米陸軍は2026会計年度予算案の中で「全戦闘車輌の上部を保護する追加装甲」を要求、War Zoneも「米陸軍は戦闘車輌をドローン攻撃から保護するためコープケージのような追加装甲を望んでいる」と指摘しており、既存の戦闘車輌にコープケージを追加する動きが加速している。
M1E3は自動装填装置の採用が濃厚、APSは装着方法で効果が異なる
国防総省は予算文書の中で「オートローダーとアクティブ防御システムの成熟に重点を置いた主⼒戦⾞システムの開発の開始を2025年度まで延期する」と述べており、M1E3には自動装填装置の採用が濃厚だ。さらにAPSは後づけと設計自体への統合で効果が異なるらしい。
北朝鮮のロシア派兵、ひどい目にあっても得られる利益に変わりはない
北朝鮮のロシア派兵は規模も意図も明確になっていないものの、米WARZONEも29日「多くの北朝鮮兵が死ぬかもしれないものの、甚大な人的損失から生じる教訓は第三者を通じて伝えられる教訓とは価値が異なる。戦場で苦労して学んだことは北朝鮮軍の強化に生かされるだろう」と指摘した。
ウクライナの戦争報道=テレソンについて現地ジャーナリストは「事実上の検閲状態で批判的な意見が抑圧されている」と、New York Timesも「ウクライナ人はうんざりしている」と指摘していたが、EUも加盟準備の過程でテレソンを批判し「TV放送を侵攻前の状況に戻せ」と要求した。
侵攻980日目、ロシア軍がセリダブ全体とクラヒフカ東半分を占領
DEEP STATEとRYBARは30日夜「ロシア軍はクピャンスク方面、ポクロウシク方面、クラホヴォ方面、ヴフレダル方面で前進した」と、特にDEEP STATEは「ロシア軍がセリダブ、ヴィシュネヴェ、ゾリアン、クラヒフカの東半分を占領した」と報告した。
クラヒフカも陥落寸前、市内や郊外で軍旗を掲げるロシア軍兵士が登場
DEEP STATEはポクロウシク方面について27日夜「ロシア軍がヒルニクを占領した」と、29日夜「ロシア軍がセリダブ市内をほぼ占領した」と報告していたが、今度はロシア軍兵士がクラヒフカ市内や郊外に軍旗を掲げる様子が登場し、もうクラヒフカも陥落寸前だ。
ウクライナ軍を自滅させる嘘報告システム、元凶はシルスキー総司令官
kyivIndependentは29日「ロシア軍は2022年夏以来最も急速なペースで前進している。後方の陣地強化が進んでいないため状況が悪化するかもしれない」と、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏も「戦況悪化の原因は解任を恐れた指揮官の嘘報告にあり、まずはゼレンスキーとシルスキーが嘘を止めろ」と指摘した。
ウクライナ軍はヴフレダル喪失の代償を支払う、南ドネツクの防衛ラインが崩壊
DEEP STATEとRYBARは「ロシア軍がヴフレダル方面(南ドネツク)で急速に前進している」と報告、視覚的にもロシア軍がカホフカ貯水池の南に位置するクラホヴォ市内に初めて侵入した様子が登場、もう南ドネツクの防衛ラインがどこまで崩壊するか分からなくなってきた。
米国は自国の即応体制を維持しながら2つ消耗戦を支える能力はない
Wall Street Journalは29日「米国では一部の迎撃ミサイルが不足し、欧州と中東で続く戦争と潜在的な太平洋での紛争に対応できるか疑問視されている」と報じ、安全保障のアナリストは「中東での消耗は太平洋における海軍の即応体制を100%後退させた」と述べた。
米紙、ゼレンスキー大統領による勝利計画のロビー活動は失敗だった
New York Timesは勝利計画について29日「ゼレンスキー大統領が欧米で繰り広げた6週間に及ぶロビー活動は失敗だった」「ウクライナは秘密事項でトマホーククを要求してきたが全く実現不可能な要求だ」「提示された標的リストは供給できるミサイルの数を遥かに越えていた」と報じた。
米国はインド太平洋地域で中国を阻止可能、欧州や中東から手を引けば
米太平洋陸軍のフリン大将は「中国はインド太平洋地域の軍事的優位にますます近づいている」と警告、これについてCNASは「イランの弾道ミサイル阻止に1年分の生産量に等しいSM-3を消耗するなど持続可能ではない」「米国は欧州や中東から手を引いてインド太平洋地域にリソースを集中しろ」と指摘した。
クロアチアとドイツ、ウクライナへの装備移転とLeopard2A8値引きで合意
クロアチアのアヌシッチ国防相は陸軍近代化について協議するためベルリンを訪問、ピストリウス国防相との会談後「クロアチア陸軍が保有するM-84とM-80のウクライナ移転と移転装備の価値に応じたLeopard2A8の値引きで合意した」と発表した。
侵攻978日目、オスキル川に到達したロシア軍が南北に前進を開始
DEEP STATEとRYBARは28日夜「ロシア軍がクピャンスク方面、トレツク市内、ポクロウシク方面、ヴフレダル方面で前進した」と報告、オスキル川に到達したロシア軍は南北に前進を開始し始めており、ヴフレダル方面ではボホヤヴレンカとシャフタールが陥落寸前だ。
ウクライナ人ジャーナリスト、政府の防衛ライン建設に関する説明は全て嘘
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は戦況報告に関連して「防衛ライン建設に関する政府の説明は全て嘘っぱち」「何かを作っていたとしても考えなしなので全く利用されていない」「いつになったらゼレンスキー大統領は夕方の演説以外のことを始めるのか」と強烈に批判した。
ウクライナのRheinmetall工場に必要なもの、資金を何処から調達するか
Rheinmetallのパッパーガー最高経営責任者はウクライナメディア=TCH.uaに「ウクライナ国内に建設を進める工場や生産見通し」を語ったが、この計画がウクライナの防衛に不可欠なリソースを提供できるかどうかは投資資金を見つけられるかどうかにかかっている。
ロシア軍がポクロウシク方面でヒルニクを占領、セリダブも陥落寸前
DEEP STATEとRYBARは27日夜「ロシア軍がポクロウシク方面とヴフレダル方面で前進した」と報告、特にDEEP STATEは「ロシア軍がヒルニクを占領した」「ロシア軍がセリダブ市内中心部を占領した」と言及し、クラヒフカにもグレーゾーンが伸びている。
ヴフレダル方面の戦い、ロシア軍はボホヤヴレンカ集落を2日で制圧か
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏はヴフレダル陥落時「この街ほど戦術的利点をもたらす防衛拠点は南ドネツクに存在しない」「戦略的に深刻な結果をもたらす敗北だ」と述べていたが、ロシア軍は攻撃開始から数日でボホヤヴレンカ集落中心部にロシア国旗と赤旗を掲げた。
