証券セールス(以下、S): 山あり谷ありだった2024年も終わりだな。どう?ファンドマネージャー(以下、F): 今年はガマンの連続、苦労の連続だった。S: 運用パフォーマンスはどうだった?F: 個人資産は全体としてはソコソコだな。株式ポートフォリオのパフ
株のプロとして38年、大手運用会社を退職し八ヶ岳に住む株山人。個人投資家、シニア投資家が息長く株式投資を楽しむことを目標に活動していきます。
「重厚長大」という言葉はご存じだろうか?80年代には日本の産業構造の変化を「重厚長大」から「軽薄短小」へと表現された。「重厚長大」は鉄鋼や造船・機械や海運などの巨大な設備を必要とする大型産業で、日本の戦後の成長を支えてきた業種だった。逆に「軽薄短小」と呼
グロース250指数はかつてマザーズ指数として人気があった指数だが、どうもマザーズの名前を変えてから良い所がない。日経平均がバブル高値を越えて4万円を達成したのに、一方はダラダラと下落を続け、コロナ・ショック時の安値に接近している。なんでこうなるの?小型株
ほんの数年前、世界主要国は競うように「○○年までにカーボンニュートラルを達成する」と宣言した。だいたい、2040~2050年ぐらいを目標にした国が多かったと記憶している。この宣言後、急速にEV車のブームが起こった。米国ではテスラ株が爆謄し1000ドルを抜
新NISAの成長枠を使って長期投資を始めた。その理由は簡単で、現在特定口座で投資しているがこれには税金がかかる、新NISAならば非課税になるからだ。①売買益にかかる「譲渡益課税」の問題。特定口座で運用している場合は、この売買益を1年間通算して利益が出た場合に
Nvidiaの株価がついに1000ドルの大台を突破した。多くの評論家は「Nvidia祭り」だと称して、AI関連株や半導体株の暴騰を予想している。新高値を更新していく成長株は市場人気の中心にいる。しかし、長期投資を基本とする新NISA投資でこうした新高値を買っていいのだ
ここ数年、着々と断捨離を進め、メルカリですでに127品の売却をした。昔ロンドン駐在の時に買った、ブランド品、食器や小物、バッグなどなど、さらに収集していたゴルフ小物・・・いろいろあるが、最大の品物は自転車だった。6~7年ほど乗ったロードバイクだが、確か売
O氏はもうすぐ80歳になるが、まだまだ元気でゴルフは見事な腕前も持っている。「大腸ガンをやってね、入院・退院を繰り返したんだ」といい、「体重が10キロ減ったよ」と言いながらドライバーの飛距離は200ヤードを越える。なんでこんなに飛ぶのだろう?スキーから始ま
証券セールスとファンドマネジャーの会話(21)軟調なJリート
グローバルリート指数のチャート証券セールス(以下、S): このところJリートが弱い。ダラダラと下落しているが何だろう?不動産市場のファンダメンタルは改善傾向なのにね。ファンドマネージャー(以下、F): 確かに脱デフレが進み、地価が徐々に上昇傾向を示し、オフ
上のチャートはS&P500の益回り(EPS/株価)と10年債利回りだが、株式益回りは通常、長期債利回りを越えることはない。S&P500益回りはS&P500の純利益÷時価総額、株主の投資総額に対する純利益、株主の投資採算を示している。この益回りに配当性向(純利益の中に配当
何かボタンの掛け違いがあったのでないかと思う。政策保有株の売却で損保株が大幅高したことだ。損保のMS&ADが発表した決算でMA&ADの株価が大幅高を記録した。でもこの上昇には違和感を感じる。①保有株自体は有報で公開されているので、市場ではすでに織り込んでいるはずだ
ISM製造業と非製造業というセンチメント指数が分岐点を下回り、米景気が減速する可能性を示した。これが若干の景気減速で済むのか、景気後退に陥るのか、まだまだ判断できない。ただ、4月の雇用統計で重要な事実が出てきたと、日経CNBCの岡崎さんは分析している。要点をまと
新NISAを今年の初めからやってみた、その問題点などを「体験談」として書いている。前回から成長枠での投資で気がついた事をツラツラと書き留めている。筆者は高齢ということもあり、「今さら20年積み立ては自分の寿命と比べてどうなの?」って感じでつみたて枠は使っ
日米10年債の利回り差今月に入り米景気関連の指標が若干ながら減速を示すようになってきている。これに伴って、米長期金利も若干低下に入り、一時の4.7%から4.4%に低下してきた。この長期金利の低下はFRBの利下げタイミングを早めると同時に株価の反発を促した
