給がまだの無職、いわゆるセミリタイアの現金比率もあまり話題に上がらないですね絶対数が少ないから当然なのですが生活費5年分というのをよくみかけます私はちょっと少ないかなあと感じて10年分をcashで保有しています(^^)/ — クロスパール@セミリタイア7年生 (@crosspearl01) 2024年4月24日 なんていうコメントを頂き、 「確かに、自分もセミリタイア後の現金比率を考えていないなぁ…」 と気づきました。 とりあえず、現時点では現金を200万円ほどしか保有していないわけですが、これは 現金保有は、投資によるリターンの機会を損失するだけ…

  • 【先月比プラス70万円】セミリタイアに向けての資産・投資成績【83ヵ月目】

    本ブログの筆者であるスパコンSEの、 2024年5月時点のセミリタイアに向けた予定と実績です。 ※最新の資産状況はリンク先よりご確認ください。 「4月の暴落によって、投資から引退する人が続出!」 的な報道を聞いて期待していたのに、資産がほとんど減ってなくてワロスw <目次> セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 現在の資産状況 // セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 というわけで、セミリタイアの計画と実績のグラフを記載します。 ■グラフの説明・総金融資産:オレンジ色棒グラフ:投資信託・株の合計金額:左目盛(住宅ローン・不動産を除く) ・目標(105%複利):黒色直線:毎年440万円…

  • 「私がビットコインを買わない理由」

    The Motley Foolに『私が(まだ)ビットコインを買わない理由(Why I'm (Still) Not Buying Bitcoin in 2024)』なる記事があったのでご紹介。 ざっと理由を並べると、 分からん お金を生まない 投資理論を信じていない 置いて行かれる恐怖を気にしない 過去最高値を更新していくとは限らない となります。 1.分からん ビットコインについての有用性はいたるところで宣伝されていますが、それでも なぜ期待できるのか? 現実的なユースケースは? などは分からないままです。 また、筆者はこう言っています。 ビットコインが『デジタルゴールド』であることは理解して…

  • 常に最強な投資先なんてない

    ヴァンガードがここ数年の『セクター別リターン』を出してくれていたので紹介。 (Building resilient portfolios through diversification Vanguard) この表では、 大型株(Large-cap) 小型株(Small-cap) アメリカ除く先進国株式(Dev ex-U.S.) 新興国株式(Emerging markets) に分けて、年別にリターンの高い順に上から並べています。 結果は見たまんまですけども、 毎年優秀なセクターが入れ替わっている という状況にあります。 この間、各セクターの成長率の順位がコロコロと変わってきたわけではない(…

  • 「消費よりも投資!」勘違いするなかれ

    たまには「なんのために投資をしているのか?」立ち返ろうと思います。 とはいえ、投資をする目的が『良い人生を送るため』であることは、(ごくわずかな例外を除き)すべての人が合意できることかと思います。 問題は『良い人生』とやらが人によってまったく違うことでしょう。 例えば、 贅沢な暮らしがしたい 早期に仕事を辞めたい 安心できる生活を送りたい 起業のための資金を貯めたい などがよくある目的かと思います。 よく、この『投資の目的』を置いてきぼりにいしたまま、お互いに的外れな言葉をぶつけあっているところを見かけます。 そういったケースの多くでは、上にあげた『よくある目的』を持った人間と、 単純に資産が…

  • 「キャッシュが必要な人々だっているんよ」

    投資家の間では比較的に『現金』の評価は低いですが、 「状況に応じてキャッシュの量をコントロールしてね!」 というバンガードの記事があったのでご紹介。 それがこれ。 ポートフォリオ内のキャッシュを考えるフレームワーク(A framework for considering cash in your portfolio) キャッシュは、株式のように価格が下落することがない(価値は変わるけども)代わりに、株式のような大きなリターンをもたらすこともありません。 いわゆる『安定的な資産』です。 よって、 「お金が増えなくてもいいけど、減るのはイヤだ!」 と考えているヒトにとっては『わりと良い資産』と言え…

  • 年収3,520万円のアクティブ投資家のライバルが誕生

    2023年にもアクティブ個人投資家のライバルが多く誕生しました。 そのライバルは、ウォール街で勤務する従業員たちで、新入社員ですら3520万円もの年収になるようです。 (ウォール街の新入社員、年収3520万円) 彼らは、市場のお金の多くをコントロールしており、彼らの成績の平均が『市場平均』になると言ってもよいでしょう(中国のように個人投資家の割合が高い市場を除く) つまり、 新入社員ですら3520万円のも報酬をうけとるほどに能力のある人々に打ち勝たねば、アクティブ投資によって市場平均を超えることはできない と言えるのかもしれません。 かなり高いハードルですね。 しかも、彼らは平日のほとんどの時…

  • 割高かどうかなんて気持ち次第

    「いまは割高!」みたいによく聞くわけですけども、 これまでの水準と比べて割高に見える指標がある だけでしかなく、 「いまが絶対的に割高なのかどうか」は分かるものではない と考えています。 例えば、割高かどうかを判断するための有名な指数である『バフェット指数』は以下グラフのように推移しており、過去と比べると割高な状況にあるように見えます。 他にも、S&P500の(実績)PER(株価収益率)は以下グラフのように推移しており、現在の27.47という数値は『高い値』のように見えます。 でも、これだけで『割高』と言えるんですかね? 『割高』という言葉の意味を調べると、 [名・形動]品質や分量に比して高価…

  • 米ドルはいつまで基軸通貨でいられるのか

    ヴァンガードから『米ドルが基軸通貨のリーダーであり続ける理由(Why the U.S. dollar remains a reserve currency leader)』的な記事が公開されていたのでご紹介。 アメリカ株式にだけ賭けている投資家の中には、『米ドルが世界の基軸通貨である』ことを根拠の一つとしている方もいるかと思いますので、 米ドルが基軸通貨である理由 米ドルがいつまで基軸通貨でいられるのか を確認できればと思います。 米ドルが基軸通貨である理由 バンガードの記事では、現時点で基軸通貨である理由を以下3つあげています。 アメリカは強力な主権国家(世界でも我を通せる)であり、持続的な…

  • 意味のない『一億円』

    最近資産総額が7000万円を超え『机上ではFIREしても問題ないと言える状況』になりました。 しかし、たった7000万円ではFIREできない でも書いた通り、この程度でFIREすることはありません。 それどころか、長らく目標としてあげていた『2024年いっぱいでセミリタイア』すら実行しないかもしれません。 「じゃあ、いくらあったらFIREするのかね、君は?」 と自分に問いを投げかけてみると、 「うーん…、一億円?」 と、 おぼろげながら浮かんできたんです。 1億という数字が。 が、 なんなの?一億円って。 わたしに限らず、FIREやセミリタイアを目指している人の中にも『1億円』を目標としている…

