流れに身を任せて外資系のIT企業に漂着。そんな私の投資日記です。インデックス投資と米国株がメイン。
投資信託は低コストなファンドを選ぶべき。消費税が投資に与える影響。
「投資信託は低コストなものを選ぶべき!」 巷で良く言われることですが、最近その大切さを痛感しました。 「投資信託のコストはリターンを下げるから?」 それはそうなんですが、もっと身近な問題があることに気づいたんです。 それは、、、、 消費税です! 消費税増税で投資のコストも上がってしまった 最近ロボアドバイザー投資でも試してみようかと思って、ウェルスナビを調べていたんです。 ウェルスナビは手数料が1%と少し高いですが、まあ1%くらいならいいかな?と思っていました。 でも、この1%は税抜きの金額です。 消費税が10%になったことで、実際の手数料は1.1%になってしまいました。 消費税で0.1%も余…
何かとコストが注目されがちなインデックスファンドですが、本当に重要なのはコストではありません。 大切なのは運用成績をベンチマークとなるインデックスに、どれだけ近づけられるかです。 コストはそれを達成するために必要な条件であり、必ずしも最重要事項ではないのです。 インデックスファンドで重要なのはベンチマークとのかい離 ベンチマークとのかい離が低いインデックスファンドは? 米国株式のインデックスファンド 先進国株式のインデックスファンド 新興国株式のインデックスファンド インデックスファンドの購入はベンチマークとのかい離率をチェックしてから インデックスファンドで重要なのはベンチマークとのかい離 …
10月が始まった矢先に米国株が急落。それに連れ立って日本や欧州、新興国の株価も下落となりました。 お金が消えていく様を見るのは、いつでも悲しいものです。 こんな時こそ、分散投資によって下落ショックを和らげたいところ。 だけど、株式の中だけで分散投資をしても高い効果は望めません。 有効な分散投資を実現するには、株式以外の資産クラスをポートフォリオに加える必要があります。 特に今週は国内リート(J-REIT)がその効果を発揮してくれました。 米国株の急落。株式の国際分散投資に効果なし。 10月2日は米国のS&P500やNYダウが大きく下げる展開となりました。 1日に発表されたISM製造業景況指数が…
マコーミック(MKC) 2019年Q3決算 株価が急上昇 営業利益の成長が続く
私のお気に入りの銘柄でもある、世界最大のスパイスメーカ「マコーミック(MKC)」。 10月1日に2019年Q3の決算を発表しました。 EPS(1株あたりの利益)が市場予測を上回り、2019年のガイダンスも上方修正と堅調な結果を叩き出しています。 マコーミック(MKC) 2019年Q3決算 EPSが市場予測を越える 「Flavor Solutions」部門はアジアで苦戦中 マコーミック(MKC)の決算後の株価は急上昇 マコーミック(MKC) 2019年Q3決算 EPSが市場予測を越える マコーミック(MKC)の2019年Q3決算は、営業利益やEPSの上昇が継続し、収益力が上がり続けていることを示…
IVVとマクドナルド(MCD)を買いました。今月の投資成績 2019.09.29
ブログを始めて1年が経ちました。 ようやく月5万PVに達したと思いきや、先週からアクセス数が激減。 Googleのコアアップデートが走った影響のようで、Googleからの流入数がかなり減っていました。 心が折れそうです。。。 でも、投資活動の心は折るわけにはいきません。今月の投資成績をチェックしてみます。 9月はIVV(iShares S&P 500)と久々の個別株、マクドナルド(MCD)、リートの投資信託を購入しました。 コモンズ30が好調です。~投資信託の成績~ 今まで損益だけ載せていましたが、今月からはリスク資産の総額と損益の両方を掲載します。 まずは、投資信託です。 ■投資信託の成績 …
SBI・バンガード・S&P500よりeMAXIS Slim米国株式(S&P500)を選ぶべき?
『SBI・バンガード・S&P500・インデックスファンド』は米国の株式指数S&P500に連動するインデックスファンドです。 信託報酬は0.0938%と、低コスト化が進むインデックスファンドの中でも圧倒的な低コストでの提供を開始しました。 では、この「SBI・バンガード・S&P500」は他の米国株に投資するインデックスファンド、特に競合である「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」より買いなのでしょうか? 「SBI・バンガード・S&P500」の特徴を振り返るとともに、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」より優れたファンドになり得るのかを考えてみました。 結論としては、現時…
SBI証券が米国株の逆指値注文に対応。米国株取引で他社より有利に立てるか?
「SBI証券」の米国株取引がさらに便利に。10月7日から逆指値での取引が可能となります。 これで夜も安心して眠れますか? SBI証券の米国株取引に逆指値注文が追加。損切・利益確定の自動化が可能に。 SBI証券は10月7日から米国株の逆指値注文に対応します。 「逆指値注文」とは文字通り「指値注文」の逆パターンの注文方法です。 指値注文は株価が指定した金額より安くなれば買い、高くなれば売却する注文方法です。 逆指値はこの逆の注文方法で、株価が指定した金額より安くなれば売り、高くなれば買う注文を出します。 ■逆指値での買い注文、売り注文 SBI証券より引用 株価が上昇局面に入ったら購入、下落局面に入…
たわらノーロード先進国株式が信託報酬引き下げ。実質コストは最安か?
インデックスファンドの低コスト争いをリードしてきた「eMAXIS Slim先進国株式」と「ニッセイ外国株式」に強力なライバルが現れます。 アセットマネジメントOneが販売する「たわらノーロード 先進国株式」です。 「たわらノーロード 先進国株式」は10月1日から信託報酬を0.0999%(税抜き)に引き下げます。 実質コストにおいては「eMAXIS Slim先進国株式」と「ニッセイ外国株式」を下回る可能性が大です。 少しでも低コストなインデックスファンドを求める人にとって、要注目な存在へと変貌を遂げそうです。 10月1日から「たわらノーロード先進国株式」の信託報酬が0.0999%(税抜)に引き下…
全世界株式インデックスファンドの長所は? 未来の備えと新興国の株価対策
インデックスファンドの中には、1本で全世界の株式に投資できるファンドがあります。 「楽天VT」、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」、「SBI・全世界株式・インデックス」あたりが代表的なファンドです。 ここ数年は米国以外の国の株価が不調なため、全世界の株式に投資するインデックスファンドの成績はあまりよくありません。 ですが、例えパフォーマンスがイマイチでも、全世界株式型インデックスファンドの利点は確かにあると思います。 その利点とは ・予測不能な将来への備え ・新興国の株価変動への備え の2点です。 全世界株式インデックスファンドは米国株が不調になった時の備えになる 「…
マイクロソフト(MSFT)の配当金が11%増配 豊富なフリーキャッシュフローがもたらす株主還元
「株主に降り注ぐはマネーの雨?」 マイクロソフト(MSFT)が11%の増配と新たな自社株買いプログラムを発表しました。 AzureやOffice365で稼ぎまくった現金を株主にしっかりと還元。 この企業には米国株の魅力が詰まっています。 マイクロソフト(MSFT)の配当金が11%上昇。400億ドルの自社株買いも発表 9月18日、マイクロソフトは四半期毎の配当金を1株あたり0.51ドルに増額することを公表しました。 前期から0.5ドル、11%の増配です。12月12日に支払われる予定です。 マイクロソフトはよく比較されるAmazonやGoogleと違って、株主に配当金を積極的に還元してくれる企業で…
楽天VTIと楽天VTの最新の実質コストをeMAXIS Slimシリーズと比較
世界の株式に投資をする「楽天・全世界株式インデックスファンド(楽天VT)」と 全米の株式に投資をする「楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI)」。 それぞれ第2期の運用報告書が交付され、最新の実質コストが明らかになりました。 思っていたよりも低コストであることに一安心。 競合のeMAXIS Slimシリーズにコスト争いで後れを取らないことを証明しました。 楽天VTの実質コストは約0.3%。eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の方が低コスト まずは「楽天VT」の実質コストです。 9月17日に交付された運用報告書の費用明細から、1年間の実質コストを計算しました。 競合であ…
米国株・ETFの手数料はSBI証券+住信SBIネット銀行で安くなる
米国の個別株やETFへの投資を始めるのであれば、どの証券会社が良いのでしょうか? 取扱い銘柄の豊富さや使いやすさ等、選ぶ基準は様々ですが、手数料の面ではSBI証券がお得です。 SBI証券と住信SBIネット銀行を組み合わせることで、米国株を購入する際に発生する為替手数料を安くできるからです。 ここではSBI証券で米国株を買う時の為替手数料の抑え方を紹介します。 SBI証券+住信SBIネット銀行は為替手数料が1ドルあたり4銭 2019年7月。SBI証券、楽天証券、マネックス証券が米国株手数料の最低金額をゼロに変更しました。 3社の米国株の購入手数料は約定金額の0.45%と横並びです。 (サクソバン…
「ひふみ投信」は日本で最も人気のある投資信託の一つです。 かつては日本の中小型株を中心に投資することで、TOPIXや日経平均を圧倒するパフォーマンスを発揮。メディアに取り上げられたこともあって人気を集めました。 しかし、現在は少し状況が違います。 私は2016年から「ひふみ投信」 を積み立てていましたが、2018年に全て解約。 「ひふみ投信」とお別れすることにしました。 「ひふみ投信」に外国株が組入れられたことで、自分のポートフォリオの維持が難しくなると考えたからです。 外国株が増え続けるひふみ投信のポートフォリオ 私が「ひふみ投信」の購入を開始した2016年。その頃の「ひふみ投信」は日本の中…
国内リートのインデックスファンドのおすすめは?コスト、利回りから比較
日本国内の不動産に間接的に投資できる国内リート(Jリート)は超低金利環境が追い風となり、高パフォーマンスが続いています。 Jリートは株式との相関性が比較的低く、分散投資先としても注目したい投資対象です。 そのJリートに最も簡単に投資できる方法は、インデックスファンド(投資信託)への投資です。 初めてのJリート投資におすすめなインデックスファンドはどれなのか? 代表的なインデックスファンドのコスト、利回りを比較してみました。 Jリートのインデックスファンドは東証REIT指数に連動する Jリートに投資するインデックスファンドは東証REIT指数に連動するように設計されています。 東証REIT指数は東…
ひふみ投信の海外版「ひふみワールド」が販売。信託報酬は1.48%。
日本で最も有名なアクティブファンドと言えば「ひふみ投信」。 そのひふみ投信を運用する「レオス・キャピタルワークス」が新しい投資信託の提供を始めます。 その名は『ひふみワールド』! 「ひふみ投信」の外国株バージョンのような投資信託になりそうです。 現時点で公開されている情報はわずかですが、特に買いたいと思えるような内容ではありませんでした。 コンセプトがまだ分からない、かつコストが高いからです。 世界の成長企業に投資する「ひふみワールド」。コンセプトはひふみ投信と同じ? 「レオス・キャピタルワークス」は2019年10月8日から、新しい投資信託「ひふみワールド」の運用を開始します。 その名が示す通…
米国株のポートフォリオ VTI,S&P500,VYM,個別株を組み合わせて投資
私は先進国、新興国の株式に分散投資をしていますが、そのうちの75%は米国株になるように調整をしています。 過去の株価を見ると米国株は右肩上がりに上昇しており、米国株を投資の中心にした方が確実性が高くなると考えたからです。 資産の核となる米国株には投資信託やETF、個別株を組み合わせて投資をしています。 ここでは現在の"米国株のポートフォリオ"を記録します。 米国株の基本ポートフォリオ 現在のポートフォリオ 今後の方針は基本ポートフォリオの維持 米国株の基本ポートフォリオ 私が目指している米国株のポートフォリオはこのような形です。 ■米国株の基本ポートフォリオ 基本的には 「米国の市場平均を取れ…
ニッセイグローバルリートインデックスで海外リートに投資。実質コスト、利回りは?