侵攻977日目、ロシア軍が南からクラホヴォ方向に大きな前進を遂げる
DEEP STATEとRYBARは「ロシア軍がクピャンスク方面、ポクロウシク方面、ヴフレダル方面、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告、ロシア軍はヴフレダル方向からクラホヴォ方向に5km以上も前進しており、もうボホヤヴレンカ~シャフタールの防衛ラインは食い破られる寸前だ。
ロシア国防省がセレブリャンカ解放を発表、RYBARは到底不可能と指摘
ロシア国防省は23日「ドネツク州シヴェルシク方面でセレブリャンカを解放した」と発表したが、RYBARは26日夜「ウクライナ軍が自然公園の川沿いで大きな拠点を占領しており、フリホリフカ占領も事実ではないため、ロシア国防省が発表したセレブリャンカ制圧など到底不可能だ」と報告した。
ウクライナの動員年齢引下げは可能か? この部分に関する複雑な事情
ゼレンスキー大統領は出演したTV番組の中で「パートナーらは動員年齢の引き下げを望んでいる」「現段階での引き下げは危険だと思う」と述べたが、KyivIndependentは25日「本当に動員年齢の引下げは可能なのだろうか?」「この部分には多くの人が知らない複雑な問題がある」と報じた。
ポクロウシク方面の戦い、ロシア軍兵士がヒルニク中心部で軍旗を掲げる
ドネツク州のポクロウシク方面セリダブ方向では「ロシア軍兵士がテリコン頂上で国旗を掲げる様子」が登場したが、ヒルニク方向でも「ロシア軍兵士が市内中心部のアパート屋上に軍旗を掲げる様子」が登場、第114自動車化狙撃旅団は「ヒルニク解放作戦が完了した」と主張している。
ポクロウシク方面の戦い、ロシア軍がセリブタで高さの優位性を確保
DEEP STATEは25日夜「ロシア軍がポクロウシク方面セリダブ市の背後に回り込む動きを見せた」と報告したが、ロシア軍兵士がセリブタのテリコン頂上で国旗を掲げる様子が登場したため「決定的な高さの優位性」を確保、これによりウクライナ軍の立場は一気に苦しくなってしまった。
リトアニアが戦車大隊の創設を決定、Leopard2A8とCV90の導入が濃厚
リトアニアでは陸軍再編に伴い「戦車大隊の創設」が提案されたものの、防空システムのニーズも浮上し「どちらを優先するか」で議論になっていたが、段階的な調達を行うことで戦車と防空システムの同時取得が決まり、これによりリトアニア陸軍初の戦車導入が確定した。
ポーランド空軍のF-16アップグレード、米国がViper構成で承認
ポーランド空軍は保有するF-16Block50+/52+のMLU=Mid-Life Upgradeを予定しており、米国務省は23日「ポーランド向けF-16のアップグレードを承認して議会に通知した」「推定費用は73億ドルでViper構成=Block70/72になる」と発表した。
ロシア軍がセリダブ包囲に動き、ヴフレダル方面でも新たな方向に前進
DEEP STATEは25日夜「ロシア軍がポクロウシク方面とヴフレダル方面で前進した」と報告、ロシア軍は南からセリダブ市の背後に回り込む動きを見せ、ヴフレダル方面でもボホヤヴレンカとシャフタールに取り付いた可能性が高く「クラホヴォの南側地域」がどんどん食い破られている。
ポーランド大統領、ウクライナが要請した韓国製装備の提供を拒否した
韓国は北朝鮮のロシア派兵を受けて「紛争国への武器移転を禁止した法律改正」を示唆しているが、ポーランドのドゥダ大統領は「ウクライナから韓国製装備の提供を要請されたものの、国民の税金を投じて購入したばかりの装備を誰かに引き渡すことはあり得ない」と述べた。
第4世代機とウイングマンの組み合わせ、英国とドイツが共同開発を発表
フランスはRafaleで作動するウイングマンを2030年代前半までに開発すると発表、英国も「タイフーンやF-35Bに随伴可能なウイングマンを2020年代中に配備したい」と、ドイツも「FCAS実用化前にウイングマンが必要だ」と表明していたが、両国は23日「ウイングマン開発で協力する」と発表した。
ドイツとスロバキア、現実的ではないウクライナのNATO加盟を協議しないことで合意
スロバキアのペレグリニ大統領はショルツ首相との会談後「我々はウクライナのNATO加盟が現実的ではないため協議しないことで合意した」と、ショルツ首相も独国営メディアに対して「戦争状態にある国は絶対にNATOへ加盟できない」「NATOへの招待は即時加盟に結びつかない」と述べた。
侵攻974日、プーチン大統領はウクライナ軍2,000人を包囲したと言及
DEEP STATEとRYBARは24日夜「ロシア軍がスバトボ・リマン方面で支配地域を広げた」と報告、さらにプーチン大統領はBRICSの会見で「ロシア軍がクルスクに侵攻したウクライナ軍の一部を包囲している」「その数は約2,000人だ」と言及したが、何処に包囲が発生しているのか不明だ。
プーチン大統領が北朝鮮兵の存在を示唆、衛星画像に映ってるなら何かがある
プーチン大統領はBRICSの会見で「(ロシア国内に北朝鮮兵士が到着したことを示す衛星写真について)画像は非常に重要なものだ。それがあるということ何かを反映しているこということだ」と述べたため、北朝鮮兵がロシア国内に存在することを間接的に認めた格好だ。
ロシア軍によるセリダブ市内への大きな突破、ウクライナ人兵士も驚く
ポクロウシク・ヒルニク・クラホヴォ方面では23日夜までにセリダブを取り巻く状況が急速に悪化、新たにロシア軍兵士がセリダブ市内にあるアパートの屋上で国旗と軍旗を掲げる様子が登場し、Ukrainska Pravdaの取材に応じた現地で戦う兵士も「今回の突破に驚いている」と述べている。
ウクライナのNATO即時加盟、非現実的だからこそ支持表明は表向き
ゼレンスキー大統領は「我々のNATO加盟に反対する国はいない」と主張しているものの、NATO関係者は「ベルギー、スロベニア、スペインなども即時加盟を望んでいない」「これらの加盟国は抽象的に加盟を支持しているだけ」「実現に近づけば公の場で難色を示し始めるだろう」と述べた。
ロシア軍がセリダブの防衛ライン突破に成功、市内中心部まで一気に前進
DEEP STATEは「ロシア軍が大軍をセリダブに送り込んで市内中心部に侵入した」と、RYBARも「ロシア軍がソロナ川沿いからセリダブ市内中心部に侵入した」と報告、視覚的にもロシア軍兵士が市内のアパートで赤旗を振る様子が登場し、ロシア軍はセリダブの防衛ライン突破に成功した格好だ。
ウクライナ人は戦争を支持しても動員には否定的、義務は黙殺される
ウクライナ国防次官と最高司令部の幕僚を兼任するガブリリュク中将は23日「火力と訓練された兵士の増強が急務だ」と述べたが、情報空間に蔓延する動員プロセスへの否定的な態度について「国民の権利は大声で主張されるが、憲法や法律によって定められた義務は黙殺される」と嘆いた。