  • 衝撃的なアメリカ人の貯蓄額の平均値と中央値の差

    厚生労働省の調査によると、日本人の1世帯当たりの貯蓄は、 中央値:およそ 600万円 平均値:およそ 1,000万円 とされており、よく言われる「一部の高所得者が平均を押し上げている」という状況にあるります。 では、アメリカはどうなっているのでしょうか? できれば、想像をしたうえで下にある正解を見てください。 正解は、FRBの調査によると 中央値:およそ 2,890万円 平均値:およそ 15,900万円 だそうです(Here's the Average American's Net Worth by Age in 2024) ワロスw 日本とアメリカの差の大きさにも驚きますが、『平均値が中央値…

  • どこでもドアが為替の心配を解決し、言語が物価を左右する

    スパコンSEさんの妄想記事。 主題は、 どこでもドアが誕生したら為替変動の影響は小さくなるよね そうなったら言語が物価を左右するようになるよね の2点です。 どこでもドアが為替の心配を解決する 例えば、物価の度合いをはかる有名の指数として『ビックマック指数』なんてものがあるわけですが、2024年1月時点では スイス :1207円 アメリカ: 841円 日本 : 450円 と、 日本のビックマックは圧倒的に安い≒物価がかなり安い と判断される状況にあります。 しかし、極端な話、この差はどこでもドアが開発されたら存在しなくなります。 というのも、 日本でビックマックを買う。 それをスイスで売る。 …

  • 『今は円安』なのではなく『数年前と比べたら円安』なだけ

    なんとなーく為替を脅威に感じている日々を送っています。 例えば、 「昨今の資産急増は円安の恩恵を受けた見せかけだけのものじゃん」 「円高になったら資産急減するじゃん」 「円安でも積み立て投資続けているけど、あんまり買えてないじゃん」 「セミリタイアしてから円高になったらどうするんだよじゃん」 「もういっそのこと為替ヘッジあり投信に乗り換えてやろうかじゃん」 などなど、為替に思考を持っていかれることが多いです。 とはいえ、ここでも『現在は円安』みたいな書き方をしているわけですが、正しくは 数年前に比べて円が安くなっているだけ です。 実際にドル/円は以下のように推移しており、 (出典:USドル/…

  • バンガード社による今後のリターン予想

    バンガード社から今後の投資リターン予想が出ていたのでご紹介。 (Our investment and economic outlook, March 2024 Vanguard) 今後10年間の予想。 代表的なモノをリターン順に抜き出すと以下のような感じで、 先進国株式:6.9%~8.9% 全世界株式:6.9%~8.9% 新興国株式:6.1%~8.1% 米国株式 :3.7%~5.7% 米国株式のリターンが大きく劣る予想をたてています。 ちなみに、米国株式の中では 小型株 :4.3%~6.3% 大型株 :3.7%~5.7% グロース :0.9%~2.9% と、グロース銘柄(成長株)のリターン…

  • 【先月比プラス288万円】セミリタイアに向けての資産・投資成績【82ヵ月目】

    本ブログの筆者であるスパコンSEの、 2024年4月時点のセミリタイアに向けた予定と実績です。 ※最新の資産状況はリンク先よりご確認ください。 近頃は「いつまで増えるのかな?」と思う日々を送っております…。 <目次> セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 現在の資産状況 // セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 というわけで、セミリタイアの計画と実績のグラフを記載します。 ■グラフの説明・総金融資産:オレンジ色棒グラフ:投資信託・株の合計金額:左目盛(住宅ローン・不動産を除く) ・目標(105%複利):黒色直線:毎年440万円を投資に充て、年利105%を達成できたと仮定したライン。:…

  • 高配当投資をしない理由

    わたしはセクターを限定しないインデックス投資をしていますが、じつは高配当株への投資が大好物です。 高配当銘柄は比較的に値動きが安定しており、かつ私の嫌いな『流行り銘柄≒割高銘柄』への投資が除外されるからです。 しかし、現実ではこういったセクター縛りの投資はせず、『いま注目のAI銘柄』なども含んでいる広域なインデックス投資をしています。 この理由の一つは、 「自分がセクター投資をしたとたん、そのセクターのリターンが劣後する気がする」 と恐怖していることにあります。 単純に自分の投資能力を信じておらず、『選択』をすると裏目裏目にでることを恐れているためにその思考に至っているわけです。 …しかしこれ…

  • 絶好調は暴落の母

    絶好調な市場によって資産が大きく増え、喜んでいる投資家も多いでしょう。 しかし、絶好調の後には大きなリスクが待ち構えていることが多いです。 今回は、そんな分析をしているNotable Market Surges and Their Aftermathを紹介したいと思います。 4か月間でダウ平均が18%上昇して過去最高値を更新したケースは過去に3例しか見つからず、それぞれ 世界恐慌(1928年~ ブラックマンデー(1987年~ ITバブル崩壊(1999年~ と、大きな危機の直前に暴騰が発生しています。 一時的な暴騰によって投資家を喜ばせたのもつかの間、 世界恐慌では、ダウ平均がピーク時から89%…

  • 株式のリスクプレミアムはなくなりつつある?

    株式投資が選好されている理由の一つが、 株式にはリスクプレミアムがあるため、安定した値動きをする資産(債券など)よりも多きなリターンが期待できる。 です。 が、 「株式のリスクプレミアムって、過去と比べるとかなり小さくなっているのではないか?」 と思わないでもないのです。 リスクプレミアムとは、 価格変動リスクの大きい(株式などの)資産の利回りが、安全資産の利回りを上回る部分 のことです。 つまり、株式に投資している投資家は、 「こっちはリスクを取っているんだから、その分だけ儲からないとやってられんのだよ!!」 「株式の利回りがリスクの少ない国債と同じ程度しかないのであれば、国債に投資するわい…

  • 「90年ぶりにお金が減っていてヤバイ」

    「1933年の大恐慌以来、はじめてマネーサプライが減少している!!(U.S. Money Supply Is Making History for the First Time Since the Great Depression)」という衝撃的な記事があったのでご紹介。 インフレがどんどん進んでも困ることがなく、また株価が超長期にわたって右肩上がりでいられる背景には『マネーサプライ(流通している通貨の量)の増加』があるわけですが、それが減少しています。 (ここでとりあげるマネーサプライはM2という『市場全体に流通している通貨の供給量を示す指標』を指しています) 米国のマネーサプライは以下のよ…

  • 「無難にインデックス投資」ではない

    どこかで「無難にインデックス投資をしている」という言葉を聞きました。 しかし、インデックス投資家としてもわたし個人の考え方を表すのは、 「強欲に、可能な限り巨大なリターンを手に入れるためにインデックス投資をしている」 という言葉のほうがしっくりきます。 結果としては無難な選択をしていることにはなりますが、そこに至るまでの経緯は『無難』とはまったく違います。 具体的には、以下の通り『強欲ゆえにインデックス投資を選んだ』ことになります。 -------- 仮に、 ①コイントスで表が出たら101万円、裏が出たら100万円円もらえる ②コイントスで表が出たら200万円、裏が出たら1円ももらえない のど…