株、債券に次ぐ第三の投資先「REIT(リート)」。 不動産投資信託証券とも呼ばれるその名が示す通り、投資者はREITを通じて様々な不動産に投資することができます。 一般的に不動産は金利が低下すると価格が上がる傾向にあります。ローンの支払いが安く済むので、需要が高まるためです。 今は世界各国で金利低下が進んでおり、リートには有利な環境とも言えます。 では、世界中のリートに投資をするにはどうすればいいのでしょうか? 「ニッセイグローバルリートインデックスファンド」であれば、世界中のリートに簡単に投資をすることが可能です。 先進国と新興国のリートに投資する「ニッセイグローバルリートインデックスファン…
たわらノーロード全世界株式から投資信託を買う時の注意点を学んだ
つみたてNISAやiDeCoの普及も手伝って、様々なタイプのインデックスファンドが販売されるようになりました。 数多くのインデックスファンドの中で、どれが自分に合っているのか? 当然かもしれませんが、それを判断するには自分で考え、自分で調べる必要があります。 8月30日に「アセットマネジメントOne」のサイトで公開されていた「たわらノーロード 全世界株式」の販売資料を眺めていて、そんなことを思いました。 たわらノーロード全世界株式 「全世界株式」の理由は? 「たわらノーロード全世界株式」は信託報酬0.1296%で世界49ヵ国の株式に投資できるインデックスファンドです。 この信託報酬は同タイプの…
リートのインデックスファンドを買いました。今月の投資成績 2019.08.31
寄せては引き、引いては寄せる。 落ち着く気配のない米中貿易摩擦の影響で、8月の米国株は上がったり下がったりの繰り返しでした。 私のリスク資産の殆どは株式なので、保有銘柄の株価は同じ方向に動くことが多いです。 こういう時期は利益が全く上がらないですね。 もう少し違う値動きをする資産を組み込みたいな~。 そう思ってREIT(リート)への投資を始めました。 そんな8月の投資成績をチェックしてみます。 リートのインデックスファンドを購入 ~投資信託の損益~ 最初に投資信託の損益です。 銘柄 7/28 8/31 前月比 ニッセイ外国株 ¥1,461,966 ¥1,176,676 -¥285,290 楽天…
株式、債券、REIT(リート)の値動きを比較。分散投資の効果を再認識する。
2018年9月1日・・・11,016円。 2019年8月30日 ・・・10,515円。 これはeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の基準価格です。 米国の株式指数は1年前と比べると殆ど値上がりしていません。 米国株の強さに期待してインデックス投資を始めた人の中には、がっかりしている人もいるのではないでしょうか。 ですが、インデックス投資をしている人全てがこのような気持ちを抱いているわけではありません。 しっかりと分散投資をしている人には、また違った景色が見えているはずです。 米国株と他の資産クラスのパフォーマンスを比較してみると、分散投資の価値というものを改めて認識することができます…
VOOに投資する「SBI・バンガード・S&P500インデックス」信託報酬は0.1%未満
「eMAXIS Slimシリーズ」が席巻してきたインデックスファンドのコストの争い。 そこに思わぬ伏兵が現れました。 SBI証券が9月26日に『SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド』の販売を開始します。 その信託報酬は0.09264%。遂に0.1%を切ってきました。 「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」はVOOに投資。信託報酬は業界最安値。 SBIグループは米国の資産運用会社 バンガードとの共同ブランドとなる『SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド』を9月26日から販売することを発表しました。 これは米国のS&P500に連動するETFである『V…
新興国株への投資はVWOがおすすめ。メリットは配当金と買いやすさ。
「目の前の困難に耐え続けたその先に、株価急上昇の未来が待っている?」 そんなロマン溢れる(?)新興国投資は、「eMAXIS Slim新興国株式」のような投資信託より、バンガード社のETFである「VWO(バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF)」がおすすめだと思います。 これまでは外国株の購入手数料の制限のせいで、ETFの少額購入は難しいものがありました。 しかし、最近になって手数料の制限が撤廃されたことで、ETFをお手軽に買えるようになっています。 そんな今だからこそ、投資信託からVWOへの乗り換えを検討する価値があると思えます。 キーポイントは「売買のしやすさ」と「配当金」です…
株式と相関が低い分散投資先はJリート?効果のある分散投資を考える。
「リスクを抑えるために分散投資を心がけよう!」 良く使われる言葉ですが、やみくもに複数の商品に分散投資をしても効果は得られません。 例えば、先進国株と新興国株に分散投資をしたとします。 世界の株価の値動きは連動する傾向にあるので、同時に価格が下がることが多く、リスクを抑えられるとは言い難いです。 リスクを抑えた分散投資を成功させるには、できるだけ値動きが異なる商品を組み合わせる必要があります。 果たして株式と組み合わせるべき投資商品は何なのか? 分散効果の点から調べてみました。 先進国株式と相関係数が低い投資先は国内債券とJリート 投資商品の値動きの傾向の近さを示す指標として「相関係数」と呼ば…
新興国株、日本株、欧州株のこれから。米国以外の株価は割安なのか?
過去10年間、米国株のパフォーマンスは他国の株価を圧倒してきました。 「他の国に投資しても意味はないのでは?」 と思いがちですが、米国株が強い時期が続いた今だからこそ、米国以外の株式に注目すべきと言う意見もあります。 モルガン・スタンレー証券のアナリストは欧州、新興国、そして日本の株式に注目しているようです。株価とともにその理由を見てみましょう。 欧州、新興国、日本株のこれからは? まず、ヨーロッパについてです。 欧州株はイギリスのEU離脱をはじめとしたEUへの失望、経済指標の悪化で株価は低迷しています。既にリセッションを迎えつつあるのではないかとも言われています。 ですが、株式市場はこの辺り…
フェイクミート関連株は?ユニリーバやネスレも参入 市場規模は100兆円
今、食品業界では『フェイクミート』が注目を集めています。 「人口肉」「代替肉」とも呼ばれるもので、大豆等の植物由来の原料を使って見た目や味を限りなく肉に近づけた商品です。 このフェイクミート市場にはユニリーバやNestle(ネスレ)といった大手企業も続々と参入してきています。 何故フェイクミートは注目されているのでしょうか? その理由と関連企業を調べてみました。 健康志向で注目されるフェイクミート 15年後の市場規模は100兆円 欧米では牛肉の売上が減少し、代わりにフェイクミートの需要が増えています。 大きな理由は「健康志向」と「環境保護」です。 ◆健康志向 欧米では健康志向な食品を好む人が多…
確定拠出年金 企業型とiDeCoの違い。併用は可能?おすすめ商品は?