侵攻973日目、ポクロウシク方面のセリダブ市内中心部でロシア国旗が登場
DEEP STATEとRYBARは22日夜「ロシア軍がクピャンスク方面、スバトボ・リマン方面、ポクロウシク・ディミトロフ方面、ヒルニク・クラホヴォ方面、ヴフレダル方面で前進した」と報告、特にポクロウシク方面セリダブでは市内中心部でロシア国旗が登場、これがどうやって設置されたのかは不明だ。
ゼレンスキー大統領も激怒、不正の規模と内容が酷すぎて検事総長が辞任
ウクライナでは障害者認定を行う医療社会専門家委員会(МСЕК)で大規模な不正が発覚、もう不正の規模と内容が酷すぎて検察のコスティン検事総長が辞任、ゼレンスキー大統領もМСЕКによる障害者認定の見直し作業と組織としてのМСЕК清算を命じる大統領令に署名した。
エストニアのHIMARS追加調達、納期次第で他システムを選択する可能性
エストニアは2020年に発注したHIMARSの納品遅れに直面、HIMARSの追加導入を検討しながら競合企業との協議を開始し、韓国のHanwha AerospaceはK239 Chunmoo、トルコのRocketsanはKHAN、イスラエルのElbit SystemsはPULSを提案しているらしい。
急速に向上したウクライナのドローン開発能力、適応を迫られる米企業
ウクライナ企業のドローン開発・製造能力は急速に向上しており、Anduril、Skydio、AeroVironmentといった米ドローン企業も「海外製ドローンに対するウクライナの需要が低下している」と気づいており、DefenseNewsは「ウクライナの成功に米企業は適応を迫られている」と指摘した。
オーストラリア、SM-2IIICとSM-6の取得に約7,000億円を投資すると発表
オーストラリアのリチャード・マールズ国防相は22日「国益と国民を保護するため海軍向けのSM-2IIICとSM-6の調達に70億豪ドル=46.8億ドル(約7,000億円)を投資する」と発表、具体的な取得数量は明かされていないものの最低でも数百発レベルになるはずだ。
米国防長官が表明した画期的な軍事支援、ウクライナ防衛産業界への直接投資
オースティン国防長官はゼレンスキー大統領と会談し「ウクライナ防衛産業界に8億ドルを投資してドローンを提供する」と伝達、米産業界の利益や雇用に直接結びつかない支援に資金を拠出するということ自体が異例で、実現するか不確かな「長距離兵器の制限解除」や「新たな長距離兵器の供給」よりも堅実なアプローチだ。
侵攻971日目、ロシア軍がクラホヴォから1.5km地点まで前進
DEEP STATEは21日夜「ロシア軍がポクロウシク・ディミトロフ方面、ヒルニク・クラホヴォ方面、ヴフレダル方面で前進した」と報告、ロシア軍はヒルニク・クラヒフカに対する囲みを狭め、クラホヴォまで1.5kmの位置に迫り、ヴフレダル方面でも前進を繰り返しボホヤヴレンカに迫っている。
ウクライナの外貨獲得に重要なポクロウシク、失えば鋼鉄生産量が激減
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「製鉄に使用するコークスがポクロウシクで生産されてる」と指摘していたが、ロイターも「ポクロウシク炭鉱を失うとウクライナの鋼鉄生産量が半分以下に落ち込むかもしれない」と報じ、ウクライナ製鉄企業も「ウクライナ経済にとって無視できない打撃になる」と警告した。
侵攻970日目、ロシア軍は数的有利を活かして複数方面で攻勢を維持
DEEP STATEは20日夜「ロシア軍がクピャンスク方面とヒルニク・クラホヴォ方面で前進した」と報告、ロシア軍はクピャンスク方面では新たな方向に前進し、ヒルニク・クラホヴォ方面ではヒルニク市内の支配地域を広げ、もう市内の約半分がグレーゾーンに指定されている。
クルスク州の戦い、ウクライナ軍の占領地喪失に歯止めがかからない
DEEP STATEはクルスク州コレネフレスキー地区について20日夜「ウクライナ軍が押し戻されて占領地を失った」と報告し、この方向の前線位置はRYBARの報告にどんどん近づいており、迅速の獲得した広大な占領地が急速に失われている格好だ。
NATO議会議長、欧州駐留の米軍をウ軍に置き換える提案は不適切で有害
ゼレンスキー大統領は勝利計画の中で「戦争終結後、欧州に駐留する米軍の一部をウクライナ軍で置き換えること」を提案したが、NATO議会議長を務める米国のジェリー・コノリー下院議員は「これは不適切な提案だ」「これは生産的ではないし有害でしかない」と述べた。
イスラエル軍の報復攻撃に関する極秘資料が流出、核兵器使用の兆候はなし
イランに対する報復攻撃の準備を進めるイスラエル軍の動向をまとめた米極秘資料がTelegram上に流出し、CNNは19日「この資料は米国家地理空間情報局が作成したもの」「この文書には公に認めていないイスラエルの核兵器保有について言及している」と報じた。
ウクライナ軍を内部崩壊させるローテーション問題、兵士の我慢も限界か
ウクライナ軍の中にはローテーションを1度も受けられないまま戦い続けている部隊があり、ゼレンスキー大統領が指示した「復員=一定期間服務した兵士の動員解除」も戦況悪化に伴って有耶無耶になってしまった。この問題を訴えるためウクライナ人兵士は「部隊から脱走した事実」を公表して注目を集めている。
ロシア軍がオスキル川に肉薄、ポクロウシク方面でもヒルニク市内に侵入
DEEP STATEは19日夜「ロシア軍がクピャンスク方面、コンスタンチノフカ方面、ポクロウシク・ヒルニク・クラホヴォ方面で前進した」と報告、ロシア軍はほぼオスキル川に到達して東岸のクピャンスク地区を孤立化させることに成功、ポクロウシク地区のヒルニク市内にも侵入した。
ウクライナ人ジャーナリスト、勝利計画は無責任な計画で何も変わらない
ゼレンスキー大統領が公開した勝利計画について「冷ややかな反応」が多い中、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏も「西側諸国への要求は具体的なのに自らの行動については具体的に語らなかった」「これは本当に無責任な計画で何も変わらない」と批判した。
ウクライナ軍はクピャンスク方面で反撃、ロシア軍はバイク攻撃が成功
RYBARは「クルスク方面のロシア軍がノヴォイヴォノフカを解放し、ヴィクトロフカ方向への突破口を開いて数キロ前進した」と、DEEP STATEは「ウクライナ軍がクピャンスク方面でロシア軍を押し戻した」「ヴェリカノボシルカ方面でロシア軍のバイク攻撃が成功した」と報告した。
ゼレンスキー大統領、支援国が動員年齢の引き下げを望んでいると認める
