ハルキウ方面で新たな動きは観測されていないものの、DEEP STATEとRYBARは「シヴェルシク方面、バフムート方面、アウディーイウカ方面、ドネツク西郊外方面、南ドネツク方面でロシア軍が前進した」と報告しており、後退が続くウクライナ軍の苦しい状況に変わりはない。
ポーランド国防相、K2導入に向けた交渉が始まったと正式に表明
ポーランドのブラスザック国防相は31日、訪問中の韓国で「K2導入に向けた交渉が始まった迅速な結論を期待している」と正式に表明した。
ロシア軍がセベロドネツク市の大部分を支配、戦闘は市中心部で発生
ルハーンシク州政府のロマン・ヴラセンコ氏は31日、ロシア軍がセベロドネツク市の大部分を支配して戦闘は市中心部で行われていると発表した。
ポーランド国防相、信頼性の高い韓国製兵器を調達するためなら何でもする
韓国を訪問中のポーランドのブラスザック国防相30日、信頼性の高い韓国製兵器を出来るだけ多く調達するため必要なことは何でもすると明かし注目を集めている。
スロバキア、ウクライナに最新の自走砲Zuzana2を提供すると明かす
スロバキアは4月に「自走砲Zuzana(ズザナ)売却についてウクライナと交渉中だ」と発表していたが、ナド国防相は「Zuzana2の操作を習得するためウクライナ軍兵士がスロバキアで訓練を行っている」と明かし注目を集めている。
バイデン政権、弾薬の種類を制限する方向でMLRSをウクライナに提供か
バイデン大統領が「ロシア領に届くようなロケットシステムをウクライナに提供しない」と明かして注目を集めているが、MLRSやHIMARSで使用するロケット弾の種類を制限する方向で多連装ロケットシステムの提供を行う可能性が浮上している。
バイデン大統領、ロシア領に届くロケットシステムはウクライナに提供しない
バイデン大統領は30日、ロシア領に届くようなロケットシステムをウクライナに提供しないと明かして注目を集めている。
ウクライナとロシアの政治的立場が懸かったセベロドネツクの戦い
英国のTimes紙は30日、セベロドネツクやルハーンシク州を巡る戦いには「プーチン大統領とゼレンスキー大統領の政治的立場が懸かっている」と指摘している。
韓国の尹大統領、カナダ経由でウクライナへの155mm砲弾提供を承認か
ロイターは30日、カナダが要請した155mm砲弾の供給に韓国が応じて「ウクライナへの間接的な武器供給」に踏み切るかもしれないと報じている。
衰えないロシア軍の装備補充、新たに大量のT-72やT-80BVを運び込む
ロシア軍は甚大な損失を被っているにも関わらずドンバスでの攻勢は激しくなりばかりで、新たにT-72やT-80BVも運びこまれているのが確認されており、いつになればロシア軍の補充能力は低下するのだろうか?
ウクライナ軍によるヘンソン州での反撃、ロシア軍を約9km押し戻す
ウクライナ軍がヘンソン州で開始した反撃はDavydivBrid付近のロシア軍を約9kmほど押し戻すことに成功、幾つかの拠点を奪還しながらBruskyns’keに迫っている。
ポーランド、NATO規格対応の自走砲KRAB×18輌をウクライナに提供
ポーランドの国営ラジオ(Polskie Radio/PR)は29日、陸軍の在庫から18輌の自走砲「KRAB」をウクライナに提供したと報じて注目を集めている。
米空軍の次世代戦闘機に関する予測、AESAレーダーを搭載しない可能性も
米Air Force Magazineは米空軍の次世代戦闘機について「F-22よりも大型で幅広い帯域に効果的なステルス能力を備えたものなる」と述べており、有人機はAESAレーダーを搭載しない可能性もあるらしい。
韓国がレッドバックのデモンストレーションを公開、K9 USER CLUBも初開催
韓国陸軍は昨年7月に「豪陸軍に提案したレッドバックの試験運用を2022年4月に実施する」と明かしていたが、6週間に及ぶ試験運用の最後にマスコミを招待してレッドバックのデモンストレーションを公開した。
ウクライナ軍がヘルソン州で反撃、航空戦力も投入してロシア軍と交戦中
ウクライナ軍はヘルソン州のDavydivBrid付近からBruskyns'keに向けて攻め込んでいると推測されており、ウクライナ軍参謀本部もヘルソン州で攻勢に出たことを認めた。
リトアニアメディア、ウクライナにTB2を送るため購入資金を寄付で調達
リトアニアメディアはウクライナに「バイラクタルTB2」を送るための資金500万ユーロを寄付で調達、リトアニア国防省は「来週からTB2調達の手続きを開始する」と明かしている。
ブラジル陸軍の次期戦闘偵察車にイタリア、カナダ、中国が挑戦か
ブラジル陸軍が105mm砲もしくは120mm砲を搭載する戦闘偵察車の海外調達を準備中で、複数の海外企業が関心を寄せていると報じられている。
ウクライナにM777、FH70、CAESAR、M109、ハープーンが到着
