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株山人の投資徒然草 http://blog.livedoor.jp/kabusanjin/

株のプロとして38年、大手運用会社を退職し八ヶ岳に住む株山人。個人投資家、シニア投資家が息長く株式投資を楽しむことを目標に活動していきます。

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2018/08/09

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  • 「重厚長大」17年サイクル、その後の暴落(1)

    「重厚長大」という言葉はご存じだろうか?80年代には日本の産業構造の変化を「重厚長大」から「軽薄短小」へと表現された。「重厚長大」は鉄鋼や造船・機械や海運などの巨大な設備を必要とする大型産業で、日本の戦後の成長を支えてきた業種だった。逆に「軽薄短小」と呼

  • 小型株を考える(1)グローバルに低迷の理由

    グロース250指数はかつてマザーズ指数として人気があった指数だが、どうもマザーズの名前を変えてから良い所がない。日経平均がバブル高値を越えて4万円を達成したのに、一方はダラダラと下落を続け、コロナ・ショック時の安値に接近している。なんでこうなるの?小型株

  • 中国製EV、補助金と関税の戦い(1)

    ほんの数年前、世界主要国は競うように「○○年までにカーボンニュートラルを達成する」と宣言した。だいたい、2040~2050年ぐらいを目標にした国が多かったと記憶している。この宣言後、急速にEV車のブームが起こった。米国ではテスラ株が爆謄し1000ドルを抜

  • 新NISA、体験談(5)成長枠の「???」

    新NISAの成長枠を使って長期投資を始めた。その理由は簡単で、現在特定口座で投資しているがこれには税金がかかる、新NISAならば非課税になるからだ。①売買益にかかる「譲渡益課税」の問題。特定口座で運用している場合は、この売買益を1年間通算して利益が出た場合に

  • 「天邪鬼」のススメ(6)新NISAで新高値を買う?

    Nvidiaの株価がついに1000ドルの大台を突破した。多くの評論家は「Nvidia祭り」だと称して、AI関連株や半導体株の暴騰を予想している。新高値を更新していく成長株は市場人気の中心にいる。しかし、長期投資を基本とする新NISA投資でこうした新高値を買っていいのだ

  • 断捨離は楽しい(2)「売っちゃえ、売っちゃえ」の巻2

    ここ数年、着々と断捨離を進め、メルカリですでに127品の売却をした。昔ロンドン駐在の時に買った、ブランド品、食器や小物、バッグなどなど、さらに収集していたゴルフ小物・・・いろいろあるが、最大の品物は自転車だった。6~7年ほど乗ったロードバイクだが、確か売

  • O氏の「八ケ岳湧水ニジマス」

    O氏はもうすぐ80歳になるが、まだまだ元気でゴルフは見事な腕前も持っている。「大腸ガンをやってね、入院・退院を繰り返したんだ」といい、「体重が10キロ減ったよ」と言いながらドライバーの飛距離は200ヤードを越える。なんでこんなに飛ぶのだろう?スキーから始ま

  • 証券セールスとファンドマネジャーの会話(21)軟調なJリート

    グローバルリート指数のチャート証券セールス(以下、S): このところJリートが弱い。ダラダラと下落しているが何だろう?不動産市場のファンダメンタルは改善傾向なのにね。ファンドマネージャー(以下、F): 確かに脱デフレが進み、地価が徐々に上昇傾向を示し、オフ

  • S&P500、バリュエーションの天井感(1)

    上のチャートはS&P500の益回り(EPS/株価)と10年債利回りだが、株式益回りは通常、長期債利回りを越えることはない。S&P500益回りはS&P500の純利益÷時価総額、株主の投資総額に対する純利益、株主の投資採算を示している。この益回りに配当性向(純利益の中に配当

  • 損保株、政策株売却で上昇するって?

    何かボタンの掛け違いがあったのでないかと思う。政策保有株の売却で損保株が大幅高したことだ。損保のMS&ADが発表した決算でMA&ADの株価が大幅高を記録した。でもこの上昇には違和感を感じる。①保有株自体は有報で公開されているので、市場ではすでに織り込んでいるはずだ

  • 米景気は減速・・・その後、利下げ? 景気後退?