これだけ完璧な虹は今までみたことがなかった。5月の中旬、初夏とはいえ非常に寒い一日だった。朝から強い雨が降り、5月なのに気温は10度ぐらい。一日中暗く、夕方には薪ストーブに火を入れたぐらいだった。ところが、その日の6時ごろ、もう日が沈む時間だが雨
世の中はAIの全盛時代。この決算期を見ていても思うのは、決算内容を表面的にAIで分析してアルゴリズムが大量のトレードを行っている可能性だ。その結果、アナリスト予想をわずかに下回った決算内容というだけで5~10%の株価急落をする銘柄が後を絶たない。筆者のよ
断捨離=断つ∔捨てる+離す・・だが、我が家で今進めているのは「捨てる」を中心とした断捨離。断捨離というよりも「ダウンサイジング」といえるかもしれない。長年同じ家に住んでいると否応なくゴミが溜まってくる。物理的なゴミというよりも、全く使わなくなったモノ、今後
証券大手の大和G本社があおぞら銀行へのマイノリティー出資を公表した。大赤字のあおぞら銀行の自己資本を補強するわけだが、大和G本社にとっては何のメリットがあるのか、投資家には理解しづらい。4つの疑問点がある。①大和Gの出資は519億円で15.38%を取得する
日本の不動産市場は、世界ででも珍しい回復を見せている。三鬼商事の調査したオフィス空室率をチェックしてみた。 2023/4 2024/4 変化分東京地区 空室率 6.11% 5.38% ▼0.73% 平均賃料 198
心臓のCT検査の結果と今後の対応を聞くために最後病院に行った。この病院では受付のシステムがあり、診察券を挿入するとその日のメニューが出てくる。そこに書かれている通りの場所に行って受付番号を受け取る。今回、内科の受付番号を受け取り、循環器内科の前で待つ。予約
新NISA口座の開設自体は簡単で、持っている証券口座のHPから手続きできる。筆者の場合、特定口座を持っている証券会社でそのまま新NISA口座を開いたので問題がなかっただけかもしれない。というのは、同じ証券会社の特定口座と新NISA口座間のおカネのやり取りなら
証券セールスとファンドマネジャーとの会話(20)カネの流れが変わる
証券セールス(以下S): なんか3月以降、グローバルな資金の流れが変わってきている感じがする。ファンドマネージャー(以下F): そうだね。AI半導体の理想買い、米マグニフィセント7への集中投資が一巡し、欧州株や香港株への資金が流れている。S: 確かに米国
相場格言に「天井三日、底百日」というのがある。人気=株高=愛、人気離散=株安=憎しみとすると、天井三日=愛は冷めやすく、底百日=憎しみはなかなか消えない。愛は憎しみに変わりやすいが、憎しみから愛はなかなか生まれない。資生堂(4911)週足と信用残資生堂は中国景
米国ISM製造業景況指数と米製造業PMI米国ISM非製造業景気指数と米サービス業PMI米国の景気に少しだけ暗雲が出てきた。昨年10-12月期以降、米株高で一儲けした米消費者が活発になり、資産効果で個人消費中心に好調な数字を叩き出してきた。しかし3月~4月に株高が鈍化し
新NISAのつみたて投資は、投信の選び方がけっこう難しい。単にコストが安い(手数料や信託報酬など)というだけで選ぶという投資家も多いだろう。新NISAのような投資初心者向けの投資プログラムでこれだけ複雑怪奇にする必要は全くない。それでもこんな複雑になってし
昨年後半のAI・半導体ブームは、EPS上昇というよりもPER上昇を買った理想買いだった。これに対して米長期金利の上昇が顕著になり、PERは調整場面に入ったのがこの3月から5月だったといえる。ところが先週の米雇用統計で非農業雇用者数も予想を下回るとともに、時間当たり賃
日経平均とEPS日本株の予想EPSには「断層」がある。海外市場では「12か月先予想EPS」として連続的に計測されているが、日本では年度で区切りがあり、24年3月期EPSと25年3月期EPSの段差ができてしまう。決算発表後に翌期の予想EPSに置き換えられ、日経
新NISAが始まって4か月経った。筆者を始め高齢投資家は今までNISAというと20~30代の資産形成期のある人たちが利用するものと思ってきたが、この新NISAで初体験という人も多いと思う。遅ればせながら、筆者もNISA初心者だ。新NISA口座を開き、実際に体験してみた。非課