ウクライナのレズニコフ国防相は28日、M777、FH70、CAESAR、M109、ハープーンがウクライナに到着していると明かして注目を集めている。
日本の次期戦闘機開発に参加する英国、狙いは日本の技術ではなく資金
日本が開発を行う次期戦闘機「F-X」の支援国を米国→英国に変更するというニュースについて英国紙は「研究資金の問題が解決するかもしれない」と報じている。
ロシア軍がセベロドネツク市内の一角に侵入、州知事は撤退の可能性に言及
ルハーンシク州知事のガイダイ氏は「ロシア軍がセベロドネツク市内の一角に侵入した、包囲されるのを避けるためルハーンシク州から退却する可能性もある」と明かして注目を集めている。
ウクライナ軍が南部戦線で反撃、渡河作戦でロシア軍の背後をつく動き
ウクライナ軍は南部戦線で渡河作戦を実施、ヘルソン州のDavydiv Brid付近で反撃に出たと報告されているが反撃の規模や戦況についてはよく分かっていない。
ウクライナ東部戦線での戦い、気が遠くなるような命がけの隠れんぼ
ウクライナ東部戦線で繰り広げられる地上戦はUAVと砲兵を中心に展開しており、上空を円を描くようにUAVが飛び始めると移動を始めるサインだと報じている。
米陸軍がトマホークを取得、MK.41を流用したロングレンジウェポンの実用化
米海軍は巡航ミサイル「トマホーク BlockV」を154発調達するためレイセオンに2.2億ドルの契約を授与、発注した154発の内30発を陸軍に引き渡す予定で、これはMK.41を流用したロングレンジウェポンの実用化に向けての動きだろう。
ウクライナ軍、セベロドネツクへの補給路を分断したロシア軍排除に成功
ウクライナ軍がセベロドネツク~アルチェモフスクを結ぶ幹線道路「T1302」を分断したロシア軍の撃退に成功、しかし敵の砲撃を受けているためT1302による移動は非常に困難だ。
ポーランド、米陸軍が開発した次世代防空レーダー「LTAMDS」を調達
ポーランドは米国製MLRS「HIMARS」と米陸軍が開発した次世代防空レーダー「LTAMDS」を調達する意向を表明、ウクライナに提供したT-72M1のギャップを埋めるため韓国政府とK2PL調達に関する交渉を行っているらしい。
ロシア軍がスラビャンスク方面でも攻勢、ウクライナ軍はリマンを放棄か
スラビャンスクを迫る敵を食い止めていたリマンの大半をロシア軍が支配したという報告があり、これが事実ならスラビャンスクは敵砲兵部隊の攻撃に晒されることになる。
ウクライナ軍司令官、英雄主義だけでセベロドネツクを守るのは不可能
どこまで物量任せの攻勢をロシア軍が維持できるのかは謎だが、セベロドネツクを防衛する現地司令官は「英雄主義だけで都市を守るのは不可能だ、敵を遠距離で攻撃できる武器が絶対的に不足している」と訴えている。
ウクライナ、ロシアがドンバスに「非常識な数」の兵士と装備を持ち込んだ
ルハーンシク州知事のガイダイ氏は24日、ロシア軍が非常識な数の兵士と装備を送り込んできたと明かして「ルハーンシクもマリウポリのようになりつつある」と戦闘の激しさを訴えた。
流出した中国の台湾侵攻計画、広東省で兵士14万人と船舶953隻を動員
中国共産党幹部が台湾侵攻について議論した音声データーが流出、会議では「台湾独立を主張する勢力を粉砕するために中国は戦争開始を躊躇することない」と強調している。
フランス提供の自走砲がウクライナに到着、ロシア軍との戦いに投入済み
ウクライナ軍のザルジュニー総司令官は24日、155mm榴弾砲をトラックに搭載したフランス製自走砲「Caesar」がロシア軍との戦いに投入されていると発表した。
ロシア軍、ルハーンシク州で戦うウクライナ軍の補給ルート遮断に成功
ロシア軍はセベロドネツク~アルチェモフスクを結ぶ幹線道路「T1302」に到達、ルハーンシク州で戦うウクライナ軍を支えていた補給ルートの遮断に成功した。
セベロドネツクで戦うウクライナ軍、補給を遮断されるは時間の問題
英国のTimes紙は24日「ルハーンシク州の補給ルートがロシア軍に遮断されるのは時間の問題だ」と指摘しており、マリウポリと同じようにセベロドネツクも包囲される可能性が高くなってきた。
セベロドネツクの制圧に本腰のロシア軍、全戦線で攻勢を活性化か
ロシア軍はウクライナ軍をセベロドネツク防衛に集中させないためハルキウ州、ルハーンシク州、ドネツィク州、ザポリージャ州、ヘルソン州での攻勢を活性化させた可能性が高く、中々厳しい展開になってきた。
ロシア軍はセベロドネツク制圧に全軍を投入、マリウポリの再現を狙う
ウクライナ大統領府顧問のオレクシー・アレストビッチ氏は24日、現地メディアの番組に出演して「敵はセベロドネツクを制圧するために全軍を投入した。ロシアはマリウポリに次ぐ成功を収めるかもしれない」と明かして注目を集めている。
ゼレンスキー大統領が示す危機感、今後数週間の戦いは厳しいものになる
ゼレンスキー大統領は24日、国民に向けた演説の中で「今後数週間の戦いは厳しいものになると認識しなければならないが、我々には戦いに勝利して奪われた領土を回復する以外に選択肢はない」と語った。
