ここ数年、中東は大きな構造的ともいえる変化が次々と起きている。最近のニュース・ヘッドラインを振り返ると・・・・シーア派の盟主イランとスンニ派の大御所サウジが、中国の仲裁で「歴史的な和解」をしたこと。・トランプが過激なガサ攻撃を行ったネタニヤフ・イスラエル
株のプロとして38年、大手運用会社を退職し八ヶ岳に住む株山人。個人投資家、シニア投資家が息長く株式投資を楽しむことを目標に活動していきます。
最近のニュースでは不動産ファンドの解約増加に関するものが多い。ニュースフローを確認すると・・・・ブラックロックのUKプロパティ・ファンド(資産35億ポンド)に解約請求が急増し解約を保留したという。・英国の運用会社M&Gのオープンエンド型の不動産ファンド(資産4
米国のCRE(コマーシャル・リアル・エステート、商業不動産)について弱気の見方が増えている。これだけ米金利が上昇すれば、借入金の多い不動産業界は苦戦をすると誰でも思いつく。しかも昨年からのインフレの高騰で不動産賃料も上昇しているので、多くの人たちは高い賃料を
NHKで「清里再生プロジェクト」を放映していた。あるデザイナーが清里に移住し地元の人たちを協力して駅前の廃墟ビルを再生していくというストーリーだ。80年代の清里はブームに沸き返り、駅前は原宿並みの人込みだったという。当時の女性向け雑誌が次々と特集し、バブル時
十分な睡眠が取れてますか?安眠対策はしてますか?世の中にはいろいろな睡眠情報が広がっている。快眠用の枕、入眠角度を最適にするベッド、スポーツ選手が進める睡眠姿勢を支えるトゥルースリーパー、各種安眠サプリや、村神様の勧めるヤクルト1000・・・睡眠ビジネス
証券セールスとファンドマネジャーの想像上の会話を楽しむ。証券セールス(以下、S): FRBが今年末から米景気後退が始まると言い出したが、どう思う?ファンドマネージャー(以下、F): 景気後退期に入っても不思議はないけど、株式市場だけでなく、金相場もビット
昔、ロンドンで日本株営業をしている頃、スイスのプライベートバンクの話を聞いた。欧州地域の金持ちは基本的に貴族の流れを組む人たちで、エステートと呼ぶ広大な土地、お城やお城のような館、広大な農地と小作人など持っている。スイス・プライベートバンクの顧客はこうし
チャットGPTの日本語バージョンが賛否両論を巻き込んでいる。オープンAIの社長が来日し岸田「聞く耳」首相と会談したという。ここ十数年の技術進歩でAIはすでに人類の知能を上回っている可能性がある。チェスの世界チャンピオンがAIに負けたのはもう25年も前の話
そろそろ米企業の1-3月期決算が発表される。この1Q/2023の決算は、銀行不安もあり不動産懸念もある高金利下での企業決算となる。なんとなく事前には警戒感が漂っているような気がする。でも単純に米企業EPSの瞬間風速(3か月変化)を追うと、昨年10-12月期
東京では虫が地中から這い出る「啓蟄」からどんどん温かくなり、虫や樹木の活動も活発になる。でも標高の高い地域では3月はまだまだ氷点下の気温になり、野原の「土」や池の「水」は凍っている。当然ながら虫も植物も眠っている状態だ。それが春のお彼岸を過ぎ、4月上旬に
経営破たんに追い込まれたクレディスイス(以下CS)を買収するUBS。債券投資家がゼロ価値になり、株式投資家が助かるというありえない決着など、問題点が指摘されながらも「too big to fail=大き過ぎてつぶせない」でグローバルな銀行システムを守るという配慮が優先さ
標高1200メートルの高原ではまだ桜はつぼみで開花まで行っていない。もちろん500メートル程低い北杜市の高根町あたりでは今満開になっている。この標高ではソメイヨシノは育たたず、寒さに強い山桜が植えられていたり、山桜が普通に自生している場所もある。だいたい
3月の米雇用統計は驚きのない数字だった。金融界のリストラで雇用が減少するという懸念はまだ表面化していない。非農業雇用者数は20万台で推移、失業率も3.4%、安定した労働市場が続いている。仕事がタップリあり、賃金も4%で伸びていれば、FRBの高金利下でも一般人
大河ドラマのように主人公の半生を描くような長い物語の場合、時間の経過とともに主人公が成長し、出世し立場も変わり、人の考え方も変わっていく。その時間的な変化を演技力で表現していくことが、役者の存在感を示すチャンスであり醍醐味なのだろう。昨年の大河ドラマで北
60歳から平均寿命の80歳台までの老後の期間、多くの人たちは人生最後の20年間をどう過ごすか考えてきただろう。老後を釣りやゴルフなどの趣味三昧で過ごす、国内や海外の名所旧跡を巡り旅をする、パッチワークや刺しゅうなどの趣味に使う、囲碁や将棋を極めてたい・・
青線:業況判断DI(大企業、製造業) 赤線:雇用人員DI(大企業、製造業) 網掛け:景気後退期日銀短観が発表されたが、特に市場は反応していない。数字としては多くの人たちの想像できた範囲であり、投資家の関心が低かった。でも筆者にはすごく引っ掛かる数字(すべて大