現実社会では愛が憎しみに変わる場合はあるが憎しみが愛に変わることは少ない。人間関係では不可逆的な変化だが、株の世界では愛が憎しみに代わり、憎しみが愛に変わることはよくある。株式需給では愛=信用買残の増加、憎しみ=信用売残の増加と考えてもいい。信用買残が増え
昨年4-6月期からFRBはこの1年で1兆3000億ドルの縮小(=資金吸収)を行った。一方のリバースレポ残高は2兆2700億ドルから4090億ドルへと、1兆8620億ドルの縮小(=資金供給)をしてきた。QT(量的引き締め)政策で、毎月600億円(国債)∔350
リバースレポ残高とFRBバランスシートFOMCの結果が「現状維持」で発表された。日銀決定会合のように「ゼロ回答」かと思ったら、「量的引き締めの縮小」が含まれていた。さすがだね~~と思っていたら、NY時間が終わった後日銀が為替介入第二弾。まるで「FRBと財務省の協調行
イールドスプレッドとS&P500むかし、投資戦略会議などでいろいろ議論をしていた時、なにかしらの違和感を感じたことも多かった。なぜ?どうも話が食い違うなと思っていたら、何人かの発言者は「過去のトレンドが強い」と主張していたことに分かった。「業績が20%も増加
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証券セールス(以下、S): 山あり谷ありだった2024年も終わりだな。どう?ファンドマネージャー(以下、F): 今年はガマンの連続、苦労の連続だった。S: 運用パフォーマンスはどうだった?F: 個人資産は全体としてはソコソコだな。株式ポートフォリオのパフ
米国長短金利差FOMCの結果は、事前に識者が指摘した通り、ドットチャートで25年のインフレが2%から2.5%に引き上げられ、利下げ回数が4回から2回に修正された。利下げペースの鈍化やトランプ政権のインフレ再燃は、多くの市場関係者が想定してきたことだ。しかしな
日産とホンダの経営統合が報道され、日産株がストップ高、ホンダは急落した。なんか違和感を感じる。第一の違和感は・・・経営統合って効果あるの?持ち株会社を作って日産株とホンダ株を持ち合う。日産には16%の大株主であるルノーの持ち株を買い取るのが課題で、持ち株
日経平均のPER「トランプ2.0がどうなるのか分からないのに日本株がどうなるかなんて考えられない」という人も多いだろうし同感だ。でも、基本的なところだけでも確認しておきたい。まずは、日本株のPER,データの入手が簡単な日経平均で見てみよう。上のグラフで見ると
2024年は全国で倒産や廃業が増えているというニュース。全国の倒産件数は11月の単月で841件、前年比+4.2%だった。1-11月で9164件と、年間で1万件の倒産を越える可能性がある。筆者の住む街でもお店の廃業が増えている。ちょっと散歩で近所を歩いている
投資の世界には「フリーランチ=ただ乗り」はない。結局、大きな支払いをすることになる。このただ乗りを狙ったのがむかしむかしのLTCMだった。最新の統計手法で計測し割高な債券を空売りし割安な債券を買い、その金利差を収益にする。さらに数十倍のレバレッジ(借金)
……コスト関数の極値を探索するあらゆるアルゴリズムは、全ての可能なコスト関数に適用した結果を平均すると同じ性能となる— Wolpert and Macready、1995年コストをどう最適化しても結果は全てのコスト関数の平均になる、つまり、どうやっても抜け駆けはできないというこ
2025年の株式相場は、2024年のPER上昇を受けてスタートする。高いPERはEPSの高い成長期待を織り込まれているとみるべきだが、この期待「先の読めないトランプ2.0」が成功するかどうかによる。2025年は、期待に沿ったEPS増加が実現するかどうかを
Jリート市場はNAV倍率で0.8倍、つまり、リート時価はNAV=時価純資産に対して20%のディスカウント状態にある。まさに大バーゲンセールだが、このディスカウントを使って儲ける戦略が2025年には話題になってくる可能性もありそうだ。前回のブログでTOBを使っ
現在のJリート市場を考えたら、2025年は一味違う現象が出てくると思う。それは現在のJリートの平均NAV倍率が0.8倍という前例のない異常値にあることだ。単純に時価でJリートを買収すれば、自動的に20%の含み益を手にすることができる。この「20%ディカウ
意外な場所で意外な言葉を聞くことがある、でも印象に残ってしまった。テレビでみたアルゼンチンのおじいちゃん。おじいちゃん 「結婚には二種類あるんだよね~」インタビュー者 「・・・・・」おじいちゃん 「幸せな結婚と、一生添い遂げる結婚さ」インタビュー者