  • たった7000万円ではFIREできない

    スパコンSEの現在の資産総額は6700万円超。退職金を受け取ると7000万円を超えます。 しかし、たった7000万円でFIREする勇気はありません。 FIREから老後まで 仮に現時点でFIREすると、我が家(3人と1匹)の家計はこんな感じになります。 年間支出 400万円(うち100万円が住宅ローン) 年間太陽光収入 60万円 つまり、 毎年340万円くらい減っていく ことになります。 私は現在40歳なので、 インフレ調整後の投資リターンがゼロでも60歳まで貯蓄がもつ 投資リターンが2%あっただけで66歳まで貯蓄がもつ 計算になりますので、とりあえず 年金を受け取るところまで行ける可能性は高い…

  • 「いま、現金は株式よりも魅力的」

    『いま、現金は株式よりも魅力的(Cash is Now More Attractive Than Stocks)』的な記事が面白かったのでご紹介。 MMFの資金流入 『現金』といってもMMF(安全性の高い債券などで運用するファンド)のことですが、なんと直近1年以内に1兆ドルもの資金流入があり、過去最高の6兆ドルもの資金があつまっています。 FF金利の推移 この要因は言わずもがな、米国のFF金利が23年ぶりの高金利にまで急上昇してきたことで、MMFの魅力が増したことにあります。 インフレ率 vs FF金利 過去を見ている限り、『FF金利はインフレ率よりも低くなる』という状況が一般的です。 よって…

  • これさえ押さえればあとはどうでもいい

    このブログでは色々なことを書いてはいますが、たまには基本に立ち返って「投資の基本」を書くことにします。 重要になるのはこの4点 分散投資 長期投資 学習と情報収集 感情に左右されない 1. 分散投資 投資を始める際に最も重要なことは、分散投資です。 これは、資産を異なるクラスに分散させることで、リスクを最小化する方法です。 特定の業界や企業に依存しないように、複数の地域・業界・銘柄に投資することをおすすめします。 インデックスファンドが有力な選択肢となります。 2. 長期投資 株式市場は短期的には変動しますが、長期的には成長する傾向があります。 時間を味方につけることで、市場の変動に対する耐性…

  • ビットコインについて思うこと

    ビットコインの価格が一時的に1000万円を突破! 3月5日にはドルベースでも史上最高値を更新! ということで、ノリにノッてますね。 好調なせいもあって、わたしにも「仮想通貨への投資ってどうなの?」という問いが届くことがあるので、しっかり書いておこうと思います。 「わたしは買いません。」 「買うことを止めるつもりはないけど、買うならギャンブルであることを理解して少額にしましょう。」 というのが基本スタンスです。 というのも、シンプルに「暗号資産の価値が分からないから」です。 通貨としての暗号資産 一時期は、『国をまたいで利用できる便利な通貨』と考えられており、実際にビットコインでの支払いを受け付…

  • 「暴落しそうな気がする」と思っているけど積み立て投資を続けている

    「暴落が近い!」 「急いで逃げ出せ!!」 みたいな煽りが目につくので、ちっとだけ書きます。 ちなみに、私も、 みたいな記事を書いているわけですが、 「暴落するぞ!!」 と予言しているわけではありません。 また、最近ヴァンガードから公開された記事でも 「米国株式市場のCAPEが割高だから楽観視すんなよ!!」 といった警告がされています。 『CAPE』とは、株式の収益率をはかる指標の一つ(PERの仲間)で、ノーベル経済学賞受賞者のロバート・シラー教授が考案したものです。 『CAPE』では、インフレ調整後の利益を過去10年の実績を使って算出されていますので、単純に直近の利益を使うPERよりも考えられ…

  • 【先月比プラス181万円】セミリタイアに向けての資産・投資成績【81ヵ月目】

    本ブログの筆者であるスパコンSEの、 2024年3月時点のセミリタイアに向けた予定と実績です。 ※最新の資産状況はリンク先よりご確認ください。 <目次> セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 現在の資産状況 // セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 というわけで、セミリタイアの計画と実績のグラフを記載します。 ■グラフの説明 ・総金融資産:オレンジ色棒グラフ:投資信託・株の合計金額:左目盛(住宅ローン・不動産を除く) ・目標(105%複利):黒色直線:毎年440万円を投資に充て、年利105%を達成できたと仮定したライン。:左目盛 ・投資損益:青色線グラフ:投資によって得られた損益:右…

  • 「よく分からないままインデックス投資をする」の功罪

    インデックス投資に人気が集まったことで、『よく分からないままインデックス投資をしている人』が増えています。 インデックス投資では、そうではない多くの投資で必要とする タイミングを見計らった売買 投資先の選定 を必要としないために、気楽に投資することができます。 ある意味で『インデックス投資がなんなのか知らないままでも投資ができる』と言えてしまうのかもしれません。 『よく分からないままレバナス投資』や『よく分からないまま不動産投資』を想像すると恐ろしくて震えてしまいますが、『よく分からないままインデックス投資』であれば見逃していいような気がしないでもありません。 この『時間をかけず(勉強せず)と…

  • 【全文&要約】2024年バフェットから株主への手紙

    2月24日にバフェットから株主への手紙が公開されたので、紹介します。 原文(英語)はこちら。 まずはスパコンSEが気になった点だけ要約し、気になった順に記載。 「昔のような暴落はない」と考えているかもしれないが、過去と比べて現在のアクティブ投資家が情緒的に安定しているわけでもなしい、しっかり教育されているわけでもない。実際に、今の市場は私が若かったとは比べ物にならないほどカジノ的なふるまいを見せている。 ウォール街は、個人投資家を熱狂させ、頻繁に取引させ、それによって利益を手に入れようとしている。 投資している日本の商社5社は、経営方針がバークシャーとやや似ており、5社すべての持ち株を増やし、…

  • 「やばいアメリカの借金」

    ちかごろ投資に対する楽観論がはびこっている気がするので、たまにはネガティブな記事を書こうかな! というわけで、『民間の借金が米国の金融システムを脅かす(Private Credit Threatens the US Financial System)』という記事を紹介したいと思います。 基本的には「アメリカの借金がやばいぞ!」という内容になっていますが、 まずは『GPDに対する負債総額の推移』です。 見てわかる通り、負債率が急増しており、1930年~あった世界恐慌時の負債率を大きくこえています。 また、企業の債務に関してはこんな感じ。 「株価かな?」と思うほどに右肩上がりトレンドにあります。 …