デンマーク、黒海の封鎖を解くためパープーンのウクライナ提供を決定
ウクライナへの武器支援を調整する連絡会議(ラムシュタイン会議)が23日に開催され、オースティン米国防長官は「黒海の封鎖を解除するためパープーンの提供が決定された」と発表した。
ポーランド首相が停戦案を一蹴、プーチンが止まるという幻想を捨てるべき
イタリア政府が提案したウクライナとロシアの停戦案が波紋を呼んでおり、ポーランドのモラヴィエツキ首相は「平和達成のためなら如何なる犠牲を強いてもよいという訳ではない」とイタリア案を一蹴して注目を集めている。
MI6元長官、2023年までにプーチンは医療施設に閉じ込め姿を消す
英諜報機関(MI6)の長官を務めたリチャード・ディアラヴ卿は「2023年までにプーチンは政治の舞台から姿を消すだろう」と明かして注目を集めている。
ポーランド、T-72の代わりを提供すると約束したドイツに騙された
独Spiegel紙は21日、取材に応じたポーランドの外務副大臣が「ドイツの約束を信じていたが騙された。提供したT-72の在庫をドイツ人は埋めると約束していたのに何もしてくれなかった」と語ったと報じて注目を集めている。
米メディア、戦争の現実的な結末はウクライナの領土的譲歩を伴うだろう
ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙は社説の中で「戦争終結のため痛みの伴う譲歩の決断を迫られるのはプーチンではなくゼレンスキーの方になる」と主張、多くの波紋を呼んでいる。
ロシア軍は反攻準備が整う前に押し切りたい、ウクライナ軍は阻止したい
ポパスナ周辺のロシア軍は突出部を徐々に拡大してセベロドネツク包囲を完成させようとしているが、ウクライナ軍は反攻用戦力を温存している可能性が高いので「ドンバスの戦い」はまだまだこれからだ。
ベネズエラと軍事的緊張が高まるコロンビア、今度は仏製自走砲を調達
コロンビア陸軍が砲兵戦力の近代化を行うため155mm自走砲「Caesar」の調達交渉を開始したと報じられており、フランス製の自走砲は最近引き合いが多くなっている。
アゾフ連隊も降伏してマリウポリが陥落、司令官もロシア軍の捕虜に
ロシア国防省は20日「ウクライナ軍兵士531人が降伏して完全にアゾフスタル製鉄所を解放した」と発表、ショイグ国防相もプーチン大統領に「完全制圧」を報告しているので80日以上に及ぶマリウポリでの抵抗は終焉を迎えた。
ドイツ、7月中に15輌のゲパルトと弾薬約6万発をウクライナに引き渡す
ドイツのランブレヒト国防相は20日、7月中に15輌の自走式対空砲「ゲパルト」を弾薬約6万発と共にウクライナへ引き渡すと明かして注目を集めている。
ウクライナ軍がイジュームのロシア軍基地を攻撃、車輌60輌を焼き払う
ウクライナ空中機動軍(空挺部隊)司令部は20日、イジュームのロシア軍車輌基地を攻撃して車輌60輌を焼き払ったと発表した。
露国営メディア、3月中旬頃からSu-57をウクライナの戦いに投入
露国営メディアのイタルタス通信は20日、ロシア空軍が第5世代戦闘機「Su-57」をウクライナで使用したと報じて注目を集めている。
ルハーンシク州で着実に利益を上げるロシア軍、後退を続けるウクライナ軍
最も戦力を集中させているルハーンシク州では着実にロシア軍が利益を拡大させており、リシチャンシクを防衛するウクライナ軍兵士も「自分達が敵に包囲されるのではないか」と心配している。
ウクライナ軍の機械化大隊がロシア軍の攻撃で壊滅、戦車や歩兵戦闘車を失う
ロシア国防省は反撃を試みようとしたウクライナ軍の機械化大隊を2個壊滅させたと発表、攻撃シーンを映した動画を公開して注目を集めている。
台湾、小型ドローンに対応するためアンチドローンシステム導入を発表
台湾の国防安全研究院は昨年、中国軍が使用する小型ドローンの脅威を警告してRWSを統合したアンチドローンシステムの開発を提案していたが、国防部は「1.4億ドルの費用を投じてアンチドローンシステムを配備する」と19日に発表した。
バイデン大統領、M777が含まれるウクライナへの追加支援を新たに発表
バイデン大統領は19日、榴弾砲「M777」の追加提供が含まれる1億ドルのウクライナ支援パッケージを新たに発表した。
クロアチア大統領、フィンランドとスウェーデンのNATO加盟阻止を政府に指示
クロアチアのミラノヴィッチ大統領は18日、ボスニア・ヘルツェゴビナに住むクロアチア人の権利を守るため政府に「フィンランドとスウェーデンのNATO加盟に反対票を投じるよう指示した」と発表した。
バイデン政権は米国製MLRSのウクライナ提供を躊躇、戦いの拡大を懸念
バイデン政権はウクライナが要求していた米国製MLRSの提供について「熱が醒めてしまった」と報じられており、ウクライナ側は不満を募らせているらしい。