未来の年金資金を自分で運用できる『確定拠出年金』。 この確定拠出年金には企業型と個人型の2種類があります。個人型の方はiDeCo(イデコ)です。 最近は企業型とiDeCo併用の制限を緩和しようという動きもあり、利用のチャンスが増える可能性があります。 と言うわけで、企業型確定拠出年金とiDeCoの特徴、選ぶべき商品を整理してみました。 確定拠出年金 企業型とiDeCoの違い これから併用可能になるか? 確定拠出年金は自分で資産を運用して将来の年金を作っていく制度です。 企業型と個人型のiDeCoがありますが、両者には次のような違いがあります。 ■確定拠出年金 企業型と個人型(iDeCo)の違い…
ポートフォリオの作り方。GPIFとノルウェー政府年金基金から学んでみよう。
長期投資の成否は売買のタイミングではなく、資産の組み合わせ、即ちポートフォリオによって決まると言われています。 いつ来るかも分からない株価の急落を気にするより、その急落に耐えられるようなポートフォリオを組み、長期投資を実行することが重要ということでしょうか。 でも、いざ本格的に投資を始めようと決意しても、 「どんなポートフォリオを組めば良いの?見当もつかない。。。」 なんてこともありますよね。 そんな時は他の人のモノマネから入ってみるという手もあると思います。 経験豊富、かつ巨大な資産を運用している人のポートフォリオを参考にしてみましょう。 いや、正確には人ではなくクジラ。 世界各国の「公的年…
外国株で配当金をもらうと、日本の所得税の他に現地の税金が引かれるケースが多いです。 米国株の場合、日本の所得税が約20%、現地課税が約10%とかなり大きな金額を引かれます。 しかし、中にはこの配当金の現地課税が存在しない国が存在します。 その国の一つがイギリスです。 「税金がお得になるならイギリス企業にも投資してみたい!」 そんな事を考える人もいるのではないでしょうか。 一部のイギリス企業の株式はADR(米国預託証券)として米国に上場しており、米国株として買うことができます。 ここでは主要なイギリス企業のADRと、個人的におすすめな銘柄を掲載します。 イギリスADRは配当金の現地課税が無い。 …
ディズニー(DIS)の株を一部売却。2019年Q3決算は予想を大きく下回る。
ディズニー(DIS)の株を一部売却しました。 きっかけは8月6日に発表された2019年Q3の決算です。 売上は増えたものの、純利益やEPSは大きく減少。営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフローはマイナスとなりました。 ストリーミングサービスの投資コストを、テーマパークや映画事業の利益で補うことができなかったようです。 ディズニー(DIS) 2019年Q3決算 市場予測を大きく下回り、株価も大幅下落 最初にディズニー(DIS)の株価チャートを見てみましょう。 ■ディズニー(DIS) 株価チャート 赤い丸を付けた個所で株価が大きく下落。前日から5%以上は下がりました。 株価下落の理由は、8月6…
ゾエティス(Zoetis:Zts) 2019年Q2決算 株価が急上昇 ガイダンス上方修正で
今、この局面で最高値を更新するとは。。。 動物医薬品メーカのゾエティス(Zoetis:Zts)が209年Q2の決算を発表しました。 内容は売上、利益ともに市場予測を上回り、さらには2019年のガイダンスを上方修正するという好決算。 株価は過去最高値を更新です。 Zoetis(ZTS) 2019年Q2決算 ペット用医薬品の好調継続。家畜用も伸びる。 ゾエティス(ZTS)の2019年Q2の決算結果です。 ■Zoetis 2019年Q2 決算 売上高は15.47億ドルで市場予測の15.2億ドルを越えました。 為替や一時コストを除いた調整後EPSは0.90ドルと前年から17%増加。これも市場予測の0.…
何故、米国株以外に投資をするのか?国際分散投資は不確かな将来の予防策。
『国際分散投資か米国集中投資か』 インデックス投資を実践するにあたって、避けては通れないテーマです。 昨今の米国株絶好調の状況を見ていると、果たして国際分散投資が有効なのか悩む時もあります。 でも、私は世界全体への投資を続けるつもりです。 これは、米国と全世界のどちらが優位であるかを考えた結果ではありません。 米国株優位の状態が崩れた時、自分がどんな行動を取るかを考えた結果です。 米国株が常に強いとは限らない リーマンショック以降、米国株は無類の強さを発揮してきました。 ■VTIとVTの株価チャート比較(2010年~2019年) これは米国のみに投資するETF「VTI」と全世界に投資する「VT…
長期投資で株価にこだわるとリスクが高まる?重要なのは保有株式の比率
ある時は急上昇し、ある時は唐突に急落する。 どの株式に投資をしても、この現象からは逃れられません。 株価を毎日チェックしていると、その時の急な値動きに感情を乱され、衝動的な売買をしてしまうことがあります。 しかし、このような行動は長期投資においてリスクを増大させる要因となります。 長期投資では今の株価を毎日チェックすることに意味はありません。 チェックする対象を株価から別のものへ変える必要があります。 株価の動きにつられるとリスクが高まる まだ投資を始めて間もない時、株価の値動きに対してやりがちな行動はこんな感じではないでしょうか。 株価が上がってくると、 「もっと投資した方が効率が良いのでは…
American Water Works(AWK) 2019年Q2決算 株価が上昇に転じる
公益株なのにS&P500を凌駕するパフォーマンスを見せつけている『American Water Works(AWK)』。 彼らは北米最大の民間水道会社です。 2019年Q2の決算も地味~に堅調な結果となりました。 再び緊張が走る貿易摩擦を背景に株価も反発し、過去最高値へ再チャレンジします。 AWK 2019年Q2決算 悪天候で売上が鈍るもEPSは前年から2桁成長 American Water Works(AWK)の2019年Q2の売上高とEPSです。 EPSは94セントと前年から13%以上増加。市場予測とほぼ同じ値です。 売上高は8.8億ドルで、これは市場予測に届きませんでした。 利益増加の要…
バンガードとIMFの世界経済見通し 米国は2020年に減速 新興国は復活?
アメリカの利下げ、米中貿易交渉、イギリスのEU離脱、日本の消費税増税。 2019年後半は、世界各国の経済にインパクトを与えるイベントが相次ぎます。 これからの世界の経済成長はどうなるのでしょうか? 米国の資産運用会社 バンガード、そしてIMF(国際通貨基金)が発表した世界経済の見通しをチェックしてみました。 米中貿易摩擦の影響で新興国とヨーロッパの経済成長は減速 バンガードが発表した2019年の経済成長率の予測です。] Vanguardより引用 括弧内の数値は今年初めに出した予測です。 殆どの地域で成長率の予測を下方修正しています。 特に中国(China)の経済成長の減速を大きなトピックとして…
高配当ETF VYMとインドネシアのETFを買いました。今月の投資成績2019.07.28
アメリカは決算シーズンの真っ只中です。 保有銘柄の決算発表に一喜一憂する日々が続いていますが、アメリカの株式市場は概ね好調のようです。 S&P500も過去最高値を更新しました。 そんな中、私の7月の投資成績はどうだったのか? 現在の損益をチェックしてみました。 今月は高配当株に投資するETF 『VYM』とインドネシアのETF 『EIDO』を買っています。 VYMとインドネシアのETF EIDOを購入 ~ETFの損益~ 最近はETFの投資がメインなので、ETFの損益からチェックします。 銘柄 6/29 7/28 前月比 IVV(S&P500) ¥50,519 ¥91,220 ¥40,701 VY…
マクドナルド(MCD) 2019年Q2決算 既存店売上も株価も好調を維持
ファストフードの食べすぎは体に悪いのかもしれない。 でも、この企業への投資は心に平穏をもたらしてくれるようです。 マクドナルドが2019年Q2の決算を発表しました。 既存店売上高は好調だった前期を更に上回り、株価も最高値を更新中です。 マクドナルド(MCD) 2019年Q2決算 既存店売上高が大きく増える マクドナルドが7月26日に発表した、2019年Q2の売上高、利益、EPSです。 ■マクドナルド(MCD) 2019年Q2 決算 売上高は53.4億ドル、1株あたりの利益であるEPSは1.97ドルでした。これは市場予測とほぼ同じです。 全体的な売上で見てしまうと、為替の影響もあって前年から伸び…
ユニリーバ 2019年Q2決算 アイスクリームの売上が落ちて株価も落ちる
「天気が悪けりゃ、株価も下がる?」 一般消費財メーカのユニリーバ(UL)。 2019年Q2の決算は、売上成長率が市場予測を下回る少し残念な結果となりました。 太陽の恵みが足りず、アイスが売れなかったようです。 ユニリーバ(UL) 2019年Q2決算 売上成長率が市場予測に届かず ユニリーバ(UL)の2019年Q2決算が7月25日に発表されました。 ■ユニリーバ 2019年Q2の売上高とUSG 売上高は137億ユーロで前年同期から横ばいです。 為替影響や買収効果を除いた実質的な売上成長率を示す「Underlying sales growth(USG)」は前年から3.5%の増加と成長していますが、…
Visa 2019年Q3決算 売上,利益が2桁成長の通常運転。世界の決済回数拡大で。
電子決済の拡大の恩恵を受け続ける『Visa』。 決済ネットワーク最大手の「Visa」が2019年Q3の決算を発表しました。 結果は売上、利益ともに前年比10%超の成長。市場予測を超える結果を出しました。 決算発表後の時間外取引で株価が少し下がっていますが、長期投資目的の人にとっては安心して保有していられる結果ではないでしょうか。 Visa 2019年Q3決算 電子決済の拡大で売上、利益ともに2桁成長 Visaの2019年第三四半期の売上、営業利益、EPSです。 売上は58億ドルで前年同期から11%の増加。市場予測の57億ドルを越えました。 1株あたりの利益を示すEPSは1.37ドルと前年から1…