インフレのピーク感が一段と強まったが、銀行システム不安が拡大しファンダメンタルの悪化懸念が増幅している。2月CPIの前年比は総合で+6%、コアで∔5.5%だが、この3か月、伸び率は5%前後に収れんし、インフレ警戒感は一巡してきている。①賃金上昇も横ばい状
積年不満⑤強い不満と怒り△✖✖✖✖④不満と怒り〇△✖✖✖③強い不満〇〇△✖✖②やや不満〇〇〇△✖①不満なし〇〇〇〇△①年金・財産なし②年金少額③年金④年金+財産⑤年金+自宅経済条件今回は熟年離婚の経済学の後半、熟年離婚のもう一つのファクター経済的条件につい
群集した桜の名所も美しいが、一本木だけで咲き誇る「桜の巨木」も魅力を感じる。日本全国にある桜の名所では数百本とか千本の桜を見事に咲いている。でも、一本木で咲く巨木は時代を越えて生き残っている力強さがある。上の桜の巨木は近所の住宅に生えているものだが、幹の
積年不満⑤強い不満と怒り△✖✖✖✖④不満と怒り〇△✖✖✖③強い不満〇〇△✖✖②やや不満〇〇〇△✖①不満なし〇〇〇〇△①年金・財産なし②年金少額③年金④年金+財産⑤年金+自宅経済条件熟年離婚の経済学、経済学的な考え方で熟年離婚の可能性を考える。前回は基
3月のシリコンバレー銀行破たんからのドタバタは収束してきているように見えるが、中小銀行のシステム変調は複雑に影響している。報道されているニュースフローを拾ってみた。・3月9日から15日の1週間で米国の中小銀行の預金は1,199億ドル(約15.5兆円)減少した。・中小銀
積水ハウスリートが発表した増配は考え方がちょっと難しい。3月29日に御殿山SHビルを入居者のTIS社に700億円で譲渡し譲渡益202億円を計上するが、一括売却ではなく2023/10期末から2028/4期末までの10期(5年間)に分割して譲渡するという(詳しくは積水ハウス
子育てを終わり年金生活に入る高齢夫婦にとって「熟年離婚」は大きなテーマだ。定年後の夫婦には何が起るのか、我々の世代でも予想もつかない変化が起こる可能性がある。予測できない事態にどう事前に対応するかは重要な課題だ。離婚夫婦の21%が熟年離婚で、18万件の離
証券会社なのにこんな基本を理解していないなんて・・・考えられない。それは岡三証券だ。過去最大の自社株買いを実施したソフトバンクGの例を見てみよう。取締役会 買い金額 買い単価 買い株数2013/7 325億円 7608円 427万株2015/7 1200億円 7
地方都市の地価上昇が今年の公示地価の特長だ。地価上昇は、住宅地では宅地開発やマンション開発、商業地ではショッピングセンターやモールの開発、事業所や物流施設などの開発が進行中だったり、あるいは計画され用地の手当てが行われたことを示している。地方都市で多くの
テレビ番組では「地方の美味いもん」と「温泉」がずっと人気だったが、ここ数年では「地方移住」も特に人気になってきている。それを裏付けるデータが国土交通省から発表された。最近発表された公示地価から抜粋してみた。 全体 商業地 住宅地全国
スポーツは本当に素晴らしい。ワールドカップもWBCも本当に素晴らしかった。三苫選手の1ミリも忘れられない記憶だし・・・大谷選手とトラウト選手の最終戦いはホントに凄かった…忘れられない。この両者の真剣勝負を「Pure Challenge」と米国のアナウンサーも興奮してい
「シカの家族」が山から下りてきていた。鹿は普段八ケ岳の中腹ぐらいにいて、たまに八ケ岳ふもとの高原ライン周辺に出没する。でもこの時期には食事を求めて人里に下りてくる。昨年4月にも「シカの家族が膨張していた」というブログを書いた。その時撮ったのが下の写真だ。
3月FOMCが事前の予想通り25bpの利上げとなった。パウエル氏の発言を読んでいると、なんか不明瞭な感じだった。インフレがまだまだ高く引き締めを継続するのは合理的・・・信用不安に対して米銀行システムは強く流動性も高い・・・次の利上げは必要ならば行う・・・年内
ふう・・・危ない、危ない、危うく年金ゼロになるところだった・・・年金は65歳になるとフルにもらえるようになる。私の世代では63歳から部分的に受け取れるが、基礎年金をもらえるのは65歳からだ。最初に年金をもらうには年金事務所でインタビューを受けなければなら
Jリートの価格がどう決まるかを検証してみた。グローバルリート指数の6割を占める米国リート(以下米リート)と1割弱を占めるJリートはグローバル投資の全盛期である現在、かならず連動しているはずだ。そこで今回はドル建て米リートとドル換算したJリート、さらに3か
問題銀行だったクレディスイス(以下CS)はUBSに買収されることになった。でもこれで一件落着とはいかない。投資家の損失は巨額で、その損失処理のための益出しが市場に影響するからだ。まず、CSの投資家を考えてみよう。UBSの買収額は約4200億円とされているが、
WBCでの日本代表が躍進でちょっと目立っていないが、甲子園では春の選抜大会が始まった。今年はコロナ禍の厳しい制限が緩和され、声を出しての応援や吹奏楽の応援も解禁された。いよいよコロナからの回復をアピールする大会だと関係者は胸を張る。でもちょっと待てよ。ここは