ウクライナでは政府高官や議員が「動員年齢の引き下げに対する外圧」や「その必要性」について発言し、ウメロフ国防相は18日「外圧はない」と否定したものの、ゼレンスキー大統領は出演したTV番組の中で「パートナーらは動員年齢の引き下げを望んでいる」「現段階での引き下げは危険だと思う」と述べた。
ウクライナ国防相、支援国は25歳まで動員しない理由を知りたがっている
ウクライナのウメロフ国防相は「動員年齢の引き下げに対する外圧」を否定したものの「パートナーらは『18歳~25歳までの国民を動員しない理由』を知りたがっており、この問題は定期的に議論されている」と述べ、RBC-Ukraineは「動員年齢についてパートナーらは疑問を抱いている」と報じた。
侵攻967日目、ロシア軍が前進してクラホヴェの一部がグレーゾーンに入る
DEEP STATEとRYBARは18日「ロシア軍がコンスタンチノフカ方面チャシブ・ヤール方向、ポクロウシク・ディミトロフ方面、ヒルニク・クラホヴォ方面、ヴフレダル方面で前進した」と、特にDEEP STATEは「クラホヴェ市の一部がグレーゾーンに入った」と報告した。
ロシア軍の決定的な成功、チャシブ・ヤール南郊外の防衛ラインを突破
RYBARはコンスタンチノフカ方面チャシブ・ヤール方向について17日夜「ロシア軍が防衛ラインを突破して採石場一帯の広大な要塞地帯を占領した」と報告、視覚的にもロシア軍兵士がチャシブ・ヤール南郊外の採石場管理棟に赤旗を掲げる様子が確認され、ここを守るウクライナ軍の状況は急速に悪化している。
米国が訓練方針を変更、ウクライナのF-16戦力化が何ヶ月も遅れる可能性
ウクライナへのF-16提供は訓練を受けたパイロットの人数がボトルネックになっており、Wall Street Journalは17日「米国は経験豊富なパイロットではなく若いパイロットの訓練に重点を置くことにした」「この決定によりF-16の戦力化スケジュールは何ヶ月も遅れるかもしれない」と報じた。
ゼレンスキーが披露した勝利計画の評価、従来要求と何も変わっていない
ゼレンスキー大統領が公開した勝利計画についてウクライナの野党議員は「スローガンの類だ」と述べ、New York Timesも「冷ややかな反応しか得られていない」と、Washington Postも「西側諸国の反応は控えめで進展は殆ど見られない」と、Politicoも「非常に野心的な計画」と報じた。
ロシア軍がニューヨークを占領、ヒルニク包囲に向けた動きも登場
DEEP STATEは16日夜「ロシア軍がトレツク・ニューヨーク方面、ポクロウシク・ディミトロフ方面、ヒルニク・クラホヴォ方面、ヴフレダル方面で前進した」と報告、ロシア軍はニューヨーク市内に残っていた最後の区画を占領し、ヒルニク・クラヒフカの背後に回り込む動きが登場した。
米議員から動員年齢の引き下げ圧力、若いウクライナ人も戦いに参加すべき
ウクライナ軍の人員不足は誰の目にも明らかで、最高議会の議員は「国を守る兵士が不足しているのに25歳以下の徴兵対象者が動員対象外になっていることに米議員は驚いている」と、大統領府長官顧問も「ゼレンスキー大統領は米議員から動員年齢を引き下げるようゼレンスキー大統領は圧力を受けている」と明かした。
イタリアが陸軍近代化に約3.7兆円を投資、PantherとLynxを計1,182輌調達
LeonardoとRheinmetallは15日「イタリア陸軍向けのPantherとLynxを開発・製造する合弁会社=Leonardo Rheinmetall Military Vehiclesを設立した」と発表、イタリアは計1,182輌の戦闘車輌調達に計230億ユーロ=約3.7兆円を投資することになる。
オランダが再導入する戦車大隊、Leopard2A8とUGVで編成される可能性
オランダは防衛白書の中で「戦車大隊の再導入」に言及し、オロングレン国防相も「Leopard2A8取得の意向」を表明。さらに2026年後半に実施される戦闘用UGV(戦車6輌相当の戦闘能力)のテスト結果次第で、戦車大隊はLeopard2A8とUGVで編成されるかもしれない。
侵攻965日目、ロシア軍がポクロウシク方面クラホヴォ近郊の拠点を占領
DEEP STATEとRYBARは「ロシア軍がハルキウ州クピャンスク方面、ドネツク州トレツク市内、ヒルニク・クラホヴォ方面、ヴフレダル方面、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告、特にロシア軍がオストリヴシュケを占領したためヒルニクとクラホヴォの間に楔を打ち込まれた格好だ。
AUSA2024が開幕、ゴースト編隊を作り出せるBriteStormが登場
米陸軍協会の年次総会が14日に開幕し、Leonardoは消耗型アクティブRFデコイ=BriteCloudを発展させたBriteStormを発表した。これを搭載したウイングマンや徘徊型弾薬を使用すれば第4世代機の生存性が大きく向上し、ステルスに頼らなくても敵防空シールドを突破できるようになる。
イスラエルも迎撃弾不足に陥るのは時間の問題、優先順位の設定が必要
Financial Timesは15日「イスラエルの防空シールドはイランとヒズボラの攻撃に耐えられないかもしれない」と報じており、既にArrow3不足に陥っている可能性が非常に高く、イスラエル国防省の元関係者も「迎撃弾不足で守る地域に優先順位を設定するようになるのも時間の問題だ」と指摘した。
侵攻964日目、ロシア軍がヴェリカノボシルカ方面でも前進を開始
DEEP STATEは14日夜「ロシア軍がスバトボ・リマン方面、トレツク方面、ヴフレダル方面、ヴェリカノボシルカ方面で前進した」と報告し、RYBARが言及していたヴェリカノボシルカ方面の動きについてDEEP STATEも言及してきた点が興味深いものの、今のところロシア軍の意図は不明だ。
クルスク州の戦い、ウクライナ軍によるコレネヴォ確保は絶望的な状況
DEEP STATEはクルスク州コレネヴォ方面について14日「ロシア軍が38K-030沿い、マトヴェエフカ方向、クレミヤノエの北郊外と東郊外で前進した」と報告し、コレネヴォ方向に伸びていたウクライナ軍の突出部が「急速に縮小している」と認めた。
侵攻962日目、ロシア軍がオスキル川東岸地域の補給ルートを物理的に遮断
ウクライナ軍参謀本部は12日夜「前線で計153回の衝突が発生した」「ハルキウ州クピャンスク方面で23回、ドネツク州ポクロウシク方面で27回、ヒルニク方面で47回の衝突が発生した」と、DEEP STATEも「ロシア軍がクピャンスク方面でO-21942を物理的に遮断した」と報告した。
クルスク州の戦い、ロシア軍に突破されたウクライナ軍左翼は困難な状況