ドイツ、ウクライナへ重装備を提供したチェコにレオパルト2A4を寄贈
チェコ国防省は18日、ウクライナへ重装備を提供した見返りとしてドイツから「レオパルト2A4」を無償で15輌受け取ると発表した。
海上戦闘におけるTB2の威力は想像以上、UCAVは戦争を再定義する存在
Naval Newsは18日、海上戦闘におけるバイラクタルTB2の威力は想像以上で「役割が増大する一方のUCAVは戦争を再定義する存在だ」と報じて注目を集めている。
マリウポリで降伏したウクライナ兵士は約1,000人、上級指揮官の姿はなし
ドネツィク人民共和国の代表は「これまで降伏したウクライナ軍兵士の中に上級指揮官(アゾフ連隊、第36旅団、第12特務旅団、国境警備隊などの司令官)の名前はない」と明かしている。
豪海軍、アップグレードを行うコリンズ級潜水艦にトマホーク統合を検討
オーストラリア海軍はアップグレードが予定されているコリンズ級潜水艦に「巡航ミサイルの統合が可能かどうかを検討中している」と明かした。
トルコとギリシャの攻防、米議会はF-16V売却を認める可能性が高い
トルコにF-16Vを売らないでほしいとギリシャのミツォタキス首相は訴えているが、下院外交委員会はフィンランドやスウェーデンのNATO加盟をブロックしないなら売却を承認する構えだ。
噂されていたターミネーターの実戦投入、ロシア軍が使用したと発表
露国営メディアは18日、噂されていた戦車支援戦闘車両「ターミネーター2(BMPT-72)」がウクライナの特別軍事作戦で使用されたと発表した。
日本が次期戦闘機を日英開発に転換した理由、米国が乗り気ではなかった
日本が次期戦闘機の開発方針を「日米」から「日英」に転換して注目を集めているが、ジェーンズ特派員の高橋浩祐氏は「日本の次期戦闘機開発に米国もロッキード・マーティンも乗り気ではなかった」と説明している。
ロシア、マリウポリで戦ったアゾフ連隊の捕虜交換を禁じる法案を検討
露メディアは「ロシア下院議会がナチス犯罪者の捕虜交換を禁じる法案について18日に検討を行う」と報じており、アゾフスタル製鉄所からのウクライナ軍退去は何の確約もない「降伏」という見方が強い。
苦戦を予言していた元ロシア軍大佐、西側製の武器がロシア軍を追い詰める
ロシア軍の苦戦やレンドリース法の登場を侵攻開始の3週間前に予言していた元ロシア軍大佐が露TV番組に出演、西側諸国の武器がロシア軍の置かれた状況を更に悪化させると警告した。
台湾製UCAV「騰雲II型」が順調にテストを消化、2023年に量産開始
台湾では新たに開発したUCAV「騰雲II型」が要求要件を満たしたと報じられており、来年の量産開始に向けて順調にテストが進んでいる。
行き詰まるロシア製兵器の輸出、インドがKa-31調達を無期限で延期
インドは国産空母で運用する早期警戒ヘリ「Ka-31」の追加調達を無期限で中断したと報じられており、制裁に直面するロシア防衛産業界の製造能力や調達資金の送金方法が問題になったらしい。
ウクライナ軍、全任務を達成したマリウポリ部隊に「兵士の命を救え」と命令
ウクライナ軍参謀本部は16日「マリウポリを防衛する部隊は司令部が要求した全ての任務を達成した」と発表、各部隊の指揮官に兵士の命を救うよう命じた。
ドンバス解放の失敗原因はプーチン、部隊レベルの意思決定に干渉するため
英国のTimes紙やGuardian紙は16日、ロシア軍の作戦が行き詰まりを見せるのは「部隊指揮官が下す戦術レベルの意思決定にプーチンが口を出しているからだ」と報じて注目を集めている。
ウクライナ軍がドネツ川渡河に成功、ロシア軍は補給ルートを失う可能性も
イジューム方面で戦うロシア軍の補給ルート遮断に向けて「ウクライナ軍がドネツ川の渡河に成功した」という情報があり、ボルチャンスクに向かって進んでいるらしい。
プーチン大統領、フィンランドやスウェーデンのNATO加盟に問題ないと表明
プーチン大統領は15日、フィンランドやスウェーデンのNATO加盟はロシアに脅威をもたらさないので問題がないと述べた。
ポーランド製MANPADSに注文が殺到、Grom-Mの生産量を3倍以上に増強
ポーランド製の携帯式防空ミサイルシステム(MANPADS)に注文が殺到しており、Mesko社は生産能力を3倍以上に引き上げて1,000発の「Grom-M」を2023年に生産すると発表した。
駐米ロシア大使、クレムリンが戦争継続派と終結派に分裂していると漏らす
ロシアのアントノフ駐米大使はクレムリン内部にウクライナとの戦いを終わらせたい勢力の存在を示唆、自身は絶対に降伏しないと宣言して注目を集めている。
ロシアの作戦は破綻、何れ目の前の事実を受け入れる瞬間がやってくる
ゼレンスキー大統領は15日、ウクライナで実行している特別軍事作戦が既に破綻しており「今のところロシア人は現実を認めようとしないが、何れ目の前の事実を受け入れる瞬間がやってくるだろう」と語って注目を集めている。