電力会社が30%の値上げ申請してからしばらく時間が経つが、値上げは認可されていないようだ。そうこうしているうちに原油価格が下落歩調を強め、WTI先物が70ドルを割り込む事態になっている。6月からの電力料金の値上げは延期になるのかもしれない。というわけで、
2月に「Jリートは不動産価値を織り込んでいない」というブログを二回書いた。不動産の塊りであるJリートだが、価格はグローバルリートの需給に大きく影響され、必ずしも不動産価値に連動していない。国内不動産価値の増加の一方で価格が下落したため、NAV倍率ではJリー
NY連銀が公表している景気後退確率は1年先にリセッションに陥る確率で、20%で警戒水準、30%以上だと危険水準とされている。過去、この確率が30%以上に高まった局面では80%の確率でリセッションになった優れモノの景気予測指標だ。この確率は昨年11月の30%
親会社(日本郵政)の保有子会社株(ゆうちょ銀行)の市場売却、一応、東証改革で流通株式が高めるという大義名分はあるが、あまり正しい事とは思えない。そもそも親子上場そのものが、ガバナンス上の大問題だからだ。正しい子会社政策はゆうちょ銀行の全株式を日本郵政が買
90年代の日本金融界、多くの若者が外資系に転職した。日本金融界ではサラリーマン的な給与体系で、どんなに能力が高くても30歳台では500~800万円程度だった。当時の外資系証券に入ると一気に2000万円以上になった。ただ、この給料格差はリスクとリターンの関
この図は2007年末に作った米国のクレジット関係図だ。これを作成後、9か月経ってリーマンブラザーズが破たんしたが、クレジットリスクを端的に示したものだったと思う。簡単にいえば・・・サブプライムローン1.5兆ドルを含む10兆ドルの住宅ローン市場と10兆ドル
シリコンバレー銀行(以下SVB)が破たんし、金融市場は不安定になっている。総資産2100億ドル、預金総額1750億ドルのSVBの破たんだが、不安の波及過程は三つ考えられる。①国債価格の下落。SVBの資産のうち半分は米国債ポートフォリオで、FRBの急激な利上げで20億
2月20日に「日銀トレード、3月特殊需給で波乱あり?」を書いた。3月10日のSQ日、チャートでは「宵の明星」と呼ばれる足を出した、いよいよ3月の特殊な需給に翻弄される展開に入るかもしれない。「宵の明星」とは、窓を開けて上昇して十字足を出し、翌日は逆に下方に
物価上昇が強まり、小売り株の業績に大きな影響を与えている。そんなインフレ環境の中で、値上げをしないと宣言したワークマン(7564)と順調の業績を伸ばしているしまむら(8227)を比べ、インフレ下における小売り株を考えてみたい。まずは直近四半期のデータだが・・・ワ
大法廷判決で日本企業の賠償責任があるとされ、一部企業の在韓国資産が差し押さえられた徴用工問題だが、尹大統領が解決策として韓国側が元徴用工に対する賠償を行うとした。この賠償を韓国政府と韓国企業による寄付で賄うというわけだが・・・二つ大きなポイントがある。一
セールス(以下S)「アメリカ経済は足腰が予想以上に強い。パウエルFRBもピーク金利が切り上がるとか、3月FOMCでは50bp利上げもあると言い出した。」ファンドマネージャー(以下FM)「コロナ禍の支援資金がたっぷりと口座に眠っているし、失業率が歴史的にも低く仕事
インフレ下の消費株の考え方はデフレ下とは全く違うことに注意する必要がある。目下の市場では何かしらの勘違いがある感じがしてならない。第一に、売上げに対する考え方が変わる。デフレ下では売上げの伸びは絶対的な成長の源だったが、インフレ下では製品価格が普通に上昇
大河ドラマで「三河の一向一揆」と家康の戦いが描かれているが、貧しい時代にあって宗教は強い。お坊さんが家康に言う「苦しみを与える側と救う側、住む世界が違う」驚いたのは戦国時代でもお寺は非課税業者で、寄進や寄付でコメを大量に持つ富裕層だったことだ。なんだ、現
世の中、米国景気には疑心暗鬼の投資家も多いが、米企業は着実に業績回復の傾向を見せ始めた。米FRBの引き締めで5%台の政策金利の経済で、業績が回復に入るって凄すぎる。先月「米国株EPSの瞬間風速、米企業の底力が凄い」を書いたが、瞬間風速、3か月のEPS変化の3月
古典的な分析ツールに「イールドスプレッド」がある。大昔のインフレ時代に使われた遺物だが、再び現代のアメリカに蘇ってきている。イールドスプレッドの原理は簡単。10年債利回りと株式益回り(EPS/株価、PERの逆数)を比べたものだ。長期の債券投資と株式投資のどちら
最近、多くの株式評論家が「日本株はNYに比べて底堅い」と言う。円建ての日経平均とドル建てのNYダウを比べると、たしかにそんな印象はある。2/28にNYダウは232ドル下落したが、翌週月曜日の日経平均は70円にプラスと逆の動きだったし、2/24のNYダウは336ドル
今年真っ先に大人気となった投信がある、野村證券の「リ・オープンジャパン2301」だ。投資家から1047億円を集めたと話題になった単位型投信だ。この単位型というのが野村證券の新しい投信戦略のように見える。販売手数料は税抜き3%と手厚く、しかも単位型としたことで
