ドイツ空軍は「次世代戦闘機が実用化される前に有人戦闘機と協調可能な無人機が必要になる」と表明したため様々な動きが観測されてきたが、KratosとAirbusは16日「Airbus製ミッションシステムを組み込んだXQ-58Aを開発する」「2029年までにドイツ向けの戦闘準備が整う」と発表した。
ウクライナ国防省情報総局、黒海艦隊のセルゲイ・コトフをMAGURA V5で撃沈
ウクライナ国防省情報総局は5日「GUR特殊部隊のグループ13が黒海艦隊のセルゲイ・コトフを破壊(撃沈)した」と発表、既にGURは同艦を攻撃する映像も公開しており、MAGURA V5による黒海艦隊の艦艇撃沈は3隻目になる。
リチウムイオン電池搭載の潜水艦、フランスとインドネシアが契約交渉を開始
JANESは1日「Naval Groupの関係者がジャカルタに到着し、リチウムイオン電池搭載のスコルペヌ型潜水艦に関する契約交渉が始まった」と報じており、これはNaval Groupが昨年10月に発表した「Scorpene Evolved」のことだ。
圧倒的に安価なLancetの類似品、ロシアは2024年末までに数千機を生産
ロシアのボストーク設計局は「Lancetに類似したScalpelを2024年末までに数千機が生産する」「一部の能力はLancetに劣る」「弾頭を除く調達コストは30万ルーブル=約3,200ドル」と明かし、圧倒的に安価な調達コストによって「Scalpelの価値は正当化される」と主張した。
ブダノフ中将、ウクライナは対空兵器搭載の無人水上艇を開発中と明かす
シルスキー総司令官は「占領者に対して空中でも非対称な対応をとる」「ロシア軍の航空機はさらに燃えることになるだろう」と言及して注目を集めたが、ウクライナ国防省情報総局のブダノフ中将は「無人水上艇に対空兵器を搭載する作業を行っている」と明かした。
ドネツク西郊外、ロシア人はクラスノホリフカ市内での戦闘拡大を主張
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「数日前にシェフチェンカ通りを制圧したクラスノホリフカ南市内で激しい戦闘が続いている」「グレーゾーンがクラスノホリフカを貫通する線路を越えた」と主張しているが、前線位置や評価はウクライナ側ものと大きくかけ離れている。
アウディーイウカ西郊外、ウクライナ軍が戦線の安定化に成功した可能性
ウクライナ人が運営するDEEP STATEは4日「ベルディチに対する攻撃は全て撃退された」「敵はオルリフカ集落を完全に支配出来ていない」と報告、ウクライナ軍はベルディチ、オルリフカ、トネネキーのラインで戦線を安定させた可能性が出てきた。
フランスがウクライナに対する軍事支援の内訳を公表、総額38億ユーロ以上
ドイツ政府は「ウクライナ支援に消極的だ」という批判に対応するため支援の詳細を1週間毎に公表しているものの、その他の国が支援の詳細を明かすことは殆どない。しかしフランスが2023年末までに支援した内容を公表して注目を集めている。
豪シンクタンク、もがみ型の取得で海軍再編が上手くいくかもしれない
豪政府は海軍再編に関する分析結果を発表、この報告書は「汎用フリゲートの取得」を勧告してMEKO A-200、Alfa3000、もがみ型、大邱級を検討候補に挙げていたが、豪シンクタンクは「日本製フリゲート艦を取得すること上手くいくかもしれない」と言及した。
米GA-ASIが提案するGambitのプロトタイプ、XQ-67Aが初飛行に成功
米GA-ASIは2月29日「米空軍研究所が主導するOBSSプログラムの下で製造していたGambitのプロトタイプ=XQ-67Aの初飛行に成功した」と発表、XQ-67AはGambit Coreと呼ばれる共通コアに基づいて開発され、GAは4種類の異なるGambitを提案している。
C-390が売れる理由、整備権限、技術移転、サプライチェーンへの参加
韓国空軍は次期輸送機にC-130JではなくC-390を選択、この選択について防衛事業庁は「契約条件、トレードオフ、国内企業の関与で大きな違いがあった」と、エンブラエルも「韓国との契約にはC-390の整備権限とMROに必要な技術移転が含まれていた」と明かした。
造船への投資、米海軍長官がハンファオーシャンと現代重工業に米国進出を促す
韓国を訪問したデル・トロ米海軍長官が「ハンファオーシャンと現代重工業に米国進出を働きかけた」と報じられており、現代重工業も「韓国海軍やフィリピン海軍だけでなく米海軍の発展にも貢献する造船企業になるだろう」と声明を出した。