    ISM製造業と非製造業というセンチメント指数が分岐点を下回り、米景気が減速する可能性を示した。これが若干の景気減速で済むのか、景気後退に陥るのか、まだまだ判断できない。ただ、4月の雇用統計で重要な事実が出てきたと、日経CNBCの岡崎さんは分析している。要点をまと

  • 新NISA、体験談(4)成長枠の「???」

    新NISAを今年の初めからやってみた、その問題点などを「体験談」として書いている。前回から成長枠での投資で気がついた事をツラツラと書き留めている。筆者は高齢ということもあり、「今さら20年積み立ては自分の寿命と比べてどうなの?」って感じでつみたて枠は使っ

  • 「円独歩安」を考える(7)日米金利差は縮小

    日米10年債の利回り差今月に入り米景気関連の指標が若干ながら減速を示すようになってきている。これに伴って、米長期金利も若干低下に入り、一時の4.7%から4.4%に低下してきた。この長期金利の低下はFRBの利下げタイミングを早めると同時に株価の反発を促した

  • 清里のパーフェクトな虹

    これだけ完璧な虹は今までみたことがなかった。5月の中旬、初夏とはいえ非常に寒い一日だった。朝から強い雨が降り、5月なのに気温は10度ぐらい。一日中暗く、夕方には薪ストーブに火を入れたぐらいだった。ところが、その日の6時ごろ、もう日が沈む時間だが雨

  • 「天邪鬼」のススメ(7)決算数字を見て

    世の中はAIの全盛時代。この決算期を見ていても思うのは、決算内容を表面的にAIで分析してアルゴリズムが大量のトレードを行っている可能性だ。その結果、アナリスト予想をわずかに下回った決算内容というだけで5~10%の株価急落をする銘柄が後を絶たない。筆者のよ

  • 断捨離は楽しい(1)「売っちゃえ、売っちゃえ」の巻

    断捨離=断つ∔捨てる+離す・・だが、我が家で今進めているのは「捨てる」を中心とした断捨離。断捨離というよりも「ダウンサイジング」といえるかもしれない。長年同じ家に住んでいると否応なくゴミが溜まってくる。物理的なゴミというよりも、全く使わなくなったモノ、今後

  • 大和G「あおぞら銀マイノリティー出資」の意味不明

    証券大手の大和G本社があおぞら銀行へのマイノリティー出資を公表した。大赤字のあおぞら銀行の自己資本を補強するわけだが、大和G本社にとっては何のメリットがあるのか、投資家には理解しづらい。4つの疑問点がある。①大和Gの出資は519億円で15.38%を取得する

  • 世界の不動産市場、日本が回復基調

    日本の不動産市場は、世界ででも珍しい回復を見せている。三鬼商事の調査したオフィス空室率をチェックしてみた。 2023/4 2024/4 変化分東京地区 空室率 6.11% 5.38% ▼0.73% 平均賃料 198

  • 心臓がヤバい?(2)

    心臓のCT検査の結果と今後の対応を聞くために最後病院に行った。この病院では受付のシステムがあり、診察券を挿入するとその日のメニューが出てくる。そこに書かれている通りの場所に行って受付番号を受け取る。今回、内科の受付番号を受け取り、循環器内科の前で待つ。予約

  • 新NISA、体験談(3)成長枠の「???」

    新NISA口座の開設自体は簡単で、持っている証券口座のHPから手続きできる。筆者の場合、特定口座を持っている証券会社でそのまま新NISA口座を開いたので問題がなかっただけかもしれない。というのは、同じ証券会社の特定口座と新NISA口座間のおカネのやり取りなら

  • 証券セールスとファンドマネジャーとの会話(20)カネの流れが変わる

    証券セールス(以下S): なんか3月以降、グローバルな資金の流れが変わってきている感じがする。ファンドマネージャー(以下F): そうだね。AI半導体の理想買い、米マグニフィセント7への集中投資が一巡し、欧州株や香港株への資金が流れている。S: 確かに米国

  • 「天邪鬼」のススメ(6)愛と憎しみ、どっちを買う?