保有している投資信託の利回り 楽天VTIとニッセイ外国株式中心に投資継続中
私は投資信託とETF、米国の個別株を組み合わせて株式投資を行っています。 最初に行ったのはインデックス型の投資信託の積立でした。 2015年末に投資を開始して以来、今も積み立てを継続しています。 ここでは、今現在保有している投資信託とその利回りを紹介します。 投資信託は楽天VTIとニッセイ外国株式が中心に購入 私が保有している投資信託は以下の5本です。 ・ニッセイ外国株式インデックスファンド ・楽天・全米株式インデックスファンド(楽天VTI) ・SBI・新興国株式ファンド ・スパークス・新・国際優良日本株ファンド ・コモンズ30ファンド 各ファンドについて、簡単に説明します。 (1)「ニッセイ…
マイクロソフト(MSFT) 2019年Q4決算 売り上げも株価も過去最高値を更新
マイクロソフト(MSFT)の2019年Q4決算が発表されました。 不景気知らずのAzure+Office365のおかげで、売上も株価も過去最高値を更新。 Office365を持つマイクロソフトは、今後も長期投資先として期待ができそうな銘柄です。 マイクロソフト 2019年Q4決算 売上、利益ともに市場予測を超える 7月18日に発表された、マイクロソフト(MSFT)の2019年Q4の決算結果です。 ■マイクロソフト 2019年Q4決算 売上(Revenue)は337億ドルで前年から12%増加。調整後EPSは1.37ドルで前年から21%増加です。 市場予測は売上が327億ドル、EPSが1.21ドル…
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)が信託報酬を引き下げ。楽天VTを圧倒。
いったい、何度目の値下げなのでしょうか? またもやeMAXIS Slimシリーズが信託報酬の引き下げを発表しました。 今回の引き下げ対象のファンドには、全世界に投資ができる『eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)』も入っています。 実質コストを見ても、競合である『楽天VT(楽天・全世界株式インデックス)』の存在意義を大きく脅かしそうな勢いです。 eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)等、計3ファンドの信託報酬を引き下げ eMAXIS Slimシリーズを販売する三菱UFJ国際投信は、8月9日から以下の3つのファンドの信託報酬を引き下げると発表しました。 ・eMAX…
最近『金』の価格が高騰中です。 「有事の金」とも言われるように、金は景気後退期に強さを発揮します。 その金への投資のメリットとデメリットを調べてみました。 有事の際には頼りになる金ですが、頼りすぎは禁物のようです。 金のメリット リセッション時に株価と逆の動きをする 金の価格は株式と相関関係が低く、景気後退時には株価と逆の動きをする。 これが金投資の最大のメリットです。 株価と異なる動きをする資産=金をポートフォリオに組み込むことで、分散性を高めてリスクヘッジすることができます。 実際に過去の米国の景気後退期の時も、金の価格は上昇しています。 BlackRockより引用 過去のリセッション時の…
高配当株ETF VYMに投資するメリットはリターンの高さではない
VYMは米国の高配当株に投資できるETFです。 私は最近になってVYMに投資するようになりましたが、このVYM、株価の上昇ではVTIやVOOには及びません。 では、そんなVYMに投資する理由は何でしょうか? それは、配当金によって投資の成果を体感しやすくなること、それが狼狽売りの予防策になるかもと考えたからです。 VYMの株価はVTIに負ける VYMに投資するのは株価の下落から目を背けたいから VYMのトータルリターンは捨てたものではない VYMの株価はVTIに負ける 最近になって買い始めたVYMですが、私の保有銘柄では唯一含み損を抱えている銘柄です。 ドル換算では含み益になっていますが、円換…
【米国株】S&P500に投資するVOOとIVV どっちかを選ぶならVOO
Vanguard(バンガード)の『VOO』とBlackRock(ブラックロック)の『IVV』。 どちらも米国のS&P500に低コストで投資ができるETFです。 コスト差も極わずかであり、両者に優劣を付けるのは難しいように思えます。 しかし、"低コスト"という点に着目すると、バンガードの「VOO」の方が優勢のようです。 その要因は会社とETFの構造の違いにあります。 VOOとIVVの純資産、コスト比較 まず、現在のVOOとIVVの純資産、コストを比較してみましょう。 VOO IVV 純資産 1182.7億ドル 1815.8億ドル 年間コスト 0.03% 0.04% VOOはIVVより歴史が浅いの…
eMAXIS Slim先進国株式の信託報酬がさらに下がる。純資産500億円突破で。
「どこまで下がるのか。eMAXIS Slim。」 6月25日に信託報酬を行ったばかりの「eMAXIS Slim先進国株式インデックスファンド」。そこから、さらに信託報酬が下がることが分かりました。 信託報酬以外の経費を含めた実質コストも低く抑えられており、先進国株式に投資するインデックスファンドでは、敵無しな状態といった感が出てきました。 eMAXIS Slim先進国株式の純資産が500億円を突破。信託報酬がさらに下がる。 「eMAXIS Slim先進国株式インデックスファンド」は先進国の株式に投資するインデックスファンドです。 6月25日に信託報酬を年率0.107892%(税込)に引き下げた…
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の実質コストが安い。楽天VTIからの乗り換えは?
低コスト競争を続けるインデックスファンド。やはり、彼らがその覇者なのでしょうか? 7月1日にeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用報告書が交付され、実質コストが判明しました。 実業界最低コストを唄うeMAXIS Slimシリーズ。 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も、その名にふさわしい低コストでした。 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実質コストは0.24% 現在のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の信託報酬は0.162%(税抜 0.15%)です。 6月14日に信託報酬が引き下げられました。 これに信託報酬以外の経費を加算したのが、実…
世界は未曽有の高齢化社会に突入しようとしています。 特に先進国の高齢化は顕著です。欧米では2045年頃に4人に1人が65歳以上、日本に至っては3人に1人が65歳以上になるとの予測もあります。 高齢化社会を迎えると消費や生産が落ち込んで経済が低迷するような印象がありますね。 しかし、消費については必ずしも高齢化によって低迷するとは限りません。 米国の資産運用会社 バンガードのリサーチによると、高齢者の消費は減少するのではなく、ヘルスケアや不動産へと消費対象がシフトするようです。 高齢化社会ではヘルスケアと不動産セクターが有利? 高齢者は給料をもらわなくなるので、支出を抑える必要がある。 こんなイ…
Tポイントで楽天VTIを買おう。SBI証券はTポイントで投資信託が買える。
私はSBI証券を使って株式投資を行っています。 ここ最近は楽天ポイントでポイント投資ができる楽天証券を羨ましく思っていました。 しかし、そんな嫉妬を少し和らげてくれるお知らせが飛び込んできました。 SBI証券で「Tポイント」を使って投資信託が買えるようになります! SBI証券×Tポイント Tポイントで投資信託を買える SBI証券は7月20日に「Tポイント」に対応したサービスを開始する予定です。 サービスの概要は以下が予定されています。 (1)Tポイントを使う ショッピング等で貯めたTポイントを使って、投資信託を買えるようになります。 楽天VTIやeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の…
【米国株】VGT,VOX,VCR の株価チャート,配当利回り,ポートフォリオ比較
『情報技術』『コミュニケーション・サービス』『一般消費財』 米国株のこの3つのセクターには、私達が日常的に使用している製品・サービスを展開する企業が多数含まれています。 例えば、マイクロソフトやAppleは「情報技術」、GoogleやFacebookは「コミュニケーション・サービス」、Amazonやスターバックスは「一般消費財」と言ったように、世界を席巻する米国企業がこれらのセクターに集中しています。 この3つのセクターにまとめて投資できるETFとして、バンガードが販売するVGT(情報技術)、VOX(コミュニケーションサービス)、VCR(一般消費財)があります。 さて、この日本人にもお馴染みの…
株価下落に備えて対応できることは唯一つ。ポートフォリオを維持すること。
米国経済は後退期(リセッション)に近づいていると言われています。 その時が来たら株価が下落して、私の資産は大きく損なわれてしまうのでしょう。 そんな未来への怯えと、「まだ上がるよね?」という相反する気持ちを持ちながら投資を続けているわけですが、株価下落に備えて私たちにできることってあるのでしょうか? そんな疑問について、今回もバンガード社のブログから教えを請いました。 株価下落に備えて唯一できること。それは「リバランス」です。 そこには投資において最も大切なことが含まれています。 株価下落時に売ってはいけない やるべきことの前に、やってはいけないことを抑えておきましょう。 それは株価下落に直面…