もし日本でも金利が復活するインフレ時代になったとすると、資産ポートフォリオをどう動かせばいいのだろう?とりあえず「変動10」を買ってみた。「変動10」とは10年の変動利付国債で、以下の条件がある。①半年ごとに適応金利が変わる②実勢金利に応じて適応金利が変
ルフィー型の特殊詐欺や強盗が世間に恐怖を与えている。全体の司令係、金持ちリスト係、ターゲットの現地情報係、実行計画作成係、実行係、資金保管・分配係・・・と組織的な分業体制で連続犯行を繰り返す。犯罪傾向を見ると、①70歳以上の高齢者、②古い一軒家、③高級外
あれ? いつ宗旨替えをしたの?「日銀の異次元緩和でハイパーインフレになる」としてきた藤巻氏、今度は「日銀の出口は国債と円の暴落になる」と言い出した。彼の論理は、①YCCを撤廃すると国債が暴落する、②国債が暴落すると日銀が債務超過になる、③日銀が債務超過になる
サウジアラビアの通貨庁(SAMA)がお客さんで運用報告で毎年訪問した。リヤドの空港はまさに砂漠のど真ん中にある、着陸するとコーランが流れていてイミグレ―ションを通過し、外に出ると高速道路の回りに街路樹が生えている程度であとは何もない砂漠。リヤドの中心部は茶色
楽天の三木谷氏が、なんとも「昔ながらの悪政」をしている。筆者の若い頃、証券会社が「顧客紹介キャンペーン」を行ったり、生保会社が「生保レディの投網作戦」をしたり、社員個人の人間関係を使った営業キャンペーンをしていた。まともな経営者ならまるで効果がないのが分
植田次期総裁が国会の参考人聴取を受けた。おそらく大方の想定通りの発言が並んだ。・現在の物価は輸入物価で押し上げられているので、来年には2%を下回る水準に低下していく。・2%の物価目標を安定的に達するまで金融緩和を続ける・金融緩和によって景気を支え、企業が
日本の金融業界は、銀行を頂点とするコングロマリットだ。メガバンクが金融界の頂点に存在し、銀行業務、証券業務、投信運用業務、クレジットカード、ネット金融・・・すべてを取り扱っている。証券界は「銀行と証券の分離」の下に独立して経営されてきたが、バブル後の金融
Jリートは利回り商品として国債や社債と競合する金融商品ではあるが、リートの中身は不動産の塊りで不動産の価値がリート価格に影響すべきだが、必ずしもそうなっていない。世界の中銀の金融引き締めにより世界中の国債利回りが上昇し、世界のリート価格は下落している・・・
東証リート指数の史上最高値は新型コロナ禍以前の2019年2254ポイントだった。2020年の新型コロナ禍を挟んで2023年2月現在では1825ポイントと、19年ピークの約20%下にある。でも、リートの保有物件の価値は19年から22年の3年間で順調に成長し
国籍を決める場合、出生地主義と血統主義に二つの考え方がある。歴史的に移民が多い国、植民地が多い国には出生地主義の国籍が多い。英国でも米国でも移民二世、現地で生まれた子供は生まれた国で国籍を与えられる。でもパンダは違う。パンダはすべて中国当局が管理している
東証リート指数12/20 日銀YCC拡大1/20 決定会合2/10 新総裁内定リートは金利上昇に弱い。昨年米国の3倍速利上げで長期金利は4%を越え、米国リートは30%下落した。長期債券とリート利回りは競合関係にあり、長期金利の上昇に伴ってリートの分配利回りも
人生で最も無駄だと思ったものランキングも三回目。ついにトップ3・・・第三位 ゴルフ会員権ゴルフ好きな人は会員権を持ち、ホームコースを持つことが夢だ。でも、相続などでもらった会員権ではなく、自分で買うとしたら「無駄使いそのもの」だ。自慢できるような高額コー
個人投資家は日本の投信に満足しているのだろうか?投信を企画し運用してきた「お前が言うな!!」とお叱りを受けそうだが、自分でも満足な投信ビジネスをしてきたという自信はまるでない。でも金融業界が投信で大儲けしてきたのは間違いない。21世紀が始まる頃、野村證券
島国日本には多くの離島がある。最近の調査で外周100m以上の離島が1万4125島もあるそうだ。沖縄本島の北にある屋那覇島を中国人女性が半分を購入したと報道された。中国のSNSでは「日本侵略の第一歩だ」とか「中国の領土が拡大する」などと盛り上がっている。土地の
男子高時代の友人の話は書いた、興味ある人は「トランスジェンダーは新人類」を参照してほしい。彼は理工系大学院を出てから医科大に入り直し、さらに性別も変えて「女医さん」としてクリニックを開業している。彼は子供の頃から長い間苦しみ、大きな決断をした・・これは素
最近、多くの評論家が「低PBRは買い!」と急に叫び始めた。なんなんだろう??? 今までPBRに全く関心がなかった評論家が突然騒ぎ出した。筆者のいた運用会社は世間的には「バリューハウス」と呼ばれ、年金顧客向け「日本株バリュー商品」を売り物にしていた。でも「PBR
自分の人生65年を振り返ってみても無駄な事をしたり、無駄なモノを買ったことは多い。それを気分でランキングしてみた。第七位 カシミヤ100%、バーバリーのオーバーコート昔カシミヤが流行ったことがある。カシミヤはインドのどこかの高原で飼育されているヤギの毛だ