DEEP STATEはクルスク州について12日夜「ロシア軍がグルシコヴォ・テトキノ方面、コレネヴォ方面、スジャ方面でウクライナ軍を押し戻した」と報告、ロシア軍は突破に成功したリュビモフカ付近で前進し続けており、もうウクライナ軍がコレネヴォを手に入れるのは不可能だろう。
Rafaleと無人機の組み合わせ、スペインはフランスの動きに警戒感
フランスはRafale F5規格とF5規格で作動するステルス無人戦闘機の開発を発表したが、FCASを共同するスペインのディフェンスメディア=Infodefensaは11日「ユーロファイターの前例を思い出させる」と指摘してフランスの動きに警戒感を示した。
侵攻961日目、ロシア軍がドネツク方面で前進するも比較的静かな1日
ウクライナ軍参謀本部は11日夜「前線で計146回の衝突が発生した」「ヒルニク方面で最も多くの衝突が発生した」と、DEEP STATEも「ロシア軍がドネツク州トレツク・ニューヨーク方面、ポクロウシク・ディミトロフ方面、ヒルニク・クラホヴォ方面で前進した」と報告した。
エンブラエルが挑戦する米国市場への進出、米空中給油機計画への参加を検討
ブラジルのエンブラエルは2022年「米空軍に必要なアジャイルタンカー開発をL3Harrisと共同で行う」と発表したが、L3Harrisは他の優先事項のため開発から手を引いたらしい。それでもエンブラエルは米国市場への進出を諦めておらず、米空軍の次世代空中給油機計画に参加することを検討している。
ボーイング防衛部門は第3四半期に20億ドルの損失、主犯はT-7AとKC-46A
Boeingは第3四半期の業績見通しの中で「T-7AとKC-46Aで計16億ドルの損失が発生し、防衛部門は計20億ドル=約3,000億円の損失を計上する」と明かし、T-7AとKC-46Aの累積損失額は100億ドル=1.4兆円を突破する可能性が高い。さらにBoeingはKC-46Aのベース機体=767生産中止も発表した。
ウクライナ軍によるセイム川南岸地域への侵攻、失敗に終わった可能性
RYBARはクルスク州グルシコヴォ・テトキノ方面について11日「グルシコフスキー地区からほぼ敵を追い出した」と、コレネヴォ方面について「ロシア軍がポクロフスキーとニジ二・クリンを制圧し、ゼレ二・シュリャク方向に前進した」「トルスティ・ラグのウクライナ軍は半包囲された」と報告した。
ウクライナ軍の復員問題、前線の状況が厳しく人員不足のため解決困難
ゼレンスキー大統領は動員法改正案の議論に合わせて一定期間服務した兵士の復員を指示したが、東部戦線で戦う部隊は常に「人員不足」を訴えており、もう戦争が終結するまで動員解除は見込めないかもしれない。さらにトレツク市のチンチク軍政長官は11日「ロシア軍が街の約半分を占領した」と明かした。
侵攻960日目、ロシア軍がディミトロフに進むための最終関門を突破
DEEP STATEは「ロシア軍がハルキウ州クピャンスク方面とドネツク州ポクロウシク・ディミトロフ方面で前進した」と報告し、ロシア軍がディミトロフに進むための最終関門=ムイコラフカ、クラスヌイ・ヤル、クルティ・ヤルを突破したため「同都市は近い内に直接的な圧力をうける」と指摘した。
ロシア軍の決定的な成功、クルスク方面でウクライナ軍左翼の守りを突破
DEEP STATEはクルスク州コレネヴォ方面について10日夜「ロシア軍がウクライナ軍左翼の守りを突破した」と、RYBARも「ロシア軍がリュビモフカを突破して38K-030付近まで前進した」と報告し、DEEP STATEは「コレネヴォ方向のウクライナ軍が包囲されないことを願う」と付け加えた。
ロシア軍はトレツク市内で前進、シヴェルシク方面の成功は存在しない勝利
RYBARはシヴェルシク方面の誤報について「質の低い従軍記者やジャーナリストが嘘つきの利益のため現実とかけ離れた映像を作成しただけ」と、トレツク方面について「ロシア軍が市内で支配地域を広げた」と報告し、これが事実ならウクライナ軍はトレツク南市内から撤退しているかもしれない。
第4世代機に対するフランスの投資、F5規格とステルス無人戦闘機を開発
フランス国防省はRafale F5規格とF5規格で作動するステルス無人戦闘機の開発を発表、ルコルニュ国防相も「Rafaleのコックピットから制御可能なステルス無人戦闘機はnEUROnの開発結果に基づいて開発され、Rafaleよりも先行して敵地侵入の道を切り開くのが主任務だ」と述べた。
3つの運用国から見限られたNH90、それでも商業的機会が残されている
オーストラリア、ノルウェー、スウェーデンは運用性やスペアパーツの入手性を問題視してNH90廃止を発表、この一連のトラブルでNH90の評価は大きく傷ついたものの、NHインダストリーズは「まだNH90には多くの可能性が残っており、最大100機分の商業的機会が見込まれる」と主張した。
米紙、ウクライナへのLink16提供は機密流出を恐れて実現してない
バイデン政権が議会に提出した対ウクライナ戦略には「ロシア軍と戦うのに役立つ能力リスト」が含まれ、CNNは「このリストにJASSMとLink16が含まれている」「ウクライナは両システムの提供を繰り返し要求している」と報じ、ウクライナ軍は未だに戦術データリンクが使用できない状況らしい。
ウクライナ大統領府による批判封じ、独立系メディアが組織的圧力を警告
ウクライナ大統領府による独立系メディアやジャーナリストへの妨害や圧力は増える一方で、Ukrainska Pravdaは9日「大統領府から組織的な圧力を受けている」「これは我々の編集方針に影響を与えることを目的にしたもの」「大統領府が試みるジャーナリストへの圧力を公表する」と発表した。
ロシア軍が東部戦線の複数方向で前進、ボルチャンスクの工場も再占領か
RYBARは8日「ロシア軍がハルキウ州ボルチャンスク市の部品工場を再占領し、クピャンスク方面、ポクロウシク・ディミトロフ方面、ヴフレダル方面でも前進した」と、シヴェルシク方面で登場した視覚的証拠についても「ロシア軍によるプロパガンダだ」と報告した。
シヴェルシク方面で三色国旗が掲げられ、トレツク南市内にもロシア軍が侵入
ドネツク州シヴェルシク方面とトレツク方面で特筆すべき視覚的証拠が登場、ロシア軍がシヴェルシク方面のフリホリフカとヴェルフノカミャンスケで国旗を掲げる様子、トレツク南市内にロシア軍が食い込んでいることを裏付ける視覚的証拠が確認された。
再利用可能な徘徊型迎撃弾、米陸軍がRoadrunner-Mの調達を開始
米陸軍は無人機攻撃の脅威に対処するため昨年12月「RTXのCoyote Block2とCoyote Block3を計6,700発調達する」と発表していたが、Andurilも8日「国防総省とRoadrunner-M供給に関する契約を締結した」と発表、再利用可能な徘徊型迎撃弾と呼ぶに相応しいRoadrunner-Mの採用が確定した。