配当金を増やしたくてVYMを買いました。今月の投資成績 2019.06.29
もうすぐ7月。2019年も残すところあと半分です。 時が経つのは早いですね。 6月の始めは米国の利下げへの期待で株価が反発しました。 一方で円高も進んでしまったので、日本人にとっては良いのか悪いのか、良く分からない状態です。 さて、米国株の反発とともに私の保有資産も復活を遂げたのでしょうか? 現在の損益をチェックしてみます。 ちなみに、今月の投資資金はVYMに使いました。 6月はVYMを購入 ~ETFの損益~ ゾエティスとVisaが好調 ~個別株の損益~ 新興国が復活中?~投資信託の損益~ 全体の損益と資産配分 夏のボーナスは一括投資しないことにしました 6月はVYMを購入 ~ETFの損益~ …
マコーミック(MKC) 2019年Q2決算 営業利益を下方修正も株価は上昇に転じる
スパイスで世界のトップシェアを誇るマコーミック(MKC)。 2019年Q2の決算が発表されました。 売り上げは市場予測に届かず、通年の営業利益は下方修正とネガティブな情報も散見されますが、営業利益、EPSは順調な伸びを示しています。 株価も反転攻勢を始めました。 マコーミック(MKC)2019年Q2決算 売り上げ低迷の原因は為替 6月27日、マコーミック(MKC)が2019年Q2の決算を発表しました。 ■マコーミック(MKC) 2019年Q2決算 売上高は前年同期と横ばいの13.019億ドルと市場予測には届きませんでした。 調整後EPSは1.16ドルと前年から14%の増加。これは市場予測の1.…
【米国株】配当金の再投資先にeMAXIS Slim米国株式(S&P500)や楽天VTIを選ぶ
個別株やETFに投資をすると配当金が貰えます。 せっかくもらった配当金。証券口座に眠らせたままにするのは勿体ない。 できれば再投資をして、さらなる利益を狙いたいものです。 でも、投資資金が小さいうちは微々たる額の配当金しかもらえません。 「こんな少無い金額で再投資なんてできるのか?」 そんな時、配当金の使い道として「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」や「楽天VTI」を検討してみてはいかがでしょうか。 配当金を個別株に再投資するには投資資金の追加が必要 投資資金が小さいと、配当金を個別株に再投資するのは、なかなか大変です。 例えば、私も保有しているマクドナルド(MCD)。 現在の株…
新興国投資はeMAXIS Slim新興国だけではダメ?東南アジアの比率に注目。
「21世紀はアジアの時代だ!」 そんな言葉が表す通り、今後の世界経済の成長を引っ張るのはアジアの新興国と言われています。 それなら新興国にも少しは投資をしておきたい。 「じゃあ、eMAXIS Slim新興国でも積み立てておきますか~?」 と行きたくなります。 でも、「未来の成長」と言う側面から見ると、eMAXIS Slim新興国だけでは不充分かもしれません。 鍵となるのは東南アジアの割合です。 未来の世界経済の成長は東南アジアが引っ張る? 今後20年の世界経済の成長率は、今より減速する可能性が濃厚です。 フィデリティ証券の調査では、過去20年の世界のGDP年間平均成長率は2.7%でした。 それ…
【米国株】リセッションに強いセクターは生活必需品、ヘルスケア、公益
景気にはサイクルがあり、その局面に応じて株が買われるセクター(業種)が入れ替わると言われます。 「今は景気サイクルのどの辺り?」 「その時、買わる株は何?」 それを知ることは、私たちの投資生活に大きなヒントを与えてくれるのではないでしょうか。 フィデリティ証券のレポートをもとに景気サイクルとセクターの関係性を見てみます。 景気は4つのサイクルに分類される フィデリティ証券のレポートでは、景気は4つのサイクルに分類されるとされています。 次のようなサイクルです。 拡大期(early phase)⇒ 成熟期(mid phase) ⇒停滞期(late phase) ⇒ 後退期(recession p…
ニュース記事に『利下げ』の文字が躍る。 6月20日、アメリカのFRBが年内の利下げの可能性を示唆しました。 これが良いことなのか、悪いことなのかは分かりませんが、こういう時って何に投資すれば良いのでしょうね? Nasdaq.comというサイトが、利下げに強いETFを紹介してくれていたのでチェックしてみました。 公益セクター、高配当ETF、新興国ETFあたりが注目のようです。 公益セクター、不動産にとって低金利は有利 まず、低金利が有利となるセクター(業界)の代表格は公益セクターと不動産です。 どちらも金利負担の減少が支えになるからです。 公益セクターは設備投資のために銀行からの多額の融資を必要…
【米国株】利下げの期待で株価は上がる。だけど買い時ではない。
『Bad News is a Good News』 株式市場は不思議なもので、一般的に見れば好ましくない知らせが株価を引き上げる時があります。その分かりやすい例が、最近の米国の 「経済指標の悪化」→「利下げの期待」→「株価上昇」 の流れです。 果たして、利下げが期待される今は株の買い時なのでしょうか?モルガン・スタンレー証券のアナリストはこの雰囲気に警鐘を鳴らしています。 S&P500は利下げへの期待で株価が反転 ■S&P500 3ヶ月チャート S&P500の株価チャートです。 5月は米中貿易摩擦の懸念で株価が下落しましたが、6月は反転しました。 これは米中貿易摩擦や経済指標の悪化を受けて、F…
【米国株】2019年7月の決算発表スケジュール G20より7月16日に注目
アメリカと諸外国の貿易摩擦や経済指標の悪化。 ネガティブな話題で溢れる昨今ですが、今のところ米国の株価が大きく下落するような状況には陥っていません。 その理由の一つに、企業の業績はまだ堅調と思われていることがあるのではないでしょうか。 では、次の決算で企業の業績に落ち目が見えてきたとしたら? 米国では7月から企業の決算発表が続きます。これは見逃せませんね。 米国株 主要企業の決算発表予定 7月の決算発表予定日がSBI証券のサイトで更新されていたので、有名どころをまとめました。 掲載情報と実際の発表日がずれることもあるので、正確な日付は各企業のIRページをチェックしましょう。 ■2019年7月 …
ブラックロック ETFの低コスト化全盛の時代に反旗を掲げる?
世界最大の資産運用会社BlackRock(ブラックロック)。 彼らが販売する『iShareシリーズ』のETFは低コスト、かつ幅広いラインナップが揃えられており、ETFでインデックス投資を行う人にとってはお馴染みの存在です。 そんなBlackRockですが、ETFのコストが最重視される風潮に反旗を掲げるような発言をしています。 もっと稼がなければいけないBlackRock。低コスト全盛時代にNo? ETFは激しい低コスト化争いが続いています。 例えば、ブラックロックが販売するS&P500と連動するETF「IVV(iShares Core S&P500 ETF)」は純資産が19兆円にも達する人気の…
【インデックス投資】移動平均線で投資金額を増やすタイミングを決められるか?
インデックス投資をする場合、毎月決まった額を投資することが多いと思います。 でも、投資を続けていると欲が出るもので、株価が安い時により多くの投資信託、ETFを仕込みたいと思ってしまいます。 では、株価が安い時がいつなのか分かるものなのでしょうか? 株価の割安、割高を判断する指標の一つに『移動平均線』があります。 この移動平均線を使って投資信託やETFを買い増す時期を考えてみました。 移動平均線を見る方法 移動平均線で売買タイミングを決めるグランビルの法則 株価と移動平均線の関係から買い増し時期を決める 移動平均線を見る方法 移動平均線は過去の株価の平均価格をグラフ化したものです。 例えば25日…
ネスレ,ロシュ,ノバルティス UBS ETFスイス株でスイスの優良企業に投資する
(2019.06.14更新) 食品会社や医薬品メーカーの株式はディフェンシブ銘柄として知られています。 この業界でトップクラスのシェアを持つ企業は、米国企業ばかりではありません。 世界最大の食品会社である『Nestle(ネスレ)』、世界有数の製薬会社である『ロシュ』と『ノバルティスファーマ』。 この3社はいずれもスイスに本社を置く企業です。 このスイスが誇る世界的大企業に投資したいと思ったことはありませんか? 『UBS ETF スイス株(MSCIスイス20/35)』はそんな願いを簡単に叶えてくれるETFです。 UBS ETFスイス株でネスレ、ノバルティス、ロシュに簡単に投資できる UBS ET…
株価が好調なユニリーバ 高級スキンケアブランドの買収で高収益体質を目指す
アイスクリームの「ベン&ジェリーズ」、紅茶の「リプトン」、洗剤の「ドメスト」、ボディケア・スキンケア製品の「Dove」。 日本でもお馴染みのブランドを数多く持つ『ユニリーバ(UL)』。 今、最も力を入れているのはスキンケア製品を始めとしたパーソナルケア部門です。 高価格帯ブランドの積極的な買収で、停滞する売り上げの成長を目指しています。 ユニリーバの売上は停滞中 食品から高収益なパーソナルケアにシフトする P&Gと並ぶ世界有数の一般消費財メーカであるユニリーバですが、ここ数年は売り上げが伸びていません。 ■ユニリーバの売上と営業利益 ユニリーバの売上と営業利益の推移です。 売上は2012年頃か…
【米国株】公益セクターAmerican Water Works(AWK)は利下げ局面で強い?