東京時間の朝、前日NY市場の動きを織り込みドタバタして、その後値動きがなくなり午後にはジッと動かない「べた凪」となる。こんな日々が続き、投資家はIPO銘柄やマザーズの値動きが軽い銘柄に集中する。こんな市場ならば当然なのだが、日経VI(ボラティリティインデッ
次期日銀総裁は雨宮さんが結局辞退し、予想できなかった植田和男東大名誉教授に決まったようだ。生粋の日銀マンではない学者が日銀総裁に就任すると、現場感覚重視の黒田体制とは大きく変わっていくのかもしれない。評価は時期尚早だが、日銀総裁に必要なスキルとして植田氏
サラリーマン時代は年末調整で自動計算されるものと思われてきた税金、所得税。何もしなければ、配当をもらっても分離課税で20%ちょっと天引きされ、売買益にも20%ちょっとの分離課税が適用されてしまう。配当と売買益で300万円ある人には60万円強が税金として取
岸田首相の「聞く耳」は国民の声ではなく役人を見ている気がしてならない。刺激的な言葉やお題目ばかりが先行し、政策やその財源を含めて国民に理解されているとは思えない。政権発足直後に「新しい資本主義」と言い出し、次は「資産所得倍増」、「安保政策の大転換」そして
はっきり言って「人生は無駄遣い」の連続だった。人生65年、いろいろ無駄なことをやり、無駄なモノにおカネを使ってきたように思う。高齢期に入ると、何かモノを買う場合でも数年後にどうなっているか想像できるようになる。孫に玩具を買ってあげる時も、数年経ったらゴミ
米企業の決算はすべて終わったわけではないが、GAFAMの決算も終わり輪郭は見えてきている。各指数の1年先予想EPSを3か月前と比較して瞬間風速を計算してみた。各指数の1年後予想EPSの推移、%は3か月前変化率 NYDOW S&P50
織田信長というと、奇人変人、エキセントリック、突然キレる、神経質・・・というイメージがあるが、これは「鳴かぬなら殺してしまえ、ホトトギス」から来ているのかもしれない。本当の姿は分からないが、少なくとも「濃姫との夫婦愛」みたいなイメージは全くない。濃姫との
岸田政権が「ジョブ型」雇用を推進するという。この「ジョブ型」とは欧米流の人事制度で職種単位で採用から評価・処遇まで行われるもので、日本の会社に多い「総合職」とは大きな違いがある。筆者がいた運用会社は「ジョブ型」の人事制度を持ち、プロ選手みたいな「年俸制」
GPIFが2022年度第三四半期の運用状況を発表した。ポートフォリオ全体では今年度は7兆3252億円の損失だった。損失額自体はどうでもいいが、筆者はいくつかの点で非常に興味も持っていた。その点を確認してみよう。まず第一に信託銀行の継続売りがGPIFだったのかどう
東証改革以降の年間需給を見てみると、とても興味深い。需給表の中で価格に影響している投資家は、自社株買いを積極化させる事業法人、ヘッジファンドやトレーディング会社を含む海外投資家、トレーディングからNISA長期保有までする個人投資家、それと需給の相対取引を行う
昔ロンドン勤務だった頃、中心部のピカデリーサーカスに「三越ロンドン店」があった。役員さんたちが出張で来ると、高級店が立ち並ぶボンドストリートもあるのだが、日本語が通じる「三越」でお土産を買う。その買い方が大胆だったのでよく覚えている。役員「キミ、ネクタイ
過度な楽観を戒めるかもしれない、と思っていたが、今年最初のFOMCは無事通過した。しかも非常に印象深いFOMCとなった。FOMCのパウエル氏の会見、勝利宣言ではないが「やることはやった」宣言だったように感じた。過去1年間にFRBは75bp利上げ×4回、50bp利上げ
「オレオレ詐欺」「振り込め詐欺」「偽電話詐欺」特殊詐欺がどんどん拡大、ついに強盗殺人、海外から指示役が「金持ちリスト」を使って「闇バイト」を雇い実行するというパターンに進化した。その元になるのが「リスト」だという。企業から漏洩したリスト、高学歴の同窓生リ
令和臨調が「政府と日銀の新たな共同声明」という提言を行った。基本認識は納得できるもので、「過去10年の異次元緩和の検証」「持続的な成長に向けて財政・金融政策の一体改革」を提言した。政府のバラマキ政策で国債が大量発行され、それを日銀が大量購入して支え、バラ
電力ガス料金がどんどん上がり、日本の物価上昇の元凶になっている。おかしいのは米国でも欧州でも電力価格や天然ガス価格が下落し、消費者物価CPIのピーク感を醸し出しているのに、我が日本では引き続き電力ガス価格が引き上げられていることだ。というわけで、とりあえず、
猛烈なリターンリバーサルが米国市場で起きている。昨年ボロボロになった投資家の一発逆転、「リターンリバーサル」だ。BofAグローバルリサーチでは1週間の株式流入額が133億ドル=1兆7200億円に達し、また、債券にも同様に122億ドル=1兆5800億円も流入し
巨大な自動車会社、トヨタが社長の交代を発表した。創業家の豊田氏は「車屋の限界」だとして53歳の新社長に「モビリティ会社」への変身に託した。EVで完全に出遅れたのは豊田社長の責任ではないだろう。日本社会全体の問題だと思う。田舎と東京の両方で生活していると、日