Trophyのアップグレード、ドローン攻撃の脅威から戦闘車輌を保護
米陸軍のノーマン准将は「FPVドローンの攻撃を防ぐようにエイブラムスは設計されていない」と明かしていたが、Rafaelは自社製APS=Trophyについて「ソフトウェアをアップグレードするだけで対戦車ミサイルやドローンのトップアタックを防げるようになった」と発表した。
フランスがウクライナに提供するMirage2000-5、来年前半に到着予定
フランスのマクロン大統領は6月「ウクライナにMirage2000-5を提供する」「数日以内にフランス国内で訓練が開始される」と発表していたが、ルコルニュ国防相は8日「アップグレードされたMirage2000-5の引き渡し準備が2025年前半に整う」と明かした。
ロシア軍が東部戦線で複数の集落を占領、南部戦線でも新たな動き
DEEP STATEは8日「ロシア軍がハルキウ州クピャンスク方面でステルマキフカを、ドネツク州ヒルニク・クラホヴォ方面でゼランヌ・ペルシェを占領した」と、RYBARは「ロシア軍がポクロウシク・ディミトロフ方面でフロディフカを、ヴフレダル方面でゾロタ・ニヴァを占領した」と報告した。
ウクライナ人記者、ヴフレダル喪失は戦略的にも深刻な問題を引き起こす
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は6日「ヴフレダルほど戦術的利点をもたらす防衛拠点は南ドネツクに存在しない」「ヴフレダル喪失は戦略的に深刻な結果をもたらす敗北だ」と報じ、ブトゥソフ氏の指摘は「ウクライナ軍の予備戦力が如何に枯渇しているか」を浮き彫りにしている。
ウクライナ軍はクルスクで後退、ロシア軍はハルキウとドネツクで前進
DEEP STATEは5日と6日に「ウクライナ軍がクルスク州コレネヴォ方面で押し戻された」「ロシア軍がハルキウ州クピャンスク方面、トレツク方面、ヒルニク・クラホヴォ方面で前進した」と報告、特にトレツク市内ではロシア軍が市内中心部のジェルジンスキー鉱山に迫っている。
ウクライナのロシア軍を消耗させる戦略、これが成功するかどうかは不明
Washington Postは「東部戦線にロシア軍が改善してきた戦術と優れた火力に屈した」「敵に与えた多くの損害も『ロシア軍が前進している』という事実の前では霞んでしまう」と報じたが、New York Timesも5日「ロシア軍を消耗させる戦略が成功するかどうかわからない」と報じた。
ロシア軍が南部戦線で攻勢を準備中? ウクライナ軍は数日以内に始まると警告
ウクライナ軍南部司令部は5日「ザポリージャからウクライナ東部に向う兵站ルートを制圧するため、ロシア軍は数日以内にオリヒウやマラ・トクマチカ付近で新たな攻撃を開始するだろう」と発表、これが事実なら東部戦線だけでなく南部戦線でもロシア軍の攻勢が始まるという意味だ。
Navantia、Indra、川崎重工業、P-1に関する協定締結で合意
Navantia、Indra、川崎重工業の3社がマドリードで会談を行い「海上オペレーション向けにP-1プラットフォームの分析を行うことで合意した」と発表、スペインのディフェンスメディア=Infodefensaは「スペイン空軍の長期的な解決策としてP-1の名前が上がっていた」と報じている。
ウクライナがクルスクで得たものは東部戦線で失ったものを上回る?
Washington Postの取材に応じたウクライナ軍兵士は「まだポクロウシクは占領されていないが、ロシア軍は鉄道や橋を破壊することで物流拠点しての機能を奪ってしまった。我々は南ドネツク地域への移動に『より長く危険なルート』の使用を余儀なくされている」と述べた。
ロシア軍が前進を止めない東部戦線、カテリ二フカを巡る戦いが始まる
DEEP STATEとRYBARは「ロシア軍がハルキウ州クピャンスク方面、ドネツク州シヴェルシク方面、ヒルニク・クラホヴォ方面、ヴフレダル方面で前進した」と報告、ウクライナ軍参謀本部も「ヒルニク方向で最も多くの衝突が発生している」と発表、1日の衝突回数も100回前後と高い水準を保っている。
ポーランドでのウクライナ旅団創設、前評判と異なり参加者が少なすぎる
ウクライナとポーランドは今年7月に「ウクライナ旅団創設」で合意、ポーランド在住のウクライナ人数千人が「旅団参加を希望している」と報じられていたが、コシニャクカ・ミシュ国防相は4日「1個旅団分の訓練を予定していたが約300人しか集まらなかった」と明かした。
侵攻953日目、ウクライナ軍はオスキル川東岸地域で孤立化する寸前
DEEP STATEとRYBARは4日「ロシア軍がクピャンスク方面、トレツク方面、ポクロウシク・ディミトロフ方面、ヒルニク・クラホヴォ方面、ヴフレダル方面で前進した」と報告、特にクピャンスク方面ではオスキル川東岸のウクライナ軍が孤立化する寸前で「ヘルソンの逆バージョン」になる可能性が出てきた。
KADEX2024開幕、Hanwha AerospaceがK9A3のコンセプトを発表
Hanwha Aerospaceは今月2日に開幕したKADEX2024でK9A3のコンセプトを発表、K9A3はMUM-T=有人・無人チーミング能力が統合されて射撃指揮車両=K-11A1から遠隔制御でき、主砲は52口径から58口径に変更され、射程延長弾を使用した最大射程は60kmから80kmに拡張される。
自爆型無人機が戦場にもたらす脅威、米軍も調達に関する入札を開始
米軍関係者はウクライナとロシアの戦争から教訓を得て「1度しか使用できない安価な無人機を開発して欲しい」「1万ドルの自爆型無人機が欲しい」と防衛産業界に呼びかけていたが、国防総省のDefense Innovation Unit(DIU)は片道飛行の長距離プラットフォームに関する入札を開始した。
侵攻952日目、ロシア軍はウクライナ東部の複数方向で前進し続ける
DEEP STATEは2日「ロシア軍がクルスク州でオブホフカを奪還した」「ロシア軍がドネツク州でヴフレダルを占領した」と、RYBARは「ロシア軍がポクロウシク・ディミトロフ方面、ヒルニク・クラホヴォ方面、ヴフレダル方面で大きく前進した」と報告、ウクライナ東部を取り巻く状況は悪化する一方だ。
イスラエルは報復を誓い、イランは報復すれば壊滅的な攻撃を加えると脅す
イランは1日夜に大量の弾道ミサイル(約180発)をイスラエルに向けて発射、これを受けてネタニヤフ首相は「報復する」と明言し、イスラム革命防衛隊も「報復してくれば壊滅的な攻撃を加える」と脅しているため、両国の軍事衝突はエスカレーションする可能性がある。
ロシア軍がヴフレダルを占領、ヒルニク方面でも新たな包囲が発生