    相場格言に「天井三日、底百日」というのがある。人気=株高=愛、人気離散=株安=憎しみとすると、天井三日=愛は冷めやすく、底百日=憎しみはなかなか消えない。愛は憎しみに変わりやすいが、憎しみから愛はなかなか生まれない。資生堂(4911)週足と信用残資生堂は中国景

  • 米国製造業PMIとサービス業PMIが示すもの

    米国ISM製造業景況指数と米製造業PMI米国ISM非製造業景気指数と米サービス業PMI米国の景気に少しだけ暗雲が出てきた。昨年10-12月期以降、米株高で一儲けした米消費者が活発になり、資産効果で個人消費中心に好調な数字を叩き出してきた。しかし3月~4月に株高が鈍化し

  • 新NISA、体験談(2)つみたて枠の「???」

    新NISAのつみたて投資は、投信の選び方がけっこう難しい。単にコストが安い(手数料や信託報酬など)というだけで選ぶという投資家も多いだろう。新NISAのような投資初心者向けの投資プログラムでこれだけ複雑怪奇にする必要は全くない。それでもこんな複雑になってし

  • NASDAQ、PER調整は終わった?

    昨年後半のAI・半導体ブームは、EPS上昇というよりもPER上昇を買った理想買いだった。これに対して米長期金利の上昇が顕著になり、PERは調整場面に入ったのがこの3月から5月だったといえる。ところが先週の米雇用統計で非農業雇用者数も予想を下回るとともに、時間当たり賃

  • 日本株、EPSよりも配当利回り

    日経平均とEPS日本株の予想EPSには「断層」がある。海外市場では「12か月先予想EPS」として連続的に計測されているが、日本では年度で区切りがあり、24年3月期EPSと25年3月期EPSの段差ができてしまう。決算発表後に翌期の予想EPSに置き換えられ、日経

  • 新NISA、体験談(1)つみたて枠の「???」

    新NISAが始まって4か月経った。筆者を始め高齢投資家は今までNISAというと20~30代の資産形成期のある人たちが利用するものと思ってきたが、この新NISAで初体験という人も多いと思う。遅ればせながら、筆者もNISA初心者だ。新NISA口座を開き、実際に体験してみた。非課

  • 「天邪鬼」のススメ(5)愛と憎しみ、どっち買う?

    現実社会では愛が憎しみに変わる場合はあるが憎しみが愛に変わることは少ない。人間関係では不可逆的な変化だが、株の世界では愛が憎しみに代わり、憎しみが愛に変わることはよくある。株式需給では愛=信用買残の増加、憎しみ=信用売残の増加と考えてもいい。信用買残が増え

  • FRBと財務省、協調行動?(2)

    昨年4-6月期からFRBはこの1年で1兆3000億ドルの縮小(=資金吸収)を行った。一方のリバースレポ残高は2兆2700億ドルから4090億ドルへと、1兆8620億ドルの縮小(=資金供給)をしてきた。QT(量的引き締め)政策で、毎月600億円(国債)∔350

  • FRBと財務省、協調行動?(1)

    リバースレポ残高とFRBバランスシートFOMCの結果が「現状維持」で発表された。日銀決定会合のように「ゼロ回答」かと思ったら、「量的引き締めの縮小」が含まれていた。さすがだね~~と思っていたら、NY時間が終わった後日銀が為替介入第二弾。まるで「FRBと財務省の協調行

  • 「天邪鬼」のススメ(4)未来の話をしよう

    イールドスプレッドとS&P500むかし、投資戦略会議などでいろいろ議論をしていた時、なにかしらの違和感を感じたことも多かった。なぜ?どうも話が食い違うなと思っていたら、何人かの発言者は「過去のトレンドが強い」と主張していたことに分かった。「業績が20%も増加

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