八ケ岳の南麓に住んで丸6年を越えた。だんだんとここの気候に慣れてきたかもしれない。「空」を眺めて、なんとなく「雨が降りそう」とか「すぐに晴れそう」とか「霧が出そう」とか「雪になりそう」とか感じられるようになってきたからだ。冬の「空」は特徴的だ。八ケ岳連峰
日本電産は3Q決算で従来予想利益を1000億円下方修正した。その永守氏は会見で「前社長の負の遺産を今期処理し、構造改革費を計上した」と語った。構造改革費用って何?日産がルノー傘下に入り、カルロスゴーン氏が日産社長になった時、「構造改革費」を2000億円程度
創業家出身の元会長角川歴彦氏が起訴された事件で株式会社KADOKAWAが調査報告書を公開した。この報告書は第三者の中立的な立場で詳細に書かれていた。簡単にいうと、従来オリンピックのスポンサー料が一業種一社10億円だったが、出版ではKADOKAWAとL社の二社スポンサーが
今週は「最強寒波」が来ると盛んにニュースで解説している。特に東北や北海道が大雪になるという予想だが、首都圏でも気温が零下になり交通トラブルなどが懸念されている。八ケ岳では今「寒得(寒いほどお得になる)」キャンペーンをやっている。これは清里駅前にある温度計
注目の山梨県知事選で長崎知事が得票率60%と圧倒して再選された。これは「県民の資産を守る」という長崎氏が県民に支持されたといえる。もちろん一期目の「山梨モデル」コロナ対策などの実績評価もあるとは思うが・・・東京から電車で1~2時間、富士山、富士五湖、南ア
10年国債のYCC上限0.5%を巡る攻防は、とりあえずの所は日銀の勝利だった。ヘッジファンドは空売りを少しだけ戻し、10年利回りは現在0.4%台で推移している。それでも日銀の大量国債保有が市場を歪めているという見方も多い。黒田さんは会見で「何の問題もない」と
韓国尹大統領が徴用工問題の「財団肩代り」解決案を提示したが、韓国内は大モメ状態だ。この案は韓国内の寄付を財団が集め、徴用工の被害者に補償金を渡す案だが、市民団体が「親日的」だとして大反対している。この構図は「慰安婦最終合意」と全く同じだ。当時の朴槿恵大統
サウジアラビアのジッダで大雨が降り、洪水が起こっていると報道されている。中東地域は砂漠の国で大雨が降らないと思っていたが、最近は全く違うらしい。ニュース報道を拾っても多くヒットする。昨年6月のパキスタン洪水はヤバかった、なんと国土の三分の一が沈み、330
ファンドマネージャー(以下FM)「日銀は現状維持だったな。」セールス(以下S)「あの読売の誤報道はヒドかった。全国紙で日銀の政策転換を伝えたからな。」FM 「全くありえない誤報だ。でも、想定通りで安い株価で買えたからいかな。」S 「まあね。ありえない買い場だっ
日米株価の動きを見ていると、グローバル資金需給が日米のドル建て価格を決めているように見える。グローバル投資家のベンチマークはMSCI ACWI(オールカントリー・ワールドインデックス)であり、日本の株価もドル建てで評価されている。円ドル相場が大きく動いた2022年
政府は70歳までの雇用を進め、今や定年後も働くことは普通になった。でも働く理由はバラバラで必ずしも賃金を求めているだけではない。それでも岸田さんの「インフレ以上の賃上げ」、すべての働く人への賃上げを要請している。弁護士や会計士など士業の友人たちは定年がな
日本国内だけ見ていても現在の市場は理解しにくいだろう。ドイツDAX指数はウクライナの泥沼化の中、急騰に急騰を続け、21年高値16000ポイントまであと1000ポイントと近づいた。なぜドイツ株やフランス株などの欧州株が急騰しているのか?一時151円/ドルまで
ロンドンにあるジャズクラブ、RONNIE SCOTTSは「逃げ場」だった。突然のロンドン転勤、英国機関投資家向けの日本株セールスを始めた頃、仕事がうまく行かなくてムシャクシャすると逃げ込んだ「駆け込み寺」のような存在だった。何の知り合いもいなかったロンドンで新規顧客を
グローバル資金需給を読む時、「円」は資金を調達するファンディング通貨であることを忘れない方がいい。世界の主要国で一番低金利で安定してきたのは「円」だからだ。昨年強烈な円安が起こり10/21には151円/ドルという強烈な安値を付けた。昨年1月の115円/ドルから9
田舎暮らしをしていると何かと気になる事や腹立つ事が出てくる。最初はイラっとしたり、ギョッとしたりしたが、今ではけっこう適応できている。よくある事といえばよくある事だが・・・①国道を走っていると出くわす「慎重過ぎる危険運転」だ。田舎の国道は50キロ制限でも
米国インフレのピークアウトがだんだんと鮮明になってきている。FRBは今年前半も利上げを進め、政策金利は5%台前半まで上昇する予定だ。でもインフレピークアウト期待で米長期債市場はリバウンド(=長期金利の低下)に入り現在3.6%程度で推移している。結果、長短金利
東証の理事長・清田さんは「PBR1倍割れの企業がPBRを引き上げることで日本は復活する」と説く。これは完全に正しい。PBR1倍割れの上場企業が東証プライム市場の半分もある現在の状況は、日本経済の先細りを暗示しているだけだからだ。なぜ、こんな状況に日本は追い詰まられ
「ブログリーダー」を活用して、株山人さんをフォローしませんか?
