chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
ことばを食する https://www.whitepapers.blog/

私の主観による書評、ブックレビューです。小説のほか美術書、ノンフィクションなど幅広く扱います。ベストセラーランキングもチェックします。

くー
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2019/05/27

arrow_drop_down
  • 夜食に切り餅と青紫蘇を食う 〜食の記憶・file6

    夕食後、食器を洗ってから部屋に行き、焼酎お湯わりを飲みながら、読書やオンラインゲーム、油彩のお絵描きで過ごすのが日常になっています。合間を見つけて風呂に入り。 本が面白いと、すぐに午前1時2時になってしまう。翌朝の出勤時間を気にしなくていいのは、会社勤めから解放された老いの贅沢です。 肴もなしにちびちび飲み続けていると、深夜に小腹が空いてくる。普段はせいぜい煎餅を1、2枚齧る程度で我慢するのですが、昨夜は一皿作ることにしました。と言っても、たいそうな料理ではありません。 切り餅をオーブントースターで焼き、青紫蘇の実の醤油漬けを乗っけただけ。漬け醤油も少々垂らして。わたしは紫蘇の実が好物で、あの…

  • そこのヒト、リンゴ食べたいの? 〜「母なる自然のおっぱい」池澤夏樹

    書架の奥にある(はずの)本を探すため、周辺に堆積した単行本やら文庫やらをよけているうち、つい目的外の1冊を開いてしまうことがあります。ページをめくり、そのうち、本来探していた本は後回しになってしまい。 「母なる自然のおっぱい」(池澤夏樹、新潮文庫)は、かくして机上に再登板した予定外の本でした。自然と人間に関する12の論考からなる、知的で創造的な1冊。読売文学賞受賞作。内容はすっかり忘れていたけれど、のっけから面白い。ある友人の話.... 人影まばらな小雨の動物園で、友人はオランウータンの檻の前で立ち止まりました。幼さの残るオランウータンがリンゴをおいしそうに食べています。なにしろ暇だったので、…

  • 読書の秋、芸術の秋

    春から50号のキャンバスに油彩で風景を描いていて、苦労して神経を削りながらも、まあ(たぶん)楽しんでいます。50号は一般的には大作でないけれど、わたし的には大作〜!というサイズなのです。 完成まで何年かかるか。描くほど、ゴールか遠くなっていきます。なにせ前作は、わずか10号のキャンバスに、鳥の巣一つ描くだけで2年数カ月かかったのだから。 風景はまだとてもお見せできませんが、息抜きに鉛筆で孫の顔をデッサンしています。描き込み段階。こちらは今年中に「それなり」の鉛筆画にしたい。 (「ひなちゃん」制作途中、スケッチブックに鉛筆、木炭、白鉛筆) *********** こんな具合なので、読書傾向が様変…

  • 生きて、書いて、愛した人 〜「放浪記」林芙美子

    一気に通読するだけが、「放浪記」(林芙美子、新潮文庫)の読み方ではないと思います。わたしは併読本として、気が向いたときに少しずつ読み進み、気づけば2カ月余り。ページを開くといつも、林芙美子という魅力的な女性に再会し、大正時代の日本社会の雑踏の空気を吸いました。 小説のようなストーリー展開はありません。(○月×日)で始まる日記形式の身辺雑記と、思いの吐露。下女、カフェーの女給、セルロイド人形の絵付けなど、職を転々として、なんとも貧乏。なにせ、長続きしないのだから。 みかん箱の机で詩や童話を書いて売り込み、たまに採用されると溜めた下宿代を払い、コメと魚を買って幸せに浸る。困窮極まると水を飲んで腹を…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、くーさんをフォローしませんか?

ハンドル名
くーさん
ブログタイトル
ことばを食する
フォロー
ことばを食する

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用