ウクライナへの自走砲供給、イタリアがFH70をポルトガルがM114を提供
イタリアメディアは13日、ウクライナへ提供する重装備リストに陸軍が保有する155mm榴弾砲「FH70」が含まれると報じて注目を集めている。
日本復帰50周年を迎えた沖縄の玉城デニー知事は15日、日本全体で同県に集中する米軍基地負担を減らすための議論を行うよう呼びかけたが、これに台湾メディアは「米軍基地が沖縄に不要なら台湾に移せば良い」と報じている。
ロシア軍のターミネーターがセベロドネツクに移動、いよいよ実戦投入か
ロシア軍の戦車支援戦闘車両「ターミネーター2」がセベロドネツク方面に移動、ポパスナを確保したロシア軍は予想通り北上を開始した。
フィンランドとスウェーデンのNATO加盟、トルコはPKK取り締まりを要求
トルコのカリン大統領報道官は「フィンランドやスウェーデンのNATO加盟にトルコは門戸を閉ざすつもりはないが、特にストックホルムにおけるテロ活動の取り締まりを我々は望んでいる」と明かした。
台湾の次世代戦闘機は2024年5月までに登場、KF-21に良く似た仕上がり
台湾メディアの上報は13日「空軍は蔡総統が退任(2024年5月)する前に次世代戦闘機の試作機を完成させデモンストレーションを行う計画だ」と報じて注目を集めている。
ポーランドが次期主力戦車の調達を加速か、韓国側も新たな提案を提示
ポーランドのDefence24は13日、政府は次期主力戦車調達計画「ウルフ・プログラム」について韓国側と協議を進めており、ロシア軍のウクライナ侵攻を受けてK2PL導入の加速を真剣に検討していると報じている。
空自の次期戦闘機F-Xは日英共同で開発、年内の正式合意を目指す
産経新聞は14日、日本の次期戦闘機「F-X」はロッキード・マーティンから支援を受けて開発するのではなく「三菱重工とBAEによる日英共同開発に方針を転換した」と報じている。
ウクライナ国防省、この戦争のターニングポイントは8月で年内に終結する
ウクライナ国防省情報総局のキリロ・ブダノフ准将は12日、この戦争は8月中旬にターニングポイントを迎えて年内に終結するだろうと明かした。
米メディア、ロシア軍はキーウと同様にハルキウからの撤退を開始か?
米ニューヨーク・タイムズ(NYT)は13日、ロシアはキーウ方面からの撤退と同じように「ハルキウ周辺からも部隊を撤退さようとしている」と報じて注目を集めている。
フィンランドとスウェーデンのNATO加盟、トルコは両国の加盟を否定
まもなくフィンランドやスウェーデンはNATO加盟手続きを開始する予定でストルテンベルグ事務総長は「新しい仲間をNATO加盟国は暖かく歓迎する」と表明していたが、トルコは「両国のNATO加盟を支持するのは不可能だ」と明かして注目を集めている。
セベロドネツクを巡る攻防、ロシア軍はルビージュネの大部分を占領
ロシア軍はルビージュネの大部分を占領、ウクライナ軍の反撃を遮断するためルビージュネとセベロドネツクを繋ぐ唯一の橋を破壊したらしい。
誰かに失敗の責任を押し付けたいプーチン、ゲラシモフ参謀総長が停職?
ウクライナ大統領府顧問のオレクシー・アレストビッチ氏は11日夜、戦勝記念日に姿を見せなかったロシア軍参謀総長のゲラシモフ上級大将について「停職処分」になったと発表した。
旧ソ連製兵器の奪い合い、ロシアも自国が輸出した武器や弾薬を買い戻し
英国のウォレス国防相は11日、訓練なしでウクライナ軍が使用できる武器を提供するため旧ソ連製の武器を世界中で探しているが「同じように武器を探しているロシアとバッティングすることもある」と明かした。
ロシア軍の渡河作戦は大失敗、生き残ったロシア人も川を泳いで逃げる
ロシア軍のドネツ川渡河作戦は50輌の戦車や装甲車輌を失う被害を被り、対岸に上陸した部隊も殲滅され、生き残ったロシア人は川を泳いで逃げたらしい。
カザフスタン、MQ-1Cに匹敵するUCAVアンカをトルコと共同生産
カザフスタンはトルコ航空宇宙産業と共同でUCAV「アンカ」を生産すると発表、さらにイラクも同機のライセンス生産権を獲得するため交渉を行っていると報じられている。
米商務長官、ロシアの戦車には冷蔵庫向けの半導体が使用されている
米国のレモンド商務長官は11日、出席した上院の公聴会で「ロシアは食洗機や冷蔵庫に使用される半導体を軍事機器に使用している」と明かし注目を集めている。
ドンバス方面で支配地域を広げるロシア軍、ルビージュネを完全支配か
ウクライナ軍参謀本部は11日、ルハーンシク州における地上戦の激戦地ルビージュネについて「ロシア軍が街を完全に支配した」と発表した。
英国、NATO加盟を目指すスウェーデンとフィンランドと安全保障協定を締結
英国のジョンソン首相は11日、NATO加盟を目指すスウェーデンとフィンランドが攻撃を受ければ軍隊を派遣して防衛を支援すると明かし注目を集めている。
米国がウクライナに提供するSwitchblade600は10機、納期も未定
