ある天体の近くを別の天体が公転している場合、潮汐力によって内部が過熱されて地質活動が活発になることがあります。そのような天体の一例が木星の衛星イオです。イオは、ほぼ常に複数の火山が噴火しているほど地質活動が活発です。今回の研究では、地球から約66光年離れた恒星“HD104067”について、NASAのトランジット惑星探査衛星“TESS”による観測データを分析。その結果、これまで見逃されていた3番目の惑星の候補を見つけています。今回見つかった惑星候補“TOI-6713.01”は、他の惑星からの潮汐力によって表面温度が最大約2400℃に加熱され、全体がマグマで覆われているようです。近くからは、まるで“スター・ウォーズ”に登場する惑星“ムスタファー”のように見えるそうです。さらに、近い将来には“TOI-6713....全体がマグマで覆われた惑星“TOI-6713.01”を発見!潮汐力と恒星からの放射による加熱