  • あいかわらず悲惨なレバナスと素晴らしいNASDAQ100

    様々な指数が過去最高値を更新(日経平均もあと少し!)しています。 大人気のNASDAQ100(ティッカー:QQQ)も大きく乱高下しながらも過去最高を更新しています。 しかし、レバレッジ商品はそうとも限りません。 上記NASDAQ100に3倍のレバレッジをかけたレバナス(ティッカー:TQQQ)は以下の通りで、 最高値:88.57ドル 現在値:56.80ドル(2月20日時点) となっており、 現在でも最高値から37%もダウンしたまま と残念な状況にあります。 「レバレッジなし商品が上昇していったとしても、レバレッジあり商品が上昇していくとは限らない」ことがハッキリわかりますね。 ----- とはい…

  • 海外へ投資できないNISAは使わぬ

    日本人が海外資本をもつ大資産家になれる大チャンスなのに、それをつぶしかねない噂話が出ているのでしっかり書いておこうかと。 海外投資できなくなったNISAなんて使わぬわ と。 というのも、 「NISA枠で海外投資する人が多いせいで円安が進んでいる!」 「NISA枠では国内への投資に限定しようかな!?」 と政府が考えている。 みたいな噂話が聞こえてくるからです。 (ソースが不明なんで作り話じゃないかと思いますが…) 確かに、2024年1月の資金流入トップ10投資を見ていると、以下の通り海外へ投資するものばかりです。 (投資信託1.2兆円資金流入 2024年1月、16年5カ月ぶり水準 - 日本経済新…

  • 失敗するためのコア・サテライト戦略

    基本的にはコア・サテライト戦略には否定的だったのですが、 「失敗するためにコア・サテライト戦略を取ればいいんだ!!」 と気づきました。 きっかけは、下のポストです。 いくら話してもやっぱり一回痛い目に会わないと身にしみないんですけどね…身に覚えがありすぎます。コアサテライトでインデックスをコアに据えつつ、サテライトで火傷を繰り返してほしいですね。 — もじゃ (@mojaxajom) 2024年2月18日 私はコア・サテライト戦略について 個別株をメインでやっている個人投資家が、資産の一部をインデックスで運用する分には問題ない インデックス投資をメインにしておきながら、さらなるリターンを期待し…

  • バンガード「投資で成功するための4つの原則」

    みなが恋焦がれているバンガード社から『投資で成功するための4つの原則』的な記事が公開されていたので紹介します。 Principles for investing success in four figures 以下がその4つです。 貯蓄額と投資リターンの関係 株式と債券のバランス別リターン コスト別リターン 目標資産に達するまでの年月 貯蓄額と投資リターンの関係 1個目が下図で『積み立て投資の継続年数による資産の内訳』を表しています。 横軸は投資年月で、 円グラフの黄色部が投資リターン、 円グラフの水色(?)部が元本です。 つまり、 投資2年目では、全資産のうち投資リターンは6%ほどしかないぞ…

  • 【先月比プラス355万円】セミリタイアに向けての資産・投資成績【80ヵ月目】

    本ブログの筆者であるスパコンSEの、 2024年2月時点のセミリタイアに向けた予定と実績です。 ※最新の資産状況はリンク先よりご確認ください。 「増えてすぎていて怖い」 <目次> セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 現在の資産状況 // セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 というわけで、セミリタイアの計画と実績のグラフを記載します。 ■グラフの説明 ・総金融資産:オレンジ色棒グラフ:投資信託・株の合計金額:左目盛(住宅ローン・不動産を除く) ・目標(105%複利):黒色直線:毎年440万円を投資に充て、年利105%を達成できたと仮定したライン。:左目盛 ・投資損益:青色線グラフ:投…

  • ついにここまできた!!確定拠出年金

    ついに確定拠出年金のトータルリターンが100%を超えました!! 具体的には 拠出金額:282万円 評価金額:622万円 リターン:340万円(プラス121%) となりました! すばらしい! ちなみに推移はこんな感じ。 最後の半年間だけで101万円も増えております。 また直近1年間のリターン分布で見ると、私は上位36.6%に入るようです。 これを見る前は『リターンほぼなし』が大多数ではないかと思っていましたが、想像していたよりも多くの人が投資しているようです。 とはいえ、『リターンが2%以下』が全体の36.5%も存在しており、投資を選択する人・選択しない人の間で大きな差が生まれているのも確かです…

  • インデックス投資が普及すれば世界が良くなる?

    ファンドマネージャは高給取りであると知られており、実際にフォーブス詩によると 世界金融の中心地のひとつであるウォール街の平均年収(2015年)は4500万円ほどであったとのこと(現時点で円換算すればもっと高額でしょう) よって、投資の世界には高額な報酬をもとめて頭脳明晰な人間があつまっているわけですが、私は 「金融業界に優秀な頭脳があつまっていることで、世界に良いことがあるんだろうか?」 「もしや、頭脳の無駄づかいになってたりしないの?」 なんて思ってしまうわけです。 もちろん、経済成長に投資(金融)は欠かせないわけですが、インデックス投資家の私からすると 「こんなに多くのアクティブファンドが…

  • 「オルカン一本」じゃつまらない

    新NISAを取り上げている記事が乱立していますね。 「いいこと言ってるな~」 と思う良記事や 「むちゃ言いよるな~」 と感じる悪記事など、さまざまあります。 ここでは特定の記事を取り上げることはしませんが、 「記事を書く方もネタ探しが大変なんだよ!!」 とフォローしておこうと思います。 私は基本的にはオルカン推し(先進国株式と良いと思いますよ!)なので、新NISAに関しては 「オルカンで長期投資しなさい」 くらいしか言うことはありません。 色々なところからネタを探してきて、必死に新しい記事を書くわけですが、結局のところ 「オルカンで長期投資しなさい」 と言っていることに変わりはありません。 大…

  • 「NISAを最大限活用するためにギャンブル的な投資をしよう」

    (私の真の姿) どこかで 「NISAのメリットを最大限に活かすためには、大きなリターンが期待できる個別銘柄に賭けるべし!」 みたいな言葉を見かけました。 インデックス投資では大した節税効果を得られないため、 「失敗を覚悟してでも、NVIDIAのように10年で100倍以上にまで値上がりしそうな銘柄に賭けよう。」 ということなのでしょう。 もし仮に、2014年にNVIDIAに100万円投資して現在までホールドし続けていれば1億円を超える含み益があることになります。 これをNISA口座で売買することで、本来納税しなければならないはずの2000万円以上もの税金を払わずに済みます。 反対に、20014年…