アウディーイウカ西郊外、ロシア軍が国旗を掲げるも3集落の運命は不明
アウディーイウカ西郊外についてロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは3日「ベルディチ、オルリフカ、トネネキーで戦闘が続いており、特にトネネキーで最も困難な状況が発生している」と報告し、トネネキー方向の支配地域を1km以上も縮小した。
ウクライナ人ジャーナリスト、ロシア軍はワグネルの哲学と戦術を統合した
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は1日「現在のロシア軍が採用している戦術」について興味深い考察を披露しており、同氏によれば「2022年や2023年初期とは完全に別もの」で「複数の攻撃グループを素早くローテーションさせ新鮮さを保ちながら前進してくる」と指摘した。
驚くほど脆弱なウクライナ軍の防衛陣地、要塞要素が欠けた初歩的な塹壕のみ
New York Timesは2日「ウクライナ人ジャーナリストが準備された防衛陣地や防衛ラインがないと軍を糾弾したが、衛星写真で確認してもアウディーイウカ郊外には要塞要素が欠けた初歩的な塹壕しかなく、驚くほど脆弱な防衛陣地がロシア軍の前進を助けている」と報じた。
ウクライナ空軍司令官、1日にマリウポリ方向で撃墜したSu-34の映像を公開
ウクライナ軍参謀本部は1日「ロシア軍のSu-34を東方向で撃墜した」と発表、オレシュチュク空軍司令官も2日「3月1日朝にマリウポリ方向で撃墜したSu-34の映像」を公開して「今回は目視で撃墜を確認した」と述べた。
仏外相、フランス人がロシアを止めるためウクライナで死ぬことはない
フランスのステファーヌ・セジュルネ外相は「我々の戦略の柱はロシアに勝利させないことにあるが、そのためにフランス人がウクライナのため死ぬことはないし、ロシアと直接事を構えることもしない」と述べた。
アウディーイウカ方面の戦い、ベルディチに対するロシア軍の攻撃は失敗
RYBARは「ベルディチ、トネネキー、オルリフカ占領」を主張したものの「まだ戦闘が続いている」と言及、ウクライナ軍の第47機械化旅団も「ベルディチに侵入したロシア軍部隊を殲滅する様子」を公開し、DEEP STATEが主張する前線位置の方が双方の報告に一致してきた。
オランダもウクライナと協定締結、明文化された今年の軍事支援額は182億ドル以上
ウクライナと安全保障協定を締結したオランダは「2024年に20億ユーロの軍事支援を提供する」と約束、英国、ドイツ、フランス、イタリア、カナダ、デンマーク分を加えると2024年の軍事支援額は182億ドル以上=2.7兆円になり、まもなくノルウェーも協定を締結する見込みだ。
ウクライナ軍兵士は準備された陣地ではなく野原に連れて行かれただけ
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏やDEEP STATEは「兵士は準備された陣地ではなく野原に連れて行かれただけ」「準備された陣地に撤退したという発表だけで防衛ラインは構築できない」と述べ、ウクライナ軍が防御陣地を準備出来ていないと暴露した。
米空軍参謀総長、制空権の常時確保を要求する軍事作戦はコスト的に無理
米空軍のアルヴィン参謀総長は28日「以前のように航空戦力を増強し『何日も何週間も制空権を維持する』というのはコスト的に無理がある」「空の心配をすることなく『恒久的に軍事作戦を実施できる』という考え方から転換しなければならない」と言及した。
ウクライナ人、ロシア人が報告するベルディチ占領は存在しない成功
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「ベルディチ、オルリフカ、トネネキーの占領」を主張しているものの、ウクライナ人が運営するDEEP STATEは「ロシア軍のベルディチ攻撃は失敗した」「ロシア人が報告するベルディチ占領は存在しない成功だ」と報告した。
シンガポールのF-35A発注が濃厚、国防相がベストタイミングだと言及
シンガポールのウン・エンヘン国防相は28日「F-35Aを発注するには今がベストタイミングだと考えている」と国会で演説、シンガポール国防省は予算案が承認されればF-35Aを8機発注する計画で、同国が調達するF-35は計20機(A型8機+B型12機)になる見込みだ。