ここ数年、中東は大きな構造的ともいえる変化が次々と起きている。最近のニュース・ヘッドラインを振り返ると・・・・シーア派の盟主イランとスンニ派の大御所サウジが、中国の仲裁で「歴史的な和解」をしたこと。・トランプが過激なガサ攻撃を行ったネタニヤフ・イスラエル
清里にも暖かさが戻ってきたある日、散歩の途中でひさしぶりに「田舎師匠」に会った。この「田舎師匠」は清里開拓者の家系で生まれ、学校卒業後に自衛隊に入隊、その後全国の駐屯地を転々とし退職してから甲府に住んでいる。清里にも親の自宅が残っていて、たまに来ては家を
野村証券・日足(3か月)三井住友銀行・日足(3か月)株価の動きだけで判断するのは自分のスタイルではない。チャートは好きだが、チャートの形に囚われることは嫌いだ。でも気になるのが、最近の大型株の日足チャート。直近の動きを大きく見るために、過去3か月の主要株
米国コアCPIとPPI上のグラフは米国のコアCPIとコアPPIを比べたグラフだが、CPIに比べてPPIの方が大きく、PPIの動きが先行指標となっている。注目点はコアPPIが今年1月をボトムの底入れした雰囲気があることだ。PPIのボトム、2015年や2020年を見ると、その後、コ
NASDAQのPERと米10年債利回り4月初の予想EPSは前年比でNASDAQ+32%、S&P500+11%、NYダウ+10%、ラッセル2000+11%と立ち上がってきた(下の一覧表参照)。昨年10月以降、米景気の堅調⇒業績上昇の期待で株価が上昇してきたが、その原動力はPERの
だんだんと事件の内容が公にされてきている。水原氏はLAの連邦裁判所に出廷し罪を認めている。大谷選手は被害者であると認定され訴追はされない。でも、なんか腑に落ちない。筆者は賭け事好きでロンドン駐在時には会社同僚とともによくカジノに出入りしていた。カジノは顧客
日米10年金利差とドル円相場米国CPIが前年比+3.5%とほんのちょっと高めに出ただけだが、ドル円は152円/ドルの抵抗水準を抜けつつある。今まで「円独歩安」を分析してきたことは・・・①ドルインデックスは昨年から横ばいで「ドル高局面」はすでに終わっている、で
テレビでは毎日毎日、たくさんの「便利グッズ」が紹介される。整理整頓に欠かせない「小物入れ」「整理のための棚や引き出し」など、整理整頓が苦手は視聴者に次々を紹介され、多くの視聴者が買っている。でもよく考えてみよう。どんなモノでも時間が経つと劣化して「ゴミ」
日本全国、いたるところにサクラの名所がある。我が家のある地域にもいくつかの名所がある、目黒川の川面を覆い尽くすサクラ、かむろ坂のサクラのトンネル、西小山から碑文谷神社のサクラ参道。目黒川のサクラは人でゴッタ返すので、あまり行かない。むしろ、目黒線の電車の
今年のグローバル市場を見ていて感じることは、米国株、特に大型成長株、GAFAやその他のIT株が高値圏で往来相場に入ると同時に、本来連動性が低いかゼロ相関であった「金価格」や「ビットコイン」が急上昇し、さらに景気懸念のあったドイツ株など欧州株が買われるという状
KKRが2021年に港湾のタンクを運営する、国内大手のセントラルタンク・ターミナルを500億円で買収した。セントラル・タンク・ターミナルは1966年設立で川崎・横浜・神戸などの港湾で化学タンクなどを運営している。KKRグループはタンク施設をカーブアウトし
現在の市場には違和感を感じている。それは実質金利が2%と高い中で、本来実質金利に逆に動く「成長株のPER」が同じように上昇し、金利を生まない資産である「金」が急上昇しているからだ。実質金利が高いということは、おカネを借りてモノに投資しても割が合わない。物価上
不動産含み益ランキング2024東洋経済から最新の不動産含み益ランキングが発表されている。第一位は丸の内の大家さん・三菱地所、第二位は住友不・・・以下、土地持ち企業が並んでいる。大手の不動産会社、JRや私鉄の電鉄会などは土地保有は本業でもあるし、土地の有効
日本郵船、日足高齢化した日本では高齢者を中心に配当投資や優待投資は人気の的だ。投資した現物株はいずれ相続に回されるだろうし、高齢者が「今」を楽しむためには配当であったり優待がいいというわけだろう。優待生活を「うらやましい!」と思う人も多いだろうけど、テレ
1980年代はそれまでの価値観が大きく変わった時代だった。そもそもの始まりは「インサイダー規制」だったと思う。たとえば、旅行で新幹線に乗っていて保有している会社の工場の火事を見たとする。東京駅に到着し、火災を起こした会社の株式を売却する・・・これが「イン
金価格と実質金利金価格が急上昇し、2300ドル/オンスの高値を付けている。将来のインフレ期待を示しているとか、世界の地政学が一段を不安定化しているとか、中国・インドなどの新興国で金投資が過熱しているとか・・・いろいろな理由が言われている。インフレ期待が背景
日本郵船、日足12か月配当落ち後の株価はどう動くのだろうか?配当=純利益×配当性向であり、配当を決める要因は、①純利益がどうなるか? ②会社の配当政策がどうなるか?の二つだ。そのうち配当政策はバタバタと変わるものではない。日本企業の配当性向は30%をメド
株式コメンテーターの中嶋健吉氏は言う、「賃金と物価の好循環が始まり、株式はバブル期の高値を30年ぶりに抜き新時代に入った。今までの割安/割高の感覚、移動平均からの乖離率などのテクニカル指標、これはもう通用しない。」不思議なのは、「テクニカル指標が通用しない
東京のインフレは加速化するかもしれない。東京都区部CPI(前年比)を分解すると・・・ 3月 2月総合CPI +2.6% +2.5%除く生鮮 +2.4% +2.5%除くエネ +2.9% +3.1%食品 +4.9% +4.7%・・
円の実質実効為替レート3/30にテレビで野口悠紀雄先生と株の評論家武者さんの討論が放映されていた。ある意味、非常に興味深い討論だった。野口先生の主張は・・・①円安では日本経済は復活しない、ゆるやかな円高の中で競争力を上げることで復活できる。②円の実質実効レ