ユーロ/円、日足2025年の株式市場を考える上で「トランプラリー」がどうなるのかが興味深いところだ。大統領選以降、株式市場で圧倒的なパフォーマンスを見せたのが「テスラ」、そしてトランプ政権が重視している「ビットコイン」がそれぞれ30%以上の急騰劇を演じた。
東証REIT指数と日本の10年金利今年のJリート市場は全く冴えなかった。最大の要因は、米国長期金利の上昇から国内の10年金利も上昇したことだろう。日銀がゼロ金利を解除し、長期金利は国内物価を反映して1%水準まで上昇した。長期金利と競合する利回り商品のJリート
2025年の主役は、いい意味でも悪い意味でも、やっぱりトランプ米大統領しかいない。政権の閣僚人事を見ればその凄さがよく分かる・・・過去の政治的実績は全く関係なしで、トランプのイエスマンで周囲を固めた。しかも単なるイエスマンではなく、実ビジネスで大手メディ
日本人の働き方が変わると同時に、退職金や年金の制度も変わる。それでも民間会社は柔軟に変化できるが、公務員の退職金や共済年金が問題になりそう。一応、2015年に厚生年金と共済年金が一元化された。でも、それまでの地位が変わらないので、公務員はサラリーマンより
自民党が勤続20年まで年40万円、勤続20年以上70万円という「退職金控除」が現代の人材流動化時代には合わないとして、控除を縮小する方針だという。でも考えてみれば、退職金の良いところはその控除の大きさ。退職金控除が減らされ給料やボーナスと同じになったら、
12月の日銀決定会合で植田氏は利上げをするような報道が増えている。植田氏が今の経済は「オン・トラック」と言い、日銀の想定通りに動いているとした。来年にも食品業界は4000品目を値上げすると予想され、一般家庭にとっては来年も物価上昇は厳しそうな気がする。1
東証インフラファンド指数東証インフラファンド指数が下げ止まらない。5月には1095ポイントだったインフラファンド指数が急落トレンドが続き、12月2日には685ポイントを700ポイントを割り込んだ。5月からおよそ半年で37%の大幅な下落となった。この安値で
民主主義は選挙を通じて「民意」を政治に反映させる仕組みだが、どうも「民意」が公共の利益につながっているのか微妙な感じがする。国民一人一人が見ているものは個人の趣味や嗜好、個人的な利益だ。人間は自分の個人的利益を最大化するように動く、社会学ではそれを「特殊
11/10のブログで「取引時間延長はいいが、引値の板寄せはリスキー」を書いた。その後も引け値の状況を見ていて、「やっぱり、危険」と思う。11/29はこのクロージング・オークションが導入されて最初の月末取引だった。引値だけでも投信の基準価額を計算するために投信の設定/
計算してみてビックリ!!12月に入りJリート指数がダラダラと下げ続けている。なんかヘンだなと思い、Jリート投信の基準価額と純資産残高を再度チェックしてみた。下の一覧表は人気の三投信、ダイワJRオープン、JRリサーチオープン、しんきんJRオープンの基準価額
2021年のビッグマック指数ビッグマック価格は各国の物価差を見ると、実感や体感があるのでピッタリくる。上のビッグマック指数は2年前のものだが、今年の指数と比べると面白い。まずはアメリカ。2年前640円だったのが今年は793円に上昇、24%の価格上昇となる
戦争中に日本人は300万人以上死んだ。軍人230万人、一般人(外地)30万人、一般人(内地)50万人と言われている。この地獄のような戦争が終わり日本の人口は急回復に入った、それが団塊世代だ。上のグラフは中国と日本の人口ピラミッドを比較したものだが、日本の
FRBの描いている2024年の姿は・・・①雇用情勢が少し悪化し失業率4.1%まで上がり賃金上昇も抑えられる②雇用情勢の落ち着きとともにインフレも緩和、PCEコア+2.4%と2%台へと低下する③その結果、実質GDP+1.4%と1%台の伸びに減速する・・・という3つの
実はイイ年してサイフをなくしてしまった。魔が差したというか、ボーッとしていたというか、何が原因だったか分からない。とにかく、いつもあるべき場所になかった。どうすればいいか?まずは、クレジットカードを止めないと・・・紛失届と再発行の依頼をするVISAカードや