  • むちゃくちゃ運の良い人生を送っている。ゆえに株式は裏切らない。

    最近あった自動車事故でも思いましたが、 「私はむちゃくちゃ運のいい人生を送っているなぁ」 とたまに思います。 例えば、 普通の家庭で生まれ、虐待をされるわけでもなくスクスク育つ。 コミュ障でありながらも、コミュ力お化けの親友がいたおかげで学生時代をボッチで過ごさずに済む。 大卒が当たり前の時代に2年生専門学校に入学し、就職氷河期の中(2003年)卒業。 大して勉強していたわけでもないが「真面目そうで企業に推薦しやすいから」という理由(たぶんね)で、数少ない一部上場企業の学校斡旋を受けて就職。 日本最大級のIT企業と、世界有数の製造メーカのシステムを担当することになり、異常なほど面倒見のよい両社…

  • 「新NISAを買えば儲かる」というウソ

    新NISAが盛り上がっていて非常に素晴らしいと思ってはいますが、なんだか勘違いしている人も多いようで、少しモヤモヤしています。 例えば 「新NISAを買う!」 「新NISAをやらないのは損!」 といった言葉が聞こえてくるからです。 これに対する警告として、 NISAは「儲かる」制度でも「損する」制度でもなく「得する」制度である。というところから入らないと勘違いしそうな気がする。必ず儲かるとか国の陰謀とか、そもそも入口が違う。 — 眼鏡小僧 / やすひろ (@meganekozo) 2024年1月30日 という眼鏡小僧さんのポストを見て、うまい表現だなーと思いました。 NISAという制度は、既存…

  • 「”金の亡者” 友人が苦痛に」から考える『偏り』

    読売新聞オンラインに、よい相談ネタがあったので考察します。 [人生案内]「金の亡者」 友人が苦痛に それは、下のような相談です。 50代のパート女性。20代の頃、会社の同期として働いた同世代の女性の友人2人と今も会っています。皆、その会社は辞め、私は独身、友人2人はバツイチで、うち1人は再婚しました。みんな子どもはいません。 互いの人生を把握しているので、気兼ねなく話せるありがたい友人なのですが、2人が徐々に「金の亡者」になってきて、会うのが苦痛になってきました。 子どもがいないせいか、将来を案じ、お金を増やすことに躍起になっています。株、NISA(少額投資非課税制度)、金の積み立て、暗号資産…

  • バンガードは『ビットコインETF』をこう見る

    1月24日にバンガードから『バンガードにはビットコインETFはないのですか?(No bitcoin ETFs at Vanguard? Here's why)』といった記事がでていましたので紹介します。 アメリカではビットコインETFが承認され、1月11日から取引が開始しています。 しかし、世界最大規模の資産運用会社であるバンガードはビットコインETFを取り扱っていません。 そこで、『バンガードにはビットコインETFはないのですか?』といった問いが投げかけられているわけです。 この問いには、ETF Capital Markets and Broker & Index Relationsのグロー…

  • 【先月比プラス355万円】セミリタイアに向けての資産・投資成績【79ヵ月目】

    本ブログの筆者であるスパコンSEの、 2024年1月時点のセミリタイアに向けた予定と実績です。 ※最新の資産状況はリンク先よりご確認ください。 なお、通常時は『月最初の週末の資産』を記録していましたが、PCが壊れていたため今回は2024年1月20日(土)時点のものとなります。 <目次> セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 現在の資産状況 // セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 というわけで、セミリタイアの計画と実績のグラフを記載します。 ■グラフの説明 ・総金融資産:オレンジ色棒グラフ:投資信託・株の合計金額:左目盛(住宅ローン・不動産を除く) ・目標(105%複利):黒色直線:…

  • 「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year」の結果について思うこと

    「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year2023」の結果が発表されました。 結果、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が5年連続の一位となりました! その名の通り「投信ブロガー」による投票によるものなので、世間一般の意識を表しているわけではありませんが、ウエルスアドバイザーによる『1/9~1/12の重資金流入額上位10ファンド』を見ている限り、オルカン人気であることは間違いないようです。 すばらしい! 特定のセクター・地域に限定することなく、「全部の株式に投資してしまえ!」に近しい選択肢でもあるオルカンがトップであることを非常にうれしく思います。 投資という…

  • ピンとこない「全米株式 or 全世界株式のどちらを選ぶか?」

    たまに 「全世界株式を選んだんですね~」 と言われることがあるわけですが、少しばかりモヤモヤします。 というのも、私は全世界株式をメインの投資先としているのですが、 あまり「全世界株式へ投資するぜ!」と選択したつもりはなく、どちらかと言うと「投資先を選択しない!」と考えた結果が『全世界株式への投資』になったと認識しているためです。 もう少し書くと、 Q:投資する? ⇒ 「投資する」を選択します! Q:投資対象の商品はどうする? ⇒ 「株式」を選択します! Q:投資する銘柄や地域はどうする? ⇒ 選択しません!(全部に投資します) といった感覚です。 これは 『全世界株式を選んだ』のではなく、『…

  • 予想はハズしまくりだけどむちゃくちゃ儲けている

    2023年の始まりに「今年の予想」なるものを書いていましたが、大ハズレでしたw 具体的には 2022年末の株価から20~30%の下落をしていくでしょう。 と意気揚々と予想していました。 私がメインで投資しているオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の2023年実績(円ベース)は、プラス30.42%だったので、真逆の予想をしていたことになります。 ガハハハww であるのにも関わらず、2023年は 資産額 :+1,537万円(4,401⇒5,938万円) リターン:+ 884万円(1,317⇒2,201万円) と凄まじいリターンを上げることができました。 というのも、 …

  • 「バフェットが受け取る配当の半分を占める3銘柄」

    「ウォーレン・バフェット氏の年間配当金61億ドルのほぼ半分は3銘柄だけから出ている」というインデックス投資家の私ですら「おっ!」と思ってしまう記事があったのでご紹介。 Nearly Half of Warren Buffett's $6.1 Billion in Annual Dividends Comes From These 3 Stocks ウォーレン・バフェット率いるバークシャーハサウェイは、年間61億ドルを超える配当を受け取る予定となっていますが、そのうちのおよそ半分は バンク・オブ・アメリカ(9.9億ドル) アップル(8.8億ドル) オクシデンタル・ペトロリアム(8.7億ドル) の…

  • セミリタイアを目指しているけども勘違いしないでちょうだい

    私はセミリタイアを目指しています。 「セミリタイアしようとしている」 という話を聞くと 「私だって、仕事を辞めやれるなら辞めたいもんよ」 的な感想を持つ人も多いのではないでしょうか。 しかし、私は別に仕事を辞めたいわけではありません。 ただ、イヤなことをやりたくないだけです。 つまり、 「セミリタイアして、楽しみならがお金を稼げるモノを見つけたい!」 と考えており、「働きたくない」ではなく「働くことが楽しくてたまらない」と言えるようになることが目標としているわけです。 実際のところ、セミ”リタイア”とは言っているものの、リタイアすることを目標としているわけではなく、『脱サラ』や『転職』といった…