最近のニュースでは不動産ファンドの解約増加に関するものが多い。ニュースフローを確認すると・・・・ブラックロックのUKプロパティ・ファンド(資産35億ポンド)に解約請求が急増し解約を保留したという。・英国の運用会社M&Gのオープンエンド型の不動産ファンド(資産4
米国のCRE(コマーシャル・リアル・エステート、商業不動産)について弱気の見方が増えている。これだけ米金利が上昇すれば、借入金の多い不動産業界は苦戦をすると誰でも思いつく。しかも昨年からのインフレの高騰で不動産賃料も上昇しているので、多くの人たちは高い賃料を
NHKで「清里再生プロジェクト」を放映していた。あるデザイナーが清里に移住し地元の人たちを協力して駅前の廃墟ビルを再生していくというストーリーだ。80年代の清里はブームに沸き返り、駅前は原宿並みの人込みだったという。当時の女性向け雑誌が次々と特集し、バブル時
十分な睡眠が取れてますか?安眠対策はしてますか?世の中にはいろいろな睡眠情報が広がっている。快眠用の枕、入眠角度を最適にするベッド、スポーツ選手が進める睡眠姿勢を支えるトゥルースリーパー、各種安眠サプリや、村神様の勧めるヤクルト1000・・・睡眠ビジネス
証券セールスとファンドマネジャーの想像上の会話を楽しむ。証券セールス(以下、S): FRBが今年末から米景気後退が始まると言い出したが、どう思う?ファンドマネージャー(以下、F): 景気後退期に入っても不思議はないけど、株式市場だけでなく、金相場もビット
昔、ロンドンで日本株営業をしている頃、スイスのプライベートバンクの話を聞いた。欧州地域の金持ちは基本的に貴族の流れを組む人たちで、エステートと呼ぶ広大な土地、お城やお城のような館、広大な農地と小作人など持っている。スイス・プライベートバンクの顧客はこうし
チャットGPTの日本語バージョンが賛否両論を巻き込んでいる。オープンAIの社長が来日し岸田「聞く耳」首相と会談したという。ここ十数年の技術進歩でAIはすでに人類の知能を上回っている可能性がある。チェスの世界チャンピオンがAIに負けたのはもう25年も前の話
そろそろ米企業の1-3月期決算が発表される。この1Q/2023の決算は、銀行不安もあり不動産懸念もある高金利下での企業決算となる。なんとなく事前には警戒感が漂っているような気がする。でも単純に米企業EPSの瞬間風速(3か月変化)を追うと、昨年10-12月期
東京では虫が地中から這い出る「啓蟄」からどんどん温かくなり、虫や樹木の活動も活発になる。でも標高の高い地域では3月はまだまだ氷点下の気温になり、野原の「土」や池の「水」は凍っている。当然ながら虫も植物も眠っている状態だ。それが春のお彼岸を過ぎ、4月上旬に
経営破たんに追い込まれたクレディスイス(以下CS)を買収するUBS。債券投資家がゼロ価値になり、株式投資家が助かるというありえない決着など、問題点が指摘されながらも「too big to fail=大き過ぎてつぶせない」でグローバルな銀行システムを守るという配慮が優先さ
標高1200メートルの高原ではまだ桜はつぼみで開花まで行っていない。もちろん500メートル程低い北杜市の高根町あたりでは今満開になっている。この標高ではソメイヨシノは育たたず、寒さに強い山桜が植えられていたり、山桜が普通に自生している場所もある。だいたい
3月の米雇用統計は驚きのない数字だった。金融界のリストラで雇用が減少するという懸念はまだ表面化していない。非農業雇用者数は20万台で推移、失業率も3.4%、安定した労働市場が続いている。仕事がタップリあり、賃金も4%で伸びていれば、FRBの高金利下でも一般人
大河ドラマのように主人公の半生を描くような長い物語の場合、時間の経過とともに主人公が成長し、出世し立場も変わり、人の考え方も変わっていく。その時間的な変化を演技力で表現していくことが、役者の存在感を示すチャンスであり醍醐味なのだろう。昨年の大河ドラマで北
60歳から平均寿命の80歳台までの老後の期間、多くの人たちは人生最後の20年間をどう過ごすか考えてきただろう。老後を釣りやゴルフなどの趣味三昧で過ごす、国内や海外の名所旧跡を巡り旅をする、パッチワークや刺しゅうなどの趣味に使う、囲碁や将棋を極めてたい・・
青線:業況判断DI(大企業、製造業) 赤線:雇用人員DI(大企業、製造業) 網掛け:景気後退期日銀短観が発表されたが、特に市場は反応していない。数字としては多くの人たちの想像できた範囲であり、投資家の関心が低かった。でも筆者にはすごく引っ掛かる数字(すべて大
インフレのピーク感が一段と強まったが、銀行システム不安が拡大しファンダメンタルの悪化懸念が増幅している。2月CPIの前年比は総合で+6%、コアで∔5.5%だが、この3か月、伸び率は5%前後に収れんし、インフレ警戒感は一巡してきている。①賃金上昇も横ばい状
積年不満⑤強い不満と怒り△✖✖✖✖④不満と怒り〇△✖✖✖③強い不満〇〇△✖✖②やや不満〇〇〇△✖①不満なし〇〇〇〇△①年金・財産なし②年金少額③年金④年金+財産⑤年金+自宅経済条件今回は熟年離婚の経済学の後半、熟年離婚のもう一つのファクター経済的条件につい
群集した桜の名所も美しいが、一本木だけで咲き誇る「桜の巨木」も魅力を感じる。日本全国にある桜の名所では数百本とか千本の桜を見事に咲いている。でも、一本木で咲く巨木は時代を越えて生き残っている力強さがある。上の桜の巨木は近所の住宅に生えているものだが、幹の
積年不満⑤強い不満と怒り△✖✖✖✖④不満と怒り〇△✖✖✖③強い不満〇〇△✖✖②やや不満〇〇〇△✖①不満なし〇〇〇〇△①年金・財産なし②年金少額③年金④年金+財産⑤年金+自宅経済条件熟年離婚の経済学、経済学的な考え方で熟年離婚の可能性を考える。前回は基
3月のシリコンバレー銀行破たんからのドタバタは収束してきているように見えるが、中小銀行のシステム変調は複雑に影響している。報道されているニュースフローを拾ってみた。・3月9日から15日の1週間で米国の中小銀行の預金は1,199億ドル(約15.5兆円)減少した。・中小銀