米国はウクライナを支援するため徘徊型弾薬「Switchblade」を大量に提供しているが、装甲車輌に対して効果的なSwitchblade600の供給は殆ど期待できないらしい。
TB3に対抗? GA-ASIが強襲揚陸艦で運用可能なMQ-9B STOLを発表
米ジェネラル・アトミックス(GA-ASI)は10日、強襲揚陸艦で運用可能なMQ-9Bの短距離離着陸バージョン「MQ-9B STOL」を発表して注目を集めている。
米海軍のインディペンデンス級、一般的な状況で15ノット以上の航行を禁止
フリーダム級沿海域戦闘艦に続きインディペンデンス級沿海域戦闘艦でも運用制限が実施されており、一般的なSea State4で15ノット以上の速度を禁じられているらしい。
ベネズエラと軍事的緊張が高まるコロンビア、M1A2調達を米国に打診
バイデン政権から非NATO主要同盟国に指定されたばかりのコロンビアがM1A2エイブラムス調達を打診したと報じられている。
ハルキウで反撃が続くウクライナ軍、イジュームで前進を見せたロシア軍
ウクライナ軍のハルキウ州における反撃はボルチャンスクに向けて順調に進んでいるが、イジューム方面ではロシア軍がVelyka Komyshuvakhaを全て占領することに成功してウクライナ軍は後退した。
マリウポリで戦うアゾフ連隊、負傷者を公開して治療の必要性を訴える
マリウポリのアゾフスタル製鉄所で抵抗を続けるアゾフ連隊は10日、負傷した兵士の様子を公開して直ぐに適切な治療が必要な状況を訴えた。
ロシア軍のT-90Mを攻撃した際の動画が登場、カールグスタフで破壊か
ロシア陸軍がウクライナに持ち込んだ戦車の中で最も新しいT-90M/Proryv-3が破壊された画像が登場して注目を集めたが、今度はT-90Mを攻撃した際の動画が登場した。
ドンバスの戦い左右する砲兵戦力、待望のM777が東部戦線で火を吹く
ドンバスを巡るウクライナ軍とロシア軍の戦いは「観測用のUAVと砲兵戦力をより効果的に使用した方が優位に立つ」とTimes紙は指摘している。
バイデン大統領、ウクライナを支援するためレンドリース法案に署名
バイデン大統領は9日、第二次大戦時のレンドリース法を彷彿とさせるウクライナ・レンドリース法案(正式名称はウクライナ民主主義防衛レンドリース法案/S.3522)に署名した。
ロシア軍部隊の一部がドツネ川の渡河に成功、ウクライナ軍と交戦中
ルハーンシク州知事のガイダイ氏は9日、ロシア軍がドツネ川の渡河に成功してセベロドネツクやリシチャンシクの背後に位置するBilohorivka付近に上陸、ウクライナ軍と交戦中だと明かした。
ポーランド、米陸軍のスティンガー更新プログラムにGrom-Mで挑戦
ポーランドのPGZが「自社製のGrom-Mで米陸軍のスティンガー更新プログラムに挑戦する」と発表して注目を集めている。
アゾフ連隊司令官、第36旅団は戦うのに十分な装備と弾薬を持っていた
アゾフ連隊のデニス・プロコペンコ司令官は「第36旅団はアゾフマッシュ工場で戦うのに十分な装備と弾薬を持っていた」と証言しており、ますます第36旅団がバラバラになった理由が分からなくなった。
ポーランド、砲兵部隊を強化するためグラディウスUAVに580億円を投資
ポーランドのマリウス・ブラスザック国防相は6日、陸軍の砲兵部隊を強化するため「グラディウス・システム」と呼ばれる無人機システムに20億PLN/約580億円を投資すると発表した。
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ハルキウ方面で新たな動きは観測されていないものの、DEEP STATEとRYBARは「シヴェルシク方面、バフムート方面、アウディーイウカ方面、ドネツク西郊外方面、南ドネツク方面でロシア軍が前進した」と報告しており、後退が続くウクライナ軍の苦しい状況に変わりはない。
ゼレンスキー大統領は2023年11月末に要塞建設を急ぐよう指示し、ハルキウ方面の要塞建設は「最も進んでいる」と称賛していたが、ロシア軍の新たな攻勢で要塞建設の不備が次々と報告され、最高議会は要塞建設に関する臨時調査委員会の設置を可決した。
ウクライナの戦争報道について現地ジャーナリストは「事実上の検閲状態で批判的な意見が抑圧されている」と、New York Timesも「ウクライナ人はうんざりしている」と指摘していたが、Kyiv Independentは「テレソンに参加する公共メディアが独自のニュース番組を流し始めた」と報じた。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは20日「ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区に取り付いた」と、ウクライナ人が運営するDEEP STATEも「ロシア軍がチャシブ・ヤール東地区に侵入して足場を築いた」と報告、さらにロシア軍がクレシチェエフカの中心部で国旗を掲げた。