  • 荻原博子「新NISAの落とし穴」

    投資に関してはネガティブな発言の目立つ荻原博子さんが『新NISAの落とし穴』を解説してくれていたのでご紹介。 話題の新NISA、実は「落とし穴」だらけ…荻原博子が「おやめなさい」と断言するワケ その落とし穴は以下4点です。 「ナンピン買い」が難しい 損益通算ができない 損失繰り越しができない 売却してもすぐにNISA枠が復活しない なお、4つ目の「売却してもすぐにNISA枠が復活しない」は私が勝手に要約した言葉ですが、原文では「口座を一人一口座しか持てない」となっていました。 原文のその個所では、 タイミングを見て売ったり買ったりといった、機動的な売買で儲けたい投資家にとっては不便で、結果的に…

  • 投資って難しいね

    先日公開した『楽天インデックスバランスファンド』に興味が出てきたという記事で、「リタイア後のリスクを下げるために、全世界債券が組み込まれているバランスファンドないかな~?」 みたいなことを書いたわけですが、 まずはおっしゃるようにリスクが高いので、ある程度安定して推移するという債券の利点が薄いと思います。債券的(?)な動きを求めるなら先進国債券かと。原理的に債券は利上げ時に下落するので、インフレ亢進時はまだ株のほうがいいのではないでしょうか💡 — なまずん🐟20代からインデックス投資をスタート🐟 (@gameoftheweak) 2023年10月17日 なんていうご指摘をいただきました。 これ…

  • 驚愕のチャート8選【○○セクターを買え!?】

    モーニングスターより投資のヒントになりそうなチャートが公開されていたので紹介します。8 Charts That Matter to Investors Right Now まずは、2023年のアセットクラス別リターン 今年の実績。 色々なところで言われている通り 大型成長株(Googleやテスラなど)が市場をリードした ことが明らかに分かりますね。 また、反対に 小型株や新興市場のリターンはイマイチであった ことも分かります。 また、直近10年の実績を見ても 2023年実績ほどの差はないものの、 大型株がリードし、小型・新興市場はイマイチである という傾向に変わりはないようです。 これだけを見…

  • 明けましておめでとうございます

    明けましておめでとうございます! 本年もよろしくお願いいたします! …2024年の幕開けですね。 2019年にこのブログを開始してからここまで少しづつ閲覧数が増加しており、いわゆる『ブログ収入』も微増傾向にあります。 これは、 スパコンSEは『ただ継続しているだけ』で特別なことをしているわけではない それでも、読者が見に来てくれるためにブログが成長している と、『インデックス投資を継続しているだけで資産が増えていく』のと同じような事由によって達成されています。 インデックス投資をしながら、上場企業の労働者に対して 「毎日のように株主の利益のためにも働いてくれてありがとうございます!」 と感謝し…

  • スパコンSEの2023年投資パフォーマンスまとめ

    2023年の投資実績まとめです。 ざっと整理するとこんな感じ。 資産額 :+1,537万円(4,401⇒5,938万円) リターン:+ 884万円(1,317⇒2,201万円) 追加投資:+ 653万円(3,084⇒3,737万円) …すごすぎる 2023年は『1年間で資産が1537万円増えた』という、信じられないような結果となりました。 また、そのうちの58%ほど(884万円)は投資によるリターンなわけですが、私はインデックス投資一本の人間なので 投資先を選ばず、投資するタイミングすら選ばず、ただ持ったまた放置しているだけで884万円増えた という、投資を知らない人からすると「詐欺なんじゃね…

  • 新NISAが始まるけど書くことがあまりない

    新NISAが始まりますね。 が、このブログではほとんど触れてきませんでした。 というのも、 「新NISAになろうと、全額を配当金を再投資してくれる投信に投資するだけじゃい」 ということで、これまでのつみたてNISAと戦略が変わっておらず、大して書くことがないためです。 とはいえ、インデックス投資家の中には 「つみたて枠は配当金再投資の投信で、成長投資枠では配当金が受け取れるETFに投資しようかなぁ」 と悩む方も多いようです。 『配当金を再投資したほうがリターンが大きくなる』のは当たり前のことではありますが、それでも『使うお金を手に入れるために投資している』と考えると、ETF投資によって配当金を…

  • 通用しない「投資の常識」

    モーニングスターから2023年の教訓という記事が出ていました。 Lessons From 2023 Morningstar Indexes' insights into market leadership, the impact of macroeconomic factors on assets, and diversification. その記事では 「2023年は、従来の常識が通用しないことが多々あった」 と、以下5つの教訓をあげています。 金利上昇は成長銘柄にとって必ずしも悪いことではない 金利上昇は銀行にとって必ずしも良いことではない 経済成長と景気回復が必ずしも小型株を押し上げると…

  • 「積み立て投資だと「ドルコスト平均法」でリターンが拡大するって本当?」

    「積み立て投資だと「ドルコスト平均法」でリターンが拡大するって本当?」 という記事がありました。 『ドルコスト vs 一括投資』というネタは、いたる所で何度も繰り返されているので今さら言及することもないわけですが、いい機会なので少しばかし。 『ドルコストか一括投資か』は無用な議論 まず、多くの人にとって『ドルコストか一括投資か』は無用な議論だと思うのです。 というのも、投資を開始する時点で巨額の現金がある人はまれだからです。 であれば、投資をする方法としては 定期的に手に入る労働収入を、すこしづつ投資に回していく という選択しかできず、勝手にドルコスト平均法的な投資になってしまいます。 仮に、…

  • JPモルガンによる長期市場予想2024年版を紹介

    JPモルガンによる『長期市場予想2024年版』が出ていたので紹介します。 つい最近、こちらの記事で 「2024年のリターン予想なんて記事を読んでもいいことなんかない!」 なんて書いたばかりですが、知的好奇心を満足させるためにも確認していきましょう。 ざっとポイントを並べると、 期待リターンは過去10年間の実現リターンを超える グローバル株式の期待リターンは7.8% グローバル総合債券の期待リターンは5.1% 米国以外の先進国市場の見通しは引き続き魅力的 円高(ドル安)が進むと予想 世界のGPD成長率は2.4% 新たな資本が市場に登場することが予想されるため、アクティブ投資家にとっては魅力的な環…

  • 投資益から400万円くらいの税金をとられるんよな~

    インデックス投資歴6年 総資産 5,938万円 評価益 2,201万円 と、スパコンSEが立派に見えるように列挙してみたわけですが、 「この評価益は幻で、現金にするためには400万円近くの税金を払わないといけないのよな~」 と思うと切なくなります。 (つみたてNISAも使っていますが、全体から見ると小さな金額しかない) 来年から新NISAが始まり、最大で年間360万円までNISA口座での投資ができるようになるわけですが、 夫婦そろってこの枠を埋めるのは厳しい…! これまでの我が家の年間投資額は約500万円ほどで、かなり頑張っている方だとは思うのですが、さらなる節約をしたところで二人合わせて72…