対中関税の引き上げをきっかけとして、5月のアメリカの株価は下落しました。 そんな中、堅調だったのが公益セクターの銘柄です。 私が保有している水道株「American Water Works(AWK)」も株価が大きく上昇しました。 公益セクターは利下げ局面に有利と言われています。 と言うことは、年内の利下げ観測が強まる今後も期待が持てるのでしょうか? でも、利下げ局面に有利な理由を探ってみると、喜ばしいことばかりでもないようです。 頻繁な設備投資を必要とする公益セクターは負債を多く抱えるからです。 American Water Worksを例に見てみましょう。 American Water Wo…
オーストラリア投資は高配当だけど為替に要注意 ~米国以外の投資先を考える~
現在の株式投資の世界において利益をもたらす可能性が最も高いのは、米国株と言っても差し支えないでしょう。 でも、100%確実な未来はありません。 「卵を一つの籠に盛るな」 という言葉があるように、米国一国への集中投資に不安を覚える人もいるのではないでしょうか。 そんな時、米国以外の投資先としてどこを選びますか? 有力な投資先候補の一つが「オーストラリア」です。 リセッション知らずのオーストラリア 株式は高配当 オーストラリアは長期間に亘って経済が発展しています。 最後にリセッションを経験したのは27年前の1991年。それ以降、GDPが常に成長を続けています。 これは先進国でも異例の長さです。 そ…
【米国株】配当金はリターンを拡大し、下落相場への耐性を強化する
株式投資のリターンは2種類存在します。 株価の値上がりによる「キャピタルゲイン」と配当金による「インカムゲイン」です。 後者の配当金は投資金額が小さいと微々たる額しかもらえません。 だからでしょうか。私達は配当金より株価の値上がりに注目してしまいがちです。 だけど、この微々たる配当金こそが長期投資の大きな糧となることを覚えておく必要があるようです。 配当金はリターンの「種子」のようなものであり、株価下落への耐性を高めてくれる頼もしい存在です。 配当金はリターン拡大の種 私が配当金を意識していなかった理由は、もらえる金額が小さいからです。 仮に100万円を配当利回り3%の株に投資しても、年間3万…
【米国株】S&P500を超えている個別株は? 保有銘柄をS&P500と比較 2019年6月
個別株に投資していると、インデックス(株式指数)とのパフォーマンス差が気になるものです。 悩みに悩んで選び抜いた個別株。 せっかく時間をかけたのだから、インデックスに連動するETFや投資信託を超えてほしいと思うのが人情でしょう。 私の投資資産の大半はインデックス型のETFや投資信託ですが、25%は米国の個別株です。 選んだ個別株はS&P500より良いパフォーマンスを出せているのでしょうか? 今年の株価の値動きを比較してみました。 なお、私の保有銘柄は以下の8銘柄です。 ・Visa(V) ・マイクロソフト(MSGT) ・マクドナルド(MCD) ・ディズニー(DIS) ・ゾエティス(ZTS) ・マ…
eMAXIS Slim先進国株式が信託報酬を引き下げ ニッセイ外国株式を追いかける
「振り返れば、振り返れば奴がいる。。」 先日の「ニッセイ外国株式」の信託報酬引き下げを追いかけるかの如く、「eMXAIS Slim先進国株式」も信託報酬の引き下げを発表しました。 何と言うか、予想通りの展開ですね。。。 eMXAIS Slim先進国株式も信託報酬を0.0999%(税抜)に引き下げ 三菱UFJ国際投信は2019年6月25日から「eMAXIS Slim先進国株式」の信託報酬を現行の0.109%(税抜)から0.0999%(税抜)に引き下げると発表しました。 先日、「ニッセイ外国株式」が6月27日から信託報酬を0.0999%(税抜)に引き下げると発表していました。 今回の「eMAXIS…
株価急落でもeMAXIS Slim米国株式や楽天VTIを売却してはいけない理由
絶好調だったアメリカの株価も、激しさを増す米中貿易摩擦の前にずるずると下がってきました。 最近「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」や「楽天VTI」でインデックス投資を始めた人の中には、一度売却して利益を確保しようと考えることもあるのではないでしょうか。 でも、その行動は誤りなのかもしれません。 目先の僅かな利益を得る代わりに、将来の大きな利益を取り逃す可能性が大きいからです。 株価が下がるのは普通の出来事 突然発生する株価の下落は不安を招くものです。 しかし、過去の米国株の動きを見れば、株価の急落はありきたりの出来事です。 フィデリティ証券によると、各年の株価下落幅の平均値を調べ…
楽天VTIとニッセイ外国株式を買いました。今月の投資成績 2019.05.31
「時間って、、止まるんですね。いや、戻るんですね。。」 5月に入ってから、米中貿易摩擦が過熱して株価の下落が続いています。S&P500は3月頭くらいの株価に戻ってしまいました。 NYダウはさらに下落が大きく、今年1月の株価にまで舞い戻っています。 米国株依存症気味な私の資産もかなり下がっていそうですね。 現在の損益をチェックしてみます。 ちなみに、5月に投資したのは「楽天VTI」と「ニッセイ外国株式」です。 5月は楽天VTIとニッセイ外国株式に投資~投資信託の損益~ インドに投資するETF EPIを一部売却~ETFの損益~ 市場と逆走するAmerican Water Works ~個別株の損益…
米国株の営業キャッシュフローマージンを調べる。Visa,MSFT,AWK,ZTSが高い。
『その会社の営業キャッシュフローマージン、大丈夫ですか?』 個別株の銘柄選びの指標の一つに「営業キャッシュフローマージン」があります。 営業キャッシュフローマージンは、「営業キャッシュフロー」を「売上高」で割った値です。 「営業キャッシュフロー」は企業が本業で稼いだお金から、営業活動に必要なコストを差し引いた現金収支のことです。 この「営業キャッシュフロー」が「売上高」に対して高い、つまり「営業キャッシュフローマージン」が高いということは、現金を稼ぎ出す能力が高いと言うことです。 「営業キャッシュフローマージン」が高い企業は豊富な現金が継続的に入ってきます。借金をしない健全な経営が可能となり、…
ニッセイ外国株式が信託報酬を引き下げ eMAXIS Slim先進国とのコスト争い再び
インデックスファンドの低コスト化競争は止まらない! ここ最近、信託報酬の引き下げを発表するファンドが相次いでいます。 中でもニッセイアセットマネジメントは、計6ファンドの信託報酬の引き下げを敢行してきました。 もちろん「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド」も対象です。 ニッセイ外国株式インデックスファンドの信託報酬が税抜きで0.1%を切る ニッセイアセットマネジメントは、2019年6月27日からインデックスファンドの信託報酬を引き下げると発表しました。 対象は次の6つのファンドです。 ■ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.11772%(税抜:0.109%) ⇒0…
米中貿易摩擦の株価への影響をチェック 米国株は強く新興国株が弱い
「今日のダウは大きく下落しました」 5月に入って米中貿易交渉の行方が懸念されるようになってから、そんなニュースを目にすることも多くなりました。 でも、米国の株価は下がっては上がり、上がっては下がりを繰り返している状態で、そんなに下落しているようにも見えません。 実際のところ、米中貿易摩擦は株価にどれだけ影響を与えたのでしょうか? 自分の保有している株式でチェックしてみました。 大きく下落したのは米国株ではなく、新興国株のようです。 米中貿易摩擦 S&P500は1ヶ月で3%近く下落も公益、生活必需品は強い 5月に株価がどれだけ下がったかを確認するために、自分の保有株の過去1ヶ月間の騰落率をチェッ…
米国株に投資していると,、楽しみなイベントが3ケ月毎にやってきます。 それは配当金です。 例え僅かな金額でも、働かずにお金をもらえるのは嬉しいものです。 この先、株価が暴落しても 「あと少し、、あと少し待てば配当金が出る!」 と思っていれば、保有株の狼狽売りをしなくて済むかもしれません。 ところで、その配当金はいつもらえるのでしょうか? 米国株の配当金受領日の調べ方 ぽけ~っと日々を過ごしていると振り込まれていることの多い配当金ですが、具体的にいつ貰えるかを調べるには、アメリカの「Morningstar」のサイトが便利です。 【Morningstar】 Morningstar Indepe…
インドの下院総選挙はモディ政権が圧勝 株価は一時急上昇するも、、
新興国投資家に注目されていたインドの下院総選挙。 5月23日に開票作業が行われた結果、モディ首相が率いる与党インド人民党(BJP)の勝利が確実となりました。 インドのETF EPI(ウィズダムツリー インド株収益ファンド)を保有している私にとっては一安心です。 インドの下院総選挙 与党の圧勝で株価が一時上昇もすぐ下落 与党連合の苦戦が予想されていた時期もありましたが、選挙前になってからモディ首相の支持率が上昇。その勢いのままに、与党のインド人民党(BJP)が過半数の議席を確保する見込みとなりました。 当初は農村部からの支持率が低迷した影響で、BJPだけでは過半数は難しいと予測されている向きもあ…
盛り上がって参りました。米中貿易摩擦。 世界経済の先行きを懸念してか、S&P500も上がったり下がったりです。 そんな中、米国株はディフェンシブな銘柄が好調なようです。 金融や資本財セクターの株価が下がる一方、公益セクターと生活必需品セクターは株価を伸ばしています。 米中貿易摩擦で公益、生活必需品セクターが上昇。保有銘柄 AWKも好調。 5月13日から5月17日のS&P500のセクター別パフォーマンスを比較すると次のようになります。 ■5/13~5/17 業種別の騰落率 公益、生活必需品といった景気への耐性が強いと言われるセクターが上昇しました。 一方で、金融は長期金利の低下を受けて下落。資本…
長期投資で株式投資のリスクを減らせるのは米国株。必要期間は20年。
私たち個人投資家の最大の強みは『時間』を味方にできることと言われます。 株価は様々な理由によって上昇と下降を繰り返しますが、長期的に見れば右肩上がりに上昇する可能性の方が高いです。 長期にわたって株式を保持していれば、その恩恵を受ける可能性が飛躍的に上昇します。 短期に結果を求める必要のない個人投資家にとっては、時間を味方につける「長期投資」が最適な手法と言えるでしょう。 でも、長期投資の長期ってどのくらいの期間を指すのでしょうか? 米国の資産運用会社であるバンガードによると20年は必要のようです。 ただし、これは米国限定の話なのかもしれません。 長期投資に必要な期間は20年? 米国の資産運用…
NYダウに投資する投資信託はiFree NYダウがおすすめ。ポートフォリオや利回りは?