Economistは20日「ハルキウ方面で前進スピードは鈍化したもののスームィに近いスジャ周辺でロシア軍部隊が集結しつつある」と報じ、ウクライナ国境局の報道官も21日「絶対にスームィ攻撃の可能性を排除することは出来ない」と述べた。
ウクライナ政府は20日「一般消費者と産業界の両方に大規模な計画停電を導入する」と発表、New York Timesは「電力消費の制限は確実に武器の生産スピードと価格に影響を及ぼす」と報じ、ウクライナは武器不足、兵士不足、電気不足の3重苦に陥っている。
Economistは20日「ハルキウで戦う多くの兵士らは短時間でロシア軍が前進したことに怒っている」「少なくともウクライナの美しい公式見解は人々を落ち着かせるのに役立っていない」と指摘し、指揮官や政府関係者は「ゼレンスキーは前線の状況を把握していない」と述べた。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは「1ヶ月半に及ぶ砲撃後、ロシア軍はチャシブ・ヤール東地区の高層建築物や家屋に取り付いた」「チャシブ・ヤール南側の森林地帯も制圧した」と報告、さらにクリシェイフカ集落内でウクライナ軍陣地を掃討する様子も登場した。
ハルキウ州のセメヌハ軍事行政副長官は20日「我が軍が支配しているボルチャンスク市内の割合は約60%だ」と明かし、視覚的にも「ロシア軍がヴォブチャ川を渡ってボルチャンスク市内の南に入った」と確認され、消防署付近の住宅地で歩兵同士の戦闘が発生している。
DEEP STATEは20日「ハルキウ州のリプシ方向、ボルチャンスク方向、ベレストベ方向、ドネツク州のノボカリノベ方向、ノヴォポクロフケ方向、ヤスノブロディフカ方向、ネタラブ方向、バラスコヴィウカ方向、ザポリージャ方面のロボーティネ方向でロシア軍が前進した」と報告した。
DEEP STATEは18日「ロシア軍がブフルヴァトカを占領し、ベレストベに取り付き、ネタラブがグレーゾーンに収まり、ノヴォミハイリフカの南で前進した」と、RYBARは「ロシア軍がスタリツァを占領し、ヘオリフカ集落の南部分を制圧し、ボルチャンスク市内で前進した」と報告した。
ゼレンスキー大統領は17日の会見の中「この数年の戦争で初めて全旅団から『砲弾がない』と不満を言われなくなった」と述べて砲弾不足の解消を示唆したが、ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「この発言は前線にいた軍人のほぼ全員を唖然とさせた」と述べている。
ロシア国防省は15日「ロボーティネを完全に解放した」と発表したが、ウクライナ軍やロシア人ミルブロガーは占領を否定している。但し、視覚的証拠に基づくロシア軍の支配範囲は集落の大半に及んでいるためロボーティネの状況は非常に厳しい。
ウクライナを訪問したブリンケン国務長官は「ロシア連邦領内への攻撃に反対しない」と述べたが、これは「米国製兵器を国外攻撃に使用しても良い」という意味ではなく、国防総省のシン報道官も「我々の立場は変わっていない」と発言した。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARは17日、ハルキウ方面について「ロシア軍がライボケからリプシ方向に支配地域を拡大させた」「ロシア軍がルクヤンツィからリプシ方向に支配地域を拡大させた」と報告し、これが事実ならリプシ方向の状況は悪化する一方だ。
Washington Postは17日「ロシア軍のハルキウ突破はウクライナ軍の兵士不足だけが原因ではない」と報じており、ロシア軍は5月10日に電子妨害でStarlinkの通信を遮断、第125旅団の指揮官は「敵の動きが完全に見えなくなった」と証言している。
ウクライナのマリウスカ司法相は3月「囚人や受刑者を動員する法案を提出する」と言及、最高議会は有罪判決者の自発的な動員に関する法案を8日に可決、ゼレンスキー大統領も17日に署名したため、ロシアと同じように刑務所からの動員が開始される。
ゼレンスキー大統領は17日「我が軍がハルキウ方面の状況を安定させた。ロシア軍の突破は最大10kmで準備された第1防衛ラインに到達しただけ」「この突破を許したのは適切な西側製防空システムの欠如にある」と述べた。
ウクライナ人ジャーナリストのブトゥソフ氏は「リプシから2kmの地点に敵が迫っている」「大量の敵無人機が戦場上空を飛んでいる」「敵は直ぐに学習し、直ぐに結論を導き出し、直ぐに改善してくるためリプシ方向の戦いは決して容易なものではない」と報告した。
ロシア人ミルブロガーが運営するRYBARはハルキウ方面ボルチャンスク方向について「ロシア軍がヴォブチャ川沿いにある工場を攻撃中」と、リプシ方向についても「ロシア軍がダーチャ付近で前進してリプシ郊外に到達した」と報告した。