  • 「投資で成功するための時代を超えた 4 つの原則」

    Vanguardより「投資で成功するための時代を超えた 4 つの原則」なる良記事が出ていたので紹介。 その原則とは、 明確で適切な投資目標を立てる バランスの取れた多様な投資の組み合わせを維持する コストを最小限に抑える 見通しと長期的な規律を維持する の4つです。 明確で適切な投資目標を立てる まずは「目標」です。 下のグラフにあるように、 投資期間が短いうちは、資産のほとんどは元本から成っている 投資期間が長くなればなるほど、資産の中での投資リターンが占める割合が大きくなる というのが一般的です。 言い換えると 「短期間で大きく儲けることはできんぞ」 ということです。 また投資にはリスクが…

  • 【先月比プラス325万円】セミリタイアに向けての資産・投資成績【78ヵ月目】

    本ブログの筆者であるスパコンSEの、 2023年12月時点のセミリタイアに向けた予定と実績です。 ※最新の資産状況はリンク先よりご確認ください。 <目次> セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 現在の資産状況 // セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 というわけで、セミリタイアの計画と実績のグラフを記載します。 ■グラフの説明 ・総金融資産:オレンジ色棒グラフ:投資信託・株の合計金額:左目盛(住宅ローン・不動産を除く) ・目標(105%複利):黒色直線:毎年440万円を投資に充て、年利105%を達成できたと仮定したライン。:左目盛 ・投資損益:青色線グラフ:投資によって得られた損益:…

  • 「ヤバいアメリカ」

    アメリカ経済が脆弱であることを警告している面白い記事があったので紹介。 The State of American Finances: Rising Debt, Falling Savings, and Economic Vulnerability - Game of Trades この記事では、アメリカ国民の貯蓄や負債などのデータをもとに「経済的な脆弱性が増している」と警告しています。 ここではその中からいくつかのデータを紹介したいと思います。 収入の何%を貯蓄しているか? まずは、「収入のうちどれくらいを貯蓄しているか?」です。 1980年以前は10%前後の貯蓄率、 直近30年ほどは3%前…

  • 「金利が高いと株式のうまみが少ない」

    『金利が高いと株式投資のうまみが少ない』といった話を聞きますが、本当にそうなのか、かるーく考えてみることに…。 『うまみが少ない』と言われる理由は、 金利が高いと、企業の資金調達(借金)のコストが大きくなるので、設備投資などが削られ成長が鈍化する 株式ではなく、ローリスク・ハイリターンが期待できる債券に資金が移る 借金がしづらく、消費者の購買意欲が落ちる といった感じです。 ある意味ごもっともなご意見で、私も 「これだけ金利が上がったんなら、大したリスクもない債券に投資した方がいいんじゃない!?」 なんて思ったことがあります。 しかし、いまでは 「今更そんなことしても意味ないな」 と考えるよう…

  • 先進国株式を買っている理由

    私はオルカンをメインに投資していますが、先進国株式投信へもそこそこ投資しています。 その理由は、主に 過去のリターン実績を見ると、新興国はイマイチであったから 『効率的市場とは言えない新興国市場』を投資対象としたくないから オルカンよりも先進国株式のほうが低信託報酬だったから という3点からです。 過去のリターン クレディスイスによると、1900年~の先進国市場 vs 新興国市場のリターン実績は と、結構大きな差がついており、年率で見ても 先進国市場:8.4% 新興国市場:7.4% と、先進国市場のほうが大きく成長していることが分かります。 (出典:Credit Suisse Global I…

  • イオン銀行「全世界株と全米株、どちらに投資するのが正解なのか」

    イオン銀行が提供する『タマルWeb』というサイトに全世界株と全米株、どちらに投資するのが正解なのかなんていう記事があり、なかなか素晴らしい内容だったので紹介します。 この記事では、 や といった過去の実績をグラフで比較し、 「全体的には全米株のほうが高パフォーマンスである」 「しかし、つねにそうだったわけではない」 と解説し、そのうえで 「全米株がいつまでも良いとは限らないため、『負けにくい投資』をする意味では、全世界株に一日の長があると考えます」 と結論づけています。 すばらしい!! もう少し引用させてもらうと、 米国の2023年の時価総額は世界の約6割を占めていますが、ずっと世界1位であっ…

  • 【実録】つみたてNISAのリターンを公開

    うん、わかりづらい。 過去の私が「少しでも高いリターンを手にしてやるぜえええええ!」と迷走していたことがよく分かりますね。 つみたてNISA開始当初に少し買ったまま放置していた ニッセイ 外国株式 楽天・全米株式 楽天・全世界株式 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) あたりは100%程度のリターン(倍になった)となっています。 全体でみると、 2018年からの6年間で218万円を投資した 結果として132万円増えた(+61%) という結果となりました。 資産の推移でいうとこんな感じ。 これ、 タイミングを計って売買したわけで…

  • 「成長投資枠」って言葉が気に入らない

    新NISAでは、 つみたて投資枠 成長投資枠 の二つがあるわけですが、 「”成長投資枠”って名称、どうしてそうなった?」 と思うのです。 現行NISAは、 つみたてNISA 一般NISA の2の本立てであるのにも関わらず、新NISAではその名称を踏襲せず『成長』の単語が使われています。 投資において『成長投資』という言葉を聞くと、『グロース銘柄への投資』を思い浮かべる人が多いかと思いますが、新NISAの成長投資枠にはそんな制約はなく、 (つみたてNISAと違い)一定の基準を満たした投資信託に限定されず、ETF・個別株・海外株などの幅広い商品に投資できる制度 となっています。 であるのにも関わら…

  • 楽天・オールカントリーの登場によってeMAXIS Slimeの信頼感が高まる

    楽天から、超低コストの全世界株式投信である『楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド』が誕生しましたね。 新NISAをターゲットに、全世界株式投信、S&P500投信の競争が激化(低信託報酬化)しており、その戦いに参戦するための投信を登場させたのだと思われます。 楽天にはもともと『楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)』という全世界株式投信があったわけですが、 『楽天VTの信託報酬下げ』という選択ではなく、あらたに信託報酬の低い全世界株式投信を登場させた ことになります。 楽天VTと楽天オルカンは、それぞれ 楽天VTは、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(小型株…

  • 「成長」と「株価の上昇」は相関関係にない

    インデックス投資家にはあたり前の 「成長」と「株価の上昇」は相関関係にない という事実がなかなか広がらないので、適当に触れます。 この成長というのは『企業の利益が増える』こともそうですし、『人口の増加』についても同じことです。 つまり、 Amazonがものすごく成長するからといって、株価がものすごく上がるわけではない インドの人口が急激に増加するからといって、インド銘柄の株価が急激に上昇するわけではない ということになります。 株式投資をしている人は、もちろん大きな利益を求めて投資しています。 であるために、大きく成長する企業・地域に投資をしようと考える人は多くなります。 そして、残念ながら多…