「今日のニューヨーク・ダウは大幅に下落しました。」 朝のニュースでこんなフレーズを聞いたことがある人も多いでしょう。 ニューヨーク・ダウ(NYダウ)は米国を代表する30社の株式で構成される株式指数です。 日本で最も有名な海外株式指数ではないでしょうか。 このNYダウの構成企業に簡単に投資できる方法が、インデックスファンドへの投資です。 その中でもおすすめなのは「iFree NYダウ・インデックス」。 ここでは、NYダウの特徴、ポートフォリオ、利回りとともに、「iFree NYダウ・インデックス」がおすすめな理由を見てみましょう。 NYダウの特徴とポートフォリオ NYダウの利回りをS&P500と…
個別株投資において、四半期ごとの決算チェックは欠かせません。 真摯に企業の業績をチェックするもよし。 決算後の株価の浮き沈みに右往左往するもよし。 個別株投資にはまってしまった人には、ある種のイベントのようなものではないでしょうか。 でも米国株の場合、決算予定日を調べるのってめんどくさくないですか? 決算発表のスケジュールチェックはSBI証券が簡単です 米国企業の決算スケジュールのチェックは、SBI証券のサイトが簡単です。 口座にログインしなくても見ることができます。 https://www.sbisec.co.jp まず、SBI証券のホームページの一番上のメニューから「マーケット」をクリック…
ディズニー(DIS)がHuluの経営権を完全に掌握。将来の株価の行方は?
現在のウォルト・ディズニー(DIS)が最も力を入れているのは、映画でもディズニーリゾートでもなく、ストリーミング(動画配信)ビジネスです。 2019年11月から開始する独自のストリーミングサービス「Disney+(ディズニープラス)」の期待は、ディズニーの株価を大きく押し上げています。 そんな中、ディズニーのストリーミングビジネスに大きな動きがありました。 動画配信サービス「Hulu」の完全な経営支配権の獲得です。 このHuluの獲得はディズニーのストリーミングサービスの成長に重要な役割を担います。 果たしてディズニーの株価の上昇に貢献してくれるのでしょうか? ディズニー(DIS)がHuluの…
2019年5月、世界中の株価が米中貿易摩擦で荒れています。特にアジアの株価は大きく下がっている印象があります。 そんな中、今月はもう一つ注目すべきイベントがあります。 中国と並ぶ期待の新興国、インドの下院総選挙です。 インド下院選挙の開票は5月23日。モディ政権の継続が優勢か? インドでは5年に1度の下院選挙の真っ最中です。日本と違って、投票は7回に分けて行われます。 4月11日に1回目の投票があり、5月12日で6回目の投票が終了しました。 残りは5月19日の投票です。この投票後に出口調査の結果が出るようです。実際の開票は5月23日に予定されています。 注目は経済改革を進めるモディ首相率いるイ…
つみたてNISAでおすすめの組み合わせは?この2つで全世界に分散投資
株式で積立投資を始める場合、まず最初にやるべきは「つみたてNISA口座」の開設でしょう。 つみたてNISAは獲得した利益にかかる所得税を0にできます。 通常の株式取引では20%もの所得税が引かれてしまうので、かなりのお得です。 年間40万円という投資金額の上限が定められているので、初めて投資をする人の入り口としてもおすすめです。 では、つみたてNISAを始める場合、どの商品を買えば良いのでしょうか? ここでは、つみたてNISAのおすすめの組み合わせを考えてみました。 現時点でのおすすめは「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」と「 eMAXIS Slim 米国株式(S&P50…
楽天VTI(楽天・全米株式インデックス)の実質コストは改善されるのか?
米国の殆どの株式に投資できる『楽天VTI(楽天・全米株式インデックスファンド)』は、つみたてNISAでも人気のインデックスファンドです。 インデックスファンドでは低コストであることが良いファンドの条件ですが、楽天VTIの1年目の実質コストは約0.3%と、可もなく不可もなくといった感じでした。 しかし、楽天VTIの2年目の実質コストは、より低コストになる可能性があります。 消費税が増税されるまでかもしれませんが。。。 楽天VTIの1年目の実質コストは0.3% 楽天VTIの2年目の実質コストはどこまで改善される? 消費税増税で信託報酬が増える 楽天VTIの1年目の実質コストは0.3% 楽天VTIの…
ディズニー 2019年Q2決算 テーマパークの売上が好調で株価も絶好調?
新ストリーミングサービス「Disney+(ディズニープラス)」への期待で、株価が超絶好調なウォルト・ディズニー(DIS)。 そんな中で迎えた2019年Q2の決算はテーマパークの売上が好調。市場予測を超える結果となりました。 一方で、増え続けるストリーミングサービスの投資コストが利益を押し下げており、油断は禁物です。 ディズニー(DIS) 2019年Q2決算 テーマパーク事業の売上が好調で市場予測を超える。 ディズニーの2019年Q2の決算結果です。 ■ディズニー(DIS) 2019年Q2決算 売上は前年度から3%増加。市場予測の143.6億ドルを越えました。 純利益は80%以上も増加しています…
IVVはS&P500に投資するETF。現在の株価、配当利回り、コストは?
世界最大の資産運用会社であるアメリカのBlackRock(ブラックロック)。 そのBlackRockが販売する IVV(iShares Core S&P500 ETF) はS&P500と連動するETFです。 IVVを買うことで米国の優良企業に分散投資でき、四半期ごとに配当金ももらえます。過去のパフォーマンスを見ても、長期投資にもってこいのETFです。 注目はライバルであるVOO(Vanguard S&P 500 ETF)とのコスト争いです。 IVVは優良企業の宝庫 S&P500に連動するETF IVVの株価、配当利回り IVVの純資産は19兆円。必要経費も低コスト VOOとのコスト争いに注目 …
おすすめのアクティブファンド コモンズ30で海外に強い企業に集中投資
インデックス投資において、日本の代表的なインデックスであるTOPIXはあまり人気がありません。 米国や先進国のインデックスにパフォーマンスが劣っていることもあり、日本株はアクティブファンドや個別株で運用したいという人もいるのではないでしょうか。 コモンズ投信の『コモンズ30ファンド』は、その日本株へ投資するアクティブファンドです。 過去10年でTOPIXを上回るパフォーマンスを発揮しており、つみたてNISAでも購入可能です。 その特徴は、選び抜かれた30銘柄のみに長期投資すること。 少数銘柄に長期投資することから、個別株感覚で少額から投資ができる優良なアクティブファンドです。 :content…
米国の水道株 American Water Works(AWK) 2019年Q1決算 7年連続増配を発表
最近日本でも話題になっている水道の民営化。世界で民営化が最も進んでいるのはアメリカです。 そのアメリカで最大の民間水道会社がAmerican Water Works(AWK)です。 私は「水の需要が無くなることはないから安心?」と安直な動機でAWKの株を保有しています。 そんなAWKが2019年Q1の決算を発表しました。 売上、利益ともに安定した結果です。増配も決定して7年連続増配となりました。 AWK 2019年Q1決算 EPSは市場予測を下回る。メンテナンスコスト削減は苦戦中? American Water Works(AWK)の2019年Q1の決算結果です。 ■AWK 2019年Q1 決…
ゾエティス(ZTS) 2019年Q1決算 通期の売上高を下方修正もペット用医薬品は絶好調
ゾエティス(ZTS)は動物用医薬品のリーディングカンパニーです。 ペット用の医薬品で成長しているので、「ペット銘柄」と言っても良いでしょう。 そのゾエティスの2019年Q1の決算が発表されました。 相変わらずペット用医薬品が成長を続けており、EPSは市場予測を超えました。 しかし、もう一つの事業の柱である家畜用の医薬品は低調な結果です。 他にも2019年のガイダンスは売上高を下方修正する等、少しだけ残念な結果も散見されます。 ゾエティス(ZTS) 2019Q1決算 家畜用医薬品の売上が減少、ペット向けは好調 ゾエティス(ZTS)のQ1の決算結果です。 ■Zoetis(ZTS) 2019年Q1 …
マクドナルド(MCD)2019年Q1決算 全米の既存店売上が好調 株価は最高値を更新中
マクドナルド(MCD)の2019年Q1の決算が発表されました。 売上、営業利益ともに前年を下回る結果となりましたが、既存店の売上高が市場予測を超えており、良好な結果と言えそうです。 マクドナルド(MCD) 2019年Q1決算 アメリカの既存店売上高が伸びる マクドナルド(MCD)の2019年Q1決算の結果です。 ■マクドナルド(MCD) 2019年Q1決算 売上、営業利益、純利益ともに前年を下回っています。 一見すると残念な結果に見えますが、為替影響を除けばプラスになっているので心配する必要もないでしょう。 市場予測は売上高が49.3億ドル、EPSが1.76ドルだったようで、市場予測はしっかり…
インデックス投資で国際分散投資 米国株の比率は70%がベスト?