ウクライナ空軍は29日にSu-34を3機撃墜したと発表、ロシア人は否定
ウクライナのオレシュチュク空軍司令官は29日「東方向、アウディーイウカ方向、マリウポリ方向でSu-34を計3機撃墜した」と発表、RYBARは「ウクライナ側はロシア軍機の損失を誇張するプロパガンダで士気を高めようとしている」と主張して撃墜を否定した。
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ドイツ空軍は「次世代戦闘機が実用化される前に有人戦闘機と協調可能な無人機が必要になる」と表明したため様々な動きが観測されてきたが、KratosとAirbusは16日「Airbus製ミッションシステムを組み込んだXQ-58Aを開発する」「2029年までにドイツ向けの戦闘準備が整う」と発表した。
F-16の固定武装によるShahed-136の迎撃は「簡単な仕事」と思われがちだが、ポーランドのディフェンスメディアは15日「ウクライナのF-16はShahed-136迎撃のため第二次世界大戦のような戦闘を繰り広げている」「機関砲によるShahed-136の迎撃は非常にリスクが高い」と指摘した。
ドイツのピストリウス国防相は「欧州独自の長距離攻撃ミサイルは実用化まで7年~10年かかるため、地上発射型長距離攻撃システム=タイフォンシステム購入を米国に要請した」と明かし、資金力に余裕があるドイツは「軍事力の即時増強」と「長期的な欧州自立」の両方を追求している。
ロシア軍の夏季攻勢は東部戦線で成功を収め続け、DEEP STATEとRYBARが報告する前線の状況も深刻さが増しており、特にRYBARは「ポクロウシクとディミトロフにアクセスする主要ルートはロシア軍の火力管制下に収まった」と報告、これが事実ならウクライナ軍の補給は複雑化しているだろう。
Washington Postは14日「トランプ大統領は戦争を止める唯一の方法が『戦争継続コストの大幅な引き上げだけ』と悟り、新たなウクライナ支援には強力な攻撃兵器の使用許可も含まれ、トマホーク提供も視野にはいっている」と報じ、ロシアが戦争終結に応じるまで戦いをエスカレーションさせるつもりらしい。
KC-46Aは空中給油中の事故を起こしたばかりだが、今度は航空機動軍団がKC-46AのAPU使用制限を指示し、War Zoneは14日「APUは地上要員や設備への依存軽減目的で導入されているものの実際には逆効果になっている」「APUの使用制限はKC-46Aの柔軟な運用性を阻害するだろう」と指摘した。
トランプ大統領とルッテ事務総長は14日「50日以内にウクライナと戦争終結で合意できなければロシアに痛烈な関税を課す」「欧州諸国はウクライナに供給するための武器を米国から購入する」「ウクライナは大量の防空システム、ミサイル、弾薬などの武器システムを手に入れる」と発表した。
Breaking Defenseは豪州のフリゲート調達について14日「日本は知的財産権の共有が受注に繋がることを期待している。しかし、豪海軍で20年以上勤務した経験をもつアナリストは『フリゲート艦を豪海軍に迅速かつ効果的に統合できる能力が重要だ』と言う」と報じている。
フランス軍参謀総長はテレビ中継まで入れた前例のない記者会見で「もう我々の選択肢に後戻りはない」と、マクロン大統領も「1945年以来、自由がこれほど脅かされたことはない」「我々は両親が享受していた平和の配当の恩恵をもう受けられない」と述べて軍事予算の増額を発表した。
トランプ大統領は13日「パトリオットシステムをウクライナに送るつもりだ」と明かし、Axiosも「トランプ大統領が14日に発表するウクライナ支援計画には新たな攻撃兵器が含まれている」「これはモスクワを含むロシア奥深くに届く長距離攻撃ミサイルだ」と報じた。
ベルギーのフランケン国防相は10日「維持費用が極めて高額なNH90調達は失敗だった」と述べ、オーストラリア、ノルウェー、スウェーデンに続き「NH90早期退役」を発表、さらに「石で応戦したり、バンバンと叫んだりするのはもう終わりだ」と述べて過去最大の弾薬購入計画も発表した。
トランプ大統領は13日「プーチンは口先で良いこと言うが夕方には皆を爆撃する。この態度には少し問題があるし、私はそれが気に入らないのでパトリオットシステムをウクライナに送るつもりだ」と述べ、共和党のグラム上院議員も「今後数日以内に記録的な量の武器がウクライナに向かう」と明かした。