  • 年金の納付延長なむをえなし

    少し前に「年金の納付期間を5年延長することを検討している」なんて話があり、多少騒ぎになりましたが、個人的には 「そりゃ延長するよね~」 と思っています。 厚生労働省による上の報告によると、平均寿命も健康寿命もガンガン延びていっているわけなので、年金受給者に支払うお金は増えていることになります。 それに対応するためには、 年金納付額の増加 納付期間の延長 しかないわけですが、『寿命が延びている』ことが要因であるため、『支払う期間を延長する』のは極めて当然ことかと思います。 『年金の納付を60歳から65歳に延長する』と言う言葉から 「60歳でリタイアしようと思っていたのに、65歳まで働けってことか…

  • 「インデックス投資で嫌いな企業へ投資してしまうことをどう受け止めたらいいですか?」

    「インデックス投資などで、嫌いな企業へ投資してしまうことをどう受け止めたらいいですか?」 という問いがあったので、考えてみました。 端的に回答すると、 好みで投資していない 受け止めなければならないのであれば、「嫌いな企業に投資することで『嫌いな企業があげた利益』を吸い取ることができる」と考える の2点となります。 好みで投資していない 私は、全世界株式インデックスをメインの投資先としているので、『嫌いな企業』どころか『嫌いな国』にも投資していることになります。 もちろんこれは、「嫌いな国に成長して欲しい…!」との願いをかけて投資しているわけではありません。 シンプルに 「自分の好みで投資をす…

  • 【先月比プラス15万円】セミリタイアに向けての資産・投資成績【77ヵ月目】

    本ブログの筆者であるスパコンSEの、 2023年11月時点のセミリタイアに向けた予定と実績です。 ※最新の資産状況はリンク先よりご確認ください。 <目次> セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 現在の資産状況 // セミリタイアに向けての資産・評価損益推移 というわけで、セミリタイアの計画と実績のグラフを記載します。 ■グラフの説明 ・総金融資産:オレンジ色棒グラフ:投資信託・株の合計金額:左目盛(住宅ローン・不動産を除く) ・目標(105%複利):黒色直線:毎年440万円を投資に充て、年利105%を達成できたと仮定したライン。:左目盛 ・投資損益:青色線グラフ:投資によって得られた損益:…

  • みんな気づくのが遅いんじゃい!

    『インデックス投資が普及してきている』みたいな言葉を聞いて、どれほどのものか調べてみることに。 『時価総額の推移』的なものは、誰しもがどこかで見たことがあると思いますが、ここでは違う観点から。 『人々がどれだけインデックス投資に興味を持っているのか?』を確認すべく、『Googleで”インデックス投資”とどれだけ検索されたのか?』をGoogle Trendsから調査してみました。 んで、検索数だけ出しても面白くないので、VTの推移と並べてみます。 結果がこれ。 青線はVTの株価の推移で、 赤線はGoogleでの”インデックス投資”の検索数(検索数が最も多い2021年2月を100とした値)です。 …

  • 投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year に投票しました

    タイトルの通り『投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year』に投票しました。 最大で3つの投信に投票できるものの、私が投票したのは eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) だけです。 理由はシンプル 「株式に投資したいけど、どこに投資したらわからん!」というすべての人に勧められるから です。 過去を振り返ると、パフォーマンスが最もよかった国・地域は時期によってバラバラで、この先にどの国・地域が高パフォーマンスとなるかを予想することは難しいです。 それは直近数年間だけであっても困難ですが、人生100年時代と言われる昨今においては、数十年先のことまで考えた投資が必要と…

  • 辞めたい

    あー、仕事を辞めたい…。 わたくしの計画では2024年いっぱいでセミリタイアする予定となっているのですが、本当に辞めていも問題ないのか分からない。 しかし、辞めたい気持ちが日々大きくなっていく…。 とはいえ、 仕事は順調 人間関係も良好 在宅勤務のおかげで時間的にもゆとりがある などなど職場の環境が悪化したようなことは一切ないため、「辞めたい…!」という気持ちだけが暴走しているもよう。 これ、ここまで積み上げてきた5000万円を超える資産がなかったら「辞めたい…!」とは絶対思わないのだと思うのです。 むしろ、 「(プレッシャーはあれど)ぬくぬくと仕事させてもらっていて、これで1日あたり数万円の…

  • 「お金が貯まらない人の特徴5つ」のうち4つが当てはまった

    「お金が貯まらない人」の特徴5つ。という記事があったので覗いてみたら、4つ当間ってました…。 そこそこ貯蓄できるタイプだと思っているのにおかしいなぁ…。 ちなみに、その5つの特徴はこれ。 買い物好きで衝動買いをしがち 買い置きやまとめ買いをしないと不安 無料やおまけに弱い もったいなくて捨てられない 使ったものを元の場所に戻せない 『1.買い物好きで衝動買いをしがち』を除き、すべてあてはまりますw 洗剤やシャンプーなどの日用品はまとめ買いをしているし、 無料やおまけをガンガン活用するし、 穴の開いた服でも捨てずに着ているし、 家中のいたるところに使用済みのコップが散乱しています。 でもこれ、私…

  • 投資初心者は「インデックス投資をしよう!」なんて思わないのでは?

    「投資の初心者には、インデックス型で経験を積み、いずれアクティブ型も保有してもらいたい」 なーんて本音が、eMAXIS Slmeの販売元である三菱UFJアセットマネジメントの社長から出てきた記事があって、 「結局のところ、金儲けしたいのな」 「多くの手数料を取れるアクティブ型に手を出してほしいのは当たり前」 などなど、いろいろな意見が飛んでいましたが、この記事では別の視点から…。 「投資の初心者には、インデックス型で経験を積み…」と言っていますが、そもそも、 投資初心者は「インデックス投資をしよう!」なんて思わないんじゃない? と思うわけです。 私が考える『投資初心者』は、 「これからはAIの…

  • むちゃくちゃ恵まれた時代に素晴らしい国で生きている

    SNSなんかを見ていると文句や不満ばかりが目立ちがちですが、個人的には 「むちゃくちゃ恵まれた時代に素晴らしい国で生きている」 と感じているのでツラツラと。 例えば、 『オルカンに投資する』という時間をかけずとも世界経済の発展のおこぼれを受けることができると、才のない投資家にとって最高の時代となっている アメリカのように勤め先から急に「You're fired!」とか言ってクビにされてりしないおかげで、安心してボケーっと仕事をしていられる 自宅にいながらも仕事ができる など、平凡な人間にとって素晴らしい環境となっていることを実感しています。 ほかにも、 出産時に子供の命が危機的状況になったが、…

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