インデックス投資を始めて早4年。常に私の頭を悩ませる問題があります。 米国以外の国への投資は必要か?必要なら、何%割り振れば良いのかという疑問です。 誰もが直面するこの疑問に対し、アメリカのフィデリティ証券は ・国際分散投資は必要 ・最適な比率は米国に70% と答えています。 その根拠を見てみましょう。 米国集中投資が常に強いわけではない 私がインデックス投資を始めたのは2015年末です。これまでの間、最も好調だったのは米国の株式市場でした。 特に2018年は他の先進国や新興国は、米国にボロ負けの状態でした。 こういったパフォーマンスを見ていると、米国以外に投資することの必要性に疑問を感じてし…
『最近、株価が絶好調なんですよ~。笑いが止まりませんよ~。』 『え?現金?貯金してたって増えないっしょ。株を買い増し、買い増しっと♪」 数か月後、株式市場に激震が走る。 『あ~!株価が~。お金が溶けていく~~』 『あ、あの時、現金を貯めておけば。。。。』 そんなベタな寸劇を繰り広げないためにも、ポートフォリオのチェックは欠かせません。 株式が占める割合が多くなってきたら、ポートフォリオをリバランスしてリスクを抑えることも必要ですよね。 でも、リバランスってどのようにやればいいのでしょうか。 頻度は? タイミングは? アメリカの資産運用会社 バンガード社は年に1回はリバランスを考えるべきだと助言…
今月はVHTをVYMに付け替えました。今月の投資成績 2019.04.27
4月が終わりを迎えようとしていますが、米国の株式市場はいまだに好調です。 S&P500も最高値を更新しました。 S&P500同様、私の保有資産も過去最高益を達成中です。 現在の損益を見てみましょう。 今月はヘルスケアセクター ETFのVHTを売却して、VYMの購入資金に充てています。 VHTをVYMに付け替える。~ETFの損益~ Disneyはどこまで上がるのか。~個別株の損益~ 新興国もプラ転する。 ~投資信託の損益~ 全体の損益 気長に投資を続けたい。 VHTをVYMに付け替える。~ETFの損益~ まずはETFの損益です。 銘柄 3/30 4/27 前月比 IVV(S&P500) ¥43,…
マイクロソフト 2019年Q3決算 株価は最高値を更新 晴れ渡る青空のような好決算
クラウド・プラットフォーム Azureの成長が続くMicrosoft(MSFT)。 このAzureは「空色」「青空」と言う意味です。 2019年Q3の決算はその名が示す通り、晴れ渡る空のような好決算でした。 株価も青天井の如く上昇中です。 マイクロソフト 2019年Q3決算 好決算で株価も最高値を更新 マイクロソフト 2019年Q3 事業別の業績 Inteligent Cloud Productivity and Business Processes More Personal Computing マイクロソフトは株主還元もしっかり。安定した成長に期待。 マイクロソフト 2019年Q3決算 好…
Visa 2019年Q2の決算発表 為替が売り上げを押し下げるも株価は安定
決済ネットワークの大手『Visa』が2019年Q2の決算を発表しました。 毎度お馴染みの好決算に見えますが、市場の反応はイマイチです。 売上高が市場予測を超えなかったためのようです。 Visa(V) 2019年Q2決算 為替影響でCross-boarder volumeが伸び悩む? 自社株買いと配当金で株主還元しまくりのVisa Visaの将来の懸念は? Visa(V) 2019年Q2決算 為替影響でCross-boarder volumeが伸び悩む? Visaの2019年Q2の決算結果です。 ■Visa 2019年Q2 決算 純利益(Net Income)は約30億ドル。EPS(1株あたりの…
VTI,VXUS,BND,BNDX etc バンガードが投資初心者にお勧めするETF 13選
バンガード社はVTIやVOO等のETFでお馴染みのアメリカの資産運用会社です。 多種多様なETFを販売している同社が、投資を始めるにあたってお勧めのETFをホームページ上で紹介しています。 紹介されているETFは13銘柄。 低コストで世界中の株式、債券に投資できるETFが名を連ねています。 バンガードのおすすめETF 「投資を始めるなら、このETFの中からポートフォリオを作りましょう」 そんな感じでバンガードが推奨するETF13銘柄です。 【株式ETF】 ・VTI(Total Stock Market ETF) 米国全体の株式に投資するETF。経費 0.04% ・VXUS(Total Inte…
ヘルスケアセクターETF VHTの株価が国民皆保険制度で急落。VHTの弱点を考える。
米国株投資家ならみんな大好き? ヘルスケアセクター。 ヘルスケアセクターは景気に左右されない銘柄が多く、過去の利回りはS&P500より高いこともあって人気です。 そんなヘルスケアセクター銘柄にまとめて投資できるETFとして、バンガード社が販売しているVHTがあります。 私も保有していますが、先週は株価が急落してしまいました。 売られた原因はファンダメンタルズ等ではなく、極めて政治的な問題「国民皆保険制度」です。 何だかVHTの弱点を直撃した感があります。 国民皆保険制度法案の提出でヘルスケアセクターETF VHTの株価が急落 ■VHT(ヘルスケアセクターETF) 6ヶ月チャート VHTの株価チ…
インデックス投資をするなら、将来も新興国より米国株が優位なのか?
『20世紀はアメリカの時代、21世紀はアジアの時代。』 そんな言葉が示すように、中国やインドといった新興国の経済規模は近いうちに米国を追い抜くと言われています。 それでは、インデックス投資の投資先も米国から新興国にシフトしていった方が良いのでしょうか? 私は、そうとも限らないと思いました。 例え新興国の経済規模が米国より大きくなっても、米国株の魅力が損なわれるわけではないと思うからです。 インデックス投資は米国株が中心にならざるを得ない 経済規模が大きいから魅力的な投資先なのではない 米国の株主還元力が弱くなった時が乗り換え時? インデックス投資は米国株が中心にならざるを得ない 私たちがインデ…
ユニリーバ 株価も配当金も上昇。2019年Q1決算は新興国の売り上げが好調
ユニリーバはDoveやLux等、数多くのブランドで知られる世界有数の一般消費財メーカーです。4月18日に2019年Q1の決算を発表しました。 結果は市場予想を上回る好決算でした。 新興国の売り上げが良かったようです。決算発表後の株価も上昇しています。 ユニリーバ 2019年Q1決算 新興国が好調で市場予測を上回る ユニリーバの2019年Q1決算を見てみましょう。 ■売上とUnderlying sales growth(USG) 実際の売上高は前年と比べて1.6%減少しています。 これは2018年にマーガリン部門を売却した分、売上が減ったためです。 こういった部門の売却や為替の影響を除外した売り…
iFreeS&P500はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)と楽天VTIに対抗できるのか?
「iFree S&P500インデックス」が販売されたのは2017年8月。 当時は米国のS&P500に連動するインデックスファンドが珍しかったことから、歓迎の声が大きかった記憶があります。 時は流れて現在。「iFree S&P500」の存在感は急速に失われつつあります。 後発組の「楽天・全米株式インデックス(楽天VTI)」、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」にその人気を奪われてしまったためです。 なぜ「iFree S&P500」は人気者になれなかったのでしょうか? その特徴から人気低迷の理由、さらには人気回復のために何が必要かを考えてみました。 。。。余計なお世話? iFree …
eMAXIS Slim先進国がニッセイ外国株式の人気を上回る。乗換えは必要か?
「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」と「ニッセイ外国株式インデックス」。 インデックスファンドの低コスト競争を主導してきた両者ですが、人気に差がついてきたようです。 今年に入ってから「eMAXIS Slim先進国株式」が人気の面で「ニッセイ外国株式」を上回っています。 では、「ニッセイ外国株式」から「eMAXIS Slim先進国株式」に乗り換えるべきでしょうか? 個人的にはその必要は無いと思っています。 インデックスファンドで重要なのは人気ではなく、ベンチマークからの乖離率だからです。 eMAXIS Slim先進国の資金流入がニッセイ外国株式を大きく上回る ところでインデックスファ…
新興国インデックス投資ならeMAXIS Slim新興国よりSBI・新興国株式だ?
将来の成長が期待される新興国。 先進国には無い経済成長力に期待して新興国への投資を考える人も多いでしょう。 その新興国に投資するインデックスファンドでは「eMAXIS Slim新興国株式インデックス」が一番人気です。 だけど、私は「SBI・新興国株式インデックスファンド」の方がおすすめだと思っています。 コストもeMAXIS Slim並みに低コストですし、何よりも「SBI・新興国株式」の方が利回りが良くなると期待しているからです。 その鍵は両ファンドの投資対象国の違いにあります。 SBI・新興国株式の採用指数「FTSEエマージング」は韓国を含まない SBI・新興国株式の実質コストはeMAXIS…
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