RYBARはスームィ方面について13日「ウクライナ軍がキンドラティフカ集落に侵入した」と報告、さらに「クピャンスク方面におけるロシア国防省の嘘報告」を指摘、ロシア人ミルブロガーのДва майораも「成功の前借りが前線で戦う兵士を怒らせている」と批判した。
ロシア軍の夏季攻勢は昨年を上回るペースで進捗しており、ポクロウシク右翼方面ではカゼニ・トレツ川沿いの防衛ラインを突破してラジンを占領、ポクロウシク南郊外でもシェフチェンコをほぼ占領し、このペースで前進されると7月の領土喪失は「2025年最悪を記録した6月」を越えるかもしれない。
DEEP STATEは「ロシア軍がクピャンスク方面とシヴェルシク方面で前進した」と、RYBARは「ロシア軍がリマン方面で前進した」と報告し、ロシア人ミルブロガーのВоин DVはクピャンスク方面について「第43・第151旅団は司令部の大部分をクピャンスクから撤退させた」と言及した。
英国の会計検査院はF-35Bの費用対効果に関する報告書を11日に発表し、この中で「これまでに110億ポンドを費やして達成された能力は当初計画と比べて期待外れ」「2030年代までスタンドオフ兵器がない」「F-35Bの即応性=稼働率も目標の約半分に過ぎない」と指摘した。
DEEP STATEは9日「ロシア軍がリマン方面ゼレベツ川沿い、トレツク方面、ポクロウシク左翼方面、カミアンスケ方面で前進した」と、RYBARも「ロシア軍がザポリージャ州カミアンスケを解放した」「ウクライナ軍がスームィ州で反撃を行いアンドリイフカを奪還した」と報告した。
韓国はAEW&C追加取得に関する競争入札を進めているものの、過去の入札ではどの提案も要求要件を満たすことが出来ず、BoeingはE-7Aの価格が高騰したため3回目の入札参加を見送り、AEW&C追加取得の入札はGlobal EyeとGlobal6500 AEWの一騎打ちになった。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはクルスク方面テトキノ方向について「ロシア軍がベザリフカを占領した」と、スームィ方面について「ウクライナ軍がロシア軍の防衛ラインを破って4km近く前進した」と、シヴェルシク方面について「再び嘘報告が行われ始めている」と報告した。
人民解放軍空軍向けの塗装が施されたJ-20Sの飛行シーンが登場、シリアルナンバーから甘粛省の鼎新基地に駐屯する第176航空旅団にJ-20Sが複数配備されていると示唆しており、中国国営放送もJ-15Tの最終組立ラインを公開し、J-15Tの生産数が最低でも70機に達していると判明した。
RYBARはボルチャンスクとクラスノホリフカの状況を報告、ウクライナメディアのLIGA.netとSuspilneは「ウクライナ軍のクリンキー撤退」を、Ukrainska PravdaとRBC-Ukraineは「ギリシャが32機のF-16をウクライナに移転する計画」と報じた。
露独立系メディアはMeduzaは17日「ロシア連邦国家統計庁が発表した人口統計データから死亡数と外因死が欠落している」「死亡者の外的要因に関する詳細なデータを隠した」と報じており、このデータを使用したロシア軍の推定戦死者数=約12万人が事実である可能性が高まった。
DEEP STATEはドネツク州二ューヨーク方面について16日夜「ロシア軍がノヴゴロド機械工場跡方向に前進した」「ウクライナ軍がニューヨーク市内でロシア軍を押し戻した」と、ポクロウシク方面について「ロシア軍が複数方向で前進した」と報告した。
米国はギリシャに今年1月「最大40機のF-35売却を議会に通知した」「コンステレーション級フリゲートへの参加承認」「C-130H、ブラッドレー、フリーダム級沿海域戦闘艦などの余剰防衛装備品を提供する用意がある」と伝えたが、現地ではパッケージの内容が物議を醸しているらしい。
P&WはF-35 Block4で要求される冷却性能と発電能力を備えた改良型エンジン=Engine Core Upgradeの開発を進めており、親会社のRTXは15日「ECUの予備設計レビューを完了し、設計が想定された以上のものであると確認された」と発表した。
Financial Expressは11日「Hindustan Aeronauticsがライセンス生産中のSu-30MKIを海外輸出するため潜在的な顧客との協議が進行中だ」「この取り組みの支援についてロシアも同意しており、両国間の戦略的パートナーシップは強化されている」と報じている。