DEEP STATEは1日「ロシア軍がヒルニク・クラホヴォ方面とヴフレダル方面で前進した」と報告、さらにヴフレダルでは市内の各所でロシア国旗、赤旗、軍旗が掲げられる様子が登場し、これを受けてRYBARは「ヴフレダルは解放された」と報告した。
通常動力型潜水艦に対する空前の需要、オランダがバラクーダ級契約に署名
オランダとNaval Groupはバラクーダ級4隻の建造契約を締結、トゥインマン国防長官は「フランスから約10億ユーロの直接投資を確保した」「オランダ産業界は建造に関与する」と明かし、米ディフェンスメディアは「バラクーダ級の契約には約11億ドルのオフセットが伴う」と注目している。
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米陸軍は2026会計年度予算案の中で「全戦闘車輌の上部を保護する追加装甲」を要求、War Zoneも「米陸軍は戦闘車輌をドローン攻撃から保護するためコープケージのような追加装甲を望んでいる」と指摘しており、既存の戦闘車輌にコープケージを追加する動きが加速している。
米空軍は予算要求の中で「KC-46Aを最も経済的な要件基準としてKC-135後継機調達に用いる」と言及、Aviation WeekやBreaking Defenseは「この変更によってKC-46A追加調達の可能性が高まった」と報じ、BoeingはF-47と空軍の手厚い配慮で大復活を遂げつつある。
Baykarは30日「Piaggio Aerospaceの買収手続きが完了した」「世界的な需要に応えるためPiaggioの生産拠点でAkinciとTB2を生産する」と発表、Defense Newsも「Baykarはイタリアに生産拠点を構えることで欧州域内に足場を築いた」と指摘し、この取引はイタリアとトルコにとってメリットしかない。
ウクライナ人が運営する情報分析グループ=DEEP STATEは2日「残念ながらロシア軍の勢いは6月も維持され、我々は1ヶ月間に556平方キロメートルの土地を失った」「この数値は2025年において最悪の指標だ」と報告、最大の領土損失はドネツク方面で方面で発生した。
ロシア軍は6月に自爆型無人機のGeran2とGarpiya-A1、弾頭を搭載していない囮のGerberaを計5,337機も発射し、Kyiv Independentも「ロシア軍のディープストライクは5月と6月に劇的に激化し、大規模な攻撃はより頻度が高くなり、より致命的になった」と報じた。
ウクライナはスームィ方面について「前線の安定」や「ロシア軍による大きな突破の阻止」を発表、DEEP STATEも「アンドリイフカを奪還して左側面の安定化に成功した」と報告し、RYBARは20日以降、DEEP STATEは22日以降「スームィ方面の変化」を報告しなくなった。
ウクライナ軍は「無人機でロシアのマリノフカ空軍基地を攻撃して2機のSu-34を破壊した」と報告、ロシア人コミュニティからも損失報告が登場し、ロシア人ミルブロガーは「クソ野郎がマリノフカでの損失を証拠つきで確認した」「なぜ余計なことするのか」と批判している。
欧州では安全保障のリスクが高まっているため準軍事組織の活用に注目が集まり、ドイツの国民保護災害支援庁も有事を想定した準備や訓練を開始、ドブリント内務相も「イスラエルの経験から民間防衛の在り方、弾道ミサイルやドローンがもたらす脅威への対処方法を学びたい」と表明した。
カナダのToronto Starは29日「我々は2035年までに5%の約束を果たせるが、新たな問題やコストを生み出すことなく5%問題を完璧に解決する方法はない」と述べ、トーマス・ソウェル氏の言葉を引用して「解決策はない」「ただトレードオフがあるだけだ」と指摘した。
西側諸国が取り組んでいる産業基盤への投資は「長期に渡る強度の高い戦争は常に生産能力が高い国が勝利する」という通説に従ったものなのだが、Economistは26日「戦略的産業を平時から維持して育成するという考え方が間違っている」「平時の工業力は戦時の勝利に結びつかない」と指摘した。
NATO首脳会談で32ヶ国の首脳は「2035年までに毎年GDPの5%を防衛分野(3.5%)と防衛・安全保障関連(1.5%)に投資する」と約束、ギリシャメディアも「2035年までに3.5%へ引き上げるには0.4%分の増額で十分だ」「この増額が債務に及ぼす影響も軽微だ」と報じた。
スペインのロブレス国防相は27日「F-5BMの後継機はトルコとHürjetベースで共同開発する」「このプログラムに13.7億ユーロ=約2,320億円を投資して2028年までに最初の6機を受け取る」「共同開発を通じて設計権限を取得する」と発表、さらにスペインでは通常型空母構想も浮上している。
ポーランドの新型潜水艦入札は最終局面に差し掛かっており「ドイツ、スウェーデン、イタリアの提案が最も高い評価を獲得した」と報じられている中、韓国の現代重工とHanwha Oceanは手を組んで「新たな提案」を発表し、競争力のある資金調達モデルを提供することで巻き返しを狙っている。
韓国航空宇宙産業は27日「ポーランド空軍の司令官がKF-21に試乗した」「ポーランドに対してKF-21の輸出を推進している」と発表、ポーランドのディフェンスメディアも「KF-21もF-35A、F-15EX、タイフーンと共に追加調達に提案されている戦闘機の1つだ」と報じた。
海上自衛隊が導入中の海上哨戒機=P-1について「想定よりも稼働率が低い」という指摘が存在し、会計検査院も27日に発表した報告書の中で「任務可動機の数は限られておりP-1の可動状況は低調だった」と報告し、特に「エンジン素材の腐食による性能低下」が低調の要因だと指摘した。
米国はインド太平洋地域の同盟国にも国防費の増額を要求中で、リービット大統領補佐官は「欧州の同盟国やNATOの同盟国にそれができるのなら、アジアの同盟国やパートナーも同じことができると思う」と発言し、韓国も「NATO首脳会談で国防支出を5%に増やすよう要求された」と明かした。
国防総省が26日に発表した予算要求の中でE-7の調達中止、段階的に退役させてきたA-10の全機=162機、F-16C/Dの62機、F-15Eの21機退役、F-35Aの大幅な調達削減が確認され、国防総省高官はE-7の代わりに「宇宙ベースのAMTI能力やE-2Dの追加調達に投資する」と発表した。
トランプ大統領は「イランの主要な核濃縮施設が完全に破壊された」と宣言したが、この主張と矛盾する初期評価や発言が相次ぎ、ヘグセス国防長官は怒りの会見を行って攻撃作戦の追加情報を公開したが、最終的に「バンカーバスターの攻撃結果を知っている者は誰もいない」とぶっちゃけてしまった。