株式投資においては実績EPSを見ることはほとんどない。株価は将来のEPSを織り込むので、過去の実績EPSを見ても何の意味もなさないからだ。しかし前期から今期への増益率を計算する時は前期実績値からの伸び率を使う。下の表はいつも使っている各株価指数の予想EP
いよいよ来年1月に新NISAが開始される。おそらくS&P500やACWI(オルカン)に連動するインデックスファンドをコツコツと買い増していくというのが、基本的なNISA投資家の運用方法になるのだろう。でも為替リスクを避ける投資家には利回りが極端に低い円債はまだしも、Jリート
上の写真は鹿児島市に立っている「西郷隆盛銅像」いつでも変わらない、堂々とした態度で世の中を見回している。この銅像から大通りを渡った場所に写真を撮るためのスポットがあり、観光客はそこに立って記念写真を撮る。その撮影スポットに西郷さんの愛犬「薩摩犬ツン」が建
日経CNBC編集委員・鈴木氏、「金利差が縮小といっても、短期金利差が5.5%もあるので円安が続くに決まっている。」別のコメンテーター氏、「ヘッジコストが5~6%と高く、迂闊にドルヘッジをすると、米長期利回りが高くてもヘッジコストに見合わない。だからドル売りは
政治資金は税金のかからない資金なので、元々いい加減なおカネだった。そのいい加減なおカネをせめて収支を開示することで、せめて国民に見えるように制度が作れた。世の中、しっかりいている人がいて「パーティ―収入の処理について収支報告書に漏れがある」と告訴した。収
教訓④ 「日経リンク債・MS転換社債のトラップに注意」証券市場はフェアであるべきだが、実際は全くフェアじゃない。需給を歪めて儲けようとしている投資家や投資機関が山ほどいるからだ。まずは日経リンク債だが・・・これは債券に日経平均のPutオプションの売りが付いた商
日大がアメフト部を廃部にするかどうかでモメている。多くの一流選手を輩出した伝統のあるアメフト部の廃部となれば、学生スポーツのあり方が変わる。日大以外でも、多くの大学、特に箱根駅伝で知名度をあげようとしているFランク大学もあり、学生スポーツを「大学の宣伝カー
日本人は集団での活動が得意と言われる。過去、日本のグローバル化は会社単位・組織単位で行われてきた。総合商社が一早くグローバル市場を開拓し、自動車や家電が続き、電子部品や素材メーカー、アパレルや消費財、日本企業の海外事業が進展するのつれて金融がグローバルに
香港ハンセン指数の日足。酷い下げだ。香港の「民主改革の女神」と呼ばれた周庭さんが香港を去り、カナダの大学院に進学するとともに亡命すると報じされている。雨傘運動から始まる、香港の学生による反中国化運動の中心的な女神だった。共産党の「香港の中国化」方針に
東京都区部CPIが発表された。11月分の結果は、総合CPIで+2.6%と10月+3.2%から伸び率が大きく低下した。個別項目でも全体的に低下しているが、特に食料品、光熱費、被服などが低下をリードしている。 11月 10月食料品 + 2.6%
教訓③ 「預かり証詐欺にご注意」投資ジャーナル事件も若い頃の印象に残った詐欺事件だった。筆者の記憶では証券詐欺の常道ともいえる「預かり証詐欺」を最初にやったのがこの投資ジャーナルだったように記憶している。投資ジャーナルの詐欺方法は単純そのものだ。投資ジャ
米10年債利回りが5%で天井を打ち、米長期金利の低下とともにグローバル・リート市場も反転上昇に入った。米リート指数は10月末のボトムから12月1日で+15..8%上昇した。米リートが65%を占めるグローバル・リート指数も同期間で+14.5%の上昇だった。し
定年退職後、一番嫌われるタイプは「いつまでも会社人間が抜けない」人じゃないかと思う。「オレは○○会社の重役だった」とか、「部下が○○人いる部長だったんだ」とか、「会社ではエラかったんだ」とか、「会社ではモテモテだったんだ」とか・・・自分の会社員だった頃の
米国10年・2年金利差とS&P500証券マンとファンドマネージャーの会話。証券マン(以下、S): 米国株の上昇は凄いね。ファンドマネージャー(以下、F): 「天底一致」が起きた10月末からセオリー通りの長期金利低下ードル安ー米国株上昇だけど、株価の上昇が異例
いよいよ新NISAの開始時期が近付いてきた。成長枠では1年に240万円、5年間で1200万円の非課税投資ができる新NISAは、我々シニア層にとっても重要な投資ツールになることはまちがいない。どんな運用商品に投資するのか?、どんな方法で投資するのか?という二点をそ