NATOはStandardization Agreement=STANAGによって加盟国間の軍事分野における規格を標準化しているが、155mm砲弾の規格には「ある程度の幅」が存在するため仕様が異なり、加盟国間でシームレスな弾薬共有が実現していない。
ロシアでは「部分的動員(強制動員)の解除を求める声を批判する兵士の動画」が登場したものの、直ぐにフェイク(正教会の祝日を祝福する動画に別の音声データをかぶせたもの)とバレてしまい、都合の悪い事実を隠そうとする試みが多発している。
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏はドネツク州クラスノホリフカについて「第59歩兵旅団の司令官に問題がある」と報告していたが、第59旅団の関係者もゼレンスキー大統領に司令官を告発、ウクライナ軍参謀本部も調査チームを派遣すると発表した。
DEEP STATEはドネツク州トレツク方面について「ロシア軍がアルテーモヴェ市内に足場を築いた」と、アウディーイウカ方面について「ロシア軍がプロレス方向とノヴォセリフカ・ペルシャ方向に前進した」「ロシア軍がヤスノブロディフカ集落内に足場を築いた」と報告した。
欧州諸国は砲兵システムの再取得や増強に乗り出しており、スロベニア国防省も「スロベニアとフランスはCaesar調達に関する意向書に署名した」と発表した。欧州諸国の自走砲調達はKNDSとHanwha Aerospaceに集中し、多連装ロケットシステムの調達も本格化しようとしている。
欧州では砲兵戦力の更新や増強が相次いでおり、英国のスナク首相は4月「AS90の後継としてRCH155を調達する」と発表したが、Bloombergは12日「ドイツがRCH155の100輌調達を予定している」と報じた。因みにRCH155にはウクライナ向けとして54輌が発注されている。
スペイン陸軍が砲兵戦力の更新を計画しており、現地のディフェンスメディアは「自走砲×145輌、装輪式自走砲×109輌、牽引式榴弾砲×36門の調達を検討している」と報じており、GDELSはKNDSと提携して無人砲塔を採用したDONARとPIRANHA AACを発表している。
南ドネツク方面のウロジャイン集落内でロシア軍兵士が国旗や軍旗を掲げる様子が登場、これを受けてDEEP STATEは「ロシア軍がウロジャインを占領した」と報告したため、ウクライナ軍は初めて「昨年の反撃で奪還した拠点」を奪い返された格好だ。
ウクライナ侵攻を支持するロジア人ジャーナリストのカシェヴァロワ氏は「ウクライナで負傷した兵士の98%が任務に復帰したと国防省は述べたが、これは嘘ではない。何故なら負傷者は適切な治療が受けられないまま前線に送り返されているからだ」と指摘した。
エジプト海軍は2021年7月に発注していた最後の209/1400型潜水艦を取得したばかりだが、これと別に新しい潜水艦調達を進めており、どうやらエジプト海軍の需要を巡ってフランス、ドイツ、スペイン、日本、韓国の争いに発展している可能性がある。
チェコは約束した砲弾の初回分(5万発)をウクライナに引き渡したが、パベル大統領は今後の見通しについて「7月と8月も5万発づつ、9月から12月までは毎月8万発~10万発の砲弾がウクライナに届けられるはずだ」と述べ、2024年の供給数が47万発~55万発になると示唆した。
米陸軍は2020年9月「M109A6がHVP(超高速発射体)を使用して巡航ミサイルの動きを模倣した標的機の迎撃に成功した」と発表していたが、米陸軍は装輪式自走砲、HVP、IBCSを組み合わせて弾道ミサイルや巡航ミサイルも迎撃可能な防空システムの開発に乗り出した。
DEEP STATEは「ロシア軍がアウディーイウカ方面で前進してノヴォセリフカ・ペルシャに足場を築いた」と、RYBARは「ロシア軍がトレツク方向とニューヨーク方向で前進した」と報告、ウクライナのステファニシナ副首相は「現在1万人以上の女性が最前線で戦闘任務に就いている」と明かした。
KC-46AはA330MRTTと競合した全入札で敗れており、Defense Newsは13日「イタリアがKC-46Aの購入計画を中止した」「数ヶ月以内に新しい空中給油機の入札を行う予定だ」と報じ、イタリアはA330MRTTに乗り換える可能性が高い。