Defence Blogは26日「世界の安全保障環境が活発な紛争、兵器開発、国防費の増加を通じて変化を遂げる中、軍事ニュースメディアのネットワークが政府、防衛産業、そして公な議論における情報の流れを形作っている」と述べ、最も影響力があるディフェンスメディアTop10を発表した。
トランプ大統領は「イランの主要な核濃縮施設が完全に破壊された」と宣言したが、リークされた国防総省作成の初期評価は「濃縮ウランも遠心分離機もほぼ無傷」と指摘し、欧州各国に提供された予備的評価も「核施設に対する構造的な破壊は不十分」「濃縮ウランもほぼ無傷だ」と指摘した。
DEEP STATEは3日「ロシア軍がホルリウカ近郊のニューヨーク方向で3km以上前進して市内に侵入した」と、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「クラスノホリフカの喪失は現実のものになろうとしている」と、RYBARは「ロシア軍がスタロマイオルケを完全に解放した」と報告した。
DEEP STATEとRYBARはバフムート方面チャシブ・ヤール方向について3日「ロシア軍がカナル地区を占領した」と報告、視覚的にもカナル地区の西端でロシア兵士が国旗を掲げる様子が登場し、遂にロシア軍はシヴェルスキー・ドネツ・ドンバス運河に到達した。
ロシア国防省は2日「Iskander-Mを使用してミルゴロド空軍基地に駐機していたSu-27を攻撃した」「5機が破壊され2機が損傷した」と、ウクライナ空軍のイグナト報道官も「攻撃と損失は事実」「敵が主張するほどの損失はない」と発表した。あとF-15E関連のデータがロシアに流出した可能性がある。
DEEP STATEとRYBARはクピャンスク方面、シヴェルシク方面、アウディーイウカ方面の複数方向でロシア軍が前進したと報告し、ウクライナ軍参謀本部が連日「最も戦闘が激しい」と発表するオチェレティネ付近(アウディーイウカ方面からポクロウシク方向)でもロシア軍が前進している。
ロシア人ミルブロガーのRYBARは1日夜「ロシア軍がIskanderでウクライナ軍のミルゴロド空軍基地を攻撃し、少なくと2機のSu-27が破壊され、4機のSu-27がクラスター爆弾の影響を受けた」「一撃で6機の戦闘機を無力化した」「北部軍管区が発足して以来最高の戦果だ」と報告した。
米空軍のアルヴィン参謀総長は予算不足のため「効果的な空軍戦力とは何なのか問い直さなければならない」と言及、ケンドール空軍長官も「NGADの設計コンセプトが正しいかどうかを検討中だ」と明かし、コスト削減のため次世代戦闘機は再設計される可能性が出てきた。
露独立系メディアのASTRAは先月13日「ロシア空軍は過去4ヶ月間で滑空爆弾をベルゴロド州と占領地に93回も誤って投下した」と報告していたが、Washington Postも1日「ロシアの内部文書によって滑空爆弾が自国領内にも落下していることが明らかになった」と報じた。
New York Timesは29日「荒野を移動する最中に少しでも攻撃を受けにくくするためロシア軍は様々な方法を試している」「その最新アプローチがオートバイによる攻撃だ」「この新しい戦術は無人機と地雷に埋め尽くされた戦場に対する適応だ」と報じている。
ロシアでは松葉杖をついた負傷兵などが集団で「司令部が我々を病院から連れ出して戦闘任務に向かわせている」と訴え注目を集めていたが、今度はボルチャンスクで戦う第1009自動車化狙撃連隊の兵士が「全員負傷しているのに司令官が前進しろという」と訴えた。
ウクライナ軍参謀本部は「最も戦闘が激しいのはオチェレティネ付近(アウディーイウカ方面からポクロウシク方向への前進)だ」と報告していたが、DEEP STATEも30日に更新した戦況マップの中で「ロシア軍がポクロウシクに向けて複数方向で前進した」と報告した。
RYBARは「ウクライナ軍がテルニー方向で反撃を試みている」「ロシア軍はチャシブ・ヤールのカナル地区で前進した」「ロシア軍がトレツク方向に前進して墓場と要塞化されたテリコンを巡って両軍が交戦している」と報告しているが、最も激しい戦闘が発生しているのはアウディーイウカ方面だ。
DEEP STATEはホルリウカ方面とアウディーイウカ方面について29日「ロシア軍がアルテーモヴェ市内に侵入した」「ロシア軍がソキル方向に前進した」「ロシア軍がノヴォポクロフケの南で支配範囲を広げた」と報告、ウクライナ軍はソキルを失った可能性が高い。
プーチン大統領は「中距離核戦力全廃条約の失効によって米国の地上配備型攻撃能力が現実のものになった」と判断し「地上配備型の短距離及び中距離ミサイルの生産」を指示、中国を追いかける形で米露も地上配備型ミサイルの拡張に本腰を入れる格好だ。
ロシアはウクライナとの戦争に必要な人的資源を「不人気な予備役の強制動員」ではなく「契約軍人の募集」を通じて供給しているものの、当初のボーナス額で契約に応じるロシア人が居なくなり、契約軍人の募集にかかるコストは大幅に上昇している。
New York Timesは27日「今後の焦点は人的優位を活かしたロシアの戦術が防御を固めたウクライナに通用するかどうかだ」「効果的だと証明されていたロシア軍の戦術はハルキウで上手く行かなかった」「既にロシア軍の攻勢は鈍化している」と報じた。
Politicoは27日「米諜報機関はイスラエルとハマスの停戦が成立しない場合、今後数週間以内にイスラエルとヒズボラの間で大規模な軍事衝突が発生する可能性が高いと予想している」「欧州の中には次の戦争が数日以内に起こると予想している国もある」と報じた。
ウクライナ向け砲弾の域外調達を主導しているチェコのフィアラ首相は25日「既に約束した砲弾がウクライナに到着している」と言及していたが、チェコ国営通信は27日「第一弾として5万発の砲弾が届けられた」「年末までに最大50万発の砲弾を引き渡す」と報じた。
Financial Timesは27日「米国、イスラエル、ウクライナはイスラエルが保有するパトリオットシステム(8セット)のウクライナ移転を協議中だ」と報じており、これが実現するとウクライナの防空能力が劇的に向上し、久々に戦場の様子が大きく変わるだろう。
RIA Novosti、RBC、Interfax、Meduzaなどは27日「ロシア当局が国籍を取得した移民3万人を拘束し、内1万人をウクライナでの特別軍事作戦に送り込んだ」と報じており、ウクライナ占領地域で要塞を建設している後方部隊に加わっているらしい。
Defense Newsは27日「米陸軍がER-GMLRSの量産を承認した」「アーカンソー州カムデンの生産ラインにER-GMLRSが組み込まれる」と報じており、MLRSやHIMARSで使用されるロケット弾の射程は70km→150km以上に拡張される。