ロシア領ベルゴロド州に侵入した「ロシア義勇軍」や「自由ロシア軍」との交戦が続く中、露メディアは「ベルゴロドにあるロシア連邦保安庁と内務省の建物が攻撃を受けた。この攻撃はドローンによるものだ」と報じている。
反プーチンを掲げウクライナ側として参戦しているロシア義勇軍がベルゴロド州に侵入、これを受けてロシアは同地域の住民と保管庫から核兵器を避難させており、モスクワ中心部の上空には自由ロシア軍の旗が飛んでいる。
反プーチンを掲げウクライナ側として参戦している「ロシア義勇軍」と「自由ロシア軍」は22日、ロシア領ベルゴロド州、ブリャンスク州、クルスク州に侵入、特にベルゴロド州では複数の拠点を解放して前進を試みているらしい。
アルメニアのパシニャン首相は22日「ナゴルノ・カラバフを含む86,600km²をアゼルバイジャンの領土として認める用意がある」と発表、国内の反対意見を押し切ってでもアゼルバイジャンとの和平協定締結を目指す意向だ。
ロシア軍元大佐のイゴール・ガーキン氏は「クレムリンの老人達が頭に思い描いた政治的課題を解決するのに『バフムートの勝利』は本質的に不要」と指摘し、消耗戦を仕掛けた戦略の馬鹿さ加減と発生した戦死者数は別格だと批判した。
ロシアのヴャチェスラフ・ヴォロージン下院議長は「ポーランドは第二次大戦の結果で手に入れた領土と、ソ連国民が復興と発展のために費やした7,500億ドル以上の資金を我々に返還すべきだ」と主張、この提案を22日の議会で「審議する」と明かした。
ウクライナのマリャル国防次官は21日「我々は側面攻撃で前進を続けており、敵はバフムートに留まるのが難しくなっている。我々はバフムートを半包囲して敵を殲滅する機会を得ている」と主張して注目を集めている。
主要な海外メディアは「ゼレンスキー大統領がバイデン大統領との会談前にバフムート喪失を認めた」と報じたが、ウクライナの大統領報道官は「ゼレンスキー大統領はバフムート喪失を認めたのではなく否定した」と主張した。
ワグナーは制圧したバフムート市内の複数地点でロシア国旗とワグナー旗を掲げる動画を公開、プーチン大統領も「解放作戦の完了を祝福する」と声明を発表したが、MiG-17モニュメント付近の状況はよく分かっていない。
露ワグナーのプリゴジン氏は20日「今日の午後、バフムートの支配を完全に確立した」と発表、露国営メディアも「ロシア軍がバフムートを完全に解放した」と報じており、バフムートを巡る戦いに決着がついた格好だ。
ロシア軍はバフムート市内で前進を続けており、ウクライナ軍が支配する範囲はMiG-17モニュメント付近の一画のみで「数日以内」に市内から押し出される可能性が高いが、クピャンスク方面のロシア軍も再びオスキル川沿いを南下し始めた。
ウクライナ人パイロットは約2週間のシミュレーターテストで技量の高さ示し「米空軍は4ヶ月の訓練でF-16を操縦できようになると結論づけた」と報じられているが、この4ヶ月間で習得できる戦闘スキルは初歩的な空対空戦闘のみだ。
ウクライナのイエルマク大統領府長官は19日「ゼレンスキー大統領が日本で開催中のG7に出席してバイデン大統領と会談する予定だ」と言及、話が二転三転したもののアラブ連盟首脳会議に出席したゼレンスキー大統領は日本に向かっている。
CNNは政府高官の話を引用して「バイデン大統領が『F-16を含む第4世代戦闘機でウクライナ人パイロットを訓練する同盟国の取り組みを米国が支援する』とG7の首脳に伝えた」と報じており、欧州で行われる訓練に人員を派遣するらしい。
ボンバルディアはカナダ空軍の次期哨戒機(CMMAプログラム)に向けに「Global 6500ベースの海上哨戒機」を発表、この機体はジェネラル・ダイナミクスと共同で開発する予定で、ボーイングが提案中のP-8Aと競合することになる。
ウクライナ国防省の情報総局は19日「ロシアはKh-101を月35発、Kalibrを月25発、キンジャールを月2発、イスカンデルを月5発ほど生産しており、国際的な制裁にも関わらず必要なコンポーネントを入手して生産量を増やしている」と指摘した。
Bloombergは「日本に向かい広島で開催されるG7に直接参加する予定だ」と報じていたが、ウクライナ政府は19日「ゼレンスキー大統領はG7にオンラインで出席する予定だ」と発表した。
CNNは「バイデン政権はNATO加盟国に対してウクライナへのF-16移転を許可する意向を伝えた」と報じているが、欧州諸国の本音は「戦闘機提供を支援する立場に収まりたい」なので、ウクライナへの戦闘機提供が実現するかは未知数だ。
ゼレンスキー大統領はG7サミットに「オンラインで参加する」と表明していたが、Bloombergは19日「日本に向かい広島で開催されるG7に直接参加する予定だ」と報じており、ゼレンスキー大統領が日本にやって来るかもしれない。
露ワグナーは18日「バフムート市内のユビレイナ通り下区画を制圧した」と発表、もうウクライナ軍が保持するのはMiG-17モニュメント付近のみだけで「バフムートの完全占領」は時間の問題だ。